JP4821394B2 - 半導体素子駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号に応じて、電圧駆動型の半導体素子に駆動信号を出力する駆動回路に関する。
図5は、大電力用パワーMOSFETを駆動する回路の従来構成例を示すものである。ソースがグランドに接続される2つのNチャネルMOSFET1,2は、両者のゲートが共通に接続されており、そのゲートには、外部より駆動制御信号VINが与えられるようになっている。FET1のドレインは、NPNトランジスタ3のエミッタ,及び抵抗4を介してグランドに接続されていると共に、NPNトランジスタ5のベースに接続されている。一方、FET2のドレインは、抵抗6を介して電源VBに接続されていると共に、トランジスタ3のベースに接続されている。
トランジスタ3のコレクタは、抵抗7を介して電源VBに接続されていると共に、トランジスタ8のベースに接続されている。トランジスタ8のコレクタは電源VBに接続されており、エミッタは、抵抗素子9を介してトランジスタ5のコレクタに接続されている。そして、トランジスタ8のエミッタは出力端子10となっており、その出力端子10は、ツェナーダイオード11を介して電源に接続されていると共に、PチャネルのパワーMOSFET12のゲートに接続されている。FET12のソースは電源VBに接続されており、ドレインは負荷13を介してグランドに接続されている(ハイサイド駆動)。尚、負荷13は、例えばDCモータ,ソレノイド,ランプなどである。
上記のように構成されるゲート駆動回路14においては、駆動制御信号VINがロウレベルの場合、FET1及び2はOFFするのでトランジスタ3及び5がONする。そして、トランジスタ8はOFFするのでFET12のゲートはロウレベルとなり、FET12はONして負荷13が通電される。一方、駆動制御信号VINがハイレベルの場合は各素子のON,OFFが逆になり、FET12はOFFして負荷13に対する通電は停止される。
また、図6は、FET12に替えてNチャネルのパワーMOSFET15を駆動するゲート駆動回路16を示す。この場合、電源VBとグランドとの間には負荷13及びFET15の直列回路が接続されており、FET15のゲートはトランジスタ5のコレクタ側に接続されている(ロウサイド駆動)。また、ツェナーダイオード11は、FET15のゲートとグランドとの間に接続されている。そして、ゲート駆動回路16においては、駆動制御信号VINがロウレベルの場合にFET15はOFFし、駆動制御信号VINがハイレベルの場合にFET15はONする。
尚、特許文献1には図5又は図6と類似した構成のゲート駆動装置が開示されている。
特開平7−111446号公報
ここで、ゲート駆動回路14,16の出力段に配置されているツェナーダイオード11は、FET12,15のゲートに過大な電圧が印加されることを防止するものである。そのため、出力段には電流制限用の抵抗素子9も挿入しており、ツェナーダイオード11を介して流れる電流を制限している。従って、FET12,15を駆動するスイッチング周波数が高くなると、抵抗素子9によりFET12,15のゲート−ソース間電圧波形に鈍りが生じるようになり、高速で駆動することができなくなるという問題があった。
即ち、図7,図8には、図5に示すゲート駆動回路14について、抵抗素子9(R2)の抵抗値を180Ωに設定した場合と、2kΩに設定した場合との電流,電圧波形を示す。図7に示す抵抗値が180Ωの場合、トランジスタ5(Q2)を介して流れる電流は30mA程度であるのに対して、図8に示す抵抗値が2kΩの場合、電流は4mA程度まで抑えることができる((a)参照)。しかしこの場合、FET12のゲート電圧の立下りに鈍りが生じていることが判る((b)参照)。
また、特許文献1は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を駆動する装置において、IGBTのゲートとゲート駆動装置の電源との間にダイオード又はコンデンサを挿入することで、IGBTをスイッチングする場合、帰還容量の充放電電流を電源側にバイパスさせるようにしたものである。
しかしながら、特許文献1の構成は、バイパスダイオードによりIGBTの誤動作(発振)を防止すると共に、ゲート電圧をクランプして電流の増大を抑制することが目的である。従って、上述した用に出力電流の抑制と高速スイッチングとの両立を課題とするものに対して適用を試みたとしても、その解決を図ることはできない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力電流の増加を抑制すると共に、大電力用の半導体素子をより高速にスイッチングできる駆動回路を提供することにある。
請求項1記載の半導体素子駆動回路によれば、出力段が2つの半導体素子を直列接続して構成され、両者の共通接続点に駆動対象となる半導体素子が接続される場合に、電流抑制手段は、出力端子が、2つの半導体素子の何れか一方の入力端子に接続されており、駆動対象素子に対する印電圧が当該素子の導通レベルを超えて制限レベルまで変化すると、出力段を構成する半導体素子を直接制御することで、当該素子を介して流れる出力電流を抑制するように動作する。
従って、出力段に電流制限用の抵抗素子を配置せずとも出力電流を制限することができる。尚、ここでの「出力電流」は、半導体素子駆動回路から見てソース,シンクとなる何れの電流も含むものとする。また、電流抑制手段は、駆動対象素子への印電圧が導通レベルを超えてから制限レベルに達するまでの間は電流抑制動作を行なわないので、その印加電圧範囲内では駆動対象素子を高速にスイッチングすることができる。
請求項2記載の半導体素子駆動回路によれば、駆動対象素子がNチャネルMOSFETである場合、電流抑制手段は、FETに対する印電圧が制限レベルまで変化すると、バイアス回路が、出力段を構成する電源側半導体素子の入力端子とグランドとの間に接続される電流抑制用トランジスタを導通させる。すると、電源側半導体素子に入力される電流は電流抑制用トランジスタを介してグランドにバイパスされて減少するので、駆動回路の出力電流が増加することを抑制できる。
請求項3記載の半導体素子駆動回路によれば、上記電流抑制手段は、2つの半導体素子の共通接続点,即ち、駆動回路の出力端子とグランドとの間に接続され、FETに対する印電圧を制限レベルにクランプするクランプ回路としても機能する。従って、駆動対象のFETを介して流れる駆動電流を抑制するため印加電圧をクランプする必要がある場合には、回路構成をより簡単にすることができる。
請求項4記載の半導体素子駆動回路によれば、クランプ回路は、電流抑制用トランジスタが導通状態となった場合に、当該素子の入出力端子間に発生する定電圧を利用してクランプ動作を行うので、電流抑制機能と電圧クランプ機能との双方をなす回路をより効率的に構成することができる。
請求項5記載の半導体素子駆動回路によれば、駆動対象素子に対する印加電圧レベルが上昇するのに応じて、出力端子より抵抗素子を介して流れる電流量は増加する。そして、抵抗素子の端子電圧がある程度上昇すると、電流抑制用トランジスタが導通して出力電流は抑制される。また、この時トランジスタの入出力端子間には定電圧が発生するので、電圧クランプ機能に寄与することになる。
請求項6記載の半導体素子駆動回路によれば、電流抑制用トランジスタの入力端子とグランドとの間に、上記定電圧よりも高く設定されるツェナー電圧のツェナーダイオードを接続するので、当該ツェナーダイオードによって電流抑制用トランジスタを過電圧より保護することができる。
請求項7記載の半導体素子駆動回路によれば、FETとグランドとの間に、制限レベルよりも高く設定されるツェナー電圧のツェナーダイオードを接続するので、当該ツェナーダイオードによってFETを過電圧より保護することができる。
請求項8記載の半導体素子駆動回路によれば、駆動対象素子がPチャネルMOSFETである場合、電流抑制手段は、FETに対する印電圧が制限レベルまで変化すると、バイアス回路が、電源と出力段を構成するグランド側半導体素子の入力端子との間に接続される電流抑制用トランジスタを導通させる。すると、グランド側半導体素子に入力される電流は電流抑制用トランジスタを介してグランドにバイパスされて減少するので、駆動回路の出力電流が増加することを抑制できる。
請求項9記載の半導体素子駆動回路によれば、印電圧が制限レベルまで変化すると、バイアス回路を構成するトリガトランジスタが導通して、電流制御用トランジスタを含んで構成されるカレントミラー回路にベース電流を供給する。それにより、電流制御用トランジスタを導通させてグランド側半導体素子に入力される電流を減少させることができる。
請求項10〜14記載の半導体素子駆動回路によれば、駆動対象素子がPチャネルMOSFETである場合について請求項3〜7記載の発明と同様の効果を得ることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の半導体素子駆動回路を、駆動対象素子としてPチャネルMOSFETに適用した場合の第1実施例について図1及び図2を参照して説明する。尚、図5と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。本実施例のゲート駆動回路21は、図5に示すゲート駆動回路14より抵抗素子9を削除している。そして、電源VBと出力端子10との間には、抵抗素子22,ダイオード23,ツェナーダイオード24の直列回路が接続されており、抵抗素子22にはツェナーダイオード25が並列に接続されている。
また、電源VBとグランドとの間には、PチャネルMOSFET26(トリガトランジスタ)及びNチャネルMOSFET27の直列回路が接続されており、FET26のゲートは、ダイオード23のアノードに接続されている。NチャネルMOSFET28(電流抑制用トランジスタ)は、FET27とミラー対,即ち、カレントミラー回路29を構成しており、両者のゲートはFET27のドレインに共通に接続されている。そして、FET28のドレインは、トランジスタ5のベースに接続されている。また、FET27及び28のゲートとグランドとの間には、ツェナーダイオード30が接続されている。尚、ツェナーダイオード25,30は、夫々FET26,FET27及び28の保護用として配置されている。
また、以上の構成において、抵抗素子22,ダイオード23,ツェナーダイオード24及びFET26を加えたものがクランプ回路45を構成しており、そのクランプ回路45にFET27を加えたものがバイアス回路46を構成している。更に、バイアス回路46にFET28を加えたものが電流抑制手段47を構成している。
次に、本実施例の作用について説明する。先ず、駆動制御信号VINがロウレベルでFET12(駆動対象素子)をONさせる際に、FET26がONとなるゲート駆動回路21の出力電圧Voutの条件を考える。抵抗素子22の抵抗値をR1,ダイオード23の順方向電圧をVD1,ツェナーダイオード24のツェナー電圧をVZ1,FET26のしきい値電圧をVT1とし、抵抗素子22を介して流れる電流をIとする。
この時、FET26がONする条件は、R1・I>VT1であり、
VB−R1・I=Vout+VZ1+VD1 ・・・(1)
の関係が成り立つ。従って、
R・I=VB−(Vout+VZ1+VD1) ・・・(2)
であるから、
VB−(Vout+VZ1+VD1)>VT1 ・・・(3)
を満たす出力電圧Voutは、
Vout<VB−(VZ1+VD1+VT1) ・・・(4)
となる。具体数値例として、VB=15V,VD1=0.7(V),VZ1=5(V),VT=1.8(V)を与えると、
Vout<15−(5+0.7+1.8)=7.5(V)
となる。従って、出力電圧Voutが7.5V(制限レベル)を下回ると、FET26がONするようになる。尚、ダイオード23は、FET12のゲート−ソース間電圧Vgsを調整するために配置されている。
FET26がONすると、カレントミラー回路29にベース電流が供給されて動作するので、FET28がトランジスタ5のベース電流を減少させる。即ち、ツェナーダイオード11のツェナー電圧VZ2=8(V)程度に設定しておけば、FET12のゲート−ソース間電圧Vgsを7.5Vにクランプした状態で、ゲート駆動回路21の出力電流の増加が抑制されることになる。また、ツェナーダイオード25のツェナー電圧は、FET26のしきい値電圧VT1を若干上回るように、例えば2.5V程度に設定すれば良い。
ここで、図2には、(a)ゲート駆動回路21の出力電流(トランジスタ5のコレクタ電流)と、(b)FET12のゲート信号波形とを示す。出力電流は3mA程度に抑制されていると共に、ゲート信号波形の立下りには図8(b)に示したような鈍りが発生していない。従って、電流消費を抑制しつつ、FET12を高速でスイッチングすることが可能となっているのは明らかである。
以上のように本実施例によれば、ゲート駆動回路21において、電流抑制手段47は、FET12に対する印電圧が当該素子の導通レベルを超えて制限レベルまで変化すると、出力段を構成するトランジスタ5(グランド側半導体素子)のベース電流を減少させるように制御することで、トランジスタ5を介して流れる出力電流(シンク電流)を抑制するようにした。具体的には、FET12に印するゲート電圧が制限レベルまで変化するとバイアス回路46がFET28を導通させて、トランジスタ5のベース電流を減少させる。
従って、出力段に電流制限用の抵抗素子9を配置せずとも、ゲート駆動回路21の出力電流を制限することができる。そして、電流抑制手段47は、FET12に印するゲート電圧が導通レベルを超えてから制限レベルに達するまでの間は電流抑制動作を行なわないので、その印加電圧範囲内ではFET12を高速にスイッチングさせることができる。
また、電流抑制手段47は、FET12に印するゲート電圧を制限レベルにクランプするクランプ回路45としても機能するので、FET12を介して流れる駆動電流を抑制するため印加電圧をクランプする必要がある場合には、回路構成をより簡単にすることができる。そして、クランプ回路45は、出力電圧(ゲート電圧)レベルが低下するのに応じて、抵抗素子22を介して流れる電流量を増加させ、その端子電圧が上昇する過程でFET26を導通させて、当該素子のゲート−ソース間(入出力端子間)に発生する定電圧VT1を利用してクランプ動作を行うので、電流抑制機能と電圧クランプ機能との双方をなす回路をより効率的に構成することができる。
更に、本実施例によれば、FET26のソース−ゲート間,FET27のゲート−ソース間に、ツェナーダイオード25,30を接続したので、FET26,27を過電圧より保護することができる。
(第2実施例)
図3は本実施例の第2実施例を示すものであり、図6と異なる部分について説明する。第2実施例のゲート駆動回路31は、図6に示すゲート駆動回路16よりやはり抵抗素子9を削除している。そして、出力端子10とグランドとの間には、ダイオード32,ツェナーダイオード33,抵抗素子34の直列回路が接続されており、抵抗素子34にはツェナーダイオード35が並列に接続されている。また、ツェナーダイオード33のアノードには、NチャネルMOSFET36(電流抑制用トランジスタ)のゲートが接続されており、FET36のドレインはトランジスタ8のベースに、ソースはグランドに接続されている。
尚、以上の構成において、ダイオード32,ツェナーダイオード33及び抵抗素子34はバイアス回路37を構成しており、そのバイアス回路37にFET36を加えたものがクランプ回路(電流抑制手段)38を構成している。
次に、第2実施例の作用について説明する。FET36がONする場合の、ゲート駆動回路31の出力電圧Voutの条件を考える。ダイオード32の順方向電圧をVD2,ツェナーダイオード33のツェナー電圧をVZ3,抵抗素子34の抵抗値をR2,FET36のしきい値電圧をVT2とし、抵抗素子34を介して流れる電流をIとする。
この時、FET36がONする条件は、R2・I>VT2であり、
R2・I=Vout−VD2−VZ3 ・・・(5)
であるから、
Vout−VD2−VZ3>VT2 ・・・(6)
を満たす出力電圧Voutは、
Vout>VD2+VZ3+VT2 ・・・(7)
となる。具体数値例として、VD2=0.7(V),VZ3=5(V),VT2=1.8(V)を与えると、
Vout>0.7+5+1.8=7.5(V)
となる。従って、この場合もツェナーダイオード11のツェナー電圧VZ2=8(V)程度に設定しておけば、出力電圧Voutが7.5Vを超えるとFET36がONするようになる。FET36がONすると、トランジスタ8(電源側半導体素子)に流れるベース電流が減少するので、ゲート駆動回路31の出力電流(ソース電流)の増加が抑制されることになる。
以上のように第2実施例によれば、駆動対象素子をPチャネルMOSFET15とした場合、ゲート駆動回路31において、電流抑制手段としてのクランプ回路38は、FET15に対する印電圧が当該素子の導通レベルを超えて制限レベルまで変化すると、出力段を構成するトランジスタ8のベース電流を減少させるように制御することで、トランジスタ8を介して流れる出力電流を抑制するようにした。具体的には、FET15に印するゲート電圧が制限レベルまで変化するとバイアス回路37がFET36を導通させて、トランジスタ8のベース電流を減少させる。従って、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
この場合、クランプ回路38は、出力電圧(ゲート電圧)レベルが上昇するのに応じて、抵抗素子34を介して流れる電流量を増加させ、その端子電圧が上昇する過程でFET36を導通させて、当該素子のゲート−ソース間(入出力端子間)に発生する定電圧VT2を利用してクランプ動作を行うので、電流抑制機能と電圧クランプ機能との双方をなす回路をより効率的に構成することができる。
(第3実施例)
図4は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第3実施例のゲート駆動回路41は、第1実施例のゲート駆動回路21におけるトランジスタ5をNチャネルMOSFET42(グランド側半導体素子)に置き換えたもので、その他の構成は第1実施例と同様である。
次に、第3実施例の作用について説明する。基本的な動作は第1実施例と同様であり、
駆動制御信号VINがロウレベルでFET12をONさせる際に、出力電圧Voutが(4)式の条件を満たすとFET26がONとなる。すると、カレントミラー回路29が動作して、抵抗素子4に流入しようとする電流の一部をFET28が引くため、FET42のゲート電位は低下する。従って、ゲート駆動回路21の出力電流は低下するように作用する。以上のように構成される第3実施例による場合も、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
ダイオード23,32は必要に応じて挿入すれば良い。また、駆動対象素子の入力端子に印加する電圧を適宜調整するため、2個以上挿入しても良い。更に、ツェナーダイオード24,33のツェナー電圧も適宜変更すれば良い。
保護用のツェナーダイオード11,25,30,35についても、必要に応じて接続すれば良い。
バイアス回路とクランプ回路とを、夫々独立に構成しても良い。
駆動対象素子を、IGBTとしても良い。
その他、駆動回路を構成する素子を、適宜MOSFET,バイポーラトランジスタに置き換えて構成しても良い。
本発明の半導体素子駆動回路を、PチャネルMOSFETに適用した場合の第1実施例であり、ゲート駆動回路の構成を示す図 (a)はゲート駆動回路の出力電流、(b)は駆動対象FETのゲート信号波形を示す図 本発明をNチャネルMOSFETに適用した場合の第2実施例を示す図1相当図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 従来技術を示す図1相当図 図3相当図 図2相当図(R2=180Ωの場合) 図2相当図(R2=2kΩの場合)
符号の説明
図面中、5,8はNPNトランジスタ(グランド側,電源側半導体素子)、12はPチャネルMOSFET(駆動対象素子)、15はNチャネルMOSFET(駆動対象素子)、21はゲート駆動回路(半導体素子駆動回路)、22は抵抗素子、25はツェナーダイオード、26はPチャネルMOSFET(トリガトランジスタ)、28はNチャネルMOSFET(電流抑制用トランジスタ)、29はカレントミラー回路、30はツェナーダイオード、31はゲート駆動回路(半導体素子駆動回路)、34は抵抗素子、35はツェナーダイオード、36はNチャネルMOSFET(電流抑制用トランジスタ)、37はバイアス回路、38はクランプ回路(電流抑制手段)、45はクランプ回路、46はバイアス回路、47は電流抑制手段を示す。

Claims (14)

  1. 入力信号に応じて、電圧駆動型の半導体素子に駆動信号を出力する駆動回路において、
    出力段が、2つの半導体素子を直列接続して構成されており、両者の共通接続点に駆動対象となる半導体素子が接続され、
    前記駆動対象素子に印する電圧が、当該素子を導通させるレベルを所定電圧分超えた制限レベルまで変化すると、前記2つの半導体素子の何れか一方を介して流れる出力電流を抑制するように、前記一方の半導体素子を制御する電流抑制手段を備え
    前記電流抑制手段の出力端子は、前記2つの半導体素子の何れか一方の入力端子に接続されていることを特徴とする半導体素子駆動回路。
  2. 前記駆動対象素子がNチャネルMOSFETである場合に、
    前記電流抑制手段は、
    出力端子の一方が、前記2つの半導体素子のうち電源側に接続されている方の入力端子に接続され、出力端子の他方がグランドに接続される電流抑制用トランジスタと、
    前記FETに対する印電圧が前記制限レベルまで変化すると、前記電流抑制用トランジスタを導通させるバイアス回路とで構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体素子駆動回路。
  3. 前記前記電流抑制手段は、前記2つの半導体素子の共通接続点とグランドとの間に接続され、前記FETに対する印電圧を、前記制限レベルにクランプするクランプ回路としても機能するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体素子駆動回路。
  4. 前記クランプ回路は、前記電流抑制用トランジスタが導通状態となった場合に当該素子の入出力端子間に発生する定電圧を利用してクランプ動作を行うことを特徴とする請求項3記載の半導体素子駆動回路。
  5. 前記クランプ回路は、前記電流抑制用トランジスタの入力端子とグランドとの間に接続される抵抗素子を備えることを特徴とする請求項4記載の半導体素子駆動回路。
  6. 前記電流抑制用トランジスタの入力端子とグランドとの間に、当該トランジスタが発生する定電圧よりも高いツェナー電圧のツェナーダイオードを接続したことを特徴とする請求項4又は5記載の半導体素子駆動回路。
  7. 前記FETとグランドとの間に、前記制限レベルよりも高いツェナー電圧のツェナーダイオードを接続したことを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の半導体素子駆動回路。
  8. 前記駆動対象素子がPチャネルMOSFETである場合に、
    前記電流抑制手段は、
    前記2つの半導体素子のうちグランド側に接続されている方の入力端子とグランドとの間に接続される電流制御用トランジスタと、
    前記FETに対する印電圧が前記制限レベルまで変化すると、前記電流抑制用トランジスタを導通させるバイアス回路とで構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体素子駆動回路。
  9. 前記バイアス回路は、
    前記電流制御用トランジスタとミラー対を構成するカレントミラー回路と、
    電圧が前記制限レベルまで変化すると、前記カレントミラー回路にベース電流を供給するトリガトランジスタとを備えることを特徴とする請求項8記載の半導体素子駆動回路。
  10. 前記前記電流抑制手段は、電源と前記2つの半導体素子の共通接続点との間に接続され、前記FETに対する印電圧を、前記制限レベルにクランプするクランプ回路としても機能するように構成されていることを特徴とする請求項9記載の半導体素子駆動回路。
  11. 前記クランプ回路は、前記トリガトランジスタが導通状態となった場合に当該素子の入出力端子間に発生する定電圧を利用してクランプ動作を行うことを特徴とする請求項10記載の半導体素子駆動回路。
  12. 前記クランプ回路は、電源と前記トリガトランジスタとの間に接続される抵抗素子を備えることを特徴とする請求項11記載の半導体素子駆動回路。
  13. 電源と前記トリガトランジスタの入力端子とグランドとの間に、当該トランジスタが発生する定電圧よりも高いツェナー電圧のツェナーダイオードを接続したことを特徴とする請求項11又は12記載の半導体素子駆動回路。
  14. 電源と前記FETとの間に、前記制限レベルよりも高いツェナー電圧のツェナーダイオードを接続したことを特徴とする請求項8乃至13の何れかに記載の半導体素子駆動回路。
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