JP4770398B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動車等の車両用ドア構造に係り、特に、ドアフレームにモールが取付けられた車両用ドア構造に関する。
従来から、ドアフレームにモールが取付けられた車両用ドア構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、ドアフレームに装飾部品としてのモールを締結具によって固定することで、ドアの外観品質を向上している。
特開平11−334367号公報
しかしながら、特許文献1の車両用ドア構造では、ドアフレームが鉄製であり、モールがアルミニウムフィルムやステンレスで形成されている。この結果、ドアフレームとモールとの接合部では、所謂、異種金属接触腐食によって発生する錆を防止するための塗装等の錆防止対応が必要になる。
本発明は上記事実を考慮し、ドアフレームとモールとの接合部での錆の発生を抑制できる車両用ドア構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明は、ドアガラスを支持するドアフレームと、前記ドアフレームと異種金属で構成され、前記ドアフレームへの取付基部がドア開口部見切側に設けられ、該取付基部と前記ドアフレームとの接合部の車室内側への水の侵入経路を塞ぐ閉止部を形成したモールと、を有し、前記閉止部は前記モールの取付基部の車室内側先端部に形成され、前記ドアフレームと前記モールとの接合部への水の侵入経路を塞ぐ方向へ屈曲したシール部であることを特徴とする。
ドアとドア開口部との間に水が浸入した場合には、モールの取付基部の車室内側先端部に形成され、ドアフレームとモールとの接合部への水の侵入経路を塞ぐ方向へ屈曲したシール部によって、モールとドアフレームとの接合部への水の侵入経路を塞ぎ、水がモールとドアフレームとの接合部に達するのを防止する。また、閉止部がモールを屈曲したシール部であるため構成が簡単である。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用ドア構造において、前記モールのシール部と前記ドアフレームとの間にシール材が充填されていることを特徴とする。
モールのシール部とドアフレームとの間に充填したシール材によっても、水がモールとドアフレームとの接合部に達するのを防止する。
請求項3記載の本発明は、ドアガラスを支持するドアフレームと、前記ドアフレームと異種金属で構成され、前記ドアフレームへの取付基部がドア開口部見切側に設けられ、該取付基部と前記ドアフレームとの接合部の車室内側への水の侵入経路を塞ぐ閉止部を形成したモールと、前記ドア開口部をシールするウエザストリップと、を備え、前記閉止部は前記モールの取付基部の車室内側先端部に形成され、ドア閉時に前記ウエザストリップに当接するシール部であることを特徴とする。
ドア閉時には、モールの取付基部の車室内側先端部に形成され、ドアフレームとモールとの接合部への水の侵入経路を塞ぐシール部が、ドア開口部をシールするウエザストリップに当接する。このため、モールのシール部によって、モールとドアフレームとの接合部への水の侵入経路を塞ぎ、水がモールとドアフレームとの接合部に達するのを防止する。また、閉止部がモールに形成されドア閉時にウエザストリップに当接するシール部であるため構成が簡単である。
請求項1記載の本発明は、簡単な構成でドアフレームとモールとの接合部での錆の発生を抑制できる。
請求項2記載の本発明は、ドアフレームとモールとの接合部での錆の発生を更に抑制できる。
請求項3記載の本発明は、簡単な構成でドアフレームとモールとの接合部での錆の発生を抑制できる。
本発明における車両用ドア構造の第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車両上方方向を示し、図中矢印FRは車両前方方向を示し、図中矢印INは車幅内側方向を示している。
図2に示される如く、本実施形態における車両用ドアは、乗用車の車両右側前部のフロントサイドドア10である。フロントサイドドア10のドア本体12の上部にはドアフレーム14が一体的に結合されており、ドアフレーム14はドアガラス16を支持する窓枠を構成している。
図1に示される如く、本実施形態では、ドアフレーム14がアルミの押出し材で構成されており、閉断面構造とされた本体部20を備えており、ドアフレーム14の本体部20の車幅方向外側部(車室外側部)にはガラスラン取付部22が形成されている。また、ガラスラン取付部22にはガラスラン24が取付けられており、ガラスラン24は長手方向を車両上下方向に沿って配置されている。
ガラスラン24の車両上下方向(長手方向)から見た断面形状は、ドアガラス16の周縁部16Aを挟み込む略コ字となっており、ガラスラン取付部22の内側部に沿ってドアガラス16の周縁部16Aが摺動するようになっている。
ドアフレーム14におけるガラスラン取付部22の前端部には車幅方向外側に向かって爪部22Aが突出形成されており、爪部22Aの先端部(車幅方向外側端部)22Bは、車両後方側へ向かって屈曲されている。また、ガラスラン取付部22の爪部22Aの先端部22Bは、ガラスラン24の車幅方向内側部24Aの前端部に形成された係止用凹部28に係止されている。
一方、ドアフレーム14におけるガラスラン取付部22の後端部には車幅方向外側に向かって凸部22Cが形成されており、この凸部22Cの車両後方側には、ガラスラン24の車幅方向内側部24Aの後端部に車幅方向内側へ向かって突出形成された係止用凸部24Cが係止されている。
ドアフレーム14におけるガラスラン取付部22の車両後方側には、モール34を取付けるためのモール取付部36が一体成形されている。モール取付部36における車幅方向内側端部は車両前方へ向って屈曲された屈曲部36Aとなっており、屈曲部36Aの車両前方側部は長手方向(車両上下方向)から見た断面形状がクランク形状の段差部37となっている。また、屈曲部36Aの車両前方側端部がガラスラン取付部22に連続している。
ドアフレーム14におけるモール取付部36の屈曲部36Aの後端部からは、車幅方向外側に向かって平坦部36Bが形成されており、モール取付部36における屈曲部36Aは平坦部36Bに対して、車両前方側へ向かって略直角に折り曲げられている。
本実施形態では、モール34が鉄で構成されており、モール34にはドアフレーム14への取付基部となるフレーム取付部40が形成されている。フレーム取付部40は、モール34におけるドア開口部見切側、即ち、ドア開口部64との境界側となる車両後方側に設けられている。また、フレーム取付部40は車幅方向に沿った平坦部40Aと、フレーム取付部40の車室内側(車幅方向内側)先端部に形成された閉止部としてのシール部40Bとで構成されている。このシール部40Bはドアフレーム14との接合部側となる車両前方へ向かって形成されており、シール部40Bは平坦部40Aに対して略直角に屈曲されている。
なお、閉止部とは、モール34に形成され、モール34のフレーム取付部40とドアフレーム14との接合部の車室内側への水の侵入経路を塞ぐ部位である。
従って、モール34のシール部40Bによって、モール34とドアフレーム14との接合部への洗車時等の水(図1の矢印W)の侵入経路を塞ぎ、水がモール34とドアフレーム14との接合部に達するのを防止できるようになっている。
また、モール34のシール部40Bがドアフレーム14の段差部37に対して車幅内側方向へ距離D1突出(オフセット)している。従って、モール34とドアフレーム14との接合部がドア開放時に目立ち難くなっている。
モール34のフレーム取付部40とドアフレーム14のモール取付部36との間にはシール材としての接着剤46が充填されている。また、モール34とドアフレーム14とが異種金属で溶接が困難であるため、モール34とドアフレーム14とを結合するための結合手段としてのリベット50が、モール34のフレーム取付部40の平坦部40Aと、ドアフレーム14のモール取付部36の平坦部36Bとを車両前後方向に沿って貫通している。なお、リベット50はドアフレーム14及びモール34の長手方向(車両上下方向)に沿って所定の間隔で複数個配置されている。
モール34におけるフレーム取付部40の車幅方向外側端部には、ガラスラン支持部52が一体的に形成されている。ガラスラン支持部52は長手方向が車両前後方向に沿った平板状とされており、後端部52Aの近傍がフレーム取付部40の車幅方向外側端部に連続している。
モール34のガラスラン支持部52の前端部は車幅方向内側に折り返された爪部52Bとなっている。この爪部52Bは、ガラスラン24の車幅方向外側部24Bの車幅方向外側面に形成された係止用凹部56に係止されている。従って、ガラスラン24はドアフレーム14のガラスラン取付部22と、モール34のガラスラン支持部52との間に保持されている。
ドアフレーム14の本体部20の車両後方側には、ウエザストリップ取付部60が形成されており、ウエザストリップ取付部60には、ドア開口部64をシールするウエザストリップ66が取付けられている。
より具体的に説明すると、ドアフレーム14のウエザストリップ取付部60の車幅方向内側部には、車幅外側後方へ向かって爪部60Aが突出形成されている。また、ドアフレーム14におけるガラスラン取付部22の凸部22Cを形成した部位の車幅方向内側部が、ウエザストリップ取付部60の車幅方向外側部を構成しており、凸部22Cを形成した部位から、車幅方向内側に向かって凸部60Bが形成されている。
ウエザストリップ66は長手方向を車両上下方向に沿って配置されており、車両上下方向(長手方向)から見た断面形状は中空のパイプ形状となっている。
ウエザストリップ66の前端部には車幅方向内側に向かって爪部66Aが突出形成されており、爪部66Aは、ドアフレーム14の本体部20とウエザストリップ取付部60の爪部60Aとの間に係止されている。また、ウエザストリップ66の前端部の車幅方向外側には、車幅方向外側に向かって凸部66Bが上下方向に沿って形成されている。凸部66Bには溝68が上下方向に沿って形成されており、溝68にはドアフレーム14のウエザストリップ取付部60の凸部60Bが係止されている。
従って、ウエザストリップ66の車両前方側が、ドアフレーム14のウエザストリップ取付部60に固定されている。
ウエザストリップ66の車両後方側はシール部66Cとなっており、フロントサイドドア10によってドア開口部64を閉塞すると、ウエザストリップ66のシール部66Cが、図1に二点鎖線で示す形状から実線で示す形状へ弾性変形してセンタピラー70の車両前方側壁部70Aに当接するようになっている。このため、ウエザストリップ66のシール部66Cによって、ドアフレーム14とセンタピラー70との間の隙間74を塞ぎ、隙間74から車室内に洗車時等の水(図1の矢印W)が入らないようになっている。なお、ウエザストリップ66のシール部66Cの車幅方向外側(車室外側)に、ドアフレーム14とモール34との接合部が形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、フロントサイドドア10でドア開口部64を閉塞すると、ウエザストリップ66のシール部66Cが図1に実線で示すようにセンタピラー70の車両前方側壁部70Aに当接して、ドアフレーム14とセンタピラー70との間の隙間74を塞ぐ。このため、洗車時等の水(図1の矢印W)が、ドアフレーム14とセンタピラー70との間の隙間74から車室内に入るのを防止できる。
また、本実施形態では、モール34におけるフレーム取付部40の車幅方向内側端部に、ドアフレーム14との接合部側となる車両前方へ向かって略直角に屈曲しているシール部40Bが形成されている。この結果、図1に矢印Wで示すように、モール34のシール部40Bによって、モール34とドアフレーム14との接合部の車室内側への洗車時等の水の侵入経路を塞ぐ(遮る)ことがでぎ、水がモール34とドアフレーム14との接合部に達するのを防止できる。
このため、ドアフレーム14とモール34との接合部で発生する異種金属接触腐食による錆の発生を抑制できる。特に、接着剤46の塗布が不完全で異種金属接触腐食が発生し易い接合部での錆の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、モール34のシール部40Bとドアフレーム14との間に充填した接着剤46によっても、接合部への水の浸入を防止できるため、接合部におけるモール34とドアフレーム14との異種金属接触腐食を更に抑制できる。
また、本実施形態では、ドアフレーム14とモール34との接合部への水の侵入経路を塞ぐ閉止部がモール34を屈曲したシール部40Bであるため構成が簡単である。
また、本実施形態では、モール34のシール部40Bがドアフレーム14の段差部37に対して車幅内側方向へ距離D1オフセットしている。このため、接着剤46がモール34とドアフレーム14との接合部から若干突出しても、ドア開放時に目立ち難く外観品質を向上できる。更に、モール34とドアフレーム14との接合部から突出した接着剤46がモール34のシール部40Bの端部を覆うため、モール34のシール部40Bの端部に発生する錆びも抑制できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第2実施形態を図3に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図3に示される如く、本実施形態では、モール34のフレーム取付部40の車幅方向内側端部(車室内側端部)に、閉止部としてのシール部40Cがドアフレーム14との接合部と反対側となる車両後方側の車幅方向内方へ向って屈曲形成されている。
モール34におけるフレーム取付部40のシール部40Cは、フロントサイドドア10でドア開口部64を閉塞すると、ウエザストリップ66のシール部66Cに当接して、モール34とドアフレーム14との接合部への洗車時等の水(図3の矢印W)の侵入経路を塞ぎ、水がモール34とドアフレーム14との接合部に達するのを防止できるようになっている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様に、ドアフレーム14とモール34との接合部の錆の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、フレーム取付部40のシール部40Cによってウエザストリップ66のシール部66Cを車幅内側方向(図3の矢印A方向)へ押圧することができる。この結果、フレーム取付部40のシール部40Cとセンタピラー70の車両前方側壁部70Aとの当接面積と当接力が増加する。このため、フレーム取付部40のシール部40Cとセンタピラー70の車両前方側壁部70Aとの間のシール性を向上できると共に遮音性能も向上できる。
また、本実施形態では、フレーム取付部40のシール部40Cがあるため、高圧洗車による水(図3の矢印W)がウエザストリップ66のシール部66Cに直接当り難い。このため、高圧洗車による車室内への水の浸入も抑制できる。
また、本実施形態では、車両側突時に、フレーム取付部40のシール部40Cが車幅方向内側へ移動すると、フレーム取付部40のシール部40Cがセンタピラー70の車両前方側壁部70Aに当たり、フロントサイドドア10の車室内側方向への移動を阻止する。この結果、車両側突時に発生するフロントサイドドア10の車室内側方向への移動量を低減できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第3実施形態を図4に従って説明する。
なお、第2実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図4に示される如く、本実施形態では、モール34のフレーム取付部40の閉止部としてのシール部40Dが、対向するセンタピラー70の車両前方側壁部70Aと略平行になっており、車両後方側の車幅方向外方へ向って屈曲形成されている。
従って、本実施形態では、互いに平行に配置されたフレーム取付部40のシール部40Dとセンタピラー70の車両前方側壁部70Aとでウエザストリップ66のシール部66Cを挟持できる。このため、フレーム取付部40のシール部40Dとウエザストリップ66のシール部66Cとの当接面が第2実施形態より広くなる。この結果、シール性を更に向上でき、ドアフレーム14とモール34との接合部での錆の発生を更に抑制できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第4実施形態を図5に従って説明する。
なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示される如く、本実施形態では、モール34のフレーム取付部40にシール部40Bとシール40Cとを形成したため、シール性を更に向上でき、ドアフレーム14とモール34との接合部での錆の発生を更に抑制できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第5実施形態を図6に従って説明する。
なお、第1実施形態及び第3実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示される如く、本実施形態では、モール34のフレーム取付部40にシール部40Bとシール40Dとを形成したため、シール性を更に向上でき、ドアフレーム14とモール34との接合部での錆の発生を更に抑制できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第6実施形態を図7に従って説明する。
なお、第1実施形態、第2実施形態及び3実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示される如く、本実施形態では、モール34のフレーム取付部40にシール部40B、シール部40C及びシール40Dが形成されている。また、本実施形態では、シール部40Cにウエザストリップ66のシール部66Cが当接するため、シール40Dにはウエザストリップ66のシール部66Cは当接しないが、車両側突時にフレーム取付部40のシール部40Cとシール部40Dとが車幅方向内側へ移動すると、フレーム取付部40のシール部40Cとシール部40Dとがセンタピラー70の車両前方側壁部70Aに当たり、フロントサイドドア10の車室内側方向への移動量を阻止するようになっている。
従って、本実施形態では、第1実施形態、第2実施形態及び3実施形態の作用効果に加えて、車両側突時に発生するフロントサイドドア10の車室内側方向への移動量を更に低減できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第7実施形態を図8に従って説明する。
なお、第2実施形態及び第3実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示される如く、本実施形態では、モール34のフレーム取付部40にシール部40Cとシール40Dとが形成されている。また、本実施形態では、シール部40Cにウエザストリップ66のシール部66Cが当接するため、シール40Dにはウエザストリップ66のシール部66Cは当接しないが、車両側突時にフレーム取付部40のシール部40Cとシール部40Dとが車幅方向内側へ移動すると、フレーム取付部40のシール部40Cとシール部40Dとがセンタピラー70の車両前方側壁部70Aに当たり、フロントサイドドア10の車室内側方向への移動量を阻止するようになっている。
従って、本実施形態では、第2実施形態及び第3実施形態の作用効果に加えて、車両側突時に発生するフロントサイドドア10の車室内側方向への移動量を更に低減できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第8実施形態を図9に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示される如く、本実施形態では、モール34が鉄板のロール成形で構成されている。また、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとがドアフレーム14との接合部となっており、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとの間に接着剤46が充填されている。
従って、本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとの双方を接着剤46でシールできる。このため、モール34の端部34A、34Bにおける錆の発生を抑制できると共にモール34内への水の浸入を防止できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第9実施形態を図10に従って説明する。
なお、第2実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示される如く、本実施形態では、モール34が鉄板のロール成形で構成されている。また、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとがドアフレーム14との接合部となっており、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとの間に接着剤46が充填されている。
従って、本実施形態では、第2実施形態の作用効果に加えて、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとの双方を接着剤46でシールできる。このため、モール34の端部34A、34Bにおける錆の発生を抑制できると共にモール34内への水の浸入を防止できる。
次に、本発明における車両用ドア構造の第10実施形態を図11に従って説明する。
なお、第3実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示される如く、本実施形態では、モール34が鉄板のロール成形で構成されている。また、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとがドアフレーム14との接合部となっており、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとの間に接着剤46が充填されている。
従って、本実施形態では、第3実施形態の作用効果に加えて、モール34におけるロール成形による端部34Aと端部34Bとの双方を接着剤46でシールできる。このため、モール34の端部34A、34Bにおける錆の発生を抑制できると共にモール34内への水の浸入を防止できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、ドアフレーム14をアルミとしモール34を鉄としたが、ドアフレーム14とモール34とは、鉄、アルミ以外となるマグネシウム等の他の異なる金属の組み合わせとしても良い。
また、上記各実施形態では、モール34のフレーム取付部40とドアフレーム14のモール取付部36との間にシール材としての接着剤46を充填したが、シール材は接着剤46に限定されず、モール34とドアフレーム14との間を密閉し、水の浸入を防止できる部材であれば、防水ゴム等の他のシール材としても良い。
また、上記各実施形態では、モール34のフレーム取付部40の平坦部40Aと、ドアフレーム14のモール取付部36の平坦部36Bとをリベット50で結合したが、リベット50に代えて、ボルトナット等の締結手段や他の結合部材で結合しても良い。
また、上記各実施形態では、本発明の車両用ドア構造をフロントサイドドア10に適用したが、本発明の車両用ドア構造はフロントサイドドア10以外のリヤサイドドアや他のドアにも適用可能である。
図2の1−1線に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドア構造が適用された車室の側面を示す車室内側から見た概略側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第7実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第8実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第9実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第10実施形態に係る車両用ドア構造を示す図1に対応する断面図である。
符号の説明
10 フロントサイドドア
12 ドア本体
14 ドアフレーム
16 ドアガラス
20 ドアフレームの本体部
22 ドアフレームのガラスラン取付部
24 ガラスラン
34 モール
36 ドアフレームのモール取付部
36A ドアフレームのモール取付部の屈曲部
36B ドアフレームのモール取付部の平坦部
37 ドアフレームの段差部
40 モールのフレーム取付部(取付基部)
40A モールのフレーム取付部の平坦部
40B モールのフレーム取付部のシール部(閉止部)
40C モールのフレーム取付部のシール部(閉止部)
40D モールのフレーム取付部のシール部(閉止部)
46 接着剤(シール材)
50 リベット
60 ウエザストリップ取付部
64 ドア開口部
66 ウエザストリップ

Claims (3)

  1. ドアガラスを支持するドアフレームと、
    前記ドアフレームと異種金属で構成され、前記ドアフレームへの取付基部がドア開口部見切側に設けられ、該取付基部と前記ドアフレームとの接合部の車室内側への水の侵入経路を塞ぐ閉止部を形成したモールと、
    を有し、前記閉止部は前記モールの取付基部の車室内側先端部に形成され、前記ドアフレームと前記モールとの接合部への水の侵入経路を塞ぐ方向へ屈曲したシール部であることを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記モールのシール部と前記ドアフレームとの間にシール材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. ドアガラスを支持するドアフレームと、
    前記ドアフレームと異種金属で構成され、前記ドアフレームへの取付基部がドア開口部見切側に設けられ、該取付基部と前記ドアフレームとの接合部の車室内側への水の侵入経路を塞ぐ閉止部を形成したモールと、
    前記ドア開口部をシールするウエザストリップと、
    を備え、
    前記閉止部は前記モールの取付基部の車室内側先端部に形成され、ドア閉時に前記ウエザストリップに当接するシール部であることを特徴とする車両用ドア構造。
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