JP4763984B2 - 記録装置及び廃インク量推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は記録装置及び廃インク推定方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式によりインクを吐出して記録を行なう記録ヘッドによりふち無し記録を行なう記録装置及び廃インク推定方法に関する。
従来よりプリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置として、画像情報に基づいたドットパターンを、紙やプラスチック薄板等の記録媒体上に形成することで画像を記録する記録装置が知られている。このような記録装置は、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザビーム式等、様々な記録方式に従う記録装置がある。
近年、このような記録装置に対しては、高速記録、高画質(高解像度)、低騒音などが要求されている。これらの要求に応える記録装置として、インクジェット方式を採用した記録装置(インクジェット記録装置)がある。インクジェット記録装置は、記録ヘッドの吐出口から吐出したインク(記録液)滴を記録媒体に付着させることにより画像が形成される。また、記録媒体とは非接触で記録を行うことが可能であるため、幅広い記録媒体に対して安定した画像を記録することができる。
また、インクジェット記録装置の中でも記録媒体の搬送方向に垂直に往復運動する記録ヘッドを搭載したシリアルタイプの記録装置が広く知られている。シリアルタイプの場合には、記録ヘッドの大きさが小さくても良いため、様々な記録媒体のサイズに対応可能であること、複数ノズル列を持つことによる多色化が容易であること、重ね記録の回数により速度と記録画質の調整が容易であることなどの利点があるために、急速に知られることになった。
さらに、近年にはキャリッジの往復運動によりインクを吐出して記録を行う範囲を記録媒体の外側まで広げることにより、記録媒体左右両端部の余白をなくした全面記録を実施できる記録装置も知られるようになっている。なお、この全面記録は、記録媒体上の全面に対して記録を行うものであり、ふちを残して記録を行う方式と対比させて、「ふち無し記録」とも称されることがある。このような記録媒体の左右余白をなくした全面記録が可能な記録装置では、記録媒体上以外の、左右にはみ出して吐出されるインク滴により記録媒体を支持するプラテンなどが汚染されるのを防止するため、プラテン上に廃インク吸収体を設け、記録媒体以外にはみ出して吐出されるインク滴を吸収している。
しかし、プラテン上に設けられた廃インク吸収体の、吸収可能なインクの体積が限りがあるため、全面記録を行う枚数が増加するとその吸収体からインクがあふれ出してプラテンのインク汚れを引き起こしてしまうという問題も生じている。
従って、従来から、このような全面記録が可能な記録装置においては、プラテン吸収体からのインクあふれを防止するための制御方法が提案されている。
例えば、特許文献1には記録媒体の案内部にインクの受け穴を形成し、その受け穴内にインク吸収体を配置した上で、インク吸収体に吐出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段が具備されていることを特徴とする記録装置が提案されている。加えて、特許文献1には、吐出インク滴の量の替わりに所定値を積算する廃液量積算手段についても提案されている。
さらに、記録媒体のサイズをキャリッジの移動方向(主走査方向)に分割してドットカウントウィンドウサイズを定め、インクジェット記録装置内の制御回路に備えられたプリントバッファ上でそのドットカウントウィンドウを用いてドットカウント行ってフチ無し部のインク量を計測する廃インク量計測手段も提案されている。
特開2001−301201号公報
しかしながら上記従来例のようにインク吸収体に対して吐出されるインク滴を積算するためには、記録媒体の幅や左右のはみ出し量などを正確に把握した上で、記録動作を行なうたびに適時計算する必要が生じるので、記録媒体の幅や左右のはみ出し量を正確に検出測定するために複雑で高価なセンサや機構が必要である。また、装置コストの上昇を回避するために所定値を積算する方法を用いた場合には、廃液量の見積もり精度が低下してしまうという問題が生じてしまう。
このような問題を回避するため、インク吸収体に吐出されるインク滴の量を積算計数する替わりに、プリントバッファ上で記録データからインク滴の量を概算する方法も提案されているが、この方法を採用する場合にも、記録媒体サイズによっては十分な精度が維持できないという問題がある。
以下、具体的にその問題点を説明する。
特許文献1は、印刷制御手段においてホストコンピュータからの記録データに基づいてビットマップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆動手段により駆動信号を発生させてキャリッジ上の記録ヘッドからインクを吐出させて画像の記録を行う記録装置を提案している。
この画像記録の際に印刷制御手段から廃液量計数手段に対して制御信号が送出されるように構成されており、全面記録が行われたときに、プラテン廃インク吸収体に吐出されるインク滴の量が計数される。このように吐出するインク滴の数を計数する構成を実現しようとすると、吐出タイミング毎に吐出インク滴の数を積算する必要が生じて非常に複雑で高価な制御装置が必要となってしまう。
また、特許文献1には、このような複雑な制御の替わりにキャリッジの1走査もしくは記録媒体1枚毎に所定値を積算する記録装置も提案されている。この場合、所定値を積算するだけであるため、インク滴のカウントなど複雑な制御機構は必要ないが、記録される画像にかかわらず一定の値が積算されてしまうため、プラテン廃インク量を計測する精度は低い。この精度が低いと、プラテン吸収体が独立している場合に特に問題となる。
例えば、積算する一定値を最悪条件で設定した場合には、実際に全面記録が可能な記録媒体枚数よりも早い段階でプラテン廃インク吸収体の上限に達してしまい、以後、全面記録ができないように記録動作が制御されてしまう。逆に積算する一定値を少なめに設定した場合には、プラテン廃インク吸収体に吐出するインク滴が多い画像の記録が続くと、設定された値に達する前にインクあふれが発生し、プラテンを汚染してしまうという問題が発生する。
さらに、プリントバッファ上で記録データからインク滴の量を概算する方法は、上記問題を克服するためのものであるが、記録サイズによっては記録媒体のふちの部分のドットカウント精度が非常に低下することがあった。なお、その精度低下については後述する実施例中で詳細に説明する。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、より安価で簡単な構成で高精度にふち無し記録の際にインク吸収体に対して吐出されるインク滴の量を推定することのできる記録装置及び廃インク推定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
即ち、記録ヘッドから記録媒体の端部をはみ出してインクを吐出することで前記記録媒体の全面へ記録を行うことが可能な記録装置であって、前記記録ヘッドを走査させる走査手段と、前記記録ヘッドの走査方向に対応させて外部装置から送られた記録データを格納するプリントバッファと、前記プリントバッファの領域から前記記録媒体の原点未満の部分を除く領域を所定数の区分に分割する分割手段と、前記記録ヘッドの走査方向における前記記録媒体のサイズと前記分割手段により分割された区分のサイズとから、前記記録媒体の内側に対応する区分以外の区分を特定する特定手段と、前記原点未満の部分または前記特定手段により特定された区分に含まれ、前記記録ヘッドからインクを吐出させる記録データをカウントすることにより、前記記録媒体の端部をはみ出して前記記録ヘッドから吐出されるインク量を推定する推定手段とを有することを特徴とする。
さらに、前記記録ヘッドから前記記録媒体の端部をはみ出して吐出されインクを吸収する吸収体を有することが望ましい。
またさらに、前記推定手段により推定されたインク量を積算して記憶する不揮発性メモリを有することが望ましい。
また他の発明によれば、記録ヘッドから記録媒体の端部をはみ出してインクを吐出することで前記記録媒体の全面へ記録を行うことが可能な記録装置の廃インク量推定方法であって、前記記録ヘッドの走査方向に対応させて外部装置から送られた記録データを格納するプリントバッファの領域から前記記録媒体の原点未満の部分を除く領域を、所定数の区分に分割する分割工程と、前記記録ヘッドの走査方向における前記記録媒体のサイズと前記分割工程により分割された区分のサイズとから、前記記録媒体の内側に対応する区分以外の区分を特定する特定工程と、前記原点未満の部分または前記特定工程において特定された区分に含まれ、前記記録ヘッドからインクを吐出させる記録データをカウントすることにより、前記記録媒体の端部をはみ出して前記記録ヘッドから吐出されるインク量を推定する推定工程とを有することを特徴とする廃インク量推定方法を備える。
従って本発明によれば、記録データを格納するプリントバッファを複数の区分に分割し、各区分毎に記録ヘッドにより記録動作を生じさせる記録データをカウントし、さらに記録ヘッドの走査方向に関して記録媒体をプリントバッファを対応させ、複数の区分の内、記録媒体上に含まれない区分を選択し、その選択された区分に含まれ、記録動作を生じさせる記録データをカウントして積算するので、特別な機構を用いることなく、プリントバッファのデータを処理するという簡単な構成で、用いられる記録媒体のサイズに合わせて、全面記録により記録媒体をはみ出して記録がなされる部分をより正確に推定することができるという効果がある。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
また、記録媒体の端部に余白を残さずに、記録媒体上の全面へ記録を行う方式を「全面記録」と称し、この全面記録の際に、記録媒体上以外、つまり記録媒体の外側に対してインクの吐出を行う部分を「はみ出し部」、或いは「ふち無し部」と称することとする。
まず、本発明の実施例の説明に先立ち、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の基本構成の一例を図1〜図3に基づいて説明する。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の要部の概略構成図である。
また、図2は、インクタンクを装着する記録ヘッドの斜視図である。
図1において、記録装置の外装部材内に収納されたシャーシ3019は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材によって構成されて、記録装置の骨格を成すものであり、次のような各記録動作機構を保持する。
自動給送部3022は、用紙(記録媒体)を装置本体内へと自動的に給送する。搬送部3029は自動給送部3022から1枚ずつ送出される用紙を所定の記録位置へと導くと共に、その記録位置から排出部3030へと用紙を導く。矢印Yは、用紙の搬送方向(副走査方向)である。記録位置に搬送された用紙は、記録部によって所望の記録が行われる。この記録部に対しては、回復部5000によって回復処理が行われる。2015は紙間調整レバー、3006はLFローラ3001の軸受けである。
記録部において、キャリッジ4001は、キャリッジ軸4021によって矢印Xで示されるキャリッジ移動方向(主走査方向)に移動可能に支持されている。キャリッジ4001には、図2に示すインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)1001が着脱可能に搭載される。記録ヘッド1001は、図2のように、インクを貯留するインクタンク1900と共に、ヘッドカートリッジ1000を構成する。インクタンク1900としては、写真調の高画質なカラー記録を可能とするために、例えば、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタおよびイエロの各色独立の6つのインクタンクが用意されている。これら6つのインクタンク1900夫々は、記録ヘッド1001に対して着脱自在となっている。
記録ヘッド1001はメイン基板1からフレキシブルケーブル12を経由して記録に必要なヘッド駆動信号を得る。また、インクを吐出するためのエネルギーとして、電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用するものが好ましい。その場合には、電気熱変換体の発熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのときの発泡エネルギーによって、インク吐出口からインクを吐出することができる。
回復部5000には、記録ヘッド1001におけるインク吐出口の形成面をキャップするキャップ(不図示)が備えられている。このキャップには、その内部に負圧を導入可能な吸引ポンプを接続してもよい。その場合には、記録ヘッド1001のインク吐出口を覆ったキャップ内に負圧を導入して、インク吐出口からインクを吸引排出させることにより、記録ヘッド1001の良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(吸引回復処理ともいう)をすることができる。また、キャップ内に向かって、インク吐出口から画像の記録に寄与しないインクを吐出させることによって、記録ヘッド1001の良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(吐出回復処理ともいう)を行なうことができる。
また、キャリッジ4001には、図1に示すように、キャリッジ4001上の所定の装着位置に記録ヘッド1001を案内するためのキャリッジカバー4002が設けられている。さらに、キャリッジ4001には、記録ヘッド1001のタンクホルダ部と係合して、記録ヘッド1001を所定の装着位置にセットさせるヘッドセットレバー4007が設けられている。ヘッドセットレバー4007はキャリッジ4001の上部に位置するヘッドセットレバー軸に対して回動可能に設けられており、記録ヘッド1001と係合する係合部には、ばね付勢されるヘッドセットプレート(不図示)が備えられている。そのばね力によって、ヘッドセットレバー4007は記録ヘッド1001を押圧しながらキャリッジ4001に装着する。
なお、キャリッジ4001の走査方向に沿って、記録ヘッド1001のインク吐出面とは対向してプラテン廃インク吸収体(不図示)が配され、記録用紙のような記録媒体の全面に対して記録を行う全面記録にあたって、記録媒体の外側に吐出されたインク液滴を吸収するようにしている。また、プラテン廃インク吸収体は記録媒体が記録装置内に供給された場合には、その記録媒体の下側に位置するように配置されており、記録媒体が記録ヘッドとプラテン廃インク吸収体との間になるようになっている。
図3は図1に示す記録装置の制御回路の概略構成を示すブロック図である。
図3において、CPU100は記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM101はそれらの処理手順等のプログラムが格納され、また、RAM102はそれらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。記録ヘッド1001からのインクの吐出は、CPU100が電気熱変換体などの駆動データ(記録データ)および駆動制御信号(ヒートパルス信号)をヘッドドライバ1001Aに供給することにより行われる。CPU100は、キャリッジ4001を主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ103をモータドライバ103Aを介して制御し、また用紙(記録媒体)を副走査方向に搬送するための搬送モータ104をモータドライバ104Aを介して制御する。
以上のような構成の記録装置において記録を行う場合には、まず、ホスト装置(以下、ホスト)200から外部I/F(不図示)を通して送出されてきた記録データをプリントバッファに一旦格納する。そして、キャリッジモータ103によってキャリッジ4001と共に記録ヘッド1001を主走査方向させつつ、記録データに基づいて記録ヘッド1001からインクを吐出させる記録動作と搬送モータ104によって用紙(記録媒体)を副走査方向に所定量搬送する搬送動作とを繰り返すことによって用紙(記録媒体)上に順次画像を記録する。
次に、以上の構成の記録装置を共通実施例とした全面記録処理について説明する。
この実施例を説明する前に、この実施例との比較のために、全面記録を行う際の一般的なドットカウント方法について、図4〜図5を用いて詳細に説明する。
この記録装置では、ホストから記録装置のプリントバッファに記録データが転送された後に、そのプリントバッファからキャリッジの走査毎の記録データを切り出して記録ヘッドに転送し、画像の記録を行う。この時、記録ヘッドから吐出されるインク滴の数を計測する替わりに、プリントバッファ上のはみ出し部分に相当する部分の画像データを計測することで全面記録において記録媒体上をはみ出して吐出されるインク量を推定する。
ここで、その推定方法について順に説明する。
図4は、全面記録において記録媒体をはみ出して吐出される部分のインク量推定方法を示すフローチャートである。
まず、プリントバッファに記録画像を展開した後に、ステップS10で記録媒体の横サイズ(X_media)を得る。ここでいう横サイズとは主走査方向に関する記録媒体のサイズを言う。次に、ステップS20では、1画素あたりのビット数(B)を得る。
この実施例では、解像度600dpiの1画素に対し、画像データは4ビットでホストから送られてくるものとする。このため、プリントバッファ中の横サイズ(X_bit)は、ステップS30において、X_bit=X_media×Bで計算される。
次に、ドットカウントを行う基本ドットカウントウィンドウサイズを定める。
副走査方向のサイズは、例えば、“16”などの固定値を用いるが、ステップS40において、主走査方向については基本ドットカウントウィンドウサイズ(X_win)をX_win=X_bit/160として求める。これは、横方向のサイズを固定値とすると、横サイズを小さく設定した場合には大きい媒体でウィンドウ数が増えてしまい管理が困難になる一方、横サイズを大きく設定すると、小さい媒体で十分なドットカウントの精度を得られなくなってしまうことを意味する。このため、使用する記録媒体の大きさによって適当な基本ドットカウントウィンドウサイズを選択することが望ましいことは明らかである。
次に、ステップS50では、記録媒体の原点(後述)は記録媒体のサイズによらず一定のため、原点未満の部分は分割せずに各ウィンドウ毎のドットカウントを実施する。
図5はプリントバッファと各ドットカウントウィンドウ、記録媒体の関係を示す模式図である。図5に示されているように、プリントバッファは主走査方向に(N+1)個のセグメントを分割され、その1つ1つがドットカウントを行うためのウィンドウとなる。また、この記録装置では種々のサイズの記録媒体を用いて記録を行うことができるが、どのようなサイズであれ、その記録媒体はキャリッジのホームポジション(HP)に合わせて搭載され給紙搬送される。従って、図5に示すように、その記録媒体のHP側の端を記録媒体の原点として定義する。
図5の場合、HP側原点よりも右側に記録媒体が存在し、左側には記録媒体はない。従って、その原点より左側に対応するプリントバッファの領域は分割せずに、1つのウィンドウ(ウィンドウ“0”)として扱い、ドットカウントを行なう。
さて、ステップS50では、n番目のウィンドウにおけるドットカウント値をD(n)としてドットカウントウィンドウサイズ毎にドットカウントを実施し、さらに、ステップS60では、フチ無し部分のドットカウントを行なう。全面記録におけるはみ出し部分に相当するウィンドウとしてはn=0、及びn>160のウィンドウを選択し、それらのウィンドウ夫々のドットカウント値の和(D)を求め、その和をはみ出し部分のドットカウント値とする。
次に、ステップS70ではフチ無し部分のインク量(W_ink)をステップS60において求めたはみ出し部ドットカウント値(D)と1ドットあたりの吐出量(Vd)との積から求める。なお、異なる吐出量のインク滴を用いて画像を形成している場合には、吐出量の異なるインク滴毎にドットカウント値(D)と夫々の吐出量との積を求めたり、吐出量の比でドットカウント値の重み付けを行って見かけ上のドットカウント値(D)を求めたりしてもよい。
次に、ステップS80ではプラテン廃インク量(W_ink_p)にステップS70において新たに求められた(W_ink)を積算して、プラテン廃インク量(W_ink_p)の値を更新する。廃インク量(W_ink_p)更新のタイミングは、キャリッジ走査毎や、記録媒体の排紙後、プリントジョブ毎、記録ヘッドのキャッピング後、記録装置のパワーOFF時などとする。
さて、プラテン廃インク量(W_ink_p)は記録装置のハードパワーOFF時も保持されている必要があるため、EEPROMなどの不揮発性メモリに記憶する。EEPROMは書き込み回数の上限が定められているため、記録装置の寿命や記録頻度によって、更新タイミングを予め決定しておく。例えば、寿命が短い記録装置の場合、キャリッジの走査毎にEEPROMへの書き込みを行なっても良いが、寿命が長い記録装置の場合には、より更新回数の少ない記録媒体の排紙後や記録ヘッドのキャッピング後などにその書込みを実施することによりEEPROMへの書き込み回数を削減することが望ましい。
以上のような処理により、記録装置はプラテン廃インク量(W_ink_p)の数値が一定以上の場合、画像記録時にはホストを介して装置利用者に例えば警告メッセージを表示することで注意を促したり、或いは記録を許可しない制御を実行することで記録媒体へのインク汚れを未然に防止したりすることが可能となる。
この制御により、従来は記録媒体1枚の記録毎に所定値を積算していた場合に比べ、全面記録において記録媒体上からはみ出した部分のドットカウント精度を向上させることが可能となった。しかし、このような方法によっても、記録装置内の計算で端数を切り捨てるために、記録媒体のサイズによっては誤差が発生してしまう。特に、プラテン上の吸収体が独立しており吸収できる廃インク量が少ない記録装置の場合には、記録装置の寿命以前にプラテン廃インクが規定値を超えて記録できなくなってしまう場合が発生してしまう。
このような誤差が発生する理由を、図6〜図7を参照して説明する。
図6はプリントバッファと各ドットカウントウィンドウと記録媒体のサイズとの関係を示す模式図である。
図7は記録媒体サイズとドットカウントの誤差の関係を示す図である。
ここでは、記録媒体のサイズをL判、1画素あたりの画像データが4ビットでの例を考える。この時、記録媒体の横サイズは解像度600単位とすれば2103ドット、プリントバッファ中のサイズ(X_bit)は8412ドットとなる。基本ドットカウントウィンドウサイズ(X_win)は、図4に示すステップS40に基づくと、8416/160=52.575であるが、記録装置内での計算は小数点以下が切り捨てられるため、図7に示すように、X_win=52となる。
しかしながら、一般的な、はみ出し部分のインク量推定方法では図6に示すように基本ドットカウントウィンドウサイズを160倍したものを記録媒体の横幅(以下、みなし横幅)とみなし、ドットカウントウィンドウ0とドットカウントウィンドウ161以上とをフチ無し部分として積算するが、小数点以下の切り捨て部分を考慮すると、実際にはドットカウント0とドットカウントウィンドウ162以上とをフチ無し部分とした方が正確である。
小数点以下の切捨てによる誤差部分を計算すると、図7の“X−X′”に示されるように、記録媒体がL判の場合、92ドット、主走査方向の長さでは0.97mm、ドットカウントウィンドウで1.77個分となる。このときのフチなし量を2mm(47.2ドット/600dpi)とすると、はみ出し部分のドットカウント値/実際のはみ出し部分の比は、(2+0.97)mm/2mm=148%となり、実際のはみ出しドットカウント値の約1.5倍分のカウントしてしまっていることになる。
この数値は記録媒体サイズによって異なり、図7に示しているように、4×6での1.0倍からカードサイズでの1.8倍とばらついている。このようにフチ無し部ドットカウント値の誤差が大きくなると、プラテン上の廃インク量管理が正確に行えなくなってしまう。
以上の検討を踏まえ、この実施例では、記録媒体サイズによる左右のはみ出し部分のドットカウント値の精度を向上させる簡単で安価な構成のドットカウント手段を提供する。
次に、図8〜図9を参照して、この実施例に従うドットカウント方法について詳細に説明する。
図8は本発明の実施例1に従うはみ出し部分のインク量推定方法を示すフローチャートである。なお、図8において図4を参照して既に説明した処理ステップについては同じステップ参照番号を付し、その説明を省略する。
ステップS10〜ステップS50までは、図4で既に説明した一般的な方法に従って、プリントバッファ中の横サイズを計算し、ドットカウントウィンドウサイズを決定し、各ドットカウントウィンドウでのドットカウントを行なう。
次に、ステップS55ではプリントバッファ中の横サイズ(X_bit)とドットカウントウィンドウ横サイズ(X_win)とに基づいて、記録媒体の内側に対応するドットカウントウィンドウ数(n_in)を求め、ステップS65ではフチ無し部分のドットカウント値(D)をn=0、或いはn>n_inを満たすウィンドウのドットカウント値の和として求める。
図9にこの実施例に従う、プリントバッファと各ドットカウントウィンドウ、記録媒体の関係を説明する模式図を示す。図9に示す例では、n_in=161となっている。図9と図6とを比較すると分かるように、この実施例では、ドットカウントウィンドウ数の誤差が実際の記録媒体のサイズに比べて必ず1個未満になっている。
さらに、ステップS70、S80では、図4で既に説明した一般的な方法に従って、フチ無し部分のインク量(W_ink)を求め、プラテン廃インク量(W_ink_p)を更新する。
ここで、この実施例に従うはみ出し部分のドットカウント精度の向上を、図10を参照して説明する。
図10はこの実施例に従う記録媒体サイズとドットカウントの誤差の関係を示す図である。
一般的な方法との比較のために、ここでも、記録媒体サイズはL判、1画素あたりの画像データが4ビットの例を考える。この時、記録媒体の横(主走査方向)サイズは89mm、解像度600dpiで2103ドット、X_bit=8412ドットである。基本ドットカウントウィンドウサイズ(X_win)は8412/160=52.575であるが、記録装置内での計算は小数点以下を切り捨てるため、X_win=52となる。
さて、記録媒体の内側に対応するドットカウントウィンドウの数(n_in)は、プリントバッファ中の横サイズ(X_bit)をドットカウントウィンドウ横サイズ(X_win)で割って 8412/52=161を得る。はみ出し部分のドットカウント値は、n=0或いはn> n_in(=161)を満たすウィンドウのドットカウントの和となるため、修正されたはみ出し部分のドットカウント値は161×52=8372、プリントバッファのビット数との差(X−X′)は8412−8372=40となる。ここで、1画素は4ビットなので、この値を画素数に換算すると、40/4=10画素、さらに、これを解像度600dpiを考慮して、長さに換算すると、25.4×10/600=0.42(mm)となる。
ここではみ出し量を2mm(47.2ドット/600dpi)とすると、はみ出し部分のドットカウント値の実際のはみ出し部分に対する比は、 (2mm+0.42mm)/2=121%となる。この値は図7に示した例と比較すると約27%の改善となっている。
記録媒体サイズによってその効果は異なるが、図10に示すように、全面記録におけるはみ出し部のドットカウント値が図7に示した一般的な方法の1.0〜1.8倍から1.0〜1.2倍まで精度が向上している。
そして、以上のような処理により積算された廃インク量を所定の閾値(例えば、プラテン廃インク吸収体が吸収できるインク量、或いは、その吸収体からインクが溢れ出さない上限値など)と比較し、その比較結果、積算推定廃インク量がその閾値を越えたなら、CPUはこれ以後の全面記録は行なわないように、或いは記録動作を行なわないように制御する。
以上述べたようにこの実施例に従えば、記録装置内のプリントバッファを小さなウィンドウに区切って、各区分でのドットカウントを行い、全面記録を行う際のはみ出し部分の廃インク量を推定する際、記録媒体の横(主走査方向)サイズからドットカウントウィンドウの横サイズを計算し、その計算された横サイズと記録媒体の横サイズから記録媒体の内側に対応するドットカウントウィンドウの数(n_in)を計算し、その数に含まれないドットカウントウィンドウの部分をフチ無し部分とみなし、その部分のドットカウントを廃インク量として積算することにより、従来よりも安価で簡単な構成による廃インク量管理の精度向上を実現することができる。
なお、この実施例ではプリントバッファの横(主走査方向)サイズを基本ドットカウントウィンドウサイズで割ってドットカウントウィンドウサイズを得たが、基本ドットカウントウィンドウサイズ(X_win)からみなし横幅(X')をX'=X_win×160として求め、誤差(X−X′)を基本ドットカウントウィンドウサイズで割って誤差分に相当するドットカウントウィンドウ数を得てもよい。
ここでは、図11〜図12を参照して、本発明の第2実施例について説明する。
図11はこの実施例に従う、プリントバッファと各ドットカウントウィンドウ、記録媒体の関係を説明する模式図である。なお、この実施例では、1画素あたりの画像データが8ビットで表されているものとする。
また、図12はこの実施例に従う記録媒体サイズとドットカウントの誤差の関係を示す図である。
ドットカウントウィンドウの横サイズに制限があって、1画素あたりのビット数が大きい場合にHP側原点より外側のはみ出し部分が一つのドットカウントウィンドウに収まらない場合がある。このような場合に対応するため、この実施例では図11に示すように、HP側のはみ出し部分として、ドットカウントウィンドウ0および1を割り当てる。
以下、実施例1と同様にフチ無し部分の廃インク量を推定する。
ここでは、例として、記録媒体サイズとしてカード(横幅54mm)、1画素当たり8ビットの画像データを考える。この時、カードの横(主走査方向)サイズは解像度600dpiであればドット換算で1276ドット、プリントバッファのサイズはビット換算でX_bit=10208ビットとなる。基本ドットカウントウィンドウサイズ(X_win)はビット換算で10208/160=63.8であるが、記録装置内での計算は小数点以下を切り捨てるため、X_win=63となる。
記録媒体の内側に対応するドットカウントウィンドウの数(n_in)は、プリントバッファの横(主走査方向)サイズ(X_bit)をドットカウントウィンドウ横サイズ(X_win)で割って、10208/63=162を得る。一方、この実施例では、図11に示すようにHP側のはみ出し部ドットカウントウィンドウにウィンドウ0及び1が割り当てられているため、はみ出し部分のドットカウントの対象となるウィンドウnの値はn=0、1、及びn>n_in(=1+162)部分となり、その部分のウィンドウのドットカウントの和がはみ出し部分のドットカウントとなる。従って、修正されたはみ出し部分のドットカウント値は162×63=10206、プリントバッファのビット数との差(X−X′)は10208−10206=2となる。ここで、1画素は8ビットなので、この値を画素数に換算すると、2/8=0.25画素、さらに、これを解像度600dpiを考慮して、長さに換算すると、25.4×0.25/600=0.010(mm)となる。
ここで、はみ出し量2mm(47.2ドット/600dpi)とすると、はみ出し部分のドットカウント値の実際のフチ無し部分に対する比は、 (2mm+0.010mm)/2=100.5%となる。図12を参照して従来方法と比較すると、従来はウィンドウ約2個分の誤差が発生し、正しい値に対して約133%のカウントがされていたため、約33%の改善となる。
以上説明した実施例に従えば、ドットカウントウィンドウの横サイズに制限があって、1画素あたりのビット数が大きい場合にも、HP側原点より外側のはみ出し部分に複数のドットカウントウィンドウを割当てて、はみ出し部分のドットカウントを行なうことで、従来よりも安価で簡単な構成によるはみ出し部分の廃インク量管理の精度向上を実現することが可能となる。
また、この実施例から明らかなように、記録媒体サイズや1画素を表現する画像データのビット数によってはみ出し部ドットカウント誤差は大きく異なるので、記録媒体のサイズが小さい場合や1画素を表現する画像データのビット数が多い場合にのみ、この実施例を適用するようにしても良い。
なお、この実施例では、プラテン廃インク吸収体を独立として扱ったが、プラテン吸収体が記録装置の内部に備えられたメインの廃インク吸収体と合体している場合にも、廃インク量管理の精度向上という点から本発明が有効であることは言うまでもない。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の全体構成の概要を示す外観斜視図である。 インクタンクを搭載する記録ヘッドの斜視図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。 一般的なドットカウント方法を説明したフローチャートである。 一般的なプリントバッファ、各ドットカウントウィンドウ、記録媒体横サイズの関係を説明する模式図である。 一般的なドットカウント誤差を説明するための模式図である。 一般的なドットカウント精度の計算結果を示す図である。 本発明の第1実施例に従うドットカウント方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施例に従うドットカウント誤差を説明するための模式図である。 本発明の第1実施例に従うドットカウント精度の計算結果を示す図である。 本発明の第2実施例に従うドットカウント誤差を説明するための模式図である。 本発明の第2実施例に従うドットカウント精度の計算結果を示す図である。
符号の説明
1 メイン基板
12 フレキシブルケーブル
100 CPU
101 ROM
102 RAM
103 キャリッジモータ
103A モータドライバ
104 搬送モータ
104A モータドライバ
1000 記録ヘッドカートリッジ
1001 インクジェット記録ヘッド
1001A ヘッドドライバ
1900 インクタンク
2015 紙間調整レバー
3001 LFローラ
3006 軸受け
3019 シャーシ
3022 自動給送部
3029 搬送部
3030 排出部
4001 キャリッジ
4007 ヘッドセットレバー
4021 キャリッジ軸
5000 回復部

Claims (4)

  1. 記録ヘッドから記録媒体の端部をはみ出してインクを吐出することで前記記録媒体の全面へ記録を行うことが可能な記録装置であって、
    前記記録ヘッドを走査させる走査手段と、
    前記記録ヘッドの走査方向に対応させて外部装置から送られた記録データを格納するプリントバッファと、
    前記プリントバッファの領域から前記記録媒体の原点未満の部分を除く領域を所定数の区分に分割する分割手段と、
    前記記録ヘッドの走査方向における前記記録媒体のサイズと前記分割手段により分割された区分のサイズとから、前記記録媒体の内側に対応する区分以外の区分を特定する特定手段と、
    前記原点未満の部分または前記特定手段により特定された区分に含まれ、前記記録ヘッドからインクを吐出させる記録データをカウントすることにより、前記記録媒体の端部をはみ出して前記記録ヘッドから吐出されるインク量を推定する推定手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドから前記記録媒体の端部をはみ出して吐出されるインクを吸収する吸収体をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記推定手段により推定されたインク量を積算して記憶する不揮発性メモリをさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 記録ヘッドから記録媒体の端部をはみ出してインクを吐出することで前記記録媒体の全面へ記録を行うことが可能な記録装置の廃インク量推定方法であって、
    前記記録ヘッドの走査方向に対応させて外部装置から送られた記録データを格納するプリントバッファの領域から前記記録媒体の原点未満の部分を除く領域を、所定数の区分に分割する分割工程と、
    前記記録ヘッドの走査方向における前記記録媒体のサイズと前記分割工程により分割された区分のサイズとから、前記記録媒体の内側に対応する区分以外の区分を特定する特定工程と、
    前記原点未満の部分または前記特定工程において特定された区分に含まれ、前記記録ヘッドからインクを吐出させる記録データをカウントすることにより、前記記録媒体の端部をはみ出して前記記録ヘッドから吐出されるインク量を推定する推定工程とを有することを特徴とする廃インク量推定方法。
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