JP4817807B2 - ロータリーカシメ機、ロータリーカシメ方法 - Google Patents
ロータリーカシメ機、ロータリーカシメ方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4817807B2 JP4817807B2 JP2005322738A JP2005322738A JP4817807B2 JP 4817807 B2 JP4817807 B2 JP 4817807B2 JP 2005322738 A JP2005322738 A JP 2005322738A JP 2005322738 A JP2005322738 A JP 2005322738A JP 4817807 B2 JP4817807 B2 JP 4817807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rivet
- rotary
- swing
- caulking
- workpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
詳しくは、リベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着するロータリーカシメ機とロータリーカシメ方法に関する。
特開平7−100575号公報(特許文献1)には、リベット上端面のワーク面からの突出量に応じて成形用工具の下降量を調整することにより、上記のバラツキによる出来不出来に対処するようにした技術が開示されている。
即ち、リベット上端面のワーク上面からの突出量に応じて成形用工具の下降量を調整したとしても、リベットの硬さにバラツキがあると、リベットの軸がカシメ時の圧力で径方向に拡がる量にバラツキが生ずる。リベットが軟らか過ぎる場合、リベットの軸がカシメ時の圧力で径方向に拡がって太くなり過ぎ、結果、リベット軸の周面がワークの貫通孔内壁に強く圧接するようになる。
したがって、カシメ加工が、リベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着することを目的とする場合には、揺動に不具合が生ずることとなる。
また、特許文献1に記載の技術では、リベットの軸に段部が有り、例えば、下側の径が相対的に太く、上側の径が相対的に細い場合に於いて、リベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着することを目的とする場合には、下側の太い径の部分が上側の細い径の部分によって更に強く圧迫される結果、軸方向に更に潰れ易くなって太い径の部分の軸方向の長さが更に短くなるため、2枚のワークの摺動が更に困難となる。
本発明は、リベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着することを企図するカシメ加工に於いて、リベット上端面のワーク上面からの突出量にバラツキが有るばかりでなく、リベットの硬さにバラツキが有る場合でも、更にはリベットの径が上側と下側の部分で異なる場合でも、良好な締着を行い得るようにすることを目的とする。
[1]構成1:
テーブル上に重ねて載置した2枚のワークの貫通孔に挿通して成るリベットの上端面にロータリーパンチを圧接して回転させることによりリベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着するロータリーカシメ機であって、
一定速度に回転制御されるモータと、
前記モータの回転力を2枚のワークの中の下側のワークに伝達してリベットを軸として揺動させる揺動機構と、
下側のワークの揺動に要する力が所定値に達するとロータリーパンチをリベットの上端面から離隔させる統括制御手段と、
を有することを特徴とするロータリーカシメ機。
[2]構成2:
構成1に於いて、
前記統括制御手段は、下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを前記モータの入力電圧に基づいて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ機。
[3]構成3:
構成1に於いて、
前記統括制御手段は、下側のワークの揺動に要する力を揺動の方向が反転する各反転位置にて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ機。
テーブル上に重ねて載置した2枚のワークの貫通孔に挿通して成るリベットの上端面にロータリーパンチを圧接して回転させることによりリベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着するロータリーカシメ方法であって、
一定速度に回転制御されているモータの回転力を2枚のワークの中の下側のワークに伝達してリベットを軸として揺動させ、
下側のワークの揺動に要する力が所定値に達するとロータリーパンチをリベットの上端面から離隔させる、
ことを特徴とするロータリーカシメ方法。
[5]構成5:
構成4に於いて、
下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを前記モータの入力電圧に基づいて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ方法。
[6]構成6:
構成4に於いて、
下側のワークの揺動に要する力を揺動の方向が反転する各反転位置にて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ方法。
構成2は、構成1に於いて、前記統括制御手段は下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを前記モータの入力電圧に基づいて検出するロータリーカシメ機であるため、構成1が奏する作用効果に加えて、さらに、下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを検出する良好な手法を提供することができる。
構成3は、構成1に於いて、前記統括制御手段は下側のワークの揺動に要する力を揺動の方向が反転する各反転位置にて検出するロータリーカシメ機であるため、構成1が奏する作用効果に加えて、さらに、下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを検出する良好なタイミングを規定することができる。
図1は、実施の形態のロータリーカシメ機の制御部の構成を示すブロック図である。図2は図1のロータリーカシメ機を示す模式図であり、(a)はカシメ加工前、(b)はカシメ加工時を示す。また、(c)は(b)の矢視C図である。図3は図1の統括制御10の制御手順を示すフローチャートである。
また、本例では、ワークW1とワークW2として、自動車用シートを上下させる機構の構成要素であるロアアームとリフターリンクを想定している。ここで、自動車用シートを上下させる機構とは、車両床面側のロアアームにリベットで軸支されたリフターリングが該リベットを揺動の軸として揺動することにより、該リフターリンクの他端側にて支持しているシートを上昇/下降させる機構である。この機構では、リベットの軸の径が、ロアアームの部分に対応する上側で相対的に細く、リフターリンクの部分に対応する下側で相対的に太い。このため、もし、従来のロータリーカシメ機で加工を行なうと、リベットが軟質の場合には下側の部分の軸方向の長さが更に大きく潰れ易くなり、加工後に、ロアアームとリフターリンクの揺動に不具合が生じ易くなるが、本装置では、そのような不具合は防止される。
カシメ機構23とカシメ駆動制御21としては、公知のロータリーカシメ機の構成を採用できるため、これ以上の説明は省略する。
図示のように、テーブル50上の所定位置にワークW1,W2,W0ががセットされると(S01でYES)、カシメ駆動制御21に対して、ピストン233の下降制御と、ロータリーカシメユニット232によるロータリーパンチ230の回転制御と、の開始を指令する(S11)。なお、下降制御や回転制御の精密なタイミングは、カシメ駆動制御21によって公知の手順で制御される。
また、入力電圧検出36から入力される電圧値の監視を開始する(S15)。
以下、ステップS01に戻り、次のワークの制御に備える。
21 カシメ駆動制御
23 カシメ機構
230 ロータリーパンチ
231 成形用工具
232 ロータリーカシメユニット
233 ピストン
30 サーボ制御
32 モータ
34 揺動機構
36 入力電圧検出
50 テーブル
W0 リベット
W1 ワーク(上側)
W2 ワーク(下側)
Claims (6)
- テーブル上に重ねて載置した2枚のワークの貫通孔に挿通して成るリベットの上端面にロータリーパンチを圧接して回転させることによりリベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着するロータリーカシメ機であって、
一定速度に回転制御されるモータと、
前記モータの回転力を2枚のワークの中の下側のワークに伝達してリベットを軸として揺動させる揺動機構と、
下側のワークの揺動に要する力が所定値に達するとロータリーパンチをリベットの上端面から離隔させる統括制御手段と、
を有することを特徴とするロータリーカシメ機。 - 請求項1に於いて、
前記統括制御手段は、下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを前記モータの入力電圧に基づいて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ機。 - 請求項1に於いて、
前記統括制御手段は、下側のワークの揺動に要する力を揺動の方向が反転する各反転位置にて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ機。 - テーブル上に重ねて載置した2枚のワークの貫通孔に挿通して成るリベットの上端面にロータリーパンチを圧接して回転させることによりリベットを軸とする揺動が可能なように2枚のワークを締着するロータリーカシメ方法であって、
一定速度に回転制御されているモータの回転力を2枚のワークの中の下側のワークに伝達してリベットを軸として揺動させ、
下側のワークの揺動に要する力が所定値に達するとロータリーパンチをリベットの上端面から離隔させる、
ことを特徴とするロータリーカシメ方法。 - 請求項4に於いて、
下側のワークの揺動に要する力が所定値に達したことを前記モータの入力電圧に基づいて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ方法。 - 請求項4に於いて、
下側のワークの揺動に要する力を揺動の方向が反転する各反転位置にて検出する、
ことを特徴とするロータリーカシメ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322738A JP4817807B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | ロータリーカシメ機、ロータリーカシメ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322738A JP4817807B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | ロータリーカシメ機、ロータリーカシメ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007125607A JP2007125607A (ja) | 2007-05-24 |
JP4817807B2 true JP4817807B2 (ja) | 2011-11-16 |
Family
ID=38148704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005322738A Expired - Fee Related JP4817807B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | ロータリーカシメ機、ロータリーカシメ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4817807B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS632534A (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-07 | Kawasaki Steel Corp | 鋼の下注ぎ造塊方法 |
JPH0780586A (ja) * | 1993-09-08 | 1995-03-28 | Asutaa Kogyo Kk | リベットかしめ装置、及びこれに用いられるかしめピン良否判定方法 |
JP3454014B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2003-10-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル支持構造 |
GB2390832B (en) * | 2002-07-18 | 2006-12-13 | Emhart Llc | Improved blind fastener setting tool |
-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322738A patent/JP4817807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007125607A (ja) | 2007-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7703659B2 (en) | Friction stir joining apparatus | |
JP5775480B2 (ja) | ネジ締付方法及びネジ締付装置 | |
CN108349042B (zh) | 摩擦搅拌点接合装置及摩擦搅拌点接合方法 | |
US10413974B2 (en) | Intuitive, adaptive drilling function | |
JP6494499B2 (ja) | 数値制御装置 | |
CN112543847A (zh) | 连接元件和组件连接及产生组件连接的方法 | |
JP4817807B2 (ja) | ロータリーカシメ機、ロータリーカシメ方法 | |
JP6704996B2 (ja) | 摩擦圧接方法及び摩擦圧接装置 | |
JP6154689B2 (ja) | 自動ねじ締め機 | |
WO2017077607A1 (ja) | 数値制御装置 | |
JP2007175827A (ja) | 樹脂部品の穴あけ装置、樹脂部品の穴あけロボットシステム及び樹脂部品の穴あけ方法 | |
US20210094157A1 (en) | Anti-topping impact tool mechanism | |
JP3946515B2 (ja) | 折り曲げ加工装置 | |
JP2003117668A (ja) | 摩擦攪拌接合装置 | |
JP2003275832A (ja) | 車輪支持用ハブユニットの製造方法 | |
JPH11207536A (ja) | 圧入装置 | |
JP2005224896A (ja) | 搬送装置,搬送装置の搬送加速度決定方法及びコンピュータプログラム | |
JP5312808B2 (ja) | ナットランナ | |
JP2004306161A (ja) | 自動ねじ締め機およびねじ締め方法 | |
JPS6334840Y2 (ja) | ||
JP2002336995A (ja) | プレス機械の可変ストローク装置 | |
WO2021235041A1 (ja) | ネジ締め不良判定装置 | |
JP3147989B2 (ja) | ホーニング盤の砥石接触検出装置 | |
JP4326774B2 (ja) | ホーニング加工方法及び装置 | |
JP4606395B2 (ja) | 冷間板金成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081104 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110830 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110830 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |