JP4796734B2 - マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤 - Google Patents

マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤及び皮膚弾力性維持化粧料に関する。さらに詳しくは、皮膚の弾力性、たるみに大きな影響を与える特定のマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)の活性に対して優れた拮抗作用を有し、皮膚の若々しさを保つことのできるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤及び皮膚弾力性保持化粧料に関する。本発明は、基礎化粧品をはじめ、メークアップ化粧品、頭髪化粧品、浴剤などに好適に使用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の真皮は結合組織からなり、表皮と接する部分は凹凸を呈している。より深部の真皮は、網状層と呼ばれ、細胞が密に詰まっておらず細胞外空間が多く細胞外マトリックスと呼ばれる巨大分子の網目構造によって満たされている。細胞外マトリックスは、I型、III型、V型、VI型コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、フィブロネクチンなどが複雑に絡み合って構成されている。真皮は、これらの構成により、皮膚の弾力や張りなどに大きな影響を与えている。一方、表皮基底膜も一種の細胞外マトリックスとみなされ、4つの構成部分から成り立っている。Attachment plaque、透明層、緻密層、sub-lamina densa fibrilar zoneと呼ばれる構成部分である。これらは、IV型コラーゲン、ラミニン、リンキン、ナイドジェンなどが結合して構成されている。皮膚基底膜も皮膚真皮同様に皮膚の弾力性の維持に関与している。
【0003】
近年細胞外マトリックスに関する研究が進み、細胞外マトリックスを特異的に分解し、組織の構造や恒常性の維持に重要な役割を果たすと考えられるさまざまのマトリキシンファミリーのマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)が精製されてきた。これらマトリックスメタロプロテアーゼのなかのコラゲナーゼ群としては、MMP−1、MMP−8、MMP−13、MMP−18が精製されている。MMP−1は、繊維状コラーゲンI、II、III、IV、Vを基質とする。MMP−8は、繊維状コラーゲンI、II、IIIを基質とする。ストロメライシン群としては、MMP−3、MMP−7、MMP−10、MMP−11、ゼラチナーゼ群としては、MMP−2、MMP−9が精製されている。MMP−3は、プロテオグリカン、フィブロネクチン、ラミニン、コラーゲンIII、IV、V、IXを基質とし、MMP−7は、プロテオグリカン、フィブロネクチン、ゼラチンproMMP−1を基質とし、MMP−2は、コラーゲンIV、V、VII、Xを基質とし、MMP−9は、コラーゲンIV、V、ゼラチンを基質としている。
【0004】
皮膚の基底膜や真皮を構成する細胞外マトリックスの構成成分の分解を抑制することは、皮膚に弾力性やハリを与え、皮膚の老化防止に重要である。現在まで、これら皮膚老化を予防する目的でいくつかのMMP−s阻害剤が開発されてきた(特開2000−154131、特開2000−159631、特開2000−256122、特開2000−319155、特開2001−139466、特開2001−192316、特開2001−192317)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでの皮膚組織におけるマトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤は、効果は必ずしも十分でなく製品への配合では、有効な結果を得るに至っていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決するために広く種々の物質についてそれぞれのマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害作用を検討した結果、マツ科マツ属ニ葉松類であるアカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの溶媒抽物に優れたマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害作用があることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、皮膚の弾力性の保持に大きな影響を与えるマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害効果を有し、皮膚安全性を保ちながら、皮膚の弾力性保持に有効である化粧料を提供するものである。
本願発明は下記の請求項1〜請求項5により構成されている。
請求項1:マツ科マツ属(Pinus)ニ葉松類の樹皮の溶媒抽出物を有効成分とすることを特徴とするマトリックスメタロプロテアーゼ(ただし、コラゲナーゼ及びエラスターゼを除く。)活性阻害剤。
請求項2:ニ葉松類が、アカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの1種又は2種以上である請求項1のマトリックスメタロプロテアーゼ(ただし、コラゲナーゼ及びエラスターゼを除く。)活性阻害剤。
請求項3:マトリックスメタロプロテアーゼが、ゼラチナーゼ群、ストロメライシン群に属する酵素の中から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2記載のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
請求項4:マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤が、ラミニンの分解抑制剤である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
請求項5:マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤が、プロテオグリカンの分解抑制剤である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
【0007】
本発明で用いられるマツ科マツ属ニ葉松類とは、マツ属のなかで、針葉の維管束が2個の複数維管束類のことである。
【0008】
マツ属の植物についてのこれまで検討されたものとしては、アカマツのテストステロン−5α−レダクダーゼ阻害作用(特開平7−278003)、保湿剤としてのマツ抽出物(特開2000−229827)、体臭の脱臭活性としてのマツ属植物抽出物(特開2000−247853)、保湿性植物抽出物の組み合わせ配合としてのマツ抽出物(特開2001−31521)、マツ抽出物のテストステロン−5α−レダクダーゼ阻害作用(特開2001−131026)、マツ属由来のプロトアントシアニジンの安定化(特開2001−158739)などがある。フランスカイガンショウ(海岸松)に関しては、数々の検討がされてきた(特開平11−75770、特開2000−229834、特開2001−199868)。また、「ピクノジェノールの癒し」(旭岡光志,DHC,1999年10月20日発行)があり、経口投与での研究成果をまとめている。しかしながら、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害とマツ属植物に関する検討は、これまで全くなされていない。
【0009】
本発明で用いられるアカマツとは、学名Pinus densiflora Sieb. et Zucc.で日本の代表的な二葉松である。クロマツとは、学名Pinus thunbergii Parl.で海岸に多い二葉松である。リュウキュウアカマツとは、学名 Pinus luchuensis Maryrでアカマツに似た二葉松で、琉球諸島、南西諸島に分布する。タイワンアカマツは、学名 Pinus massoniana Lamb.で中国東部、台湾、ベトナムに分布する。カシヤマツとは、学名 Pinus khasya Royle ex Gordonでインド東部、インドシナ、フィリピンに分布する。ヨーロッパアカマツとは、学名 Pinus sylvestris L.でヨーロッパ中部及び北部に分布する。ダイオウショウとは、学名 Pinus palustris Mill.で米国南東部に分布する。フランスカイガンショウとは、学名 Pinus pinaster Ait.でフランス南西部から西地中海沿海地に分布する。リギダマツとは、学名Pinus rigida Mill.で北米南東部に分布する。ラジアータマツとは、学名 Pinus radiata D.Donでカリフォルニアに分布する。カサマツとは、学名 Pinus pinea L.で地中海北岸地方に分布する。これらマツは上記分布地の他、各地で栽培も行なわれている。
【0010】
本発明で用いられる抽出物の調製方法は特に限定されないが、例えば種々の溶媒を用い、低温から加温下において抽出する方法があげられる。具体的に抽出溶媒としては、水、メタノール、エタノール等の低級一価アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエステルが例示され、これらの一種又は二種以上の混合溶媒を用いることができる。
【0011】
本発明で使用する抽出物は、そのまま用いてもよいが、必要に応じてろ過、濃縮してもよい。また、抽出物を吸着法、カラムクロマト法、向流分配法等により、分画、精製して用いることもできる。更に、上記のものを減圧乾燥又は凍結乾燥した後、粉末又はペースト状に調製し、適宜製剤化して用いることもできる。以下抽出物製造例を示すが、製造方法はこれらに限定されるものではない。
【0012】
(抽出物製造例1)
アカマツの乾燥樹皮100gに50vol%エタノール溶液1000gを加え、50℃にて8時間抽出し、冷後、ろ過してアカマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、1.63%であった。
【0013】
(抽出物製造例2)
クロマツの乾燥樹皮200gに50vol%エタノール溶液2000gを加え、60℃にて8時間攪拌抽出を行い、冷後ろ過した後、濃縮し、合成吸着体ダイヤイオンHP−20(三菱化学製)1Lを充填したカラムに通液した。水洗後、50vol%エタノール溶液にて溶出し、溶出液を減圧乾固後、30%エタノール溶液300gに溶解し、クロマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、2.38%であった。
【0014】
(抽出物製造例3)
リュウキュウアカマツの乾燥樹皮100gに50vol%エタノール溶液1000gを加え、50℃にて8時間抽出し、冷後、ろ過してリュウキュウアカマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、1.78%であった。
【0015】
(抽出物製造例4)
タイワンアカマツの乾燥樹皮100gに50%1,3−ブチレングリコール溶液1000gを加え、60℃にて10時間抽出し、冷後、ろ過してタイワンアカマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、1.59%であった。
【0016】
(抽出物製造例5)
カシヤマツの乾燥樹皮200gに50vol%エタノール溶液2000gを加え、60℃にて8時間攪拌抽出を行い、冷後ろ過した後、濃縮し、合成吸着体ダイヤイオンHP−20(三菱化学製)1Lを充填したカラムに通液した。水洗後、50vol%エタノール溶液にて溶出し、溶出液を減圧乾固後、30%エタノール溶液300gに溶解し、カシヤマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、2.57%であった。
【0017】
(抽出物製造例6)
ヨーロッパアカマツの乾燥樹皮200gに50vol%エタノール溶液2000gを加え、60℃にて8時間攪拌抽出を行い、冷後ろ過した後、濃縮し、合成吸着体ダイヤイオンHP−20(三菱化学製)1Lを充填したカラムに通液した。水洗後、50vol%エタノール溶液にて溶出し、溶出液を減圧乾固後、30vol%エタノール溶液300gに溶解し、ヨーロッパアカマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、2.66%であった。
【0018】
(抽出物製造例7)
ダイオウショウの乾燥樹皮100gに50%1,3−ブチレングリコール溶液1000gを加え、60℃にて10時間抽出し、冷後、ろ過してダイオウショウ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、1.37%であった。
【0019】
(抽出物製造例8)
フランスカイガンショウの乾燥樹皮50kgに30vol%エタノール1000kgを加え、室温で5日間抽出した。これをろ過した後、約100Lまで濃縮し、合成吸着体ダイヤイオンHP−20(三菱化学製)100Lを充填したカラムに通液した。水洗後、さらに10vol%エタノール溶液にて洗浄し、50vol%エタノール溶液にて溶出した。溶出液を減圧乾固し、453gの乾固物を得た。乾固物を25vol%エタノール溶液に溶解し、25vol%エタノール溶液で平衡化したセファデックスLH−20(ファルマシア製)20Lを充填したカラムに通液した後、25vol%エタノール溶液で洗浄した。さらに、40vol%エタノール溶液で洗浄後、75vol%エタノール溶液で溶出し、溶出液を濃縮乾固し91.3gの乾固物を製した。
【0020】
(抽出物製造例9)
リギダマツの乾燥樹皮100gに50vol%エタノール溶液1000gを加え、50℃にて8時間抽出し、冷後、ろ過してリギダマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、1.58%であった。
【0021】
(抽出物製造例10)
ラジアータマツの乾燥樹皮200gに30vol%エタノール溶液2000gを加え、50℃にて8時間抽出した。これをろ過し、ろ液を減圧下、濃縮乾固した。乾固物を50%1,3−ブチレングリコール1000gに溶解した後、ろ過してラジアータマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、2.32%であった。
【0022】
(抽出物製造例11)
カサマツ200gに50vol%エタノール溶液2000gを加え、50℃にて8時間抽出した。冷後ろ過した後、濃縮し、合成吸着体ダイヤイオンHP−20を充填したカラムに通液した。水洗後、50vol%エタノール溶液にて溶出し、溶出液を減圧乾固後、50%1,3−ブチレングリコール溶液300gに溶解し、カサマツ抽出物を製した。製品の蒸発残留物は、2.17%であった。
【0023】
本発明においてアカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの1種又は2種以上の抽出物を用いることにより、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)中、コラゲナーゼ群、ゼラチナーゼ群、ストロメライシン群に属するいずれのマトリッスメタロプロテアーゼに対しても拮抗作用を有する阻害剤を得ることができた。
【0024】
コラゲナーゼ群に属するマトリックスメタロプロテアーゼの活性阻害剤としては、コラーゲン分解抑制剤としての適用が例示される。
【0025】
ゼラチナーゼ群に属するマトリックスメタロプロテアーゼの活性阻害剤としては、ラミニンの分解抑制、基底膜を構成するIV型コラーゲンの分解抑制剤としての適用が例示される。
【0026】
ストロメライシン群に属するマトリックスメタロプロテアーゼの活性阻害剤としては、プロテオグリカン分解抑制剤、ラミニン分解抑制剤としての適用が例示される。
【0027】
また、これらはシワの予防・改善を目的とした抗シワ剤としての適用も可能である。
【0028】
本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤は、皮膚弾力性保持化粧料として用いることを好適とし、その場合、アカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの1種又は2種以上の抽出物の配合量は、化粧品全量中、乾燥エキス重量として0.00001〜10重量%、好ましくは0.0001%〜5重量%である。0.00001重量%未満では、本発明の効果が十分に発揮され難く、10重量%を超えて配合した場合、製剤化が難しくなり、安定性、安全性の面から好ましくない。
【0029】
本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤を、例えば皮膚弾性保持化粧料に用いる場合、有効成分であるアカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの1種又は2種以上の抽出物に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等の外用剤に用いられる他の成分を必要に応じて適宜配合することができる。具体例を示すと次のとおりである。
【0030】
界面活性剤としては、石けん用素地、脂肪酸石けん、高級アルキル硫酸エステル、アルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルサルコシン酸、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸塩、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオン界面活性剤。アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノニウム塩、ジアルキルモルホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン界面活性剤。
イミダゾリン系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤。ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤。POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、POE・POPアルキルエーテル、テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物、POE硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等の親水性非イオン界面活性剤が挙げられる。
【0031】
油類としては、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、キリ油、ホホバ油、カカオ脂、ヤシ油、馬油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、ラノリン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、スクワラン等の動植物油及びその硬化油。流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油。トリパルミチン酸グリセリン等の合成トリグリセリンがある。
【0032】
高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ウンデシン酸、トール酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などがある。高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、ホホバアルコール、ラノリンアルコール、バチルアルコール、2−デシルテトラテセシノール、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等がある。合成エステルとしては、例えば、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレンイ酸デシル、ジメチルオクタン酸、乳酸セチル、乳酸ミリスチル等がある。シリコーンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロポリシロキサン等の環状ポリシロキサン、シリコーン樹脂等の三次元網目構造のもの等がある。
【0033】
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、アテロコラーゲン、尿素、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dlピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、等のほか、各種動植物抽出物、酵母抽出物等がある。
【0034】
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸誘導体等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサシリレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、4−メチルベンジリデンカンファー、3−ベンジリデンカンファー、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール等がある。
【0035】
ビタミン類としては、例えば、ビタミン油、レチノール等のビタミンA類、リボフラビン等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類、エルゴカルシフェノール等のビタミンD類、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、酢酸トコフェノール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等がある。
【0036】
天然水溶性高分子としては、例えば、アラビアガム、トラガントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード、アルゲコロイド、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン、コラーゲン、カゼイン、ヒアルロン酸、アルブミン、ゼラチンなどがある。半合成水溶性高分子としては、例えば、メチルセルロース、ニトロセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子等がある。合成水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール2000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合高分子系、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等がある。
【0037】
粉末成分としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸塩、シリカ、硫酸バリウム、焼セッコウ、フッ素アパタイト、セラミックパウダー等の無機粉末、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末などがある。色素剤としては、二酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、コバルトバイオレツト等の無機顔料、赤色201号、赤色3号、黄色205号、黄色4号等の有機顔料、クロロフィル、リボフラビン、β−カロチン等の天然色素、ベニバナ、ウコン等の植物抽出物色素等がある。防腐剤としては、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノール等がある。酸化防止剤としては、トコフェノール、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸エステル等がある。キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、クエン酸等がある。
【0038】
さらに、抗菌、細胞賦活、保湿、皮脂分泌調整、消炎、収斂、抗酸化、美白、活性酸素抑制、抗アレルギー等の生理活性作用を有する植物抽出物及びこれらの抽出分画、精製物を併用することもできる。また、上記の他、香料、アルコール、水等を適宜配合することができる。
【0039】
本発明は、その剤型が特に限定されるものではなく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾール等、任意の剤型が適用される。
【0040】
また、その使用形態も任意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェイシャル化粧品、ファンデーション、メーキャップ化粧料、毛髪化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いることができるが、これらの例示に限定されるものではない。
【0041】
実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例によってなんら限定されるものではない。
【0042】
(試験例1)マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害の評価
1. 試料の調製
抽出物製造例に示した11の抽出物のほか、フランスカイガンショウ抽出物の市販品ピクノジェノール(ホーファー・リサーチ・ラボラトリー社製)を用いた。ピクノジェノールは、フランスカイガンショウ樹皮から抽出精製されたエキス末で、プロアントシアニジン60%以上、カテキン類7%、有機酸2.5%以上からなる。上記12種の抽出物のうち、粉末はジメチルスルホキシドにて2重量%になるように溶解した。これら抽出物溶液を希釈用緩衝液(0.4MNaCl、10mMCaCl2を含むpH7.4のトリス緩衝液)で希釈して濃度を調製し、これを試験溶液として用いた。濃度は、抽出物の乾燥エキス換算とし、以下の実験を行なった。
【0043】
2. 測定法
活性阻害の測定には、ヤガイ中央研究所製のMMP Activity Assay Kit製品のType-I Collagenase Activity Assay Kit、Type-IV Collagenase Activity Assay Kit、Stromelysin Activity Assay Kitを用いた。また、MMPsとしては、ヤガイ中央研究所製のヒト皮膚細胞由来の各酵素を用いた。コラゲナーゼ群に属する酵素としてMMP−1、ゼラチナーゼ群に属する酵素としてMMP−9、ストロメライシン群に属する酵素としてMMP−3を用いた。
【0044】
FITC蛍光標識したコラーゲン溶液マイクロチューブに、それぞれ氷冷した中和溶液(NaCl,CaCl2,NaN3を含む0.1Mトリス−塩酸緩衝液、pH7.5)50μLを加えた後、各試験溶液50μL、0.4unit/mLの酵素を含んだ酵素溶液100μL加え攪拌した。各マイクロチューブを37℃にて3時間インキュベートした後、氷冷した酵素反応停止剤/溶液(NaCl,o−フェナントロリンを含む0.05Mトリス−塩酸緩衝液、pH9.5/エタノール)200μLを各マイクロチューブに加え数秒間強く攪拌した。30分間室温に放置後、2000rpmにて15分間遠心分離し、上清の蛍光強度(励起波長495nm、蛍光波長520nm)を蛍光分光光度計にて測定した。
【0045】
試験試料を含まない反応系(コントロール:試料希釈用緩衝液)の酵素活性を100として各試験試料濃度でのMMPs活性を求めることにより阻害活性を評価した。MMP−1、MMP−9、MMP−3の結果について、表1、表2、表3に結果を示す。優れた活性阻害作用が確認された。
【0046】
【表1】
Figure 0004796734
【0047】
【表2】
Figure 0004796734
【0048】
【表3】
Figure 0004796734
【0049】
(試験例2)皮膚弾力性保持試験
皮膚の弾力性保持効果を調べるために、下記実施例1〜12、比較例1に示す組成の化粧料を用いて、以下の方法により、皮膚弾力保持効果とシワに対する改善効果について評価試験を行った。
【0050】
無作為に抽出した年齢31〜50歳の健常な女性120名を被験者とし、各10名ずつ実施例及び比較例化粧料を顔面皮膚に連日3ケ月使用した後、弾力性保持とシワに対する改善効果について調べた。
【0051】
(実施例1)クリーム
下記成分(1)〜(10)、別に下記成分(11)〜(16)を75℃に加温溶解しそれぞれA液及びB液とする。A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(17)を加え、クリームを調製した。
Figure 0004796734
【0052】
(実施例2〜12)
実施例1のアカマツ抽出物に換えてクロマツ抽出物(抽出物製造例2)としたものを実施例2、同様にリュウキュウアカマツ抽出物(抽出物製造例3)としたものを実施例3、同様にタイワンアカマツ抽出物(抽出物製造例4)としたものを実施例4、同様にカシヤマツ抽出物(抽出物製造例5)としたものを実施例5、同様にヨーロッパアカマツ抽出物(抽出物製造例6)としたものを実施例6、同様にダイオウショウ抽出物(抽出物製造例7)としたものを実施例7、同様にフランスカイガンショウ抽出物(抽出物製造例8)の1%溶液(50重量%エタノール溶液に溶解)としたものを実施例8、同様にリギダマツ抽出物(抽出物製造例9)としたものを実施例9、同様にラジアータマツ抽出物(抽出物製造例10)としたものを実施例10、同様にカサマツ抽出物(抽出物製造例11)としたものを実施例11とした。また、同様に市販品ピクノジェノールの1%溶液(50重量%エタノール溶液)に換えたものを実施例12とした。
【0053】
(比較例1)
クリーム実施例1において、アカマツ抽出物3.0%を精製水3.0%に代えた以外は、実施例1と同様にしてクリームを調製した。
【0054】
「皮膚弾力性保持効果」
肌のはり、たるみを視覚評価した。
(判定基準)
有効 :使用前に比べ肌にはりがあり、たるみがない
やや有効:使用前に比べ肌にややはりがあり、たるみが減少した
効果なし:変化なし
「しわに対する改善効果」
目尻のしわの状態を視覚評価した。
(判定基準)
有効 :しわがかなり目立たなくなった
やや有効:しわが以前より目立たなくなった
効果なし:変化なし
【0055】
【表4】
Figure 0004796734
【0056】
表4から明らかなように、実施例1〜12のクリームを用いた場合には、比較例1のクリームを用いた場合よりも、肌のはり、たるみ、目尻のしわの点で改善されていることが認められた。これにより、アカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの各抽出物及び市販品ピクノジェノールには、皮膚弾力性保持効果があることが確認された。
【0057】
以下にさらに、本発明の処方例を示す。
【0058】
(実施例13)化粧水
下記成分(5)〜(8)を混合溶解させA液とし、これとは別に下記成分(1)〜(4)及び(9)を混合溶解させてB液とし、A液とB液を均等に混合し、化粧水を調整した。
Figure 0004796734
【0059】
(実施例14)乳液
下記成分(1)〜(10)、別に(11)〜(14)及び(16)を75℃で加熱溶解させてそれぞれA液及びB液とし、A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(15)を加え、乳液を調製した。
Figure 0004796734
【0060】
(実施例15)石けん
石けん製造の定法により下記成分を混合し製した。
Figure 0004796734
【0061】
(実施例16)クレンジングジェル
下記成分(1)〜(3)、別に(4)〜(6)及び(8)を70℃に加熱溶解させてそれぞれA液及びB液とし、A液にB液を加えて均一になるまで攪拌する。攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(7)を加えてクレンジングジェルを製した。
Figure 0004796734
【0062】
(実施例17)パック剤
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化し、次いでC相を加えて均一に溶解し、製する。
Figure 0004796734
【0063】
(実施例18)乳化型ファンデーション
下記成分(1)〜(6)を充分に混合粉砕した粉末部をAとし、(7)(8)をB液、(9)〜(12)及び(14)をC液とする。C液を加熱攪拌後、Aを添加しホモミキサー処理し、さらに過熱混合したB液を加えてホモミキサー処理する。
攪拌しながら50℃まで冷却し、(13)を加え、さらに室温まで冷却して製する。
Figure 0004796734
【0064】
(実施例19)固形ファンデーション
下記成分(1)〜(7)をブレンダーで均一に混合し、これに(8)〜(14)を加え、よく混練して製する。
Figure 0004796734
【0065】
上記実施例13〜19の化粧料は、いずれも皮膚弾力性保持効果に優れるものであった。
【0066】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤及び皮膚弾力性保持化粧料は、優れたマトリックスメタロプロテアーゼ阻害活性を有し、皮膚弾力性保持効果を有し、弾力のある、しわやたるみのない、若々しい肌の状態を保持することができる。

Claims (4)

  1. マツ科マツ属(Pinus)ニ葉松類の樹皮の溶媒抽出物を有効成分とすることを特徴とするゼラチナーゼ群、及びストロメライシン群に属するマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
  2. ニ葉松類が、アカマツ、クロマツ、リュウキュウアカマツ、タイワンアカマツ、カシヤマツ、ヨーロッパアカマツ、ダイオウショウ、フランスカイガンショウ、リギダマツ、ラジアータマツ、カサマツの1種又は2種以上である請求項1のマトリックスメタロプロテアーゼ(ただし、コラゲナーゼ及びエラスターゼを除く。)活性阻害剤。
  3. マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤が、ラミニンの分解抑制剤である、請求項1又は2のいずれか1項に記載のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
  4. マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤が、プロテオグリカンの分解抑制剤である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
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