JP2001139466A - マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤および抗老化用化粧料 - Google Patents

マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤および抗老化用化粧料

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JP2001139466A
JP2001139466A JP32074799A JP32074799A JP2001139466A JP 2001139466 A JP2001139466 A JP 2001139466A JP 32074799 A JP32074799 A JP 32074799A JP 32074799 A JP32074799 A JP 32074799A JP 2001139466 A JP2001139466 A JP 2001139466A
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curcumin
inhibitor
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JP32074799A
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English (en)
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Shinji Inomata
慎二 猪股
Yumiko Suzuki
裕美子 鈴木
Tomomi Okazaki
具視 岡崎
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の老化に大きな影響を与えるマトリック
スメタロプロテアーゼ(MMPs)の活性に対し優れた
拮抗作用を有し、皮膚の老化に深く関係する皮膚細胞外
マトリックス成分(例えば、エラスチン、ラミニン、プ
ロテオグリカン、基底膜成分等)の分解を防止して、皮
膚老化を予防・防止・改善することのできるMMPs活
性阻害剤、抗老化用化粧料を提供する。 【解決手段】 クルクミンまたはその塩若しくはその誘
導体を有効成分として含有するマトリックスメタロプロ
テアーゼ(MMPs)活性阻害剤、および抗老化用化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリックスメタ
ロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤および抗老化用
化粧料に関する。さらに詳しくは、皮膚の老化に大きな
影響を与える特定のMMPsの活性に対して優れた拮抗
作用を有し、皮膚の老化を効果的に予防・防止・改善す
ることのできるMMPs阻害剤および抗老化用化粧料に
関する。本発明は、基礎化粧品をはじめ、メイクアップ
化粧品、頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使用し得るも
のである。
【0002】
【従来の技術】ヒトの皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3
層に大別され、表皮と真皮は基底膜を介して接してい
る。
【0003】基底膜では、基底細胞が耐えず***を繰り
返し、この***した基底細胞が順次上方に押し上げら
れ、表皮の最上層にある角質層を形成している。角質層
は美容上の肌の性質とも関わりが極めて深いことから、
基底膜の肌への影響もまた大きい。基底膜は細胞外マト
リックス(下記参照)の一種とされ、タイプIVコラーゲ
ン、プロテオグリカン、ラミニン、フィブロネクチン等
を含む。
【0004】真皮は結合組織からなり、細胞外空間はお
もに、細胞外マトリックス(ECM: extracellular matri
x)と呼ばれる巨大分子の網目構造によって満たされて
いる。細胞外マトリックス(ECM)は、繊維性タンパ
ク質(コラーゲン、エラスチン等)や、細胞接着性タン
パク質(グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、フ
ィブロネクチン、ラミニン等)からなり、こうした構造
により、真皮は皮膚の弾力、張りなどに大きく影響して
いる。
【0005】従来、皮膚の老化に伴う変化、すなわちし
わ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等に紫外線が大
きく関与していることが知られている。これらの変化を
ミクロ的にみれば、真皮でのコラーゲン、エラスチン等
の細胞外マトリックス成分(ECM)の減少・変性、さ
らには基底膜損傷や表皮肥厚が起こっている。
【0006】近年研究が進み、これらの変化を誘導する
因子として、特にマトリックスメタロプロテアーゼ(MM
Ps: Matrix Metalloproteinases)の関与が指摘されて
いる。マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)
は、細胞外マトリックスタンパク質を主要な基質とする
一群のプロテアーゼの総称名である。MMPsには多く
の種類が知られており、構造的、機能的特徴に共通点を
有してはいるものの、それぞれの基質タンパク質が異な
っている(宮崎香、他、「生化学」、68巻12号、pp.179
1-1807(1996))。
【0007】MMPsは、その構造および機能の面か
ら、通常、コラゲナーゼ群、ゼラチナーゼ群、ストロム
ライシン群、およびその他(マトリライシン等)に分類
されている。
【0008】コラゲナーゼ群には、MMP−1(間質コ
ラゲナーゼ)、MMP−8、MMP−13等が含まれ
る。中でもMMP−1は、真皮マトリックスの主な構成
成分であるタイプI、IIIコラーゲンや、基底膜成分で
あるプロテオグリカン等を分解する酵素として知られて
いる。MMP−8、MMP−13もタイプIコラーゲン
等の分解作用を有する。
【0009】ゼラチナーゼ群には、MMP−2、MMP
−9等が含まれる。これらMMP−2、9は、基底膜成
分であるタイプIVコラーゲンやラミニン、真皮マトリッ
クス成分のエラスチン等を分解する酵素として知られて
いる。
【0010】ストロムライシン群には、MMP−3、M
MP−10等が含まれる。これらMMP−3、10は、
基底膜成分であるプロテオグリカンや、タイプIVコラー
ゲン、ラミニン、その他フィブロネクチン等を分解する
酵素として知られている。
【0011】さらに、これら各酵素は、その発現が紫外
線の照射により大きく増加し、紫外線による細胞外マト
リックス(ECM)の減少変性の原因の1つとなり、皮
膚のしわの形成等の大きな要因の1つであると考えられ
ている(Gary J. Fisher etal., "Nature", 379(25),33
5(1996); Gary J. Fisher et al., "The New England J
ournal of Medicine", 337(20), 1419(1997))。このよ
うにMMPs活性の阻害は、種々の細胞外マトリックス
を保護し、皮膚の老化を防ぐ上で重要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
抗老化薬剤には、繊維芽細胞を活性化し、コラーゲンの
産生量を増加させる機序をもったものは多く認められる
が、細胞外マトリックス(ECM)に対する各々のMM
Psの活性阻害に着目したものは存在していない。
【0013】したがって本発明は、皮膚の老化と密接に
関係するMMPsの活性を阻害し得る製剤を提供するこ
と、特には、MMPsの中の各々の酵素活性を確実に阻
害し得るMMPs活性阻害剤、抗老化用化粧料を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、広く種々の物質についてそれぞれのM
MPs活性阻害に基づく抗老化作用を検討した結果、ク
ルクミン(Curcumin)またはその塩若しくはその誘導体
に優れたMMPs活性阻害作用があることを見出し、本
発明を完成するに至った。本発明は、皮膚の老化に大き
な影響を与えるMMPsの活性阻害効果を有し、さらに
は、MMPsの中でも皮膚老化と特に密接な関係を有す
る各々のMMPsを確実に阻害し、皮膚老化を有効に予
防・防止し、改善し得る。
【0015】すなわち本発明は、クルクミンまたはその
塩若しくはその誘導体を有効成分として含有する、マト
リックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤に
関する。
【0016】ここで、上記クルクミンまたはその塩若し
くはその誘導体は、化学的合成法によって得たものを用
いてもよく、あるいは、ショウガ科(Zingiberaceae)
ウコン属(Curcuma)に属する植物由来のものを用いて
もよい。
【0017】また上記において、特に、MMPsがゼラ
チナーゼ群、コラゲナーゼ群、およびストロムライシン
群に属する酵素の中から選ばれる1種または2種以上で
あるものが好ましい。
【0018】また上記において、特に、MMPsの活性
の阻害が、エラスチンの分解抑制、ラミニンの分解抑
制、プロテオグリカンの分解抑制、および皮膚基底膜の
分解抑制のいずれかの態様であるのが好ましい。
【0019】さらに本発明は、上記MMPs阻害剤を配
合してなる抗老化用化粧料に関する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0021】本発明に用いられるクルクミン(C2120
6)は、橙黄色結晶をなすジケトン類で、香辛料ター
メリックの成分として知られている。クルクミンには抗
酸化作用や抗ガン作用(大澤俊彦、"Fragrance J.", 19
93, 11, p. 70; Khar A. etal., "FEBS Lett.", 445
(1), 165(1999))等の薬理活性が知られており、漢方で
も止血剤や健胃剤としても用いられているが、クルクミ
ンがMMPs活性阻害作用を有すること、およびそれに
基づく抗老化作用を有していることは今まで知られてお
らず、今回、本発明者らが初めて見出したものである。
【0022】クルクミンは化学的合成法によって常法に
より得ることができ、それを好ましく用いることができ
る。あるいは、ショウガ科(Zingiberaceae)ウコン属
(Curcuma)に属する植物から得たものも好ましく用い
ることができる。
【0023】ショウガ科(Zingiberaceae)ウコン属(C
urcuma)に属する植物としては、同属に属する植物であ
れば特に限定されることなく用いられ得るが、本発明で
は特にウコン(Curcuma longa)が好ましく用いられ
る。ウコンは熱帯アジア、インド原産で、暖地で栽植さ
れる多年草である。
【0024】ショウガ科ウコン属に属する植物は、生の
ままでも乾燥したものでも使用することができるが、使
用性、製剤化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽出物と
して用いることが好ましい。
【0025】上記植物の使用部位としては、ウコン(C.
longa)では特に根茎を用いるのが好ましいが、他の部
位を用いることもできる。
【0026】上記植物の抽出物は常法により得ることが
でき、例えば、上記植物を抽出溶媒とともに浸漬または
加熱還流した後、濾過し濃縮して得ることができる。抽
出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒であれば任
意に用いることができ、例えば、水、メタノール、エタ
ノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、グリセリン等のアルコール類、含水アルコール
類、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセ
トン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒等を、それぞ
れ単独あるいは組み合わせて用いることができる。上記
溶媒で抽出して得た抽出液をそのまま、あるいは濃縮し
たエキスを吸着法、例えばイオン交換樹脂を用いて不純
物を除去したものや、ポーラスポリマー(例えばアンバ
ーライトXAD−2)のカラムにて吸着させた後、メタ
ノールまたはエタノールで溶出し、濃縮したものも使用
することができる。また分配法、例えば水/酢酸エチル
で抽出した抽出物等も用いられる。
【0027】本発明において、クルクミンはその塩若し
くはその誘導体も含む。塩としては、化粧品、医薬品、
医薬部外品等に用いられ得る塩類であれば特に限定され
るものでない。例えばナトリウム塩、カリウム塩等のア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアル
カリ土類金属塩、塩酸塩、硫酸塩等が例示される。誘導
体としては、例えば安息香酸誘導体、カプリル酸誘導
体、パルミチン酸誘導体等が例示されるが、これらに限
定されるものではない。
【0028】本発明において、クルクミンを用いること
により、MMPs中、ゼラチナーゼ群、コラゲナーゼ
群、およびストロムライシン群等に属するいずれのMM
Psに対しても拮抗作用を有する阻害剤を得ることがで
きた。
【0029】ゼラチナーゼ群に属するMMPsの活性阻
害剤としては、エラスチン分解抑制剤、ラミニン分解抑
制剤、および基底膜分解抑制剤としての適用が例示的に
挙げられる。
【0030】コラゲナーゼ群に属するMMPsの活性阻
害剤としては、コラーゲン分解抑制剤としての適用が例
示的に挙げられる。
【0031】ストロムライシン群に属するMMPsの活
性阻害剤としては、プロテオグリカン分解抑制剤、ラミ
ニン分解抑制剤としての適用が例示的に挙げられる。
【0032】また、これらはしわの予防・防止と改善を
目的とした抗しわ剤としても適用が可能である。
【0033】なお、本発明において「MMPs阻害剤」
は、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性
に対し拮抗作用を有する製剤を広く意味する。
【0034】本発明のMMPs活性阻害剤は、抗老化用
化粧料として用いることを好適とし、その場合、クルク
ミンの配合量は、化粧料全量中、乾燥重量として0.0
0001〜10重量%、好ましくは0.0001〜5重
量%である。0.00001重量%未満では本願発明効
果が十分に発揮され難く、一方、10重量%を超えて配
合してもさほど大きな効果の向上は認められず、また製
剤化が難しくなるので好ましくない。なお本発明でいう
「抗老化用化粧料」とは、老化、特に皮膚の老化を予
防、防止、改善するための化粧料を広く意味する。
【0035】本発明のMMPs活性阻害剤を、例えば抗
老化用化粧料に用いる場合、有効成分であるクルクミン
に加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化
粧品や医薬品等の外用剤に用いられる他の成分、例えば
美白剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収
剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色
剤、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適
宜配合することができる。
【0036】さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリ
ンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロー
ル、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等
の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウ
ム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸
等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、
ショ糖、トレハロース等の糖類、レチノイン酸、レチノ
ール、レチノール酢酸、レチノールパルミチン酸等のビ
タミンA誘導体類なども適宜配合することができる。
【0037】本発明は、その剤型が特に限定されるもの
でなく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−
油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾー
ル等、任意の剤型が適用される。
【0038】また、その使用形態も任意であり、例えば
化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧
料やファンデーションの他、メーキャップ化粧料、毛髪
用化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いることができる
が、これら例示に限定されるものでないことはもちろん
である。
【0039】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例によっ
てなんら限定されるものではない。
【0040】実施例に先立ち、本発明に用いられるクル
クミンのMMP−9、MMP−1およびMMP−3活性
阻害効果および皮膚の抗老化効果について、試験方法と
評価方法について説明する。
【0041】[試験方法および評価方法] 1.試料の調製 (1)クルクミン 市販の試薬(ナカライテスク)を用いた。 (2)ウコン抽出液 市販ウコン抽出液(丸善製薬。50%エタノール抽出)
を希釈して濃度を調整して以下の実験を行った。
【0042】2.MMPs活性阻害効果の試験方法およ
びその結果 上記のクルクミンをジメチルスルホキシド(DMSO)
に濃度2%となるよう溶解して、クルクミン含有溶液と
した。
【0043】このクルクミン含有溶液を、測定用緩衝液
(0.4M NaCl、10mMCaCl2を含むpH
7.4の0.1Mトリス)で希釈して濃度を調整し、こ
れを試料溶液として用い、以下の実験を行った。
【0044】ウコン抽出液も上記と同様にして抽出物含
有溶液をつくり、これを測定用緩衝液で所定濃度に希釈
し、試料溶液として用い、以下の実験を行った。
【0045】3.MMPs活性阻害効果試験 測定にはヤガイ製のIV型コラゲナーゼ、I型コラゲナー
ゼ、ストロメリシン−1測定キットを用いた。MMPs
としてヒト細胞由来の各酵素を用いた。すなわち、コラ
ゲナーゼ群に属する酵素としてMMP−1を、ゼラチナ
ーゼ群に属する酵素としてMMP−9を、ストロムライ
シン群に属する酵素としてMMP−3をそれぞれ用いた
(いずれもヤガイ製)。
【0046】上記試料溶液50μlと一定量の酵素
(0.4単位/ml)を含んだ酵素溶液100μl、そ
して基質溶液(1mg/ml)50μlを合わせ、一定
時間(2〜4時間)、37℃でインキュベートした後、
エタノール溶液を添加して未反応のMMPsを沈殿さ
せ、上清に残った分解したMMPsの蛍光強度を測定
し、各MMPsの分解率を求めた。
【0047】そして、クルクミンを含まない反応系(コ
ントロール。DMSO)でのMMPs分解率に対する、
クルクミンを含んだ系(上記試料溶液)での分解率の割
合より、クルクミンのMMPs活性阻害率を求めた(酵
素1単位は、1分間に1μgのMMPsを分解する酵素
量)。結果を表1に示す。
【0048】また参考例として、MMPs阻害作用がよ
く知られている物質であるエチレンジアミン四酢酸(E
DTA)についても、上記と同様の試験を行った。結果
を併せて表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1より明らかなように、クルクミンおよ
びウコン抽出物のMMP−9、MMP−1およびMMP
−3阻害効果は、EDTAのMMP−9、MMP−1、
およびMMP−3阻害効果に比べ極めて優れたものであ
った。
【0051】4.皮膚の抗老化効果試験 皮膚の抗老化効果を調べるために、下記実施例1〜2、
比較例1に示す組成の化粧料を用いて、以下の方法によ
り、しわに対する改善効果と、肌のはり、たるみに対す
る改善効果について評価試験を行った。
【0052】(試験方法)無作為に抽出した年齢25〜
60歳の健常な女性100名を被験者とし、各化粧料を
顔面の皮膚に連日1ヵ月間使用した後、しわに対する改
善効果と、肌のはり、たるみに対する改善効果について
調べた。
【0053】 (実施例1) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 5.0 (2)ステアリルアルコール 4.0 (3)イソプロピルミリステート 18.0 (4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 (5)プロピレングリコール 10.0 (6)クルクミン(市販品:ナカライテスク) 0.001 (7)苛性カリ 0.2 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (9)防腐剤 適 量 (10)香料 適 量 (11)イオン交換水 残 余 (製法)(11)に(5)〜(7)を加え溶解し、加熱
して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合し加熱融解して70℃に保った
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち、反応を起こさせた。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却し、クリームを得た。
【0054】(実施例2) クリーム 実施例1において、クルクミン0.001重量%を、ウ
コン抽出物(丸善製薬製の市販品を使用)0.001重
量%に代えた以外は、実施例1と同様にしてクリームを
得た。
【0055】(比較例1) クリーム 実施例1において、クルクミン0.001重量%を、水
0.001重量%に代えた以外は、実施例1と同様にし
てクリームを得た。
【0056】[しわに対する改善効果]目尻のしわの状
態を視感評価した。 (判定基準) 著効: しわがほとんど目立たなくなった 有効: しわがかなり目立たなくなった やや有効: しわが以前より目立たなくなった 効果なし: 変化なし (しわに対する改善効果の評価) ◎: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が80%以上 ○: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が50%以上80%未満 △: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%以上50%未満 ×: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%未満
【0057】[肌のはり、たるみに対する改善効果]肌
のはり、たるみについて視感評価した。 (判定基準) 著効: 肌に非常にはりがあり、たるみがない 有効: 肌にややはりがあり、たるみがない やや有効: 肌にあまりはりがなく、たるんだ感じがす
る 効果なし: 肌にはりがなく、たるんでいる (肌のはり、たるみに対する改善効果の評価) ◎: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が80%以上 ○: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が50%以上80%未満 △: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%以上50%未満 ×: 被験者が著効、有効およびやや有効の示す割合
(有効率)が30%未満
【0058】
【表2】
【0059】表2から明らかなように、実施例1、2で
得られた化粧料を用いた場合には、比較例1で得られた
化粧料を用いた場合よりも、目尻のしわ、および肌のは
り、たるみの点で改善されていることが認められる。こ
のことは、クルクミン、ウコン抽出物を有効成分として
含有することが極めて有用な処方であることを示すもの
である。
【0060】以下に、さらに、本発明の処方例を示す。
【0061】 (実施例3) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)ステアリルアルコール 7.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)スクワラン 5.0 (5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 (6)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)クルクミン 0.001 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一
に乳化した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却し、
クリームを得た。
【0062】 (実施例4) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)固形パラフィン 5.0 (2)ミツロウ 10.0 (3)ワセリン 15.0 (4)流動パラフィン 41.0 (5)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (6)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリル酸エステル 2.0 (7)石鹸粉末 0.1 (8)硼砂 0.2 (9)ウコン抽出物(エタノール抽出) 0.001 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)(13)に(7)、(8)を加え、加熱して7
0℃に保った(水相)。一方、(1)〜(6)、(9)
〜(12)を混合し加熱融解して70℃に保った(油
相)。水相に油相をかき混ぜながら徐々に加え反応を行
った。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化
後よくかき混ぜながら30℃まで冷却し、クリームを得
た。
【0063】 (実施例5) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.5 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 5.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 (6)ポリエチレングリコール1500 3.0 (7)トリエタノールアミン 1.0 (8)カルボキシビニルポリマー 0.05 (「カーボポール941」、B.F.Goodrich社) (9)クルクミン 0.001 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)少量の(13)に(8)を溶解した(A相)。
一方、残りの(13)に(6)、(7)を加え、加熱溶
解して70℃に保った(水相)。(1)〜(5)、
(9)〜(12)を混合し、加熱融解して70℃に保っ
た(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、A相
を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかき混
ぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0064】 (実施例6) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (2)ミツロウ 2.0 (3)ラノリン 20.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)スクワラン 5.0 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (7)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 (8)プロピレングリコール 7.0 (9)ウコン抽出物(アセトン抽出) 5.0 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
油相をかき混ぜながらこれに水相を徐々に加え、ホモミ
キサーで均一に乳化した。乳化後、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0065】 (実施例7) ゼリー (配 合 成 分) (重量%) (1)95%エチルアルコール 10.0 (2)ジプロピレングリコール 15.0 (3)ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 (4)カルボキシビニルポリマー 1.0 (「カーボポール940」、B.F.Goodrich社) (5)苛性ソーダ 0.15 (6)L−アルギニン 0.1 (7)クルクミン 7.0 (8)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 0.05 (9)エチレンジアミンテトラアセテート・3Na・2水 0.05 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 余 (製法)(12)に(4)を均一に溶解した(水相)。
一方、(1)に(7)、(3)を溶解し、これを水相に
添加した。次いでここに(2)、(8)〜(11)を加
えた後、(5)、(6)で中和させ増粘してゼリーを得
た。
【0066】 (実施例8) 美容液 (配 合 成 分) (重量%) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 ウコン抽出物(メタノール抽出) 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (「カーボポール940」、B.F.Goodrich社) 精製水 残 余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化した。次いでB相を加えた後、容器に
充填し、美容液を得た。
【0067】 (実施例9) パック (配 合 成 分) (重量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) クルクミン 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2,000) 13.0 エタノール 7.0 精製水 残 余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化した。次いでこれをC相に加え
た後、容器に充填し、パックを得た。
【0068】 (実施例10) 固形ファンデーション (配 合 成 分) (重量%) (1)タルク 43.1 (2)カオリン 15.0 (3)セリサイト 10.0 (4)亜鉛華 7.0 (5)二酸化チタン 3.8 (6)黄色酸化鉄 2.9 (7)黒色酸化鉄 0.2 (8)スクワラン 8.0 (9)イソステアリン酸 4.0 (10)モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 (11)オクタン酸イソセチル 2.0 (12)ウコン抽出物(エタノール抽出) 1.0 (13)防腐剤 適 量 (14)香料 適 量 (製法)(1)〜(7)の粉末成分をブレンダーで十分
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加えよく混練した後、容器
に充填、成型し、固形ファンデーションを得た。
【0069】 (実施例11) 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (配 合 成 分) (重量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 51.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 クルクミン 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理した。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加し、室温まで冷却して乳化型ファンデーション
を得た。
【0070】上記実施例3〜11の化粧料はいずれも皮
膚の抗老化効果に優れるものであった。
【0071】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のMMP
s活性阻害剤および抗老化用化粧料は、優れたMMPs
活性阻害効果を有し、皮膚の老化に深く関係する皮膚細
胞外マトリックス成分(例えば、エラスチン、ラミニ
ン、プロテオグリカン、基底膜成分等)の分解を防止し
て、繊維を保持し、皮膚の老化を予防・防止・改善し、
弾力のある、しわやたるみのない、若々しい肌の状態を
維持することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 C X A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 (72)発明者 岡崎 具視 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AA122 AB032 AB212 AB232 AB242 AB272 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC211 AC212 AC242 AC262 AC352 AC402 AC422 AC432 AC442 AC482 AC532 AC542 AC582 AC642 AC792 AD042 AD092 AD112 AD162 AD172 AD512 AD662 BB51 CC03 CC04 CC05 CC07 CC12 DD21 DD23 DD27 DD31 DD41 EE12 4C088 AB81 AC13 BA08 BA10 BA11 BA31 MA01 MA63 NA14 ZA89 ZC20 ZC52 4C206 AA01 AA02 CB14 KA18 MA01 MA04 MA83 NA14 ZA89 ZC20 ZC52

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クルクミンまたはその塩若しくはその誘
    導体を有効成分として含有する、マトリックスメタロプ
    ロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤。
  2. 【請求項2】 クルクミンまたはその塩若しくはその誘
    導体が、ショウガ科(Zingiberaceae)ウコン属(Curcu
    ma)に属する植物由来のものである、請求項1記載のマ
    トリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害
    剤。
  3. 【請求項3】 マトリックスメタロプロテアーゼ(MM
    Ps)が、ゼラチナーゼ群、コラゲナーゼ群、およびス
    トロムライシン群に属する酵素の中から選ばれる1種ま
    たは2種以上である、請求項1または2記載の阻害剤。
  4. 【請求項4】 マトリックスメタロプロテアーゼ(MM
    Ps)活性の阻害が、エラスチンの分解抑制である、請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の阻害剤。
  5. 【請求項5】 マトリックスメタロプロテアーゼ(MM
    Ps)活性の阻害が、ラミニンの分解抑制である、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の阻害剤。
  6. 【請求項6】 マトリックスメタロプロテアーゼ(MM
    Ps)活性の阻害が、皮膚基底膜の分解抑制である、請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の阻害剤。
  7. 【請求項7】 マトリックスメタロプロテアーゼ(MM
    Ps)活性の阻害が、プロテオグリカンの分解抑制であ
    る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の阻害剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のマ
    トリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性阻害剤
    を配合してなる、抗老化用化粧料。
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