JP4788451B2 - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP4788451B2
JP4788451B2 JP2006107599A JP2006107599A JP4788451B2 JP 4788451 B2 JP4788451 B2 JP 4788451B2 JP 2006107599 A JP2006107599 A JP 2006107599A JP 2006107599 A JP2006107599 A JP 2006107599A JP 4788451 B2 JP4788451 B2 JP 4788451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
vibration
rotors
stator
stators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006107599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007282421A (ja
Inventor
正己 高三
洋彦 石川
和夫 清木
剛史 小寺
来 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2006107599A priority Critical patent/JP4788451B2/ja
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to DE112007001090T priority patent/DE112007001090T5/de
Priority to CN2007800010529A priority patent/CN101351954B/zh
Priority to PCT/JP2007/052607 priority patent/WO2007116607A1/ja
Priority to US11/991,767 priority patent/US7638927B2/en
Priority to KR1020087007757A priority patent/KR100968394B1/ko
Priority to TW096109316A priority patent/TWI350643B/zh
Publication of JP2007282421A publication Critical patent/JP2007282421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4788451B2 publication Critical patent/JP4788451B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/106Langevin motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/003Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with bending modes
    • H02N2/0035Cylindrical vibrators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/005Mechanical details, e.g. housings
    • H02N2/0055Supports for driving or driven bodies; Means for pressing driving body against driven body
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/108Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors around multiple axes of rotation, e.g. spherical rotor motors

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

この発明は、振動アクチュエータに係り、特に振動手段でステータを振動させることによりステータに接触されたロータを回転駆動する振動アクチュエータに関する。
例えば、特許文献1に、超音波振動を利用してロータを回転させる振動アクチュエータが開示されている。この振動アクチュエータは、互いに重ね合わされた複数の圧電素子板からなる複合振動子を振動手段として有し、複合振動子の一方の端部に配設されたステータにより1つのロータが接触支持されている。複合振動子の複数の圧電素子板に駆動電圧を印加し、互いに異なる方向の複数の振動を発生すると共にこれらの振動を組み合わせた複合振動を形成してステータを振動させることによりロータが回転駆動される。
特開平11−220892号公報
しかしながら、特許文献1の振動アクチュエータでは、1つの複合振動子により1つのロータが回転されるため、複数のロータをそれぞれ回転しようとするときには、それぞれのロータ毎に専用の複合振動子を設ける必要があるだけでなく、複数のロータにそれぞれ対応した複数の複合振動子を互いに独立して駆動制御する必要があり、装置が複雑化してしまうという問題点があった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、1つの振動手段により複数のロータを駆動することができる振動アクチュエータを提供することを目的とする。
この発明に係る振動アクチュエータは、2つのステータと、2つのステータにそれぞれ対応して接触配置される2つのロータと、2つのステータの間に配設されると共に互いに異なる方向の複数の振動を組み合わせた複合振動を発生させて2つのステータを振動させることにより各ステータの対応するロータとの接触部分に円又は楕円運動を形成して2つのロータを同時に回転駆動する1つの振動手段と、2つのロータの回転角度にかかわらずに2つのロータの回転中心をそれぞれ通ると共に可撓性を有する牽引部材を有し且つこの牽引部材の張力を介して2つのロータをそれぞれ対応するステータに対して予圧する予圧手段とを備え、各ロータは、対応するステータと接触する部分に形成され且つこのロータの回転中心を中心とする球面状の接触面と、接触面から回転中心にまで至る開口と、回転中心に形成された係合部とを有し、牽引部材は、各ロータの回転中心に対して対応するステータとは反対側でロータに連結され、ロータの係合部に接触して偏向し、ロータの開口を通って対応するステータに至るものである。
牽引部材は、弾性を有する糸状のゴム部材から形成することができる。また、予圧手段は、牽引部材としてのワイヤ部材と、ワイヤ部材の一端部に接続されてこのワイヤ部材に張力を発生させるバネ部材とを有するように構成することもできる。
また、予圧手段は、牽引部材の張力を調整するための張力調整手段をさらに備えることが好ましい。
予圧手段が2つのロータに共通の1本の牽引部材を有し、この牽引部材は、一端部で一方のロータに連結され、一方のステータと振動手段と他方のステータとをそれぞれ貫通し、他端部で他方のロータに連結されるように構成することができる。
また、予圧手段が2つのロータにそれぞれ対応した2本の牽引部材を有し、各牽引部材は、一端部で対応するロータに連結され、他端部でロータに対応するステータに連結されるように構成することもできる。
振動手段は、互いに積層された複数の圧電素子板からなる複合振動子を有し、圧電素子板の積層方向の両端部に2つのステータをそれぞれ配置することができる。
なお、本発明において予圧とはロータをステ―タに向けて押し付ける圧力のことをいう。
また、この発明に係る振動アクチュエータは、2つのステータと、2つのステータにそれぞれ対応して接触配置される2つのロータと、2つのステータの間に配設されると共に互いに異なる方向の複数の振動を組み合わせた複合振動を発生させて2つのステータを振動させることにより各ステータの対応するロータとの接触部分に円又は楕円運動を形成して2つのロータを同時に回転駆動する1つの振動手段と、2つのロータの回転角度にかかわらずに2つのロータの回転中心をそれぞれ通ると共に可撓性を有する牽引部材を有し且つこの牽引部材の張力を介して2つのロータをそれぞれ対応するステータに対して予圧する予圧手段とを備え、予圧手段は、2つのロータにそれぞれ対応した2本の牽引部材を有し、各牽引部材は、一端部で対応するロータに連結され、他端部でロータに対応するステータに連結されるものである。
この場合においても、牽引部材は、弾性を有する糸状のゴム部材から形成することができる。また、予圧手段は、牽引部材としてのワイヤ部材と、ワイヤ部材の一端部に接続されてこのワイヤ部材に張力を発生させるバネ部材とを有するように構成することもできる。さらに、予圧手段は、牽引部材の張力を調整するための張力調整手段をさらに備えることが好ましい。また、振動手段は、互いに積層された複数の圧電素子板からなる複合振動子を有し、圧電素子板の積層方向の両端部に2つのステータをそれぞれ配置することができる。
この発明によれば、1つの振動手段により複数のロータを駆動することができる振動アクチュエータが得られる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータを示す。この振動アクチュエータは、超音波振動を利用してロータを回転させる超音波アクチュエータであり、アクチュエータ本体1と、このアクチュエータ本体1により回転駆動される2つのロータA及びBを有している。アクチュエータ本体1は、円筒状の1つの複合振動子2と、この複合振動子2の両端部にそれぞれ配置される第1のステータ3及び第2のステータ4とを有している。これら第1のステータ3及び第2のステータ4は、互いの間に複合振動子2を挟持すると共に複合振動子2に通された連結ボルト5を介して互いに連結されており、ほぼ円柱状の外形を有するアクチュエータ本体1が構成されている。このアクチュエータ本体1は中心軸上に貫通孔1aが形成されている。また、複合振動子2には、この複合振動子2を駆動するための駆動回路30が接続されている。
ここで、説明の便宜上、第2のステータ4から第1のステータ3へと向かうアクチュエータ本体1の中心軸をZ軸と規定し、Z軸に対して垂直方向にX軸が、Z軸及びX軸に対して垂直にY軸がそれぞれ延びているものとする。
第1のステータ3及び第2のステータ4にはそれぞれ、複合振動子2に接する面とは反対側に、凹部6及び7が形成されており、各凹部6及び7の開口端周縁部にはXY平面上に位置する環状の角部が形成されている。第1のステータ3の角部に接して第1のロータAが配置されると共に、第2のステータ4の角部に接して第2のロータBが配置されており、その状態で第1のロータAと第2のロータBは、アクチュエータ本体1の貫通孔1aに通された可撓性のワイヤ部材8を介して互いに連結されている。
ここで、第1のロータAは、第1のステータ3の凹部6の内径よりも大きい直径の球面を第1のステータ3に対する接触面として有する球体部9と、この球体部9に一体に形成された円筒部10を有し、球体部9が第1のステータ3の角部に当接して回転中心C1の回りに回転自在に支持されている。同様に、第2のロータBは、第2のステータ4の凹部7の内径よりも大きい直径の球面を第2のステータ4に対する接触面として有する球体部11と、この球体部11に一体に形成された円筒部12を有し、球体部11が第2のステータ4の角部に当接して回転中心C2の回りに回転自在に支持されている。
第1のロータAの円筒部10内に設けられた収容凹部13には、その内面に支持部材14が固定されており、支持部材14に形成された図示しないネジ孔に調整ネジ15が螺合されている。第1のロータAの球体部9には、収容凹部13に連通すると共にこの球体部9内にワイヤ部材8を通すための通路形成空間16が形成されている。
また、第2のロータBの円筒部12に設けられた収容凹部17には、収容凹部17に対してスライド自在に配置されるバネ受け部材18が収容されると共に、バネ受け部材18と収容凹部17の底面との間にバネ部材19が収容されている。第2のロータBの球体部11にも、収容凹部17に連通すると共にこの球体部11内にワイヤ部材8を通すための通路形成空間20が形成されている。
ワイヤ部材8は、一端部で第1のロータAの収容凹部13内の調整ネジ15に固定されると共に、第1のロータAの球体部9内の通路形成空間16、アクチュエータ本体1の貫通孔1a及び第2のロータBの球体部11内の通路形成空間20を通り、他端部で第2のロータBの収容凹部17内のバネ受け部材18に固定されている。このように、ワイヤ部材8を介して第1のロータA及び第2のロータBが互いに連結されている。
ここで、第2のロータB内のバネ部材19はバネ受け部材18を収容凹部17の底面とは反対方向に向かって付勢しており、これによりワイヤ部材8の他端部が引っ張られてワイヤ部材8に張力が発生し、この張力を介して2つのロータA及びBがアクチュエータ本体1のそれぞれ対応するステータ3及び4に対し牽引されて加圧接触されている。
また、第1のロータA内の調整ネジ15を回転操作して、この調整ネジ15の支持部材14に対する軸方向の位置を変化させることにより、ワイヤ部材8及びバネ受け部材18を介してバネ部材19を伸縮させて、ワイヤ部材8に発生する張力の大きさを調整することが可能である。なお、これら調整ネジ15及び支持部材14により、この発明の張力調整手段が構成されている。
図2に示されるように、第2のロータBの球体部11内に形成される通路形成空間20は、球体部11の表面から回転中心C2にまで至るように形成されるスリット状の開口21と、この開口21と円筒部12内の収容凹部17との間を連通する連通路22とを有している。開口21は、回転中心C2から球体部9の表面に向かって中心角度が90度の扇形状に広がるように形成されており、この開口21に回転中心C2付近で連通路22の一端部が連通している。連通路22は、開口21の扇形状の広がり方向の両端に位置する一対の内壁21a及び21bのうち、一方の内壁21aに対して垂直な方向で且つ他方の内壁21bと同一方向に延在して他端部で収容凹部17に連通しており、回転中心C2付近に位置する開口21の一方の内壁21aと連通路22の内壁との境界部には、ほぼ90度に角ばった係合部23が形成されている。
第2のロータBの球体部11は、通路形成空間20の開口21の少なくとも一部が第2のステータ4の凹部7と対向するように配置され、ワイヤ部材8は、第2のロータBの収容凹部17内から連通路22を通り、係合部23に接触して偏向し、開口21を通って第2のステータ4に至るように構成されている。
なお、図1に示されるように、第1のロータAの球体部9内にも、第2のロータBの通路形成空間20と対称な構造を有する通路形成空間16が形成されており、ワイヤ部材8は、第1のロータAの収容凹部13内から通路形成空間16における連通路を通り、回転中心C1付近に位置する係合部に接触して偏向し、開口を通って第2のステータ4に至るように構成されている。
図3に示されるように、複合振動子2は、それぞれXY平面上に位置し且つ互いに重ね合わされた平板状の第1の圧電素子部31及び第2の圧電素子部32を有しており、これらの圧電素子部31及び32が絶縁シート33〜35を介して第1のステータ3及び第2のステータ4から、また互いに絶縁された状態で配置されている。
複合振動子2の第1の圧電素子部31は、それぞれ円板形状を有する電極板31a、圧電素子板31b、電極板31c、圧電素子板31d及び電極板31eが順次重ね合わされた構造を有している。同様に、第2の圧電素子部32は、それぞれ円板形状を有する電極板32a、圧電素子板32b、電極板32c、圧電素子板32d及び電極板32eが順次重ね合わされた構造を有している。
第1の圧電素子部31の両面部分に配置されている電極板31a及び電極板31eと、第2の圧電素子部32の両面部分に配置されている電極板32a及び電極板32eがそれぞれ電気的に接地されている。また、第1の圧電素子部31の一対の圧電素子板31b及び31dの間に配置されている電極板31cと、第2の圧電素子部32の一対の圧電素子板32b及び32dの間に配置されている電極板32cとからそれぞれ端子が引き出されて駆動回路30に接続されている。
図4に示されるように、第1の圧電素子部31の一対の圧電素子板31b及び31dは、Y軸方向に2分割された部分が互いに逆極性を有してそれぞれZ軸方向(厚み方向)に膨張と収縮の反対の変形挙動を行うように分極されており、圧電素子板31bと圧電素子板31dは互いに裏返しに配置されている。
第2の圧電素子部32の一対の圧電素子板32b及び32dは、2分割されることなく全体がZ軸方向(厚み方向)に膨張あるいは収縮の変形挙動を行うように分極されており、圧電素子板32bと圧電素子板32dは互いに裏返しに配置されている。
次に、この実施の形態1に係る振動アクチュエータの動作について説明する。駆動回路30により第1の圧電素子部31の電極板31cと第2の圧電素子部32の電極板32cとに位相を90度シフトさせた交流電圧をそれぞれ印加して、複合振動子2によりY軸方向のたわみ振動とZ軸方向の縦振動とを組み合わせた複合振動を発生させると、これら第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部とにYZ面内における楕円運動がそれぞれ発生し、したがって、図5及び6に示されるように、第1のステータ3の角部に加圧接触されている第1のロータAと第2のステータ4の角部に加圧接触されている第2のロータBがそれぞれ回転中心C1及びC2を中心にしてX軸回りに互いに同時に回転駆動されることとなる。
以上のように、1つの複合振動子2により複合振動を発生させて一対のステータ3及び4のそれぞれ対応するロータA及びBとの接触部分に楕円運動を形成することにより、2つのロータA及びBを同時に回転駆動することができる。したがって、この発明の振動アクチュエータを用いれば、回転駆動するための複数の関節部を有する関節機構などを単純な構成により実現することができ、小型化及び軽量化を図ることができる。
また、2つのロータA及びBは共通の一本のワイヤ部材8によりそれぞれ対応するステータ3及び4に対して牽引されるため、これら2つのロータA及びBに互いに均一な予圧をかけてそれぞれ対応するステータ3及び4に加圧接触させることができる。
また、ワイヤ部材8は、可撓性を有すると共に第1のロータAの回転中心C1の係合部と第2のロータBの回転中心C2の係合部23に接触して偏向するように構成されているため、2つのロータA及びBの回転角度にかかわらずにワイヤ部材8は2つのロータA及びBの回転中心C1及びC2を常に通ると共にワイヤ部材8が長さ方向に沿って移動することはない。したがって、バネ受け部材18の収容凹部17に対するスライド方向の位置も動くこともなく、バネ部材19の全長が常に一定に保たれてワイヤ部材8に発生される張力が一定になるため、各ロータA及びBにかかる予圧力をロータの回転にかかわらず一定にすることができる。
これにより、アクチュエータ本体1の各ステータ3及び4により対応するロータA及びBに発生する回転トルクを一定にすることができ、2つのロータA及びBをそれぞれ円滑に且つ安定して回転駆動することができる。
また、ワイヤ部材8はアクチュエータ本体1及びロータA及びBの内部に通され、バネ部材19は第2のロータBに収容されているため、小型の振動アクチュエータが実現される。
さらに、第1のロータA内の調整ネジ15を操作することで、ワイヤ部材8に発生する張力の大きさを調整することができるため、2つのロータA及びBにかける予圧力を容易に調整することができる。
この振動アクチュエータは、超音波振動を利用した超音波アクチュエータであるため、高トルク性を有すると共にギヤを用いることなく駆動することができる。
また、圧電素子部31及び32と駆動回路30を接続する配線などをアクチュエータ本体1及びロータA及びBの内部に収容するように構成すれば、全体をより小型化することが可能である。
実施の形態2.
次に図7を参照して、この発明の実施の形態2に係る振動アクチュエータについて説明する。この実施の形態2は、実施の形態1において、各ロータA及びBの球体部9及び11に形成される通路形成空間16及び20が、扇形状の開口の代わりに、半円形状の開口51及び52を有するものである。
図8に示されるように、第2のロータBの球体部11内に形成される開口52は、球体部11の表面から回転中心C2にまでスリット状に形成されると共に回転中心C2を中心にした半円形状を有している。この開口52に対して回転中心C2付近で連通路22の一端部が連通している。連通路22は、開口52の半円形状の直径部にそれぞれ位置する一対の内壁52a及び52bの双方に対して垂直な方向に延在して他端部で収容凹部17に連通している。回転中心C2付近に位置する開口52の一対の内壁52a及び52bと連通路22の内壁との境界部にはそれぞれ、ほぼ90度に角ばった係合部53及び54が形成されている。
第2のロータBの球体部11は、開口52の少なくとも一部が第2のステータ4の凹部7と対向するように配置され、ワイヤ部材8は、第2のロータBの収容凹部17内から連通路22を通り、2つの係合部53及び54の一方に接触して偏向し、開口52を通って第2のステータ4に至るように構成されている。
なお、図7に示されるように、第1のロータAの球体部9内にも、第2のロータBの通路形成空間20と対称な構造を有する通路形成空間16が形成されており、ワイヤ部材8が、第1のロータAの収容凹部13内から通路形成空間16における連通路を通り、回転中心C1付近に位置する2つの係合部の一方に接触して偏向し、開口51を通って第1のステータ3に至るように構成されている。
ここで、駆動回路30から第1の圧電素子部31の電極板31cに交流電圧を印加して第1の圧電素子部31にY軸方向の1次モードのたわみ振動を発生させると、第1の圧電素子部31の一対の圧電素子板31b及び31dの2分割された部分がZ軸方向に膨張と収縮を交互に繰り返し、図9(a)に示されるように、アクチュエータ本体1が振動する。ここで、図9(a)のアクチュエータ本体1の各部分のY軸方向の変位を図9(b)に示す。図9(b)から、アクチュエータ本体1の両端部、すなわち第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部は互いに同位相で振動することがわかる。
また、駆動回路30から第2の圧電素子部32の電極板32cに交流電圧を印加して第2の圧電素子部32にZ軸方向の1次モードの縦振動を発生させると、第2の圧電素子部32の一対の圧電素子板32b及び32dがZ軸方向に膨張と収縮を繰り返し、図10(a)に示されるように、アクチュエータ本体1が振動する。ここで、図10(a)のアクチュエータ本体1の各部分のZ軸方向の変位をY軸方向に変換したものを図10(b)に示す。図10(b)から、アクチュエータ本体1の両端部、すなわち第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部は互いに逆位相で振動することがわかる。
そこで、第1の圧電素子部31の電極板31cと第2の圧電素子部32の電極板32cとに位相を90度シフトさせた交流電圧をそれぞれ印加して、複合振動子2によりY軸方向の1次モードのたわみ振動とZ軸方向の1次モードの縦振動とを組み合わせた複合振動を発生させると、第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部は、Y軸方向の1次モードのたわみ振動によりY軸方向に互いに同位相で変位すると共に、Z軸方向の1次モードの縦振動によりZ軸方向の互いに逆位相で変位するため、図11に示されるように、これら第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部とにYZ面内における互いに反対方向の楕円運動がそれぞれ発生する。したがって、第1のステータ3の角部に加圧接触されている第1のロータAと第2のステータ4の角部に加圧接触されている第2のロータBは、それぞれの回転中心C1及びC2を中心にX軸回りに互いに同時に且つ反対方向に回転駆動されることとなる。
また、第1の圧電素子部31に2次モードのY軸方向のたわみ振動を発生させたときのアクチュエータ本体1の各部分のY軸方向の変位を図12に示す。図12から、アクチュエータ本体1の両端部、すなわち第1のステータ3の角部及び第2のステータ4の角部が互いに逆位相で振動することがわかる。
そこで、第1の圧電素子部31の電極板31cと第2の圧電素子部32の電極板32cとに位相を90度シフトさせた交流電圧をそれぞれ印加して、複合振動子2によりY軸方向の2次モードのたわみ振動とZ軸方向の1次モードの縦振動とを組み合わせた複合振動を発生させると、第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部は、Y軸方向の2次モードのたわみ振動によりY軸方向に互いに逆位相で変位すると共に、Z軸方向の1次モードの縦振動によりZ軸方向に互いに逆位相で変位するため、図13に示されるように、これら第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部とにYZ面内における互いに同一方向の楕円運動がそれぞれ発生する。したがって、第1のステータ3の角部に加圧接触されている第1のロータAと第2のステータ4の角部に加圧接触されている第2のロータBは、それぞれの回転中心C1及びC2を中心にX軸回りに互いに同時に且つ同一方向に回転駆動されることとなる。
したがって、実施の形態1と同様に、1つの複合振動子2により複合振動を発生させて各ステータ3及び4の対応するロータA及びBとの接触部分に楕円運動を形成することにより、2つのロータA及びBを同時に回転駆動することができる。
また、上述のように、Z軸方向の縦振動の振動モードとY軸方向のたわみ振動の振動モードとの組み合わせを選択することにより、第1のロータAと第2のロータBとを互いに同一方向または反対方向にそれぞれ回転駆動することが可能である。
なお、ここで、第2の圧電素子部32にZ軸方向の2次モードの縦振動を発生させたときのアクチュエータ本体1の各部分のZ軸方向の変位をY軸方向に変換したものを図14に示す。図14から、アクチュエータ本体1の両端部、すなわち第1のステータ3の角部及び第2のステータ4の角部が互いに同位相で振動することがわかる。
したがって、Y軸方向の1次モードのたわみ振動とZ軸方向の2次モードの縦振動とを組み合わせた複合振動を発生させると、Y軸方向の2次モードのたわみ振動とZ軸方向の1次モードの縦振動とを組み合わせた複合振動を発生させたときと同様に、2つのロータA及びBをX軸回りに互いに同一方向に回転駆動することができる。
なお、上述のように、第1の圧電素子部31及び第2の圧電素子部32は、Y軸方向のたわみ振動及びZ軸方向の縦振動はそれぞれ、1次モードまたは2次モードだけでなく、3次以上の振動モードに設定することもできる。例えば、ロータA及びBやステータ3及び4の形状及び材質等に適した次数の振動モードを用いることができる。
実施の形態3.
次に図15を参照して、この発明の実施の形態3に係る振動アクチュエータについて説明する。この実施の形態3は、実施の形態1において、ワイヤ部材8及びバネ部材19を用いる代わりに、ロータA及びBの予圧手段として、弾性を有する糸状のゴム部材61を用いるものである。ここで、第2のロータBの収容凹部17には、その内面に支持部材62が固定されている。ゴム部材61は、一端部で第1のロータAの収容凹部13内の調整ネジ15に固定され、第1のロータAの通路形成空間16、アクチュエータ本体1の貫通孔1a、及び第2のロータBの通路形成空間20を通り、他端部で第2のロータBの収容凹部17内の支持部材62に固定されている。このように、2つのロータA及びBがゴム部材61を介して互いに連結されている。なお、ゴム部材61は、所定の張力を生じる長さに伸張された状態で取り付けられている。
ゴム部材61の張力を介して、2つのロータA及びBがアクチュエータ本体1のそれぞれ対応するステータ3及び4に対し牽引されて加圧接触されている。したがって、実施の形態1と同様に、1つの複合振動子2により2つのロータA及びBを回転駆動することができる。
2つのロータA及びBを一本のゴム部材61により牽引するため、2つのロータA及びBに互いに均一な予圧をかけることができ、また、ゴム部材61は回転中心C1及びC2を常に通ると共にゴム部材61の長さ方向に沿った位置は移動しないため、各ロータA及びBにかかる予圧力を回転にかかわらず一定にすることができる。
さらに、第1のロータA内の調整ネジ15を操作することで、ゴム部材61の張力の大きさを調整し、2つのロータA及びBにかける予圧力を容易に調整することができる。
なお、実施の形態2の振動アクチュエータに対しても、ワイヤ部材8及びバネ部材19の代わりに、ゴム部材61を用いることにより、各ロータA及びBを対応するステータ3及び4に加圧接触することができる。
実施の形態4.
次に図16を参照して、この発明の実施の形態4に係る振動アクチュエータについて説明する。この実施の形態4は、実施の形態1において、一本のワイヤ部材8の代わりに、2つのロータA及びBにそれぞれ対応する2本のワイヤ部材71及び72を用いるものである。ここで、第1のロータAの収容凹部13内には、第2のロータBの収容凹部17内と同様に、収容凹部13に対してスライド自在のバネ受け部材73が収容されると共に、バネ受け部材73と収容凹部13の底面との間に配置されるバネ部材74が収容されている。
第1のワイヤ部材71は、一端部で第1のロータAの収容凹部13内のバネ受け部材73に固定され、第1のロータAの通路形成空間16を通って、他端部で第1のステータ3に固定されており、バネ部材74により第1のワイヤ部材71に発生される張力によって第1のロータAが第1のステータ3に加圧接触されている。また、第2のワイヤ部材72は、一端部で第2のロータAの収容凹部17内のバネ受け部材18に固定され、第2のロータBの通路形成空間20を通って、他端部で第2のステータ4に固定されており、バネ部材19により第2のワイヤ部材72に発生される張力によって第2のロータBが第2のステータ4に加圧接触されている。
このように、2つのロータA及びBはそれぞれ対応するステータ3及び4に加圧接触されている。したがって、実施の形態1と同様に、1つの複合振動子2により2つのロータA及びBを回転駆動することができる。
また、この実施の形態4では、2つのロータA及びBはそれぞれ対応する2本のワイヤ部材71及び72によりステータ3及び4に牽引されるため、2つのロータA及びBにかける予圧力を互いに独立して設定することができ、したがって、これら2つのロータA及びBに生じる回転トルクをそれぞれ別個に調整することができる。
このように2本のワイヤ部材71及び72を用いる場合でも、2本のワイヤ部材71及び72はそれぞれ対応するロータA及びBの回転中心C1及びC2を常に通ると共に各ワイヤ部材71及び72の長さ方向に沿った位置は移動しないため、各ロータA及びBにかかる予圧力を回転にかかわらず一定にすることができる。
なお、ワイヤ部材71及び72とバネ部材19及び74を用いる代わりに、弾性を有する糸状の2本のゴム部材を用いて各ロータA及びBを対応するステータ3及び4に連結することにより、2つのロータA及びBをそれぞれ対応するステータ3及び4に加圧接触させることもできる。
実施の形態2の振動アクチュエータに対しても、一本のワイヤ部材8を用いる代わりに、2本のワイヤ部材71及び72を用いて2つのロータA及びBをそれぞれ対応するステータ3及び4に連結し、各ワイヤ部材71及び72の張力を介してロータA及びBを対応するステータ3及び4に加圧接触させるように構成することができる。
なお、上述の実施の形態1〜4における複合振動子2では、Y軸方向のたわみ振動を生じる第1の圧電素子部31とZ軸方向の縦振動を生じる第2の圧電素子部32を用いていたが、これら第1の圧電素子部31または第2の圧電素子部32の代わりに、X軸方向のたわみ振動を生じる圧電素子部を用いることもできる。すなわち、X軸方向のたわみ振動とZ軸方向の縦振動を組み合わせた複合振動、あるいはX軸方向のたわみ振動とY軸方向のたわみ振動を組み合わせた複合振動を発生させることにより、2つのロータA及びBを同時にY軸回りまたはZ軸回りに回転させることができる。
実施の形態5.
次に図17を参照して、この発明の実施の形態5に係る振動アクチュエータについて説明する。この実施の形態5は、実施の形態1において、複合振動子2が、Y軸方向のたわみ振動を生じる第1の圧電素子部31及びZ軸方向の縦振動を生じる第2の圧電素子部32に加えて、X軸方向のたわみ振動を生じる第3の圧電素子部81を有するものである。第3の圧電素子部81は、図18に示されるような一対の圧電素子板81b及び81dを有している。これら一対の圧電素子板81b及び81dは、X軸方向に2分割された部分が互いに逆極性を有してそれぞれZ軸方向(厚み方向)に膨張と収縮の反対の変形挙動を行うように分極されており、圧電素子板81bと圧電素子板81dは互いに裏返しに配置されている。なお、第3の圧電素子部81は、一対の圧電素子板81b及び81d以外は、第1の圧電素子部31または第2の圧電素子部32と同一の構成を有している。
駆動回路30で複合振動子2を駆動することにより、第1の圧電素子部31によるY軸方向のたわみ振動、第2の圧電素子部32によるZ軸方向の縦振動、及び第3の圧電素子部81によるX軸方向のたわみ振動のうち2つまたは3つ全てを組み合わせた複合振動を発生させて、第1のステータ3の角部と第2のステータ4の角部に楕円振動をそれぞれ形成することにより、第1のロータA及び第2のロータBを同時に3次元方向に自由に回転駆動することができる。この場合にも、振動モードの組み合わせを選択することにより、2つのロータA及びBを互いに同一方向または反対方向に回転させることができる。
なお、実施の形態2〜4においても、3つの圧電素子部31,32,81を有する複合振動子2を用いることができる。
なお、上述の実施の形態1〜5において、ステータ3及び4の先端部に凹部6及び7が形成され、ロータA及びBの先端部が凸状に形成されていたが、これとは逆に、ステータ3及び4の先端部が凸状に形成され、ロータA及びBの先端部に凹部が形成されていてもよい。
また、実施の形態1〜5において、2つのステータ3及び4のそれぞれ対応するロータA及びBとの接触部分を互いに異なる形状または大きさに形成することができ、これによりロータA及びBに互いに異なる大きさの回転トルクを発生させることができる。
また、ステータではなく、2つのロータのそれぞれ対応するステータとの接触部分を互いに異なる形状または大きさに形成することにより、ロータA及びBに生じる回転トルクを互いに異ならせることもできる。
なお、上記実施の形態1〜5において、駆動回路30から各圧電素子部に印加する交流電圧の位相は90度シフトさせていたが、90度に限らず変化させても良い。また、印加する交流電圧の電圧値を変化させてもよい。交流電圧を様々に制御することでステ―タ3及び4に発生する楕円振動を制御することができる。
また、ステ―タ3及び4とそれぞれ対応するロータA及びBとの接触は角部であったが、この構成に限らない。楕円運動が伝達できれば平面で接触するようにしても曲面で接触しても良いし、環状でなくてもよい。
また、上述の実施の形態1〜5において、Z軸方向の縦振動、Y軸方向またはX軸方向のたわみ振動の代わりに、互いに直交しない複数の振動を組み合わせた複合振動を発生させて2つのロータA及びBを回転させることもできる。
また、上記各実施の形態では、X軸方向のたわみ振動、Y軸方向のたわみ振動、Z軸方向の縦振動をそれぞれ別の圧電素子部で発生させ、振動を合成させて複合振動を発生させていたが、一つの圧電素子部を複数に分極し、各分極電極に印加する電圧を個別にコントロールしても良い。すなわち位相、振幅などの異なる交流電圧を合成した電圧を各分極電極に印加して単一の圧電素子部で複合振動を発生させても良い。
また、上記各実施の形態では、ステータとロータとの接触部分に楕円運動を発生させていたが、各軸方向の振幅を制御することで円運動を発生させても良い。
この発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータを示す断面図である。 実施の形態1におけるロータの球体部近傍の構造を示す部分斜視図である。 実施の形態1における複合振動子の構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態1で用いられた複合振動子の2対の圧電素子板の分極方向を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータの動作状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る振動アクチュエータの動作状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る振動アクチュエータを示す断面図である。 実施の形態2におけるロータの球体部近傍の構造を示す部分斜視図である。 (a)はアクチュエータ本体がY軸方向の1次モードのたわみ振動で振動する様子を示す図であり、(b)は(a)のアクチュエータ本体の各部分のY軸方向の変位を示す図である。 (a)はアクチュエータ本体がZ軸方向の1次モードの縦振動で振動する様子を示す図であり、(b)は(a)のアクチュエータ本体の各部分のZ軸方向の変位をY軸方向に変換して示す図である。 実施の形態2における2つのロータが互いに反対方向に回転駆動される様子を示す図である。 Y軸方向の2次モードのたわみ振動で振動するアクチュエータ本体の各部分のY軸方向の変位を示す図である。 実施の形態2における2つのロータが互いに同一方向に回転駆動される様子を示す図である。 Z軸方向の2次モードの縦振動で振動するアクチュエータ本体の各部分のZ軸方向の変位をY軸方向に変換して示す図である。 この発明の実施の形態3に係る振動アクチュエータを示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係る振動アクチュエータを示す断面図である。 この発明の実施の形態5に係る振動アクチュエータを示す断面図である。 実施の形態5で用いられた複合振動子の3対の圧電素子板の分極方向を示す斜視図である。
符号の説明
1 アクチュエータ本体、1a 貫通孔、2 複合振動子、3 第1のステータ、4 第2のステータ、5 連結ボルト、6,7 凹部、8,71,72 ワイヤ部材、9,11 球体部、10,12 円筒部、13,17 収容凹部、14,62 支持部材、15 調整ネジ、16,20 通路形成空間、18,73 バネ受け部材、19,74 バネ部材、21,51,52 開口,22 連通路、23,53,54 係合部、30 駆動回路、31 第1の圧電素子部、32 第2の圧電素子部、31a,31c,31e,32a,32c,32e 電極板、31b,31d,32b,32d,81b,81d 圧電素子板、33〜35 絶縁シート、61 ゴム部材、81 第3の圧電素子部、A,B ロータ。

Claims (12)

  1. 2つのステータと、
    前記2つのステータにそれぞれ対応して接触配置される2つのロータと、
    前記2つのステータの間に配設されると共に互いに異なる方向の複数の振動を組み合わせた複合振動を発生させて前記2つのステータを振動させることにより各ステータの対応するロータとの接触部分に円又は楕円運動を形成して前記2つのロータを同時に回転駆動する1つの振動手段と、
    前記2つのロータの回転角度にかかわらずに前記2つのロータの回転中心をそれぞれ通ると共に可撓性を有する牽引部材を有し、前記牽引部材の張力を介して前記2つのロータをそれぞれ対応するステータに対して予圧する予圧手段と
    を備え
    各ロータは、対応するステータと接触する部分に形成され且つこのロータの回転中心を中心とする球面状の接触面と、前記接触面から回転中心にまで至る開口と、回転中心に形成された係合部とを有し、
    前記牽引部材は、各ロータの回転中心に対して対応するステータとは反対側で前記ロータに連結され、前記ロータの係合部に接触して偏向し、前記ロータの開口を通って対応するステータに至ることを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 前記牽引部材は、弾性を有する糸状のゴム部材からなる請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  3. 前記予圧手段は、前記牽引部材としてのワイヤ部材と、前記ワイヤ部材の一端部に接続されてこのワイヤ部材に張力を発生させるバネ部材とを有する請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  4. 前記予圧手段は、前記牽引部材の張力を調整するための張力調整手段をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  5. 前記予圧手段は、前記2つのロータに共通の1本の前記牽引部材を有し、
    前記牽引部材は、一端部で一方のロータに連結され、一方のステータと前記振動手段と他方のステータとをそれぞれ貫通し、他端部で他方のロータに連結される請求項1〜4のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  6. 前記予圧手段は、前記2つのロータにそれぞれ対応した2本の前記牽引部材を有し、
    各牽引部材は、一端部で対応するロータに連結され、他端部で前記ロータに対応するステータに連結される請求項1〜4のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  7. 前記振動手段は、互いに積層された複数の圧電素子板からなる複合振動子を有し、前記圧電素子板の積層方向の両端部に前記2つのステータがそれぞれ配置されている請求項1〜のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  8. 2つのステータと、
    前記2つのステータにそれぞれ対応して接触配置される2つのロータと、
    前記2つのステータの間に配設されると共に互いに異なる方向の複数の振動を組み合わせた複合振動を発生させて前記2つのステータを振動させることにより各ステータの対応するロータとの接触部分に円又は楕円運動を形成して前記2つのロータを同時に回転駆動する1つの振動手段と、
    前記2つのロータの回転角度にかかわらずに前記2つのロータの回転中心をそれぞれ通ると共に可撓性を有する牽引部材を有し、前記牽引部材の張力を介して前記2つのロータをそれぞれ対応するステータに対して予圧する予圧手段と
    を備え、
    前記予圧手段は、前記2つのロータにそれぞれ対応した2本の前記牽引部材を有し、
    各牽引部材は、一端部で対応するロータに連結され、他端部で前記ロータに対応するステータに連結されることを特徴とする振動アクチュエータ。
  9. 前記牽引部材は、弾性を有する糸状のゴム部材からなる請求項8に記載の振動アクチュエータ。
  10. 前記予圧手段は、前記牽引部材としてのワイヤ部材と、前記ワイヤ部材の一端部に接続されてこのワイヤ部材に張力を発生させるバネ部材とを有する請求項8に記載の振動アクチュエータ。
  11. 前記予圧手段は、前記牽引部材の張力を調整するための張力調整手段をさらに備える請求項8〜10のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  12. 前記振動手段は、互いに積層された複数の圧電素子板からなる複合振動子を有し、前記圧電素子板の積層方向の両端部に前記2つのステータがそれぞれ配置されている請求項8〜11のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
JP2006107599A 2006-04-10 2006-04-10 振動アクチュエータ Expired - Fee Related JP4788451B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006107599A JP4788451B2 (ja) 2006-04-10 2006-04-10 振動アクチュエータ
CN2007800010529A CN101351954B (zh) 2006-04-10 2007-02-14 振动致动器
PCT/JP2007/052607 WO2007116607A1 (ja) 2006-04-10 2007-02-14 振動アクチュエータ
US11/991,767 US7638927B2 (en) 2006-04-10 2007-02-14 Vibration actuator
DE112007001090T DE112007001090T5 (de) 2006-04-10 2007-02-14 Schwingungsaktuator
KR1020087007757A KR100968394B1 (ko) 2006-04-10 2007-02-14 진동 액추에이터
TW096109316A TWI350643B (en) 2006-04-10 2007-03-19 Oscillation actuator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006107599A JP4788451B2 (ja) 2006-04-10 2006-04-10 振動アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007282421A JP2007282421A (ja) 2007-10-25
JP4788451B2 true JP4788451B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=38580909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006107599A Expired - Fee Related JP4788451B2 (ja) 2006-04-10 2006-04-10 振動アクチュエータ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7638927B2 (ja)
JP (1) JP4788451B2 (ja)
KR (1) KR100968394B1 (ja)
CN (1) CN101351954B (ja)
DE (1) DE112007001090T5 (ja)
TW (1) TWI350643B (ja)
WO (1) WO2007116607A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4780770B2 (ja) * 2006-04-10 2011-09-28 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータ
JP5211463B2 (ja) * 2006-10-13 2013-06-12 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータ
JP2008131669A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Sharp Corp 摩擦駆動アクチュエータ
JP2010172157A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Olympus Corp 超音波モータ駆動装置
JP2011142732A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Olympus Corp 超音波モータ
CN103853363B (zh) * 2012-11-29 2017-09-29 联想(北京)有限公司 一种触觉反馈的方法及电子设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0538170A (ja) * 1991-07-26 1993-02-12 Asmo Co Ltd 振動モータ
JP2766835B2 (ja) * 1996-06-17 1998-06-18 日本特殊陶業株式会社 回転駆動体
JP4077923B2 (ja) 1997-11-27 2008-04-23 キヤノン株式会社 振動型アクチュエータ
CN100414092C (zh) * 1997-11-27 2008-08-27 佳能株式会社 振动型致动器和振动型驱动装置
GB2353147A (en) * 1999-08-13 2001-02-14 Automotive Motion Tech Ltd Dual rotor/stator assembly for dual drive motor
JP2004260990A (ja) * 2003-02-06 2004-09-16 Seiko Epson Corp 駆動装置および稼動装置
JP4354342B2 (ja) * 2004-06-15 2009-10-28 日本電信電話株式会社 トルク制御機構付超音波モータ及び超音波モータ搭載ロボット

Also Published As

Publication number Publication date
TWI350643B (en) 2011-10-11
TW200814507A (en) 2008-03-16
US7638927B2 (en) 2009-12-29
CN101351954A (zh) 2009-01-21
WO2007116607A1 (ja) 2007-10-18
KR100968394B1 (ko) 2010-07-07
CN101351954B (zh) 2011-12-14
US20090267455A1 (en) 2009-10-29
KR20080058354A (ko) 2008-06-25
DE112007001090T5 (de) 2009-04-16
JP2007282421A (ja) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4788451B2 (ja) 振動アクチュエータ
JP2014018027A (ja) 振動型アクチュエータ、撮像装置、及びステージ
WO2007055052A1 (ja) 超音波モータ
JP5194006B2 (ja) 振動型アクチュエータ及びそれを備えた駆動装置
JP4780770B2 (ja) 振動アクチュエータ
JP5211463B2 (ja) 振動アクチュエータ
JP5202538B2 (ja) 振動型アクチュエータ
JP2008278676A (ja) 駆動装置
JP4807276B2 (ja) 振動アクチュエータ
JP2010166720A (ja) 超音波モータ駆動装置
JP4654884B2 (ja) 多自由度超音波モータ
JP4650221B2 (ja) 多自由度超音波モータ
JP4654885B2 (ja) 超音波モータ
US9362850B2 (en) Vibration type driving apparatus and driving circuit thereof
JP2008199696A (ja) 振動アクチュエータ
JP2008072803A (ja) 多自由度アクチュエータ
JP2009044815A (ja) 振動アクチュエータ
JP2009005549A (ja) 振動アクチュエータ
JP2008236908A (ja) 振動アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees