JP3671860B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動端末と無線通信を行う無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、この種の無線通信システムとして、特開2000−253449号公報には、狭域通信(DSRC)や無線LANを移動体通信システムに適用し、移動体の移動に追従して、基地局を切り替えてデータの送受信を行うものが記載されている。しかし、移動速度が速くなると基地局の切り替えが頻繁になり、その切り替えに伴う処理やデータのやりとりが増加するなどの問題がある。
【0003】
本発明は、そのような狭域セルでの通信のみならず、狭域セルを包含する広域セルをも配置し、移動端末が広域セル基地局および狭域セル基地局と無線通信を行って、データ伝送を適切に行えるようにした無線通信システムを提供することを目的とする。
【0004】
また、本発明は、広域セルが狭域セルを包含する配置であることと、これら複数のシステムを用いて、移動しながらでもシステムを適切に切り替えて、通信状態を中断することなく通信を継続することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の無線通信システムでは、広域セル内に複数の狭域セルを含むセグメント毎に、広域セルにおいて移動端末と第1のシステムで無線通信を行う広域セル基地局と、狭域セルにおいて移動端末と第2のシステムで無線通信を行う狭域セル基地局とが配置され、広域セル基地局と狭域セル基地局とがセグメントマネージャによって統括され、さらに各セグメントマネージャがホームマネージャと通信を行うようになっており、
ホームマネージャは、移動端末からセグメントマネージャを介して送信される制御情報により、その移動端末がどのセグメントに属しているか示す位置情報を記憶し、他の端末からのデータを移動端末に送信するときに、位置情報に基づいて、その移動端末が属するセグメントのセグメントマネージャにデータを送信するようになっている。
【0006】
このようにホームマネージャは、セグメントマネージャを介して送信された制御情報により移動端末の位置情報を記憶し、その位置情報に基づいて、データを移動端末に送信するときに、送信先の移動端末が属するセグメントのセグメントマネージャにデータを送信しているから、通信中に移動端末が移動しても、データ伝送を継続して適切に行うことができる。
【0007】
なお、第2のシステムは、第1のシステムに比べ、通信エリアが狭いが、伝送レートを高いものとすることができ、このように伝送レートの高いシステムを使用することによって、より多くの情報を送受信することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明では、セグメントマネージャは、移動端末から送信される制御情報により、その移動端末が第2のシステムで通信可能であるか否かの使用可否情報を保有し、他の端末からのデータを移動端末に送信するときに、その送信対象となる移動端末に対し、使用可否情報に基づいて第2のシステムで通信可能であることを判定すると、第2のシステムを使用してデータの送信を行うことを特徴としている。
【0009】
この発明によれば、第2のシステムを使用してデータを送信先の移動端末に確実に送信することができる。また、請求項4に記載の発明のように第1、第2のシステムの両方を使用してデータの送信を行うものに比べ、ネットワークリソースの有効活用を図ることができる。
【0010】
この請求項2に記載の発明において、請求項3に記載の発明では、セグメントマネージャは、送信対象となる移動端末に対し、使用可否情報に基づいて第2のシステムで通信不可であることを判定すると、第1のシステムを使用してデータの送信を行うことを特徴としている。
【0011】
この発明によれば、移動端末が例えば第2のシステムのセル外にいて狭域セル基地局と通信ができないような状態であっても、第1のシステムを使用してデータの送信を行うことができる。
【0012】
請求項4に記載の発明では、セグメントマネージャは、他の端末からのデータを移動端末に送信するときに、その送信対象となる移動端末に対し第1のシステムと第2のシステムの両方を使用してデータの送信を行うことを特徴としている。
【0013】
この発明によれば、移動端末は第1、第2のシステムのうち通信が可能な方のシステムを使用してデータを受信することができ、第1、第2のシステムのいずれが通信可能かを決める必要がないので、セグメントマネージャの負担を軽減することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明では、セグメント内の各狭域セル基地局とセグメントマネージャとの間に各狭域セル基地局を統括するローカルマネージャが配置され、このローカルマネージャを介して各狭域セル基地局とセグメントマネージャ間でデータの送受信が行われるようになっており、ローカルマネージャは、セグメントマネージャにデータを送信するときに送信元の移動端末と通信可能な狭域セル基地局を把握し、セグメントマネージャからデータを受信したときに、送信先の移動端末と通信が可能な狭域セル基地局にデータを送信することを特徴としている。
【0015】
この発明によれば、ローカルマネージャを介在させることによって、セグメントマネージャの負担を軽減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に、この実施形態における無線通信システムの構成を示す。通信システムは、セグメント毎に、広域セルで移動端末10と通信を行うシステム1(第1のシステム)の基地局(広域セル基地局)21と、広域セルに含まれる複数の狭域セルで移動端末10と通信を行うシステム2(第2のシステム)の基地局(狭域セル基地局)22を含んで構成されている。
【0017】
1つの広域セルに対するシステム1の基地局21とその広域セルに含まれる複数の狭域セルに対するそれぞれのシステム2の基地局22は、セグメントマネージャ30によって統括して管理される。また、それぞれのセグメントマネージャ30は、ホームマネージャ40に接続されている。ホームマネージャ40は、ネットワーク50に接続されており、固定端末60は、ネットワーク50を介してホームマネージャ40と接続される。
【0018】
図2に、この実施形態におけるセルの配置を示す。広域セルのそれぞれに複数の狭域セルが含まれるようにセルが配置されている。広域セルは、システム1の基地局21によってカバーされるエリアであり、狭域セルは、システム2の基地局22によってカバーされるエリアである。
【0019】
システム1の基地局21と移動端末10は、伝送レートは低いが、通信エリアが広い通信方式によって通信が行われる。このような通信は、例えば、W−CDMAを用いた通信、携帯電話、PHSによって実現される。また、システム2の基地局22と移動端末10は、伝送レートは高いが、通信エリアが狭い通信方式によって通信が行われる。このような通信は、例えば、DSRCを用いた通信によって実現される。
【0020】
移動端末10は、図3に示すように、システム1の基地局21と通信を行うためのネットワークインターフェース(MS1)11とシステム2の基地局22と通信を行うためのネットワークインターフェース(MS2)12と、そのいずれかを用いて通信を行う制御部13とを備えている。
【0021】
移動端末10は、システム1の基地局21およびシステム2の基地局22と通信が可能な場合、制御情報についてはシステム1を使用して通信を行い、データについてはシステム2を使用して通信を行う。このように通信エリアの広いシステム1を使用して制御情報のやりとりを行うことにより、安定した通信を行うことができる。また、伝送レートの高いシステム2でデータの送受信を行っているため、より多くの情報をやりとりすることができる。なお、制御情報とは、通信相手先と通信を行うのに必要な情報であって、自身のアドレス、通信相手先のアドレス、およびシステム1、システム2のそれぞれについて使用の可否を示す情報を含むものである。
【0022】
なお、移動端末10が例えばシステム2のセル外にいてシステム2の基地局22と通信が不可である場合、システム1の基地局21と通信が可能であれば、制御情報およびデータともシステム1を介して通信を行う。また、システム1で移動端末10の収容可能数を超えた場合のようにシステム1の基地局21と通信が不可である場合、システム2の基地局22と通信が可能であれば、制御情報およびデータともシステム2を介して通信を行う。このように通信が可能な方のシステムを利用することにより、通信を継続することができる。
【0023】
なお、システム1では、データの通信のための通信用チャネルと制御情報の通信のための制御用チャネルが設けられており、制御用チャネルの使用帯域は通信用チャネルよりも狭く設定されている。このように制御用チャネルの使用帯域を狭くすることにより、そのチャネル数を増やすことができ、移動端末の収容可能数を増やすことができる。また、システム2では、通信用チャネルが設けられており、システム2で制御情報の通信を行う場合は、通信用チャネルを用いて行われる。
【0024】
以下、上記した通信を行う場合の、移動端末10、固定端末60、ホームマネージャ40、セグメントマネージャ30のそれぞれの処理について説明する。
【0025】
図4に、移動端末10の制御部13による待ち受け状態処理を示す。まず、データおよび制御情報をどのインターフェースで送受信するかを決定する(ステップ101)。
【0026】
この処理の詳細を図5に示す。まず、システム1で通信が可能であるか否かを判定する(ステップ101a)。システム1で通信が可能である場合は、システム2で通信が可能であるか否かを判定する(ステップ101b)。システム2でも通信が可能である場合は、制御情報はシステム1を介して送受信し、データはシステム2を介して送受信することを決定する(ステップ101c)。
【0027】
なお、通信が可能か否かは、そのインターフェースで通信を行ったときの通話回線品質、例えば電界強度を用いて判定することができる。電界強度を用いて判定する場合、その判定の閾値にヒステリシスを持たせるとよい。例えば、(通信可能と判定する場合の閾値)<(通信不可と判定する場合の閾値)とする。また、通信が可能か否かの判定は、移動端末の移動速度に基づいて行ってもよい。移動端末の速度から通信システムにおけるハンドオーバの頻度を推測することができ、頻繁に通信システムが切り替わるのを防止することができる。つまり、移動端末が高速で移動している場合は、セル領域の狭いシステムのカバーエリアの出入りが激しくなるので、セル領域の広いシステムでの通信に固定する。
【0028】
システム1で通信が可能であり、システム2で通信が不可である場合は、制御情報、データともにシステム1を介して送受信を行うことを決定する(ステップ101d)。また、システム1で通信が不可である場合は、システム2で通信が可能であるか否かを判定する(ステップ101e)。システム2で通信が可能である場合は、制御情報、データともにシステム2を介して送受信を行うことを決定する(ステップ101f)。なお、システム1を介して送受信する場合は、ネットワークインターフェースMS1を用いて送受信を行い、システム2を介して送受信する場合は、ネットワークインターフェースMS2を用いて送受信を行う。
【0029】
送受信を行うインターフェースを決定すると、次に制御情報が更新されたか否かを判定する(図4のステップ102)。制御情報が更新された場合は、その制御情報をセグメントマネージャ30に送信する(ステップ103)。セグメントマネージャ30は、送信された制御情報により、その移動端末におけるシステム1、システム2の使用の可否を示す使用可否情報を記憶する。また、その制御情報は、セグメントマネージャ30からホームマネージャ40に送信される。ホームマネージャ40は、セグメントマネージャ30から送信された制御情報により、その移動端末がどのセグメントに属しているかを位置情報として登録する。
【0030】
次に、通信を行うか否かを判定する(ステップ104)。通信を行わないことを判定すると、上記した処理を繰り返す。一方、通信を行うことを判定すると、通信相手先(固定端末あるいは移動端末)に送信を行う場合は、図6に示すリンク確立要求発呼処理を実行し、通信相手先(固定端末あるいは移動端末)から受信を行う場合は、図7に示すリンク確立要求受信処理を実行する。
【0031】
リンク確立要求発呼処理では、図6に示すように、まず制御情報を送信して通信相手先とリンクを確立する。この場合の制御情報は、自身のアドレスおよび通信相手先のアドレスを含む。通信相手先とリンクを確立したことを判定すると(ステップ201)、タイマをスタートし(ステップ202)、次に通信(データおよび制御情報の送受信)を行う(ステップ203)。通信開始時には、システム1、2のうち、待ち受け状態処理において決定したシステムを用いて通信を行う。
【0032】
この処理の詳細を図8に示す。送信時には、まず、制御情報が更新されたか否かを判定する(ステップ203a)。制御情報が更新されていないときは、データを送信する(ステップ203d)。また、制御情報が更新された場合は、その制御情報をセグメントマネージャ30、ホームマネージャ40、および通信相手先に送信する(ステップ203b)。このとき、システム1間あるいはシステム1とシステム2間でハンドオーバが発生していると、それまでに受信したデータ量を通信相手先に通知する(ステップ203c)。このことにより、通信相手先は、送信データがこの移動端末にどれだけ到着しているかがわかるため、残りのデータを送信すればよい。したがって、ハンドオーバによるデータの欠落を防ぐことができる。この後、データを送信する(ステップ203d)。次に、通信を継続するか否かを判定する(ステップ203e)。これは、送信すべきデータまたは受信すべきデータがあるか否かにより判定される。通信を継続する場合は、この処理を終了する。
【0033】
一方、受信時には、まず、更新された制御情報を通信相手先から受信したか否かを判定する(ステップ203f)。更新された制御情報を受信したときには、その制御情報を記憶し(ステップ203g)、タイマを初期化する(ステップ203h)。また、制御情報でなくデータを受信したときには、ステップ203iの判定がYESになって、受信したデータ量を記憶し(ステップ203j)、タイマを初期化する(ステップ203h)。この後、通信を継続するか否かを判定する(ステップ203e)。通信を継続する場合は、この処理を終了する。なお、更新された制御情報あるいはデータを受信せず、タイムアウトしたことを判定すると(ステップ203k)、通信を終了する。すなわち、タイマにより、通信相手先と通信が可能か監視し、タイマ時間が経過すると、通信相手先との通信が不可能であるとして、通信を終了する。このことにより、ネットワーク50への余分なトラヒックの流出を防ぐことができる。
【0034】
また、上記した通信処理中に、システム1間でのハンドオーバが発生したか否かを判定する(図6のステップ204)。例えば、移動端末が、システム1の基地局21によってカバーされる所定エリアから隣接したエリアに移動した場合、システム1間でのハンドオーバが発生したと判定される。これは、システム1の基地局21との間の電界強度が、所定エリアにおいて除々に低下し、隣接したエリアにおいて除々に増加していく変化に基づいて判定することができる。システム1間でのハンドオーバが発生していないときには、データおよび制御情報をどのインターフェースで送受信するかを決定する(ステップ205)。この処理は、図5に示すものと同じである。この後、ステップ203、204、205の処理を繰り返して通信を行う。
【0035】
また、システム1間でのハンドオーバが発生したときには、データおよび制御情報をどのインターフェースで送受信するかを決定し(ステップ206)、ステップ201に移行し、新たなエリアにおいて通信相手先とリンクを確立して、上記した処理を実行する。
【0036】
また、通信相手先から受信を行う場合は、図7に示すリンク確立要求受信処理を実行する。リンク確立要求受信処理では、図7に示すように、通信相手先からのリンク確立要求に対する応答を行う(ステップ301)。この場合、通信相手先に制御情報を送信する。送信する制御情報は、自身のアドレスおよび通信相手先のアドレスを含む。次に、タイマをスタートする(ステップ302)。この後、ステップ303、304、305の処理を繰り返して通信相手先と通信を行う。ステップ303、304、305の処理は、図6に示すリンク確立要求発呼処理のステップ203、204、205の処理と同じである。また、システム1間でのハンドオーバが発生したときには、データおよび制御情報をどのインターフェースで送受信するかを決定し(ステップ306)、通信相手先に制御情報を送信して、新たなエリアにおいて通信相手先とリンクを確立する。通信相手先とリンクを確立したことを判定すると(ステップ307)、再度上記した処理を実行する。
【0037】
なお、移動端末間で通信を行う場合のみならず、移動端末と固定端末間でも通信を行うことができる。この場合の固定端末60における送信処理を図9に示し、受信処理を図10に示す。
【0038】
送信処理においては、図9に示すように、まず制御情報を送信して通信相手先とリンクを確立する。この場合の制御情報は、自身のアドレスおよび通信相手先のアドレスを含む。通信相手先とリンクを確立したことを判定すると(ステップ401)、タイマをスタートし(ステップ402)、通信相手先と通信(データおよび制御情報の送受信)を行う(ステップ403)。
【0039】
また、受信処理においては、図10に示すように、まず通信相手先からのリンク確立要求に対する応答を行う(ステップ501)。この場合、通信相手先に制御情報を送信する。送信する制御情報は、自身のアドレスおよび通信相手先のアドレスを含む。次に、タイマをスタートする(ステップ502)。この後、通信相手先と通信(データおよび制御情報の送受信)を行う(ステップ503)。
【0040】
なお、ステップ403、503の処理は、図8に示すものと基本的に同じであるが、固定端末は移動しないので、その部分のみが図8に示すものと異なる。また、通信は、ネットワーク50を介して行われる。
【0041】
次に、ホームマネージャ40について説明する。ホームマネージャ40は、移動端末から送信される制御情報を基に移動端末がどのセグメントに属しているかを示す位置情報を移動端末毎に記憶し、移動端末あるいは固定端末から、ある移動端末にデータを送信する場合、その移動端末の位置情報を用いて、移動端末が属するセグメントのセグメントマネージャ30にデータをルーティングする。このホームマネージャ40の処理を図11に示す。
【0042】
まず、データあるいは制御情報を移動端末あるいは固定端末から受信すると、それがデータ、制御情報のいずれであるかを判別する(ステップ601)。データを受信した場合には、送信先の移動端末の位置情報に従ってその移動端末が属するセグメントマネージャ30にデータをルーティングする(ステップ602)。
【0043】
また、制御情報を受信した場合には、その制御情報に従い、送信を行った移動端末の位置情報を更新する(ステップ603)。次に、通信相手先を指定しているか否かを判定する(ステップ604)。通信相手先と通信中のときには、制御情報に通信相手先を指定する通信相手先のアドレスが含まれており、待ち受け状態のときには、制御情報に通信相手先が指定されていない。通信相手先を指定している場合には、制御情報を指定された通信相手先に送信する(ステップ605)。
【0044】
次に、セグメントマネージャ30について説明する。セグメントマネージャ30は、移動端末から送信される制御情報を基に、移動端末におけるシステム1、システム2の使用の可否を示す使用可否情報を移動端末毎に記憶し、移動端末にデータを送信する場合に、その移動端末に対する使用可否情報を基に、システム1あるいはシステム2を介して移動端末にデータを送信する。このセグメントマネージャ30の処理を図12に示す。
【0045】
まず、データあるいは制御情報を受信すると、それがデータ、制御情報のいずれであるかを判別する(ステップ701)。
【0046】
データを受信した場合には、それを移動端末、ホームマネージャ40のいずれから受信したかを判別する(ステップ702)。ホームマネージャ40からデータを受信した場合は、送信先の移動端末の使用可否情報に基づき、送信先の移動端末がシステム2で通信が可能であるか否かを判定する(ステップ703)。システム2で通信が可能である場合は、システム2を介してデータを送信し(ステップ704)、システム2で通信が不可である場合は、システム1を介してデータを送信する(ステップ705)。
【0047】
また、移動端末からデータを受信した場合には、送信先の移動端末が同じセグメントに属する移動端末であるか否かを判定する(ステップ706)。送信先の移動端末が異なるセグメントの場合には、データをホームマネージャ40に送信する(ステップ707)。ホームマネージャ40に送信されたデータは、上述したようにホームマネージャ40から、送信先の移動端末が属するセグメントのセグメントマネージャ30に送信される。また、送信先の移動端末が同じセグメントの場合には、このセグメントマネージャ30から送信先の移動端末にデータを送信することができるので、ステップ703に進むようにし、システム2あるいはシステム1でデータを送信する。
【0048】
一方、制御情報を受信した場合には、それを移動端末、ホームマネージャ40のいずれから受信したかを判別する(ステップ708)。ホームマネージャ40からデータを受信した場合は、送信先の移動端末の使用可否情報に基づき、送信先の移動端末がシステム1で通信が可能であるか否かを判定する(ステップ709)。システム1で通信が可能である場合は、システム1を介して制御情報を送信し(ステップ710)、システム1で通信が不可である場合は、システム2を介して制御情報を送信する(ステップ711)。
【0049】
また、移動端末から制御情報を受信した場合には、送信元の移動端末における各通信システム(システム1、システム2)での通信の可否を記憶し(ステップ712)、ホームマネージャ40にその移動端末の制御情報を送信する(ステップ713)。
【0050】
図13に、システム1、システム2とも通信が可能である場合の通信経路を示す。移動端末から制御情報を送信する場合は、移動端末からシステム1を介してセグメントマネージャ30に制御情報が送信され、セグメントマネージャ30からホームマネージャ40に制御情報が送信され、ホームマネージャ40から通信相手先に制御情報が送信される。この送信によって、送信元である移動端末の位置情報がセグメントマネージャ30、ホームマネージャ40に登録される。通信相手先から制御情報が送信される場合は、通信相手先からホームマネージャ40に制御情報が送信され、ホームマネージャ40からセグメントマネージャ30に制御情報が送信され、セグメントマネージャ30からシステム1を介して移動端末に制御情報が送信される。
【0051】
また、移動端末からデータを送信する場合は、移動端末からシステム2を介してセグメントマネージャ30にデータが送信され、セグメントマネージャ30からホームマネージャ40にデータが送信され、ホームマネージャ40から通信相手先にデータが送信される。通信相手先からデータが送信される場合は、通信相手先からホームマネージャ40にデータが送信され、ホームマネージャ40からセグメントマネージャ30にデータが送信され、セグメントマネージャ30からシステム2を介して移動端末にデータが送信される。
【0052】
図14に、システム1の通信が可能で、システム2が通信が不可である場合の通信経路を示す。制御情報の送信については、システム1の通信が可能であるため、図13の場合と同様の通信経路で通信が行われる。しかし、データの送信については、システム2が通信が不可であるため、移動端末からシステム1を介してセグメントマネージャ30にデータが送信される。また、通信相手先から送信されたデータに対しては、セグメントマネージャ30からシステム1を介してデータが移動端末に送信される。
【0053】
図15に、システム1の通信が不可で、システム2が通信が可能である場合の通信経路を示す。制御情報の送信については、システム1の通信が不可であるため、移動端末からシステム2を介してセグメントマネージャ30に制御情報が送信される。また、通信相手先から送信された制御情報に対しては、セグメントマネージャ30からシステム2を介して制御情報が移動端末に送信される。また、データの送信については、システム2が通信が可能であるため、図13の場合と同様の通信経路で通信が行われる。
【0054】
上記した実施形態によれば、複数の通信システムを用いた移動端末において、通信中に移動していてもユーザが意識することなく、適切な通信システムに切り替えてデータ伝送を継続することができる。また、セル領域が狭い通信システムをセル領域が広い通信システムに内包し、セル領域が広い通信システムによって、システムの切り替えやルーティングの制御を行っている。これにより、セル間の移動に伴う制御およびデータのやりとりを減らし、制御の簡易化と余分なトラヒック流出の防止を図ることができる。
(その他の実施形態)
上記した実施形態では、セグメントマネージャ30が移動端末毎に使用可否情報を記憶しておくことにより、その移動端末にデータを送信する場合、システム1とシステム2のいずれで通信を行うかを判定して送信するようになっているが、図16、図17、図18に示すように、システム1とシステム2の両方を介してデータの送信を行うようにしてもよい。移動端末は、通信が可能ないずれかのシステムを介してデータを受信することができる。このようにすれば、セグメントマネージャ30は、移動端末毎に使用可否情報を記憶しておく必要がなく、またシステム1とシステム2のいずれを使用するかの判定をしなくてもよいため、セグメントマネージャ30の負担を軽くすることができる。但し、ネットワークリソースの有効活用からすれば、上記した実施形態のようにシステム1とシステム2のいずれかでデータを送信するのが好ましい。なお、図16は、システム1、システム2とも通信が可能である場合、図17は、システム1の通信が可能で、システム2が通信が不可である場合、図18は、システム1の通信が不可で、システム2が通信が可能である場合の通信経路をそれぞれ示す。
【0055】
また、図19に示すように、各セグメントにおけるシステム2の基地局22の全てを、ローカルマネージャ70により統括して管理するようにしてもよい。システム2の基地局22は、ローカルマネージャ70を介してセグメントマネージャ30に通信を行う。ローカルマネージャ70は、移動端末からシステム2のいずれかの基地局を介してデータを受信し、それをセグメントマネージャ30に送信するときに、送信元の移動端末と通信可能なシステム2の基地局22を把握し(例えば、移動端末の位置情報として登録しておく)、セグメントマネージャ30からデータを受信したときに、送信先の移動端末と通信が可能なシステム2の基地局22を選択してデータを送信する。なお、システム1が通信不可の場合には、制御情報もローカルマネージャ70を介して送受信を行うようにする。図20、図21、図22に、ローカルマネージャ70を設けた場合の通信経路を示す。なお、図20は、システム1、システム2とも通信が可能である場合、図21は、システム1の通信が可能で、システム2が通信が不可である場合、図22は、システム1の通信が不可で、システム2が通信が可能である場合の通信経路をそれぞれ示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図2】セルの配置を示す図である。
【図3】移動端末10の構成を示す図である。
【図4】移動端末10による待ち受け状態処理を示すフローチャートである。
【図5】図4中のステップ101の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図6】移動端末10によるリンク確立要求発呼処理を示すフローチャートである。
【図7】移動端末10によるリンク確立要求受信処理を示すフローチャートである。
【図8】図6中のステップ203の詳細な処理を示すフローチャートである。
【図9】固定端末60における送信処理を示すフローチャートである。
【図10】固定端末60における受信処理を示すフローチャートである。
【図11】ホームマネージャ40の処理を示すフローチャートである。
【図12】セグメントマネージャ30の処理を示すフローチャートである。
【図13】システム1、システム2とも通信が可能である場合の通信経路を示す図である。
【図14】システム1の通信が可能で、システム2が通信が不可である場合の通信経路を示す図である。
【図15】システム1の通信が不可で、システム2が通信が可能である場合の通信経路を示す図である。
【図16】他の実施形態において、システム1、システム2とも通信が可能である場合の通信経路を示す図である。
【図17】他の実施形態において、システム1の通信が可能で、システム2が通信が不可である場合の通信経路を示す図である。
【図18】他の実施形態において、システム1の通信が不可で、システム2が通信が可能である場合の通信経路を示す図である。
【図19】本発明の他の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図20】図19に示す実施形態において、システム1、システム2とも通信が可能である場合の通信経路を示す図である。
【図21】図19に示す実施形態において、システム1の通信が可能で、システム2が通信が不可である場合の通信経路を示す図である。
【図22】図19に示す実施形態において、システム1の通信が不可で、システム2が通信が可能である場合の通信経路を示す図である。
【符号の説明】
10…移動端末、21…システム1の基地局、22…システム2の基地局、
30…セグメントマネージャ、40…ホームマネージャ、
50…ネットワーク、60…固定端末、70…ローカルマネージャ。
Claims (5)
- 広域セル内に複数の狭域セルを含むセグメント毎に、前記広域セルにおいて移動端末と第1のシステムで無線通信を行う広域セル基地局と、前記狭域セルにおいて移動端末と第2のシステムで無線通信を行う狭域セル基地局とが配置され、前記広域セル基地局と前記狭域セル基地局とがセグメントマネージャによって統括され、さらに各セグメントマネージャがホームマネージャと通信を行うようになっており、
前記ホームマネージャは、移動端末から前記セグメントマネージャを介して送信される制御情報により、その移動端末がどのセグメントに属しているか示す位置情報を記憶し、他の端末からのデータを移動端末に送信するときに、前記位置情報に基づいて、その移動端末が属するセグメントのセグメントマネージャにデータを送信するようになっている無線通信システム。 - 前記セグメントマネージャは、移動端末から送信される制御情報により、その移動端末が第2のシステムで通信可能であるか否かの使用可否情報を保有し、他の端末からのデータを移動端末に送信するときに、その送信対象となる移動端末に対し、前記使用可否情報に基づいて第2のシステムで通信可能であることを判定すると、第2のシステムを使用してデータの送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記セグメントマネージャは、前記送信対象となる移動端末に対し、前記使用可否情報に基づいて第2のシステムで通信不可であることを判定すると、第1のシステムを使用してデータの送信を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
- 前記セグメントマネージャは、他の端末からのデータを移動端末に送信するときに、その送信対象となる移動端末に対し第1のシステムと第2のシステムの両方を使用してデータの送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記セグメント内の各狭域セル基地局と前記セグメントマネージャとの間に前記各狭域セル基地局を統括するローカルマネージャが配置され、このローカルマネージャを介して前記各狭域セル基地局と前記セグメントマネージャ間でデータの送受信が行われるようになっており、前記ローカルマネージャは、前記セグメントマネージャにデータを送信するときに送信元の移動端末と通信可能な狭域セル基地局を把握し、前記セグメントマネージャからデータを受信したときに、送信先の移動端末と通信が可能な狭域セル基地局にデータを送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の無線通信システム。
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