JP4811029B2 - 印刷方法、画像形成装置および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷方法、画像形成装置および印刷制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷方法および画像形成装置および印刷制御プログラムにする。
従来より、インクを吐出するヘッドを主走査方向に往復移動させながら記録媒体に向けてインクを吐出させる記録動作と、記録媒体を副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことで記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタが知られている。
ヘッドには、記録媒体を搬送する方向に複数のインクを吐出するインク吐出口を備え、これらのインク吐出口が形成する搬送方向の長さであるヘッド長に対応した搬送量で記録媒体を搬送するように形成されている。
しかしながら、このヘッドのヘッド長や、記録媒体を搬送する搬送ローラには、製造誤差が発生し、ヘッドや搬送ローラが正しく形成されている場合の理論的な搬送量に対し、ズレが発生する。よって、そのズレを製品出荷前に検出しておき、実際の搬送動作の際には、理論的な搬送量に対し、そのズレを考慮した補正をし、その補正後の搬送量で記録媒体を搬送しており、この補正は記録媒体を搬送する度に行われていた。これにより、記録媒体を理論的な位置に搬送することができ、結果的に画像品質を向上させることができる。
特開2004−50498号公報(特許文献1)には、ヘッド長や搬送ローラの製造誤差に起因して印刷される画像に隙間やスジが発生することを防止する方法が開示されている。
特開2004−50498号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、ヘッド長の製造誤差と搬送ローラの製造誤差により記録媒体が搬送される長さとの誤差を検出し、その誤差を補正するものであるが、搬送ローラの誤差により記録媒体が搬送される長さを検出する際に、搬送ローラが偏心して製造された場合には、正確に誤差を検出することができないという問題点があった。
図8は、従来の画像形成装置における搬送誤差を検出する方法を示すグラフである。図8は、横軸を搬送距離とし、その単位を例えば、mm(ミリメータ)で表し、縦軸を、理論距離からの誤差とし、その単位を例えばμm(マイクロメータ)で表したグラフである。ここで、理論距離とは、搬送ローラ60が設計通りの寸法に作成され、偏心が無く形成されて記録媒体を搬送する距離である。
横軸Aは、この理論距離を示し、実線Bは、実際に記録媒体が搬送された距離と、理論距離との差を示し、一点鎖線Cは、搬送ローラ60の外形寸法に誤差があるが、偏心がないとした場合の記録媒体が搬送された距離と、理論距離との差を示すものである。
図8において、実線Bは、一点鎖線Cを中心線とするサインカーブとなり、搬送誤差を検出するための開始点を、ゼロクロス点であるa1とした場合を示している。
この場合に、開始点において、所定の画像を印刷し、開始点a1から所定の距離L2である点a2において同様に所定の画像を印刷し、これらの画像の距離を測定することにより理論値と実際に搬送された距離との誤差を検出すると、誤差d1が得られる。しかしながら、この誤差d1は、搬送ローラ60が偏心していることに起因する誤差を含み、正しい誤差は、eである。なお、図8においては、理解を容易にするために誤差を検出するための開始点a1をゼロクロス点としたが、開始点a1を任意の位置としても、同様の誤差が発生する。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、搬送ローラが偏心している場合であっても、偏心に起因する誤差を除いた搬送誤差を求めることができる画像を印刷できる印刷方法および画像形成装置および印刷制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の印刷方法は、記録媒体を搬送する搬送ローラと、この搬送ローラを駆動する駆動源と、記録媒体の搬送方向に配列された複数個の印刷素子と、前記駆動源を制御する駆動源制御手段と、記録媒体を所定距離だけ搬送させる回転量で前記搬送ローラを回転させるように前記駆動源制御手段により前記駆動源を制御した場合における、前記搬送ローラによる実際の搬送距離である実際距離と、前記搬送ローラが正しく形成されている場合の理論的な搬送距離である前記所定距離との差である第1の誤差から、前記搬送ローラの偏心に起因する誤差を除いた第2の誤差に応じて、前記駆動源制御手段による前記駆動源の駆動量を補正する補正手段とを備えた画像形成装置において、前記第2の誤差を求めるために使用する前記第1の誤差を求めることができる画像を印刷する印刷方法であって、1の位置第2の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第1の値とし、当該第1の値得るために、記録媒体における前記第1の位置と、その第1の位置から、前記所定距離として第1の距離だけ離れた前記第2の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第1の印刷ステップと、第3の位置第4の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第2の値とし、当該第2の値得るために、前記記録媒体における前記第1の位置とは異なる前記第3の位置と、その第3の位置から、前記所定距離として前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第2の印刷ステップとを備え、前記第1の印刷ステップは、前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第1の位置において画像を印刷する第1のステップと、前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第2の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第2の位置において画像を印刷する第2のステップとを含み、前記第2の印刷ステップは、前記第1の位置から、前記搬送ローラを(N−0.5)回転させる(Nは、1以上の自然数)ように前記駆動源制御手段を制御し、それにより到達した前記第3の位置において画像を印刷する第3のステップと、前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第3の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第4の位置において画像を印刷する第4のステップとを含む。
なお、本発明は、画像形成装置、印刷制御プログラムの態様でも実現可能である。
請求項記載の印刷方法によれば、第1のステップにより記録媒体が搬送される第1の位置と第2のステップにより記録媒体が搬送される第2の位置との間の理論的な搬送距離と、第3のステップにより記録媒体が搬送される第3の位置と第4のステップにより記録媒体が搬送される第4の位置との間の理論距離とが等しく、かつ、第3の位置が、第1の位置から搬送ローラを0.5回転させた場合の記録媒体の位置であるので、これらの各位置に印刷される画像の位置に基づいて求められる第1の誤差である第1の値及び第2の値は、搬送ローラが偏心することにより発生する誤差を含むが、これらは極性が異なって同じように発生する。よって、第1のと第2のとから、搬送ローラが偏心していることにより発生する誤差を除去することができる。
請求項記載の印刷方法によれば、請求項記載の搬送誤差検出方法の奏する効果に加え、第1の距離は、複数個の印刷素子が形成する印刷素子列の長さであるヘッド長より短い距離であるので、第1の位置において印刷された画像と第2の位置において印刷された画像、および第3の位置において印刷された画像と第4の位置において印刷された画像は、記録媒体を搬送する方向においてそれぞれ重複して印刷することができる。よって、容易に第1の誤差および第2の誤差を検出することができる
請求項記載の印刷方法によれば、請求項記載の搬送誤差検出方法の奏する効果に加え、第2のテップは、第1のテップにより印刷された画像の一部と重複する複数の第2の位置において印刷を行い、第4のテップは、第3のテップにより印刷された画像の一部と重複する複数の第4の位置において印刷を行うので、容易に第1の誤差と第2の誤差を検出することができる。
第1の位置に印刷された画像と第2の位置に印刷された画像との距離を測定すれば、第1の誤差を検出することができるが、第2の画像を第1の位置から異なる距離の複数の位置に印刷し、第1の画像と記録媒体を搬送する方向での重複する位置のずれを見ることにより、第1の誤差を容易に検出することができる。同様に第3の位置に印刷された画像と第4の位置に印刷された画像との距離を測定すれば、第2の誤差を検出することができるが、第4の画像を第3の位置から異なる距離の複数の位置に印刷し、第3の画像と記録媒体を搬送する方向での重複する位置のずれを見ることにより、第2の誤差を容易に検出することができる。
請求項記載の画像形成装置、又は請求項7記載の印刷制御プログラムによれば、請求項1記載の印刷方法と同様の効果を奏する。
請求項記載の画像形成装置、又は請求項8記載の印刷制御プログラムによれば、請求項記載の画像形成装置、又は請求項7記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、請求項2記載の印刷方法と同様の効果を奏する。
請求項記載の画像形成装置、又は請求項9記載の印刷制御プログラムによれば、請求項記載の画像形成装置、又は請求項8記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、請求項3記載の印刷方法と同様の効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーインクジェットプリンタ1のヘッド部と搬送部とを示す側面図である。ヘッド部は、記録媒体Pに印刷するためのインクジェットヘッド6とそのインクジェットヘッド6が搭載されるキャリッジ64とを備えている。また、搬送部は、インクジェットヘッド6と対向して配設されるプラテン66と、記録媒体Pを挟持して搬送する搬送ローラ60と、排紙ローラ61とを備えている。なお、記録媒体Pは、普通紙、光沢紙などの用紙や、布などのシート材である。
キャリッジ64は、CRモータ(図3参照)の駆動により正逆回転され紙送り方向(矢印B方向)と垂直な方向(図1においては、紙面に垂直な方向)に往復移動される。
記録媒体Pは、カラーインクジェットプリンタ1の給紙カセット(図示せず)から給紙され、インクジェットヘッド6の下面6aと、プラテン66との間に搬送ローラ60を介して矢印B方向(副走査方向:主走査方向Aと直交する方向)から搬送される。そして、記録媒体Pには、ヘッドに形成された複数のインク吐出口53(以下、ノズルと称す)から吐出されるインクにより印刷がなされ、その後、排紙ローラ61を介して排出される。
次に、図2を参照してインクジェットヘッド6について、説明する。インクジェットヘッド6は、図2に示すように、その下面にノズル53が、CMYBk(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色インク毎に記録媒体Pの搬送方向Bに列設されている。なお、ノズル53の配列方向のピッチや数は、記録画像の解像度等を考慮して適宜設定されるものである。また、カラーインクの種類数に応じてノズル53の列数を増減することも可能である。尚、複数のノズル53の搬送方向Bの長さをノズル長と称す。
次に、図3を参照して、カラーインクジェットプリンタ1の電気回路構成について説明する。 図3は、カラーインクジェットプリンタ1の電気回路構成の概略を示すブロック図である。カラーインクジェットプリンタ1を制御するための制御装置は、本体側制御基板12と、キャリッジ基板13とを備えており、本体側制御基板12には、1チップ構成のマイクロコンピュータ(CPU)32と、そのCPU32により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM33と、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM34と、フラッシュメモリ35と、イメージメモリ37と、G/A(ゲートアレイ)36等が搭載されている。
演算装置であるCPU32は、ROM33に予め記憶された制御プログラムに従い、印字タイミング信号およびリセット信号を生成し、各信号を後述するゲートアレイ36へ転送する。また、CPU32には、ユーザが印刷の指示などを行うための操作パネル45、キャリッジ64を動作させるキャリッジモータ(CRモータ)16を駆動するためのCRモータ駆動回路39、搬送ローラ60を駆動するための搬送モータ(LFモータ)40を動作させるためのLFモータ駆動回路41、メディアセンサ50、ペーパセンサ42、リニアエンコーダ43、ロータリエンコーダ46が接続され、これらの接続される各デバイスはこのCPU32により制御される。
ペーパセンサ42は、記録媒体Pの先端を検出するセンサであり、搬送ローラ60よりも上流側に配置されており、例えば、記録媒体Pに接触することにより回動する検出子と、その検出子の回動を検出するフォトインタラプタとによって構成されている。リニアエンコーダ43は、キャリッジ64の移動量を検出するものであり、このリニアエンコーダ43のエンコーダー量を図示しないフォトインタラプタにより検出することで、キャリッジ64の往復移動が制御される。ロータリエンコーダ46は、搬送ローラ60の回転量を検出するものであり、このロータリエンコーダ46のエンコーダ量を図示しないフォトインタラプタで検出することで、搬送ローラ60が制御される。即ち、このロータリエンコーダ46によって搬送ローラ60によって搬送される記録媒体Pの実際の搬送位置を所定の精度で検出することができる。
ROM33には、後述する印刷処理(図6および図7参照)を実行するプログラムとして印刷制御プログラム33aが格納されている。フラッシュメモリ35には、補正値メモリ35aが備えられ、この補正値メモリ35aには、記録媒体Pを搬送する理論的な搬送量とその理論的な搬送量に対する実際の搬送量とのズレ量が、製品出荷前の試験により求められ、格納される。また、図示しない固定値メモリが備えられ、固定値メモリには、固定値として、搬送ローラ60を1回転(360度)、または、0.5回転(180度)するための制御データや、ヘッド長と、搬送ローラ60が1回転することにより記録媒体Pが搬送される距離である搬送周期が記憶される。尚、上記したCPU32と、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35及びG/A36とは、バスライン45を介して接続されている。
G/A36は、CPU32から転送されるタイミング信号と、イメージメモリ37に記憶されている画像データとに基づいて、その画像データを記録媒体Pに記録するための記録データ(駆動信号)と、その記録データと同期する転送クロックと、ラッチ信号と、基本駆動波形信号を生成するためのパラメータ信号と、一定周期で出力される吐出タイミング信号とを出力し、それら各信号を、ヘッドドライバが実装されたキャリッジ基板13へ転送する。
また、G/A36は、コンピュータなどの外部機器からUSBなどのインターフェース(I/F)44を介して転送されてくる画像データを、イメージメモリ37に記憶させる。そして、G/A36は、コンピュータなどからI/F44を介して転送されてくるデータに基づいてデータ受信割込信号を生成し、その信号をCPU32へ転送する。なお、G/A36とキャリッジ基板13との間で通信される各信号は、両者を接続するハーネスケーブルを介して転送される。
キャリッジ基板13は、実装されたヘッドドライバ(駆動回路)によってインクジェットヘッド6を駆動するための基板である。インクジェットヘッド6とヘッドドライバとは、厚さ50〜150μmのポリイミドフィルムに銅箔配線パターンを形成したフレキシブル配線板19により接続されている。このヘッドドライバは、本体側制御基板12に実装されたG/A36を介して制御され、記録モードに合った波形の駆動パルスをインクジェットヘッド6を構成する圧電アクチュエータに印加するものである。これにより、インクが所定量吐出される。
次に、図4を参照して本発明の搬送誤差の検出方法について説明する。図4は、記録媒体Pが搬送される誤差と、その誤差を正確に検出するための方法を示すグラフである。本発明による搬送誤差検出方法は、2つの方法があり、図4(a)は、第1の方法を、図4(b)は、第2の方法をそれぞれ示す。
まず、第1の方法は、搬送ローラ60がちょうど1回転した場合の実際の搬送距離を測定することにより、搬送ローラ60が偏心している場合でも正確に搬送誤差を検出することができる方法である。図4(a)は、横軸を理論距離とし、その単位を例えば、mm(ミリメータ)で表し、縦軸を、理論距離からの誤差とし、その単位を例えばμm(マイクロメータ)で表したグラフである。ここで、理論距離とは、搬送ローラ60が設計通りの寸法で偏心が無く形成されたとした場合の記録媒体Pを搬送する距離である。
横軸Aは、この理論距離を示し、実線Bは、実際に記録媒体Pが搬送された距離と、理論距離との差を示し、一点鎖線Cは、搬送ローラ60の外形寸法に誤差があるが、偏心はないとした場合の記録媒体Pが搬送された距離と、理論距離との差を示すものである。したがって、実線Bは、一点鎖線を中心線とするサインカーブとなる。
横軸におけるa1の位置での実際の記録媒体Pの位置は、理論距離からd1だけ異なり、横軸a2の位置での実際の記録媒体Pの位置は、理論距離からd2だけ異なり、この2点間を結ぶ破線Dは、一点鎖線Cと平行である。
同様に、横軸a3の位置での実際の記録媒体Pの位置は、理論距離からd3だけ異なり、横軸a4の位置での実際の記録媒体Pの位置は、理論距離からd4だけ異なり、この2点間を結ぶ破線Eは、一点鎖線Cと平行である。したがって、搬送ローラ60を駆動して記録媒体Pを所定の第1の位置(a1またはa3)に搬送し、その第1の位置で印刷を行い、次に搬送ローラ60をちょうど1回転することにより記録媒体Pを第2の位置(a2またはa4)に搬送し、その第2の位置で印刷を行い、第1の位置で印刷された画像と、第2の位置で印刷された画像との距離を測定すれば、搬送ローラ60に偏心がない場合の、正確な搬送距離を検出することができる。なお、ここでは、搬送ローラ60を1回転する場合について説明したが、N(Nは、1以上の自然数)回転することによっても正確な搬送距離を検出することができる。
次に、図5を参照して、実際に記録媒体Pが搬送された搬送距離を測定する方法について説明する。図5(a)は、搬送距離を検出する場合のインクジェットヘッド6の位置を示す平面図であり、図5(b)は、その際に、記録媒体Pに印刷された印刷パターンを示す平面図である。
図5(a)は、実際には、記録媒体Pが移動されるが、記録媒体Pは固定されて、インクジェットヘット゛6が移動されるように示したものである。まず、図5(a)の上方の図が、第1の位置におけるインクジェットヘッド6を示し、この第1の位置において、インクジェットヘッド6の下流側の斜線で示す部分で、図5(b)に示す図形のうち、実線で示す図形の印刷を行う。
次に、記録媒体Pをほぼ搬送ローラ60を1回転した第2の位置に移動して印刷を行う。この際、微少な距離Δずつ移動した複数の位置で、図5(b)に示す破線の図形を印刷する。複数の位置は、(1)、(2)、(3)に示すように、それぞれ異なる位置に印刷を行う。この図では、説明を簡単にするため、3つの位置で印刷を行った場合について示したが、さらに多くの位置で印刷を行う。この図に示すように、第1の位置で印刷された図形は、記録媒体Pを搬送する方向Bに垂直な方向の直線であり、この直線に隣接して複数の第2の位置で、記録媒体Pを搬送する方向Bに垂直な方向に破線で示す直線を印刷する。第1の位置で印刷された直線は、正しい寸法で形成された搬送ローラ60を1回転した場合に印刷される位置であり、複数の第2の位置で印刷された直線とが一致する場合を目視で選択することにより、微少な距離Δをずらせた数により誤差を検出することができる。
しかしながら、この第1の方法において、複数の第2の位置で印刷を行う方法では、ヘッド長が、搬送ローラ60が1回転することにより記録媒体Pが搬送される距離(以下、搬送周期という)より長い場合に適用することができるが、ヘッドの長さが搬送周期より短い場合には適用できない。
次に、図4(b)を参照して、搬送誤差を検出する第2の方法について説明する。上記の方法では、ヘッド長が搬送周期より短い場合には、適用できないが、この第2の方法では、ヘッド長や、搬送周期に係わらず適用することができる。
この第2の方法では、第1の位置に記録媒体Pを搬送し、その位置で図5(a)に示す実線の図形を印刷し、第1の位置からヘッド長より短い所定の長さの複数の第2の位置において、図5(a)に示す破線の図形を印刷する。このことにより、所定の長さにおける実際の搬送距離と、理論距離との第1の誤差を検出することができる。次に、第1の位置から、搬送ローラ60をちょうど0.5回転することにより記録媒体Pを搬送し、その第3の位置において、再度図5(a)に示す実線の図形を印刷する。次に、第3の位置から前記所定の長さの複数の第4の位置において図5(a)に示す破線の図形を印刷する。このことにより、第4の位置での実際の搬送距離と理論距離との第2の誤差を検出することができる。このようにして検出された第1の誤差および第2の誤差は、搬送ローラ60が偏心していることによる誤差を含むものとなるが、第1の誤差に含まれる搬送ローラ60の偏心に起因する誤差の極性と、第2の誤差に含まれる搬送ローラ60の偏心に起因する誤差の極性とは、必ず異なるとともに、その絶対値は同一である。したがって、第1の誤差と、第2誤差とを加算し、2で割ると搬送ローラ60の偏心に起因する誤差を除いた正確な搬送誤差を検出することができる。
図4(b)は、図4(a)と同様に、横軸を搬送距離とし、その単位を例えば、mm(ミリメータ)で表し、縦軸を、理論距離からの誤差とし、その単位を例えばμm(マイクロメータ)で表したグラフである。横軸Aは、理論距離を示し、実線Bは、実際に記録媒体Pが搬送された距離と理論距離との差を示し、一点鎖線Cは、搬送ローラ60の外形寸法に誤差があるが、偏心はないとした場合の記録媒体Pが搬送された距離と、理論距離との差を示すものである。また、横軸A上の測定を開始する点をa1とし、理論距離L1における点をa2とし、、開始点a1から搬送ローラ60を0.5回転した位置をa3とし、点a3から横軸Aに平行な横軸をFとするとともに、点a3から理論距離L1離れた点をa4とする。
この図において、横軸a1の位置から任意の距離である理論距離がL1離れた位置a2における実際の記録媒体の位置は、理論距離からd1だけ異なる。このとき、搬送ローラ60の外形寸法の誤差に起因する誤差は、e1であり、搬送ローラ60が偏心していることに起因する誤差は、f1である。
次に、第1の位置a1から搬送ローラを0.5回転して記録媒体Pを搬送した位置をa3とし、その位置から上記と同一の距離である理論距離がL1離れた位置a2における実際記録媒体Pの位置は、理論距離からd2だけ異なる。同様に、横軸a3の位置から理論距離がL1離れた位置a4における実際の記録媒体Pの位置は、理論距離からd2だけ異なり、このとき、搬送ローラ60の外形寸法の誤差に起因する誤差は、e2であり、搬送ローラ60が偏心していることに起因する誤差は、f2である。
これらの誤差のうち、搬送ローラ60が偏心していることに起因する誤差f1とf2とは、極性が異なるとともに、その絶対値は同一である。これは、実線Bは、一点鎖線Cを中心とするサインカーブであるので、実線B上のゼロクロス点から等距離にある点は、サインカーブの中心線から等距離にあり、その等距離の点から平行な直線により引かれた2つの線の中心線との交点までの距離は、等しいからである。
また、e1とe2は、極性と絶対値も同一である。したがって、検出された誤差、d1とd2を加算すると、
d1+d2=(e1+f1)+(e2+f2)=2e1となり、
e1=(d1+d2)/2
として搬送ローラ60が偏心していることに起因する誤差を除いた、搬送ローラ60の外形寸法の誤差に起因する誤差を検出することができる。
図4(b)では、第1の位置a1および第3の位置a3が、ちょうど偏心による振れの中心であるゼロクロス点である場合を示したが、この第1の位置がいずれの位置であっても、第3の位置が搬送ローラ60を0.5回転することにより記録媒体Pが搬送される位置とすれば、この関係は成立する。したがって、第1の位置において、所定の図形を印刷し、その第1の位置から所定の距離L1離れた位置で印刷を行って、第1の位置において行った印刷との距離d1を求め、次に第1の位置から搬送ローラ60を0.5回転することにより記録媒体Pが搬送される第3の位置において所定の図形を印刷し、その第3の位置から所定の距離L1離れた第4の位置で印刷を行って、第3の位置において行った印刷との距離d2を求め、d1とd2とから距離L1における搬送誤差e1を正確に求めることができる。
次に、図6および図7を参照して、カラーインクジェットプリンタ1のCPU32での搬送誤差を検出するための印刷処理について説明する。この印刷処理は、操作パネル45を操作することにより実行されるものであり、製品を出荷する前や、修理などを行った際に行われる。
まず、フラッシュメモリ35に記憶されたヘッド長は、同じくフラッシュメモリ35に記憶された搬送周期より長いか否かを判断する(S1)。ヘッド長が、搬送周期より長い場合は(S1:Yes)、上記第1の方法により搬送誤差を検出し、ヘッド長が、搬送周期より長くない場合は(S1:No)、上記第2の方法により搬送誤差を検出する。
第1の方法により搬送誤差を検出する場合は、まず、搬送ローラ60を駆動して記録媒体Pを所定長だけ搬送する(S2)。この所定長は、通常の印刷を行う場合の印刷開始位置などとする。この位置において、まず、図5(a)に実線で示すチェックパターンの印刷を行う(S3)。
次に、搬送ローラ60を駆動して記録媒体Pを搬送周期からΔ×nを引いた値の位置に搬送する(S4)。ここで、Δは、微細な搬送量であり、nは、正の整数である。次に、チェックパターン印刷処理を行う(S5)。この処理は、図7を参照して後述するが、搬送周期の前のΔずつ離れたn個の位置および、搬送周期の後のΔずつ離れたn個の位置の合計2n個の位置で、図5(b)に破線で示すチェックパターンの印刷を行うものであり、2n個の印刷パターンの中からS3の処理により印刷された画像と比較することにより、搬送誤差を検出することができる。S5のチェックパターン印刷処理を終了した場合は、この印刷処理を終了する。
S1の判断処理において、ヘッド長は、搬送周期より長くないと判断された場合は(S1:No)、第2の方法により搬送誤差を検出するための印刷を行う。まず、記録媒体Pを第1の位置に搬送し(S11)、図5(a)に実線で示すチェックパターンの印刷を行う(S12)。
次に、第1の位置から所定長L1の距離からΔ×nを引いた値の位置に搬送し(S13)、チェックパターン印刷処理を行う(S14)。このS14の処理は、S5の処理と同様に、2nの位置において図5(b)に破線で示すチェックパターンの印刷を行う処理である。
次に、記録媒体Pを第1の位置から搬送ローラ60を0.5回転することにより搬送し(S15)、図5(a)に実線で示すチェックパターンの印刷を行う(S16)。次に、第3の位置から所定長L1の距離からΔ×nを引いた値の位置に搬送し(S17)、チェックパターン印刷処理を行う(S18)。このS18の処理は、S14の処理と同様であり、S18の処理をするとこの印刷処理を終了する。
次に、図7を参照してチェックパターン印刷処理について説明する。このチェックパターン印刷処理は、サブルーチンであり、まず、その搬送位置で図5(b)に破線で示すチェックパターンを印刷する(S21)。次に、値2nから1を引き(S22)、値2nが0に等しいか否かを判断する(S23)。2nの値が0である場合は(S23:Yes)、チェックパターン印刷処理を終了して元の処理に戻り、2nの値が0ではない場合は(S23:No)、その位置からΔだけ記録媒体Pを搬送し(S24)、S21の処理に戻る。
以上、図6および図7に示すフローチャートに基づいて説明したように、ヘッド長が搬送周期より長い場合は、第1の方法により搬送誤差を検出するために、第1の位置でチェックパターンの印刷を行った後、第1の位置からちょうど搬送ローラ60を1回転して記録媒体Pを搬送し、その位置でチェックパターンの印刷を行う。
このようにして印刷されたチェックパターンを目視することにより、搬送誤差を検出することができる。このことにより、搬送ローラ60が偏心している場合であっても、正確に搬送誤差を検出することができる。
このようにして検出された搬送誤差は、フラッシュメモリ35の補正値メモリ35aに記憶され、印刷を行う際に参照されて記録媒体Pが正確に搬送される。
また、ヘッド長が搬送周期より短い場合には、第1の位置でチェックパターンを印刷し、次にその第1の位置から所定の距離だけ離れた第2の位置でチェックパターンを印刷する。この印刷されたチェックパターンを目視することにより第1の誤差d1を検出することができる。さらに、第1の位置から搬送ローラ60を0.5回転することにより記録媒体Pを第3の位置に搬送してチェックパターンを印刷し、その第3の位置から所定の距離だけ離れた第4の位置でチェックパターンを印刷する。この印刷されたチェックパターンを目視することにより第2の誤差d2を検出することができる。この誤差d1とd2との平均を算出することにより、搬送ローラ60が偏心している場合であっても、正確に搬送誤差を検出することができる。
なお、請求項1およびに記載の第1の印刷ステップは、図6に記載のフローチャートのS11〜S14の処理が該当し、第2の印刷ステップは、図6に記載のフローチャートのS15〜S18の処理が該当する。また、請求項およびに記載の第1のテップは、図6に記載のフローチャートのS11,S12の処理が該当し、第2のテップは、図6に記載のフローチャートのS13,S14の処理が該当し、第3のテップは、図6に記載のフローチャートのS15,S16の処理が該当し、第4のテップは、図6に記載のフローチャートのS17,S18の処理が該当する。
また、請求項記載の第1の印刷手段は、図6に記載のフローチャートのS11〜S14の処理が該当し、第2の印刷手段は、図6に記載のフローチャートのS15〜S18の処理が該当する。また、請求項記載の第1の段は、図6に記載のフローチャートのS11,S12の処理が該当し、第2の段は、図6に記載のフローチャートのS13,S14の処理が該当し、第3の段は、図6に記載のフローチャートのS15,S16の処理が該当し、第4の段は、図6に記載のフローチャートのS17,S18の処理が該当する。
以上実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置1は、カラーインクジェットプリンタであるものとしたが、モノクロのインクジェットプリンタや、ファクシミリ装置や、コピー装置であってもよく、記録媒体Pを搬送ローラ60が回転することにより順次搬送することにより、記録媒体Pに画像を形成するものであればよい。
また、上記実施形態では、インクヘッド6は、主走査方向に繰り替えし往復移動するものとしたが、主走査方向に充分長く固定されたヘッドを有する画像形成装置としてもよい。
また、上記実施形態では、第1の位置において形成された画像の一部と、第2の位置において形成された画像とが、記録媒体Pの搬送方向において重複するように形成され、その重複により、搬送誤差を検出するものとしたが、第1の位置において印刷された画像と第2の位置において印刷された画像との距離を検出することができる他の方法を用いてもよい。例えば、搬送ローラ60に偏心がない画像形成装置、あるいは、すでに搬送ローラ60の偏心を補正した画像形成装置により、チェックパターンを記録媒体Pに印刷し、その記録媒体Pを搬送誤差を検出する画像形成装置に装着して、第1の位置と第2の位置とにおいて印刷を行うことにより誤差を検出するようにしてもよい。
本発明の実施形態におけるカラーインクジェットプリンタのヘッド部および搬送部を示す側面図である。 多機能周辺装置における操作パネル部分の平面図である カラーインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、搬送誤差を検出するための印刷を行う場合のインクヘッドの位置を示す平面図であり、(b)は、搬送誤差を検出するために印刷される印刷パターンを示す印刷パターン図である。 搬送ローラが偏心していることに起因する誤差と、その誤差を除いた搬送誤差を検出する方法を説明するためのグラフであり、(a)は、第1の方法を、(b)は、第2の方法をそれぞれ示すグラフである。 搬送誤差を検出するための印刷処理を示すフローチャートである。 チェックパターン印刷処理を示すフローチャートである。 従来の技術における搬送誤差を示すグラフである。
符号の説明
1 カラーインクジェットプリンタ(画像形成装置)
6 インクヘッド
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 フラッシュメモリ
60 搬送ローラ
P 記録媒体

Claims (9)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ローラと、この搬送ローラを駆動する駆動源と、記録媒体の搬送方向に配列された複数個の印刷素子と、前記駆動源を制御する駆動源制御手段と、記録媒体を所定距離だけ搬送させる回転量で前記搬送ローラを回転させるように前記駆動源制御手段により前記駆動源を制御した場合における、前記搬送ローラによる実際の搬送距離である実際距離と、前記搬送ローラが正しく形成されている場合の理論的な搬送距離である前記所定距離との差である第1の誤差から、前記搬送ローラの偏心に起因する誤差を除いた第2の誤差に応じて、前記駆動源制御手段による前記駆動源の駆動量を補正する補正手段とを備えた画像形成装置において、前記第2の誤差を求めるために使用する前記第1の誤差を求めることができる画像を印刷する印刷方法であって、
    1の位置第2の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第1の値とし、当該第1の値得るために、記録媒体における前記第1の位置と、その第1の位置から、前記所定距離として第1の距離だけ離れた前記第2の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第1の印刷ステップと、
    第3の位置第4の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第2の値とし、当該第2の値得るために、前記記録媒体における前記第1の位置とは異なる前記第3の位置と、その第3の位置から、前記所定距離として前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第2の印刷ステップとを備え、
    前記第1の印刷ステップは、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第1の位置において画像を印刷する第1のステップと、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第2の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第2の位置において画像を印刷する第2のステップとを含み、
    前記第2の印刷ステップは、
    前記第1の位置から、前記搬送ローラを(N−0.5)回転させる(Nは、1以上の自然数)ように前記駆動源制御手段を制御し、それにより到達した前記第3の位置において画像を印刷する第3のステップと、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第3の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第4の位置において画像を印刷する第4のステップとを含む、ことを特徴とする印刷方法。
  2. 前記第1の距離は、前記複数個の印刷素子が形成する印刷素子列の長さであるヘッド長より短い距離であることを特徴とする請求項記載の印刷方法。
  3. 前記第2のテップは、前記第1のテップにより印刷された画像の一部と記録媒体を搬送する方向において重複する複数の第2の位置において印刷を行い、前記第4のテップは、前記第3のテップにより印刷された画像の一部と記録媒体を搬送する方向において重複する複数の第4の位置において印刷を行うことを特徴とする請求項記載の画像形成装置の印刷方法。
  4. 記録媒体を搬送する搬送ローラと、この搬送ローラを駆動する駆動源と、記録媒体の搬送方向に配列された複数個の印刷素子と、前記駆動源を制御する駆動源制御手段と、記録媒体を所定距離だけ搬送させる回転量で前記搬送ローラを回転させるように前記駆動源制御手段により前記駆動源を制御した場合における、前記搬送ローラによる実際の搬送距離である実際距離と、前記搬送ローラが正しく形成されている場合の理論的な搬送距離である前記所定距離との差である第1の誤差から、前記搬送ローラの偏心に起因する誤差を除いた第2の誤差に応じて、前記駆動源制御手段による前記駆動源の駆動量を補正する補正手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記第2の誤差を求めるために使用する前記第1の誤差を求めることができる画像を印刷する印刷手段を備え、
    前記印刷手段は、
    1の位置第2の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第1の値とし、当該第1の値得るために、記録媒体における前記第1の位置と、その第1の位置から、前記所定距離として第1の距離だけ離れた前記第2の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第1の印刷手段と、
    第3の位置第4の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第2の値とし、当該第2の値得るために、前記記録媒体における前記第1の位置とは異なる前記第3の位置と、その第3の位置から、前記所定距離として前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第2の印刷手段とを備え、
    前記第1の印刷手段は、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第1の位置において画像を印刷する第1の手段と、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第2の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第2の位置において画像を印刷する第2の手段とを含み、
    前記第2の印刷手段は、
    前記第1の位置から、前記搬送ローラを(N−0.5)回転させる(Nは、1以上の自然数)ように前記駆動源制御手段を制御し、それにより到達した前記第3の位置において画像を印刷する第3の手段と、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第3の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第4の位置において画像を印刷する第4の手段とを含む、ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記第1の距離は、前記複数個の印刷素子が形成する印刷素子列の長さであるヘッド長より短い距離であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の段は、前記第1の段により印刷された画像の一部と記録媒体を搬送する方向において重複する複数の第2の位置において印刷を行い、前記第4の段は、前記第3の段により印刷された画像の一部と記録媒体を搬送する方向において重複する複数の第4の位置において印刷を行うことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  7. 記録媒体を搬送する搬送ローラと、この搬送ローラを駆動する駆動源と、記録媒体の搬送方向に配列された複数個の印刷素子と、前記駆動源を制御する駆動源制御手段と、記録媒体を所定距離だけ搬送させる回転量で前記搬送ローラを回転させるように前記駆動源制御手段により前記駆動源を制御した場合における、前記搬送ローラによる実際の搬送距離である実際距離と、前記搬送ローラが正しく形成されている場合の理論的な搬送距離である前記所定距離との差である第1の誤差から、前記搬送ローラの偏心に起因する誤差を除いた第2の誤差に応じて、前記駆動源制御手段による前記駆動源の駆動量を補正する補正手段とを備えた画像形成装置のコンピュータに、
    前記第2の誤差を求めるために使用する前記第1の誤差を求めることができる画像を印刷する印刷ステップを実行させ、
    前記印刷ステップは、
    1の位置第2の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第1の値とし、当該第1の値得るために、記録媒体における前記第1の位置と、その第1の位置から、前記所定距離として第1の距離だけ離れた前記第2の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第1の印刷ステップと、
    第3の位置第4の位置とにそれぞれ画像を印刷したときの前記実際距離と前記所定距離との差である前記第1の誤差を第2の値とし、当該第2の値得るために、前記記録媒体における前記第1の位置とは異なる前記第3の位置と、その第3の位置から、前記所定距離として前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置とに、それぞれ、画像を印刷する第2の印刷ステップとを含み、
    前記第1の印刷ステップは、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第1の位置において画像を印刷する第1のステップと、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第1の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第2の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第2の位置において画像を印刷する第2のステップとを含み、
    前記第2の印刷ステップは、
    前記第1の位置から、前記搬送ローラを(N−0.5)回転させる(Nは、1以上の自然数)ように前記駆動源制御手段を制御し、それにより到達した前記第3の位置において画像を印刷する第3のステップと、
    前記搬送ローラを、前記記録媒体を前記第3の位置から前記第1の距離だけ離れた前記第4の位置に搬送させる回転量で回転させるように前記駆動源制御手段を制御し、その第4の位置において画像を印刷する第4のステップとを含む、ことを特徴とする印刷制御プログラム。
  8. 前記第1の距離は、前記複数個の印刷素子が形成する印刷素子列の長さであるヘッド長より短い距離であることを特徴とする請求項記載の印刷制御プログラム。
  9. 前記第2のテップは、前記第1のテップにより印刷された画像の一部と記録媒体を搬送する方向において重複する複数の第2の位置において印刷を行い、前記第4のテップは、前記第3のテップにより印刷された画像の一部と記録媒体を搬送する方向において重複する複数の第4の位置において印刷を行うことを特徴とする請求項記載の印刷制御プログラム。
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