JP4775352B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置及びその製造方法に関し、特に、SRAM(Static Random Access Memory)メモリセルを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
半導体記憶装置としては、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)及びSRAM(Static Random Access Memory)などが広く用いられている。
SRAMのメモリセルは、いくつかのタイプが知られている。例えば、最小で2つのPMOS(p-channel metal-oxide-semiconductor)トランジスタと4つのNMOS(n-channel metal-oxide-semiconductor)トランジスタの計6つのMOSFET(MOS field effect transistor)から構成される。
SRAMは、DRAMのようなトランジスタ以外にメモリ専用のキャパシタなどが必要となる半導体記憶装置に比較して、ピュアロジックプロセスとの親和性も良く、また、DRAMのような記憶データのリフレッシュ動作が不要で周辺回路を簡易化でき、高速アクセスが可能である利点を有し、キャッシュメモリや携帯端末のメモリなどの高速性や簡易性が要求される比較的小容量の記憶装置として広く使用されている。
図20(a)は6つのMOSFETを有するSRAMメモリセルの等価回路図である。
例えば、2つのPMOSトランジスタであるロードトランジスタLTr1,2、2つのNMOSトランジスタであるドライバトランジスタDTr1,2、2つのNMOSトランジスタである転送トランジスタTTr1,2を有する。
ロードトランジスタLTr1とドライバトランジスタDTr1は、ドレインが一方の記憶ノードNDに、ゲートが他方の記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。ロードトランジスタLTr1のソースは電源電圧Vcsに、ドライバトランジスタDTr1のソースは基準電位にそれぞれ接続されている。このロードトランジスタLTr1及びドライバトランジスタDTr1によって、他方の記憶ノードNDを入力、一方の記憶ノードNDを出力とする1つのCMOSインバータが形成されている。
また、ロードトランジスタLTr2とドライバトランジスタDTr2は、ドレインが他方の記憶ノードNDに、ゲートが一方の記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。ロードトランジスタLTr2のソースは電源電圧Vcsに、ドライバトランジスタDTr2のソースは基準電位にそれぞれ接続されている。このロードトランジスタLTr2及びドライバトランジスタDTr2によって、一方の記憶ノードNDを入力、他方の記憶ノードNDを出力とする1つのCMOSインバータが形成されている。
上述したロードトランジスタLTr1及びドライバトランジスタDTr1によるCMOSインバータと、ロードトランジスタLTr2及びドライバトランジスタDTr2によるCMOSインバータとは、互いの入力及び出力がリング状に接続されており、これにより1つの記憶回路が構成されている。
また、転送トランジスタTTr1は、ゲートがワードラインWLに、ドレインがビットラインBLに、ソースが一方の記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。もう1つの転送トランジスタTTr2は、ゲートがワードラインWLに、ドレインが反転ビットラインBLに、ソースが他方の記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。
また、ビットラインBLの電位は外部電源電圧Vddとする。一方、セル内部電源Vccの電位をVcsとする。セル内部電源はロードトランジスタLTr1,2を介して記憶ノードND,NDに接続されている。例えば、電源回路の簡単化の為に、外部電源と内部電源を同一(Vdd=Vcs)とするのが一般的である。
従来、微細化により生じるSRAMの不安定動作の対策のために、SRAMのメモリセルを構成するMOSFETに対して異なるゲート絶縁膜厚を用いる方法が考案されてきた。
例えば、特許文献1や特許文献2には、転送トランジスタTTr1,2のゲート絶縁膜をドライバトランジスタDTr1,2のゲート絶縁膜より厚くすることにより、SRAMのSNM(Static Noise Margin)特性を向上させ、ビットラインBLからのノイズ耐性を強化する方法があげられる。
しかし、この方法では、転送トランジスタTTr1,2のトランジスタ能力の低下を招き、読み出しスピードの低下や書き込みマージンの悪化の原因となってしまう問題がある。
近年、セル内部電圧をビットライン電圧より高く設定する(Vdd<Vcs)、SRAM2電源化技術が提案されている。(参考文献として、非特許文献1が挙げられる。)Vcsを高く設定することで、ドライバトランジスタDTr1,2とロードトランジスタLTr1,2で構成されるインバータの振幅を大きくさせ、一方で、Vddを低くする設定で、外部からのノイズを減らすことが可能となる。
これにより、読み出しスピードの劣化や、書き込みマージンの悪化を回避できるとともに、SRAM動作の安定化が可能になる。
しかしながら、SRAMの2電源化技術(Vdd<Vcs)はSRAM動作が安定するが、その反面、ゲート絶縁膜からのリーク増大によるスタンバイリークの増大、及びゲート絶縁膜の信頼性悪化が生じる。そのメカニズムを以下に示す。
図20(b)は、各トランジスタのゲート絶縁膜に存在する3つのリークパスについて説明する模式的断面図である。
半導体基板100上にゲート絶縁膜101が形成され、その上層にゲート電極102が形成されている。ゲート電極の両側部にサイドウォールスペーサ103が形成されている。また、ゲート電極102の両側部における半導体基板100中にソース領域104S及びドレイン領域104Dが形成されている。以上のようにして、MOSFETが構成されている。
上記の構成において、トランジスタがオン状態におけるゲート電極とチャネル部の間に生じるリークa、オン及びオフ両方の状態で生じる、ソースとゲート電極のオーバーラップの箇所で発生するリークb及びドレインとゲート電極のオーバーラップの箇所で発生するリークcの3種類のリークが存在する。
この3種類のリークパスに対して、SRAMの2電源化技術(Vdd<Vcs)を用いたときのSRAMのスタンバイ状態のリークについて考える。
スタンバイ時とは、記憶ノードND,NDがHigh/LowもしくはLow/High(High:電圧が高いVcc=Vcsの状態、Low:電圧が低いVss=0の状態)に固定されている非アクティブ状態を指し、そのとき、転送トランジスタTTr1,2がoff、つまり転送トランジスタTTr1,2のゲートに繋がっているワードラインWLが0Vであり、ビットラインBLは通常Vddに固定されている。このスタンバイ状態が、SRAM動作として大部分を占める。
図21は、記憶ノードNDがHigh(Vcc=Vcs)、記憶ノードNDがLow(Vss=0)のスタンバイ状態のリークを説明する模式図である。各トランジスタの3つのパスに対して、電位差が生じ、リークが発生する箇所に対して矢印を示す。図中、破線矢印がVcsの電位差が生じているところであり、実線矢印がVddの電圧差が生じているところである。
このように、2電源(Vdd<Vcs)を用いたことによって、ゲート絶縁膜に印加される電位差が部分によって異なることになり、これが原因でスタンバイリークの増大及び、ゲート絶縁膜の信頼性及び耐性を悪化させていることになる。
この2電源化のスタンバイリーク悪化の対策として、高電圧であるVcsに対応させたゲート絶縁膜の膜厚を設定する方法が考えられるが、低電圧Vddしか印加されない箇所に対しては、冗長な設定になり、SRAMの動作スピードを低下させることになる。
特開平6−295999号公報 特開平8−37243号公報 Implementation of the CELL Broadband EngineTM in a 65nm SOI Technology Featuring Dual-Supply SRAM Arrays Supporting 6GHz at 1.3V, J. Pille et al., 2007 IEEE International Solid-State Circuits Conference, pp. 322-324
本発明の目的は、スタンバイリークを低減できる半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の半導体記憶装置は、半導体基板に形成された第1ドライバトランジスタと第1ロードトランジスタを有して第1記憶ノードが構成される第1インバータと、前記半導体基板に形成された第2ドライバトランジスタと第2ロードトランジスタを有して第2記憶ノードが構成される第2インバータと、前記第1記憶ノードに接続する第1転送トランジスタと、前記第2記憶ノードに接続する第2転送トランジスタとを有し、前記第1インバータと前記第2インバータとは、互いの入力及び出力がリング状に接続されて、1つの記憶回路が構成されており、前記第1転送トランジスタを介してビットラインに、前記第2転送トランジスタを介して反転ビットラインに接続するメモリセルが複数個集積されており、前記ビットライン及び前記反転ビットラインに印加される電源電圧が、前記第1ロードトランジスタの前記第1記憶ノードと反対側のソースドレイン領域及び前記第2ロードトランジスタの前記第2記憶ノードと反対側のソースドレイン領域に印加される電源電圧より低く、記第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜、及び前記第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜の各々の膜厚が、各一つのゲート絶縁膜内で異なっており、前記各一つのゲート絶縁膜内において、当該ゲート絶縁膜のドレイン領域側である記憶ノード側端部の膜厚は当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分の膜厚より厚く形成されており、さらに、前記第1転送トランジスタ、及び前記第2転送トランジスタのそれぞれのゲート絶縁膜においても、当該ゲート絶縁膜のソース領域側である記憶ノード側端部の膜厚は、当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分の膜厚より厚く形成されており、前記第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜、及び前記第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜における、当該各ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分の膜厚は、前記第1転送トランジスタを構成するゲート絶縁膜及び前記第2転送トランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分の膜厚より厚く形成されていることを特徴とする。
上記の本発明の半導体記憶装置は、1つのメモリセルが、第1ドライバトランジスタ、第1ロードトランジスタ、第1転送トランジスタ、第2ドライバトランジスタ、第2ロードトランジスタ、第2転送トランジスタの6個のトランジスタを有しており、第1ドライバトランジスタと第1ロードトランジスタが第1インバータとなって第1記憶ノードが構成され、第2ドライバトランジスタと第2ロードトランジスタが第2インバータとなって第2記憶ノードが構成され、第1記憶ノードに第1転送トランジスタを介してビットラインが接続され、第2記憶ノードに第2転送トランジスタを介して反転ビットラインが接続されている。
ここで、ビットライン及び反転ビットラインに印加される電源電圧が第1ロードトランジスタの第1記憶ノードと反対側のソースドレイン領域及び第2ロードトランジスタの第2記憶ノードと反対側のソースドレイン領域に印加される電源電圧より低くなっている。
さらに、少なくとも、第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、第2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜、及び第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜において各々の当該ゲート絶縁膜のドレイン領域側である記憶ノード側端部の膜厚は当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分の膜厚より厚く形成されている。
また、本発明の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板に形成された第1ドライバトランジスタと第1ロードトランジスタを有して第1記憶ノードが構成される第1インバータと、前記半導体基板に形成された第2ドライバトランジスタと第2ロードトランジスタを有して第2記憶ノードが構成される第2インバータと、第1記憶ノードに接続する第1転送トランジスタと、第2記憶ノードに接続する第2転送トランジスタとを有し、前記第1インバータと前記第2インバータとは、互いの入力及び出力がリング状に接続されて、1つの記憶回路が構成されており、前記第1転送トランジスタを介してビットラインに、前記第2転送トランジスタを介して反転ビットラインに接続するメモリセルが複数個集積され、前記ビットライン及び前記反転ビットラインに印加される電源電圧が、前記第1ロードトランジスタの前記第1記憶ノードと反対側のソースドレイン領域及び前記第2ロードトランジスタの前記第2記憶ノードと反対側のソースドレイン領域に印加される電源電圧より低い半導体記憶装置の製造方法であって、前記第1転送トランジスタおよび前記第2転送トランジスタの各領域において、1回の酸化膜形成処理により各々のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第1ドライバトランジスタ、前記第2ドライバトランジスタ、前記第1ロードトランジスタ、および前記第2ロードトランジスタの各領域において、複数回の酸化膜形成処理により各々のゲート絶縁膜を、前記第1及び第2転送トランジスタの各ゲート絶縁膜より厚く形成する工程と、前記第1ドライバトランジスタ、前記第2ドライバトランジスタ、前記第1ロードトランジスタ、前記第2ロードトランジスタ、前記第1転送トランジスタ、及び前記第2転送トランジスタのゲート絶縁膜を形成する際に、少なくとも、前記第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜、及び前記第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜の各々の膜厚を、各一つのゲート絶縁膜内で異なるように形成し、前記各一つのゲート絶縁膜内において、当該ゲート絶縁膜のドレイン領域側である記憶ノード側端部を、当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分より厚膜化する工程と、前記第1転送トランジスタ、及び前記第2転送トランジスタのそれぞれのゲート絶縁膜において、当該ゲート絶縁膜のソース領域側である記憶ノード側端部を、当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分より厚膜化する工程とを有し、前記各トランジスタの各ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部を厚膜化する工程は、当該厚膜化する部分で、不純物の導入及び増速酸化処理を行う工程ことを特徴とする。
上記の本発明の半導体記憶装置の製造方法は、1つのメモリセルが、第1ドライバトランジスタ、第1ロードトランジスタ、第1転送トランジスタ、第2ドライバトランジスタ、第2ロードトランジスタ、第2転送トランジスタの6個のトランジスタを有しており、第1ドライバトランジスタと第1ロードトランジスタが第1インバータとなって第1記憶ノードが構成され、第2ドライバトランジスタと第2ロードトランジスタが第2インバータとなって第2記憶ノードが構成され、第1記憶ノードに第1転送トランジスタを介してビットラインが接続され、第2記憶ノードに第2転送トランジスタを介して反転ビットラインが接続され、ビットライン及び反転ビットラインに印加される電源電圧が第1ロードトランジスタの第1記憶ノードと反対側のソースドレイン領域及び第2ロードトランジスタの第2記憶ノードと反対側のソースドレイン領域に印加される電源電圧より低くなっている半導体記憶装置の製造方法であって、第1ドライバトランジスタ、第2ドライバトランジスタ、第1ロードトランジスタ、第2ロードトランジスタ、第1転送トランジスタ、及び第2転送トランジスタのゲート絶縁膜を形成する際に、少なくとも、第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜、及び第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜において各々の当該ゲート絶縁膜のドレイン領域側である記憶ノード側端部を、当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分より厚膜化して形成する。
本発明の半導体記憶装置は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化することにより、スタンバイリークを低減することができる。
本発明の半導体記憶装置の製造方法は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化して製造することにより、スタンバイリークを低減できる半導体記憶装置を製造できる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法について図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1は本実施形態に係る半導体記憶装置であるSRAMの回路図であり、図面上は4×4=16個のメモリセルC11〜C44について示している。
ワードラインWLとビットラインBL,BLの交点にメモリセルC11〜C44が設けられ、各メモリセルC11〜C44は、2個のインバータと2個の転送トランジスタを有し、一方の転送トランジスタにビットラインBLが、他方の転送トランジスタに反転ビットラインBLが接続されている。
各メモリセルのインバータに対する内部電源電圧はVcsとVssであり、ビットラインBL,BLに印加される外部電源電圧はVddである。
読み出し時には、ビットラインBL,BLの出力がセンスアンプSAで増幅されて読み出される構成である。
図2(a)は本実施形態に係る半導体記憶装置であるSRAMにおける6つのMOSFETを有する1つのメモリセルの等価回路図である。
例えば、2つのPMOSトランジスタである第1ロードトランジスタLTr1と第2ロードトランジスタLTr2、2つのNMOSトランジスタである第1ドライバトランジスタDTr1と第2ドライバトランジスタDTr2、2つのNMOSトランジスタである第1転送トランジスタTTr1と第2転送トランジスタTTr2を有する。
第1ロードトランジスタLTr1と第1ドライバトランジスタDTr1は、ドレインが第1記憶ノードNDに、ゲートが第2記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。第1ロードトランジスタLTr1のソースは電源電圧Vcsに、第1ドライバトランジスタDTr1のソースは基準電位にそれぞれ接続されている。第1ロードトランジスタLTr1及び第1ドライバトランジスタDTr1によって、第2記憶ノードNDを入力、第1記憶ノードNDを出力とする第1CMOSインバータが形成されている。
また、第2ロードトランジスタLTr2と第2ドライバトランジスタDTr2は、ドレインが第2記憶ノードNDに、ゲートが第1記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。第2ロードトランジスタLTr2のソースは電源電圧Vcsに、第2ドライバトランジスタDTr2のソースは基準電位にそれぞれ接続されている。第2ロードトランジスタLTr2及び第2ドライバトランジスタDTr2によって、第1記憶ノードNDを入力、第2記憶ノードNDを出力とする第2CMOSインバータが形成されている。
上述した第1ロードトランジスタLTr1及び第1ドライバトランジスタDTr1による第1CMOSインバータと、第2ロードトランジスタLTr2及び第2ドライバトランジスタDTr2による第2CMOSインバータとは、互いの入力及び出力がリング状に接続されており、これによりフリップフロップと呼ばれる1つの記憶回路が構成されている。
また、第1転送トランジスタTTr1は、ゲートがワードラインWLに、ドレインがビットラインBLに、ソースが第1記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。第2転送トランジスタTTr2は、ゲートがワードラインWLに、ドレインが反転ビットラインBLに、ソースが第2記憶ノードNDにそれぞれ接続されている。
図2(b)は本実施形態に係るSRAMにおける1つのメモリセルのレイアウトを示す平面図である。
第1P型半導体領域P1、第2P型半導体領域P2、第1N型半導体領域N1及び第2N型半導体領域N2が素子分離領域Iで分離されている。第1P型半導体領域P1、第2P型半導体領域P2、第1N型半導体領域N1及び第2N型半導体領域N2は、それぞれ半導体基板に形成されたウェルあるいは半導体基板そのものから構成される。
上記の各半導体領域上を横切るように第1ゲート電極G1、第2ゲート電極G2、第3ゲート電極G3、第4ゲート電極G4が図示のレイアウトで形成され、さらに各ゲート電極の形成領域を除く領域の各半導体領域の表層部分にソースドレイン領域が形成されて、2つのPMOSトランジスタである第1及び第2ロードトランジスタLTr1,2、2つのNMOSトランジスタである第1及び第2ドライバトランジスタDTr1,2、2つのNMOSトランジスタである第1及び第2転送トランジスタTTr1,2がそれぞれ構成されている。
ここで、PMOSトランジスタである第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域から、第3ゲート電極G3に及ぶ領域までが連通して開口され、第3ゲート電極G3と第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域を接続する共通コンタクトSCT1が形成されている。
また、第1ドライバトランジスタDTr1と第1転送トランジスタTTr1を接続するソースドレイン領域に開口部が形成されて、コンタクトCT1が形成されている。
共通コンタクトSCT1とコンタクトCT1は上層配線Wで接続され、この部分が第1記憶ノードNDとなる。
一方、PMOSトランジスタである第2ロードトランジスタLTr2のソースドレイン領域から、第1ゲート電極G1に及ぶ領域までが連通して開口され、第1ゲート電極G1と第2ロードトランジスタLTr2のソースドレイン領域を接続する共通コンタクトSCT2が形成されている。
また、第2ドライバトランジスタDTr2と第2転送トランジスタTTr2を接続するソースドレイン領域に開口部が形成されて、コンタクトCT2が形成されている。
共通コンタクトSCT2とコンタクトCT2は上層配線Wで接続され、この部分が第2記憶ノードNDとなる。
上記以外のソースドレイン領域は、それぞれコンタクトを介して上層配線に接続され、電源電圧Vcs、基準電位、ビットラインあるいは反転ビットラインに接続されている。
ここで、ビットラインBL及び反転ビットラインBLに印加される電源電圧Vddが第1ロードトランジスタLTr1の第1記憶ノードNDと反対側のソースドレイン領域及び第2ロードトランジスタLTr2の第2記憶ノードNDと反対側のソースドレイン領域に印加される電源電圧Vcsより低くなっている。即ち、セル内部電圧をビットライン電圧より高く設定した(Vdd<Vcs)、2電源化したSRAMである。
また、少なくとも、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が、他の部分のゲート絶縁膜より厚膜化されており、本実施形態においては、例えば、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜が、第1転送トランジスタTTr1を構成するゲート絶縁膜と第2転送トランジスタTTr2を構成するゲート絶縁膜より厚膜化されている構成である。
ここで、ゲート絶縁膜の膜厚を上記のようにする理由について説明する。
表1及び表2は、2電源SRAM(Vcs>Vdd)のメモリセルを構成する各MOSFETのゲート絶縁膜の3つのリークパスに対して、スタンバイ状態のときに印加される電圧を解析したものである。表1は第1記憶ノードがHighで第2記憶ノードがLowの場合、表2は第1記憶ノードがLowで第2記憶ノードがHighの場合である。
Figure 0004775352
Figure 0004775352
表1及び表2において、メモリセルを構成するMOSFETの3つのリークパスをCh(チャネル)部、Node(ノード)端部、電源端部と称する。
チャネル部は、オンしているトランジスタのチャネル部分のリークパスであり、面積的にはチャネル部が最大となる。
一方、ソースドレイン領域とゲート電極のオーバーラップ部分における、SRAMのノード側をNode端部、その反対側(ロードトランジスタはVcc側、ドライバトランジスタはVss側、転送トランジスタはビットライン側)を電源端部と称する。
各表中、スタンバイの二つの状態(第1/第2記憶ノードがHigh/LowまたはLow/High)のそれぞれに対して、各トランジスタのON/OFFの状態と各リークパス部分に印加される電圧を示している。
ドライバトランジスタ/ロードトランジスタは、第1インバータ側と第2インバータ側のそれぞれでどちらかがONとなり、他方はOFFの状態になる。
転送トランジスタはどちらのケースもOFF状態である。
OFF状態のトランジスタのチャネル部のゲート絶縁膜に加わる電圧は0ではないが、半導体基板内で生じる空乏層容量が直列に加わるために、極めて低い。ここでは−で表記している。
表3は、表1及び表2の解析を基にして、各トランジスタのチャネル部、Node端部、電源端部に対して、スタンバイ時に印加される電圧と時間からストレス状態のランクわけをおこなった結果をまとめたものである。
Figure 0004775352
表3においては、スタンバイ中、常にVcsの電圧が印加されるものをA、スタンバイの時間の半分でVcsが印加されるものをB、Vdd以下の電圧しか印加されないものをCとランク分けした。
表3より、ロードトランジスタとドライバトランジスタは全域にVcsが印加され、特にNode端は常にVcsが印加される、高ストレス状態であるが、転送トランジスタは面積的には小さいNode端の部分にのみ、1/2の時間に対してVcsが印加されるだけであることがわかった。
2電源(Vcs>Vdd)のSRAMのメモリセルのゲート絶縁膜の膜厚は、高ストレス印加箇所を重点的に厚くすることが望ましい。
従って、表3の結果から、少なくとも、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が、他の部分のゲート絶縁膜より厚膜化された構成としている。
本実施形態においては、表3の結果から、AとBにランクされたロードトランジスタLTrとドライバトランジスタDTrに着目し、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜が、第1転送トランジスタTTr1を構成するゲート絶縁膜と第2転送トランジスタTTr2を構成するゲート絶縁膜より厚膜化された構成としている。
図3は図2(b)中のX−X’における断面図である。
半導体基板10にP型ウェル11とN型ウェル12が形成されており、素子分離絶縁膜13で分離されている。
P型ウェル11上に、第1転送トランジスタを構成するゲート絶縁膜16Tとゲート電極17Tが形成され、その両側部にサイドウォールスペーサ18が形成されており、また、第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜15Dとゲート電極17Dが形成され、その両側部にサイドウォールスペーサ18が形成されており、ゲート電極17Tの両側部及びゲート電極17Dの両側部におけるP型ウェル11中にN型のソースドレイン領域11aが形成されており、第1転送トランジスタTTr1と第1ドライバトランジスタDTr1が構成されている。
ゲート電極17Tの両側部及びゲート電極17Dで挟まれた部分のソースドレイン領域は第1記憶ノードNDを構成する。
また、N型ウェル12上に、第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜15Lとゲート電極17Lが形成され、その両側部にサイドウォールスペーサ18が形成されており、ゲート電極17Lの両側部におけるN型ウェル12中にP型のソースドレイン領域12aが形成されており、第1ロードトランジスタLTr1が構成されている。
上記の第1転送トランジスタTTr1、第1ドライバトランジスタDTr1及び第1ロードトランジスタLTr1を被覆して、酸化シリコンなどからなる層間絶縁膜19が形成され、各トランジスタのソースドレイン領域に到達するコンタクトホールが開口され、導電層20が埋め込まれてコンタクトCT1などのコンタクトが形成され、上層配線21に接続されている。特に、第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域から、第3ゲート電極G3に及ぶ領域まで連通して開口された領域には、第3ゲート電極G3と第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域を接続する共通コンタクトSCT1が形成されている。
上記において、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜15D、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜15Lが、第1転送トランジスタTTr1を構成するゲート絶縁膜16Tを構成するゲート絶縁膜より厚膜化されている。
第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜についても、同様に、第2転送トランジスタTTr2を構成するゲート絶縁膜を構成するゲート絶縁膜より厚膜化されている。
本実施形態の半導体記憶装置であるSRAMは、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化することにより、スタンバイリークを低減することができる。
例えば、Vcsが1.2Vであり、Vddが1.0Vである場合、スタンバイリークを低減するために、ドライバトランジスタとロードトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を1.8nm、転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を1.4nmとする。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置(SRAM)の製造方法について図面を参照して説明する。
まず、図4(a)に示すように、例えば、半導体基板10に形成されたSTI法による素子分離絶縁膜13と、これによって分離されたP型ウェル11及びN型ウェル12を形成する。
次に、図4(b)に示すように、例えば、熱酸化あるいはCVD(chemical vapor deposition)法によりP型ウェル11及びN型ウェル12の表面に酸化膜14を形成する。
次に、図5(a)に示すように、例えば、ドライバトランジスタ領域R及びロードトランジスタ領域Rを保護し、転送トランジスタ領域Rを開口するレジスト膜Rを形成し、転送トランジスタ領域Rにおける酸化膜14を除去する。
図6は、上記のレジスト膜Rを形成するパターンを示す平面図である。
例えば、転送トランジスタとなる第2ゲート電極G2,第4ゲート電極G4の部分を開口し、ドライバトランジスタ及びロードトランジスタとなる部分の第1ゲート電極G1,第3ゲート電極G3を保護するパターンとする。
次に、図5(b)に示すように、例えば、アッシング処理などによりレジスト膜Rを除去した後、熱酸化あるいはCVD(chemical vapor deposition)法により、ドライバトランジスタ領域R及びロードトランジスタ領域Rにおいては酸化膜14が厚膜化されて、ゲート絶縁膜15を形成する。転送トランジスタ領域Rにおいてはゲート絶縁膜15より薄い転送トランジスタ用のゲート絶縁膜16を形成する。
上記のようにして、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部を含む、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜が、複数回の熱酸化処理やCVD処理などの酸化膜形成処理で厚膜化され、第1転送トランジスタTTr1を構成するゲート絶縁膜と第2転送トランジスタTTr2を構成するゲート絶縁膜は一回のみの酸化膜形成処理で上記より薄く形成された構成とすることができる。
次に、図7(a)に示すように、例えば、CVD法により全面にポリシリコンを堆積させて導電層17を形成する。
次に、図7(b)に示すように、例えば、各トランジスタのゲート電極のパターンで保護する不図示のレジスト膜を形成し、エッチング処理を行って導電層17とゲート絶縁膜15,16をパターン加工し、転送トランジスタを構成するゲート絶縁膜16Tとゲート電極17T、ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜15Dとゲート電極17D、ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜15Lとゲート電極17Lをそれぞれ形成する。
次に、図8(a)に示すように、例えばCVD法により窒化シリコンを全面に堆積し、エッチバックすることなどにより、ゲート電極17T、ゲート電極17D及びゲート電極17Lの両側部にサイドウォールスペーサ18を形成し、イオン注入によってゲート電極17Tとゲート電極17Dの両側部におけるP型ウェル11中にN型のソースドレイン領域11aを形成し、さらにイオン注入によってゲート電極17Lの両側部におけるN型ウェル12中にP型のソースドレイン領域12aを形成する。
ここでは、サイドウォールスペーサ形成の前後にイオン注入をそれぞれ行うことなどにより、エクステンション領域を有するソースドレイン領域とすることも可能である。
以上のようにして、転送トランジスタ、ドライバトランジスタ、及びロードトランジスタを有するメモリセルを構成可能である。
次に、図8(b)に示すように、例えばCVD法により全面に酸化シリコンを堆積させて層間絶縁膜19を形成し、各トランジスタのソースドレイン領域に到達するコンタクトホールを開口する。特に、第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域から、第3ゲート電極G3に及ぶ領域まで連通して開口する。
以降の工程としては、例えば、各コンタクトホールに導電層20を埋め込み、第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域から、第3ゲート電極G3に及ぶ領域まで連通して開口した領域には第3ゲート電極G3と第1ロードトランジスタLTr1のソースドレイン領域を接続する共通コンタクトSCT1を形成し、それらの上層に上層配線21をパターン形成して、図3に示す構成の半導体記憶装置を製造できる。
上記の本実施形態の半導体記憶装置の製造方法は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化して製造することにより、スタンバイリークを低減できる半導体記憶装置を製造できる。
(変形例)
上記の半導体記憶装置の製造方法において、メモリセルのレイアウトを図9(b)に示すように、メモリセルC11に対して、左右に線対称の関係となるパターンのC12、上下に線対称のパターンとなるC21、回転対象となるC22として、これら4つのメモリセルを1組として取り扱うことができる。
この場合、図5(a)に示すような、ドライバトランジスタ領域R及びロードトランジスタ領域Rを保護し、転送トランジスタ領域Rを開口するレジスト膜Rを形成するパターンとしては、メモリセルC11〜C44について図示した図9(a)に示すように、隣接メモリセルと繋がるレジスト膜パターンとなり、パターニングがしやすくなる利点がある。
第2実施形態
図10は本実施形態に係るSRAMにおけるメモリセル断面図であり、第1実施形態の図2(b)中のX−X’における断面図に相当する。
第1実施形態と同様に、少なくとも、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が、他の部分のゲート絶縁膜より厚膜化されており、本実施形態においては、例えば、第1ドライバトランジスタDTr1、第2ドライバトランジスタDTr2、第1ロードトランジスタLTr1、第2ロードトランジスタLTr2、第1転送トランジスタTTr1、第2転送トランジスタTTr2のそれぞれにおいて、ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が他の部分より厚膜化されている構成である。
上記を除いては、実質的に第1実施形態と同様である。
本実施形態の半導体記憶装置は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化することにより、スタンバイリークを低減することができる。
例えば、Vcsが1.2Vであり、Vddが1.0Vである場合、スタンバイリークを低減するために、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ及び転送トランジスタのゲート絶縁膜のノード端側の膜厚を1.8nm、それ以外の部分のゲート絶縁膜の膜厚を1.4nmとする。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置(SRAM)の製造方法について図面を参照して説明する。
まず、図11(a)に示すゲート電極のパターン加工の工程までは、第1実施形態と同様にして行う。但し、ゲート絶縁膜については、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのいずれも同じ膜厚で形成する。
即ち、ゲート絶縁膜22Tを形成し、ポリシリコンなどの導電層を形成し、これをゲート電極のパターンに加工して、転送トランジスタを構成するゲート絶縁膜22Tとゲート電極17T、ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜22Dとゲート電極17D、ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜22Lとゲート電極17Lをそれぞれ形成する。
次に、図11(b)に示すように、例えば、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのゲート電極のそれぞれにおいて、記憶ノード側端部を露出させるようなパターンのレジスト膜Rをパターン形成する。
次に、上記で露出した領域のゲート電極下部のゲート絶縁膜中に、斜めイオン注入法により、P,As,Geなどの不純物DPを導入する。
図12は、上記のレジスト膜Rを形成するパターンを示す平面図である。
例えば、ドライバトランジスタ及びロードトランジスタとなる部分の第1ゲート電極G1と転送トランジスタとなる第2ゲート電極G2の間の領域と、第3ゲート電極G3と第4ゲート電極G4の間の領域を開口するようなパターンとする。
次に、図13(a)に示すように、例えば、アッシング処理などによりレジスト膜Rを除去した後、ゲート側面酸化を行う。この結果、上記でイオン注入された部分では増速酸化が起こり、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのそれぞれにおいて、厚膜部23D,23L,23Tをそれぞれ形成して、記憶ノード側端部を他の部分より厚膜化することができる。
次に、図13(b)に示すように、例えばCVD法により窒化シリコンを全面に堆積し、エッチバックすることなどにより、ゲート電極17T、ゲート電極17D及びゲート電極17Lの両側部にサイドウォールスペーサ18を形成し、イオン注入によってゲート電極17Tとゲート電極17Dの両側部におけるP型ウェル11中にN型のソースドレイン領域11aを形成し、さらにイオン注入によってゲート電極17Lの両側部におけるN型ウェル12中にP型のソースドレイン領域12aを形成する。
ここでは、サイドウォールスペーサ形成の前後にイオン注入をそれぞれ行うことなどにより、エクステンション領域を有するソースドレイン領域とすることも可能である。
以降の工程は、第1実施形態と同様にして、図10に示す構成の半導体記憶装置を製造することができる。
上記の本実施形態の半導体記憶装置の製造方法は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化して製造することにより、スタンバイリークを低減できる半導体記憶装置を製造できる。
(変形例)
上記のドライバトランジスタ及びロードトランジスタとなる部分の第1ゲート電極G1と転送トランジスタとなる第2ゲート電極G2の間の領域と、第3ゲート電極G3と第4ゲート電極G4の間の領域を開口するようなパターンのレジスト膜について、メモリセルC11〜C44について図示した図14に示すように、隣接メモリセルと繋がるレジスト膜パターンで形成することができる。
第3実施形態
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、以下の製造方法によっても製造することができる。
まず、図15(a)に示す工程までは、第1実施形態と同様にして行うことができる。
即ち、第1実施形態と同様に、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタの全領域において熱酸化あるいはCVD法により酸化膜24を形成し、厚膜化する、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのそれぞれにおける記憶ノード側端部を残すようにレジスト膜Rをパターン形成し、エッチングして除去する。
図16は、上記のレジスト膜Rを形成するパターンを示す平面図である。
例えば、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのそれぞれにおける記憶ノード側端部となる領域を保護するようなパターンとして、第1ゲート電極G1〜第4ゲート電極G4の記憶ノード側の端部に係るようなパターンとする。
次に、図15(b)に示すように、レジスト膜Rを除去した後、熱酸化あるいはCVD法により、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのそれぞれにおける記憶ノード側端部においてはゲート絶縁膜22と厚膜部23とし、残りの部分はゲート絶縁膜22のみが形成された状態とする。
上記のようにして、ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、転送トランジスタの記憶ノード端部となるゲート絶縁膜が、複数回の熱酸化処理やCVD処理などの酸化膜形成処理で厚膜化され、残りの部分が一回のみの酸化膜形成処理で上記より薄く形成された構成とすることができる。
次に、図17(a)に示すように、例えば、CVD法により全面にポリシリコンを堆積させて導電層17を形成する。
次に、図17(b)に示すように、例えば、各トランジスタのゲート電極のパターンで保護する不図示のレジスト膜を形成し、エッチング処理を行って導電層17とゲート絶縁膜22と厚膜部23をパターン加工する。
上記のようにして、ドライバトランジスタ、ロードトランジスタ、転送トランジスタのそれぞれにおいて、厚膜部23D,23L,23Tをそれぞれ形成して、記憶ノード側端部を他の部分より厚膜化することができる。
以降の工程は、第1実施形態と同様にして、図10に示す構成の半導体記憶装置を製造することができる。
上記の本実施形態の半導体記憶装置の製造方法は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化して製造することにより、スタンバイリークを低減できる半導体記憶装置を製造できる。
(変形例)
上記の第1ゲート電極G1〜第4ゲート電極G4の記憶ノード側の端部に係るようなパターンのレジスト膜について、メモリセルC11〜C44について図示した図18に示すように、隣接メモリセルと繋がるレジスト膜パターンで形成することができる。
第4実施形態
図19は本実施形態に係るSRAMにおけるメモリセル断面図であり、第1実施形態の図2(b)中のX−X’における断面図に相当する。
第1実施形態と同様に、少なくとも、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が、他の部分のゲート絶縁膜より厚膜化されている。
本実施形態においては、例えば、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜が、第1転送トランジスタTTr1を構成するゲート絶縁膜と第2転送トランジスタTTr2を構成するゲート絶縁膜より厚膜化されており、さらに、第1ドライバトランジスタDTr1、第2ドライバトランジスタDTr2、第1ロードトランジスタLTr1、第2ロードトランジスタLTr2、第1転送トランジスタTTr1、第2転送トランジスタTTr2のそれぞれにおいて、ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が他の部分より厚膜化されている構成である。
上記を除いては、実質的に第1実施形態と同様である。
本実施形態の半導体記憶装置は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化することにより、スタンバイリークを低減することができる。
例えば、Vcsが1.2Vであり、Vddが1.0Vである場合、スタンバイリークを低減するために、ドライバトランジスタとロードトランジスタのゲート絶縁膜のノード端の部分の膜厚を1.8nm、それ以外の部分のドライバトランジスタとロードトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を1.6nm、転送トランジスタのゲート絶縁膜のノード端の部分の膜厚を1.6nm、それ以外の部分の転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を1.4nmとする。
第5実施形態
表4は、各メモリセルにインバータに対する内部電源電圧はとビットラインに印加される外部電源電圧が等しい場合に、各トランジスタのチャネル部、Node端部、電源端部に対して、スタンバイ時に印加される電圧と時間からストレス状態のランクわけをおこなった結果をまとめたものである。
Figure 0004775352
表4においては、スタンバイ中、常にVcsの電圧が印加されるものをA、スタンバイの時間の半分でVcsが印加されるものをB、Vdd以下の電圧しか印加されないものをCとランク分けした。
1電源のとき、即ち、Vdd=Vcsに置けるSRAMのスタンバイ状態おける、ストレスについて、上記の各実施形態における2電源化した場合は、高電圧Vcsの印加状態が重要な内容であったが、1電源の場合では、Vddの印加時間だけの着目になる。
表4より、1電源の場合には第2実施形態のような構成では効果が乏しいと考えられるが、第1実施形態のような構成は効果が得られる。
即ち、Vdd=Vcsとする1電源の場合には、第1実施形態と同様に、少なくとも、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部が、他の部分のゲート絶縁膜より厚膜化された構成とし、例えば、第1ドライバトランジスタDTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ドライバトランジスタDTr2を構成するゲート絶縁膜、第1ロードトランジスタLTr1を構成するゲート絶縁膜、第2ロードトランジスタLTr2を構成するゲート絶縁膜が、第1転送トランジスタTTr1を構成するゲート絶縁膜と第2転送トランジスタTTr2を構成するゲート絶縁膜より厚膜化された構成とする。
本実施形態の半導体記憶装置は、メモリセルを構成する6個のトランジスタのゲート絶縁膜について、スタンバイ中に相対的に高い電圧が印加されてリークがおきやすい部分を厚膜化することにより、スタンバイリークを低減することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部、第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜の記憶ノード側端部のみが厚膜化された構成でもよい。
その他、本発明の観点を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の半導体記憶装置は、例えば1メモリセルが6個のMOSFETを有するSRAMに適用できる。
本発明の半導体記憶装置の製造方法は、例えば1メモリセルが6個のMOSFETを有するSRAMの製造方法に適用できる。
図1は本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置であるSRAMの回路図である。 図2(a)は本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置であるSRAMにおける6つのMOSFETを有する1つのメモリセルの等価回路図であり、図2(b)はSRAMにおける1つのメモリセルのレイアウトを示す平面図である。 図3は図2(b)中のX−X’における断面図である。 図4(a)及び図4(b)は本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図5(a)及び図5(b)は本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図6は本発明の第1実施形態に係る製造工程におけるレジスト膜を形成するパターンを示す平面図である。 図7(a)及び図7(b)は本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図8(a)及び図8(b)は本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図9(a)は図5(a)に示すレジスト膜の隣接メモリセルと繋がるレジスト膜パターンを示す平面図であり、図9(b)はメモリセルのレイアウトを示す模式図である。 図10は本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置であるSRAMにおける断面図である。 図11(a)及び図11(b)は本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図12は本発明の第2実施形態に係る製造工程におけるレジスト膜を形成するパターンを示す平面図である。 図13(a)及び図13(b)は本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図14は図11(b)に示すレジスト膜の隣接メモリセルと繋がるレジスト膜パターンを示す平面図である。 図15(a)及び図15(b)は本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図16は本発明の第3実施形態に係る製造工程におけるレジスト膜を形成するパターンを示す平面図である。 図17(a)及び図17(b)は本発明の第3実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。 図18は図15(a)に示すレジスト膜の隣接メモリセルと繋がるレジスト膜パターンを示す平面図である。 図19は本発明の第4実施形態に係る半導体記憶装置であるSRAMにおける断面図である。 図20(a)は従来例に係るは6つのMOSFETを有するSRAMメモリセルの等価回路図であり、図20(b)は、各トランジスタのゲート絶縁膜に存在する3つのリークパスについて説明する模式的断面図である。 図21は記憶ノードがHigh、記憶ノードNDがLowのスタンバイ状態のリークを説明する模式図である。
符号の説明
10…半導体基板、11…P型ウェル、11a…ソースドレイン領域、12…N型ウェル、12a…ソースドレイン領域、13…素子分離絶縁膜、14…酸化膜、15,15D,15L,16,16T…ゲート絶縁膜、17…導電層、17T,17D,17L…ゲート電極、18…サイドウォールスペーサ、19…層間絶縁膜、20…導電層、21…上層配線、22,22T,22D,22L…ゲート絶縁膜、23,23T,23D,23L…厚膜部、24…酸化膜、P1…第1P型半導体領域、P2…第2P型半導体領域、N1…第1N型半導体領域、N2…第2N型半導体領域、LTr1…第1ロードトランジスタ、LTr2…第2ロードトランジスタ、DTr1…第1ドライバトランジスタ、DTr2…第2ドライバトランジスタ、TTr1…第1転送トランジスタ、TTr2…第2転送トランジスタ、I…素子分離絶縁膜、CT1…コンタクト、SCT1…共通コンタクト、WL…ワードライン、BL…ビットライン、BL…反転ビットライン、ND…第1記憶ノード、ND…第2記憶ノード、W…上層配線、G1〜G4…ゲート電極、C11〜C44…メモリセル、R…レジスト膜、DP…不純物

Claims (1)

  1. 半導体基板に形成された第1ドライバトランジスタと第1ロードトランジスタを有して第1記憶ノードが構成される第1インバータと、前記半導体基板に形成された第2ドライバトランジスタと第2ロードトランジスタを有して第2記憶ノードが構成される第2インバータと、第1記憶ノードに接続する第1転送トランジスタと、第2記憶ノードに接続する第2転送トランジスタとを有し、前記第1インバータと前記第2インバータとは、互いの入力及び出力がリング状に接続されて、1つの記憶回路が構成されており、前記第1転送トランジスタを介してビットラインに、前記第2転送トランジスタを介して反転ビットラインに接続するメモリセルが複数個集積され、前記ビットライン及び前記反転ビットラインに印加される電源電圧が、前記第1ロードトランジスタの前記第1記憶ノードと反対側のソースドレイン領域及び前記第2ロードトランジスタの前記第2記憶ノードと反対側のソースドレイン領域に印加される電源電圧より低い半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記第1転送トランジスタおよび前記第2転送トランジスタの各領域において、1回の酸化膜形成処理により各々のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1ドライバトランジスタ、前記第2ドライバトランジスタ、前記第1ロードトランジスタ、および前記第2ロードトランジスタの各領域において、複数回の酸化膜形成処理により各々のゲート絶縁膜を、前記第1及び第2転送トランジスタの各ゲート絶縁膜より厚く形成する工程と、
    前記第1ドライバトランジスタ、前記第2ドライバトランジスタ、前記第1ロードトランジスタ、前記第2ロードトランジスタ、前記第1転送トランジスタ、及び前記第2転送トランジスタのゲート絶縁膜を形成する際に、少なくとも、前記第1ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第2ドライバトランジスタを構成するゲート絶縁膜、前記第1ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜、及び前記第2ロードトランジスタを構成するゲート絶縁膜の各々の膜厚を、各一つのゲート絶縁膜内で異なるように形成し、前記各一つのゲート絶縁膜内において、当該ゲート絶縁膜のドレイン領域側である記憶ノード側端部を、当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分より厚膜化する工程と、
    前記第1転送トランジスタ、及び前記第2転送トランジスタのそれぞれのゲート絶縁膜において、当該ゲート絶縁膜のソース領域側である記憶ノード側端部を、当該ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部以外の部分より厚膜化する工程とを有し、
    前記各トランジスタの各ゲート絶縁膜の記憶ノード側端部を厚膜化する工程は、当該厚膜化する部分で、不純物の導入及び増速酸化処理を行う工程である、
    半導体記憶装置の製造方法。
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