JP4769536B2 - ボタン付けミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ボタン付けミシンに関する。
従来、ボタンの下方で被縫製物を折り返した状態で保持し、ボタン穴とこの折り返し部分に縫い針を上下動させて、いわゆるすくい縫い目を形成しボタンを被縫製物に縫いつけるとともに、すくい縫い目を形成した根糸の周囲に根巻き(根巻き縫い)を行うボタン付けミシンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−164679公報
ところで、ワイシャツには、ボタンダウンと呼ばれるものがある。ボタンダウンシャツは、台衿の先端を身頃の部分に小さいボタンで留めるように作られている。台衿の先端を止めるためのボタンは、上述したすくい縫いによって身頃に縫いつけられている。そして、このボタンは身頃から容易に外れないように、身頃を挟んだボタンの裏側には、補強用の力布が縫いつけられている。
しかし、従来のボタン付けミシンでは、すくい縫いにより力布とともにボタンを縫いつけることができなかったため、ボタン付けミシンによる縫製の自動化を図ることは困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ボタンダウンシャツにおいても、すくい縫いによってボタンと力布を縫製することができ、縫製の自動化を図ることができるボタン付けミシンを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、上下動する縫い針の下方でボタンの保持を行うボタン保持機構と、このボタン保持機構により保持されたボタンの下方で、後方に向かって前記縫い針の上下動経路近傍まで延出された先端部により被縫製物を折り返した状態で保持する布保持部材と、この布保持部材に対して前記縫い針の上下動方向と交差する方向に相対移動する布移動機構と、下降した縫い針から縫い糸を捕捉してループを形成するルーパと、を備え、前記布保持部材に保持された被縫製物の折り返し部分に前記縫い針を上下動させて前記ボタン保持機構により保持されたボタンを縫い付けるボタン付けミシンにおいて、前記布保持部材には、力布を前記被縫製物の内側に位置させて前記被縫製物とともに前記先端部を介して折り返せるように前記力布を前記先端部との間で保持する力布保持部材が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、布保持部材には力布保持部材が設けられているので、縫い針の上下動経路近傍において、布保持部材の先端部により被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持部材は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部を介して折り返せるように力布を先端部との間で保持する。
これにより、ボタン保持機構により保持されたボタンと布保持部材により保持された被縫製物と力布保持部材により保持された力布をすくい縫い目により縫製することができるボタン付けミシンを提供することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボタン付けミシンにおいて、前記力布保持部材は、作業者が操作を行う操作部を有し、前記力布保持部材は、前記操作部の操作状況に応じて、前記力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持部材は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。
これにより、作業者は力布保持部材が有する操作部を操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持部材を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のボタン付けミシンにおいて、前記力布保持部材は、前記布保持部材に回動自在に取り付けられる回動支点部を有し、前記力布保持部材は、前記操作部の操作状況に応じて、前記回動支点部を支点に回動して前記力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持部材は、回動支点部を支点として回動し、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。
これにより、作業者は力布保持部材が有する操作部を操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持部材を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のボタン付けミシンにおいて、前記力布保持部材は、作業者の操作により弾性変形する弾性部材から形成され、前記力布保持部材は、一端が前記布保持部材に固定され、他端が自由端とされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、作業者は力布保持部材の他端を操作することにより、力布保持部材を弾性変形させることができ、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化させることができる。
これにより、作業者は力布保持部材が有する弾性を利用して操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持部材を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。よって、部品管理を容易にすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のボタン付けミシンにおいて、前記力布保持部材は、前記力布を保持可能な隙間が形成されるように前記布保持部材の先端部に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、作業者は力布保持部材に力布を保持させる際に、力布保持部材と布保持部材との間に形成された隙間に力布を押し込むだけでよい。
これにより、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化させるために力布保持部材を操作する必要がない。よって、作業者の操作負担を軽減できる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のボタン付けミシンにおいて、前記力布保持部材と前記布保持部材を一体成形したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、力布保持部材と布保持部材を一体成形することにより、力布保持部材と布保持部材を同時に生産することができ、生産工程及び生産ラインを減らすことができる。また、部品点数を減らすことができるので、部品管理を容易にすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、ボタン保持機構により保持されたボタンと布保持部材により保持された被縫製物と力布保持部材により保持された力布をボタン付けミシンで縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、作業者は力布保持部材が有する操作部を操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持部材を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、作業者は力布保持部材が有する操作部を操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持部材を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、作業者は力布保持部材が有する弾性を利用して操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持部材を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。よって、部品管理を容易にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化させるために力布保持部材を操作する必要がない。よって、作業者の操作負担を軽減できる。
請求項6に記載の発明によれば、力布保持部材と布保持部材を同時に生産することができ、生産工程及び生産ラインを減らすことができる。また、部品点数を減らすことができるので、部品管理を容易にすることができる。
以下、図面を参照して、ボタン付けミシンの最良の形態について詳細に説明する。
〔実施形態1〕
<ボタン付けミシンの構成>
図1は、ボタン付けミシン1の外観の概略構成を、制御回路のブロック図とともに示したものであり、図2は、ボタン付けミシン1におけるボタン付けが行われる部分の斜視図を示したものである。ボタン付けミシン1は、ベッド部11と、ベッド部11に立設された縦胴部12と、縦胴部12からベッド部11に対向するように延設されたアーム部13とを備えている。以下の説明では、ボタン付けミシン1の前後方向、上下方向は図1で示すとおりであり、それぞれY軸方向、Z軸方向とする。また、図1の紙面に対して直角な方向を左右方向(X軸方向)とし、紙面表面側を右側、紙面裏面側を左側とする。
ボタン付けミシン1は、アーム部13の先端に設けられた針棒14の先端に固定され、糸が通された縫い針15と、ベッド部11内に縫い針15に対向するように設けられた図示しないルーパとの協働により自動的に布にボタンを縫い付けるものである。ルーパは、縫い針15を挿通させる針穴を有する針板の下方に設けられ、縫い針15との協働により環縫いの縫い目を形成するものである。なお、ルーパの動作等の縫い目の形成については周知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
ボタン付けミシン1は、ボタンや布などを独立に自在に搬送することによって、多様なボタン付け縫いが可能となっている。
(針上下動機構)
針棒14は、縫い針15をZ軸方向に上下動させる主軸モータ16を駆動源としてクランク機構を介して上下動が行われる。また針棒14は、Y軸方向(前後方向)を中心として揺動可能な針棒支持体により上下動可能に支持されている。従って、針棒14は、上下動を行いながらその下端部で保持する縫い針15をX軸方向(左右方向)に沿って揺動させることが可能となっている。針棒支持体は、針棒14の上下動方向に対して略直交する方向(X軸方向)に針棒14を振らせ、縫い針15を根糸の両側に所定の振り幅で針落ちさせる針振りモータ17を駆動源とする。この針振りモータ17は、その駆動時には、その揺動における両端部に縫い針15が位置するときに下死点となるように主軸モータ16と同期して駆動制御される。また、針振りモータ17は、針棒14を振らせることにより、ボタンを布に縫い付ける根糸の両側に所定の振り幅で針落ちさせる。
(ボタン保持機構)
ボタン保持機構25は、上下動する縫い針の下方でボタンの保持を行うものである。ボタン保持機構25は、ボタン保持アーム18、上Y送りモータ19、上下駆動モータ20、チャック機構21、差動モータ22等を備えている。
ボタンは、アーム部13の中間下部において垂下支持されるとともに、その先端部が縫い針15の上下動経路近傍まで延設されたボタン保持アーム18により保持される。ボタン保持アーム18は、その基端部において、アーム部13に対してY軸方向に沿って移動可能に支持されるとともに上Y送りモータ19により当該Y軸方向への駆動が行われるようになっている。
さらに、ボタン保持アーム18は、その基端部がX軸方向を中心として揺動可能に支持されており、且つ基端部には上下駆動モータ20が併設されている。上下駆動モータ20により、ボタン保持アーム18の先端側で保持されるボタンは、上下に移動することが可能となっている。
ボタン保持アーム18の先端部には、針棒14と針板の間に配置され、根糸によって布に縫い付けられたボタンを当該ボタンの表面が針板に対して垂直な状態で保持するチャック機構21(図2参照)が設けられており、ボタンを左右方向両側から挟むようにしてボタン保持を行う。
チャック機構21は、ボタン保持アーム18の先端部において、左右方向を中心として回動可能に装備されており、エアにより作動する回転シリンダ23により、90度の範囲で角度の切り替えが可能となっている。即ち、回転シリンダ23は、チャック機構21がボタンを水平に保持した通常保持位置と、ボタンの底面が前方を向いて起立した起立保持位置とに切り替えることができる。ボタンが水平状態の時には、すくい縫いやベタ縫いが行われ、起立状態の時には根巻き縫いが行われるようになっている。
また、チャック機構21には、当該チャック機構21を介してボタン保持アーム18に対してボタンをX軸方向に移動位置決めするための差動モータ22が併設されている。かかる差動モータ22の制御により、ボタンをX軸方向の任意の位置に位置決めすることが可能となっている。
次に、ベッド部11の構成ついて説明する。
図2に示すように、ベッド部11の先端部には、ボタン保持機構25により保持されたボタンの下方で、後方に向かって縫い針15の上下動経路近傍まで延出された先端部30aにより被縫製物を折り返した状態で保持する布保持部材としてのタング30と、布の保持位置にて布をタング30とで挟持する挟持部材31と、タング30により保持された布を当該タング30の上方から押圧保持する第一の布押さえ32と、タング30をX軸方向の軸心周りに回動させるタング移動機構部33と、が設けられている。
(タング)
図3、図4に示すように、タング30は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング30の先端部30aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部30aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部30aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング30の先端部30a近傍には、後述する力布保持板3を通すための挿通孔30hが形成されている。
また、先端部30aには、半円形の切り欠き30bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き30bがタング30の先端部30aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング30には、力布Cを被縫製物Wの内側に位置させて被縫製物Wとともにタング30の先端部30aを介して折り返せるように力布Cを先端部30aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板3が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板3は、一方向に長尺な板材であり、その一端部がねじ3nによりタング30に取り付けられ、他端部がタング30の挿通孔30hを下方から上方に向けて挿通されている。力布保持板3は、作業者の操作、具体的には作業者の押圧により弾性変形する弾性部材から形成されている。ここで、弾性部材としては、作業者の押圧力により力布の厚さよりも大きく変形する鋼板等の金属板が好ましい。もちろん、形状記憶合金や超弾性合金等を用いてもよい。
力布保持板3は、ねじ3nによりタング30に固定される固定部3aと、この固定部3aに対して湾曲形成され、作業者が操作をする際に力を付与する操作部3bと、この操作部3bに対して、操作部3bの固定部3aに対する湾曲方向と逆方向に湾曲形成され、タング30の挿通孔30hに挿通される挿通部3cと、この挿通部3cに対して、挿通部3cの操作部3bに対する湾曲方向と逆方向に湾曲形成され、タング30の先端部30aとで力布Cを挟んで保持する保持部3dと、を有する。
力布保持板3は、その固定部3aをタング30に固定した際に、保持部3dがタング30の上面を自身の弾性力で押圧するようになっている。このとき、保持部3dがタング30の上面を押圧する力は、力布Cを保持できる最低限の押圧力よりも大きく、ボタン付け終了後に被縫製物をタング30から取り外す際に容易に取り外すことができる程度の押圧力に抑えておくことが好ましい。
なお、力布とは、ボタン・スナップを縫いつける部分などに補強のためにあてる小さな布をいい、例えば、ボタンダウンのワイシャツ等においてボタンの逢着位置の裏側に縫いつけられる。
ここで、フレーム34とタング30とは、ベッド部11の後方本体によりY軸方向に移動可能に支持されており、下Y送りモータ35によりボタン保持アーム18と同期して前後方向に移動位置決めすることが可能となっている。すなわち、ボタン保持アーム18とフレーム34とは、それぞれ上Y送りモータ19と下Y送りモータ35とにより駆動するが、ボタン保持アーム18とフレーム34とはともにそれぞれの前後方向の距離を保ちつつ同期して前後方向に移動する。従って、フレーム34は、ボタン保持アーム18とともに前後移動し、タング30に対して縫い針15の上下方向と交差する方向に相対移動する布移動機構として機能する。
タング移動機構部33は、ベッド部11に沿って配置されたフレーム34の正のX軸方向側に設けられ、タング30を駆動するために出力ロッド37を進退させるタングシリンダ38と、一端部が出力ロッド37の一端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に取り付けられるとともに他端部がタング30の回動中心側の基端部に固定されたタングリンク39と、を備えている。
タング移動機構部33は、制御装置としての電装ボックス101(図1参照)による制御下にて、タングシリンダ38が駆動されることにより、タング30を布の保持位置と当該保持の解除位置に位置切り替え可能となっている。具体的には、出力ロッド37の進退によりタングリンク39を介してタング30をX軸方向の軸心周りに回動させることにより、布を縫い針15の上下動経路上に位置させる保持位置(図2参照)と縫い針15の上下動経路から隔離させて布の保持を解除する解除位置とにタング30の先端部30aの位置を切り替え可能となっている。
ここで、タングシリンダ38は、タング30を布の保持位置と解除位置とに移動させる駆動力を付与する。
なお、作業者の手動操作に基づいて、解除位置に位置するタング30の保持位置に向かう方向に対しての回動動作がタングセンサ36により検知されると、電装ボックス101の制御下にてタングシリンダ38を駆動させて、先端部30aを縫い針15の下方に位置するように自動的にセット可能となっている。
(ボタン付けミシンの制御系)
次に、ボタン付けミシン1の制御回路について図1を用いて説明する。ボタン付けミシン1には、上記の各駆動装置の駆動を制御する電装ボックス101が設けられ、この電装ボックス101に各部が接続されている。
電装ボックス101には、操作パネル103、電源スイッチ104、スタートペダル105、一時停止スイッチ106が接続されている。
操作パネル103は作業者が根巻き縫いなしのすくい縫い、すくい根巻き縫い、下ボタン付け縫い、べた付け縫いなどからボタン付けの種類を選択したり、選択したボタン付け縫製の縫製条件などを入力したり、あるいは設定されている縫製条件や縫製状況などを表示するものである。操作パネル103には外部メモリ103aが接続可能であり、外部メモリ103aからの縫製データを読み込んで縫製条件を設定できるようにもなっている。また、逆に、操作パネル103から入力した各種の縫製条件を外部メモリ103aで記憶することもできるようになっている。
また、電装ボックス101内には、制御プログラム等に基づいて演算処理を行うCPU102が備えられ、このCPU102には、メモリ102aが接続され、当該メモリ102aに制御プログラム等の各種プログラムが記憶されている。例えば、メモリ102aには、ボタン付けを行うための縫製制御プログラムが格納されている。
電源スイッチ104は、ボタン付けミシン1を通電状態にするためのON/OFFスイッチである。スタートペダル105は、縫製をスタートするときに操作するペダルであり、これを操作するとCPU102の制御により縫製を開始する。一時停止スイッチ106は、縫製開始後に、一時的に停止するためのスイッチである。
また、電装ボックス101内には、図示しないインターフェースが設けられ、CPU102からの制御信号がこのインターフェースを介して、さらに図示しない駆動回路を介して各駆動源に出力されるようになっている。
すなわち、インターフェースを介して、主軸モータ16、針振りモータ17、上Y送りモータ19、上下駆動モータ20、差動モータ22、フレーム34を針棒14の上下動方向及び針振り方向に対して略直交する方向である前後方向に駆動させる下Y送りモータ35及びボタン保持アーム18を前後方向に移動させる上Y送りモータ19が接続されている。また、インターフェースを介して電磁弁108が接続され、この電磁弁108を介して回転シリンダ23、タングシリンダ38、布押えシリンダ26が接続されている。さらに、ボタン付けミシン1には、図示しない糸切り機構が設けられ、縫製途中や縫製後に所定のタイミングで糸が切断されるようになっており、その駆動源として糸切りモータ27や糸切りシリンダ28が設けられている。
以上の構成を有する根巻きボタン付けミシン1は、ボタンに関しては、差動モータ22の駆動によりX軸方向への移動を行い、上Y送りモータ19の駆動によりY軸方向への移動を行い、上下駆動モータ20の駆動によりZ軸方向を行うことができる。
また、布に関しては下Y送りモータ35の駆動によりフレーム34とともにY方向に移動させることができる。加えて、X軸方向に針棒14を揺動させる針振りモータ17の駆動により、縫い針15の針落ち位置をX軸方向について位置決めすることができる。
すなわち、針振りモータ17,上Y送りモータ19,差動モータ22及び下Y送りモータ35が協働することで、ボタン保持アーム18に保持されたボタン及びタング30に保持された布に対して縫い針15の針落ち位置を相対的に位置決めする。また、下Y送りモータ35は、タング30を縫い針15から退避させることもできる。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
図3(a)に示す状態において、作業者が力布保持板3の操作部3bを上方に向けて押圧することにより、力布保持板3は、固定部3aと操作部3bとの境界を支点として上方に向けて撓む。これにより、タング30の先端部30aを押圧していた保持部3dは先端部30aから離れ、力布Cを挟むことができる状態になる。
作業者が操作部3bを上方に向けて押圧した状態で、タング30の先端部30aと保持部3dとの間に力布Cを載置する。力布Cの載置においては、図3(c),(d)に示すように、力布Cの約半分を先端部30aに載置し、残りの約半分を先端部30aから突出するように載置する。
そして、力布Cの載置後に作業者が操作部3bを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板3は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に保持部3dは、タング30の先端部30aの上面に載置された力布Cを挟み込む。これによって、力布保持板3の弾性力によりタング30の先端部30aと保持部3dとで力布Cを保持することができる。
力布保持板3により、力布Cを保持した後、被縫製物WにボタンB及び力布Cを縫製する際には、図4に示すように、力布保持板3の上面側からタング30の先端部30aで折り返して力布保持板3の下面側に被縫製物Wを巻き込み、タング30を保持位置まで駆動させる。被縫製物Wを巻き込むことで、予め力布保持板3に保持されている力布Cも被縫製物Wとともに力布保持板3の上面側からタング30の先端部30aで折り返して力布保持板3の下面側に巻き込まれる。
被縫製物W及び力布Cは、挟持部材29とタング30の先端部30aとによって挟持され、この状態を維持したままで縫い針15を上下動させてすくい縫いによりボタンBを被縫製物W及び力布Cに縫いつける。
<作用効果>
実施形態1におけるボタン付けミシン1によれば、タング30には力布保持板3が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング30の先端部30aにより被縫製物Wを折り返した状態で保持する際に、力布保持板3は、力布Cを被縫製物Wの内側に位置させて被縫製物Wとともに先端部30aを介して折り返せるように力布Cを先端部30aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンBとタング30により保持された被縫製物Wと力布保持板3により保持された力布Cをボタン付けミシン1ですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布Cを縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持板3は、力布Cを保持する姿勢と保持した力布Cを解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板3が有する操作部3bを操作するだけで力布Cの着脱を行うことができ、力布保持板3を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
また、作業者は力布保持板3の他端を操作することにより、力布保持板3を弾性変形させることができ、力布Cを保持する姿勢と保持した力布Cを解放する姿勢とに変化させることができる。これにより、作業者は力布保持板3が有する弾性を利用して操作するだけで力布Cの着脱を行うことができ、力布保持板3を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。よって、部品管理を容易にすることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態2におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図5に示すように、タング40は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング40の先端部40aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部40aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部40aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング40の先端部40aには、半円形の切り欠き40bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き40bがタング40の先端部40aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング40の先端部40a近傍における側方には、力布保持板4を取り付けるための挿通孔40hが形成されている。この挿通孔40hには、力布保持板4を回動自在に連結するための二つのリブ40c,40dが形成されている。各リブ40c,40dには、力布保持板4の回動支点部となる回動軸41が挿通される挿通孔40e,40fが形成されている。
タング40には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング40の先端部40aを介して折り返せるように力布を先端部40aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板4が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板4は、平面視略L字状に形成された板材であり、作業者による操作(押圧)による力の付与では弾性変形しない剛性を有する金属板から形成されている。
力布保持板4の一端部4fには、タング40に対して回動自在に連結するための二つのリブ4a,4bが形成されている。各リブ4a,4bには、力布保持板4の回動支点部となる回動軸41が挿通される挿通孔4c,4dが形成されている。一方、力布保持板4の他端部4gには、半円形の切り欠き4eが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き4eが力布保持板4と縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
力布保持板4は、リブ4aにタング40のリブ40cを対面させるとともに、リブ4bにタング40のリブ40dを対面させ、各挿通孔4c,4d,40e,40fを直線上に並べたうえで回動軸41を各挿通孔4c,4d,40e,40fに挿通している。回動軸41には、ねじりバネ42が設けられており、回動軸41を軸回りの一方向に回転するように付勢している。具体的に、ねじりバネ42は、力布保持板4の他端部4gがタング4の先端部40aの上面を押圧するように回動軸41を付勢している。従って、図5においては、回動軸41は図中右側方から見て時計回りに回動するように付勢されている。このとき、力布保持板4の他端部4gがタング40の上面を押圧する力は、力布を保持できる最低限の押圧力よりも大きく、ボタン付け終了後に被縫製物をタング40から取り外す際に容易に取り外すことができる程度の押圧力に抑えておくことが好ましい。
また、回動軸41の両端部には、回動軸41が各挿通孔4c,4d,40e,40fから抜けないようにEリング43,44が設けられている。
また、力布保持板4は、回動軸41を回動支点部として回動するため、作業者が力布の保持・解放の操作を行う操作部は、回動軸41よりも基端側、すなわち、一端部4fとなる。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
図5(a)に示す状態において、作業者が力布保持板4の一端部(操作部)4fを下方に向けて押圧することにより、力布保持板4は、回動軸41を回動支点部として回動し、力布保持板4の他端部4gは上方に移動する。これにより、タング40の先端部40aを押圧していた他端部4gは先端部40aから離れ、力布を挟むことができる状態になる。
作業者が一端部4fを下方に向けて押圧した状態で、タング40の先端部40aと力布保持板4の他端部4gとの間に力布を載置する。力布の載置においては、力布の約半分を先端部40aに載置し、残りの約半分を先端部40aから突出するように載置する。
そして、力布の載置後に作業者が一端部4fを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板4は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に他端部4gは、タング40の先端部40aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持板4の弾性力によりタング4の先端部40aと力布保持板4の他端部4gとで力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態2におけるボタン付けミシンによれば、タング40には力布保持板4が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング40の先端部40aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持板4は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部40aを介して折り返せるように力布を先端部40aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング40により保持された被縫製物と力布保持板4により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持板4は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板4が有する一端部(操作部)4fを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板4を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
また、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持板4は、回動支点部41を支点として回動し、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。
これにより、作業者は力布保持板4が有する操作部4fを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板4を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態3におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図6に示すように、タング50は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング50の先端部50aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部50aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部50aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング50の先端部50aには、半円形の切り欠き50bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き50bがタング50の先端部50aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング50の先端部50a近傍には、力布保持板5を取り付けるための挿通孔50hが形成されている。この挿通孔50hには、力布保持板5を回動自在に連結するための二つのリブ50c,50dが形成されている。各リブ50c,50dには、力布保持板5の回動支点部となる回動軸51が挿通される挿通孔50e,50fが形成されている。
タング50には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング50の先端部50aを介して折り返せるように力布を先端部50aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板5が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板5は、略矩形状に形成された板材であり、作業者による操作(押圧)による力の付与では弾性変形しない剛性を有する金属板から形成されている。
力布保持板5の一端部5f寄りには、タング50に対して回動自在に連結するための二つのリブ5a,5bが形成されている。各リブ5a,5bには、力布保持板5の回動支点部となる回動軸51が挿通される挿通孔5c,5dが形成されている。一方、力布保持板5の他端部5gには、半円形の切り欠き5eが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き5eが力布保持板5と縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
力布保持板5は、リブ5aにタング50のリブ50cを対面させるとともに、リブ5bにタング50のリブ50dを対面させ、各挿通孔5c,5d,50e,50fを直線上に並べたうえで回動軸51を各挿通孔5c,5d,50e,50fに挿通している。回動軸51には、ねじりバネ52が設けられており、回動軸51を軸回りの一方向に回転するように付勢している。具体的に、ねじりバネ52は、力布保持板5の他端部5gがタング5の先端部50aの上面を押圧するように回動軸51を付勢している。従って、図6においては、回動軸51は図中左側方から見て反時計回りに回動するように付勢されている。このとき、力布保持板5の他端部5gがタング50の上面を押圧する力は、力布を保持できる最低限の押圧力よりも大きく、ボタン付け終了後に被縫製物をタング50から取り外す際に容易に取り外すことができる程度の押圧力に抑えておくことが好ましい。
また、回動軸51の両端部には、回動軸51が各挿通孔5c,5d,50e,50fから抜けないようにEリング53,54が設けられている。
また、力布保持板5は、回動軸51を回動支点部として回動するため、作業者が力布の保持・解放の操作を行う操作部は、回動軸51よりも基端側、すなわち、一端部5fとなる。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
作業者が力布保持板5の一端部(操作部)5fを下方に向けて押圧することにより、力布保持板5は、回動軸51を回動支点部として回動し、力布保持板5の他端部5gは上方に移動する。これにより、タング50の先端部50aを押圧していた他端部5gは先端部50aから離れ、力布を挟むことができる状態になる。
作業者が一端部5fを下方に向けて押圧した状態で、タング50の先端部50aと力布保持板5の他端部5gとの間に力布を載置する。力布の載置においては、力布の約半分を先端部50aに載置し、残りの約半分を先端部50aから突出するように載置する。
そして、力布の載置後に作業者が一端部5fを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板5は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に他端部5gは、タング50の先端部50aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持板5の弾性力によりタング50の先端部50aと力布保持板5の他端部5gとで力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態3におけるボタン付けミシンによれば、タング50には力布保持板5が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング50の先端部50aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持板5は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部50aを介して折り返せるように力布を先端部50aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング50により保持された被縫製物と力布保持板5により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持板5は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板5が有する一端部(操作部)5fを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板5を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
また、作業者の操作状況を変化させることで、力布保持板5は、回動支点部51を支点として回動し、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。
これにより、作業者は力布保持板5が有する操作部5fを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板5を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態4〕
次に、実施形態4におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態4におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図7に示すように、タング60は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング60の先端部60aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部60aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部60aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング60の先端部60aには、半円形の切り欠き60bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き60bがタング60の先端部60aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング60の先端部60a近傍には、力布保持板6を折り曲げて弾性変形させるための挿通孔60hが形成されている。この挿通孔60hの幅L1は、力布保持板6の幅L2よりも広くなるように形成されており、力布保持板6を折り曲げて弾性変形させた際に力布保持板6が挿通孔60hに接触することがないようになっている。また、挿通孔60hのタング60の基端側には、力布保持板6をねじ6nで取り付けるためのねじ孔60iが形成されている。
タング60には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング60の先端部60aを介して折り返せるように力布を先端部60aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板6が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板6は、略矩形状に形成された板材であり、作業者による操作(押圧)により弾性変形する弾性部材から形成されている。ここで、弾性部材としては、作業者の押圧力により力布の厚さよりも大きく変形する鋼板等の金属板であればよい。もちろん、形状記憶合金や超弾性合金等を用いてもよい。
力布保持板6の一端部6fには、力布保持板6をねじ60nでタング60に取り付けるためのねじ孔6hが形成されている。一方、力布保持板6の他端部6gには、半円形の切り欠き6eが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き6eが力布保持板6と縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
力布保持板6は、ねじ6nを力布保持板6のねじ孔6h及びタング60のねじ孔60iに螺合させることにより、タング60に取り付けられている。すなわち、力布保持板6は、一端部6fが固定端、他端部6gが自由端とされている。
なお、力布保持板6は、挿通孔60hの長さよりも十分に長く形成されている。すなわち、力布保持板6を作業者が押圧したときに力布保持板6の他端部6gが挿通孔60hに引き込まれないような長さに形成されている。
また、力布保持板6は、タング60に取り付けたときに、挿通孔60hの上方に相当する部分6pを作業者が押圧したときに弾性変形するため、作業者が力布の保持・解放の操作を行う操作部は、力布保持板6における長さ方向の中央よりやや基端部寄り、すなわち、挿通孔60hの上方に相当する部分6pとなる。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
作業者が力布保持板6の操作部(挿通孔60hの上方に相当する部分)6pを下方に向けて押圧することにより、力布保持板6は、操作部6pが下方に撓み、力布保持板6の他端部6gは、挿通孔60hの側縁を支点として上方に移動する。これにより、力布保持板6の他端部6gはタング60の先端部60aから離れ、図7(c)に示すように、力布Cを挟むことができる状態になる。
作業者が操作部6pを下方に向けて押圧した状態で、タング60の先端部60aと力布保持板6の他端部6gとの間に力布を載置する。力布の載置においては、力布の約半分を先端部60aに載置し、残りの約半分を先端部60aから突出するように載置する。
そして、力布の載置後に作業者が操作部6pを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板6は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に他端部6gは、タング60の先端部60aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持板6の弾性力によりタング60の先端部60aと力布保持板6の他端部6gとで力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態4におけるボタン付けミシンによれば、タング50には力布保持板5が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング60の先端部60aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持板6は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部60aを介して折り返せるように力布を先端部60aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング60により保持された被縫製物と力布保持板6により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況(押下、解放)を変化させることで、力布保持板6は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板6の操作部6pを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板6を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態5〕
次に、実施形態5におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態5におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図8に示すように、タング70は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング70の先端部70aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部70aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部70aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング70の先端部70aには、半円形の切り欠き70bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き70bがタング70の先端部70aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング70には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング70の先端部70aを介して折り返せるように力布を先端部70aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板7が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板7は、略ハット状に形成された板材である。具体的には、力布保持板7は、ねじ7nによりタング70に固定される固定部7aと、作業者が操作をする際に力を付与する操作部7bと、タング70の先端部70aとで力布を挟んで保持する保持部7cと、を有する。ここで、操作部7bは、固定部7aに対して上方にほぼ直角に屈曲形成され、その途中で更に固定部7aの面方向と同方向に延びるようにほぼ直角に屈曲形成され、その途中で更に下方にほぼ直角に屈曲形成されて保持部7cに至る。
力布保持板7は、作業者の操作、具体的には作業者の押圧により弾性変形する弾性部材から形成されている。ここで、弾性部材としては、作業者の押圧力により力布の厚さよりも大きく変形する鋼板等の金属板であればよい。もちろん、形状記憶合金や超弾性合金等を用いてもよい。
力布保持板7は、固定部7aにおいてねじ7nによりタング70に取り付けられており、保持部7cの先端がタング70の先端部70aとほぼ面一となるように配置されている。すなわち、力布保持板7は、一端部である固定部7aが固定端、他端部である保持部7cが自由端とされている。力布保持板7の保持部7cの先端部には、半円形の切り欠き7eが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き7eが力布保持板7と縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
図8(c)に示すように、作業者が力布保持板7の操作部7bを下方に向けて押圧することにより、力布保持板7は、操作部7bが下方に撓む。操作部7bが下方に撓むことにより、固定部7aは、操作部7bとの境界を支点として上方に浮き上がろうとするが、ねじ7nによってタング70に固定されているため浮き上がることはない。また、保持部7cは、操作部7bとの境界を支点として上方に浮き上がるため、力布保持板7の保持部7cはタング70の先端部70aから離れ、図8(c)に示すように、力布Cを挟むことができる状態になる。
作業者が操作部7bを下方に向けて押圧した状態で、タング70の先端部70aと力布保持板7の保持部7cとの間に力布を載置する。力布の載置においては、力布の約半分を先端部70aに載置し、残りの約半分を先端部70aから突出するように載置する。
そして、力布の載置後に作業者が操作部7bを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板7は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に保持部7cは、タング70の先端部70aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持板7の弾性力によりタング70の先端部70aと力布保持板7の保持部7cとで力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態5におけるボタン付けミシンによれば、タング70には力布保持板7が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング70の先端部70aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持板7は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部70aを介して折り返せるように力布を先端部70aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング70により保持された被縫製物と力布保持板7により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況(押下、解放)を変化させることで、力布保持板6は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板7の操作部7bを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板7を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態6〕
次に、実施形態6におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態6におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図9に示すように、タング80は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング80の先端部80aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部80aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部80aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング80の先端部80aには、半円形の切り欠き80bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き80bがタング80の先端部80aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング80の先端部80a近傍には、力布保持板8を挿通させるための挿通孔80h,80iが形成されている。また、挿通孔80h,80iの近傍には、力布保持板8及び変換板83(後述する)をねじ8nで取り付けるためのねじ孔80k,80p,80qが形成されている。
タング80には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング80の先端部80aを介して折り返せるように力布を先端部80aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板8が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板8は、平面視略矩形状に形成された板材であり、その中央で厚さ方向に湾曲形成されている。具体的には、力布保持板8は、ねじ8nによりタング80に固定される固定部8aと、作業者が操作をする際に力を付与する操作部8bと、操作部8bに力を付与した際に付与された力を付与された方向と反対方向に出力する変換部8cと、タング80の先端部80aとで力布を挟んで保持する保持部8dと、を有する。ここで、操作部8bは、固定部8aに連続し、固定部8aの上面よりも上方に***するように湾曲形成されている。また、変換部8cは、操作部8bに連続し、固定部8aの下面よりも下方に***するように湾曲形成されている。また、保持部8dは、変換部8cに連続し、その上面が固定部8aの上面とほぼ同一平面となるように形成されている。
固定部8aには、力布保持板8をタング80に取り付けるためのねじ孔8kが形成されている。力布保持板8の保持部8dの先端部には、半円形の切り欠き8eが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き8eが力布保持板8と縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
力布保持板8は、作業者の操作、具体的には作業者の押圧により弾性変形する弾性部材から形成されている。ここで、弾性部材としては、作業者の押圧力により力布の厚さよりも大きく変形する鋼板等の金属板であればよい。もちろん、形状記憶合金や超弾性合金等を用いてもよい。
力布保持板8は、ねじ8nをねじ孔8k,80kに螺合させることよりタング80の下面側に取り付けられている。このとき、保持部8dの先端がタング80の先端部80aとほぼ面一となるように配置されている。また、力布保持板8は、操作部8bが挿通孔80iに挿通され、タング80の上面から突出し、保持部8dが挿通孔80hに挿通され、タング80の上面から突出するようにタング80に取り付けられている。すなわち、力布保持板8は、一端部である固定部8aが固定端、他端部である保持部8dが自由端とされている。
タング80には、タング80の下面とで変換部8cを挟み込む変換板83が取り付けられている。変換板83は、タング80の下面に固定される固定部81と、変換部8cが弾性変形した際に下方への移動を規制する規制部82と、を有する。固定部81には、ねじ8nを挿通するためのねじ孔83p,83qが形成されている。規制部82は、固定部81から下方に向けて屈曲形成されており、変換板83をタング80に取り付けた際に、規制部82の上面とタング80の下面との間に空間が形成されるようになっている。
変換板83は、ねじ8nをねじ孔83p,83qとタング80のねじ孔80p,80qに螺合させることにより、タング80に取り付けられている。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
作業者が力布保持板8の操作部8bを下方に向けて押圧することにより、力布保持板8は、操作部8bが下方に撓み、変換部8cは、下方への移動が変換板83の規制部82に規制されるので保持部8d側に移動する。このとき、変換部8cは、保持部8dよりも下方に位置しているため、保持部8dは、規制部82との接触面を支点として上方に移動する。これにより、力布保持板8の保持部8dはタング80の先端部80aから離れ、図9(c)に示すように、力布Cを挟むことができる状態になる。
作業者が操作部8bを下方に向けて押圧した状態で、タング80の先端部80aと力布保持板8の保持部8dとの間に力布を載置する。力布の載置においては、力布の約半分を先端部80aに載置し、残りの約半分を先端部80aから突出するように載置する。
そして、力布の載置後に作業者が操作部8bを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板8は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に保持部8dは、タング80の先端部80aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持板8の弾性力によりタング80の先端部80aと力布保持板8の保持部8dとで力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態6におけるボタン付けミシンによれば、タング80には力布保持板8が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング80の先端部80aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持板8は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部80aを介して折り返せるように力布を先端部80aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング80により保持された被縫製物と力布保持板8により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況(押下、解放)を変化させることで、力布保持板8は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板8の操作部8bを操作するだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板8を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態7〕
次に、実施形態7におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態7におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図10に示すように、タング90は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング90の先端部90aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部90aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部90aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング90の先端部90aには、半円形の切り欠き90bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き90bがタング90の先端部90aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング90には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング90の先端部90aを介して折り返せるように力布を先端部90aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持板9が設けられている。
(力布保持板)
力布保持板9は、作業者の操作、具体的には作業者の押圧により弾性変形する弾性部材としての板バネから形成されている。
力布保持板9は、一端部においてねじ9nによりタング90の上面に取り付けられている。すなわち、力布保持板9は、ねじ9nに固定されている一端部が固定端、把持部9aが形成された他端部が自由端とされている。力布保持板9の一部は、タング90から面方向に突出して形成されている。この突出部分は、作業者が力布保持板9を上方に引き上げるための把持部9aであり、力布保持板9の引き上げ動作を容易にしている。
力布保持板9の先端部9fには、半円形の切り欠き9eが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き9eが力布保持板9と縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
<力布保持板による力布の保持動作>
次に、力布保持板による力布の保持動作について説明する。
作業者が力布保持板9の把持部9aを把持して上方に向けて引き上げることにより、力布保持板9は、その先端部9fがねじ9nによる固定部を支点として上方に撓む。先端部9fが上方に撓むことにより、力布保持板9の先端部9fはタング90の先端部90aから離れ、力布を挟むことができる状態になる。
作業者が把持部9aを上方に向けて引き上げた状態で、タング90の先端部90aと力布保持板9の先端部9fとの間に力布を載置する。力布の載置においては、力布の約半分を先端部90aに載置し、残りの約半分を先端部90aから突出するように載置する。
そして、力布の載置後に作業者が把持部9aを押圧する力を解放する。これにより、力布保持板9は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に先端部9fは、タング90の先端部90aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持板9の弾性力によりタング90の先端部90aと力布保持板9の先端部9fとで力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態7におけるボタン付けミシンによれば、タング90には力布保持板9が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング90の先端部90aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持板9は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部90aを介して折り返せるように力布を先端部90aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング90により保持された被縫製物と力布保持板9により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況(押下、解放)を変化させることで、力布保持板9は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持板9の把持部9aを引き上げるだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持板9を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態8〕
次に、実施形態8におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態8におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図11に示すように、タング100は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング100の先端部100aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部100aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部100aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング100の先端部100aには、半円形の切り欠き100bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き100bがタング100の先端部100aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
タング100には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング100の先端部100aを介して折り返せるように力布を先端部100aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持バネ10が設けられている。
(力布保持バネ)
力布保持バネ10は、作業者の操作、具体的には作業者の押圧により弾性変形する弾性部材としての線状のバネ材から形成されている。
力布保持バネ10は、一端部においてねじ10nによりタング100の上面に取り付けられており、他端部がタング100から面方向に突出して形成されている。他端部は、作業者が力布保持バネ10を上方に引き上げるための把持部10aであり、力布保バネ10の引き上げ動作を容易にしている。すなわち、力布保持板10は、ねじ10nに固定されている一端部が固定端、把持部10aが形成された他端部が自由端とされている。
力布保バネ10は、ねじ10nによるタング100への取り付け位置からタング100の先端部100aに向かって直線的に延び、さらに、切り欠き100bと重なる前に屈曲され、タング100の幅方向に沿って形成されている。
<力布保持バネによる力布の保持動作>
次に、力布保持バネによる力布の保持動作について説明する。
作業者が力布保持バネの把持部10aを把持して上方に向けて引き上げることにより、力布保持バネ10は、ねじ10nによる固定部を支点として上方に撓む。力布保持バネ10が上方に撓むことにより、力布保持バネ10はタング100の先端部100aから離れ、力布を挟むことができる状態になる。
作業者が把持部10aを上方に向けて引き上げた状態で、タング100の先端部100aと力布保持バネ10との間に力布Cを載置する。力布Cの載置においては、力布Cの約半分を先端部100aに載置し、残りの約半分を先端部100aから突出するように載置する。
そして、力布Cの載置後に作業者が把持部10aを押圧する力を解放する。これにより、力布保持バネ10は、その弾性力により元の位置に復元する。この復元時に力布保持バネ10は、タング100の先端部100aの上面に載置された力布を挟み込む。これによって、力布保持バネ10の弾性力によりタング100の先端部100aと力布保持バネ10で力布を保持することができる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態8におけるボタン付けミシンによれば、タング100には力布保持バネ10が設けられているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング100の先端部100aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持バネ10は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部100aを介して折り返せるように力布を先端部100aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング100により保持された被縫製物と力布保持バネ10により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者の操作状況(押下、解放)を変化させることで、力布保持バネ10は、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化する。これにより、作業者は力布保持バネ10の把持部10aを引き上げるだけで力布の着脱を行うことができ、力布保持バネ10を操作するための別個の部材を必要としないので、部品点数を減らすことができる。
〔実施形態9〕
次に、実施形態9におけるボタン付けミシンについて説明する。なお、実施形態9におけるボタン付けミシンが実施形態1におけるボタン付けミシンと異なる点は、タング及び力布保持部材の構成であるため、これらの部分について説明し、他の共通点は同一符号を付して説明を省略する。
(タング)
図12に示すように、タング110は、アーム状に湾曲形成された部材であり、その基端部がベッド部11の先端部側の下端部にX軸方向の軸心周りに回動自在に支持されている。
また、タング110の先端部110aは、すくい縫いの際にボタンを縫着すべき布を屈曲させた状態で保持するとともに、すくい縫いの形成後に根巻き縫いを行う際に、布をすくい縫いにより形成された根糸の結節部で折り返した状態で保持する。この先端部110aは、略平板状に形成されると共にその先端に向かうに従ってその厚さが薄くなる略くさび形状に形成されている。また、先端部110aは、保持位置においてその平板面がX−Y平面に沿った状態となるように設定されている。
タング110の先端部110aには、半円形の切り欠き110bが形成されており、折り返された状態で装着された布に対するすくい縫いによるボタン縫着を行う場合に、かかる切り欠き110bがタング110の先端部110aと縫い針15との干渉を回避させる構造となっている。
また、タング110には、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともにタング110の先端部110aを介して折り返せるように力布を先端部110aとの間で保持する力布保持部材としての力布保持突起111が形成されている。
力布保持突起111は、タング110と一体成形され、タング110の上面との間に力布を保持可能な隙間Sが形成されるように先端部110aに形成されている。
なお、力布保持突起111は、タング110と一体成形されていてもよいし、別個の部材としてもよい。また、力布の厚さによって隙間Sを変化させるために、力布保持突起111をタング110と別個に形成し、ボールねじ等によりタング110の表面からの取り付け高さを変化させることができる構成としてもよい。
<力布保持突起による力布の保持動作>
次に、力布保持バネによる力布の保持動作について説明する。
力布を力布保持突起に保持させるには、力布をタング110の先端部110aの上面と力布保持突起111の下面との間に挿入し、タング110及び力布保持突起111の表面と力布との摩擦力により力布を保持させる。
なお、縫製の方法は、実施形態1と同じであるため、説明を省略する。
<作用効果>
実施形態9におけるボタン付けミシンによれば、タング110には力布保持突起111が一体成形されているので、縫い針15の上下動経路近傍において、タング110の先端部110aにより被縫製物を折り返した状態で保持する際に、力布保持突起111は、力布を被縫製物の内側に位置させて被縫製物とともに先端部110aを介して折り返せるように力布を先端部110aとの間で保持する。
これにより、ボタン保持機構25により保持されたボタンとタング110により保持された被縫製物と力布保持突起111により保持された力布をボタン付けミシンですくい縫いにより縫製することができる。よって、力布を縫製する必要がある縫製物、例えば、ボタンダウンシャツにおいても、ボタンと力布を一つのボタン付けミシンで縫製することができ、縫製の自動化を図ることができる。
また、作業者は力布を保持させる際に、力布保持突起111とタング110との間に形成された隙間Sに力布を押し込むだけでよい。
これにより、力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化させるために力布保持突起111を操作する必要がない。よって、作業者の操作負担を軽減できる。
また、力布保持突起111をタング110と一体成形することにより、力布保持突起111とタング110を同時に生産することができ、生産工程及び生産ラインを減らすことができる。また、部品点数を減らすことができるので、部品管理を容易にすることができる。
ボタン付けミシンの構成を示すブロック図。 タング周辺の構成を示す斜視図。 実施形態1における、(a)はタング及び力布保持板の上方からの斜視図、(b)はタング及び力布保持板の下方からの斜視図、(c)は力布を保持した状態でのタング及び力布保持板の上方からの斜視図、(d)は力布を保持した状態でのタング及び力布保持板の側面図。 実施形態1におけるボタン付けを行う際のタング、力布保持板、力布の状態を示す側面図である。 実施形態2における、(a)はタング及び力布保持板の分解斜視図、(b)は(a)におけるA−A断面図、(c)はB方向矢視図。 実施形態3におけるタング及び力布保持板の分解斜視図。 実施形態4における、(a)はタング及び力布保持板の分解斜視図、(b)は(a)においてタングに力布保持板を取り付けたときのC−C断面図、(c)は(b)において力布保持板を押下したときのC−C断面図。 実施形態5における、(a)はタング及び力布保持板の斜視図、(b)は(a)におけるD方向矢視図、(c)は(b)において力布保持板を押下したときのD方向矢視図。 実施形態6における、(a)はタング及び力布保持板の分解斜視図、(b)は(a)においてタングに力布保持板を取り付けたときのE−E断面図、(c)は(b)において力布保持板を押下したときのE−E断面図。 実施形態7におけるタング及び力布保持板の斜視図。 実施形態8におけるタング及び力布保持板の斜視図。 実施形態9における、(a)はタング及び力布保持板の斜視図、(b)はタング及び力布保持板の側面図。
符号の説明
1 ボタン付けミシン
3 力布保持板(力布保持部材)
3b 操作部
15 縫い針
18 ボタン保持アーム
25 ボタン保持機構
30 タング(布保持部材)
30a 先端部
34 フレーム
41 回動軸(回動支点部)
B ボタン
W 被縫製物

Claims (6)

  1. 上下動する縫い針の下方でボタンの保持を行うボタン保持機構と、
    このボタン保持機構により保持されたボタンの下方で、後方に向かって前記縫い針の上下動経路近傍まで延出された先端部により被縫製物を折り返した状態で保持する布保持部材と、
    この布保持部材に対して前記縫い針の上下動方向と交差する方向に相対移動する布移動機構と、
    下降した縫い針から縫い糸を捕捉してループを形成するルーパと、を備え、
    前記布保持部材に保持された被縫製物の折り返し部分に前記縫い針を上下動させて前記ボタン保持機構により保持されたボタンを縫い付けるボタン付けミシンにおいて、
    前記布保持部材には、力布を前記被縫製物の内側に位置させて前記被縫製物とともに前記先端部を介して折り返せるように前記力布を前記先端部との間で保持する力布保持部材が設けられていることを特徴とするボタン付けミシン。
  2. 前記力布保持部材は、作業者が操作を行う操作部を有し、
    前記力布保持部材は、前記操作部の操作状況に応じて、前記力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化することを特徴とする請求項1に記載のボタン付けミシン。
  3. 前記力布保持部材は、前記布保持部材に回動自在に取り付けられる回動支点部を有し、
    前記力布保持部材は、前記操作部の操作状況に応じて、前記回動支点部を支点に回動して前記力布を保持する姿勢と保持した力布を解放する姿勢とに変化することを特徴とする請求項2に記載のボタン付けミシン。
  4. 前記力布保持部材は、作業者の操作により弾性変形する弾性部材から形成され、
    前記力布保持部材は、一端が前記布保持部材に固定され、他端が自由端とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボタン付けミシン。
  5. 前記力布保持部材は、前記力布を保持可能な隙間が形成されるように前記布保持部材の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のボタン付けミシン。
  6. 前記力布保持部材と前記布保持部材を一体成形したことを特徴とする請求項5に記載のボタン付けミシン。
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