JP4780162B2 - 露光開始タイミング決定方法、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光ドラム等の感光体に露光を開始するタイミングを決定する露光開始タイミング決定方法、及びこの方法を適用した画像形成装置に関する。
従来より、各種のトレイから供給された印刷用紙(記録媒体)を搬送ベルトにより搬送させると共に、レーザ光等により露光することで形成された感光ドラム上の静電潜像にトナー等の現像剤を静電吸着させ、このような露光・現像により形成された感光ドラム上のトナー像を、搬送ベルト上の記録媒体に転写することで、その記録媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置は、通常、給紙中の印刷用紙を感光ドラムの位置する方向に送り出すレジストローラと、その印刷用紙の経路を遮るように配置された可動片が押し出されることにより印刷用紙の到来を検出する位置センサとを備え、レジストローラを通過した印刷用紙を位置センサにより検出すると、その検出後の所定のタイミングで露光を開始するように構成されている。なお、レジストローラと感光ドラムとの間のスペース(以下、搬送空間という)には、位置センサと共に、レジストローラから送り出されてくる印刷用紙を感光ドラムの位置する方向に導くガイド部材が配設されている。
ところで、この種の画像形成装置では、各種のトレイから給紙された印刷用紙の厚みの違いにより、印刷用紙の剛性が異なるため、搬送空間における印刷用紙の撓み方の違いが生じる。その結果、印刷用紙の厚み毎に、印刷用紙が位置センサを通過してから感光ドラムに到達するまでの時間(感光体到達時間)が変わり、その感光体到達時間の違いに起因して印刷用紙上の転写位置がずれてしまう。
このため、転写対象となる印刷用紙の厚みに応じて、露光を開始するタイミング(以下、露光開始タイミングという)を決定することにより、印刷用紙のセンサ位置から感光ドラムへの到達距離(ひいては感光体到達時間)の誤差を吸収し、印刷用紙上の転写位置を調整する露光開始タイミング決定方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−42743号公報
しかし、従来の露光開始タイミング決定方法を適用した画像形成装置では、印刷用紙の厚みが同じであっても、例えば、印刷用紙の搬送経路といったほかの要因により、印刷用紙上の転写位置のずれが許容範囲を超えてしまう場合があり、このような場合については考慮されていないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、記録媒体上の転写位置を簡易かつ的確に調整することが可能な露光開始タイミング決定方法、及びこの方法を適用した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされたた第一発明であるである請求項1に記載の画像形成装置では、搬送手段が、記録媒体を供給する複数の供給元について、これら供給元毎に異なった供給経路で供給元の一つから供給される記録媒体を、感光体にその供給経路に沿った搬送経路で搬送するためにその搬送経路の起点位置に設けられ、互いに転がり面が圧接され且つ同速で回転する一対のローラを介して記録媒体を送り出すレジストローラ部を有する。また、検出手段が、搬送経路上に設けられ、搬送手段により搬送されてくる記録媒体の到来を検出し、露光手段が、検出手段による検出から露光開始までの時間で表されるタイミングとして、予め設定された露光開始タイミングで感光体に露光してその感光体上に静電潜像を形成する。そして、現像転写手段が、露光手段により形成された静電潜像に現像剤を静電吸着させると共に、その静電潜像に静電吸着された現像剤を、記録媒体を供給する複数の供給元のうち予め選択された供給元から感光体に搬送された記録媒体に転写するように構成されている。
但し、本発明の画像形成装置は、複数の供給元として、レジストローラ部に記録媒体を直接供給する手差トレイと、記録媒体を搬送する給紙ローラを介してレジストローラ部に記録媒体を供給する給紙トレイとが設けられると共に、これら手差トレイと給紙トレイとによってそれぞれ異なる供給経路の合流位置にレジストローラ部が設けられ、且つ、その合流位置と露光手段との間で少なくとも供給元に応じて記録媒体の撓み方が異なる搬送空間に検出手段が設けられている。
つまり、本発明の画像形成装置では、転写対象となる記録媒体の供給元の違い(手差トレイまたは給紙トレイ)に応じて、露光開始タイミング(記録媒体の検出から露光開始までの時間によって表されるタイミング)を可変設定することによって、記録媒体上の転写開始位置を調整する。従って、供給元の異なる記録媒体が感光体に到達する経路の違い(レジストローラ部を起点とする記録媒体の撓み方の違い)によって生じる時間差を吸収することで転写開始位置のずれを抑制し、ひいては記録媒体上の転写位置を簡易かつ的確に調整することができる。
また、このように構成された画像形成装置では、記録媒体の搬送経路の違いに応じて露光開始タイミングを調整することにもなるため、搬送経路が変わることによって生じる感光体到達時間の誤差を吸収することで、その誤差に起因する転写開始位置のずれを抑制し、ひいては記録媒体上の転写位置を簡易かつ的確に調整することができる。
た、レジストローラ部は、手差トレイ及び給紙トレイから供給される記録媒体が当該レジストローラ部に対して下方から挿入される位置に設けられ、タイミング決定手段は、これら供給元の違いに基づいて生じるレジストローラ部に対する記録媒体の挿入角度の違いに応じて、露光開始タイミングを決定することが望ましい。
つまり、このように構成された画像形成装置では、記録媒体がレジストローラ部に挿入される際の角度(挿入角度)の違いに応じて、レジストローラ部と感光体との間のスペース(搬送空間)における記録媒体の撓み方が変わるため、その撓み方の違いによって生じる感光体到達時間の誤差を吸収することになる。従って、その誤差に起因する転写開始位置のずれを抑制し、ひいては記録媒体上の転写位置を簡易かつ的確に調整することができる。
さらには、本発明の画像形成装置において、請求項に記載のように、レジストローラ部から送り出された記録媒体を露光手段側に案内するガイド部を備え、そのガイド部は、搬送空間において記録媒体が上方に湾曲して撓むように斜め下向きに配設されており、検出手段は、搬送空間においてレジストローラ部とガイド部との間でそのレジストローラ部から上方に送り出される記録媒体の到来を検出することが望ましい。
さらに具体的に言うと、本発明の画像形成装置は、請求項に記載のように、レジストローラ部を構成する一対のローラが、円柱型ローラであり、そして、タイミング決定手段が、レジストローラ部において円柱型ローラの圧接箇所における接線方向に対して重力方向側を正とする記録媒体の挿入角度が大きいほど、露光手段による露光の開始が遅くなるように露光開始タイミングを決定する。
つまり、このように構成された画像形成装置では、記録媒体がレジストローラ部に挿入される際の角度(挿入角度)、詳細には、レジストローラ部において円柱型ローラの圧接箇所における接線方向に対して重力方向側を正とする記録媒体の挿入角度が大きいほど、露光手段による露光の開始が遅くなる。これにより、記録媒体上の転写位置を簡易かつ的確に調整することができる。
ところで、タイミング決定手段は、請求項に記載のように、現像転写手段により転写される記録媒体の種類に応じて、その記録媒体の厚み、もしくは剛性が大きいほど、露光手段による露光の開始が早くなるように露光開始タイミングを決定することが望ましい。
この場合、さらに記録媒体の厚み(剛性)に応じて露光開始タイミングを可変設定することによって、記録媒体の厚み(剛性)の違いによって生じる搬送空間における記録媒体の撓み方の差異を吸収し、ひいては記録媒体上の転写位置をより的確に調整することができる。
なお、タイミング決定手段は、請求項に記載のように、記録媒体の種類と、露光開始タイミングを決定するための補正値とが一対一に対応づけられた第1の対応テーブルを用いてもよい。
この場合、記録媒体の種類毎に露光開始タイミングを可変設定することによって、記録媒体上の転写位置の調整精度を向上させることができる。
或いは、タイミング決定手段は、請求項に記載のように、記録媒体の厚み、もしくは剛性の一定範囲毎に、その記録媒体の厚み、もしくは剛性が大きいほど遅くなるように、感光体に搬送される記録媒体の搬送速度が予め規定されていれば、その搬送速度と、露光開始タイミングを決定するための補正値とが一対一に対応づけられた第2の対応テーブルを用いてもよい。
この場合、記録媒体の厚み、もしくは剛性の一定範囲毎に搬送速度を可変設定する既存の制御処理を利用して露光開始タイミングを決定することによって、記録媒体上の転写位置のずれを許容範囲内に抑えると共に、記録媒体上の転写位置の調整に係る制御負担を軽減させることができる。
なお、タイミング決定手段は、請求項に記載のように、現像転写手段により転写される記録媒体の供給元と、露光開始タイミングを決定するための補正値とが一対一に対応づけられた第3の対応テーブルを用いてもよい。
この場合、第3の対応テーブルを用いて速やかに補正値を設定することができる。
さらに、タイミング決定手段は、請求項に記載のように、予め設定された基準となる露光開始タイミングをT0、前記感光体に搬送される該記録媒体の搬送速度のうち、前記レジストローラ部上の搬送速度と前記感光体上の搬送速度との違いに起因する時間差を補正するための基準となる搬送速度をγ0、前記感光体上の搬送速度をγ、前記露光開始タイミングを決定するための補正値のうち、前記第3の対応テーブルを用いて前記供給元に応じて設定された補正値をα、前記第1または第2の対応テーブルを用いて前記記録媒体の厚み、もしくは剛性に応じて設定された補正値をβとして、次式に従って露光開始タイミングTを算出することが望ましい。
T=(T0+α+β)×γ0/γ, 但し、γ<γ0
この場合、レジストローラ部上と感光体上との搬送速度の違いに起因する補正値と、記録媒体の供給元および記録媒体の種類に応じて設定された補正値とからなるパラメータを用いて、露光開始タイミングを簡易に算出することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明が適用された画像形成装置1の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における左側を前方とする。
画像形成装置1は、直接転写タンデム方式のカラー画像形成装置であって、図1に示すように、略箱型の筐体2を備えている。その筐体2の上面には、画像形成後の記録媒体としての印刷用紙(以下、単に用紙ともいう)が積載される排紙トレイ3が形成され、また、筐体2の前面には、当該画像形成装置1の手前側から後述するレジストローラ4の位置に直接用紙を供給するための手差トレイ15が設けられている。
そして、筐体2の内部には、画像を形成するための用紙を供給するフィーダ部10、フィーダ部10から供給される用紙を搬送する搬送機構20、搬送機構20により搬送されてくる用紙に画像形成を行う画像形成部30、及びこれらの各部を駆動制御する制御部40(図3参照)が収納されている。
<フィーダ部>
フィーダ部10は、筐体2の最下部に前方へ引き出しが可能に装着され、画像を形成するための用紙が積載される給紙トレイ11、給紙トレイ11の前端上方に配置されて用紙を搬送する給紙ローラ11a、給紙トレイ11から用紙を取り出す分離ローラ12、分離12が給紙トレイ11から取り出す用紙に搬送抵抗を与えることにより用紙を一枚毎に分離する分離パッド13、分離ローラ12及び分離パッド13の間から送り出される用紙を搬送機構20に供給するピッチローラ14、及び前述した手差トレイ15等からなる。
<搬送機構>
搬送機構20は、フィーダ部10から供給される用紙を後方に搬送するための前段機構20aと、前段機構20aから搬送された用紙を画像形成部30内にて搬送するための後段機構20bとからなる。
このうち、後段機構20bは、画像形成部30の作動と連動して回転する駆動ローラ21、駆動ローラ21と離隔した位置に回転可能に配置された従動ローラ22、及びこれら駆動ローラ21,従動ローラ22間に架設される搬送ベルト23等からなる。
搬送ベルト23は、駆動ローラ21により図1の時計回り方向に循環移動するように駆動され、その上面に載置された用紙を後方へ搬送するようにされている。なお、後段機構20bの下側には、搬送ベルト23に付着したトナーや紙粉等を除去するためのベルトクリーナ(図示せず)が設けられている。
ここで、図2は、前段機構20aを説明するための拡大断面図である。
前段機構20aは、図1及び図2に示すように、ピッチローラ14の上方に設けられるレジストローラ4、板状の可動片5が押し出されることにより用紙の到来を検出する位置センサ(図示せず)、可動片5を通過した用紙を画像形成部30の転写位置Z(後述する感光ドラム8と転写ローラ9との間のニップ位置であって、感光ドラム8上のトナー像を用紙に転写する位置)に導くためのガイド部材7等からなる。
本実施形態においては、給紙トレイ11から給紙ローラ11aを介して用紙が搬送され、レジストローラ4に到達するまでの経路、あるいは手差トレイ15から用紙が搬送され、レジストローラ4に到達するまでの経路を供給経路とし、レジストローラ4を起点とし、感光ドラム8に向けて用紙が搬送される経路を搬送経路とする。
なお、可動片5は、その断面の長手方向に平行な一端が軸支され、揺動可能な他端側の部分が、レジストローラ4から送り出されてくる用紙の経路(搬送経路)を遮るように配置されている。
レジストローラ4は、給紙元(給紙トレイ11又は手差トレイ15)によってそれぞれ異なる給紙経路の合流位置(即ち、搬送経路の起点位置)Xに設けられ、互いの転がり面が圧接され(互いに対向して)同速で反対方向に回転する一対の円柱型のローラからなり、その一対のローラで押圧しながら画像形成部30の転写位置Zに向けて用紙を送り出すように構成されている。
なお、レジストローラ4と感光ドラム8との間において互いのローラ上で用紙の搬送速度が等しいことが望ましいが、実際の製造においては加工・成型上の形状のばらつきがローラ毎に生じるため、各ローラ上の搬送速度を等しくすることが困難である。また、感光ドラム8上の搬送速度がレジストローラ4上の搬送速度よりも速い場合、ローラ間において互いの用紙が引っ張られてしまい、搬送ベルト23上の搬送速度にずれが生じ、その結果、用紙上の画像形成位置にずれ(色ずれを含む)が発生することになる。このため、レジストローラ4上の搬送速度は、そのような画像形成位置のずれを予防するために、感光ドラム8上の搬送速度よりも予めやや速くなるように設定されている。
ガイド部材7は、レジストローラ4から送り出された用紙を搬送ベルト23(ひいては後述する感光ドラム8)に案内するように搬送経路上の下流側にて斜め下向きに配設されている。なお、レジストローラ4から画像形成部30の転写位置Zに至る区間(以下、搬送空間という)では、前述したレジストローラ4と感光ドラム8との搬送速度差に起因して用紙が撓むことになる。このため、ガイド部材7は、そのような用紙の撓みを吸収するだけの充分な搬送空間を確保することが可能な位置と角度で配設されている。
なお、ここでの搬送空間とは、レジストローラ4におけるローラの圧接箇所(即ち、起点位置X)に対する用紙の挿入角度(ひいては給紙元)やその用紙の種類(即ち、用紙の剛性)に応じて用紙の撓み方が変わるため、そのような用紙の撓み方の違いにも対応するだけの充分なスペースをいう。
また、ここでの挿入角度は、起点位置Xにおけるローラの接線方向に対して重力方向側(下方側)を正とする角度であり、この挿入角度が大きいほど搬送空間における搬送経路が長くなる。本実施形態の前段機構20aでは、給紙元(給紙トレイ11又は手差トレイ15)毎に異なった給紙経路で供給される印刷用紙が、その給紙経路に沿った搬送経路で転写位置Zに搬送されるため、供給元が給紙トレイ11である場合の方が、供給元が手差トレイ15である場合に比べて搬送経路が長くなる。
<画像形成部>
画像形成部30は、図1に示すように、感光ドラム8の表面に静電潜像を形成するLED部50、LED部50により形成された静電潜像を現像剤としてのトナーで現像すると共に、その現像した画像を搬送機構20によって搬送されてくる用紙へ転写するプロセス部60、プロセス部60により転写された画像を定着させる定着部70等からなる。
このうち、プロセス部60は、後述する四つの画像形成ユニット31と、この画像形成ユニット31が有する感光ドラム8と対向配置(搬送ベルト23を挟んで感光ドラム8の下方側に配設)されて用紙を感光ドラム8に押圧する転写ローラ9とを備えている。
画像形成ユニット31は、搬送ベルト23の搬送方向に沿い、且つそれぞれが搬送ベルト23と接触するように配置された感光ドラム8、これら感光ドラム8のそれぞれに設けられ、感光ドラム8を帯電させる帯電器31a、及び現像カートリッジ32等からなる。
なお、帯電器31aは、感光ドラム8の後側斜め上方において、感光ドラム8と接触しないように所定間隔を隔てて、感光ドラム8と対向配置され、コロナ放電を発生させることにより感光ドラム8の表面を一様に正極性に帯電させる。また、転写ローラ9と感光ドラム8との間に転写バイアスが印加され、所定量の転写電流が通電される。
現像カートリッジ32は、トナー収納室33、供給ローラ35、現像ローラ36、層厚規制ブレード37等からなる周知のものであり、カートリッジ毎に異なる色(搬送ベルト23の搬送方向の上流側からブラックK、イエローY、マゼンダM、シアンC)のトナー(詳しくは、正帯電性非磁性1成分トナー)を収容している。
一方、LED部50は、LED(図示せず)を用いて露光を行う周知のものであり、制御部40(図3参照)から入力される画像データや制御指令に基づいて、各色のLEDで、それぞれ対応する感光ドラム8の表面を、制御指令に従ったタイミング及び照射速度で高速走査するように構成されている。
このように構成されたプロセス部60及びLED部50では、トナー収納室33から放出されたトナーが、供給ローラ35の回転により現像ローラ36に供給され、供給ローラ35と現像ローラ36との間で正に摩擦帯電される。更に、現像ローラ36上に供給されたトナーが、現像ローラ36の回転に伴って、層厚規制ブレード37と現像ローラ36との間に進入し、ここで更に十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄膜として現像ローラ36上に担持される。
そして、感光ドラム8の表面が、その回転時に、まず帯電器31aにより一様に正帯電され、その後、LED部50により露光されて、用紙に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36上に担持され正帯電されているトナーが、感光ドラム8に対向して接触するとき、感光ドラム8の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム8の静電潜像が可視像化され、感光ドラム8の表面には、露光部分にのみトナーが付着したトナー像が担持される。
その後、各感光ドラム8の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト23によって搬送される用紙が感光ドラム8と転写ローラ9との間を通る際に、前述の転写電流によって、用紙に順次転写される。このようにして各色のトナー像が重ねて転写された用紙は、次いで定着部70に搬送される。
定着部70は、用紙の印刷面側に配設され用紙に転写されたトナーを加熱しながら用紙を搬送する加熱ローラ16、用紙を挟んで加熱ローラ16とは反対側に配設され、用紙を加熱ローラ16に押圧する加圧ローラ17等からなり、用紙に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるように構成されている。なお、定着部70を通過した用紙は、搬送ローラ19により更に搬送され、排出ローラ18を介して排紙トレイ3に排出される。
つまり、画像形成部30では、フィーダ部10から搬送機構20によって搬送されてくる用紙が、プロセス部60を通過するときに、LED部50から照射されたLED光により露光され、且つ、画像形成ユニット31により現像された感光ドラム8上のトナー像を用紙に転写し、更に、定着部70を通過するときに、トナー像を用紙に定着させるように構成されている。
<制御部>
次に、図3は、制御部40のうち、本発明に関わる部分の構成を示した概略のブロック図である。
図3に示すように、制御部40は、画像形成装置1(フィーダ部10,搬送機構20,画像形成部30)の用紙搬送系や露光現像系の動力源となるメインモータ100、画像形成装置1に設けられた各種ローラの駆動軸にメインモータ100からの動力を伝達すると共に、その動力の断続や変速を行う動力伝達機構101等を制御するためのものである。
なお、制御部40は、操作部102を介して入力される使用者からの指令、もしくは、ネットワークを介して入力される各種情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)からの指令に従って制御するためのものであり、CPU91、ROM92、RAM93、及び、これらの各部を接続するバスラインを中心とする周知のマイクロコンピュータにて構成されている。但し、ROM92には、各種プログラムと共に、後述する各種の対応テーブルが格納されている。
また、制御部40には、CPU91からの指令に従い、画像形成部30を制御するための画像形成制御部94、メインモータ100を駆動するためのモータ制御部95、動力伝達機構101を制御するための動力伝達制御部96、操作部102を介して入力される使用者からの指令信号や、画像形成装置1の各所に配置されたセンサ群103(前段機構20aの位置センサを含む)からの検出信号を制御部40に取り込むための信号入力部97、ネットワークを介して外部の情報処理装置との間でデータ通信を行うためのネットワークインターフェース(ネットワークI/F)98も備えられており、これら各部は、バスラインを介して、CPU91、ROM92、RAM93に接続されている。
このうち、動力伝達制御部96は、CPU91から入力される搬送速度γを示す制御指令に基づいて、分離ローラ12,ピッチローラ14,レジストローラ4,駆動ローラ21,加熱ローラ16,排出ローラ18等といった用紙搬送系の各種ローラ(以下、用紙搬送系ローラという)、及び、供給ローラ35,現像ローラ36,感光ドラム8,転写ローラ9といった露光現像系の各種ローラ(以下、露光現像系ローラという)の駆動のオンオフを制御すると共に、回転速度の変速制御を行う。
また、画像形成制御部94は、LED部50及びプロセス部60に、後述する印刷用データに基づくトナー像を用紙に転写させたり、CPU91から入力される露光開始タイミングT(後述する)を示す制御指令と、前段機構20aの位置センサによる検出結果とに基づいて、四つの感光ドラム8毎に露光を開始するタイミングを制御したり、CPU91から入力される搬送速度γを示す制御指令に基づいて、LED光の照射速度を制御したりする。
CPU91は、ROM92に記憶されたプログラムに基づいて、以下の画像形成処理を実行すると共に、センサ群103での検出結果に従って、画像形成中には、給紙経路や搬送経路上での紙詰まり(用紙ジャム)やトナー切れが発生していないか判定し、用紙ジャムやトナー切れを検出すると、画像形成禁止エラーが発生したとして、画像形成部30の動作を停止させて、画像形成動作を禁止する処理等を実行する。
<画像形成処理>
次に、図4は、制御部40のCPU91が実行する画像形成処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、ネットワークI/F98を介して外部の情報処理装置からプリント要求を受信すると起動される。
図4に示すように、本処理が起動されると、まず、S110では、ネットワークI/F98を介して受信したプリント要求に基づいて、利用者により指示された印刷用紙の種類(普通紙,薄紙,厚紙,超厚紙等)や給紙元(手差,カセット等)を示す設定情報、プリント要求の対象となる画像データ(以下、対象画像データという)を、ジョブ単位で図示しない受信バッファから読み込む処理を実行する。なお、ここでのプリント要求には、一つのジョブにおける全ての対象画像データを印刷するために必要なページ数(即ち、用紙の数)や、ここで読み込んだ対象画像データに対応するページ番号等といった情報が含まれている。
続くS120では、S110で受信した設定情報に基づいて、印刷用紙の種類(紙種)に応じた搬送速度γを設定する処理を実行する。なお、搬送速度γは、搬送ベルト23上(即ち、感光ドラム8上でもある)で用紙が搬送される速度をいい、図5に示すように、印刷用紙が普通紙または薄紙であれば基準速度γ0(但し、レジストローラ4上の搬送速度と感光ドラム8上の搬送速度との違いに起因する時間差を補正するための基準となる)に設定され、印刷用紙が厚紙である場合を基準速度γ0と比較してより遅い速度(以下、半速という)γ1に、印刷用紙が超厚紙であれば半速γ1よりもさらに遅い速度(以下、半々速という)γ2に設定される。つまり、ここでは、搬送速度γを可変設定することによ
り、定着部70における定着時間(トナーの加熱時間)を、用紙の厚みが大きいほど長くなるようにしている。なお、用紙の厚みではなく、用紙の剛性によって搬送速度γを可変設定するように構成することも可能である。
続くS130では、S110で受信した設定情報、及びS120で設定した搬送速度γに基づいて、LED部50にて露光を開始するタイミング(以下、露光開始タイミングという)Tを設定する露光開始設定処理(後述する)を実行する。
続くS140では、S110で読み込んだ対象画像データをビットマップ形式の印刷用データに展開(生成)する処理を実行する。なお、ここでは、対象画像データとして、PostScript等のページ記述言語で記述されたもの(PDLデータ)、或いは、外部の情報処理装置によってPDLデータをビットマップ形式に既に展開したもの(BMデータ)があり、後者の場合、対象画像データをそのまま印刷用データとする。
続くS150の印刷処理では、モータ制御部95を介してメインモータ100を駆動すると共に、S110〜S140の処理に基づく指令やデータを画像形成制御部94及び動力伝達制御部96に出力することによって、用紙を搬送しつつトナー像を用紙上に転写させる駆動指令処理を実行する。なお、一つのジョブに複数ページ分の対象画像データが存在する場合には、その複数ページ分の印刷が行われる。
具体的には、S120で設定した搬送速度γにて露光現像系ローラを駆動(回転)させるための制御指令を動力伝達制御部96に出力すると共に、S140で生成した印刷用データ、搬送速度γに応じて予め設定された照射速度、及び、S130で設定した露光開始タイミングTで露光させるための制御指令を画像形成制御部94に出力する。
ここで、一つのジョブに含まれる全ての対象画像データの印刷が終了すると、続くS160では、次のジョブがあるか否かを判断し、肯定判断した場合には本処理を終了し、否定判断した場合にはS110に戻り、次のジョブについて同様に処理を実行する。
<露光開始設定処理>
次に、図6は、先の画像形成処理のS130で実行する露光開始設定処理の詳細を示すフローチャートである。
図6に示すように、本処理が開始されると、まず、S210では、先の画像形成処理のS110で読み込んだ設定情報に基づき、図7(a)に示すように、給紙元と露光開始タイミングTの補正値(以下、給紙補正値という)αとが一対一に対応づけられた対応テーブル(以下、給紙対応テーブルという;第3の対応テーブルに相当)を参照し、給紙元に応じた給紙補正値αを設定する。なお、本実施形態の給紙補正値αは、給紙元が給紙トレイ11であれば基準値(ゼロ)に設定され、給紙元が手差トレイ15であればその基準値と比較してより小さい値α1(α1<0)に設定される。
続くS220では、先の画像形成処理のS120で設定された搬送速度γに基づき、図7(b)に示すように、搬送速度γと露光開始タイミングTの補正値(以下、紙種補正値という)βとが一対一に対応づけられた対応テーブル(以下、速度対応テーブルという;第2の対応テーブルに相当)を参照し、搬送速度γに応じた(ひいては印刷用紙の種類に応じた)紙種補正値βを設定する。なお、本実施形態の紙種補正値βは、搬送速度γが基準速度γ0であれば基準値(ゼロ)に設定され、搬送速度γが半速γ1であればその基準値と比較してより小さい値β1(β1<0)に設定され、搬送速度γが半々速γ2であればβ1よりもさらに小さい値β2(β2<β1)に設定される。
続くS230では、S210で設定された給紙補正値α、S220で設定された紙種補正値β、S120で設定された搬送速度γ、及び予め設定された基準となる開始タイミング(以下、基準開始タイミングという)T0,基準速度γ0をパラメータとして、次式(1)に従って露光開始タイミングTを算出(設定)し、処理を終了する。
T=(T0+α+β)×γ0/γ ・・・(1)
なお、本実施形態の露光開始タイミングT及び基準開始タイミングT0は、前段機構20aの位置センサによる用紙検出時に基づくタイミング(即ち、この位置センサによる検出からLED部50による露光開始までの時間)で表される。また、特に、基準開始タイミングT0は、実験等によって予め設定されたものであり、給紙トレイ11から供給された普通紙(又は薄紙)が搬送経路上において基準速度γ0で搬送される場合に、前段機構20aの位置センサによる用紙の検出時から、画像形成後の用紙において余白部分が一定となるために要する時間で表される。
つまり、(1)式は、印刷用紙が前段機構20aの位置センサの検出位置から感光ドラム8上の転写位置Zに到達するまでに要する時間(以下、感光体到達時間という)の差のうち、搬送速度γの違いに起因する時間差の補正(=T0×γ0/γ;以下、γ補正という)、給紙元の違いに起因する時間差の補正(=T0+α;以下、α補正という)、及び、紙種の違いに起因する時間差の補正(=T0+β;以下、β補正という)を行うことを意味している。
<動作>
このように構成された画像形成装置1では、図8に示すように、給紙元が手差トレイ15であれば、露光開始タイミングのα補正を施すことによって、給紙元が手差トレイ15である場合に比べて感光体到達時間が早くなる誤差分を吸収する。このため、印刷用紙の転写開始位置(ひいては余白量)が、給紙元が給紙トレイ11である場合と同等になる。
また、画像形成装置1では、紙種が厚紙または超厚紙であれば、露光開始タイミングのβ補正を施すことによって、紙種が普通紙である場合に比べて感光体到達時間が早くなる誤差分を吸収する。このため、印刷用紙の転写開始位置(ひいては余白量)が、紙種が普通紙である場合(基準値)と同等になる。なお、この場合、定着時間を確保するために搬送速度γが遅くなるように規定されているため、露光開始タイミングのγ補正を施すことによって、紙種が普通紙である場合に比べて感光体到達時間が遅くなる時間差分も吸収している。
なお、上記実施形態において、LED部50が露光手段、プロセス部60が現像転写手段、露光開始設定処理がタイミング決定手段、前段機構20aが搬送手段、前段機構20aの位置センサが検出手段に相当する。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1では、画像形成の対象となる印刷用紙の供給元(給紙元)及びその紙種に応じて、露光開始タイミングTを可変設定することによって、印刷用紙上の転写開始位置を調整する。
したがって、本実施形態の画像形成装置1によれば、印刷用紙の搬送経路の違いに応じて露光開始タイミングTを調整することになるため、搬送経路が変わることによって生じる感光体到達時間の誤差を吸収することで、その誤差に起因する転写開始位置のずれを抑制し、ひいては印刷用紙上の転写位置を簡易かつ的確に調整することができる。
また、画像形成装置1では、定着時間を確保するために印刷用紙の厚みの一定範囲毎に搬送速度γを設定すると共に、その搬送速度γと露光開始タイミングTの補正値(紙種補正値)βとが一対一に対応づけられた速度対応テーブルを用いて、露光開始タイミングTを設定する。つまり、既存の制御結果を利用して露光開始タイミングTを決定することで、印刷用紙上の転写位置のずれを許容範囲内に抑えると共に、転写位置の調整に係る制御負担を軽減させることができる。
なお、画像形成装置1では、普通紙が給紙トレイ11から供給される場合を基準開始タイミングT0として露光開始タイミングを設定するため、実際には使用者により特殊な用紙や特別な給紙元が設定された場合に限って、露光開始タイミングを算出すればよく、ひいては制御負担をさらに軽減させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の露光開始設定処理では、紙種補正値βを設定する際に速度対応テーブルを用いているが、これに限定されるものではなく、図9に示すように、印刷用紙の種類と紙種補正値βとが一対一に対応づけられた紙種対応テーブル(第1の対応テーブルに相当)を用いてもよい。
この場合、印刷用紙の種類毎に露光開始タイミングTを可変設定することになり、印刷用紙上の転写位置の調整精度を向上させることができる。
また、上記実施形態の画像形成処理では、印刷用紙の種類に応じた搬送速度γを、厚紙であれば半速γ1に、超厚紙であれば半々速γ2に設定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、半速γ1又は半々速γ2のいずれかに統一してもよいし、印刷用紙の種類を適宜変更してもよい。なお、前述の紙種対応テーブルにおける印刷用紙の種類も適宜変更して構わない。
ところで、上記実施形態の露光開始設定処理では、露光開始タイミングTを、給紙元及び紙種に応じて設定しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも給紙元に応じて設定すればよい。
また、上記実施形態の露光開始設定処理では、普通紙が給紙トレイ11から供給される場合を基準開始タイミングT0として露光開始タイミングTを算出しているが、これに限定されるものではなく、予め給紙元(及び紙種)毎に露光開始タイミングTを対応づけた対応テーブル(タイミング対応テーブル)をROM92等に記憶しておき、そのタイミングテーブルを用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態の露光開始設定処理を含む画像形成処理では、ジョブ単位で、搬送速度γ及び露光開始タイミングTを設定しているが、これに限定されるものではなく、一つのジョブに複数ページの対象画像データが含まれている場合に、ページ単位で設定するようにしてもよい。
なお、上記実施形態の露光開始設定処理は、画像形成装置1に適用されているが、これに限定されるものではなく、他の画像形成装置にも適用され、例えば、画像形成装置が複数の給紙トレイを備えている場合には、それら給紙トレイ毎に露光開始タイミングTを決定すればよい。
本発明が適用された画像形成装置1の概略構成を示す側断面図。 画像形成装置1の前段機構20aを説明するための拡大断面図 画像形成装置1の制御部40のうち、本発明に関わる部分の構成を示した概略のブロック図。 制御部40のCPU91が実行する画像形成処理の詳細を示すフローチャート。 紙種と搬送速度γとの関係を説明するための一覧表。 画像形成処理のS130で実行する露光開始設定処理の詳細を示すフローチャート。 給紙補正値α及び紙種補正値βを説明するための一覧表。 α補正及びβ補正を説明するためのグラフ。 他の実施形態における紙種補正値βを説明するための一覧表。
1…画像形成装置、4…レジストローラ、7…ガイド部材、8…感光ドラム、10…フィーダ部、11…給紙トレイ、15…手差トレイ、20…搬送機構、20a…前段機構、20b…後段機構、30…画像形成部、40…制御部、50…LED部、60…プロセス部、70…定着部。

Claims (8)

  1. 記録媒体を供給する複数の供給元と、
    前記供給元毎に異なった供給経路で該供給元の一つから供給される記録媒体を、感光体に該供給経路に沿った搬送経路で搬送するために該搬送経路の起点位置に設けられ、互いの転がり面が圧接され且つ同速で回転する一対のローラを介して記録媒体を送り出すレジストローラ部を有する搬送手段と、
    前記搬送経路上に設けられ、前記搬送手段により搬送されてくる記録媒体の到来を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出から露光開始までの時間で表されるタイミングとして、予め設定された露光開始タイミングで感光体に露光して該感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された静電潜像に現像剤を静電吸着させると共に、該静電潜像に静電吸着された現像剤を、記録媒体を供給する複数の供給元のうち予め選択された供給元から前記感光体に搬送された記録媒体に転写する現像転写手段と、
    前記現像転写手段により転写される記録媒体の供給元に応じて、前記露光開始タイミングを決定するタイミング決定手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記複数の供給元として、前記レジストローラ部に前記記録媒体を直接供給する手差トレイと、前記記録媒体を搬送する給紙ローラを介して前記レジストローラ部に前記記録媒体を供給する給紙トレイとが設けられると共に、
    該手差トレイと該給紙トレイとによってそれぞれ異なる前記供給経路の合流位置に前記レジストローラ部が設けられ、且つ、該合流位置と前記露光手段との間で少なくとも前記供給元に応じて前記記録媒体の撓み方が異なる搬送空間に前記検出手段が設けられており、
    前記レジストローラ部は、前記手差トレイ及び前記給紙トレイから供給される記録媒体が当該レジストローラ部に対して下方から挿入される位置に設けられ、
    前記タイミング決定手段は、前記供給元の違いに基づいて生じる前記レジストローラ部に対する前記記録媒体の挿入角度の違いに応じて、前記露光開始タイミングを決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レジストローラ部から送り出された記録媒体を前記露光手段側に案内するガイド部を備え、
    該ガイド部は、前記搬送空間において前記記録媒体が上方に湾曲して撓むように斜め下向きに配設されており、
    前記検出手段は、前記搬送空間において前記レジストローラ部と該ガイド部との間で該レジストローラ部から上方に送り出される前記記録媒体の到来を検出することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記レジストローラ部を構成する一対のローラは、円柱型ローラであり、
    前記タイミング決定手段は、前記レジストローラ部において前記円柱型ローラの圧接箇所における接線方向に対して重力方向側を正とする前記記録媒体の挿入角度が大きいほど、前記露光手段による露光の開始が遅くなるように前記露光開始タイミングを決定することを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記タイミング決定手段は、前記現像転写手段により転写される記録媒体の種類に応じて、該記録媒体の厚み、もしくは剛性が大きいほど、前記露光手段による露光の開始が早くなるように前記露光開始タイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記タイミング決定手段は、前記記録媒体の種類と、前記露光開始タイミングを決定するための補正値とが一対一に対応づけられた第1の対応テーブルを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記記録媒体の厚み、もしくは剛性の一定範囲毎に、該記録媒体の厚み、もしくは剛性が大きいほど遅くなるように、前記感光体に搬送される該記録媒体の搬送速度が予め規定され、
    前記タイミング決定手段は、前記搬送速度と、前記露光開始タイミングを決定するための補正値とが一対一に対応づけられた第2の対応テーブルを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記タイミング決定手段は、前記現像転写手段により転写される記録媒体の供給元と、前記露光開始タイミングを決定するための補正値とが一対一に対応づけられた第3の対応テーブルを用いることを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  8. 予め設定された基準となる露光開始タイミングをT0、前記感光体に搬送される該記録
    媒体の搬送速度のうち、前記レジストローラ部上の搬送速度と前記感光体上の搬送速度との違いに起因する時間差を補正するための基準となる搬送速度をγ0、前記感光体上の搬
    送速度をγ、前記露光開始タイミングを決定するための補正値のうち、前記第3の対応テーブルを用いて前記供給元に応じて設定された補正値をα、前記第1または第2の対応テーブルを用いて前記記録媒体の厚み、もしくは剛性に応じて設定された補正値をβとして、
    前記タイミング決定手段は、次式に従って露光開始タイミングTを算出することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
    T=(T0+α+β)×γ0/γ, 但し、γ<γ0
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