JP4805697B2 - 目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止充填用冶具 - Google Patents

目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止充填用冶具 Download PDF

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Description

本発明は、目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止充填用冶具に関する。更に詳しくは、目封止深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することが可能な目封止ハニカム構造体の製造方法、及びこのような目封止ハニカム構造体の製造方法に好適に用いられる目封止充填用冶具に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関、又は各種燃焼装置から排出される排ガスにはスート(黒煙)を主体とするパティキュレート(粒子状物質)が多量に含まれている。このパティキュレートがそのまま大気中に放出されると環境汚染を引き起こすため、内燃機関等からの排ガス流路には、パティキュレートを捕集するためのフィルタが搭載されることが一般的である。
このような目的で使用されるフィルタとしては、例えば、図18に示すように、多孔質の隔壁22によってハニカム状に区画されることにより形成された、隔壁によって流体の流路となる複数のセル24が区画形成されたハニカム構造体21と、複数のセル24の一方の開口端部及び他方の開口端部を互い違いに目封止する目封止部26とを備えた目封止ハニカム構造体28を利用したハニカムフィルタが挙げられる。図18に示す目封止ハニカム構造体28によれば、排ガス流入側端面Bからセル24内に排ガスG1を流入させることにより、排ガスG1が隔壁22を通過する際に排ガスG1中のパティキュレートが隔壁22に捕集されるため、パティキュレートが除去された浄化ガスG2を浄化ガス流出側端面Cから流出させることが可能となる。
そして、上記のような目封止ハニカム構造体の製造方法として、例えば、図19に示すように、ハニカム構造体21の一方の端面に、粘着シート等を貼着し、画像処理を利用したレーザ加工等によりその粘着シート等の目封止すべきセル24(目封止セル)に対応する部分のみに孔開けをしてマスク25(目封止部形成用マスク)とし、そのマスク25が貼着されたハニカム構造体21の端面をスラリー29(セラミックスラリー)中に浸漬し、ハニカム構造体21の目封止セルにスラリーを充填して目封止部26(図1参照)を形成し、これと同様の工程をハニカム構造体21の他方の端面についても行った後、乾燥し、焼成することにより目封止ハニカム構造体を得る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−300922号公報
しかしながら、このような従来の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、図19に示すように、マスク25が貼着されたハニカム構造体21をスラリー29に押し付ける際に、容器27等に貯留されたスラリー29が押圧時の抵抗が少ない方へ流動してしまうため、目封止セル24に均等な深さでスラリー29が導入されないという問題があった。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、目封止深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することが可能な目封止ハニカム構造体の製造方法、及びこのような目封止ハニカム構造体の製造方法に好適に用いられる目封止充填用冶具を提供する。
本発明は、以下の目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止充填用冶具を提供するものである。
[1] 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、流体の流路となる多数のセルが区画・形成された筒状のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体の前記セルのいずれかの開口部を塞栓する目封止部とを備えた目封止ハニカム構造体の製造方法であって、前記ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部の外周側を覆うように且つその先端部が前記一方の端部の端面から突出するように目封止充填用冶具を配設し、前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、前記目封止充填用冶具を配設した前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入して前記目封止部を形成する工程を備え、前記目封止充填用冶具として弾性を有する筒状体を用い、前記目封止充填用冶具の弾性力により、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に前記目封止充填用冶具を配設する目封止ハニカム構造体の製造方法。
多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、流体の流路となる多数のセルが区画・形成された筒状のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体の前記セルのいずれかの開口部を塞栓する目封止部とを備えた目封止ハニカム構造体の製造方法であって、前記ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部の外周側を覆うように且つその先端部が前記一方の端部の端面から突出するように目封止充填用冶具を配設し、前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、前記目封止充填用冶具を配設した前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入して前記目封止部を形成する工程を備え、前記目封止充填用冶具として帯状体を用い、前記帯状体を前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に捲き付けることにより、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に前記目封止充填用冶具を配設する目封止ハニカム構造体の製造方法。
] 前記目封止充填用冶具として、前記セラミックスラリーに押し付けた際に前記ハニカム構造体の径方向に対する変形が生じない剛性を有するものを用いる前記[1]又は[2]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
] 前記目封止充填用冶具の先端部を前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面までスライドさせながら、前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付ける前記[1]〜[]のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
] 前記ハニカム構造体に前記目封止セルと連通し得る孔部が形成された目封止部形成用マスクを配設した後に、前記目封止充填用冶具を配設する前記[1]〜[]のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
] 前記ハニカム構造体として未焼成のハニカム乾燥体を用い、前記目封止セルに前記セラミックスラリーを充填した後に、乾燥・焼成を行って前記目封止ハニカム構造体を得る前記[1]〜[]のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[7] ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部に配設して、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入するために用いられる目封止充填用冶具であって、弾性を有する筒状体からなり、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に配置されることにより、前記筒状体の弾性力により前記ハニカム構造体の径方向に密着して、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画するように設置・固定される目封止充填用冶具。
] ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部に配設して、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入するために用いられる目封止充填用冶具であって、前記ハニカム構造体の外周の長さよりも長い帯状体からなり、前記ハニカム構造体の外周に捲き付けることにより、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画するように設置・固定が可能な目封止充填用冶具。
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法によれば、目封止深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することができる。また、本発明の目封止充填用冶具は、上記した本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法に好適に用いることができる。
以下、図面を参照して、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止充填用冶具の実施の形態について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
まず、発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態について説明する。図1は、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態によって製造された目封止ハニカム構造体を模式的に示す斜視図である。本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法は、図1に示すような、多孔質体からなる隔壁2を有し、隔壁2によって、流体の流路となる多数のセル4が区画・形成された筒状のハニカム構造体3と、ハニカム構造体3のセル4のいずれかの開口部を塞栓する目封止部5とを備えた目封止ハニカム構造体1を製造するための方法である。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法は、図2に示すように、ハニカム構造体3の目封止すべきセル4a(目封止セル)が開口している側の一方の端部7aの外周側を覆うように且つその先端部が一方の端部7aの端面から突出するように目封止充填用冶具6を配設し、一方の端部7a側の端面を外周空間から区画し、図3及び図4に示すように、目封止充填用冶具6を配設したハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9に押し付けることにより、目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9を導入して目封止部5(図1参照)を形成する。なお、図2〜図4は、本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。
このように構成することによって、一方の端部7a側の外周空間から区画された部位に、目封止セル4aの内部に導入するセラミックスラリー9を所定量区画することができる。このため、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9に押し付けた際に、目封止セル4aの内部に導入されるべきセラミックスラリー9が、ハニカム構造体3の一方の端部7aから外周方向に流動するのを有効に防止することができ、目封止セルの内部に均等な深さでセラミックスラリー9を導入することができる。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、目封止セル4a以外のセルにはセラミックスラリー9が導入されないように、ハニカム構造体3の一方の端部7aの端面に、目封止セル4aと連通し得る孔部が形成された目封止部形成用マスク8を配設する。この目封止部形成用マスク8は、従来の目封止ハニカム構造体の製造方法に用いられる目封止部形成用マスクを好適に用いることができる。なお、上記した目封止充填用冶具6を配設する際には、ハニカム構造体3に目封止部形成用マスク8を配設した後に、この目封止充填用冶具6を配設することが好ましい。このように構成することによって、目封止セル4aへのセラミックスラリー9の導入を良好に行うことができる。
なお、図2〜図4においては、平板の部材10上にセラミックスラリー9が載置され、このセラミックスラリー9にハニカム構造体3の一方の端部7a側を押し付ける場合を示しているが、使用するセラミックスラリー9は底面と側面とを有する容器等の内部に貯留してもよい。
また、平板の部材10上に載置するセラミックスラリー9の厚さ(容器等の内部にセラミックスラリーを貯留する場合には、セラミックスラリーの深さ)については、目封止セル4aにセラミックスラリー9を導入する深さ(以下、「目封止深さ」ということがある)の1/3程度であることが好ましい。
また、セラミックスラリー9は、スキージ等の部材によって表面を均すことにより、より均等な深さで目封止セル4aの内部に導入することが可能となる。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法に用いられるハニカム構造体3は、図1に示すように、多孔質体からなる隔壁2を有し、隔壁2によって、流体の流路となる多数のセル4が区画・形成された筒状のものである。なお、ハニカム構造体3は、隔壁2が極めて薄い多孔体によって構成された、比較的脆弱な構造体である。従って、その外周を被覆するように、補強部材としての外壁12を更に備えた構造とすることが一般的である。これにより、ハニカム構造体3全体の機械的強度を向上させることができ、使用時における変形や破損等を有効に防止することができる。
上記の条件を満たす限り、ハニカム構造体3(隔壁2、外壁12)を構成する材質については特に制限はないが、隔壁2が多孔質であることが必要であるため、通常は、セラミック(例えば、コージェライト等)からなるものが好適に用いられる。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法に用いられるハニカム構造体3は、上記したようなセラミックからなる材料を成形した未乾燥の成形体であってもよいし、成形体を乾燥してなる乾燥体であってもよいし、乾燥体を焼成してなる焼結体であってもよい。
また、ハニカム構造体3の形状についても特に限定されず、例えば、円筒状、四角柱状、三角柱状等の各種形状を採用することができる。また、セル形状(流路に対して垂直な面におけるセル4の形状)についても特に限定はされず、例えば、三角形、四角形、六角形、八角形等の各種多角形状や丸、長円、楕円形状を単独又は組合わせ採用することができる。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、ハニカム構造体3を製造する方法については特に制限はないが、例えば、適当な粘度に調整したセラミック坏土を、所望のセル形状、隔壁厚さ、セル密度(セルピッチ)を有する口金を用いて押出成形し、乾燥することによりハニカム構造体3を得るといった方法等を好適例として挙げることができる。また、目封止部5のパターンは千鳥模様が一般的であるが、特にそれに制限されるものではなく、列状や同心円状などであってもよい。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法は、図2に示すように、このように構成されたハニカム構造体3の目封止すべきセル4a(目封止セル)が開口している側の一方の端部7aの外周側を覆うように且つその先端部が一方の端部7aの端面から突出するように目封止充填用冶具6を配設し、一方の端部7a側の端面を外周空間から区画し、ハニカム構造体3の目封止セル4aの内部に目封止部5(図1参照)となるセラミックスラリー9を導入して目封止部5(図1参照)を形成するものである。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法に使用するセラミックスラリー9を構成する材質については特に制限はないが、セラミックの粉末、例えば、コージェライトの粉末に、バインダーや分散媒等を加えて混練したものを好適に用いることができる。セラミックの粉末の種類については、例えば、図1に示すハニカム構造体3の隔壁2を構成する材料と同一種類のものであることが好ましい。
本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、例えば、図5に示すように、目封止充填用冶具6として弾性を有する筒状体6aを用い、この目封止充填用冶具6の弾性力により、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に目封止充填用冶具6を配設する。このような目封止充填用冶具6は、弾性力によりハニカム構造体3の径方向に密着性を有するため、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に簡便且つ確実に配設することができる。
このような弾性を有する筒状体6aからなる目封止充填用冶具6としては、ジエン系ゴムや非ジエン系ゴム等の従来公知のゴムから形成されたものを用いることができ、例えば、天然ゴム、合成イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィン共重合ゴム、エチレン−α−オレフィン−ジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロロプレンゴム、ハロゲン化ブチルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、塩素化ポリエチレン等からなる筒状体を好適例として挙げることができる。
また、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、目封止充填用冶具として、例えば、図6に示すように、目封止充填用冶具6として帯状体6bを用い、この帯状体6bをハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付けることにより、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に目封止充填用冶具6を配設する目封止ハニカム構造体の製造方法を挙げることができる。このような目封止充填用冶具6は、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付けて使用するため、異なる形状や大きさのハニカム構造体3に対応させることができる。特に、帯状体6bをハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付ける際には、この帯状体6bが二重以上に重なるようにして捲き付けてもよいため、帯状体6bの長さを比較的に長くしておくことで、より様々な形状や大きさのハニカム構造体3に対応させることが可能となる。
このような帯状体6bからなる目封止充填用冶具6としては、例えば、樹脂、金属、合金等の材料からなるものを好適例として挙げることができる。樹脂性の帯状体6bとしては、例えば、厚さが0.1〜0.5mm程度のポリエチレンフィルムや、ポリプロピレン樹脂を表面にコートしたクラフト紙等を用いることができる。この樹脂性の帯状体6bは、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付けた後、接着、融着、又は粘着テープ等を用いて固定する。
また、薄い金属や合金からなる帯状体6bの場合にも、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付けた後、接着、融着、又は粘着テープ等を用いて固定することができる。また、帯状体6bが板バネによって形成されている場合には、ハニカム構造体3に捲き付ける方向に復元力を生じさせて、その復元力によってハニカム構造体3の一方の端部7aに固定することが可能となる。このような帯状体6bとしては、例えば、厚さ0.1〜0.3mmのステンレス板を用いることができる。
また、本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、図7に示すように、目封止充填用冶具6として、一方の端部7a側の端面を外周空間から区画するための筒状体6a(図7においては、筒状体6aの場合を示している)又は帯状体6b(図6参照)と、この筒状体6a又は帯状体6b(図6参照)をハニカム構造体3の一方の端部7aに保持するための保持部6cとを有するものを用いてもよい。このように目封止充填用冶具6として保持部6cを有するものを用いることにより、筒状体6a又は帯状体6b(図6参照)自体がハニカム構造体3に対して密着性を有する必要がなくなり、例えば、上記した樹脂性のフィルム等を接着して固定する必要がなくなる。ここで、図7は、実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程の他の例を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。
保持部6cとしては、筒状体6a又は帯状体6b(図6参照)をハニカム構造体3の一方の端部7aに保持することが可能なものであれば特に制限はないが、例えば、コイルバネや、加減圧することによりハニカム構造体3の外周部分を締め付けることが可能なチューブ体を好適例として挙げることができる。
また、本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、目封止充填用冶具6として、セラミックスラリー9に押し付けた際にハニカム構造体3の径方向に対する変形が生じない剛性を有するもの、即ち、押し付け時に生じるセラミックスラリー9の内圧に耐え得るものを用いることが好ましい。このような目封止充填用冶具6を用いることにより、一方の端部7a側の端面を外周空間から区画する領域の大きさを一定に保つことができ、目封止セル4aの内部に導入するセラミックスラリー9の量を正確に制御することができる。
なお、このハニカム構造体3の径方向に対する変形が生じない剛性は、使用するセラミックスラリー9の組成やその粘度、また、ハニカム構造体3の外形の大きさ等によって決まる値であることから、それぞれの条件に応じて適宜決定することが好ましい。
また、本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、図2〜図4に示すように、目封止充填用冶具6の先端部をハニカム構造体3の一方の端部7a側の端面までスライドさせながら、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9に押し付けることが好ましい。これにより、最終的にハニカム構造体3の一方の端部7a側の端面を、セラミックスラリー9を載置した平板の部材10上(例えば、セラミックスラリー9を容器等に貯留している場合には、その容器の底面)に押し付けることができ、目封止充填用冶具6によって区画した領域に存在するセラミックスラリー9を目封止セル4aの内部に全量導入することができる。
なお、本実施の形態の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、このようにしてハニカム構造体3の一方の端部7aにおける目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9を導入した後、このハニカム構造体3の他方の端部7bにおいても、一方の端部7aにおける目封止セル4a以外のセル4bに対して、上記方法と同様の方法によってセラミックスラリー9を導入してもよい。これにより、ハニカム構造体3の一方の端部7aと他方の端部7bとのセル4に互い違いに目封止部5(図1参照)を形成することができる。
このようにして所定のセル4にセラミックスラリー9を導入した後、このセラミックスラリー9を乾燥し、更に焼成することによって、図1に示すような、多孔質体からなる隔壁2を有し、隔壁2によって、流体の流路となる多数のセル4が区画・形成された筒状のハニカム構造体3と、ハニカム構造体3のセル4のいずれかの開口部を塞栓する目封止部5とを備えた目封止ハニカム構造体1を製造する。なお、目封止する際に使用したハニカム構造体3が、未焼成の成形体又は乾燥のみを行った乾燥体である場合には、目封止セル4aの内部に導入したセラミックスラリー9(図4参照)と同時に、ハニカム構造体3の乾燥及び焼成を行って目封止ハニカム構造体1を製造する。
次に、目封止ハニカム構造体の製造方法の他の例について説明する。この目封止ハニカム構造体の製造方法も、発明の実施の形態(目封止ハニカム構造体の製造方法)と同様に、図1に示すような、多孔質体からなる隔壁2を有し、隔壁2によって、流体の流路となる多数のセル4が区画・形成された筒状のハニカム構造体3と、ハニカム構造体3のセル4のいずれかの開口部を塞栓する目封止部5とを備えた目封止ハニカム構造体1を製造するための方法である。
本目封止ハニカム構造体の製造方法は、図8に示すように、ハニカム構造体3の目封止すべきセル(目封止セル4a)が開口している側の一方の端部7aの外周側を覆うように且つその先端部が一方の端部7aの端面と略同位置となるように目封止充填用冶具16を配設して、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の外径を増大させ、図9及び図10に示すように、目封止充填用冶具16を配設したハニカム構造体3の一方の端部7aを、セラミックスラリー9に押し付けることにより、目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9を導入して目封止部5(図1参照)を形成する目封止ハニカム構造体の製造方法である。なお、図8〜図10は、目封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。
発明の実施の形態においても説明したように、従来の目封止ハニカム構造体の製造方法においては、図19に示すように、ハニカム構造体21の一方の端部をスラリー29(セラミックスラリー)に押し付けた際に、目封止セル24aの内部に導入されるべきセスラリー29が、ハニカム構造体21の一方の端部から外周方向に流動してしまい、目封止セル24aに均等な深さでスラリー29が導入されないという問題があった。
このような問題は、スラリー29が流動性を有するため、押し付け時により抵抗の少ない方へ流動してしまうことが原因であることから、スラリー29の流動による目封止深さへの影響は、ハニカム構造体21のより外周側においてより顕著なものであり、逆に、ハニカム構造体21の外壁から所定距離離れた内側においては、スラリー29の流動の影響が少なく、略同一の深さでスラリー29が導入されているということが確認された。
このため、本目封止ハニカム構造体の製造方法は、従来の方法ではセラミックスラリーの導入量が著しく低下し問題となっていた外周側の部位に対して、図8に示すような目封止充填用冶具16を配設して、目封止充填用冶具16を配設した部位の外周の大きさを増大させることにより、実際にセラミックスラリー9の導入を行うハニカム構造体3に対しては、セラミックスラリー9の流動による目封止深さへの影響を極めて小さくする、これにより、ハニカム構造体3の目封止セル4aの内部に均等な深さでセラミックスラリー9を導入することができる。
本目封止ハニカム構造体の製造方法においては、目封止セル4a以外のセルにはセラミックスラリー9が導入されないように、ハニカム構造体3の一方の端部7aの端面には、目封止セル4aと連通し得る孔部が形成された目封止部形成用マスク8を配設する。この目封止部形成用マスク8は、従来の目封止ハニカム構造体の製造方法に用いられる目封止部形成用マスクを好適に用いることができる。なお、上記した目封止充填用冶具16を配設する際には、ハニカム構造体3に目封止部形成用マスク8を配設した後に、目封止充填用冶具16を配設することが好ましい。このように構成することによって、目封止セル4aへのセラミックスラリー9の導入を良好に行うことができる。
なお、本目封止ハニカム構造体の製造方法においては、使用するハニカム構造体3及びセラミックスラリー9については、発明の実施の形態にて説明したものと同様のものを好適に用いることができる。また、セラミックスラリー9は、発明の実施の形態と同様に、平板の部材10上に載置したり、容器(図示せず)等の内部に貯留したりしたものを用いることができる。
本目封止ハニカム構造体の製造方法においては、目封止充填用冶具16を配設することによりハニカム構造体3の一方の端部7a側の外径を増大させ、従来の方法ではセラミックスラリー9の導入量が著しく低下する外周部分を目封止充填用冶具16で占拠してしまうことが必要である。
なお、セラミックスラリー9を導入した場合、その導入量が著しく低下する範囲の大きさは、セラミックスラリー9を導入する目封止深さや、使用するセラミックスラリー9の粘度等によって決まるため、これらに応じて適宜決定することが好ましい。例えば、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の外径を、目封止深さの3分の2以上の長さ増大させることが好ましい。なお、特に限定されることはないが、この際に使用するセラミックスラリー9の粘性は、例えば、150〜500dPa・s程度であることが好ましい。
本目封止ハニカム構造体の製造方法に用いられる目封止充填用冶具16としては、図11に示すように、目封止セル4が形成されたハニカム構造体3の外周の大きさに対応した内径を有し、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の外周の大きさを増大させ得る厚さの筒状体16aからなり、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に設置・固定が可能なものを挙げることができる。特に、このような筒状体16aからなる目封止充填用冶具16としては、弾性を有するものを好適に用いることができる。このような目封止充填用冶具16は、弾性力によりハニカム構造体3の径方向に密着性を有するため、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に簡便且つ確実に配設することができる。
このような弾性を有する筒状体からなる目封止充填用冶具としては、ジエン系ゴムや非ジエン系ゴム等の従来公知のゴムから形成されたものを用いることができ、例えば、天然ゴム、合成イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィン共重合ゴム、エチレン−α−オレフィン−ジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロロプレンゴム、ハロゲン化ブチルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、塩素化ポリエチレン等からなる筒状体を好適例として挙げることができる。
また、図示は省略するが、本目封止ハニカム構造体の製造方法においては、目封止充填用冶具として、比較的に長さの長い帯状体を用い、この帯状体をハニカム構造体の一方の端部側に複数回捲き付けるようして設置・固定が可能なものを用いることもできる。
また、本目封止ハニカム構造体の製造方法においては、図12に示すように、目封止充填用冶具16として、ハニカム構造体3の端面にて径方向に折れ曲がり、ハニカム構造体3の一方の端部側の外径を増大させるように構成された筒状体16aと、この筒状体16aをハニカム構造体3の一方の端部7aに保持するための保持部16cとを有するものを用いることもできる。このように目封止充填用冶具16として保持部16cを有するものを用いることにより、筒状体16a自体がハニカム構造体3に対して密着性を有するものである必要がなくなる。
また、目封止充填用冶具16としては、ハニカム構造体3の端面における外径を増大させることができれば、セラミックスラリー9の流動による目封止深さへの影響を減少させる効果を得ることができるため、ハニカム構造体3の端面にて径方向に折れ曲がり、ハニカム構造体3の一方の端部側の外径を増大させるように構成された筒状体16aを用いてもよい。
なお、保持部16cとしては、筒状体16aをハニカム構造体3の一方の端部7aに保持することが可能なものであれば特に制限はないが、例えば、コイルバネや、加減圧することによりハニカム構造体3の外周部分を締め付けることが可能なチューブ体を好適例として挙げることができる。
なお、本目封止ハニカム構造体の製造方法においては、図8〜図10に示すように、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9に押し付けている間は、目封止充填用冶具16がハニカム構造体3の軸方向に移動しないように固定しておくことが好ましい。目封止充填用冶具16がハニカム構造体3の軸方向に移動してしまうと、押し付け時におけるセラミックスラリー9の流動状態に変化が生じてしまい、目封止セル4aに均一にセラミックスラリー9が充填され難くなることがある。
このようにして、ハニカム構造体3の目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9を導入した後、このセラミックスラリー9を乾燥し、更に焼成することによって、図1に示すような、多孔質体からなる隔壁2を有し、隔壁2によって、流体の流路となる多数のセル4が区画・形成された筒状のハニカム構造体3と、ハニカム構造体3のセル4のいずれかの開口部を塞栓する目封止部5とを備えた目封止ハニカム構造体1を製造する。なお、目封止する際に使用したハニカム構造体3が、未焼成の成形体又は乾燥のみを行った乾燥体である場合には、目封止セル4aの内部に導入したセラミックスラリー9(図10参照)と同時に、ハニカム構造体3の乾燥及び焼成を行って目封止ハニカム構造体1を製造する。
なお、本目封止ハニカム構造体の製造方法においても、ハニカム構造体3の一方の端部7aにおける目封止を行った後、このハニカム構造体3の他方の端部7bにおいても、一方の端部7aにおける目封止セル4a以外のセル4bに対して、上記方法と同様の方法によってセラミックスラリー9を導入してもよい。
次に、発明の目封止充填用冶具の一の実施の形態について説明する。本実施の形態の目封止充填用冶具は、発明の実施の形態(目封止ハニカム構造体の製造方法)に好適に用いられる目封止充填用冶具である。
本実施の形態の目封止充填用冶具は、図5に示すような、ハニカム構造体3の目封止すべきセル4a(目封止セル)が開口している側の一方の端部7aに配設して、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の端面を外周空間から区画し、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9(図2参照)に押し付けることにより、目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9(図2参照)を導入するために用いられる目封止充填用冶具6であって、目封止セル4aが形成されたハニカム構造体3の外周の大きさに対応した内径を有する筒状体6aからなり、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の端面を外周空間から区画するように設置・固定が可能な目封止充填用冶具6である。
本実施の形態の目封止充填用冶具6は、一方の端部7a側の外周空間から区画された部位に、目封止セル4aの内部に導入するセラミックスラリー9(図2参照)を所定量区画することができ、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9(図2参照)に押し付けた際に、目封止セル4aの内部に均等な深さでセラミックスラリー9(図2参照)を導入することができる。
また、本実施の形態の目封止充填用冶具6は、弾性を有する筒状体6aからなることが好ましい。このような目封止充填用冶具6は、その弾性力によりハニカム構造体3の径方向に密着性を有するため、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に簡便且つ確実に配設することができる。
このような弾性を有する筒状体6aからなる目封止充填用冶具6としては、ジエン系ゴムや非ジエン系ゴム等の従来公知のゴムから形成されたものを用いることができ、例えば、天然ゴム、合成イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−α−オレフィン共重合ゴム、エチレン−α−オレフィン−ジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロロプレンゴム、ハロゲン化ブチルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、塩素化ポリエチレン等からなる筒状体を好適例として挙げることができる。
なお、本実施の形態の目封止充填用冶具6は、第一の発明の実施の形態に説明した筒状体からなる目封止充填用冶具と同様に構成されたものであり、第一の発明の実施の形態にて説明した方法によって使用することができる。
次に、発明の目封止充填用冶具の一の実施の形態について説明する。本実施の形態の目封止充填用冶具は、発明の実施の形態(目封止ハニカム構造体の製造方法)に好適に用いられる目封止充填用冶具である。
本実施の形態の目封止充填用冶具は、図6に示すように、ハニカム構造体3の目封止すべきセル4a(目封止セル)が開口している側の一方の端部7aに配設して、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の端面を外周空間から区画し、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9(図2参照)に押し付けることにより、目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9(図2参照)を導入するために用いられる目封止充填用冶具6であって、ハニカム構造体3の外周の長さよりも長い帯状体6bからなり、ハニカム構造体3の外周に捲き付けることにより、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の端面を外周空間から区画するように設置・固定が可能な目封止充填用冶具6である。
本実施の形態の目封止充填用冶具6は、一方の端部7a側の外周空間から区画された部位に、目封止セル4aの内部に導入するセラミックスラリー9(図2参照)を所定量区画することができ、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9(図2参照)に押し付けた際に、目封止セル4aの内部に均等な深さでセラミックスラリー9(図2参照)を導入することができる。
このような帯状体6bからなる目封止充填用冶具6としては、例えば、樹脂、金属、合金等の材料からなるものを好適例として挙げることができる。樹脂性の帯状体6aとしては、例えば、厚さが0.1〜0.5mm程度のポリエチレンフィルムや、ポリプロピレン樹脂を表面にコートしたクラフト紙等を用いることができる。この樹脂性の帯状体6aは、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付けた後、接着、融着、又は粘着テープ等を用いて固定する。
また、薄い金属や合金からなる帯状体6bの場合にも、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に捲き付けた後、接着、融着、又は粘着テープ等を用いて固定することができる。また、帯状体6bが板バネによって形成されている場合には、ハニカム構造体3の一方の端部7aに捲き付ける方向に復元力を生じさせて、その復元力によってハニカム構造体3の一方の端部7aに固定することが可能となる。このような帯状体6bとしては、例えば、厚さ0.1〜0.3mmのステンレス板を用いることができる。なお、本実施の形態の目封止充填用冶具6は、第一の発明の実施の形態に説明した帯状体からなる目封止充填用冶具と同様に構成されたものであり、第一の発明の実施の形態にて説明した方法によって使用することができる。
次に、目封止充填用冶具の他の例について説明する。本目封止充填用冶具は、上述した目封止ハニカム構造体の製造方法に好適に用いられる目封止充填用冶具である。
本目封止充填用冶具は、図11に示すように、ハニカム構造体3の目封止すべきセル4a(目封止セル)が開口している側の一方の端部7aに配設して、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の外径を増大させ、そのハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9(図8参照)に押し付けることにより、目封止セル4aの内部にセラミックスラリー9(図8参照)を導入するために用いられる目封止充填用冶具16であって、目封止セル4aが形成されたハニカム構造体3の外周の大きさに対応した内径を有し、ハニカム構造体3の一方の端部7a側の外径を増大させ得る厚さの筒状体16aからなり、ハニカム構造体3の一方の端部7a側に設置・固定が可能な目封止充填用冶具16である。
本目封止充填用冶具16をハニカム構造体3の一方の端部7a側に配設することにより、この目封止充填用冶具16によって一方の端部7a側の外径を増大させ、従来の方法ではセラミックスラリーの導入量が著しく低下し問題となっていた外周側の部位を目封止充填用冶具で占拠させることができる。このため、目封止充填用冶具16の外側面からその厚さ分だけ内側に位置するハニカム構造体3に対しては、セラミックスラリー9(図8参照)の流動による目封止深さへの影響を極めて小さくすることができ、ハニカム構造体3の一方の端部7aをセラミックスラリー9(図8参照)に押し付けた際に、目封止セル4aの内部に均等な深さでセラミックスラリー9(図8参照)を導入することができる。
なお、本目封止充填用冶具16は、上述した目封止ハニカム構造体の他の例にて説明した目封止充填用冶具と同様に構成されたものであり、上述した目封止ハニカム構造体の他の例にて説明した方法によって使用することができる。また、本目封止充填用冶具16は、図12に示すように、目封止充填用冶具16として、ハニカム構造体3の端面にて径方向に折れ曲がり、ハニカム構造体3の一方の端部側の外径を増大させるように構成された筒状体16aと、この筒状体16aをハニカム構造体3の一方の端部7aに保持するための保持部16cとを有するものであってもよい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例においては、使用するハニカム構造体として、多孔質体からなる隔壁を有し、隔壁によって流体の流路となる多数のセルが区画・形成された筒状のハニカム構造体を用意した。このハニカム構造体は、コージェライトから構成され、端面の形状が250mmφの円形の円筒状であり、セル形状は四角形、隔壁厚さは0.3mm(12mil)、セル密度は46.5セル/cm(300セル/平方インチ)のものであった。このハニカム構造体の端面の対角線上には、85個のセルが存在している。なお、1milは、1000分の1インチであり、約0.025mmである。
上記のハニカム構造体は、適当な粘度に調整した坏土を上記セル形状、隔壁厚さ、セル密度を有する口金を用いて押出成形し、乾燥後、両端面を切断して平滑面とすることにより製造した。
このようなハニカム構造体に、厚さ8mmのアメゴム製の筒状体からなる目封止充填用冶具を、目封止セルが開口している側の一方の端部の外周側を覆うように且つその先端部が一方の端部の端面から突出するように配設し、一方の端部側の端面を外周空間から区画し、この目封止充填用冶具を配設したハニカム構造体の一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入した。本実施例においては、各目封止セルに導入するセラミックスラリーの狙いの深さを5mmとした。
このようにして目封止セルにセラミックスラリーを導入した後、各目封止セルに導入されたセラミックスラリーの深さ(以下、「目封止深さ」という)を、端面の対角線上の85セルについて測定した。ここで、図13は、端面の対角線上の85セルにおける各目封止深さを示すグラフである。なお、図13において、縦軸が、目封止深さ(mm)を示し、横軸が、端面の対角線上の85セルの位置を示す。また、各外周側の10セル(即ち、図13における、セル位置1〜10及びセル位置76〜85)における目封止深さ(mm)を表1に示す。
Figure 0004805697
(比較例1)
実施例1と同様のハニカム構造体に目封止充填用冶具を配設することなく、そのままの状態でセラミックスラリーに押し付けることにより、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入した。このようにして目封止セルにセラミックスラリーを導入した後、各目封止深さを、端面の対角線上の85セルについて測定した。ここで、図14は、端面の対角線上の85セルにおける各目封止深さを示すグラフである。なお、図14において、縦軸が、目封止深さ(mm)を示し、横軸が、端面の対角線上の85セルの位置を示す。また、各外周側の10セル(即ち、図14における、セル位置1〜10及びセル位置76〜85)における目封止深さ(mm)を表1に示す。
図13、図14及び表1に示すように、比較例1によって得られた目封止ハニカム構造体は、各外周側の10セルの目封止深さが低下していたが、実施例1によって得られた目封止ハニカム構造体は、各外周側の10セルの目封止深さの低下が確認されなかった。なお、実施例1において、外周側の目封止深さが若干深くなった理由は、目封止充填用冶具の厚さによって押し退けられたセラミックスラリーが外周側の目封止セルに導入されたためと考えられる。
参考例1
参考例においては、使用するハニカム構造体として、多孔質体からなる隔壁を有し、隔壁によって流体の流路となる多数のセルが区画・形成された筒状のハニカム構造体を用意した。このハニカム構造体は、コージェライトから構成され、端面の形状が210mmφの円形の円筒状であり、セル形状は四角形、隔壁厚さは0.3mm(12mil)、セル密度は46.5セル/cm(300セル/平方インチ)のものであった。なお、ハニカム構造体の端面の対角線上には、70個のセルが存在している。
上記のハニカム構造体は、適当な粘度に調整した坏土を上記セル形状、隔壁厚さ、セル密度を有する口金を用いて押出成形し、乾燥後、両端面を切断して平滑面とすることにより製造した。
このようなハニカム構造体に、厚さ4mmのアメゴム製の筒状体からなる目封止充填用冶具を、目封止セルが開口している側の一方の端部の外周側を覆うように且つその先端部が一方の端部の端面と略同位置となるように目封止充填用冶具を配設して、ハニカム構造体の一方の端部側の外径を増大させ、この目封止充填用冶具を配設したハニカム構造体の一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入した。本実施例においては、各目封止セルに導入するセラミックスラリーの狙いの深さを10mmとした。
このようにして目封止セルにセラミックスラリーを導入した後、各目封止深さを、端面の対角線上の70セルについて測定した。ここで、図15は、端面の対角線上の70セルにおける各目封止深さを示すグラフである。なお、図15において、縦軸が、目封止深さ(mm)を示し、横軸が、端面の対角線上の70セルの位置を示す。また、各外周側の10セル(即ち、図15における、セル位置1〜10及びセル位置61〜70)における目封止深さ(mm)を表2に示す。
Figure 0004805697
参考例2
参考例1と同様のハニカム構造体に、厚さ8mmのアメゴム製の筒状体からなる目封止充填用冶具を配設し、参考例1と同様方法によって、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入した。このようにして目封止セルにセラミックスラリーを導入した後、各目封止深さを、端面の対角線上の70セルについて測定した。ここで、図16は、端面の対角線上の70セルにおける各目封止深さを示すグラフである。なお、図16において、縦軸が、目封止深さ(mm)を示し、横軸が、端面の対角線上の70セルの位置を示す。また、各外周側の10セル(即ち、図16における、セル位置1〜10及びセル位置61〜70)における目封止深さ(mm)を表2に示す。
(比較例2)
参考例1と同様のハニカム構造体に目封止充填用冶具を配設することなく、そのままの状態でセラミックスラリーに押し付けることにより、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入した。このようにして目封止セルにセラミックスラリーを導入した後、各目封止深さを、端面の対角線上の70セルについて測定した。ここで、図17は、端面の対角線上の70セルにおける各目封止深さを示すグラフである。なお、図17において、縦軸が、目封止深さ(mm)を示し、横軸が、端面の対角線上の70セルの位置を示す。また、各外周側の10セル(即ち、図17における、セル位置1〜10及びセル位置61〜70)における目封止深さ(mm)を表2に示す。
図15、図16、図17及び表2に示すように、比較例2によって得られた目封止ハニカム構造体は、各外周側の10セルの目封止深さが低下していたが、参考例1によって得られた目封止ハニカム構造体は、各外周側の10セルの目封止深さの低下が軽減され、また、参考例2によって得られた目封止ハニカム構造体は、各外周側の10セルの目封止深さの低下がほぼ確認されず、極めて良好な結果を得ることができた。
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法は、ディーゼルエンジン等の内燃機関、又は各種燃焼装置から排出される排ガス中に含まれるパティキュレートを捕集し、浄化するためのフィルタとして好適に用いられる目封止ハニカム構造体を製造する方法として利用することができる。特に、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法は、目封止深さが均一な目封止ハニカム構造体を製造することできる。
また、本発明の目封止充填用冶具は、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法に好適に用いることができる。
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態によって製造された目封止ハニカム構造体を模式的に示す斜視図である。 発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態に用いられる目封止充填用冶具の一例を示す斜視図である。 発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態に用いられる目封止充填用冶具の他の例を示す斜視図である。 発明の目封止ハニカム構造体の製造方法の一の実施の形態における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程の他の例を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 封止ハニカム構造体の製造方法に用いられる目封止充填用冶具の一例を示す斜視図である。 封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程の他の例を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。 実施例1における、端面の対角線上の85セルにおける各目封止深さを示すグラフである。 比較例1における、端面の対角線上の85セルにおける各目封止深さを示すグラフである。 参考例1における、端面の対角線上の70セルにおける各目封止深さを示すグラフである。 参考例2における、端面の対角線上の70セルにおける各目封止深さを示すグラフである。 比較例2における、端面の対角線上の70セルにおける各目封止深さを示すグラフである。 従来のハニカムフィルタを示す概略断面図である。 従来の目封止ハニカム構造体の製造方法における、目封止セルの内部にセラミックスラリーを導入する工程を説明する説明図であり、ハニカム構造体の軸方向に平行な断面図である。
符号の説明
1:目封止ハニカム構造体、2:隔壁、3:ハニカム構造体、4:セル、4a:目封止セル、4b:目封止セル以外のセル、5:目封止部、6:目封止充填用冶具、6a:筒状体、6b:帯状体、6c:保持部、7a:一方の端部、7b:他方の端部、8:目封止部形成用マスク、9:セラミックスラリー、10:平板の部材、16:目封止充填用冶具、16a:筒状体、16c:保持部、21:ハニカム構造体、22:隔壁、24:セル、25:マスク(目封止部形成用マスク)、26:目封止部、27:容器、28:目封止ハニカム構造体、29:スラリー、B:排ガス流入側端面、C:浄化ガス流出側端面、G1:排ガス、G2:浄化ガス。

Claims (8)

  1. 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、流体の流路となる多数のセルが区画・形成された筒状のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体の前記セルのいずれかの開口部を塞栓する目封止部とを備えた目封止ハニカム構造体の製造方法であって、
    前記ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部の外周側を覆うように且つその先端部が前記一方の端部の端面から突出するように目封止充填用冶具を配設し、前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、
    前記目封止充填用冶具を配設した前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入して前記目封止部を形成する工程を備え、
    前記目封止充填用冶具として弾性を有する筒状体を用い、前記目封止充填用冶具の弾性力により、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に前記目封止充填用冶具を配設する目封止ハニカム構造体の製造方法。
  2. 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、流体の流路となる多数のセルが区画・形成された筒状のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体の前記セルのいずれかの開口部を塞栓する目封止部とを備えた目封止ハニカム構造体の製造方法であって、
    前記ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部の外周側を覆うように且つその先端部が前記一方の端部の端面から突出するように目封止充填用冶具を配設し、前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、
    前記目封止充填用冶具を配設した前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入して前記目封止部を形成する工程を備え、
    前記目封止充填用冶具として帯状体を用い、前記帯状体を前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に捲き付けることにより、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に前記目封止充填用冶具を配設する目封止ハニカム構造体の製造方法。
  3. 前記目封止充填用冶具として、前記セラミックスラリーに押し付けた際に前記ハニカム構造体の径方向に対する変形が生じない剛性を有するものを用いる請求項1又は2に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  4. 前記目封止充填用冶具の先端部を前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面までスライドさせながら、前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付ける請求項1〜3のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  5. 前記ハニカム構造体に前記目封止セルと連通し得る孔部が形成された目封止部形成用マスクを配設した後に、前記目封止充填用冶具を配設する請求項1〜4のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  6. 前記ハニカム構造体として未焼成のハニカム乾燥体を用い、前記目封止セルに前記セラミックスラリーを充填した後に、乾燥・焼成を行って前記目封止ハニカム構造体を得る請求項1〜5のいずれかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  7. ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部に配設して、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入するために用いられる目封止充填用冶具であって、
    弾性を有する筒状体からなり、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側に配置されることにより、前記筒状体の弾性力により前記ハニカム構造体の径方向に密着して、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画するように設置・固定される目封止充填用冶具。
  8. ハニカム構造体の目封止すべきセル(目封止セル)が開口している側の一方の端部に配設して、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画し、前記ハニカム構造体の前記一方の端部をセラミックスラリーに押し付けることにより、前記目封止セルの内部に前記セラミックスラリーを導入するために用いられる目封止充填用冶具であって、
    前記ハニカム構造体の外周の長さよりも長い帯状体からなり、前記ハニカム構造体の外周に捲き付けることにより、前記ハニカム構造体の前記一方の端部側の端面を外周空間から区画するように設置・固定が可能な目封止充填用冶具。
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