JP2009187535A - サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009187535A
JP2009187535A JP2008313204A JP2008313204A JP2009187535A JP 2009187535 A JP2009187535 A JP 2009187535A JP 2008313204 A JP2008313204 A JP 2008313204A JP 2008313204 A JP2008313204 A JP 2008313204A JP 2009187535 A JP2009187535 A JP 2009187535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
print command
command data
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008313204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009187535A5 (ja
Inventor
Koji Yamamoto
山本  幸司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008313204A priority Critical patent/JP2009187535A/ja
Priority to US12/318,730 priority patent/US8305613B2/en
Publication of JP2009187535A publication Critical patent/JP2009187535A/ja
Publication of JP2009187535A5 publication Critical patent/JP2009187535A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】サーバと画像形成装置との間のネットワークトラフィックの軽減を図ること。
【解決手段】この発明にかかる画像処理システム100は、サーバ110と、画像形成装置120と、クライアントPC130と、シンクライアントPC140と、がそれぞれネットワーク150を介して接続されている。クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)は、ネットワーク150を介してサーバ110に印刷指示を送る。シンクライアント環境では、このサーバ110と画像形成装置120との間のネットワークが非常に狭帯域であることが想定される。そこで、この発明では、比較的容量の大きい印刷命令データは、全体を圧縮処理してサーバ110から画像形成装置120へ送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は、シンクライアント環境にあっても、スムーズな印刷環境を提供するサーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
近年、セキュリティニーズの高まりによりセキュアなデスクトップ環境を実現したいといった要望から、シンクライアントシステムが注目されている。シンクライアントシステムとは、クライアント端末には最低限の機能しか持たせず、サーバ側でアプリケーションやファイルなどの資源を管理するシステムの総称である。このシンクライアントシステムでは、全てのリソースをサーバ側で管理しているため、画像印刷を実行する際には、ネットワークを介してサーバ側からプリンタ側へ印刷命令データを転送し印刷処理を実行することになる。
ところで、近年、印刷品質の向上が要求されるにつれて、印刷命令データの容量が増大する傾向が続いている。そこで、容量の大きい印刷命令データを取り扱う場合に、ネットワーク内においても、効率的な印刷命令データの送受信が望まれている。そこで、ネットワークトラフィックを軽減するため印刷命令データを圧縮しデータ容量を縮小し、プリンタ側で圧縮データを伸張し印刷を行うソリューションが提案されている(たとえば、特許文献1,2を参照)。
特開2002−292943号公報 特開2002−240368号公報
図16は、従来の画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である(特許文献1に記載のもの)。この装置は、プリンタ内に受信バッファ1401とイメージバッファ1402とを結ぶ伝送路上に設けられた圧縮イメージデータ伸張処理部1403を介するデータ転送と、圧縮イメージデータ伸張処理部1403を介さないデータ転送を行うことができる。このため、受信した印刷命令データが圧縮されたデータか否か、またデータ容量の大きさによって最適なデータ転送路を選択し、各バッファ間におけるデータ転送に対するCPUの関与を軽減させることができるという利点がある。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、データの圧縮はデータ容量の大きいイメージデータのみにしか適用されておらず、文字を含む印刷命令データ全てに適用されているわけではない。命令解釈部1404に入る前段階、要はグラフィック、文字、PJL(Printer Job Language)言語などを含む印刷命令データ全てを圧縮していないため、たとえば文字データのみの印刷命令データだと無圧縮のままデータ転送されることになる。シンクライアント環境にてスムーズな印刷環境を提供するためには、サーバ側からプリンタ側に転送するデータを圧縮してデータ容量を小さくし、ネットワークトラフィックを軽減するということが必要である。このため、適用範囲がイメージデータだけでは、シンクライアント環境下にてスムーズな印刷環境を提供することが困難であるという問題があった。
また、特許文献2に記載の装置では、上位装置からの任意の圧縮ファイル形式で記述された静止画像を入力情報とし、前記入力情報をビットマップに展開し、作像エンジンに出力する装置であって、前記入力情報における任意の圧縮ファイル形式に対応して前記入力情報を伸張することができる。
しかしながら、この特許文献2に記載された装置は、高精細静止画像を高速に印刷することを目的としたもので、シンクライアント環境下での印刷処理については何も検討されていない。したがって、シンクライアント環境下にてスムーズな印刷環境を提供するものではない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、サーバと画像形成装置との間のネットワークトラフィックを軽減させ、効率よく印刷命令データの送受信が行えるサーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
また、画像形成装置側での印刷処理の効率を向上させ、短い時間で印刷処理を実行することが可能な画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することも、この発明の目的である。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるサーバは、ネットワークとの接続が可能であり、印刷命令データを生成する印刷命令データ生成手段と、前記印刷命令データ生成手段で生成された印刷命令データ全体に対して暗号化処理を施す暗号化手段と、前記印刷命令データ生成手段で生成された印刷命令データ、または前記暗号化手段により暗号化された印刷命令データ全体に対して圧縮処理を行う圧縮処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかるサーバは、請求項1に記載の発明において、前記印刷命令データに対する暗号化処理の必要性を判定する第1の判定手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかるサーバは、請求項1または2に記載の発明において、前記印刷命令データに対する圧縮処理の必要性を判定する第2の判定手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる画像形成装置は、ネットワークとの接続が可能であり、受信した印刷命令データを一時的に記憶する第1のバッファと、前記印刷命令データに圧縮処理が施されているか否かを判定する圧縮データ判定手段と、圧縮された印刷命令データを伸張する圧縮データ伸張処理手段と、前記圧縮データ伸張処理手段によって伸張されたデータを一時的に記憶する第2のバッファと、前記印刷命令データを展開する命令解釈手段と、前記第1のバッファに記憶された前記印刷命令データを前記圧縮データ伸張処理手段または前記命令解釈手段のいずれかに伝送することを決定する伝送路決定手段と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる画像形成装置は、請求項4に記載の発明において、前記第1のバッファから前記圧縮データ伸張処理手段を介して前記第2のバッファへ続くデータ伝送路を備えていることを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる画像形成装置は、請求項4または5に記載の発明において、前記第1のバッファから前記命令解釈手段へ続くデータ伝送路を備えていることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる画像形成装置は、請求項4〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記圧縮データ判定手段が、受信した印刷命令データのマジックナンバから圧縮形式を判定することを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる画像形成装置は、請求項4〜7のいずれか一つに記載の発明において、前記印刷命令データが暗号化されているか否かを判定する暗号化データ判定手段と、前記暗号化データ判定手段の判定に基づき、暗号化された印刷命令データを復号する暗号化データ復号処理手段と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる画像形成装置は、請求項8に記載の発明において、前記圧縮データ伸張処理手段および前記暗号化データ復号処理手段が、いずれも複数備えられていることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる画像形成装置は、請求項4〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記第1のバッファおよび前記第2のバッファがいずれも複数のバッファからなり、前記複数のバッファにはそれぞれ所定のIDが付与されており、前記伝送路決定手段が、ID管理テーブルに基づいて前記複数のバッファに付与されたIDを管理し当該IDを指定することで前記印刷命令データを経由させるバッファを決定することを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる画像形成装置は、請求項10に記載の発明において、前記伝送路決定手段が、前記印刷命令データのジョブ優先度を判定し、当該ジョブ優先度の順に前記印刷命令データの処理が実行できるように、前記印刷命令データを経由させるバッファを決定することを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる画像形成装置は、請求項4〜11のいずれか一つに記載の発明において、前記圧縮データ伸張処理手段が、破損した前記印刷命令データを検出することを特徴とする。
また、請求項13の発明にかかる画像形成装置は、請求項12に記載の発明において、前記圧縮データ伸張処理手段が、破損した前記印刷命令データを検出すると、前記命令解釈手段にキャンセル要求を送信し、前記命令解釈手段の動作を停止させることを特徴とする。
また、請求項14の発明にかかる画像形成装置は、請求項12または13に記載の発明において、前記圧縮データ伸張処理手段が、破損した前記印刷命令データを検出すると、当該印刷命令データをクリアすることを特徴とする。
また、請求項15の発明にかかる画像処理システムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載のサーバと、請求項4〜14のいずれか一つに記載の画像形成装置と、前記サーバから前記画像形成装置への印刷命令データの送信を制御するクライアントPCまたはシンクライアントPCと、を備えていることを特徴とする。
また、請求項16の発明にかかる画像処理方法は、請求項15に記載の画像処理システムにおいて実行される画像処理方法であって、前記サーバにおいて前記画像形成装置へ送信する印刷命令データ全体の圧縮処理を行うデータ圧縮処理工程と、前記画像形成装置において受信した印刷命令データが圧縮処理されているか否かを判定するデータ圧縮判定工程と、前記データ圧縮判定工程の結果に基づき、前記画像形成装置内における前記印刷命令データの処理効率を向上させるように、前記印刷命令データの伝送路を決定するデータ伝送路決定工程と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項17の発明にかかる画像処理方法は、請求項16に記載の発明において、前記データ圧縮判定工程が、受信した印刷命令データからマジックナンバを読み出すマジックナンバ読出工程と、前記マジックナンバ読出工程で読み出されたマジックナンバがデータの圧縮形式を示すコードと一致するか否かを判定するデータ圧縮形式判定工程と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項18の発明にかかる画像処理方法は、請求項16または17に記載の発明において、前記データ圧縮判定工程において前記印刷命令データが圧縮処理されていると判定された場合は、前記データ伝送路決定工程で前記印刷命令データを伸張させる前記圧縮データ伸張処理手段が配置されている伝送路を選択することを特徴とする。
また、請求項19の発明にかかる画像処理方法は、請求項16〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記サーバにおいて前記画像形成装置へ送信する印刷命令データ全体の暗号化処理を行うデータ暗号化工程と、前記画像形成装置において受信した印刷命令データが暗号化処理されているか否かを判定するデータ暗号化判定工程と、を備え、前記データ伝送路決定工程は、前記データ暗号化判定工程の結果に基づき、前記画像処理装置内における前記印刷命令データの処理効率を向上させるように、前記印刷命令データの伝送路を決定することを特徴とする。
また、請求項20の発明にかかる画像処理方法は、請求項19に記載の発明において、前記データ暗号化判定工程において前記印刷命令データが暗号化処理されていると判定された場合は、前記データ伝送路決定工程で前記印刷命令データを復号させる前記暗号化データ復号処理手段が配置されている伝送路を選択することを特徴とする。
また、請求項21の発明にかかる画像処理プログラムは、請求項16〜20のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明にかかるサーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムによれば、容量の大きいイメージデータのみではなく、グラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ全てを圧縮して送信するので、サーバと画像形成装置との間のネットワークトラフィックを軽減させ、効率よく印刷命令データの送受信が行えるという効果を奏する。
また、この発明にかかるサーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムによれば、特に、前記画像形成装置側で、圧縮データと非圧縮データの伝送路を区分し、双方のデータを効率的に処理可能にしたので、画像形成装置における印刷処理の効率を向上させ、短い時間で印刷処理を実行することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかるサーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(画像処理システムの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる画像処理システムの全体構成を示す図である。この画像処理システム100は、サーバ110と、画像形成装置(プリンタ)120と、クライアントPC130と、シンクライアントPC140と、がそれぞれネットワーク150を介して接続されている。クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)は、ネットワーク150を介してサーバ110に印刷指示を送る。シンクライアント環境では、このサーバ110と画像形成装置120との間のネットワークが非常に狭帯域であることが想定される。この発明では、比較的容量の大きい印刷命令データは全体を圧縮して送信している。
(サーバの機能的構成)
図2は、この発明の実施の形態にかかるサーバの機能的構成を示すブロック図である。このサーバ110は、格納部201と、印刷命令データ生成部202と、第1の判定部203と、暗号化部204と、第2の判定部205と、圧縮処理部206と、を備えている。
格納部201は、印刷データを格納する。印刷命令データ生成部202は、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)から送られてきた印刷命令に従い、格納部201から取り出した印刷データに対し所定の情報を含むヘッダ、フッタを付加し、印刷命令データを生成する(印刷命令データの詳細は後述する)。第1の判定部203は、前記印刷命令データに対する暗号化の必要性の有無を判定する。たとえば、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)のプリンタドライバ(図示せず)において、ユーザから暗号化の必要性の有無についての指定を受け付け、暗号化の必要性の有無を示す暗号化情報を記憶しておく。そして、サーバ110は、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)から印刷命令とともに、暗号化情報を受信する。第1の判定部203は、暗号化情報を参照して、暗号化の必要性の有無を判定する。第1の判定部203で暗号化が必要と判定された印刷命令データは暗号化部204へ送られる。第1の判定部203で暗号化が不要と判定された印刷命令データは第2の判定部205へ送られる。暗号化部204では、印刷命令データを所定のアルゴリズムで暗号化する。ここで暗号化された印刷命令データは、第2の判定部205へ送られる。第2の判定部205では、印刷命令データの圧縮処理の必要性の有無を判定する。ここでは、印刷命令データの容量が所定量を超えているか否か(ネットワークトラフィックに負荷を生じさせるデータ容量か否か)で圧縮処理の必要性の有無を判定する。ここで、圧縮処理が必要と判定された印刷命令データは圧縮処理部206へ送られる。圧縮処理が不要と判定された印刷データは、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)から送られてきた印刷命令に従い、そのまま送信先の画像形成装置120へ送信される。圧縮処理部206では、第2の判定部205で圧縮が必要と判定された印刷命令データの圧縮処理が行われる。このとき、印刷命令データ全体が圧縮され、またデータの圧縮形式を示すマジックナンバが当該印刷命令データのヘッダに書き込まれる。
なお、図2では、印刷命令データに対して暗号化した後に圧縮処理を施すような構成のサーバ110を示したが、圧縮処理を先に施しその後に暗号化するようにしてもよい。
(印刷命令データの構造)
図3−1〜図3−3は、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムで用いる印刷命令データの構造を示す図である。また、図3−4は、従来技術で用いられている印刷命令データの構造を示す図である。
図3−1に示すように、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムで用いる印刷命令データ300は、ヘッダ301と、印刷データ302と、フッタ303と、により構成される。ヘッダ301は、データの先頭に付加され、グラフィック、文字、PJL言語により記述された印刷データ302に関する情報を保持する。また、前述したような印刷データ302の重要度情報もこのヘッダ301に記述されている。印刷データ302は、グラフィック、文字、イメージなどをPCLやPSやPDFなどで表示可能なデータからなる。また、フッタ303は、印刷データ302のページ番号、文書作成日、作成者などのページ情報がグラフィック、文字、PJL言語により記述される。
従来技術では、図3−4に示すように、印刷命令データ300に含まれる印刷データ302内の容量の大きいデータに対してのみ圧縮処理を施し、ネットワーク150へ送信している。これに対して、この実施の形態では、まず、暗号化が不要な印刷命令データ300は、図3−2に示すように、印刷命令データ300全体に対して圧縮処理が施される。一方、暗号化が必要な印刷命令データ300は、図3−3に示すように、まず印刷命令データ300全体が暗号化され、その後暗号化されたデータ全体に対して圧縮処理が施される。したがって、この実施の形態では、印刷命令データ300全体に対して圧縮処理を施すことで、従来技術と比較して、同じ内容のデータを送信する場合であっても、実際に送信される送信データの容量を十分に縮小することができる。よって、サーバ110と画像形成装置120との間のネットワークトラフィックを軽減させ、効率よく印刷命令データの送受信が行えるようになる。
なお、図3−3に示した印刷命令データ300は暗号化された後に圧縮処理が施された場合の例を示したが、印刷命令データ300は圧縮処理を施した後に、暗号化して送信するようにしてもよい。
(画像形成装置の機能的構成)
図4は、この発明の実施の形態にかかる画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。この画像形成装置120は、圧縮データ判定部401と、暗号化データ判定部402と、伝送路決定部403と、受信バッファ404(第1のバッファ)と、圧縮データ伸張処理部405と、暗号化データ復号処理部406と、PDLバッファ407(第2のバッファ)と、命令解釈部408と、を備えている。
圧縮データ判定部401は、サーバ110から送られてきた印刷命令データ300が圧縮データか否かを判定する。暗号化データ判定部402は、受信した印刷命令データ300が暗号化されているか否かを判定する。伝送路決定部403は、受信した印刷命令データ300の伝送路を決定する。また、受信した印刷命令データ300のジョブ優先度を判別し、その判別結果に従いデータの伝送路を決定してもよい。データの伝送路は、各処理部にデータの読込先または書込先となるバッファのIDを渡すことにより決定される(詳細は後述する)。受信バッファ404は、複数のバッファ(受信バッファ404a,受信バッファ404b,・・・)からなっており、受信した印刷命令データ300を一時的に保持する。圧縮データ伸張処理部405は、受信バッファ404からから圧縮された印刷命令データ300を読み込み、データの伸張を行う。暗号化データ復号処理部406は、暗号化データ判定部402により暗号化されていると判定された印刷命令データ300を復号する。PDLバッファ407は、複数のバッファ(PDLバッファ407a,PDLバッファ407b,・・・)からなっており、ビットマップに展開される前の印刷命令データ300を一時的に保持する。命令解釈部408は、伝送路決定部403からバッファIDを受け取り、当該バッファIDに対応するバッファから印刷命令データ300を読み込み、印刷命令データ300に含まれるグラフィック、文字、PJL言語を含む印刷データ302をビットマップに展開する。また、圧縮データ伸張処理部405や暗号化データ復号処理部406を複数備えることにより、割り込み印刷処理が可能になる。
次に、伝送路決定部403の処理について説明する。図4に示したように、画像形成装置120は、複数のバッファを有する受信バッファ404と、複数のバッファを有するPDLバッファ407と、圧縮データ伸張処理部405と、暗号化データ復号処理部406を有しており、それらすべてに所定のIDが割り振られている。これらは、ID管理テーブルによって管理されている。
図5は、ID管理テーブルの一例を示す図である。このID管理テーブルにより、どのバッファに受信した印刷命令データ300を導くかを管理する。たとえば、非圧縮データを受信した場合、処理効率を高めるため(無駄なバッファ読み書き込みをしなくて済むようにするため)、伝送路決定部403は、当該データに受信バッファ404のいずれかのバッファに対応するバッファID(たとえば、n+1)を付与し、圧縮データ伸張処理部405を経由せずに命令解釈部408へ到達できるように制御する。一方、圧縮データを受信した場合、伝送路決定部403は、圧縮データ伸張処理部405に対して、当該圧縮データの読込先となる受信バッファ404のID(たとえば、n)と書込先となるPDLバッファ407のID(たとえば、m)を渡し、命令解釈部408へはデータの読込先となるPDLバッファ407のID(たとえば、m)を渡すことで、圧縮データ伸張処理部405を経由することで、圧縮データが伸張されて命令解釈部408へ到達できるようになる。暗号化されたデータの復号が必要な場合も同様である。また、この画像形成装置120は、印刷命令データ300の伸張処理と復号処理は、どちらを先に行ってもよく、受信した印刷命令データ300の構造に従う。また、この画像形成装置120は、バッファが複数あるので、複数のデータ変換を同時に処理することができる。
また、この画像形成装置120では、圧縮された印刷命令データ300を取り扱うことを想定している。圧縮データは、圧縮処理の際に、データの破損が生じることがある。破損したデータは、データの伸張処理を行う際に障害が発生するおそれがある。そこで、圧縮データ伸張処理部405に、破損データを原因とする障害回避機能を設けている。
図6は、圧縮データ伸張処理部の障害回避機能について説明するための図である。圧縮データ伸張処理部405は、破損データを検出すると、命令解釈部408にキャンセル要求を通知する。キャンセル要求を受け取ると、命令解釈部408はPDLバッファ407からのデータ読み込みを中止する。続いて、圧縮データ伸張処理部405は、受信バッファ404から受信したデータ(破損データ)をクリアする。このようにすることで、破損データによる障害の発生を回避することができる。
(画像処理システムの処理)
次に、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムの処理の内容を説明する。
図7は、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムの処理手順を示すフローチャートである。まず、この図に基づき、画像処理システム100の全体処理の概要を説明する。
図7のフローチャートにおいて、まず、印刷要求を行う(ステップS701)。すなわち、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)がネットワーク150を介してサーバ110に印刷指示を送信する。
次に、印刷命令データ300を生成する(ステップS702)。ここでは、印刷命令データ生成部202は、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)から送られてきた印刷命令に従い、格納部201から取り出した印刷データ302に対し所定の情報を含むヘッダ、フッタを付加し、印刷命令データ300を生成する。
次に、暗号化が必要か否かを判定する(ステップS703)。すなわち、第1の判定部203が、ステップS702で生成された印刷命令データ300に対する暗号化の必要性の有無を判定する。暗号化の必要性の有無は、たとえば、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)から受信した暗号化情報に基づいて行う。ここで、暗号化が不要と判断された場合(ステップS703:No)は、ステップS705へ移行する。
一方、ステップS703において暗号化が必要と判断された場合(ステップS703:Yes)は、暗号化処理を施す(ステップS704)。暗号化部204が印刷命令データ300を所定のアルゴリズムで暗号化する。
次に、圧縮処理が必要か否かを判定する(ステップS705)。ここでは、第2の判定部205が、印刷命令データ300の圧縮処理の必要性の有無を判定する。ここでは、印刷命令データ300の容量が所定量を超えているか否か(ネットワークトラフィックに負荷を生じさせるデータ容量か否か)で圧縮処理の必要性の有無を判定する。ここで、圧縮処理が不要と判定された場合(ステップS705:No)はステップS707へ移行する。なお、他の例としては、サーバ110は、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)から印刷命令とともに圧縮処理の有無を示す圧縮情報を受信し、第2の判定部205は、圧縮処理情報に基づいて圧縮処理の必要性の有無を判定してもよい。この場合には、たとえばクライアントPC130(またはシンクライアントPC140)のプリンタドライバにおいて、ユーザから圧縮処理の有無についての指定を受け付け、指定された圧縮処理の有無を示す圧縮情報を保持しておく。
一方、ステップS705において圧縮処理が必要と判定された場合(ステップS705:Yes)は、圧縮処理を施す(ステップS706)。ここでは、圧縮処理部206が印刷命令データ300の圧縮処理を行う。なお、圧縮処理部206は、印刷命令データ300を、ユーザにより作成された印刷データに付与されたマジックナンバにより定まる圧縮形式の圧縮ファイルに変換する。ここで、マジックナンバとは、たとえば、GZIPやLZHなどの圧縮形式を判別する文字列のことである。図8は、印刷データ500を示す図である。クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)において、ユーザがアプリケーションを利用して印刷データを作成すると、このアプリケーションにより図8に示すように印刷データ500のヘッダに、たとえば「0x08」などのマジックナンバのコード510が自動的に付与される。圧縮処理部206は、このマジックナンバのコードにより判別される圧縮形式での圧縮処理を行う。
次に、印刷命令データ300を画像形成装置120が受信する(ステップS707)。
次に、圧縮処理が施されているか否かを判定する(ステップS708)。ここでは、圧縮データ判定部401がサーバ110から送られてきた印刷命令データ300が圧縮データか否かを判定する。ステップS708における判定手法の詳細は後述する。圧縮処理が施されている場合(ステップS708:Yes)は、続いて、圧縮データは暗号化されているか否かを判定する(ステップS709)。ここでは、暗号化データ判定部402が受信した印刷命令データ300が暗号化されているか否かを判定する。ここで、暗号化されていると判定された場合は(ステップS709:Yes)は、データ伸張、復号処理を行う(ステップS710)。ここでは、伝送路決定部403が、印刷命令データ300が圧縮データ伸張処理部405に続き、暗号化データ復号処理部406を経由できるように、バッファIDを設定することにより、データの伸張、復号処理が可能になる。この後、印刷命令データ300を命令解釈部408へ送る(ステップS714)。
一方、ステップS709において暗号化されていないと判定された場合(ステップS709:No)は、データ伸張処理のみを行う(ステップS711)。ここでは、伝送路決定部403が、印刷命令データ300が圧縮データ伸張処理部405を経由できるように、バッファIDを設定することにより、データの伸張が可能になる。この後、印刷命令データ300を命令解釈部408へ送る(ステップS714)。
また、ステップS708において圧縮処理が施されていない場合(ステップS708:No)は、続いて、非圧縮データは暗号化されているか否かを判定する(ステップS712)。ここでは、暗号化データ判定部402が受信した印刷命令データ300が暗号化されているか否かを判定する。ここで、暗号化されていると判定された場合は(ステップS712:Yes)は、データ復号処理のみを行う(ステップS713)。ここでは、伝送路決定部403が、印刷命令データ300が暗号化データ復号処理部406を経由できるように、バッファIDを設定することにより、データの復号処理が可能になる。この後、印刷命令データ300を命令解釈部408へ送る(ステップS714)。
一方、ステップS712において暗号化されていないと判定された場合は(ステップS712:No)は、印刷命令データ300を命令解釈部408へ送る(ステップS714)。ここでは、伝送路決定部403が、印刷命令データ300が圧縮データ伸張処理部405および暗号化データ復号処理部406を経由しないようにバッファIDを設定することにより、印刷命令データ300が受信バッファ404を経由した後直ちに命令解釈部408へ送られるようになる。
続いて、図7に示したステップS708における圧縮データの判定処理について説明する。圧縮アルゴリズムには、必ずデータがどの形式で圧縮されたのかを示すコードがデータのヘッダ内にマジックナンバとして付加されている。そこで、そのマジックナンバが圧縮形式をあらわすコードと合致すれば、そのコードと対応する圧縮形式で圧縮されたデータであり、合致しなければ非圧縮データであることが分かる。図9は、圧縮データ判定部401が有する圧縮判定テーブル410のデータ構成を示す図である。圧縮判定テーブル410において、圧縮形式とマジックナンバのコードとが対応付けられている。圧縮データ判定部401は、印刷命令データ300のヘッダに付加されたマジックナンバのコードと圧縮判定テーブル410に記憶されているマジックナンバのコードとを比較することにより、圧縮データか否かを判定する。以下、この圧縮データの判定処理手順を示す。
図10は、圧縮データ判定処理の手順を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、まず、受信した印刷命令データ300からマジックナンバのコードを読み出す(ステップS801)。次に、圧縮判定テーブル410に、印刷命令データ300から読み出したマジックナンバのコードと一致するコードが記憶されているか否かを判定する(ステップS802)。印刷命令データ300から読み出したコードと圧縮判定テーブル410に記憶されているコードとが一致する場合、すなわち、印刷命令データ300から読み出したコードがデータの圧縮形式を示すマジックナンバのコードと一致する場合(ステップS802:Yes)は、データ圧縮形式を確定する(ステップS803)。一方、印刷命令データ300から読み出したコードがデータの圧縮形式を示すマジックナンバのコードと一致しない場合(ステップS802:No)は、非圧縮データと判定する(ステップS804)。
以下、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明する。
図11は、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。この図11では、圧縮処理のみが施された印刷命令データを伝送する場合の例を示している。
図11において、まず、印刷要求を行う(ステップS901)。具体的には、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)が、ネットワーク150を介し、サーバ110に印刷指示する。この時、印刷命令データ300を圧縮する指示も行う。
次に、データを圧縮する(ステップS902)。サーバ110の圧縮処理部206がグラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ300を圧縮する。
次に、印刷命令を受信する(ステップS903)。サーバ110から画像形成装置120が印刷命令データ300を受信する。
次に、データの判定を行う(ステップS904)。判定は、画像形成装置120の圧縮データ判定部401が行う。印刷命令データ300のヘッダ301にあるマジックナンバを確認することで、データの圧縮形式が判明する。
次に、データ判定結果を受信する(ステップS905)。伝送路決定部403が圧縮データ判定部401から送られたデータが圧縮されているか否かの判定結果を受け取る。
バッファIDを決定する(ステップS906)。伝送路決定部403が使用する(印刷命令データ300を送る)バッファのIDを決定する。バッファIDの手法は、前述のとおりである。
命令解釈部408がバッファIDを受信する(ステップS907)。命令解釈部408がデータを読込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
圧縮データ伸張処理部405がバッファIDを受信する(ステップS908)。圧縮データ伸張処理部405が、データの読込先となる受信バッファ404のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
第1のデータ書き込みを行う(ステップS909)。受信バッファ404へ伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300を書き込む。
第1のデータ読み込みを行う(ステップS910)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS909で書き込まれたデータを読み込む。
データ伸張処理を行う(ステップS911)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS910で読み込まれた圧縮データを伸張する。
第2のデータ書き込みを行う(ステップS912)。ステップS911で伸張された印刷命令データ300を圧縮データ伸張処理部405がPDLバッファ407へ書き込む。
第2のデータ読み込みを行う(ステップS913)。命令解釈部408が、ステップS911でPDLバッファ407に書き込まれた印刷命令データ300を読み込む。
ビットマップ展開を行う(ステップS914)。命令解釈部408が、ステップS913で読み込んだ印刷命令データ300に含まれる印刷データ302をビットマップ展開する。
図12は、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。この図12では、暗号化処理のみが施された印刷命令データを伝送する場合の例を示している。
図12において、まず、印刷要求を行う(ステップS1001)。具体的には、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)が、ネットワーク150を介し、サーバ110に印刷指示する。この時、印刷命令データ300を暗号化する指示も行う。
次に、データを暗号化する(ステップS1002)。サーバ110の暗号化部204がグラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ300を暗号化する。
次に、印刷命令を受信する(ステップS1003)。サーバ110から画像形成装置120が印刷命令データ300を受信する。
次に、データの判定を行う(ステップS1004)。判定は、画像形成装置120の暗号化データ判定部402が行う。
次に、データ判定結果を受信する(ステップS1005)。伝送路決定部403が暗号化データ判定部402から送られたデータが暗号化されているか否かの判定結果を受け取る。
バッファIDを決定する(ステップS1006)。伝送路決定部403が使用する(印刷命令データ300を送る)バッファのIDを決定する。バッファIDの手法は、前述のとおりである。
命令解釈部408がバッファIDを受信する(ステップS1007)。命令解釈部408がデータの読込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
暗号化データ復号処理部406がバッファIDを受信する(ステップS1008)。暗号化データ復号処理部406が、データの読込先となる受信バッファ404のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
第1のデータ書き込みを行う(ステップS1009)。受信バッファ404へ伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300を書き込む。
第1のデータ読み込みを行う(ステップS1010)。暗号化データ復号処理部406が、ステップS1009で書き込まれたデータを読み込む。
データの復号を行う(ステップS1011)。暗号化データ復号処理部406が、ステップS1010で読み込まれた暗号化されたデータを復号する。
第2のデータ書き込みを行う(ステップS1012)。ステップS1011で復号された印刷命令データ300を暗号化データ復号処理部406がPDLバッファ407へ書き込む。
第2のデータ読み込みを行う(ステップS1013)。命令解釈部408が、ステップS1012でPDLバッファ407に書き込まれた印刷命令データ300を読み込む。
ビットマップ展開を行う(ステップS1014)。命令解釈部408が、ステップS1013で読み込んだ印刷命令データ300に含まれる印刷データ302をビットマップ展開する。
図13は、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。この図13では、暗号化処理を施した後に、さらに圧縮処理が施された印刷命令データを伝送する場合の例を示している。
図13において、まず、印刷要求を行う(ステップS1101)。具体的には、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)が、ネットワーク150を介し、サーバ110に印刷指示する。このとき、印刷命令データ300を暗号化し、圧縮する指示も行う。
次に、データを暗号化する(ステップS1102)。サーバ110の暗号化部204がグラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ300を暗号化する。
続けて、データを圧縮する(ステップS1103)。圧縮処理部206が、ステップS1102で暗号化されたデータをさらに圧縮する。
次に、印刷命令を受信する(ステップS1104)。サーバ110から画像形成装置120が印刷命令データ300を受信する。
次に、データの判定を行う(ステップS1105)。判定は、画像形成装置120の圧縮データ判定部401および暗号化データ判定部402が行う。
次に、データ判定結果を受信する(ステップS1106)。伝送路決定部403が、圧縮データ判定部401および暗号化データ判定部402から送られたデータが圧縮されているか否かまた暗号化されているか否かの判定結果を受け取る。
バッファIDを決定する(ステップS1107)。伝送路決定部403が使用する(印刷命令データ300を送る)バッファのIDを決定する。バッファIDの手法は、前述のとおりである。
暗号化データ復号処理部406がバッファIDを受信する(ステップS1108)。暗号化データ復号処理部406が、データの読込先となるPDLバッファ407のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
圧縮データ伸張処理部405がバッファIDを受信する(ステップS1109)。圧縮データ伸張処理部405が、データの読込先となる受信バッファ404のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
命令解釈部408がバッファIDを受信する(ステップS1110)。命令解釈部408がデータの読込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
第1のデータ書き込みを行う(ステップS1111)。受信バッファ404へ伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300を書き込む。
第1のデータ読み込みを行う(ステップS1112)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1111で書き込まれたデータを読み込む。
データ伸張処理を行う(ステップS1113)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1112で読み込んだ圧縮データを伸張する。
第2のデータ書き込みを行う(ステップS1114)。ステップS1113で伸張された印刷命令データ300を圧縮データ伸張処理部405がPDLバッファ407へ書き込む。
第2のデータ読み込みを行う(ステップS1115)。暗号化データ復号処理部406が、ステップS1113で書き込まれたデータを読み込む。
データの復号を行う(ステップS1116)。暗号化データ復号処理部406が、ステップS1115で読み込んだ暗号化されたデータを復号する。
第3のデータ書き込みを行う(ステップS1117)。ステップS1116で復号された印刷命令データ300を暗号化データ復号処理部406がPDLバッファ407へ書き込む。
第3のデータ読み込みを行う(ステップS1118)。命令解釈部408が、ステップS1117でPDLバッファ407に書き込まれた印刷命令データ300を読み込む。
ビットマップ展開を行う(ステップS1119)。命令解釈部408が、ステップS1118で読み込んだ印刷命令データ300に含まれる印刷データ302をビットマップ展開する。
図14は、この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。この図14では、圧縮処理を施した後に、さらに暗号化処理が施された印刷命令データを伝送する場合の例を示している。
図14において、まず、印刷要求を行う(ステップS1201)。具体的には、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)が、ネットワーク150を介し、サーバ110に印刷指示する。この時、印刷命令データ300を圧縮し、さらに暗号化する指示も行う。
次に、データを圧縮する(ステップS1202)。サーバ110の圧縮処理部206が、グラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ300を圧縮する。
続けて、データを暗号化する(ステップS1203)。暗号化部204が、ステップS1202で圧縮されたデータをさらに暗号化する。
次に、印刷命令を受信する(ステップS1204)。サーバ110から画像形成装置120が印刷命令データを受信する。
次に、データの判定を行う(ステップS1205)。判定は、画像形成装置120の暗号化データ判定部402および圧縮データ判定部401が行う。
次に、データ判定結果を受信する(ステップS1206)。伝送路決定部403が、暗号化データ判定部402および圧縮データ判定部401から送られたデータが暗号化されているか否かまた圧縮されているか否かの判定結果を受け取る。
バッファIDを決定する(ステップS1207)。伝送路決定部403が使用する(印刷命令データ300を送る)バッファのIDを決定する。バッファIDの手法は、前述のとおりである。
暗号化データ復号処理部406がバッファIDを受信する(ステップS1208)。暗号化データ復号処理部406が、データの読込先となる受信バッファ404のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
圧縮データ伸張処理部405がバッファIDを受信する(ステップS1209)。圧縮データ伸張処理部405が、データの読込先となるPDLバッファ407と書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
命令解釈部408がバッファIDを受信する(ステップS1210)。命令解釈部408がデータの読込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
第1のデータ書き込みを行う(ステップS1211)。受信バッファ404へ伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300を書き込む。
第1のデータ読み込みを行う(ステップS1212)。暗号化データ復号処理部406が、ステップS1211で書き込まれたデータを読み込む。
データの復号を行う(ステップS1213)。暗号化データ復号処理部406が、ステップS1212で読み込んだ暗号化されたデータを復号する。
第2のデータ書き込みを行う(ステップS1214)。ステップS1213で復号された印刷命令データ300を暗号化データ復号処理部406がPDLバッファ407へ書き込む。
第2のデータ読み込みを行う(ステップS1215)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1214で書き込まれたデータを読み込む。
データ伸張処理を行う(ステップS1216)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1215で読み込んだ圧縮データを伸張する。
第3のデータ書き込みを行う(ステップS1217)。ステップS1216で伸張された印刷命令データ300を圧縮データ伸張処理部405がPDLバッファ407へ書き込む。
第3のデータ読み込みを行う(ステップS1218)。命令解釈部408が、ステップS1217でPDLバッファ407に書き込まれた印刷命令データ300を読み込む。
ビットマップ展開を行う(ステップS1219)。命令解釈部408が、ステップS1218で読み込んだ印刷命令データ300に含まれる印刷データ302をビットマップ展開する。
このように、圧縮データ伸張処理部405、暗号化データ復号処理部406は、伝送路決定部403から読込先/書込先バッファのIDを受け取ると、そのバッファからデータを常に読み込んで処理し書き込もうとする。このため、読込先バッファに何もデータが書き込まれていなければ、その処理は見かけ上停止していることになる。そこで、バッファIDを管理することで、圧縮データ伸張処理部405および暗号化データ復号処理部406に効果的にデータを送り込み、処理効率を向上させている。
また、この画像処理システム100を構成する画像形成装置120では、受信バッファ404、PDLバッファ407以外に、圧縮データ伸張処理部405を複数設けるとよい。このようにすることで、割り込み印刷にも対応できる。この場合、伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300のジョブ優先度からバッファIDを決定しデータを割り振ることになる。割り込まれた受信バッファ404にはサーバ110からの印刷命令データ300が書き込まれないため、見かけ上停止することになる。割り込んだ圧縮データ伸張処理部405は、バッファIDが決定されることで、読込先/書込先が分かるため動作することになる。また、割り込みジョブが非圧縮データである場合、同様にPDLバッファ407を介さないデータ伝送路を備えている。以下、割り込み印刷を行う場合の処理を示す。
図15は、割り込み印刷を行う場合における印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。
図15において、まず、印刷要求を行う(ステップS1301)。具体的には、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)が、ネットワーク150を介し、サーバ110に印刷指示する。この時、印刷命令データ300を圧縮する指示も行う。
次に、データを圧縮する(ステップS1302)。サーバ110の圧縮処理部206がグラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ300を圧縮する。
次に、印刷命令を受信する(ステップS1303)。サーバ110から画像形成装置120が印刷命令データ300を受信する。
次に、データの判定を行う(ステップS1304)。判定は、画像形成装置120の圧縮データ判定部401が行う。印刷命令データ300のヘッダ301にあるマジックナンバを確認することで、データの圧縮形式が判明する。
次に、データ判定結果を受信する(ステップS1305)。伝送路決定部403が圧縮データ判定部401から送られたデータが圧縮されているか否かの判定結果を受け取る。
バッファIDを決定する(ステップS1306)。伝送路決定部403が使用する(印刷命令データ300を送る)バッファのIDを決定する。バッファIDの手法は、前述のとおりである。
圧縮データ伸張処理部405がバッファIDを受信する(ステップS1307)。圧縮データ伸張処理部405が、データの読込先となる受信バッファ404のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
命令解釈部408がバッファIDを受信する(ステップS1308)。命令解釈部408がデータの読込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
第1のデータ書き込みを行う(ステップS1309)。受信バッファ404へ伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300を書き込む。
第1のデータ読み込みを行う(ステップS1310)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1309で書き込まれたデータを読み込む。
データ伸張処理を行う(ステップS1311)。圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1310で読み込んだ圧縮されたデータを伸張する。
第2のデータ書き込みを行う(ステップS1312)。ステップS1311で伸張された印刷命令データ300を圧縮データ伸張処理部405がPDLバッファ407へ書き込む。
第2のデータ読み込みを行う(ステップS1313)。命令解釈部408が、ステップS1312でPDLバッファ407に書き込まれた印刷命令データ300を読み込む。
ビットマップ展開を行う(ステップS1314)。命令解釈部408が、ステップS1313で読み込んだ印刷命令データ300に含まれる印刷データ302をビットマップ展開する。
さらに、上記ステップS1301〜ステップS1314の処理と平行して以下の処理を行う。
印刷要求を行う(ステップS1315)。具体的には、クライアントPC130(またはシンクライアントPC140)が、ネットワーク150を介し、サーバ110に印刷指示する。この時、印刷命令データを圧縮する指示も行う。
次に、データを圧縮する(ステップS1316)。サーバ110の圧縮処理部206がグラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データを圧縮する。
次に、印刷命令を受信する(ステップS1317)。サーバ110から画像形成装置120が印刷命令データを受信する。
次に、データの判定を行う(ステップS1318)。判定は、画像形成装置120の圧縮データ判定部401が行う。印刷命令データ300のヘッダ301にあるマジックナンバを確認することで、データの圧縮形式が判明する。
次に、データ判定結果を受信する(ステップS1319)。伝送路決定部403が圧縮データ判定部401から送られたデータが圧縮されているか否かの判定結果を受け取る。
バッファIDを決定する(ステップS1320)。伝送路決定部403が使用する(印刷命令データ300を送る)バッファのIDを決定する。ここでは、受信した印刷命令データ300のジョブ優先度からバッファIDが決定される。
他の圧縮データ伸張処理部405がバッファIDを受信する(ステップS1321)。他の圧縮データ伸張処理部405が、データの読込先となる受信バッファ404のIDと書込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
命令解釈部408がバッファIDを受信する(ステップS1322)。命令解釈部408がデータの読込先となるPDLバッファ407のIDを受信する。
第3のデータ書き込みを行う(ステップS1323)。受信バッファ404へ伝送路決定部403が受信した印刷命令データ300を書き込む。
第3のデータ読み込みを行う(ステップS1324)。他の圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1323で書き込まれたデータを読み込む。
データ伸張処理を行う(ステップS1325)。他の圧縮データ伸張処理部405が、ステップS1324で読み込んだ圧縮されたデータを伸張する。
第4のデータ書き込みを行う(ステップS1326)。ステップS1325で伸張された印刷命令データ300を他の圧縮データ伸張処理部405がPDLバッファ407へ書き込む。
第4のデータ読み込みを行う(ステップS1327)。命令解釈部408が、ステップS1326でPDLバッファ407に書き込まれた印刷命令データ300を読み込む。
ビットマップ展開を行う(ステップS1328)。命令解釈部408が、ステップS1327で読み込んだ印刷命令データ300に含まれる印刷データ302をビットマップ展開する。
なお、図15では圧縮された印刷命令データ300による割り込み印刷処理の例を示した。しかし、印刷命令データ300が暗号化されている場合は、画像形成装置120において暗号化データ復号処理部406を複数備え、図15に示した手順と同様な処理を行うことで暗号化された印刷命令データ300による割り込み印刷処理も可能になる。
以上説明したように、この実施の形態にかかる画像処理システムでは、容量の大きいイメージデータのみではなく、グラフィック、文字、PJL言語を含む印刷命令データ全てを圧縮して送信するので、サーバと画像形成装置との間のネットワークトラフィックを軽減させ、効率よく印刷命令データの送受信が行えるようになる。
また、この実施の形態にかかる画像処理システムでは、特に、前記画像形成装置側で、圧縮データと非圧縮データの伝送路を区分し、双方のデータを効率的に処理することを可能にしたので、画像形成装置における印刷処理の効率を向上させ、短い時間で印刷処理を実行することできる。すなわち、圧縮された印刷命令データと圧縮されていない印刷命令データが混在して前記画像形成装置に送られた場合、圧縮されていない印刷命令データを圧縮データ伸張処理部405へ渡しPDLバッファ407へ書き込むと、多くのステップを経るため処理時間が増大し速度低下につながってしまう。そこで、この実施の形態では、圧縮されていない印刷命令データを受信した場合は、受信バッファ404からそのまま命令解釈部408に到達するデータ伝送路を形成することで、印刷命令データの処理効率を向上させている。特に、この実施の形態では、画像形成装置内に複数のバッファを備え、これらのバッファにバッファIDを付与し、そのバッファIDをID管理テーブルによって管理することで、データ処理効率が向上するように印刷命令データの伝送路を決定することができる。
さらに、圧縮データ伸張処理部405や暗号化データ復号処理部406を複数備えることで、割り込み印刷処理の可能になる。
また、この実施の形態では、送信する印刷命令データの暗号化にも対応しているため、機密文書の印刷処理にも適している。
なお、本実施の形態で説明した画像処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、この発明にかかるサーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムは、サーバと画像形成装置との間のネットワークトラフィックの軽減に有用であり、また画像形成装置における印刷処理効率をより向上させることができる。
本発明の実施の形態にかかる画像処理システムの全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるサーバの機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムで用いる印刷命令データの構造を示す図である。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムで用いる印刷命令データの構造を示す図である。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムで用いる印刷命令データの構造を示す図である。 従来技術で用いられている印刷命令データの構造を示す図である。 この発明の実施の形態にかかる画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 ID管理テーブルの一例を示す図である。 圧縮データ伸張処理部の障害回避機能について説明するための図である。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムの処理手順を示すフローチャートである。 印刷データ500を示す図である。 圧縮データ判定部401が有する圧縮判定テーブル410のデータ構成を示す図である。 圧縮データ判定処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施の形態にかかる画像処理システムにおける具体的な印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。 割り込み印刷を行う場合における印刷命令データの伝送制御を説明するためのタイミングチャートである。 従来の画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
100 画像処理システム
110 サーバ
120 画像形成装置
130 クライアントPC
140 シンクライアントPC
150 ネットワーク
201 格納部
202 印刷命令データ生成部
203 第1の判定部
204 暗号化部
205 第2の判定部
206 圧縮処理部
300 印刷命令データ
301 ヘッダ
302 印刷データ
303 フッタ
401 圧縮データ判定部
402 暗号化データ判定部
403 伝送路決定部
404,404a,404b 受信バッファ
405 圧縮データ伸張処理部
406 暗号化データ復号処理部
407,407a,407b PDLバッファ
408 命令解釈部

Claims (21)

  1. ネットワークとの接続が可能であり、
    印刷命令データを生成する印刷命令データ生成手段と、
    前記印刷命令データ生成手段で生成された印刷命令データ全体に対して暗号化処理を施す暗号化手段と、
    前記印刷命令データ生成手段で生成された印刷命令データ、または前記暗号化手段により暗号化された印刷命令データ全体に対して圧縮処理を行う圧縮処理手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  2. 前記印刷命令データに対する暗号化処理の必要性を判定する第1の判定手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記印刷命令データに対する圧縮処理の必要性を判定する第2の判定手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ。
  4. ネットワークとの接続が可能であり、
    受信した印刷命令データを一時的に記憶する第1のバッファと、
    前記印刷命令データに圧縮処理が施されているか否かを判定する圧縮データ判定手段と、
    圧縮された印刷命令データを伸張する圧縮データ伸張処理手段と、
    前記圧縮データ伸張処理手段によって伸張されたデータを一時的に記憶する第2のバッファと、
    前記印刷命令データを展開する命令解釈手段と、
    前記第1のバッファに記憶された前記印刷命令データを前記圧縮データ伸張処理手段または前記命令解釈手段のいずれかに伝送することを決定する伝送路決定手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記第1のバッファから前記圧縮データ伸張処理手段を介して前記第2のバッファへ続くデータ伝送路を備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1のバッファから前記命令解釈手段へ続くデータ伝送路を備えていることを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記圧縮データ判定手段は、受信した印刷命令データのマジックナンバから圧縮形式を判定することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記印刷命令データが暗号化されているか否かを判定する暗号化データ判定手段と、
    前記暗号化データ判定手段の判定に基づき、暗号化された印刷命令データを復号する暗号化データ復号処理手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 前記圧縮データ伸張処理手段および前記暗号化データ復号処理手段は、いずれも複数備えられていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1のバッファおよび前記第2のバッファはいずれも複数のバッファからなり、前記複数のバッファにはそれぞれ所定のIDが付与されており、
    前記伝送路決定手段が、ID管理テーブルに基づいて前記複数のバッファに付与されたIDを管理し当該IDを指定することで前記印刷命令データを経由させるバッファを決定することを特徴とする請求項4〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  11. 前記伝送路決定手段は、前記印刷命令データのジョブ優先度を判定し、当該ジョブ優先度の順に前記印刷命令データの処理が実行できるように、前記印刷命令データを経由させるバッファを決定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記圧縮データ伸張処理手段は、破損した前記印刷命令データを検出することを特徴とする請求項4〜11のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  13. 前記圧縮データ伸張処理手段は、破損した前記印刷命令データを検出すると、前記命令解釈手段にキャンセル要求を送信し、前記命令解釈手段の動作を停止させることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記圧縮データ伸張処理手段は、破損した前記印刷命令データを検出すると、当該印刷命令データをクリアすることを特徴とする請求項12または13に記載の画像形成装置。
  15. 請求項1〜3のいずれか一つに記載のサーバと、
    請求項4〜14のいずれか一つに記載の画像形成装置と、
    前記サーバから前記画像形成装置への印刷命令データの送信を制御するクライアントPCまたはシンクライアントPCと、
    を備えていることを特徴とする画像処理システム。
  16. 請求項15に記載の画像処理システムにおいて実行される画像処理方法であって、
    前記サーバにおいて前記画像形成装置へ送信する印刷命令データ全体の圧縮処理を行うデータ圧縮処理工程と、
    前記画像形成装置において受信した印刷命令データが圧縮処理されているか否かを判定するデータ圧縮判定工程と、
    前記データ圧縮判定工程の結果に基づき、前記画像形成装置内における前記印刷命令データの処理効率を向上させるように、前記印刷命令データの伝送路を決定するデータ伝送路決定工程と、
    を備えていることを特徴とする画像処理方法。
  17. 前記データ圧縮判定工程は、
    受信した印刷命令データからマジックナンバを読み出すマジックナンバ読出工程と、
    前記マジックナンバ読出工程で読み出されたマジックナンバがデータの圧縮形式を示すコードと一致するか否かを判定するデータ圧縮形式判定工程と、
    を備えていることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  18. 前記データ圧縮判定工程において前記印刷命令データが圧縮処理されていると判定された場合は、前記データ伝送路決定工程で前記印刷命令データを伸張させる前記圧縮データ伸張処理手段が配置されている伝送路を選択することを特徴とする請求項16または17に記載の画像処理方法。
  19. 前記サーバにおいて前記画像形成装置へ送信する印刷命令データ全体の暗号化処理を行うデータ暗号化工程と、
    前記画像形成装置において受信した印刷命令データが暗号化処理されているか否かを判定するデータ暗号化判定工程と、
    を備え、
    前記データ伝送路決定工程は、前記データ暗号化判定工程の結果に基づき、前記画像形成装置内における前記印刷命令データの処理効率を向上させるように、前記印刷命令データの伝送路を決定することを特徴とする請求項16〜18のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  20. 前記データ暗号化判定工程において前記印刷命令データが暗号化処理されていると判定された場合は、前記データ伝送路決定工程で前記印刷命令データを復号させる前記暗号化データ復号処理手段が配置されている伝送路を選択することを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 請求項16〜20のいずれか一つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2008313204A 2008-01-09 2008-12-09 サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム Pending JP2009187535A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313204A JP2009187535A (ja) 2008-01-09 2008-12-09 サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
US12/318,730 US8305613B2 (en) 2008-01-09 2009-01-07 Server device, image forming apparatus, and image processing system for image processing in a thin client system

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008002446 2008-01-09
JP2008313204A JP2009187535A (ja) 2008-01-09 2008-12-09 サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009187535A true JP2009187535A (ja) 2009-08-20
JP2009187535A5 JP2009187535A5 (ja) 2011-12-01

Family

ID=41070663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008313204A Pending JP2009187535A (ja) 2008-01-09 2008-12-09 サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009187535A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187915A (ja) * 2011-02-22 2012-10-04 Canon Inc 印刷処理装置及び印刷処理装置の制御方法
JP2013127771A (ja) * 2011-08-19 2013-06-27 Canon Inc 周辺装置、情報処理装置、通信制御方法、及びプログラム
JP2022003810A (ja) * 2017-09-25 2022-01-11 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、印刷システム、画像処理方法及びプログラム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11334182A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2002240368A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Ricoh Co Ltd 静止画像プリンタ制御装置
JP2002292943A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Seiko Epson Corp プリンタ及びプリンタ内におけるデータ転送方法
JP2003058342A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Canon Inc 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体およびプログラム
JP2005092731A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd オフライン印刷管理システムおよび方法、オフラインジョブ復元装置、オフラインジョブ生成装置、プリンタドライバ
JP2005125615A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 画像形成装置
JP2006053793A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Epson Avasys Corp ネットワーク印刷システム、印刷データ授受方法およびサーバコンピュータ用プログラム
JP2006211621A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Casio Electronics Co Ltd データ圧縮装置、及びデータ復元装置
JP2006345036A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像記憶方法
JP2007281658A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Canon Inc データ処理装置、出力装置、画像処理装置、印刷システム、ジョブ処理方法、プログラム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11334182A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2002240368A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Ricoh Co Ltd 静止画像プリンタ制御装置
JP2002292943A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Seiko Epson Corp プリンタ及びプリンタ内におけるデータ転送方法
JP2003058342A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Canon Inc 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体およびプログラム
JP2005092731A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fuji Xerox Co Ltd オフライン印刷管理システムおよび方法、オフラインジョブ復元装置、オフラインジョブ生成装置、プリンタドライバ
JP2005125615A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 画像形成装置
JP2006053793A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Epson Avasys Corp ネットワーク印刷システム、印刷データ授受方法およびサーバコンピュータ用プログラム
JP2006211621A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Casio Electronics Co Ltd データ圧縮装置、及びデータ復元装置
JP2006345036A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像記憶方法
JP2007281658A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Canon Inc データ処理装置、出力装置、画像処理装置、印刷システム、ジョブ処理方法、プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187915A (ja) * 2011-02-22 2012-10-04 Canon Inc 印刷処理装置及び印刷処理装置の制御方法
JP2013127771A (ja) * 2011-08-19 2013-06-27 Canon Inc 周辺装置、情報処理装置、通信制御方法、及びプログラム
JP2022003810A (ja) * 2017-09-25 2022-01-11 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、印刷システム、画像処理方法及びプログラム
JP7314978B2 (ja) 2017-09-25 2023-07-26 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、印刷システム、画像処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4651096B2 (ja) 暗号化印刷処理方法及び装置
JP4702947B2 (ja) コード情報の印刷装置、印刷方法、復元装置、復元方法およびコンピュータプログラム
JP4829632B2 (ja) データ暗号化装置、データ暗号化方法、データ暗号化プログラム、および記録媒体
JP4110147B2 (ja) 情報漏洩抑止方法及びそれを実現する情報処理装置とドライバプログラム
EP1439660B1 (en) Encryption/decryption method for data limited in value range, apparatus and program therefor
US20050052677A1 (en) Print data generation method, client terminal, printer server, print data generation apparatus, image forming apparatus, and computer product
JP5100290B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法
JP2007257527A (ja) 印刷システムおよび制御方法
JP2010128596A (ja) 情報処理装置、画像処理装置、印刷制御方法、及び印刷制御プログラム
JP2009187535A (ja) サーバ、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP4532937B2 (ja) プリントシステム、その制御方法及びプリント機能指定方法、並びにコンピュータ装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体
US8305613B2 (en) Server device, image forming apparatus, and image processing system for image processing in a thin client system
US8976966B2 (en) Information processor, information processing method and system
JP2005092731A (ja) オフライン印刷管理システムおよび方法、オフラインジョブ復元装置、オフラインジョブ生成装置、プリンタドライバ
JP2005250752A5 (ja)
JP6145414B2 (ja) 文書配布サーバ、及び文書配布サーバのプログラム
JP2007304928A (ja) 印刷システム、印刷方法及び印刷処理プログラム
US20030182575A1 (en) Performing encryption-oriented action on document at host device prior to transmission to printer-related device over network
JP4853026B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6003295B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP2009187535A5 (ja) サーバ装置、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP3120621B2 (ja) 画像処理装置
JP2008187672A (ja) 画像出力システム
JP2001117744A (ja) 印刷システム、印刷方法及び記録媒体
JP4908053B2 (ja) 印刷システム、印刷方法及び印刷処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702