JP2003117668A - 摩擦攪拌接合装置 - Google Patents

摩擦攪拌接合装置

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JP2003117668A JP2002296558A JP2002296558A JP2003117668A JP 2003117668 A JP2003117668 A JP 2003117668A JP 2002296558 A JP2002296558 A JP 2002296558A JP 2002296558 A JP2002296558 A JP 2002296558A JP 2003117668 A JP2003117668 A JP 2003117668A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な制御で、実用的に問題のない摩擦攪拌
スポット接合を行うことができる摩擦攪拌接合装置を提
供する。 【解決手段】 スポット接合ガン20は、回転用モータ
25で回転子22を回転駆動し、直進用モータ24で回
転子を直進駆動する。回転用モータ25は、回転制御部
12によって制御され、直進用モータ24は、直進制御
部11によって制御される。回転子22を回転させなが
ら、回転子先端をワークに押圧することで、スポット接
合が行われる。このとき、回転制御部12によって回転
子22の回転の初期部では高速回転とし、中間部では低
速とし、終了部では高速となるように、3段階に回転速
度を変化させる。回転子22の直進移動時、回転子22
の直進の速度を、時間経過に伴って上昇する傾斜部分を
有する三角波形状の速度指令値で制御し、回転子22が
被接合物に急激に衝突して被接合物が振動することを防
ぎ、摩擦攪拌接合を正確に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転による摩擦熱
で被接合物を軟化、攪拌して接合する摩擦攪拌接合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のアルミボディの接合法には、ア
ルミ用スポット溶接、リベット接合などがあるが、ロボ
ット機上の配管、ユーティリティが複雑であり、また大
騒音、火花の発生など作業環境が悪いといった問題を有
する。このような問題に鑑み、摩擦攪拌接合を用いたス
ポット接合装置が提案されている。
【0003】摩擦攪拌接合では、先端にピンを有する回
転子を高速で回転させながら被接合物であるワークに押
圧し、摩擦攪拌してスポット接合を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】摩擦攪拌接合を用いた
スポット接合装置は、抵抗溶接である既存のスポット溶
接ガンに適用することができるが、スポット溶接では、
電極を回転させることはなかったので、スポット溶接の
制御方法を、単に摩擦攪拌接合を用いたスポット接合装
置に適用することはできない。
【0005】また、従来のスポット溶接ガンは、加圧力
はサーボ制御を行っている。つまり、接合作業中にリア
ルタイムで加圧力を検出し、力に対応したモータ電流と
なるようにフィードバック制御している。このような制
御は、現行のスポット溶接の制御としては、接合品質上
とくに問題はない。
【0006】一方、摩擦攪拌接合では、摩擦攪拌という
摩擦熱にかかわる現象ゆえの特異な挙動特性もあり、そ
の定義解明は関係者により緒についたばかりであり、摩
擦攪拌接合の制御方法についてはまだ提案されていな
い。
【0007】そこで、摩擦攪拌接合の制御に、既存のス
ポット溶接のサーボ制御を適用する方法が考えられる。
つまり、接合作業中に、回転速度をリアルタイムで監視
し、つねに最適な回転速度となるようにフィードバック
制御する。さらに加圧力もリアルタイムで監視し、つね
に最適な加圧力となるようにフィードバック制御すると
いった方法が考えられる。しかしながら、このように回
転速度と加圧力制御をサーボ制御することは、非常に複
雑であり、実現が困難である。
【0008】本発明の目的は、簡単な制御で、実用的に
問題のない摩擦攪拌スポット接合を行うことができる摩
擦攪拌接合装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速回転する
回転子を回転軸線方向に直進移動させ、先端部を被接合
物に押圧し、回転により前記先端部と前記被接合物との
接触部との摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物をスポ
ット接合する摩擦攪拌接合装置において、摩擦攪拌の接
合作業中、時間経過に伴って、回転子の回転速度を変化
して制御する回転制御手段と、回転子を直進移動させ
て、摩擦攪拌の接合作業中、加圧力を制御する直進制御
手段とを備えることを特徴とする摩擦攪拌接合装置であ
る。
【0010】本発明に従えば、回転制御手段を有するの
で、回転子の回転速度を可変に制御することができる。
これによって、最適な回転速度でスポット接合を行うこ
とができる。また、直進制御手段によって、加圧力のき
め細かな制御を行うことができ、スポット接合に最適な
加圧力で接合することができる。
【0011】また本発明は、回転制御手段は、摩擦攪拌
の接合作業中、時間経過に伴って、回転速度を、低下す
るように変化することを特徴とする。
【0012】また本発明は、回転制御手段は、摩擦攪拌
の接合作業中、時間経過に伴って、回転速度を、増加す
るように変化することを特徴とする。
【0013】また本発明は、回転制御手段は、摩擦攪拌
の接合作業中、時間経過に伴って、回転速度を、高速、
低速、高速の順で変化することを特徴とする。
【0014】また本発明は、回転制御手段は、回転速度
を、段階的に、または連続的に、変化することを特徴と
する。
【0015】本発明に従えば、摩擦攪拌の接合作業中、
回転制御手段によって回転子22の回転速度を時間経過
に伴って低下または増加するように変化し、あるいはま
た高速、低速、高速の順で変化し、このような速度変化
を、段階的に、または連続的に行うようにし、これによ
って被接合物であるワークの摩擦攪拌の接合を最適な条
件で行うことができ、接合強度の向上を図ることができ
る。
【0016】また本発明は、直進制御手段は、摩擦攪拌
接合作業の初期に、時間経過に伴って回転子22の速度
を上昇する傾斜部分を有する形状の速度指令値を導出す
ることを特徴とする。
【0017】また本発明は、速度指令値の前記形状は、
三角波形状であることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、直進制御手段から直進駆
動源である直進用モータ24に与えられる速度指令値が
たとえば三角波形状であるので、回転子22の先端が被
接合物であるワークに急激に衝突してワークが振動する
ことを防止し、正確な摩擦攪拌の接合を達成することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の摩擦攪拌接合装
置の実施の一形態であるスポット接合ガン20の構造を
示す図である。スポット接合ガン20は、たとえば6軸
垂直多関節型ロボットの手首に装備され、自動車のアル
ミボディなど、アルミニウム合金製のワークを摩擦攪拌
方式でスポット接合する場合に用いられる。
【0020】スポット接合ガン20は、回転子22、ロ
ボットの手首に取り付けられ、回転子22を支持する支
持部材として機能するガンアーム21、回転子22を回
転駆動させる回転用モータ25、直進移動させる直進用
モータ24、回転用モータ25の回転力を回転子22に
伝達する回転伝達手段30、ボールねじ50を有し、直
進用モータ24の直進力を回転子22に伝達する直進伝
達手段45および制御装置10を備える。
【0021】ロボットの各関節軸は、第1軸〜第6軸の
6個のサーボモータで駆動され、第7軸が、スポット接
合ガン20の直進用モータ24であり、第8軸が回転用
モータ25となる(第8軸を旋回軸と称する場合もあ
る)。これらのサーボモータが制御装置10によって制
御される。つまり、直進用モータ24は、制御装置10
の直進制御部11によって制御され、回転用モータ25
は、制御装置10の回転制御部12によって制御され、
ロボットの第1軸〜第6軸の各モータは、図示しない
が、制御装置10のそれぞれ対応する制御部によって制
御される。
【0022】回転子22は、円錐台状であり、先端部を
下方にし、中心軸線を回転軸線Lとして回転可能にガン
アーム21に取り付けられる。また、回転子22の先端
部には円柱状のショルダー部51が形成され、このショ
ルダー部51の下端面には、回転軸線Lを軸心とする円
柱状のピン52が下方に突出する。また、回転子22
は、回転軸線Lに沿って昇降することができる。
【0023】ガンアーム21は、上部にサーボモータに
よって実現される回転用モータ25および直進用モータ
24が固定され、下部が、L字状に屈曲し、先端部に受
け部23が固定される。受け部23は、円柱状であり、
回転軸線Lを軸心とし、上端面が回転子22先端に臨ん
で配置される。
【0024】回転子22は、ヘッド40に着脱可能に保
持され、このヘッド40は、軸受け70を介してヘッド
支持部41に回転軸線Lまわりに回転自在に支持され
る。回転子22、したがってヘッド40には、回転軸線
Lに沿って上方に延びる回転軸26が固定される。ま
た、前記ヘッド支持部41には、回転軸線Lに沿って上
方に延び、前記回転軸26が挿通する外筒が固定され
る。この外筒は、ボールねじ50のおねじを有するねじ
軸27として機能する。したがって、回転用モータ25
で回転軸26を回転駆動させながら、直進用モータ24
でねじ軸27を昇降させることによって、回転子22を
回転させながら直進移動させることができる。
【0025】つぎに、回転用モータ25の回転を回転軸
26に伝達する回転伝達手段30の構成について説明す
る。回転伝達手段30は、回転子22が連結される回転
軸26の回転軸線L方向への移動を許容し、かつ回転用
モータ25の回転を回転子22に伝達する機構を有し、
回転用モータ25の出力軸に固定されるベルト車31
と、回転軸26に連結されるベルト車32と、ベルト車
31,33に巻き掛けられる環状のタイミングベルト3
3とを有する。ベルト車32と回転軸26とは、たとえ
ばスプライン結合され、ベルト車32と回転軸26と
は、回転軸線Lまわりの回転が拘束され、かつ回転軸線
L方向の移動が許容される。したがって、回転用モータ
25を回転させることによって、回転子22を、回転軸
線L方向に移動可能に回転駆動させることができる。
【0026】つぎに、直進伝達手段45の構成について
説明する。直進伝達手段45は、ねじ軸27とナット部
材28とから成るボールねじ50、直進用モータ24の
出力軸に固定されるベルト車46、ナット部材28に固
定されるベルト車48、およびベルト車46,48に巻
き掛けられる環状のタイミングベルト47を有する。ボ
ールねじ50のねじ軸27は、前述したように中空であ
り、内部に回転軸26が遊通する。このねじ軸27は、
リテーナ55によってガンアーム21に支持される。リ
テーナ55は、複数のボールを有し、ねじ軸27を回転
軸線L方向に変位自在に、かつ回転軸線Lまわりの回転
を拘束してねじ軸27を保持する。このリテーナ55の
下にナット部材28が設けられる。ねじ軸27の外周部
にはねじ溝が形成され、このねじ溝にナット部材28が
螺合する。
【0027】ナット部材28は、軸受けを介してガンア
ーム21に、回転軸線L方向にガンアーム21と相対的
な移動が阻止された状態で、回転軸線Lまわりに回転自
在に支持される。このナット部材28の下部に、ベルト
車48が固定され、ベルト車48とナット部材28とは
一体となって回転する。したがって、直進用モータ24
を回転させると、タイミングベルト48を介してナット
部材28が回転する。ナット部材28が回転すると、ね
じ軸27が回転軸線L方向に昇降する。ねじ軸27の下
端部にはヘッド支持部41が固定されており、このヘッ
ド支持部41に、回転子22を保持するヘッド40が回
転自在に連結されている。
【0028】このような回転伝達手段30および直進伝
達手段45を用いることで、回転用モータ25によって
回転子22を回転軸線Lまわりに高速で回転させなが
ら、回転子22を、回転軸線Lに沿って直進用モータに
よって昇降させ、スポット接合ガン20の開閉動作を行
うことができる。
【0029】つぎに、図2および図3のフローチャート
および図4のタイミングチャートを参照して、制御装置
10によるスポット接合時の制御方法について説明す
る。図4(1)は、加圧力を示し、(2)は、直進用モ
ータ(第7軸)24への速度指令値であり、(3)は、
直進用モータ24への移動変位指令値である。なお、速
度指令値(2)の微分値が、移動変位指令値(3)とな
り、逆に、移動変位指令値(3)の積分値が速度指令値
(2)となる。(4)は、回転用モータ(第8軸)25
への回転速度指令値である。
【0030】スポット接合作業は、たとえば厚さ2mm
程度の2枚のワークをスポット接合するものとする。ワ
ークはここではアルミニウム合金とし、ほぼ水平に2枚
が重畳配置されているものとし、接合個所は、1ワーク
あたり複数あるものとする。
【0031】スポット接合制御が開始されると、まずス
テップS1で、スポット接合ガン20を位置P1に位置
決めする。位置P1とは、ワークの接合個所を接合打点
P2とした場合、接合打点P2から所定距離上方に離反
した位置(たとえば50mm上方)に、回転子22のピ
ン52先端が配置され、接合打点P2の下で、ワークか
ら所定距離下方に離反した位置に、スポット接合ガン2
0の受け部23が配置される位置である。
【0032】つぎに、ステップS2において、接合ガン
20の閉じ動作を開始する。つまり、時刻t1におい
て、図4(2)(3)に示すように、直進用モータ24
に速度指令値および移動変位指令値を出力する。直進用
モータ24への速度指令値が、三角波形状であるのは、
回転子先端がワークに急激に衝突してワークが振動する
ことを防止するためである。
【0033】また、スポット接合ガン20は、回転子2
2のみが直進移動して閉じ、受け部23は固定されてい
るため、ワークを上下方向に挟むためには、回転子22
を下降させるとともに、ロボットでガン20を上昇させ
る必要がある。そのために、ステップS2の閉じ動作で
は、直進用モータ24で回転子22を下降させるととも
に、ロボット6軸を用いて、ガン20が、回転子22の
回転軸線L方向に沿って上昇するように移動させる。こ
のようにして、回転子先端がワークの上に当接する時点
と、受け部23がワークの下に当接する時点とが一致す
るように、ロボット6軸を制御する。
【0034】つぎにステップS3で、回転子22の回転
を開始する(時刻t2)。つぎのステップS4で接合打
点P2に到達(時刻t3)、つまり回転子22のピン5
2先端がワークに当接すると、ステップS5で加圧が開
始される。その後、ステップS6で、回転制御部12
で、回転用モータ25が所定の回転速度範囲内にあるか
否かを判断する。
【0035】本実施形態では、この判断は、接合作業の
加圧中に一回行うものとし、加圧中にいずれかのタイミ
ングで回転制御部12で回転速度の瞬時値を検出する。
本実施形態では、図4(1)に示すように、一回の加圧
時間をtLとすると、その中央の時点、つまり加圧開始
時刻t3からtL/2経過したときに、回転速度の瞬時
値を検出する。回転速度は、たとえば回転速度が300
0rpmに指定されており、所定の回転速度範囲とは、
たとえば指定された回転速度の±10%内、好ましくは
±5%内とする。または、%でなく、±Xrpm以内
と、回転速度で範囲を設定してもよい。
【0036】そして、回転速度が所定範囲内にない場合
は、回転速度異常として、ステップS7で回転用モータ
(第8軸)異常と判断し、ロボット異常信号を出力し、
ステップS8で、第1軸〜第8軸の全てのモータを停止
させてロボットを停止させる。
【0037】ステップS6で所定の回転速度範囲内にあ
ると判断した場合には、ステップS9に進み、直進制御
部11で加圧力の瞬時値を検出し、所定の加圧力範囲内
にあるか否かを判断する。たとえば加圧力が2.94k
N(300kg)に指定されている場合、所定の加圧力
範囲は、±5%内、好ましくは±1%内とする。また
は、%でなく、YkN以内と、加圧力で範囲を設定して
もよい。加圧力の瞬時値の検出は、直進用モータ(第7
軸)24の電流値を直進制御部11で検出し、実勢モー
タ負荷電流を瞬時に登録データと照合することで行う。
このようにして、所定の加圧力範囲にないと判断した場
合には、加圧軸(第7軸)加圧力異常として、ステップ
S10でロボット異常信号を出力し、ステップS8で第
1軸〜第8軸の全てのモータを停止させる。
【0038】ステップS9で、所定の加圧力範囲内にあ
ると判断した場合には、ステップS11に進む。ステッ
プS11では、回転制御部12で、図4(4)に示すよ
うに、回転速度を変化させる。摩擦攪拌接合では、接合
開始時から接合終了時まで一定の回転速度で攪拌するよ
りも、接合初期には高速回転し、終了時には低速で回転
させるほうが、接合品質を良好とすることができる。本
実施形態では、図4(4)に示すように、回転速度を3
段階に切り替え、加圧開始時刻t3から時刻t4までの
初期部では、高速回転とし、時刻t4から時刻t5まで
の中間部には中速とし、時刻t5からの終了部では低速
に切り替える。これらは基準回転速度、ここでは300
0rpmに対し、別途パラメータで設定する。
【0039】回転子22のピン52の先端が、ワークに
押圧された状態で高速で回転すると、ピン52とワーク
とで摩擦熱が発生し、接合打点が軟化してピン52がワ
ークに挿入される。ピン52が挿入されると、回転子2
2のショルダー部51もワーク表面に押し付けられ、こ
こでも摩擦熱が発生し、ワークが軟化、攪拌される。こ
のようにして、初期部において、高速で攪拌したのち、
中間部で回転速度を落とし、中速でさらに攪拌し、終了
部では、さらに速度を落として低速で攪拌する。
【0040】このようにして、一定の押圧力を加えた状
態で、回転速度を低速まで切り替えた後、ステップS1
2に進む。ステップS12では、たとえば加圧開始時か
ら所定時間を内部タイマによって計時し、所定時間、た
とえば0.5〜1秒計時すると加工完了として、次のス
テップS13で開動作を開始する。このときの時刻が時
刻t6である。
【0041】開動作は、図4(2)(3)に示すよう
に、回転子22が上昇するように、直進制御部11から
直進用モータ24に対して、速度指令値および移動変位
指令値を出力する。またこのとき、回転子先端と受け部
23とが同時にワークから離反するように、ロボット6
軸に対しても指令する。
【0042】つぎのステップS14では、溶着が発生し
たか否かを判断する。溶着発生判断は、本実施形態で
は、直進制御部11および回転制御部12で行い、たと
えば直進制御部11で検出した直進用モータ(第7軸)
24の電流値が、規定値(たとえば定格トルクのX%相
当)より大きい場合、または、回転制御部12で検出し
た回転用モータ(第8軸)25のモータ電流値が、規定
値(たとえば定格トルクのX%相当)より大きい場合
に、ロボット異常と判断してステップS15に進み、た
とえば「溶着を検知しました」または「衝突または異常
外乱を検知しました」といった表示とともに警報を発し
て第1軸〜第8軸を全て停止させてロボット停止する。
なお、この溶着検知は、直進用モータ24の電流値のみ
の判断であってもよく、回転用モータ25の電流値のみ
の判断であってもよく、両モータ24,25の電流値か
ら総合して判断してもよい。
【0043】そして、ワークと回転子との離し作業を行
う。離し作業は、たとえば回転子を回転させながら引き
上げる。回転子の回転方向は、攪拌接合時の回転方向と
同じであっても逆転させてもよい。
【0044】回転子先端のピン52にはねじが切られて
いる場合がある。たとえば右ねじが切られている場合、
接合時に攪拌効率を向上させるために、左回りに回転さ
せて回転させる。つまり、ねじの回転によって、周囲の
母材が下に移動するように回転させる。したがって、こ
のような場合には、離し作業のときには、回転子の回転
方向を逆転させず、接合時と同じ方向とする。これによ
って、周囲の母材が下に移動して回転子を引き離す方向
に力が作用する。ピン52にねじが切られていない場合
には、接合時と逆転させて引き離すほうが好ましい。
【0045】ステップS14で溶着が発生していないと
判断されると、つぎのステップS16で開動作を継続
し、回転子22のピン52先端が、ワークから所定のク
リアランス距離分、離反するまで開動作を継続する。
【0046】そして、次のステップS17で、ワークの
全ての接合個所の接合が終了したか否かを判断し、終了
していなければ、ステップS18に進んで1打点分、作
業完了とし、次の接合打点を設定してステップS1に戻
り、つぎの打点の接合作業を開始する。
【0047】ステップS17でワークの全ての接合打点
の作業が完了していると判断した場合には、ステップS
19で、回転制御部12から回転用モータ25へ速度指
令値0を出力して回転を停止させる。つぎのステップS
20で、回転用モータ24の回転速度が0か否かを回転
制御部12で判断し、0の場合はステップS21に進
み、1ワークの作業が完了する。ステップS21におい
て、回転停止指令を出力してから規定時間、たとえば2
秒経過しても回転速度が0に達しない場合には、ステッ
プS7に進み、回転用モータ(第8軸)25異常とし
て、ロボットを停止(ステップS8)させる。
【0048】上述した実施形態では、1ワーク内の接合
作業では、回転子の回転を停止させずに行ったが、これ
に限らず、各接合打点ごとに回転を停止させてもよく、
また、ワーク終了ごとに回転を停止させないように制御
してもよい。
【0049】また、本実施形態では、加圧時に回転速度
を3段階に変化させたが、2段階でもよく、4段階もし
くはそれ以上でもよく、また無段階に連続的に回転速度
が変化するように制御してもよい。さらに、本実施形態
では初期に高速とし、時間経過にともなって回転速度を
低下させるように制御したが、これに限らず、ワークに
よっては、初期を低速とし、時間経過にともなって回転
速度を増加させるように制御してもよく、初期部に高速
とし、中間部で低速とし、終了部で再び高速とするよう
に制御してもよい。
【0050】また、本実施形態では、回転速度の検出
は、一回の接合作業の加圧時間tLをとすると、その中
央の時点tL/2で検出した。つまり、3段階の速度の
うちで、中間部の速度が所定の速度範囲内となっている
かのみを監視したが、これに限らず、回転速度が複数段
階に設定されている場合、各段階で回転速度を監視する
ように制御してもよい。つまり、各段階に所定の回転速
度範囲を設定しておき、各段階の中央で、所定の回転速
度範囲にあるか否かを監視し、所定の回転速度範囲にな
いと判断した時点で、回転速度異常としてロボットを停
止させてもよい。
【0051】また上述した実施形態では、回転速度およ
び加圧力の少なくともいずれか一方でも所定の範囲内か
ら外れている場合に、接合作業を停止するように制御し
ているが、本発明はこれに限らず、いずれか一方が所定
の範囲であれば、接合作業を継続し、両方が所定の範囲
から外れたときのみ、接合作業を停止するように制御し
てもよい。
【0052】本発明の他の実施形態として、接合時に回
転速度だけでなく、加圧力も変化させるように制御して
よい。たとえば、初期部の高速回転時には高圧とし、中
間部の中速回転時に中圧とし、終了部の低速回転時に低
圧とするように加圧制御を行ってもよい。これにより、
さらに接合品質を向上させることができる。またこの場
合にも、各加圧段階で、加圧力が所定の範囲内にあるか
否かを監視し、所定の加圧力範囲内にない場合に接合作
業を停止するように制御してもよい。
【0053】また、ワークによっては、低速回転時に高
圧とし、高速回転時に低圧とするように加圧制御を行っ
ても良く、またさらに回転速度を一定として、接合時の
加圧力のみを変化させるように制御してもよい。
【0054】また、上述した本実施形態ではワークはア
ルミニウム合金としたが、本発明はこれに限らず、他の
金属製ワーク、または合成樹脂製のワークであってもよ
い。
【0055】本発明は、下記の実施の形態が可能であ
る。 (1)前記回転制御手段および直進制御手段の少なくと
もいずれか一方を用いて、回転子先端が、被接合物に溶
着しているか否かを検出することを特徴とする摩擦攪拌
接合装置。
【0056】たとえば回転子を回転させるのに、所定の
力以上の力を要することを回転制御手段で検出するか、
または回転子を引き上げるのに、所定の力以上の力を要
することを直進制御手段で検出した場合には、回転子先
端と被接合物とが溶着しているものと判断することがで
きる。このようにして、回転制御手段または直進制御手
段で溶着検出を確実に行うことができる。
【0057】(2)前記回転制御手段は、回転する回転
子先端を被接合物に押圧する接合作業中に、回転子の回
転速度が、所定の回転速度範囲内にあるか否かを検出
し、所定の回転速度範囲内にないと判断したとき、接合
作業を停止することを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
【0058】摩擦攪拌接合装置の制御は、接合作業中
に、回転速度が所定の範囲内にあるか否かの判断のみ行
い、所定範囲内にないとき、接合作業を停止する。この
ように接合中に回転速度の瞬時値を監視することによっ
て、確実に所定の回転速度で接合することができる。ま
た、所定範囲内にあるか否かの判断のみであるので、複
雑な制御を行う必要がなく、容易に実現できる。
【0059】たとえば回転子を回転させるのに所定の力
以上の力を要することを回転制御手段で検出するか、ま
たは回転子を引き上げるのに、所定の力以上の力を要す
ることを直進制御手段で検出した場合には、回転子先端
と被接合物とが溶着しているものと判断することができ
る。このようにして、溶着検出を確実に行うことができ
る。
【0060】(3)直進制御手段は、回転する回転子先
端を被接合物に押圧する接合作業中に、加圧力が、所定
の加圧力範囲内にあるか否かを検出し、所定の加圧力範
囲にないと判断したとき、接合作業を停止することを特
徴とする摩擦攪拌接合装置。
【0061】摩擦攪拌接合装置の制御は、接合作業中
に、加圧力が所定の範囲内にあるか否かの判断のみ行
い、所定範囲内にないとき、接合作業を停止する。この
ように接合中に加圧力の瞬時値を監視することによっ
て、確実に所定加圧力で接合することができる。また、
所定範囲内にあるか否かの判断のみであるので、複雑な
制御を行う必要がなく、実現が容易である。
【0062】回転速度制御は、接合作業中に検出した瞬
時値が、所定の範囲内にあるか否かで判断する。つま
り、適応制御のような複雑な制御を行わないので、制御
が簡単である。このような、検出した瞬時値が所定の範
囲にあるか否かの判断のみの制御であっても、摩擦攪拌
スポット接合においては、実用的にはまず問題のないロ
バストレベルを実現できる。
【0063】同様に、加圧制御においても、接合作業中
の瞬時値が所定の加圧力範囲内にあるか否かを判断する
だけであるので制御が簡単である。このような簡単な制
御であっても、実用的には全く問題がない。
【0064】(4)前記回転制御手段は、接合作業中
に、回転子の回転速度を変化させることを特徴とする摩
擦攪拌接合装置。
【0065】回転子先端を被接合物に押圧して接合する
接合作業中に、回転速度制御手段によって、回転子の回
転速度を変化させることで、最適に接合することができ
る。
【0066】(5)前記直進制御手段は、接合作業中
に、加圧力を変化させることを特徴とする摩擦攪拌接合
装置。接合作業中に加圧力を変化させることで、最適に
接合することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転制御
手段を有するので、回転子の回転速度を可変に制御する
ことができる。これによって、最適な回転速度でスポッ
ト接合を行うことができる。また、直進制御手段によっ
て、押圧力のきめ細かな制御を行うことができ、スポッ
ト接合に最適な押圧力で接合することができる。
【0068】本発明によれば、摩擦攪拌の接合作業中、
回転制御手段によって回転子22の回転速度を時間経過
に伴って低下または増加するように変化し、あるいはま
た高速、低速、高速の順で変化し、このような速度変化
を、段階的に、または連続的に行うようにし、これによ
って被接合物であるワークの摩擦攪拌の接合を最適な条
件で行うことができ、接合強度の向上を図ることができ
る。
【0069】本発明によれば、直進制御手段から直進駆
動源である直進用モータ24に与えられる速度指令値が
たとえば三角波形状であるので、回転子22の先端が被
接合物であるワークに急激に衝突してワークが振動する
ことを防止し、正確な摩擦攪拌の接合を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のスポット接合ガン20
の構造を示す図である。
【図2】本発明の接合制御のフローチャートの前半部で
ある。
【図3】接合制御のフローチャートの後半部である。
【図4】接合制御のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 制御装置 11 直進制御部 12 回転制御部 20 スポット接合ガン 22 回転子 24 直進用モータ 25 回転用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬塚 雅之 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 兵江 猛宏 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 Fターム(参考) 4E067 BG00 CA01 CA05 DC03 DC07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転する回転子を回転軸線方向に直
    進移動させ、先端部を被接合物に押圧し、回転により前
    記先端部と前記被接合物との接触部との摩擦熱で軟化さ
    せ、攪拌して被接合物をスポット接合する摩擦攪拌接合
    装置において、 摩擦攪拌の接合作業中、時間経過に伴って、回転子の回
    転速度を変化して制御する回転制御手段と、 回転子を直進移動させて、摩擦攪拌の接合作業中、加圧
    力を制御する直進制御手段とを備えることを特徴とする
    摩擦攪拌接合装置。
  2. 【請求項2】 回転制御手段は、摩擦攪拌の接合作業
    中、時間経過に伴って、回転速度を、低下するように変
    化することを特徴とする請求項1記載の摩擦攪拌接合装
    置。
  3. 【請求項3】 回転制御手段は、摩擦攪拌の接合作業
    中、時間経過に伴って、回転速度を、増加するように変
    化することを特徴とする請求項1記載の摩擦攪拌接合装
    置。
  4. 【請求項4】 回転制御手段は、摩擦攪拌の接合作業
    中、時間経過に伴って、回転速度を、高速、低速、高速
    の順で変化することを特徴とする請求項1記載の摩擦攪
    拌接合装置。
  5. 【請求項5】 回転制御手段は、回転速度を、段階的
    に、または連続的に、変化することを特徴とする請求項
    1〜4のうちの1つに記載の摩擦攪拌接合装置。
  6. 【請求項6】 直進制御手段は、 摩擦攪拌接合作業の初期に、時間経過に伴って回転子の
    速度を上昇する傾斜部分を有する形状の速度指令値を導
    出することを特徴とする請求項1〜5のうちの1つに記
    載の摩擦攪拌接合装置。
  7. 【請求項7】 速度指令値の前記形状は、三角波形状で
    あることを特徴とする請求項6記載の摩擦攪拌接合装
    置。
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