JP4765416B2 - 画像処理装置及び画像記憶方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置に関し、特に、画像データを暗号化して記憶する技術に関する。
近年の画像処理装置、例えば、多機能デジタル複合機(Multi Function Peripherals)等では、画像データを大量に記憶するために、不揮発性の記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)を内蔵するものが開発されている。
ここで、HDDが使用者によって廃棄される場合や、あるいは悪意のある者に故意に取り外された場合等、HDDに保存している画像データに関する情報が外部に流出するおそれがある。
そこで画像データに関する情報の流出を防止するために、画像データを暗号化処理した後にHDDに記憶する技術が提案されている。
特開2005−086582号公報
しかしながら、画像データの暗号化処理の最中には処理負荷がかかるので、その処理に割り当てられた分だけ画像処理装置の処理能力が一時的に低下するという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、処理能力が低下することを抑制可能な画像処理装置を提供することを目的としている。
そこで、本発明に係る画像処理装置は、暗号化された画像データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置であって、画像データをJBIG圧縮する圧縮手段と、JBIG形式以外の圧縮画像データを、JBIG形式の画像データに変換する変換手段と、画像データの全領域を暗号化する全領域暗号化手段と、JBIG圧縮された画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化する先頭領域暗号化手段と、JBIG形式以外の画像データについて、前記全領域暗号化手段によって暗号化する第1の処理に要する時間と、前記変換手段によってJBIG形式の画像データに変換した後に前記先頭領域暗号化手段によって暗号化する第2の処理に要する時間とを比較してより所要時間の短い処理を判定する判定手段と、を備え、前記第1の処理又は前記第2の処理のうち、前記判定手段により所要時間が短いと判定された処理を実行することを特徴としている。
上記の構成では、画像データの全領域を暗号化するのではなく、JBIG圧縮されてプレーン構成をなしている画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化することにより、画像データのセキュリティを確保しつつ、暗号化処理に要する時間を短縮することができる。これにより、暗号化処理に伴って画像処理装置の処理能力が低下することを抑制することができる。
また、JBIG形式以外の圧縮画像データを、JBIG形式の画像データに変換する変換手段を備え、前記先頭領域暗号化手段は、前記変換手段によってJBIG形式に変換された画像データを暗号化することとしている。これにより、JBIG形式以外の画像データについても、暗号化処理に要する時間を短縮することができる。
また、画像データの全領域を暗号化する全領域暗号化手段と、JBIG形式以外の画像データについて、前記全領域暗号化手段によって暗号化する第1の処理に要する時間と、前記変換手段によってJBIG形式の画像データに変換した後に前記先頭領域暗号化手段によって暗号化する第2の処理に要する時間とを比較してより所要時間の短い処理を判定する判定手段とを備え、前記第1の処理又は前記第2の処理のうち、前記判定手段により所要時間が短いと判定された処理を実行することとしている。これにより処理に要する時間が短い方の処理が実行され、処理負荷が軽減されるので、画像処理装置の処理能力が低下することを抑制できる。
また、本発明の画像処理装置において、画像データの全領域を暗号化する全領域暗号化手段と、ユーザからセキュリティレベルの入力を受け付ける受付手段とをさらに備え、前記全領域暗号化手段は、前記受付手段が受け付けたセキュリティレベルが通常よりも高い場合に画像データを暗号化することが望ましい。ユーザの入力により受け付けたセキュリティレベルが高い場合には、画像データの全領域を暗号化処理することによって、画像データのセキュリティを確保することができる。
ここで、画像データの全領域を暗号化する全領域暗号化手段を備え、前記先頭領域暗号化手段は、受け付けた処理ジョブが、画像データを第1のセキュリティレベルで前記記憶装置に記憶すべきジョブである場合に、画像データを暗号化し、前記全領域暗号化手段は、受け付けた処理ジョブが、画像データを第1のセキュリティレベルよりも高い第2のセキュリティレベルで前記記憶装置に記憶すべき高セキュリティジョブの場合に、画像データを暗号化することが望ましい。高セキュリティジョブの場合には、画像データの全領域を暗号化することによって、当該画像データのセキュリティを高めることができる。また、高セキュリティジョブよりもセキュリティレベルが低い場合には、画像データの各プレーンの先頭領域のみを暗号化することにより、画像データのセキュリティを確保しつつ、暗号化処理に要する時間を短縮することができるので、画像処理装置の処理能力が低下することを抑制できる。
また、前記高セキュリティジョブは、親展プリントジョブであることが望ましい。親展プリントジョブは、通常、機密性の高い文書を印刷する際に利用されるので、当該文書ファイルを記憶装置に記憶する際には、高いセキュリティの暗号化処理を施すことが適当である。そこで、親展プリントジョブについては、画像データの全領域を暗号化することによって、機密性の高い文書のセキュリティを確保することができる。
ここで、JBIG形式の画像データであって、各プレーンのうち伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみが暗号化された画像データを復号化する復号化手段をさらに備えることが望ましい。これにより、JBIG圧縮され、各プレーンの先頭領域のみが暗号化された画像データを復号化することができる。
本発明に係る画像記憶方法は、画像データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置で実行される画像記憶方法であって、JBIG形式以外の画像データについて、画像データの全領域を暗号化する第1の処理に要する時間と、JBIG形式の画像データに変換した後に、JBIG圧縮された画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化する第2の処理に要する時間とを比較して、より所要時間の短い処理を判定する判定ステップと、前記第1の処理又は第2の処理のうち、前記判定ステップにおいて所要時間が短いと判定された処理を実行する暗号化ステップと、暗号化された画像データを前記記憶装置に記憶する記憶ステップとを含むことを特徴としている。
上記の方法では、JBIG形式以外の画像データについて、画像データの全領域を暗号化する第1の処理に要する時間と、JBIG形式の画像データに変換した後に、JBIG圧縮された画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化する第2の処理に要する時間とを比較してより所要時間の短い処理を判定する判定ステップと、前記第1の処理又は第2の処理のうち、前記判定ステップにおいて所要時間が短いと判定された処理を実行する暗号化ステップと、暗号化された画像データを前記記憶装置に記憶する記憶ステップとが実行される。これにより画像データのセキュリティを確保しつつ、暗号化処理に要する時間を短縮することができる。
また、ユーザからセキュリティレベルの入力を受け付ける受付ステップを、前記判定ステップの前に実行し、前記受付ステップで受け付けたセキュリティレベルが第1のレベルの場合には、前記判定ステップを実行し、前記受付ステップで受け付けたセキュリティレベルが前記第1のレベルより高い第2のレベルである場合には、前記判定ステップを実行せずに、画像データの全領域を暗号化するステップを実行することが望ましい。ユーザの入力により受け付けたセキュリティレベルが高い場合には、画像データの全領域を暗号化処理することによって、画像データのセキュリティを確保することができる。
また、画像データに要求されているセキュリティレベルが第1のレベルである場合には、前記判定ステップを実行し、画像データに要求されているセキュリティレベルが前記第1のレベルよりも高い第2のレベルである場合には、前記判定ステップを実行せずに、画像データの全領域を暗号化するステップを実行することが望ましい。これにより、セキュリティレベルが第2のレベルである場合には、画像データの全領域を暗号化することによって、当該画像データのセキュリティを高めることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像処理装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、画像処理装置の構成を示す図である。画像処理装置としての多機能デジタル複合機(Multi Function Peripherals、以下、「MFP」という。)1は、スキャナ部11と、印刷出力部13と、操作部15と、ハードディスクドライブ(HDD)17と、制御部20とを備える。
スキャナ部11は、セットされた原稿の画像を読み取る公知の装置である。
印刷出力部13は、インクジェット方式やレーザー方式等で、画像データをプリントする公知の装置である。
操作部15は、例えば液晶タッチパネルからなる表示パネル及びテンキー等を備えている。表示パネル上の仮想ボタン及びテンキー等が押下されると、その情報が制御部20のCPU21に伝達される。また、本実施の形態では、操作部15は、ユーザからセキュリティレベルの入力を受け付けるセキュリティレベル入力ボタン16を備える。セキュリティレベルは、ユーザによるセキュリティレベル入力ボタン16の押下によって、HighレベルとNomalレベルとに切り替えられる。
HDD17は、画像データを保存するための不揮発性の記憶装置である。
制御部20は、主な構成要素として、CPU21、ROM22、RAM23、圧縮・伸張部24、暗号化・復号化部25、インターフェース26を備えている。
ROM22は、スキャナ部11における原稿読取動作に関するプログラムや、読み取った画像データをHDD17に格納する動作に関するプログラム等を記憶している。
CPU21は、ROM22から必要なプログラムを読み出して、タイミングを計りながら各種動作を統一的に制御して円滑な動作を実行させる。
RAM23は、揮発性のメモリであって、CPU51におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
圧縮・伸張部24は、画像データを圧縮・伸張する機能を有しており、本例では、JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)方式及びJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で画像データを圧縮・伸張することができる。
暗号化・復号化部25は、画像データを暗号化・復号化する機能を有しており、例えばRC4(Ron's Code 4)にしたがって暗号化処理を行う。また、暗号化・復号化する際に利用される鍵は、ROM22に予め格納されている。
インターフェース26は、LANや電話回線等のネットワークと接続するためのインターフェースである。
つぎに、MFP1の動作について説明する。MFP1の動作としては、コピージョブ、スキャンジョブ、プリントジョブ等がある。
コピージョブでは、スキャナ部11で読み取った画像を印刷出力部13でプリント出力する。スキャンジョブでは、スキャナ部11で読み取った画像を、例えばネットワークを通じて他の端末へ出力する。プリントジョブでは、ネットワークで接続されている端末から画像データを受け付けて、当該画像データを印刷出力部13でプリント出力する。
各処理ジョブにおいてMFP1に入力される画像データは、非圧縮データである。入力された画像データは全て、圧縮された後に暗号化処理がなされてHDD17に記憶される。
つづいて、JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)について説明する。JBIGは、ITU−T勧告T.82、ISO/IEC標準11544、JIS標準X4311で規定されている。
図2は、JBIG圧縮された画像データの一つの色成分のデータを示す構成図である。図2に示すように、JBIG圧縮された画像データは、プレーン構成をなしている。画像データがカラーの場合、画像を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色で表すと、各色は3つのプレーンで構成されるので、合計9プレーンのデータとなる。
ここで、JBIGでは、画像データはビット列で圧縮されるので、画像データを伸張する際には、画像データは各プレーンのうち、先頭のデータから順に伸張していく必要がある。
そのため、画像データの各プレーンのうち、伸張する際に最初に読み出される先頭領域(図2の斜線部で表される領域)を暗号化すると、当該先頭領域における暗号が復号されない限り、画像データは正確に伸張されることはない。
本発明者らはこの点に着目して、MFP1の処理能力の低下を抑制することに想到した。
すなわち、JBIG圧縮された画像データを暗号化してHDDに記憶する際、従来は、画像データの全領域を暗号化していたために暗号化処理に時間を要していたが、本実施の形態では、画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化することによって、暗号化処理に要する時間を短縮することができる。これにより、暗号化処理に伴ってMFP1の処理能力が一時的に低下することを抑制することができる。
なお、先頭領域のみを暗号化するとは、具体的には、各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭のデータを含めて少なくとも1バイト、好ましくは、2〜3バイト程度のデータのみを暗号化することを意味する。
また、各プレーンの先頭位置は、各プレーンの終端部において配列される終端マーカ情報「ff02」に基づいて検知することができる。つまり、図2に示すように、プレーン1の終端部には終端マーカ情報「ff02」が配列されており、プレーン2の先頭データは、この終端マーカ情報「ff02」の次から該当することがわかる。プレーン3の先頭データも同様に、プレーン2における終端マーカ情報「ff02」に基づいて検知することができる。
つづいて図3を参照しながら、MFP1において、各ジョブとともに入力された画像データをHDDに記憶するまでの処理について説明する。図3は、MFP1において、画像データを暗号化してHDDに記憶するまでの処理を示すフローチャートである。
はじめに、MFP1は、ジョブを受け付けると(S101:Yes)、現在設定されているセキュリティレベルを確認する(S102)。なおセキュリティレベルは、ユーザの入力によって設定され、セキュリティレベルが高いHighモード、又はセキュリティレベルが通常であるNomalモードに切り替えられる。
セキュリティレベルがNomalモードの場合(S102:No)、受け付けた処理ジョブが親展プリントジョブであるか否かを判断する(S103)。
受け付けた処理ジョブが親展プリントジョブでない場合には(S103:No)、入力された画像データがJPEG形式であるか否かを判定する(S104)。
入力された画像データがJPEG形式でない場合(S104:No)には、入力された非圧縮画像データをJBIG圧縮した後(S107)、各プレーンの先頭領域のみを暗号化する(S108)。そして、暗号化された画像データをHDD17に記憶する(S110)。
ステップS108では、画像データの全領域を暗号化するのではなく、JBIG圧縮された画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化している。これにより画像データの全領域を暗号化する場合と比較して、暗号化処理に要する時間を短縮することができ、暗号化処理にともなってMFPの処理能力が一時的に低下するのを抑制することができる。
図4は、画像管理データの構成を示す図である。画像管理データには、圧縮データ開始アドレス、圧縮データサイズ、圧縮データ形式、及び暗号化形式に関する情報が、一つのジョブに対してページ毎に分けて格納されている。なお、暗号化形式に関す情報には、データの先頭から何ビットまでが暗号化されたものかを示す情報が含まれている。画像管理データは、画像データが圧縮及び暗号化される毎に作成され、HDD17へ記憶される(S110)。当該画像管理データは、圧縮・暗号化された画像データの管理に用いられ、HDD17から画像データを読み出して、暗号の復号化、データを伸張する際に利用される。
ステップS104に戻って、入力された画像データがJPEG形式である場合(S104:Yes)について説明する。なお、入力された画像データがJPEG形式である場合としては、他の端末からネットワークを通じて、JPEG形式の画像データファイルが転送されてきたとき等が該当する。
ステップS104がYesの場合、JPEG形式のままで画像データの全領域を暗号化する処理(以下、「第1の処理」という。)に要する時間と、JPEG形式の画像データをJBIG形式の画像データに変換した後に各プレーンの先頭領域のみを暗号化する処理(以下、「第2の処理」という。)に要する時間とを比較して、より所要時間の短い方の処理を判定する(S105)。
なお、入力された画像データについての第1の処理に要する時間は、所定容量であるJPEG形式の画像データについて、全領域を暗号化するのに要する時間を予め算出しておき、その算出データに基づいて求める。
また、入力された画像データについての第2の処理に要する時間は、所定容量であるJPEG形式の画像データを伸張した後、JBIG圧縮するのに要する時間と、JBIG圧縮された画像データの各プレーンの先頭領域のみを暗号化するのに要する時間とを予め算出しておき、その算出データに基づいて求める。
第1の処理よりも第2の処理の方が所要時間が短い場合(S105:Yes)には、第2の処理を実行する。すなわち、JPEG形式の画像データを伸張して(S106)、JBIG圧縮する(S107)ことにより、JPEG形式の画像データをJBIG形式の画像データに変換した後、各プレーンのうち、伸張する際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化する(S108)。そして、画像管理データとともに、暗号化された画像データをHDD17に記憶する(S109、S110)。
第2の処理よりも第1の処理の方が所要時間が短い場合(S105:No)には、第1の処理を実行する。すなわち、画像データをJPEG形式のままで、画像データの全領域を暗号化処理する(S113)。そして、画像管理データとともに、暗号化された画像データをHDDへ記憶する(S109、S110)。
上述のように第1の処理に要する時間と第2の処理に要する時間とを比較して、より所要時間の短い方の処理を実行することにより、CPU21の処理負荷が軽減されることになるので、MFP1の処理能力が低下することを抑制できる。
ステップS102に戻って、MFP1において、画像データのセキュリティレベルがHighモードに設定されているとき(S102:Yes)には、入力された画像データが非圧縮データであるか否かを判定する(S111)。
入力された画像データが、圧縮データである場合には(S111:No)、そのままの形式で画像データの全領域を暗号化する(S113)。入力された画像データが非圧縮データである場合には(S111:Yes)、JBIG圧縮してから(S112)、画像データの全領域を暗号化する(S113)。
このように、ユーザからセキュリティレベルの入力を受け付けて、セキュリティレベルがHighモードのときには画像データの全領域を暗号化処理してHDDに記憶することによって、画像データのセキュリティを確保することができる。
ステップS102に戻って、セキュリティレベルがNomalモードで(S102:No)、処理ジョブが親展プリントジョブであるとき(S103:Yes)には、入力された画像データが非圧縮データであるか否かを判定する(S111)。
入力された画像データが、圧縮データである場合には(S111:No)、そのままの形式で画像データの全領域を暗号化する(S113)。入力された画像データが非圧縮である場合には(S111:Yes)、JBIG圧縮して(S112)から、画像データの全領域を暗号化する(S113)。
親展プリントジョブは、通常、機密性の高い画像データを印刷する際に利用されるので、当該画像データをHDDに記憶する際には、高いセキュリティの暗号化処理を施すことが適当である。そこで、上記のように、親展プリントジョブの場合に、画像データの全領域を暗号化してセキュリティを高めてHDDに記憶することにより、機密性の高い画像データのセキュリティを確保することができる。
ステップS113でデータの全領域が暗号化された画像データは、画像管理データとともにHDD17に記憶される(S109、S110)。
以上説明したように、本実施の形態では、通常のセキュリティで十分である画像データについては、JBIG圧縮された画像データの先頭領域のみを暗号化してHDD17に記憶する構成としているので、画像データのセキュリティを確保しつつ、暗号化処理に要する時間を短縮することができ、MFP1の処理能力が一時的に低下するのを抑制することができる。
また、高いセキュリティが必要な画像データについては、画像データの全領域を暗号化してHDD17に記憶する構成としているので、さらに画像データのセキュリティが確保される。
図5は、HDD17に記憶された画像データを読み出す際の処理を示すフローチャートである。
はじめに、画像データをHDD17からRAM23に読み出す(S201)。当該画像データに対応する画像管理データを参照して(S202)、読み出した画像データが、JBIG圧縮されて各プレーンの先頭領域のみが暗号化されているのか、あるいは、データの全領域が暗号化されているのかを判別する(S203)。
先頭領域のみが暗号化されている場合には(S203:Yes)、先頭領域のみを復号化し(S204)、全領域が暗号化されている場合には(S203:No)、全領域を復号化する処理を実行する(S205)。
そして、JBIG伸張が必要な場合には(S206:Yes)、JBIG伸張する(S207)。さらにJPEG圧縮が必要な場合には(S208:Yes)、JPEG圧縮する(S209)。そして、所定の形態で画像データを出力する(S210)。
なお、JBIG伸張が不要な場合とは、JBIG圧縮された画像データをそのままファクシミリ送信する場合等である。JBIG伸張してJPEG圧縮が必要な場合とは、例えば、画像データをLAN等のネットワークを介して、画像データファイルとして外部の端末に送信する場合等である。
なお、本発明は、画像処理装置に限られず、画像処理方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、当該プログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
また、上記プログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。したがって、上記した記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに所定の処理を専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記の実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記においては、受け付けた処理ジョブが親展プリントジョブである場合に、画像データの全領域を暗号化処理してHDD17へ記憶する構成としているが、受け付けた処理ジョブが親展プリント以外のジョブであっても、画像データの全領域を暗号化処理する構成としてもよい。例えば、複数種あるジョブのうち、画像データを高いセキュリティでHDD17に記憶すべきジョブをユーザが設定できる構成として、設定されたジョブについては、画像データの全領域を暗号化処理するようにしてもよい。
(2)上記においては、説明を簡単にするために、MFP1に入力される画像データが、非圧縮データである場合と、JPEG形式のデータである場合について述べているが、入力される画像データがPDF形式等であってもよい。この場合、上述したJPEG形式の画像データの場合と同様に処理する構成とすればよい。
本発明は、画像データをHDDに記憶する画像処理装置に広く適用することができる。また、本発明は、処理能力が一時的に低下すること抑制可能な画像処理装置を提供することができるので、その産業的利用価値は極めて高い。
画像処理装置の構成を示す図である。 JBIG圧縮された画像データの一つの色成分のデータを示す構成図である。 MFPにおいて、画像データを暗号化してHDDに記憶するまでの処理を示すフローチャートである。 画像管理データの構成を示す図である。 HDDに記憶された画像データを読み出す際の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 MFP(画像処理装置)
11 スキャナ部
13 印刷出力部
15 操作部
16 セキュリティレベル入力ボタン
20 制御部
24 圧縮・伸張部
25 暗号化・復号化部
26 インターフェース

Claims (8)

  1. 暗号化された画像データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置であって、
    画像データをJBIG圧縮する圧縮手段と、
    JBIG形式以外の圧縮画像データを、JBIG形式の画像データに変換する変換手段と、
    画像データの全領域を暗号化する全領域暗号化手段と、
    JBIG圧縮された画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化する先頭領域暗号化手段と
    JBIG形式以外の画像データについて、前記全領域暗号化手段によって暗号化する第1の処理に要する時間と、前記変換手段によってJBIG形式の画像データに変換した後に前記先頭領域暗号化手段によって暗号化する第2の処理に要する時間とを比較してより所要時間の短い処理を判定する判定手段と、
    を備え、
    前記第1の処理又は前記第2の処理のうち、前記判定手段により所要時間が短いと判定された処理を実行すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. ーザからセキュリティレベルの入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    記受付手段が受け付けたセキュリティレベルが通常よりも高い場合には、前記判定手段による判定を実行することなく、前記全領域暗号化手段により画像データを暗号化すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. け付けた処理ジョブが、画像データを第1のセキュリティレベルで前記記憶装置に記憶すべきジョブであるか、第1のセキュリティレベルよりも高い第2のセキュリティレベルで前記記憶装置に記憶すべき高セキュリティジョブであるかを判断する判断手段をさらに備え、
    前記判断手段が、受け付けた処理ジョブが高セキュリティジョブであると判断した場合には、前記判定手段による判定を実行することなく、前記全領域暗号化手段により画像データを暗号化すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記高セキュリティジョブは、親展プリントジョブであること
    を特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  5. JBIG形式の画像データであって、各プレーンのうち伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみが暗号化された画像データを復号化する復号化手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 画像データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置で実行される画像記憶方法であって、
    JBIG形式以外の画像データについて、画像データの全領域を暗号化する第1の処理に要する時間と、JBIG形式の画像データに変換した後に、JBIG圧縮された画像データの各プレーンのうち、伸張される際に最初に読み出される先頭領域のみを暗号化する第2の処理に要する時間とを比較して、より所要時間の短い処理を判定する判定ステップと、
    前記第1の処理又は第2の処理のうち、前記判定ステップにおいて所要時間が短いと判定された処理を実行する暗号化ステップと、
    暗号化された画像データを前記記憶装置に記憶する記憶ステップと
    を含むことを特徴とする画像記憶方法。
  7. 前記判定ステップの前に、ユーザからセキュリティレベルの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで受け付けたセキュリティレベルが第1のレベルの場合には、前記判定ステップを実行し、
    前記受付ステップで受け付けたセキュリティレベルが前記第1のレベルより高い第2のレベルである場合には、前記判定ステップを実行せずに、画像データの全領域を暗号化するステップを実行すること
    を特徴とする請求項記載の画像記憶方法。
  8. 画像データに要求されているセキュリティレベルが第1のレベルである場合には、前記判定ステップを実行し、
    画像データに要求されているセキュリティレベルが前記第1のレベルよりも高い第2のレベルである場合には、前記判定ステップを実行せずに、画像データの全領域を暗号化するステップを実行すること
    を特徴とする請求項記載の画像記憶方法。
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