JP2007279817A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力された画像データを忠実に表現したログ情報を保存蓄積する。
【解決手段】画像処理装置1の制御部10は、画像処理の対象となる画像データを、指定された出力形式に従って変換して出力画像データを生成し、生成した出力画像データを記憶部20に記憶する。そして、プリンタ部40またはネットワーク入出力部50によって出力画像データが出力されると、制御部10は、記憶部20に記憶された出力画像データに基づいて、その出力画像データの画像を表す出力画像ログデータであって、当該出力画像データよりもデータ量が少ない出力画像ログデータをログ情報として生成し、記憶部20に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置によって出力された画像のログ情報を保存するための技術に関する。
複写機やファクシミリ等の画像形成装置においては、不正な複写や情報漏洩等を抑制する技術が種々提案されている。例えば特許文献1には、紙幣や有価証券等の複写を無効にする技術が開示されている。また、近年では、過去に画像処理(複写処理、ファクシミリ処理等)を行った画像データをログ情報として蓄積保存する方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。画像データをログ情報として蓄積保存することによって、不正な複写処理等が行われて情報漏洩が発生した場合に、その原因となる使用者や装置等を特定することができる。
この場合、画像を用いるログ情報はそのデータ量が膨大となることから、サムネイル画像等の圧縮された画像データがログ情報として用いられている。例えば、特許文献3には、スキャナで読み取った画像データを縮小してログとして蓄積する技術が開示されている。また、このようなサムネイル画像の生成方法として、例えば特許文献4には、出力用画像を記憶装置に格納する作業と並行して出力用画像により表示用サムネイル画像を生成する技術が公開されている。
特開2001−78028号公報 特開2004−102549号公報 特開平7−212602号公報 特開2003−208428号公報
ところで、近年普及している画像形成装置は、入力された画像に対して拡大・縮小等の編集処理を施して出力する機能を備えたものが多い。このように入力された画像に編集処理を施して出力する場合には、上述した特許文献2乃至4に記載の技術では、蓄積保存されるログ情報の表す画像と実際に出力された出力画像とが一致しない場合があった。具体的には、例えば、2枚の原稿を1枚の出力用紙に多面付けする複写処理を行った場合には、特許文献2乃至4に記載の技術においては、入力される2枚の原稿画像のそれぞれがログ情報として保存される。この場合、ログ情報の画像と出力用紙の画像とは異なるから、出力用紙の画像と対応するログ情報を特定することは難しい場合がある。特に、その原稿の複写処理が複数の使用者によって行われていた場合には、同じ画像を表すログ情報が複数保存されているから、その複写処理によって情報漏洩が発生した場合であっても、どの使用者によってその複写処理が行われたのかを特定することは困難であった。
本発明は上述した背景に鑑みてなされたものであり、出力された画像データに忠実なログ情報を保存蓄積することのできる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、画像処理の対象となる画像データを、指定された出力形式に従って変換し、出力画像データを生成する出力画像データ生成手段と、前記出力画像データ生成手段によって生成された出力画像データを、少なくとも当該データが出力されるまでの期間にわたって記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された出力画像データを出力する出力手段と、前記第1の記憶手段に記憶された出力画像データの画像を表す出力画像ログデータであって、当該出力画像データよりもデータ量が少ない出力画像ログデータを、当該出力画像データに基づいて生成する出力画像ログデータ生成手段と、前記出力画像ログデータ生成手段によって生成された出力画像ログデータを記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された出力画像ログデータを出力する出力画像ログデータ出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明の好ましい態様においては、前記出力画像ログデータ出力手段は、前記第2の記憶手段に記憶された出力画像ログデータを、通信ネットワークを介して所定の装置に送信することを特徴とする。
本発明の更に好ましい態様においては、予め定められたデータ量以上の出力画像ログデータが前記第2の記憶手段に記憶されているか否かを判定するデータ量判定手段を備え、前記出力画像ログデータ出力手段は、前記データ量判定手段による判定結果が肯定的である場合に、前記第2の記憶手段に記憶された出力画像ログデータを、通信ネットワークを介して所定の装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の更に好ましい態様においては、前記第2の記憶手段に前記出力画像ログデータが記憶された場合に、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の更に好ましい態様においては、前記第1の記憶手段に記憶された出力画像データを、前記第1の記憶手段から削除する旨を指示する削除指示手段と、前記削除指示手段によって前記出力画像データを削除する旨が指示された場合に、当該出力画像データに基づいて生成された出力画像ログデータを前記第2の記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された出力画像ログデータが破損しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記出力画像ログデータが破損していないと判定された場合には、前記削除指示手段によって削除する旨を指示された出力画像データを前記第1の記憶手段から削除し、一方、前記検索手段によって前記出力画像ログデータが検索されなかった場合または前記判定手段によって前記出力画像ログデータが破損していると判定された場合には、前記削除指示手段によって削除する旨を指示された出力画像データを前記出力画像ログデータ生成手段に供給して、前記出力画像ログデータ生成手段に前記出力画像ログデータを生成させ、その後に当該出力画像データを前記第1の記憶手段から削除する出力画像データ削除手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、出力された画像データを忠実に表現したログ情報を保存蓄積することができる。
<A:構成>
図1は、この発明の一実施形態である画像処理装置1の構成を示すブロック図である。この画像処理装置1は、複写機能、印刷機能、FAX送信機能、スキャン機能等の複数の機能を備えた装置である。図において、10は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を備えた制御部である。20は、RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)或いはハードディスク等の記憶装置を備える記憶部であり、画像処理装置1の各部を動作させるための各種プログラムを記憶している。制御部10は、記憶部20に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより画像処理装置1の各部を制御する。
30は、原稿を光学的に読み取って原稿の画像を表す画像データを生成するスキャナ部である。スキャナ部30はCCD(Charge Coupled Device)等により構成される光学系部材(図示略)を備えており、原稿載置台(図示略)に載置された原稿の画像を光学的に読み取り、読み取った画像を表すR(赤)、G(緑)、B(青)形式の画像データ(以下、「RGB」データ)を生成する。40は、制御部10から供給されるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)形式の画像データ(以下、「YMCKデータ」)に基づいてトナー像を作像し、これを記録シートに転写して画像を形成するプリンタ部である。50は、各種通信装置等を備えるネットワーク入出力部であり、制御部10の制御の下、通信ネットワークを介して他の装置とデータの授受を行う。制御部10は、他のコンピュータ装置から、ネットワーク入出力部50を介して、RGBデータや、YCbCr形式の画像データ(以下、「YCbCrデータ」)、PDL(Page Description Language)形式の文書データ等、画像処理の対象となるデータを受信する。なお、本実施形態においては、これらの画像処理の対象となるデータを「画像データ」と称して説明する。
60は、タッチパネルとして機能する液晶ディスプレイを備えたUI部である。UI部60は、制御部10の制御の下、使用者に操作を促すメッセージや処理状況を示す情報等を表示する。また、使用者はUI部60の液晶ディスプレイに触れることで各種操作を行うことができるようになっている。
画像処理装置1は、複数の出力形式で画像データを出力する機能を備えており、画像処理装置1の使用者は、これらの出力形式のうちのいずれかを、UI部を操作することによって選択できるようになっている。この出力形式とは、例えば「印刷出力」、「送信出力」、「FAX送信」等である。「印刷出力」は、画像処理装置1のプリンタ部40によって記録シートに画像を形成する出力形式を示しており、この「印刷出力」においては、「両面印刷」、「Nup」、「拡大」、「縮小」、「反転」等の出力形式を更に選択可能となっている。
画像処理装置1の制御部10は、スキャナ部30によって生成された画像データまたはネットワーク入出力部50を介して受信したデータを、UI部60を介して選択された出力形式に従って変換してテンポラリな画像データを生成する。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、この変換処理によって生成されたテンポラリな画像データを「出力画像データ」と称する。
具体的には、例えば「印刷出力・2up」が出力形式として選択された場合には、画像処理装置1の制御部10は、2枚の原稿のRGBデータを1枚の記録シートに多面付けするためのYMCKデータを出力画像データとして生成し、プリンタ部40に供給する。プリンタ部40は、制御部10によって生成された出力画像データに基づいて、記録シートにトナー像を形成する。
なお、この出力画像データは、YMCKデータに限定されるものではなく、例えば出力形式として「送信出力」が選択された場合には、RGBデータが出力画像データとなる。すなわち、この出力画像データとは、選択された形式に従って画像データが変換されて生成された画像データであり、出力される画像そのものを示す画像データである。
画像処理装置1の記憶部20は、図1に示すように、画像データ記憶領域20aと、出力画像データ記憶領域20bと、出力画像ログデータ記憶領域20cとを備えている。画像データ記憶領域20aは、スキャナ部30が生成したRGBデータや、ネットワーク入出力部50を介して受信した画像データ等、画像処理の対象となる画像データが一時的に記憶される領域である。次に、出力画像データ記憶領域20bは、制御部10によって生成される出力画像データが、少なくとも当該データが出力されるまでの期間にわたって、一時的に記憶される領域である。
上述した画像データ記憶領域20aと出力画像データ記憶領域20bとは、制御部10の画像処理において作業用領域として一時的に用いられる記憶領域である。画像処理装置1の制御部10は、画像処理を正常に終えたときに、これらの記憶領域の解放処理(以下、「データ削除処理」)を行う。
また、画像処理装置1の制御部10は、なんらかの原因で装置が異常終了した場合には、再起動時に、エラー検出処理を行って、エラーからのリカバリー処理を行う。このリカバリー処理において上述した作業用領域が解放されていなかった場合においても、制御部10は、上述したデータ削除処理を行うようになっている。
出力画像ログデータ記憶領域20cは、出力画像データの画像を表す出力画像ログデータであって、当該出力画像データよりもデータ量が少ない出力画像ログデータが記憶される領域である。なお、この出力画像ログデータ記憶領域20cには、出力画像データを識別する識別情報と、出力画像データに係るジョブ番号やジョブが実行された日時或いは使用者を識別するユーザID等を含むジョブ管理情報とが、出力画像ログデータに付与されて記憶される。識別情報は、その出力画像ログデータが、どの出力画像データと対応しているかを示す情報であり、例えば、出力画像データが記憶された領域の先頭アドレスや、出力画像データが記憶された日時を示す情報など、出力画像データを識別できるものであればどのようなものであってもよい。
<B:動作>
以上の構成のもと、画像処理装置1は、原稿の読み取りや画像形成を行いつつ、出力画像データをログ情報として保存する処理を行う。以下では、画像処理装置1が実行する具体的な動作を説明する。
まず、画像処理装置1の使用者は、画像処理対象となる画像データの出力形式を、UI部60を操作して選択する。なお、この画像処理の対象となる画像データは、例えば、スキャナ部30によって読み取られた画像データや、ネットワーク入出力部50を介して他の装置から入力された画像データ等である。または、画像処理装置1の記憶部20に記憶された画像データであってもよい。例えば画像処理装置1が使用者毎に記憶領域を割り当てたいわゆる「親展ボックス」と呼ばれる記憶領域を備えている場合には、この親展ボックスに記憶された画像データを処理対象とすることもできる。
図2は、画像処理装置1が実行する処理を示したフローチャートである。使用者によってUI部60が操作されることによって、UI部60を介して制御部10に出力形式を示す出力形式情報が入力される。この出力形式情報が入力されることによって、処理対象となる画像データの出力形式が指定されることになる(ステップSA1)。
出力形式が指定されると、画像処理装置1の制御部10は、画像データを指定された出力形式に従って変換して出力画像データを生成し、生成した出力画像データを記憶部20の出力画像データ記憶領域20bに記憶する(ステップSA2)。
画像処理装置1の制御部10は、生成した出力画像データを、選択された出力形式に従って、プリンタ部40またはネットワーク入出力部50に出力する(ステップSA3)。具体的には、出力形式として「印刷出力」が選択された場合には、出力画像データをプリンタ部40に出力し、プリンタ部40は、供給された出力画像データに基づいてトナー像を記録シートに形成して記録シートに画像を形成する。一方、「送信出力」または「FAX送信」が選択された場合には、出力画像データをネットワーク入出力部50に出力し、ネットワーク入出力部50は、出力画像データを送信先の装置に通信ネットワークを介して送信する。
次に、制御部10は、プリンタ部40またはネットワーク入出力部50による出力画像データの出力が完了したことを検知すると、記憶部20の出力画像データ記憶領域20bに記憶された出力画像データに基づいて、出力画像ログデータを生成する(ステップSA4)。
ここで、制御部10が行う出力画像ログデータの生成処理(図2のステップSA4に示す処理)について、図3を参照しつつ以下に説明する。
図3は、制御部10が行う出力画像ログデータの生成処理の流れを示すフローチャートである。図において、まず、制御部10は、記憶部20の出力画像データ記憶領域20bに記憶された出力画像データの属性を判定する(ステップSB1)。具体的には、出力画像データがRGBデータまたはYCbCrデータであるか否かを判定する。この判定結果が否定的である場合には(ステップSB2;NO)、その出力画像データに対して色変換処理を行って、その出力画像データをRGBデータに変換する(ステップSB3)。ステップSB2の判定結果が肯定的である場合、すなわち出力画像データがRGBデータまたはYCbCrデータであると判定された場合には(ステップSB2;YES)、ステップSB3に示す色変換処理を行わず、ステップSB4以降の処理に進む。
ステップSB3に示す色変換を行うことにより、生成する出力画像ログデータの色空間をそろえることができ、出力画像ログデータを表示ディスプレイ等で表示することができる。
次に、画像処理装置1の制御部10は、出力画像データを縮小して、この出力画像データよりもデータ量の少ない出力画像ログデータを生成する。この縮小処理は、例えば、出力画像データの画素情報を所定の画素間隔毎に間引くことによって行う(ステップSB4)。なお、この縮小処理の際には、出力画像ログデータの大きさを揃えておけば、後述する解釈処理をより確実に行うことができる。例えば、伸張画像サイズを判定することで、出力画像ログデータが正しく生成されているか否かを判定することができる。
続けて、制御部10は、生成した出力画像ログデータに対して、圧縮処理(ステップSB5)、暗号化処理(ステップSB6)を施す。圧縮することで画像サイズを小さくでき、更に符号データを暗号化処理することでセキュリティを強化できる。
以上の処理により出力画像ログデータが生成される。
図2の説明に戻る。画像処理装置1の制御部10は、ステップSA4の処理によって出力画像ログデータを生成すると、生成した出力画像ログデータを記憶部20の出力画像ログデータ記憶領域20cに記憶する(ステップSA5)。また、このとき、制御部10は、出力画像データの識別情報と、ジョブ番号やジョブが実行された日時またはユーザID等を含むジョブ管理情報を生成し、出力画像ログデータに付与して記憶する。
画像処理装置1の制御部10は、記憶部20の出力画像ログデータ記憶領域20cに記憶された出力画像ログデータを、ネットワーク入出力部50、プリンタ部40またはUI部60によって出力させることができる。画像処理装置1の管理者は、必要に応じて、記憶部20に記憶された出力画像ログデータを、ネットワーク入出力部50、プリンタ部40またはUI部60によって出力させることができ、蓄積保存された出力画像ログデータの内容を確認することができる。
制御部10は、出力画像ログデータを記憶部20に記憶すると、予め定められたデータ量以上の出力画像ログデータが出力画像ログデータ記憶領域20cに記憶されているか否かを判定する(ステップSA6)。このデータ量とは、装置の記憶領域の容量に依存するデータ量であってもよく、または、実行されるジョブ単位毎のデータ量であってもよい。ステップSA6において、記憶されていないと判定された場合は(ステップSA6;NO)、ステップSA4の処理に戻り、出力画像ログデータの生成処理を続行する(ステップSA4)。一方、ステップSA6の判定処理の判定結果が肯定的である場合、すなわち予め定められたデータ量以上の出力画像ログデータが記憶されている判定された場合は(ステップSA6;NO)、画像処理装置1の制御部10は、出力画像ログデータ記憶領域20cに記憶された出力画像ログデータを、通信ネットワークを介して接続された所定のサーバ装置に送信する(ステップSA7)。続けて、制御部10は、UI部60を制御して、イメージログを保存した旨を表すメッセージをUI部60の液晶ディスプレイに表示させて、出力画像ログデータが記憶されたことを装置の使用者に報知する(ステップSA8)。
図4の(a)および(b)は、UI部60の液晶ディスプレイに表示されるメッセージの一例を示す図である。図示のように、その画像処理に係るジョブ番号、日時、およびログを保存した旨を示すメッセージが、UI部60に表示される。
本実施形態においては、例えば2枚の原稿を1枚の出力用紙に多面付けする複写処理が行われた場合には、2枚の原稿が1枚の出力用紙に多面付けされた画像を表す出力画像ログデータが、ログ情報として記憶部20に記憶される。このように、出力画像データ、すなわち、画像データを外部に出力する際に生成するテンポラリな画像データ(出力画像データ)から出力画像ログデータを生成するから、画像処理装置において編集や加工処理が画像データに対して施された場合であっても、出力された画像と一致するログ情報を保存することができる。すなわち、出力画像を忠実に表現したログ情報を蓄積保存することができる。
さらに、RGB形式の画像データをログ情報として保存するから、使用者はログ情報の内容をディスプレイ等に表示することにより直感的に把握することができる。
このような出力画像に忠実なログ情報を蓄積保存することによって、例えば複数の使用者によって同じ原稿の複写処理が行われ、その原稿の複写処理によって情報漏洩が発生した場合であっても、装置の管理者は、ログ情報によってその複写処理の出力形式を視認することができるから、どの使用者によってその複写処理が行われていたのかを特定し易くなる。
また、出力画像ログデータが一定量蓄積された(1ジョブが終了した)段階で、画像処理装置1のUI部60にその旨のメッセージを表示する(図2のステップSA8参照)から、不正な情報漏洩に対して警告・抑止を行うことができる。
図2の説明に戻る。ステップSA1からステップSA8までの一連の処理を終えると、画像処理装置1の制御部10は、出力画像データ記憶領域20bに記憶された出力画像データを削除する旨を指示する。この処理は、例えば制御部10が記憶部20に記憶されたプログラムを実行することによって実現されるOSソフトウェアが、削除を指示する旨の指示情報を発行することによって実行される。この指示情報は、制御部10が他のプログラムを実行することによって実現される本実施形態に特徴の画像データ削除アプリケーションに通知され、画像データ削除アプリケーションは、この指示情報が通知されたことによって、出力画像データの削除処理を実行する(ステップSA9)。
ここで、制御部10が行う出力画像データの削除処理について、図5に示すフローチャートを参照しつつ以下に説明する。
図5は、制御部10が行う出力画像データの削除処理の流れを示すフローチャートである。なお、この図5に示す出力画像データ削除処理は、装置の起動時にエラーが検出された際に実行されるリカバリー処理において、出力画像データ記憶領域20bが解放されていなかった場合においても実行される。
図において、まず、画像処理装置1の制御部10は、削除を指示された出力画像データと対応する出力画像ログデータを、記憶部20の出力画像ログデータ記憶領域20cから検索する(ステップSC1)。この検索は、削除を指示された出力画像データの識別情報を有する出力画像データを検索することによって行う。検索されなかった場合は(ステップSC2;NO)、ステップSC3の処理に進み、出力画像ログデータの生成処理を再度行う(ステップSC3)。なお、このステップSC3の処理は、図3に示した処理と同様の処理である。検索された場合は(ステップSC2;YES)、検索された出力画像ログデータを読み出し、読み出した出力画像ログデータが破損していないか否かを判定する(ステップSC4)。
図6は、図5のステップSC4に示す判定処理を示すフローチャートである。図において、まず、画像処理装置1の制御部10は、出力画像ログデータが暗号解読を行う(ステップSC41)。暗号解読が実行可能であった場合は(ステップSC42;YES)、制御部10は、伸張処理を行う(ステップSC43)。伸張処理も正常に行えた場合には(ステップSC44;YES)、制御部10は、出力画像ログデータが破損していない、すなわち正常に生成されており、読み取り可能であると判定する(ステップSC45)。一方、ステップSC41において解読できなかった場合(ステップSC42;NO)またはステップSC44の処理において伸張できなかった場合(ステップSC44;NO)には、制御部10は、出力画像ログデータが破損している、すなわち正常に生成されておらず、読み取り不可能であると判定する(ステップSC46)。
図5の説明に戻る。画像処理装置1の制御部10は、判定処理(図5に示した処理)において、読み取り可能であると判定された場合、すなわち出力画像ログデータが破損していないと判定された場合は(ステップSC5;YES)、ステップSC6の処理に進み、画像データ記憶領域20aに記憶された画像データを削除する(ステップSC6)。
ステップSC5において、読み取り不可能であった場合、すなわち出力画像ログデータが破損していると判定された場合には(ステップSC5;NO)、出力画像ログデータ生成処理を再度行い(ステップSC3)、その後に当該出力画像データを出力画像データ記憶領域20bから削除する(ステップSC6)。
このように本実施形態においては、不必要な出力画像データを画像処理装置1から消去可能とするから、必要最低限の記憶容量でイメージを用いたログ情報を残すことができる。
ところで、このようなログ情報を蓄積保存する画像処理装置においては、悪意のある使用者によって、処理の途中で装置の電源がオフされる場合がある。例えば、図2のステップSA4に示す処理の途中で電源がオフされた場合には、出力画像ログデータの作成途中で処理が中断され、出力画像ログデータが作成されない。すなわち、途中まで作成された出力画像ログデータは、破損したデータとなる。
このように、例えば悪意のある使用者によって処理の途中で電源を落とされた場合や、処理の途中において優先度の高い画像出力処理に関する割り込みが入って出力画像ログデータ生成処理が途中で中断されたことで出力画像ログデータの生成に失敗した場合であっても、本実施形態においては、装置を再起動した場合に、リカバリー処理において、図5に示す出力画像データ削除処理を実行する。この処理が実行されることにより、画像処理装置1の制御部10は、記憶部20の出力画像データ記憶領域20bに記憶された出力画像データに基づいて出力画像ログデータを生成する。
このように本実施形態においては、出力画像ログデータが読み取り解釈できない場合には、出力画像データの消去処理に先立って出力画像ログデータ生成処理を実行するから、電源断等が発生したとしても、出力画像ログデータを確実に保存することができる。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。
(1)上述した実施形態においては、予め定められた量の出力画像ログデータを、所定のサーバ装置に送信するようにした。これに代えて、システム管理者に出力画像ログデータをメールに添付して送信するようにしてもよい。このようにすれば、出力画像ログデータを一定量蓄積された段階で、画像処理装置から所定の管理者へ、出力画像ログデータを使用した利用履歴を通知することができるから、適切なタイミングで管理者は利用履歴(ログ)を把握することができる。
(2)上述した実施形態では、画像処理装置1が、画像データから出力画像データへの変換処理や出力画像データの出力処理等を行うようになっていた。これに対し、通信ネットワークで接続された複数の装置が上記実施形態に係る機能を分担するようにし、それらの複数の装置を備えるシステムが同実施形態の画像処理装置1を実現させるようにしてもよい。
具体的には、例えば図7に示すような、複合機2とサーバ装置3とが通信ネットワークで接続されたシステムにおいて、サーバ装置3の記憶部に記憶された画像データを複合機2に送信して、複合機2が、受信した画像データに基づいて画像データを編集・加工して出力画像データを生成するようにしてもよい。このような場合は、サーバ装置3から読み出された画像データに対してログデータを作成・保存するようにしておけば、サーバ装置3に記憶された画像データについて、複合機2側でこれらの画像を編集・加工して出力しても、複合機2における画像データ出力ジョブに対応した履歴を、出力画像ログデータを用いて蓄積保存することができる。
(3)上述した実施形態における画像処理装置1の制御部10によって実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットのようなネットワーク経由で画像処理装置1にダウンロードさせることも可能である。
画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理装置の出力画像ログデータ生成処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理装置の液晶ディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 画像処理装置の出力画像データ削除処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理装置の判定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…画像処理装置、2…複合機、3…サーバ装置、10…制御部、20…記憶部、30…スキャナ部、40…プリンタ部、50…ネットワーク入出力部、60…UI部。

Claims (5)

  1. 画像処理の対象となる画像データを、指定された出力形式に従って変換し、出力画像データを生成する出力画像データ生成手段と、
    前記出力画像データ生成手段によって生成された出力画像データを、少なくとも当該データが出力されるまでの期間にわたって記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された出力画像データを出力する出力手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された出力画像データの画像を表す出力画像ログデータであって、当該出力画像データよりもデータ量が少ない出力画像ログデータを、当該出力画像データに基づいて生成する出力画像ログデータ生成手段と、
    前記出力画像ログデータ生成手段によって生成された出力画像ログデータを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された出力画像ログデータを出力する出力画像ログデータ出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記出力画像ログデータ出力手段は、前記第2の記憶手段に記憶された出力画像ログデータを、通信ネットワークを介して所定の装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 予め定められたデータ量以上の出力画像ログデータが前記第2の記憶手段に記憶されているか否かを判定するデータ量判定手段を備え、
    前記出力画像ログデータ出力手段は、前記データ量判定手段による判定結果が肯定的である場合に、前記第2の記憶手段に記憶された出力画像ログデータを、通信ネットワークを介して所定の装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の記憶手段に前記出力画像ログデータが記憶された場合に、その旨を報知する報知手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の記憶手段に記憶された出力画像データを、前記第1の記憶手段から削除する旨を指示する削除指示手段と、
    前記削除指示手段によって前記出力画像データを削除する旨が指示された場合に、当該出力画像データに基づいて生成された出力画像ログデータを前記第2の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された出力画像ログデータが破損しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記出力画像ログデータが破損していないと判定された場合には、前記削除指示手段によって削除する旨を指示された出力画像データを前記第1の記憶手段から削除し、
    一方、前記検索手段によって前記出力画像ログデータが検索されなかった場合または前記判定手段によって前記出力画像ログデータが破損していると判定された場合には、前記削除指示手段によって削除する旨を指示された出力画像データを前記出力画像ログデータ生成手段に供給して、前記出力画像ログデータ生成手段に前記出力画像ログデータを生成させ、その後に当該出力画像データを前記第1の記憶手段から削除する出力画像データ削除手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
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