JP4757064B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信端末による無線通信を中継する中継局を備える無線通信システムに関する。
複数のセグメントで構成されている無線通信システムにおいて、無線通信端末がセグメントをまたぐハンドオーバを行った場合、ハンドオーバ先のセグメントにおいて、当該無線通信端末には、ハンドオーバ前のセグメントで使用していたIPアドレスとは異なるIPアドレスが割り当てられる。このようなセグメントをまたぐハンドオーバを通信中に実行した場合、無線通信端末のIPアドレスの変更に伴って通信データの欠落が生じ、場合によっては通信が切断されてしまう。
これを防止するために、特許文献1には、無線通信端末がハンドオーバを実行する場合に、ハンドオーバが終了して通信を再開できる状況になるまで自身宛の通信データを記憶するよう、ハンドオーバ前のセグメント内の無線基地局を介してネットワーク内の中継局に指示する技術が開示されている。これにより、セグメントをまたぐハンドオーバを通信中に実行した場合であっても、通信データの欠落を防止することができる。
特開2004−153542号公報
上記特許文献1の技術は、ハンドオーバ前のセグメント内において十分に通信を行うことが可能な電波環境にあることを想定しており、ハンドオーバ前のセグメント内の無線基地局から十分な強度の電波を受信できなくなった後のハンドオーバについては考慮されていない。そのため、無線通信端末が、電波の瞬断や無線基地局のカバーエリアの外に移動する等によって異なるセグメントへハンドオーバを行うことになった場合には、自身宛の通信データの保持をハンドオーバ先の無線基地局に指示することができず、通信データの欠落が多くなる場合があった。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、無線通信端末が通信中に異なるセグメントに属する中継局へハンドオーバを行った場合の通信データの欠落をより少なくすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の無線通信システムは、中継局が無線通信端末から帰属要求を受信した場合に、当該無線通信端末の呼が維持されている場合には、当該無線通信端末に新たなIPアドレスが割り当てられて通信の再開が可能になるまで、当該無線通信端末宛の通信データをシステム内に蓄積する。
例えば、本発明は、通信ネットワークに接続され、無線通信端末により無線通信を用いて送受信される通信データを、当該通信ネットワークを介して中継する複数の中継局と、通信ネットワークに接続され、それぞれの中継局を介して無線通信端末によって行われる通信を管理する通信管理サーバとを備え、中継局は、無線通信端末から帰属要求を受信した場合に、当該帰属要求を送信した無線通信端末の識別情報を含む帰属開始通知を、通信管理サーバへ送信する帰属開始通知送信手段と、帰属中の無線通信端末によって、自中継局を介して実行されるIPアドレス取得処理を監視して、当該帰属中の無線通信端末へIPアドレスが配布された場合に、配布されたIPアドレスおよび当該帰属中の無線通信端末の識別情報を含むアドレス通知を通信管理サーバへ送信するIPアドレス配布監視手段とを有し、通信管理サーバは、無線通信端末に配布されたIPアドレスおよび当該無線通信端末の通信相手である他の通信機器のIPアドレスを、当該無線通信端末の識別情報に対応付けて格納する通信状態格納手段と、無線通信端末による通信を制御する通信制御手段と、通信制御手段によって制御される通信を監視して、通信状態格納手段内に格納されたIPアドレスに対応する無線通信端末と他の通信機器との間の呼が確立された場合に、当該無線通信端末の識別情報に対応付けて、当該他の通信機器のIPアドレスを通信状態格納手段に格納する通信状態管理手段と、他の通信機器のIPアドレスを含む蓄積指示を受信した場合に、当該蓄積指示に含まれるIPアドレスに対応する他の通信機器からの通信データを蓄積し、無線通信端末のIPアドレスを含む転送指示を受信した場合に、蓄積した通信データを当該転送指示に含まれるIPアドレスに対応する無線通信端末へ転送するデータ蓄積手段と、中継局から帰属開始通知を受信した場合に、通信状態格納手段を参照して、当該帰属開始通知に含まれる識別情報に対応付けて、他の通信機器のIPアドレスが通信状態格納手段内に格納されている場合には、当該他の通信機器のIPアドレスを含む蓄積指示をデータ蓄積手段へ送信すると共に、通信制御手段に指示して、他の通信機器に通信データを通信管理サーバへ送信させる帰属開始通知受信手段と、中継局からアドレス通知を受信した場合に、通信状態格納手段を参照し、受信したアドレス通知に含まれる識別情報が通信状態格納手段内に格納されていない場合には、当該アドレス通知に含まれるIPアドレスを当該アドレス通知に含まれる識別情報に対応付けて通信状態格納手段に格納し、受信したアドレス通知に含まれる識別情報が通信状態格納手段内に格納されている場合には、当該識別情報に対応付けて通信状態格納手段に格納されているIPアドレスを、当該アドレス通知に含まれるIPアドレスで更新すると共に、他の通信機器のIPアドレスが当該識別情報に対応付けて通信状態格納手段内に格納されているか否かを判定し、他の通信機器のIPアドレスが当該識別情報に対応付けて通信状態格納手段内に格納されている場合には、受信したアドレス通知に含まれるIPアドレスを含む転送指示を前記データ蓄積手段へ送信すると共に、通信制御手段に指示して、他の通信機器に通信データを、受信したアドレス通知に含まれるIPアドレスに対応する無線通信端末へ送信させるアドレス通知受信手段とを有することを特徴とする無線通信システムを提供する。
本発明の無線通信システムによれば、無線通信端末が通信中に異なるセグメントの中継局へハンドオーバを行った場合の通信データの欠落をより少なく抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線LANシステム10の構成を示すシステム構成図である。通信システム10は、通信管理サーバ30および複数のアクセスポイント20を備える。
ネットワーク11aおよびネットワーク11bは、ルータ12aを介して接続されており、互いに異なるセグメントを構成する。ネットワーク11aおよびネットワーク11bには、それぞれ、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ13aおよびDHCPサーバ13bが接続されている。
アクセスポイント20aは、ネットワーク11aに接続され、カバーエリア16a内の無線LAN端末14の通信を中継する。アクセスポイント20bは、ネットワーク11bに接続され、カバーエリア16b内の無線LAN端末14の通信を中継する。無線LAN端末14は、最寄りのアクセスポイント20と無線LANに基づく通信を行うことによって、当該アクセスポイント20を介して、他の通信機器15と通信を行う。
通信管理サーバ30は、通信システム10内のネットワーク11(図1に示す例ではネットワーク11b)に接続され、通信システム10内の無線LAN端末14によるアクセスポイント20を介した通信を制御する。本実施形態において、無線LAN端末14は、SIPに基づいて、他の無線LAN端末14や通信機器15等とVoIP通信を行う。また、通信管理サーバ30は、SIPサーバの機能を有し、SIPに規定される手順に従って、無線LAN端末14によるVoIP通信を制御する。
なお、図1において、ネットワーク11は、有線通信によって実現される例を示したが、本発明はこれに限られず、ネットワーク11は、無線通信によって実現されていてもよい。
図2は、アクセスポイント20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。アクセスポイント20は、有線通信部21、IPアドレス監視部22、帰属処理部23、および無線通信部24を備える。
無線通信部24は、無線LAN端末14と無線LANに基づく無線通信を行う。無線通信部24は、無線LAN端末14から受け取った通信データを有線通信部21へ送ると共に、無線LAN端末14から受け取った制御データを帰属処理部23へ送る。また、無線通信部24は、有線通信部21から受け取った通信データを無線LAN端末14へ送ると共に、帰属処理部23から受け取った制御データを無線LAN端末14へ送る。
有線通信部21は、例えばイーサーネット(登録商標)等に基づいて、ネットワーク11を介して、DHCPサーバ13、通信管理サーバ30、通信機器15、または他のアクセスポイント20等と通信を行う。
帰属処理部23は、無線通信部24を介して無線LAN端末14から、当該無線LAN端末14を識別する端末IDを含む帰属要求を受信した場合に、当該端末IDを含む帰属開始通知を、有線通信部21を介して通信管理サーバ30へ送信する。そして、帰属処理部23は、当該帰属要求に従って、当該無線LAN端末14との間で帰属処理を実行する。本実施形態において、端末IDは、当該端末IDに対応する無線LAN端末14のMAC(Media Access Control Address)アドレスである。
IPアドレス監視部22は、無線通信部24を介したDHCPサーバ13と無線LAN端末14との間の通信データを監視し、無線LAN端末14に新たにIPアドレスが割り当てられた場合に、当該新たに割り当てられたIPアドレスおよび当該IPアドレスが割り当てられた無線LAN端末14の端末IDを含むアドレス通知を、有線通信部21を介して通信管理サーバ30へ送信する。
IPアドレス監視部22は、無線通信部24を介した通信データの中に例えばDHCPACKを検出した場合に、当該DHCPACKに含まれるIPアドレスおよび当該DHCPACKの送信先の無線LAN端末14の端末IDを含むアドレス通知を有線通信部21を介して通信管理サーバ30へ送信する。
図3は、通信管理サーバ30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。通信管理サーバ30は、通信状態格納部31、通信状態管理部32、アドレス通知受信部33、帰属開始通知受信部34、呼制御部35、データ蓄積部36、および有線通信部37を備える。
有線通信部37は、例えばイーサーネット等に基づいて、ネットワーク11を介して、通信機器15およびアクセスポイント20等と通信を行う。アドレス通知受信部33、帰属開始通知受信部34、呼制御部35、およびデータ蓄積部36は、有線通信部37を介してデータを送受信する。
通信状態格納部31は、例えば図4に示すように、アクセスポイント20に帰属中の無線LAN端末14のIPアドレスである端末アドレス311、および、当該無線LAN端末14の通信相手の機器のIPアドレスである通信相手アドレス312を、当該無線LAN端末14の端末ID310に対応付けて格納する。通信相手アドレス312の欄にIPアドレスが格納されている場合、対応する端末ID310の無線LAN端末14は、通信相手アドレス312の欄に格納されたIPアドレスの通信機器との間で呼が確立されていることを示す。
帰属開始通知受信部34は、アクセスポイント20から帰属開始通知を受信した場合に、当該帰属開始通知に含まれる端末IDに基づいて通信状態格納部31を参照し、当該端末IDが通信状態格納部31内に格納されているか否かを判定する。帰属開始通知に含まれる端末IDが通信状態格納部31内に格納されている場合、帰属開始通知受信部34は、通信状態格納部31を参照して、当該端末IDに通信相手アドレスが対応付けられているか否か、すなわち、当該端末IDに対応する無線LAN端末14が他の通信機器との間で呼が確立されているか否かを判定する。
帰属開始通知に含まれる端末IDが通信状態格納部31内に格納されていない場合または当該端末IDに通信相手アドレスが対応付けられて通信状態格納部31内に格納されていない場合、帰属開始通知受信部34は、当該帰属開始通知に関する処理は何も行わない。
帰属開始通知に含まれる端末IDが通信状態格納部31内に格納されており、かつ、当該端末IDに通信相手アドレスが対応付けられている場合、帰属開始通知受信部34は、通信データの送信先を変更させる指示である送信先変更指示を呼制御部35へ送信すると共に、帰属開始通知に含まれる端末IDおよび当該端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されている通信相手アドレスを含むデータ蓄積指示をデータ蓄積部36へ送信する。
ここで、送信先変更指示には、通信データの送信先を変更させる機器のIPアドレスである変更機器アドレスと、通信データの新たな送信先の機器のIPアドレスである変更先アドレスとが含まれる。帰属開始通知受信部34によって送信される送信先変更指示には、変更機器アドレスとして、帰属開始通知に含まれる端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されている通信相手アドレスが含まれ、変更先アドレスとして、通信管理サーバ30のIPアドレスが含まれる。
アドレス通知受信部33は、アクセスポイント20からアドレス通知を受信した場合に、当該アドレス通知に含まれる端末IDに基づいて通信状態格納部31を参照し、当該端末IDに対応するIPアドレスが登録されていない場合には、当該端末IDに対応付けて当該アドレス通知に含まれるIPアドレスを通信状態格納部31に登録し、当該端末IDに対応するIPアドレスが既に登録されている場合には、当該端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されているIPアドレスを、当該アドレス通知に含まれるIPアドレスで更新する。
また、アドレス通知受信部33は、当該アドレス通知に含まれる端末IDに基づいて通信状態格納部31を参照し、当該端末IDに対応付けられて通信相手アドレスが格納されている場合には、当該通信相手アドレスおよび当該アドレス通知に含まれる端末IDを含む蓄積データ転送指示をデータ蓄積部36へ送信する。そして、アドレス通知受信部33は、送信先変更指示を呼制御部35へ送信する。
アドレス通知受信部33によって送信される送信先変更指示には、変更機器アドレスとして、アドレス通知に含まれる端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されている通信相手アドレスが含まれ、変更先アドレスとして、アドレス通知に含まれるIPアドレスが含まれる。
データ蓄積部36は、帰属開始通知受信部34からデータ蓄積指示を受信した場合に、当該データ蓄積指示に含まれるIPアドレスに対応する機器から受信した通信データを、当該データ蓄積指示に含まれる端末IDおよびIPアドレスに対応付けて蓄積する。データ蓄積部36は、例えば図5に示すように、データ蓄積指示に含まれる通信相手アドレス361および当該通信相手アドレス361に対応する機器から受信した通信データ362を、データ蓄積指示に含まれる端末ID360に対応付けて蓄積する。
また、データ蓄積部36は、アドレス通知受信部33から蓄積データ転送指示を受信した場合に、当該蓄積データ転送指示に含まれる端末IDに対応付けられてデータ蓄積部36内に格納されている通信データを、当該蓄積データ転送指示に含まれるIPアドレスに対応する無線LAN端末14へ送信する。
呼制御部35は、SIPに規定される手順に従って無線LAN端末14のVoIP通信を制御して、無線LAN端末14によるVoIP通信の呼を確立したり、切断したりする処理を行う。また、呼制御部35は、アドレス通知受信部33または帰属開始通知受信部34から送信先変更指示を受信した場合に、通信データの送信先を、当該送信先変更指示に含まれる変更先アドレスに対応する機器に変更するよう、当該送信先変更指示に含まれる変更機器アドレスに対応する機器に対して指示する。
呼制御部35は、受信した送信先変更指示に基づいて、例えば、RFC3725に記述されているreINVITEリクエストを用いて、SDP(Session Description Protocol)において「c=」で始まる行を変更先アドレスとするreINVITEリクエストを、変更機器アドレスに対応する機器へ送信することにより、通信データの送信先の変更を指示する。
通信状態管理部32は、呼制御部35によって行われる呼制御を監視し、呼が確立された場合に、当該呼が確立された2つの機器のIPアドレスを呼制御部35から取得する。そして、通信状態管理部32は、呼制御部35から取得した2つのIPアドレスのうち、一方のIPアドレスと一致するIPアドレスを通信状態格納部31の端末アドレス311内から検索する。当該一方のIPアドレスと一致するIPアドレスが端末アドレス311内から検出された場合、通信状態管理部32は、当該検出されたIPアドレスに対応する無線LAN端末14の通信相手アドレス312として、他方のIPアドレスを登録する。
そして、通信状態管理部32は、呼制御部35から取得した2つのIPアドレスのうち、他方のIPアドレスと一致するIPアドレスを端末アドレス311内から検索する。当該他方のIPアドレスと一致するIPアドレスが端末アドレス311内から検出された場合、通信状態管理部32は、当該検出されたIPアドレスに対応する無線LAN端末14の通信相手の機器のIPアドレスとして、当該一方のIPアドレスを通信相手アドレス312に登録する。
また、通信状態管理部32は、呼制御部35によって行われる呼制御を監視し、呼が切断された場合に、当該呼が切断された2つの機器のIPアドレスを呼制御部35から取得する。そして、通信状態管理部32は、呼制御部35から取得した2つのIPアドレスのうち、一方のIPアドレスと一致するIPアドレスを通信状態格納部31の通信相手アドレス312内から検索する。当該一方のIPアドレスと一致するIPアドレスが通信相手アドレス312内から検出された場合、通信状態管理部32は、当該検出されたIPアドレスを通信相手アドレス312から削除する。
そして、通信状態管理部32は、呼制御部35から取得した2つのIPアドレスのうち、他方のIPアドレスと一致するIPアドレスを通信相手アドレス312内から検索する。当該他方のIPアドレスと一致するIPアドレスが通信相手アドレス312から検出された場合、通信状態管理部32は、当該検出されたIPアドレスを通信相手アドレス312から削除する。
これにより、通信状態管理部32は、無線LAN端末14と他の通信機器15との間の呼の確立状況だけでなく、無線LAN端末14どうしの呼の確立状況も通信状態格納部31に登録することができる。
図6は、本発明に係るアクセスポイント20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、電源が投入される等の所定のタイミングで、アクセスポイント20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、帰属処理部23は、無線LAN端末14から端末IDを含む帰属要求を受信したか否かを判定する(S100)。帰属要求を受信した場合(S100:Yes)、帰属処理部23は、当該端末IDを含む帰属開始通知を通信管理サーバ30へ送信する(S101)。そして、帰属処理部23は、帰属処理を行い(S102)、再びステップ100に示した処理を実行する。
なお、ステップ102において、帰属処理の過程で帰属を許可しない場合、帰属処理部23は、無線LAN端末14へ帰属拒否応答を送信すると共に、当該無線LAN端末14の端末IDを含む帰属開始解除を通信管理サーバ30へ通知することにより、送信した帰属開始通知に応じて通信管理サーバ30が行う処理をキャンセルするようにしてもよい。
帰属要求を受信していない場合(S100:No)、IPアドレス監視部22は、帰属中の無線LAN端末14へDHCPACKが送信されたか否かを判定することにより、帰属中の無線LAN端末14に新たなIPアドレスが割り当てられたか否かを判定する(S103)。帰属中の無線LAN端末14に新たなIPアドレスが割り当てられていない場合(S103:No)、帰属処理部23は、再びステップ100に示した処理を実行する。
帰属中の無線LAN端末14に新たなIPアドレスが割り当てられた場合(S103:Yes)、IPアドレス監視部22は、DHCPACKに含まれる端末IDおよびIPアドレスを含むアドレス通知を、通信管理サーバ30へ送信し(S104)、帰属処理部23は、再びステップ100に示した処理を実行する。
図7は、通信管理サーバ30の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、電源が投入される等の所定のタイミングで、通信管理サーバ30は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、帰属開始通知受信部34は、アクセスポイント20から帰属開始通知を受信したか否かを判定する(S200)。帰属開始通知を受信した場合(S200:Yes)、帰属開始通知受信部34は、当該帰属開始通知に含まれる端末IDに基づいて通信状態格納部31を参照し、当該端末IDが通信状態格納部31内に格納されているか否かを判定する(S201)。帰属開始通知に含まれる端末IDが通信状態格納部31内に格納されていない場合(S201:No)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
帰属開始通知に含まれる端末IDが通信状態格納部31内に格納されている場合(S201:Yes)、帰属開始通知受信部34は、通信状態格納部31を参照して、当該端末IDに通信相手アドレスが対応付けられているか否か、すなわち、当該端末IDに対応する無線LAN端末14の呼が確立されているか否かを判定する(S202)。当該端末IDに対応する無線LAN端末14の呼が確立されていない場合(S202:No)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
当該端末IDに対応する無線LAN端末14の呼が確立されている場合(S202:Yes)、帰属開始通知受信部34は、帰属開始通知に含まれる端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されている通信相手アドレスを変更機器アドレス、通信管理サーバ30のIPアドレスを変更先アドレスとする送信先変更指示を呼制御部35へ送信する(S203)と共に、帰属開始通知に含まれる端末IDおよび当該端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されている通信相手アドレスを含むデータ蓄積指示をデータ蓄積部36へ送信する。
次に、データ蓄積部36は、帰属開始通知受信部34から受信したデータ蓄積指示に応じて、当該データ蓄積指示に含まれるIPアドレスに対応する機器から受信した通信データを、当該データ蓄積指示に含まれる端末IDおよびIPアドレスに対応付けて蓄積する処理を開始し(S204)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
なお、ステップ204において、データ蓄積部36は、通信データの蓄積を開始してから所定時間以上経過しても、当該通信データに対応する蓄積データ転送指示を受信しない場合に、当該通信データを削除するようにしてもよい。これにより、データ蓄積部36は、アクセスポイント20へ帰属要求を送信したものの、当該アクセスポイント20に帰属を拒否されて通信を継続することができない状態になった無線LAN端末14の通信データを削除することができる。
ステップ200において、帰属開始通知を受信していない場合(S200:No)、アドレス通知受信部33は、アドレス通知を受信したか否かを判定する(S205)。アドレス通知を受信した場合(S205:Yes)、アドレス通知受信部33は、当該アドレス通知に含まれる端末IDに基づいて通信状態格納部31を参照し、当該端末IDに対応するIPアドレスが通信状態格納部31に登録されているか否かを判定する(S206)。当該端末IDに対応するIPアドレスが通信状態格納部31に登録されていない場合(S206:No)、アドレス通知受信部33は、当該端末IDに対応付けて当該アドレス通知に含まれるIPアドレスを通信状態格納部31に登録し(S211)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
一方、当該端末IDに対応するIPアドレスが通信状態格納部31に登録されている場合(S206:Yes)、アドレス通知受信部33は、当該端末IDに対応付けられて通信状態格納部31に格納されているIPアドレスを、当該アドレス通知に含まれるIPアドレスで更新する(S207)。そして、アドレス通知受信部33は、通信状態格納部31を参照して、当該端末IDに通信相手アドレスが対応付けられているか否か、すなわち、当該端末IDに対応する無線LAN端末14の呼が確立されているか否かを判定する(S208)。当該端末IDに対応する無線LAN端末14の呼が確立されていない場合(S208:No)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
当該端末IDに対応する無線LAN端末14の呼が確立されている場合(S208:Yes)、アドレス通知受信部33は、当該アドレス通知に含まれる端末IDおよび当該端末IDに対応する無線LAN端末14のIPアドレスを含む蓄積データ転送指示をデータ蓄積部36へ送信する。データ蓄積部36は、受信した蓄積データ転送指示に応じて、当該蓄積データ転送指示に含まれる端末IDに対応づけて蓄積している通信データを、当該蓄積データ転送指示に含まれるIPアドレスに対応する無線LAN端末14へ送信し(S210)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ205において、アドレス通知を受信していない場合(S205:No)、通信状態管理部32は、呼制御部35によって新たに呼が確立されたか否かを判定する(S212)。新たに呼が確立された場合(S212:Yes)、通信状態管理部32は、通信相手アドレスを通信状態格納部31に登録し(S213)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
新たに呼が確立されていない場合(S212:No)、通信状態管理部32は、呼制御部35によって確立された呼が切断されたか否かを判定する(S214)。呼が切断された場合(S214:Yes)、通信状態管理部32は、対応する通信相手アドレスを通信状態格納部31から削除し(S215)、帰属開始通知受信部34は、再びステップ200に示した処理を実行する。
図8は、通信システム10の動作の一例を示すシーケンス図である。本シーケンス図では、図1に示したように配置されたアクセスポイント20aおよびアクセスポイント20b間を無線LAN端末14がハンドオーバする場合を想定している。なお、本シーケンス図では、初期状態として、無線LAN端末14の端末IDおよびIPアドレスは、通信状態格納部31に登録されていないものとする。
まず、無線LAN端末14は、最寄りのアクセスポイント20aへ帰属要求を送信する(S300)。アクセスポイント20aは、帰属開始通知を通信管理サーバ30へ送信する(S301)。ステップ301の段階では、無線LAN端末14の端末IDおよびIPアドレスが通信状態格納部31内に登録されていないので、通信管理サーバ30は、ステップ301に対応する処理は何も行わない。
次に、無線LAN端末14とアクセスポイント20aとは帰属処理を行う(S302)。そして、アクセスポイント20aに帰属した後に、無線LAN端末14は、当該アクセスポイント20aを介して、DHCPサーバ13へIPアドレスの配布を要求する(S303)。ステップ303では、無線LAN端末14は、例えば、DHCPDISCOVERメッセージをアクセスポイント20aを介してネットワーク11内にブロードキャストする。
そして、無線LAN端末14は、アクセスポイント20aを介してDHCPサーバ13からIPアドレスの配布を受ける(S304)。ステップ304では、DHCPサーバ13は、例えば、無線LAN端末14に割り当てるIPアドレスを含むDHCPACKを、アクセスポイント20aを介して無線LAN端末14へ送信することにより、割り当てたIPアドレスを無線LAN端末14に通知する。
次に、アクセスポイント20aは、無線LAN端末14へ送られたDHCPACKを検出し、当該DHCPACKに含まれる端末IDおよびIPアドレスを含むアドレス通知を通信管理サーバ30へ送信する(S305)。通信管理サーバ30は、受信したアドレス通知に含まれるIPアドレスを、当該アドレス通知に含まれる端末IDに対応付けて通信状態格納部31に登録する(S306)。
次に、通信管理サーバ30は、SIPに規定される手順に従って、無線LAN端末14と当該無線LAN端末14の通信相手の通信機器15との間の呼を確立し(S307)、通信機器15のIPアドレスを、無線LAN端末14に対応する通信相手アドレスとして通信状態格納部31に登録する(S308)。無線LAN端末14は、通信機器15と通信を開始する(S309)。
次に、無線LAN端末14は、アクセスポイント20aのカバーエリア16aからアクセスポイント20bのカバーエリア16bへ移動することにより、アクセスポイント20bへハンドオーバを実行する(S310)。ステップ310において、無線LAN端末14は、アクセスポイント20aのカバーエリア16a内から、アクセスポイント20aのカバーエリア16aおよびアクセスポイント20bのカバーエリア16bの外へ移動し、その後アクセスポイント20bのカバーエリア16bへ移動して、アクセスポイント20bへ帰属するハンドオーバを行う。
無線LAN端末14は、最寄りのアクセスポイント20bへ帰属要求を送信する(S311)。アクセスポイント20bは、帰属開始通知を通信管理サーバ30へ送信する(S312)。そして、無線LAN端末14とアクセスポイント20bとは帰属処理を行う(S313)。
通信管理サーバ30は、ステップ312において帰属開始通知を受信し、無線LAN端末14の端末IDおよびIPアドレスが通信状態格納部31に登録されており、かつ、無線LAN端末14に対応する通信相手アドレスが通信状態格納部31に登録されていることを検出することにより、無線LAN端末14と通信機器15との間で呼が確立されていることを検出する。
そして、通信管理サーバ30は、通信データの送信先を無線LAN端末14から通信管理サーバ30に変更させるための送信先変更指示を通信機器15へ送信する(S314)。通信機器15は、当該送信先変更指示に応じて、通信データの送信先を無線LAN端末14から通信管理サーバ30に変更する(S315)。通信管理サーバ30は、通信機器15から受信した通信データを蓄積する(S316)。
次に、無線LAN端末14は、アクセスポイント20bを介して、DHCPサーバ13へIPアドレスの配布を要求し(S317)、DHCPサーバ13からIPアドレスの配布を受ける(S318)。アクセスポイント20bは、無線LAN端末14へ送られたDHCPACKを検出し、当該DHCPACKに含まれる端末IDおよびIPアドレスを含むアドレス通知を通信管理サーバ30へ送信する(S319)。
次に、通信管理サーバ30は、受信したアドレス通知に含まれるIPアドレスで、当該アドレス通知に含まれる端末IDに対応付けて通信状態格納部31内に格納されているIPアドレスを更新する(S320)。そして、通信管理サーバ30は、当該アドレス通知に含まれる端末IDに対応付けて蓄積していた通信データを、無線LAN端末14へ送信する(S321)。そして、通信管理サーバ30は、通信データの送信先を通信管理サーバ30から無線LAN端末14に変更させるための送信先変更指示を通信機器15へ送信する(S322)。そして、無線LAN端末14と通信機器15とは通信を再開する(S323)。
このように、無線LAN端末14は、帰属処理を開始してから、IPアドレスが割り当てられて通信を再開することが可能になるまでの間に通信機器15から送信された通信データを、確実に受信することができる。これにより、ハンドオーバによって発生する音声の瞬断等を少なくすることができ、より適切に通信を継続させることができる。
次に、通信管理サーバ30は、無線LAN端末14または通信機器15からの要求に応じて、無線LAN端末14と通信機器15との通信の終了処理を行い(S324)、無線LAN端末14の通信相手の機器のIPアドレスを通信状態格納部31から削除する(S325)。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の通信システム10によれば、無線通信端末が通信中に異なるセグメントのアクセスポイント20へハンドオーバを行った場合の通信データの欠落をより少なくすることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施形態では、リアルタイム通信であるVoIP通信を例に説明したが、本発明はこれに限られず、リアルタイム性を有しない通信についても同様に本発明を適用することができる。これにより、通信システム10は、ハンドオーバによる通信データの欠損を抑えることができ、通信データの欠落によって発生する再送要求を少なくすることができる。従って、通信システム10は、ネットワークのトラフィックの増加を抑えることができる。
また、上記した実施形態では、アクセスポイント20とルータ12とを別個の装置として説明したが、本発明はこれに限られず、アクセスポイント20がDHCPサーバ13の機能を有していてもよい。この場合、1つのネットワークセグメント内に設けられた複数のアクセスポイント20の中で、1台のアクセスポイント20が、DHCP機能を有効にすることになる。
また、上記した実施形態では、帰属中の無線LAN端末14に配布された新たなIPアドレスを、アクセスポイント20が検出し、アドレス通知として通信管理サーバ30へ送信したが、本発明はこれに限られない。例えば、DHCPサーバ13は、無線LAN端末14の端末IDの一覧を予め記憶し、新たなIPアドレスを無線LAN端末14に割り当てた場合に、DHCPサーバ13が、アドレス通知を生成して通信管理サーバ30へ送信するようにしてもよい。これにより、セッション層より上のレイヤのデータをアクセスポイント20が監視する必要が無くなり、アクセスポイント20をより低コストで構成することができる。
また、上記した実施形態では、呼制御プロトコルとしてSIPを例に説明したが、本発明はこれに限られず、他の呼制御プロトコルを用いて実現されてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システム10の構成を示すシステム構成図である。 アクセスポイント20の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 通信管理サーバ30の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 通信状態格納部31に格納されるデータ構造の一例を示す説明図である。 データ蓄積部36に格納されるデータ構造の一例を示す説明図である。 アクセスポイント20の動作の一例を示すフローチャートである。 通信管理サーバ30の動作の一例を示すフローチャートである。 通信システム10の動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10・・・通信システム、11・・・ネットワーク、12・・・ルータ、13・・・DHCPサーバ、14・・・無線LAN端末、15・・・通信機器、16・・・カバーエリア、20・・・アクセスポイント、21・・・有線通信部、22・・・IPアドレス監視部、23・・・帰属処理部、24・・・無線通信部、30・・・通信管理サーバ、31・・・通信状態格納部、310・・・端末ID、311・・・端末アドレス、312・・・通信相手アドレス、32・・・通信状態管理部、33・・・アドレス通知受信部、34・・・帰属開始通知受信部、35・・・呼制御部、36・・・データ蓄積部、360・・・端末ID、361・・・通信相手アドレス、362・・・通信データ、37・・・有線通信部

Claims (4)

  1. 通信ネットワークに接続され、無線通信端末により無線通信を用いて送受信される通信データを、当該通信ネットワークを介して中継する複数の中継局と、
    前記通信ネットワークに接続され、それぞれの前記中継局を介して前記無線通信端末によって行われる通信を管理する通信管理サーバと
    を備え、
    前記中継局は、
    前記無線通信端末から帰属要求を受信した場合に、当該帰属要求を送信した無線通信端末の識別情報を含む帰属開始通知を、前記通信管理サーバへ送信する帰属開始通知送信手段と、
    帰属中の無線通信端末によって、自中継局を介して実行されるIPアドレス取得処理を監視して、当該帰属中の無線通信端末へIPアドレスが配布された場合に、配布されたIPアドレスおよび当該帰属中の無線通信端末の識別情報を含むアドレス通知を前記通信管理サーバへ送信するIPアドレス配布監視手段と
    を有し、
    前記通信管理サーバは、
    前記無線通信端末に配布されたIPアドレスおよび当該無線通信端末の通信相手である他の通信機器のIPアドレスを、当該無線通信端末の識別情報に対応付けて格納する通信状態格納手段と、
    前記無線通信端末による通信を制御する通信制御手段と、
    前記通信制御手段によって制御される通信を監視して、前記通信状態格納手段内に格納されたIPアドレスに対応する無線通信端末と前記他の通信機器との間の呼が確立された場合に、当該無線通信端末の識別情報に対応付けて、当該他の通信機器のIPアドレスを前記通信状態格納手段に格納する通信状態管理手段と、
    前記他の通信機器のIPアドレスを含む蓄積指示を受信した場合に、当該蓄積指示に含まれるIPアドレスに対応する他の通信機器からの通信データを蓄積し、前記無線通信端末のIPアドレスを含む転送指示を受信した場合に、蓄積した通信データを当該転送指示に含まれるIPアドレスに対応する無線通信端末へ転送するデータ蓄積手段と、
    前記中継局から前記帰属開始通知を受信した場合に、前記通信状態格納手段を参照して、当該帰属開始通知に含まれる識別情報に対応付けて、前記他の通信機器のIPアドレスが前記通信状態格納手段内に格納されている場合には、当該他の通信機器のIPアドレスを含む蓄積指示を前記データ蓄積手段へ送信すると共に、前記通信制御手段に指示して、前記他の通信機器に通信データを前記通信管理サーバへ送信させる帰属開始通知受信手段と、
    前記中継局から前記アドレス通知を受信した場合に、前記通信状態格納手段を参照し、
    受信したアドレス通知に含まれる識別情報が前記通信状態格納手段内に格納されていない場合には、当該アドレス通知に含まれるIPアドレスを当該アドレス通知に含まれる識別情報に対応付けて前記通信状態格納手段に格納し、
    受信したアドレス通知に含まれる識別情報が前記通信状態格納手段内に格納されている場合に、当該識別情報に対応付けて前記通信状態格納手段に格納されているIPアドレスを、当該アドレス通知に含まれるIPアドレスで更新すると共に、前記他の通信機器のIPアドレスが当該識別情報に対応付けて前記通信状態格納手段内に格納されているか否かを判定し、
    前記他の通信機器のIPアドレスが当該識別情報に対応付けて前記通信状態格納手段内に格納されている場合には、受信したアドレス通知に含まれるIPアドレスを含む転送指示を前記データ蓄積手段へ送信すると共に、前記通信制御手段に指示して、前記他の通信機器に通信データを、受信したアドレス通知に含まれるIPアドレスに対応する無線通信端末へ送信させるアドレス通知受信手段と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記無線通信端末の識別情報は、MAC(Media Access Control)アドレスであることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の無線通信システムであって、
    前記無線通信端末は、SIP(Session Initiation Protocol)に基づいて前記他の通信機器とVoIP(Voice over Internet Protocol)通信を行い、
    前記通信制御手段は、SIPに基づいて、前記無線通信端末と前記他の通信機器とのVoIP通信を制御することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システムであって、
    前記無線通信端末と前記中継局とは、無線LANの規格に基づく無線通信により通信データを送受信することを特徴とする無線通信システム。

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