JP4807235B2 - 電子部品モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品モジュールに関する。
携帯電話機等に搭載される小型電子機器として、インダクタやコンデンサ等の受動素子とIC等の能動素子とから構成されるものが知られている。携帯電話機等への搭載を有利にするには、小型電子機器は小型であることが好ましいため、複数の素子を一体にしたモジュールの形で用いられることが多い。例えば、下記特許文献1には、小型電子機器の一例であるDC−DCコンバータなどの電力変換装置として、薄膜磁気誘導素子、半導体基板及びセラミックコンデンサアレーを所定の配置で一体にしたモジュールが記載されている。
特開2004−186312号公報
しかしながら、近年、携帯電話機等に対する小型化の要求が大きくなっており、そのために上述したようなモジュールに対しても一層の小型化が要求されている。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、更なる小型化が可能な電子部品モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電子部品モジュールは、半導体素子を収納する基板と、基板の一方の面上に配置されたコイル素子と、基板のコイル素子に対して反対側の面上に配置された容量素子とを備えることを特徴とする。
上記構成を有する電子部品モジュールは、半導体素子を有する基板の一側にコイル素子、反対側に容量素子が形成されて一体化されたものであるから、これらの素子を搭載するための面積が極めて小さくてすみ、各素子を別々に配置する場合と比べて小型化が容易である。
ここで、上記特許文献1に記載された電力変換装置は、薄膜磁気誘導素子の上面に半導体基板、下面にセラミックコンデンサアレーをそれぞれ配置したものである。しかし、このような配置では、セラミックコンデンサアレーが薄膜磁気誘導素子をまたいで半導体基板に接続される必要があることから、これらの両方の素子には、かかる接続が可能となるように外周部に半導体基板と接続するための端子が設けられている。そのため、この端子のためのスペースが必要となっている。
これに対し、本発明の電子部品モジュールでは、半導体素子を含む基板に対して両側にコイル素子及び容量素子がそれぞれ配置されていることから、一方の素子を他方の素子をまたがずに半導体素子に直接接続することができ、接続用の端子を設けるためのスペースが必要ない。そして、そのぶん各素子の大きさを最大限に大きくすることができるため、本発明の電子部品モジュールは、小型化且つ高集積化が可能でありながら十分な特性も維持できるものとなる。
また、上記特許文献1のような配置では、通常最も大きい薄膜磁気誘導素子をまたぐようにして半導体基板とセラミックコンデンサアレーとを接続することになるので、そのための配線が不必要に長くなってしまう傾向にある。そのため、外部からのノイズをひろいやすかったり、ロスが大きくなったりする不都合が生じるおそれがある。一方、本発明の電子部品モジュールではこのような配線を極めて短くできるという利点もあり、これらの不都合を大幅に低減することも可能となる。
上記本発明の電子部品モジュールにおいては、積層方向から見て、コイル素子及び容量素子のいずれか一方は、他方の素子の形成領域内に配置されていることが好ましい。こうすれば、コイル素子と容量素子とが同じ位置で重なるように配置されるため、モジュール化による接地面積の低減効果が特に良好に得られるようになる。
また、積層方向から見て、基板における半導体素子の形成領域は、コイル素子及び容量素子のいずれの形成領域よりも小さいことが好ましい。こうすれば、コイル素子や容量素子を、基板における半導体素子の周囲に配線を設けることで半導体素子と接続することが可能となる。これにより配線のためのスペースを省略することができるため、電子部品モジュールをより小型化することが可能となる。
本発明の電子部品モジュールにおいては、コイル素子及び容量素子の少なくとも一方が、その実装面において基板と接触していることが好ましい。このように、少なくとも一方の素子が基板と直接接触して配置されることで、配線等を短くして更なる小型化ができるほか、低背化やノイズの低減も可能となる。また、素子と基板との間には空間が無くなるので、断熱効果が高い空気層が形成され難くなり、その結果、半導体素子による熱が基板と接触している素子によって効率よく除去されるようになるという利点もある。コイル素子及び容量素子は、基板上の端子と接続するための端子電極をそれぞれ有していてもよいが、この場合、端子電極は、少なくとも上記の実装面以外の面に形成されていると、上述した放熱の効果が特に良好に得られるため、好ましい。
また、上記本発明の電子部品モジュールにおいては、コイル素子及び容量素子のうちの少なくとも一方は、実装面と隣接している側面に端子電極を有しており、且つ、当該端子電極のうちの少なくとも一つは、その端子面が基板上の面とのなす角が鋭角となるように傾斜していることが好ましい。ここで、端子面とは、基板上の端子とはんだ付け等によって接続を行うための端子電極の主要な面である。例えば、端子電極が上記側面を覆うように設けられた導電層である場合は、この導電層の上記側面に沿う表面が端子面に該当する。
このように傾斜した端子面を有する端子電極によれば、この端子電極を基板上の端子にはんだ付けする際、端子面と基板との間に挟まれた空間にはんだを収容することができるようになる。したがって、従来のような基板にほぼ垂直な側面に形成された端子をはんだ付けする場合は、基板上の端子に、はんだの広がりを考慮して素子の配置領域の外側にまではみ出すスペースを用意する必要があったのに対し、本発明でははんだの広がりを低減できるため、基板上の端子の領域を小さくすることができる。その結果、電子部品モジュールの一層の小型化が可能となる。
また、本発明の電子部品モジュールにおいて、容量素子は実装面において基板と接触しているコンデンサアレーであることが好ましい。例えば、電子部品モジュールをDC−DCコンバータモジュールとして用いる場合は、少なくとも2つのコンデンサが必要となるが、このようにコンデンサアレーを用いることによって、複数のコンデンサが必要な場合も一つの素子とすることができるため、更なる小型化が可能となる。
また、容量素子がコンデンサアレーである場合、このコンデンサアレーは、実装面と隣接する側面のうち、互いに対向している一対の側面に端子電極をそれぞれ有しており、且つ、端子電極が形成されているのとは異なる側面にグラウンドに接続するためのグラウンド端子を更に有していると好ましい。また、これらとは異なる側面に半導体素子との接続が可能となる配線を更に有しているとより好ましい。こうすることで、グラウンド端子や上記配線を直接コンデンサアレー上に設けることができ、これにより、通常これらのために設けられていた素子上のバンプの形成や基板上の配線が必要なくなる。その結果、電子部品モジュールを更に小型化できるほか、ノイズ等の影響もより小さくすることが可能となる。
本発明によれば、小型化が可能であり、しかも配線等が短くされることによってノイズ等の影響が小さくされた電子部品モジュールを提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。以下の説明では、電子部品モジュールとして、DC−DCコンバータモジュールを例に挙げて説明する。
図1は、好適な実施形態のDC−DCコンバータモジュールの断面構成を模式的に示す図である。また、図2は、図1に示すDC−DCコンバータモジュールをコンデンサアレー20側から見た平面図である。
図1に示すように、DC−DCコンバータモジュール100は、IC53を内蔵している基板50の一方の面上にインダクタ10が配置され、他方の面上にコンデンサアレー20が配置された構成を有している。なお、図1では、インダクタ10及びコンデンサアレー20については、これらの内部構成については省略し、側面構造を概略的に示してある。
インダクタ10は、内部にコイル状の導体を有するコイル素子であり、その基板50側の実装面において基板50と接触するように配置されている。このインダクタ10は、実装面と、この実装面と対向する対向面と、この実装面と対向面とに交差する2組の一対の側面とに囲まれた直方体からなる平板状の形状を有している。インダクタ10としては、例えば、縦1.5〜3.5mm、横1.0〜3.0mm、高さ1.0mm以下のサイズを有するものが挙げられる。
インダクタ10には、その実装面と隣接しており互いに対向する側面に、入出力用の一対の端子電極12,14がそれぞれ設けられている。この端子電極12,14は、インダクタ10内部のコイル状の導体の両端にそれぞれ接続されている(図示せず)。また、端子電極12,14は、これらが形成されているインダクタ10の側面に沿う端子面を有している。なお、インダクタ10の全体形状は、平板状以外に、円柱状、多角形状等であってもよい。ただし、実装時の低背化の観点からは、いずれの場合であっても基板50からの高さが低いことが好ましく、そのためには平板状とするのが有利である。
コンデンサアレー20は、積層型セラミックコンデンサアレーであり、内部に内部電極を有しており、この内部電極が分離して形成されていることによって2つぶんのコンデンサが内蔵されたものである。このコンデンサアレー20も、その基板50側の実装面において基板50と接触するように配置されている。そして、コンデンサアレー20は、上記実装面と、この実装面と対向する対向面と、この実装面と対向面とに交差する2組の一対の側面とに囲まれた直方体からなる平板状の形状を有しており、好ましくはインダクタ10とほぼ同じ形状及びサイズとなっている。
コンデンサアレー20においては、基板50への実装面に隣接する側面のうち、互いに対向する一対の側面の一方に端子電極22が、他方に端子電極24が設けられている。この端子電極22,24は、コンデンサアレー20内部の内部電極にそれぞれ接続されている(図示せず)。そして、端子電極22,24は、これらが形成されている側面に沿う端子面を有している。
また、図2に示すように、コンデンサアレー20は、端子電極22,24が形成された側面とは異なる側面のうちの一方にグラウンド端子26を有している。このグラウンド端子26も内部電極に接続されている。そして、端子電極22とグラウンド端子26との組み合わせ、及び、端子電極24とグラウンド端子26との組み合わせが、それぞれ一つのコンデンサにおける一対の外部端子の役割を果たしている。
さらに、コンデンサアレー20におけるグラウンド端子26が形成された側面と対向する側面には、信号端子28が形成されている。この信号端子28は、一つの側面に等間隔で複数(ここでは4つ)形成されている。信号端子28は、コンデンサアレー20における内部電極と接続されるものではなく、DC−DCコンバータモジュール100を他の回路基板等に実装する際に、IC53と他の回路基板等とを接続するための配線となる。したがって、この信号端子28の一端は基板50におけるIC53と接続され、また、反対側の一端は、DC−DCコンバータモジュール100が実装される回路基板等に接続されることになる。このように、コンデンサアレー20の側面に配線用の信号端子28を形成することで、別途配線を設ける必要がなくなり、実装時に必要となる面積をより小さくすることが可能となる。
基板50は、支持基板52内にスイッチング回路等の機能を有するIC53が埋め込まれたものである。このIC53は、インダクタ10の端子電極12,14の間、またはコンデンサアレー20の端子電極22,24の間に位置するように配置されている。支持基板52の表裏面には、樹脂層54、レジスト層56が順次積層されている。
基板50には、その表裏面を貫通するように設けられたビア64が各部に設けられている。このビア64の一部は、支持基板52の表面上に広がるように張り出した部分で、IC基板53上に設けられたICバンプ62と接続している。また、ビア64は、樹脂層54の表面上に広がるように張り出した部分も有している。この部分は、レジスト層56が開口することによって基板50の表面に露出しており、基板50表面の接続用端子58を形成している。
インダクタ10における端子電極12,14、及び、コンデンサアレー20における端子電極22,24は、これらの端子面において、それぞれ基板50における接続用端子58に対してはんだ30によって電気的・機械的に接続されている。このようにして、インダクタ10とIC53、及び、コンデンサアレー20とIC53とが、基板50内に設けられた配線(ビア等)を介して接続されている。また、図2に示すように、コンデンサアレー20におけるグラウンド端子26も、基板50の表面に形成された接続用の端子に、例えばはんだ付けによって接続されている。
DC−DCコンバータモジュール100においては、インダクタ10とコンデンサアレー20とが、上述したようにほぼ同じ形状を有しており、積層方向から見てほぼ同じ位置に重なるように配置されている。また、インダクタ10における端子電極12,14は、コンデンサアレー20における端子電極22,24と、積層方向から見てそれぞれほぼ同じ位置に重なるように配置されている。
このようなDC−DCコンバータモジュール100は、図3に示すようなDC−DCコンバータ回路を構成するものである。図3中、破線で囲まれた領域がIC53に該当する。また、Lは、インダクタ10である。さらに、C及びCは、コンデンサアレー20に内蔵されている2つのコンデンサにそれぞれ該当する。このDC−DCコンバータ回路において、IC53中の制御回路CUは、スイッチング素子(CMOS)S、Sを駆動して所定の昇圧・降圧を行う。制御回路CUには、イネーブルピンENが取り付けられている。インダクタL、コンデンサC,Cは、電圧入力端子Vinから入力された入力時電圧を、電圧出力端子Voutから平滑な出力直流電圧として出力する。
上述した構成を有するDC−DCコンバータモジュール100によれば、基板50の一側にインダクタ10、その反対側にコンデンサアレー20が配置され、しかもインダクタ10及びコンデンサアレー20が重なるように位置しているため、これらの素子を別々に配置する場合に比べて、モジュールを搭載するための面積を大幅に小さくすることができる。また、これらの素子が全て組み込まれていることから、DC−DCコンバータモジュール100を搭載するための基板等の設計の自由度を高めることもできる。
ここで、DC−DCコンバータを構成する各素子は、インダクタ、コンデンサ、ICの順に小さくなるのが一般的であり、従来、IC上に他の部材を組み合わせるようなモジュール化は極めて困難であった。これに対し、上述した実施形態では、基板にICを内蔵したIC内蔵基板50を用いることによって、ICの両側にインダクタ及びコンデンサをそれぞれ配置することが可能となっている。そして、このような基板50は、IC53だけでなく、IC53をインダクタやコンデンサと接続するための回路をも内蔵できるため、結果として各部材同士を接続するための回路分のスペースも低減することができる。
また、DC−DCコンバータモジュール100では、コンデンサアレー20を有することで、複数のコンデンサを用いた場合と比べて一層の小型化が可能となっている。さらに、コンデンサアレー20によれば、複数のコンデンサを並べる場合に比べて、基板50が空気と接する面積が少なくなるようにできるので、IC53による熱をより良好に取り除くことができる。またさらに、複数のコンデンサを用いる場合に比して、後述するようなBGA端子の形成も容易となる。
また、DC−DCコンバータモジュール100では、インダクタ10とコンデンサアレー20とがほぼ同様の形状を有しており、これらが基板50の両側に互いに重なり合う位置で配置されることで、これらの素子を積層することによる小型化が最も効率よく行われている。さらに、インダクタ10における端子電極12,14と、コンデンサアレー20における端子電極22,24とが重なり合う位置に設けられていることで、ICと各素子とを接続するための配線も短くすることができる。一般に、この配線が長いとノイズが生じ易い傾向にあるが、DC−DCコンバータモジュール100は、かかるノイズの影響が大幅に低減され、安定した動作が可能なものである。
さらに、DC−DCコンバータにおいては、ICが最も熱を発し易く、この熱を効率よく除去することが肝要である。本実施形態のDC−DCコンバータモジュール100は、IC53を内蔵する基板の両側に、熱伝導性の高いインダクタ10やコンデンサアレー20が直接接するように配置されていることから、IC53を外部の空気等に接するように配置した場合に比べて放熱性が極めて高い。
なお、DC−DCコンバータモジュール100は、小型化の観点から、インダクタ10やコンデンサ20の端子電極に以下のような工夫がなされたものも好適である。
図4は、DC−DCコンバータモジュール100の他の形態の断面構成を模式的に示す図である。同図においては、基板50、インダクタ10及びコンデンサアレー20の詳細な構成については省略して示してある。
図4に示すように、DC−DCコンバータモジュール100においては、インダクタ10の側面に形成された端子電極12,14の端子面、及び、コンデンサアレー20の側面に形成された端子電極22,24の端子面が、各素子が配置される基板50上の面に対して傾斜していてもよい。この傾斜は、各端子面と基板50上の面とがなす開放角が、鋭角となるように設けられている。インダクタ10及びコンデンサアレー20は、上記のような端子電極が形成された側面を有することによって、これらの端子電極同士が対向している方向に垂直な方向から見て、基板50側から離れるにつれて裾広がりとなる断面形状を有している。
上記のような傾斜した端子面を有する端子電極は、基板50上の接続用端子58にはんだ付けにより接続される際、端子面と基板との間に形成される空間内にはんだを収容することができる。そのため、はんだがインダクタ10やコンデンサアレー20の形成領域よりも外側に大きくはみ出すことを抑制できる。その結果、接続用電極58を、はんだのはみ出しを考慮して過度に広い領域に設ける必要がなくなり、DC−DCコンバータモジュール100の一層の小型化が可能となる。また、素体の側面と基板との開放角が鋭角となるため、基板に応力が加わった場合であってもはんだへの付加を抑制することもできる。これにより、はんだにおけるクラック等の不具合の発生も少なくできる。
なお、上記の形態においては、必ずしも全ての端子電極が上述したような傾斜を有する端子面を有している必要はなく、一部の端子電極のみが有していてもよい。また、傾斜した端子面を有するのは、端子電極だけでなく、グラウンド端子26等でもよい。インダクタ10やコンデンサアレー20における基板53の接続用端子と接続を行う端子であれば、上記の傾斜した端子面を有することで同様に好適な効果が得られる。
また、DC−DCコンバータモジュールは、他の回路基板等に実装される場合、通常、コンデンサアレー10側が回路基板側となるように配置される。この際、回路基板等との接続は、例えばコンデンサアレー20における端子電極22,24によって行うこともできるが、以下に示すように、コンデンサアレー20に対して実装用の端子を更に設けてもよい。
図5は、BGA端子を備えるDC−DCコンバータモジュールの断面構成を模式的に示す図である。図示されるように、DC−DCコンバータモジュール102は、基板50、この基板50の一側に配置されたインダクタ10、基板50に対してインダクタ10の反対側に配置されたコンデンサアレー20、及び、コンデンサアレー20における基板50に対する実装面と反対側の面上に設けられた複数のBGA(ボールグリッドアレイ)端子29を備えた構成を有している。基板50、インダクタ10及びコンデンサアレー20は、DC−DCコンバータモジュール100におけるものと同様である。
上記構成を有するDC−DCコンバータモジュール102は、上記のBGA端子29によって他の回路基板等に対する実装が可能である。そして、このような実装形態によれば、例えば、いったん実装を行った後でもDC−DCコンバータモジュール102を取り外して再度BGA端子による実装が可能であり、作業性が極めて良好となる。また、コンデンサアレー20の側面の端子電極22,24において実装を行う場合は、はんだの広がりを考慮する必要があるが、BGA端子29による実装では、コンデンサアレー20の下面で実装を行うことができるためその必要がなく、実装面積を更に低減することが可能となる。
以上、好適な実施形態のDC−DCコンバータモジュール100,102について説明したが、本発明の電子部品モジュールは、上述した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形が可能である。
例えば、上述した実施形態では、コイル素子の一例としてインダクタ、容量素子の一例としてコンデンサを例示したが、必ずしもこれに限定されない。例えば、コイル素子としては、トランスを適用することもできる。
また、DC−DCコンバータモジュール100,101では、インダクタ10とコンデンサアレー20とが同じサイズを有し、互いに重なり合うように配置されていたが、本発明では積層方向から見て一方の素子が他方の素子の形成領域内に配置されていればよいため、一方の素子の方が小さくてもよい。従来のようにインダクタよりもコンデンサの方が小さい場合は、コンデンサがインダクタの形成領域内に含まれるように配置される。
さらに、DC−DCコンバータモジュール100,102を構成するコンデンサとしては、コンデンサアレーに限定されず、複数のコンデンサを適用してもよい。この場合であっても、小型化の目的を達成するために、積層方向からみて複数のコンデンサがインダクタの形成領域内に配置されるようにすることが好ましい。
好適な実施形態のDC−DCコンバータモジュールの断面構成を模式的に示す図である。 図1に示すDC−DCコンバータモジュールをコンデンサアレー20側から見た平面図である。 DC−DCコンバータモジュール100の回路図である。 DC−DCコンバータモジュール100の他の形態の断面構成を模式的に示す図である。 BGA端子を備えるDC−DCコンバータモジュールの断面構成を模式的に示す図である。
符号の説明
10…インダクタ、12,14…端子電極、20…コンデンサアレー、22,24…端子電極、26…グラウンド電極、28…信号電極、29…BGA端子、30…はんだ、50…基板、53…IC、54…樹脂層、56…レジスト層、58…接続用端子、62…ICバンプ、64…ビア、100…DC−DCコンバータモジュール、CU…制御回路、S,S…スイッチング素子、L…インダクタ、C,C…コンデンサ、GND…グラウンド電極、EN…イネーブル端子、Vin…電圧入力端子、Vout…電圧出力端子。

Claims (5)

  1. 半導体素子を収納する基板と、
    前記基板の一方の面上に配置されたコイル素子と、
    前記基板の前記コイル素子に対して反対側の面上に配置された、内部に内部電極を有するコンデンサアレーと、
    を備え、
    前記コイル素子及び前記コンデンサアレーは、その実装面において前記基板と接触しており、
    前記コイル素子及び前記コンデンサアレーは、それぞれ前記基板の端子と接続するための端子電極を有しており、且つ、該端子電極は、少なくとも前記実装面以外の面に形成されており、
    前記コンデンサアレーは、前記実装面と隣接している側面のうち、互いに対向している一対の前記側面に前記端子電極をそれぞれ有しており、且つ、前記端子電極が形成されているのとは異なる前記側面にグラウンドに接続するためのグラウンド端子を更に有しており、
    前記コンデンサアレーは、前記端子電極及び前記グラウンド端子が形成されているのとは異なる前記側面に、当該コンデンサアレーにおける前記内部電極とは接続されておらず、且つ前記半導体素子との接続が可能となる配線を更に有している、
    DC−DCコンバータモジュール
  2. 積層方向から見て、前記コイル素子及び前記コンデンサアレーのいずれか一方は、他方の素子の形成領域内に配置されている、請求項1記載のDC−DCコンバータモジュール
  3. 積層方向から見て、前記基板における前記半導体素子の形成領域は、前記コイル素子及び前記コンデンサアレーのいずれの形成領域よりも小さい、請求項1又は2記載のDC−DCコンバータモジュール
  4. 前記コイル素子及び前記コンデンサアレーは、前記実装面と隣接している側面に前記端子電極を有しており、且つ、当該端子電極のうちの少なくとも一つは、その端子面が前記基板上の面とのなす角が鋭角となるように傾斜している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータモジュール
  5. 前記コンデンサアレーにおける前記端子電極は、当該コンデンサアレーにおける前記側面から、前記実装面とは反対側の面にまで回りこむように形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータモジュール
JP2006312171A 2006-11-17 2006-11-17 電子部品モジュール Active JP4807235B2 (ja)

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