JP4815303B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置および通信方法に関し、特に、同一LAN(Local Area Network)内または異なるLAN間の機器接続およびトラフィックをホームエージェントなどにより管理するIPネットワークシステム内の、通信装置および通信方法に関する。
近年、IP(Internet Protocol)の活用範囲は拡大し、有線通信のみならず、例えば無線LANに代表される無線通信にも活用されている。また、その活用範囲は、屋内での通信に限られず、屋外かつ広範囲での通信にも及んでいる。無線を使用するIPネットワークシステムにおいては、その移動性および利便性が注目され、現在までに様々な方式が検討されている。また、通信速度の高速化が進んでいることもあり、モバイルIPまたはNEMO(Network Mobility)などの技術に基づいたIP接続性維持によるユビキタスネットワークの実現が進められている。
一般に、IPネットワークシステムにおいては、その通信のセキュリティを維持するため、また、通信端末装置のモビリティをサポートするため、各種のエージェントサーバが用いられる(例えば非特許文献1参照)。以下、その一例について、図6から図9を用いて説明する。
図6のIPネットワークシステムは、ホームエリアに対応するローカルネットワークであるホームネットワーク110と、異なるローカルエリア1、2にそれぞれ対応するローカルネットワーク120、130と、公衆用途などの大規模ネットワーク140とを含んでいる。ホームネットワーク110には、ホームエージェント(HA)111と、ゲート112とが含まれている。ローカルネットワーク120には、アクセスルータ(AR)121と、ゲート122と、コレスポンデントノード(CN)123と、モバイルノード(MN)124とが含まれている。ローカルネットワーク130には、AR131と、ゲート132と、CN133とが含まれている。
MN124は、ホームアドレス(HoA)によって到達可能なまま、あるリンクから別のリンクへの接続点を変えることができる通信装置である。AR121、131は、MN124との間で無線信号の送受信を行い、MN124にアドレスおよびサブネットプレフィックスなどの情報を通知する。CN123、133は、MN124の通信相手となる通信装置(モバイルノードまたは固定ノード)である。HA111は、MN124がホームエリアから離れているときにホームリンク上のMN124宛のパケットを傍受(intercept)して、現在登録されているMN124の気付アドレス(CoA)を使用したトンネリングにより送信する。ゲート112、122、132はそれぞれ、対応するローカルネットワークと大規模ネットワーク140との境界にてパケットの中継を行う通信装置である。
図7に示すように、MN124は、ローカルエリア2からローカルエリア1に移動したとき、AR121からアドレス情報を受信して、その情報から新しいCoAを生成または取得する(ステップS11)。そして、MN124は、MN124のHoAと生成または取得したCoAとを通知するためのバインディングアップデート(BU)をHA111宛に送信する(ステップS12)。HA111は、BUを受信すると、BUに含まれるHoAとCoAとを関連付けるエントリを、バインディングキャッシュ(BC)に新規に登録する。あるいは、BCに既に登録されているMN124についてのエントリを、受信したBUに示されたCoAにより更新する。
そして、HA111は、登録されているMN124のHoA宛のパケットが例えばCN123から送信されると(ステップS13)、これを傍受して、IP−IPトンネリングを用いてMN124のCoA宛に送信する(ステップS14)。MN124は、パケットを受信すると、カプセル解除を行い、MN124のHoA宛のパケットを取り出して上位層に渡す。
このような通信の初期段階には、「なりすまし」と呼ばれる、登録外のユーザによるネットワークへの乗り入れの可能性がある。よって、IPネットワークシステムでは、なりすましを排除するために、リターンルータビリティと呼ばれる処理を行うことがある。
図8および図9は、リターンルータビリティの処理例を示す図である。このリターンルータビリティにおいて、まず、MN124は、ホームテストクッキー(HoT cookie)が含まれるホームテスト開始(HoTI:Home Test Init)メッセージを、HA111経由でCN123に送信する(ステップS21)。なお、CN123は、ノードキーKcnおよびナンス(nonce)を有する。また、MN124は、気付テストクッキー(CoT Cookie)が含まれる気付テスト開始(CoTI:Care-of Test Init)メッセージを、直接CN123に送信する(ステップS22)。ここで、「直接」とは、HA111を経由しないことを意味する。
CN123は、HoTIメッセージを受信すると、ホームクッキーと、ホーム鍵生成トークンと、ホームナンスインデックスとが含まれるホームテスト(HoT)メッセージを、HA111経由でMN124に送信する(ステップS23)。また、CN123は、CoITメッセージを受信すると、気付クッキーと、気付鍵生成トークンと、気付ナンスインデックスとが含まれる気付テスト(CoT)メッセージを、直接MN124に送信する(ステップS24)。
MN124は、HoTメッセージおよびCoTメッセージを受信すると、CN123と共通の共通鍵Kbmを生成し、この共通鍵Kbmによる署名を付けてBUを直接CN123に送信する(ステップS25)。CN123は、BUを受信すると、BUの署名の値と、CN123が生成した値とを比較し、これらが一致した場合にはBUを受け付けて、バインディング承認応答(BA:Binding Acknowledgement)を直接MN124に送信する(ステップS26)。このようにして、BUを保護し、なりすましを排除することができる。
IETF:RFC3344
しかしながら、上記従来のIPネットワークシステムにおいては、接続する装置間の接続は常に、HAの管理に依存する。このため、緊急時に、例えば、MNのホームネットワークが災害や何らかの障害などの理由で他のローカルネットワークと接続不能となった場合に、MNが起動または移動後にHAにBUを送信しても、HAはこれを受信できないため新しいCoAはBCに登録されない。このような事態が生じると、たとえMNの通信相手がMNと同じローカルエリアに在圏しているCNであったとしても、MNはCNと通信することができないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、IPネットワークシステムにおいて、緊急時に、移動端末装置のモビリティおよび通信のセキュリティを維持しつつリアルタイムな端末間の接続を実現することができる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信装置は、IP(Internet Protocol)ネットワークのローカルエリア内の通信装置であって、前記ローカルエリアに在圏しかつ異なるローカルエリアをホームエリアとして有するモバイルノードから前記モバイルノードのホームエージェントに送信されるパケット、および前記モバイルノードのホームアドレスに送信されるパケットのいずれかを監視する監視手段と、前記ホームエージェントとの接続の切断を検出する検出手段と、前記検出手段により接続の切断が検出されかつ前記監視手段により前記いずれかのパケットが確認された場合に、コレスポンデンスノード(CN)が通信すべきモバイルノード(MN)のアドレスを緊急用アドレス(EA)として設定し、前記CNおよびMNに対して、前記設定を示す緊急アドレスリリース要求およびARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信することにより、前記ホームエージェントから独立に前記MN前記CNとの接続を確立させる緊急制御を行う緊急制御手段と、を有する構成を採る。
本発明の通信装置は、IPネットワークにおいてモバイルノードとして用いられる通信装置であって、前記通信装置がホームエリアと異なるローカルエリアに在圏しているときにホームエージェントにパケットを送信する送信手段と、送信されたパケットに対して、前記ローカルエリア内の他の通信装置から、緊急制御についての通知を受信する受信手段と、受信された通知に従って、コレスポンデンスノード(CN)が通信すべきモバイルノード(MN)のアドレスを緊急用アドレス(EA)として設定し、前記CNおよびMNに対して、前記設定を示す緊急アドレスリリース要求およびARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信することにより、前記ホームエージェントから独立にCNとの接続を確立する確立手段と、を有する構成を採る。
本発明の通信方法は、IPネットワークのローカルエリア内の通信装置における通信方法であって、前記ローカルエリアに在圏しかつ異なるローカルエリアをホームエリアとして有するモバイルノードから前記モバイルノードのホームエージェントに送信されるパケット、および前記モバイルノードのホームアドレスに送信されるパケットのいずれかを監視する監視ステップと、前記ホームエージェントとの接続の切断を検出する検出ステップと、前記検出ステップで接続の切断が検出されかつ前記監視ステップで前記いずれかのパケットが確認された場合に、コレスポンデンスノード(CN)が通信すべきモバイルノード(MN)のアドレスを緊急用アドレス(EA)として設定し、前記CNおよびMNに対して、前記設定を示す緊急アドレスリリース要求およびARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信することにより、前記ホームエージェントから独立に前記MN前記CNとの接続を確立させる緊急制御を行う緊急制御ステップと、を有するようにした。
本発明の通信方法は、IPネットワークにおいてモバイルノードとして用いられる通信装置における通信方法であって、前記通信装置がホームエリアと異なるローカルエリアに在圏しているときにホームエージェントにパケットを送信する送信ステップと、送信されたパケットに対して、前記ローカルエリア内の他の通信装置から、緊急制御についての通知を受信する受信ステップと、受信された通知に従って、コレスポンデンスノード(CN)が通信すべきモバイルノード(MN)のアドレスを緊急用アドレス(EA)として設定し、前記CNおよびMNに対して、前記設定を示す緊急アドレスリリース要求およびARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信することにより、前記ホームエージェントから独立にCNとの接続を確立する確立ステップと、を有するようにした。
本発明によれば、IPネットワークシステムにおいて、緊急時に、移動端末装置のモビリティおよび通信のセキュリティを要求レベルに応じて維持しつつリアルタイムな端末間の接続を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るIPネットワークシステム内のゲートの構成を示すブロック図である。本ゲートは、ゲート112、122、132と同様に、IPネットワークシステムのローカルエリアに在圏し、対応するローカルネットワークと公衆用途などの大規模ネットワーク140との境界にてパケットの中継を行う通信装置である。また、本ゲートは、検出部151、監視部152および緊急制御部153を有する。
検出部151は、MNのHAとの接続の切断を検出する。ここで、MNは、本ゲートと同じローカルエリアに在圏しており、このローカルエリアは、MNのホームエリアとは異なる。監視部152は、MNからHAに送信されるパケット(例えば、MNからHA経由でCN宛てに送信されるHoTIメッセージ)、およびCNからMNのHoA宛に送信されるパケットのいずれかを監視する。緊急制御部153は、検出部151によりHAとの接続の切断が検出されかつ監視部152により前述したいずれかのパケットの送信が確認されたとき、HAから独立にMNとCNとの接続を確立させる緊急制御を行う。なお、図示していないが、本ゲートは、上記構成以外にも、ゲート112、122、132と同様のパケット中継機能のすべてを実現する構成を有する。
また、図2は、本発明の一実施の形態に係るIPネットワークシステム内のMNの構成を示すブロック図である。本MNは、MN124と同様に、HoAによって到達可能なまま、あるリンクから別のリンクへの接続点を変えることができる通信装置である。また、本MNは、アンテナ161、送受信部162および緊急接続確立部163を有する。
送受信部162は、アンテナ161を用いてパケットを送受信する。より具体的には、送受信部162は、本MNがホームエリアと異なるローカルエリアに在圏しているときに、例えばHoTIメッセージなどのパケットをHA経由でCN宛に送信する。また、送受信部162は、同じローカルエリア内の他の通信装置、例えば前述したゲートから、緊急制御についての通知を受信する。緊急接続確立部163は、受信された緊急制御についての通知に従って、HAから独立にCNとの接続を確立する緊急接続確立を行う。なお、図示していないが、本MNは、上記構成以外にも、MN124と同様のパケット送受信機能のすべてを実現する構成を有する。
次いで、上記構成を有するゲートとMNとを含むIPネットワークシステム内の動作例について、図3を用いて説明する。ここでは、便宜上、本実施の形態に係るゲートの構成をゲート122に、本実施の形態に係るMNの構成をMN124に、それぞれ適用した場合を例にとり、緊急制御および緊急接続確立の動作について説明する。
ステップS101では、ゲート122の検出部151が、例えばpingコマンドのような、ネットワークトラフィックに負荷をかけない小さなパケットを用いて、HA111との接続を例えば周期的に検出する。例えば、HA111が災害や何らかの障害などの理由でゲート122と通信できない状態となった場合は、この検出処理により、HA111との接続の切断が検出される。
ステップS102では、ゲート122の監視部152が、MN124からHA111経由でCN123宛に送信されるHoTIメッセージを監視する。
HA111との接続が切断している間にMN124からのHoTIメッセージの送信が確認された場合は、ステップS103、S104では、ゲート122の緊急制御部153が、緊急制御を行う。
より具体的には、ステップS103では、緊急制御部153は、MN124のアドレスを緊急時の予約アドレスに設定する。以下、緊急時の予約アドレスを緊急用アドレス(EA:Emergency Address)という。また、緊急制御部153は、CN123が通信するべきMN124のアドレスをEAに設定する。そして、緊急制御部153は、MN124およびCN123に対して、この設定を示す緊急アドレスリリース要求を送信することにより、ローカルネットワーク120に対してアドレス体系の変更などの手段を指示する。MN124の送受信部162、およびCN123はそれぞれ、緊急アドレスリリース要求を緊急制御についての通知として受信し、これに応じて緊急用アドレスを取得する。
そして、ステップS104では、緊急制御部153は、MN124およびCN123に対して、ARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信する。通常、ローカルネットワーク120のアドレス体系は、複数のMNの存在を想定したものであるため、複数のハードウェアアドレスに同一のIPアドレスが付与されるという不整合が発生する可能性を排除する必要がある。よって、緊急制御部153は、ARPテーブル更新を一度実施することにより、緊急用アドレスでの通信を指示する。MN124の送受信部162、およびCN123はそれぞれ、ARPテーブル更新要求を緊急制御についての通知として受信し、これに応じてARPテーブルの更新を行う。
ステップS103、S104での一連の処理により、MN124の緊急接続確立部163は、HA111から独立にCN123との接続の確立を完了する。
ここで、緊急制御によりHA111から独立に確立された接続に対して、その持続時間または通信セキュリティのレベルを、CN123の属性に応じて可変設定することができる。
そして、ステップS105では、MN124およびCN123が、直接通信によりパケット通信を行う。以上のようにして緊急制御および緊急接続確立が行われる。
また、ゲート122の検出部151は、前述したようにpingコマンドなどを用いて検出処理を定期的に実行することにより、HA111との接続の回復を検出することもできる。この場合、ゲートの122の緊急制御部153は、HA111から独立に確立されたMN124とCN123との接続を終了しMN124を平常時のネットワークに復帰させる処理を行う。
また、MN124は、緊急制御によりHA111から独立した接続が確立されたまま、他のローカルエリアに移動した場合、従来と同様の初期手順により、自動的に平常時のネットワークに復帰することができる。
次いで、平常時に使用されるトラフィックルートおよびアドレスの例と、非常時(緊急時)に使用されるトラフィックルートおよびアドレスの例とについて図4および図5を用いて説明する。
図4は、平常時の例を示す。平常時では、MN124のHoA(HoA1)が送信先として示されかつCN123のアドレスが送信元として示されたヘッダを有するパケットが送信される。このパケットはゲート122により中継され、そしてHA111により傍受される。HA111は、BCを参照して、MN124のCoA(CoA1)を送信先として示しかつHA111のアドレスが送信元として示されたヘッダを、傍受したパケットに付与してから転送する。このパケットはゲート122により中継され、そしてMN124により受信される。
図5は、非常時の例を示す。非常時では、図3を用いて説明したように、ゲート122からCN123およびMN124に対して、緊急アドレスリリース要求およびARPテーブル更新要求が送信され、緊急時のネットワーク接続、すなわちHA111から独立したCN123とMN124との接続が確立される。これにより、CN123からは、緊急用アドレス(EA)が送信先として示されかつCN123のアドレスが送信元として示されたヘッダを有するパケットが送信される。このパケットはMN124に直接受信される。一方、MN124からは、CN123のアドレスが送信先として示されかつ緊急用アドレスが送信元として示されたヘッダを有するパケットが送信される。このパケットはCN123に直接受信される。
以上のように、本実施の形態によれば、IPネットワークシステムにおいて、緊急時に、移動端末装置のモビリティおよび通信のセキュリティを要求レベルに応じて維持しつつリアルタイムな端末間の接続を実現することができる。
本実施の形態に係るIPネットワークシステムは、複数の拠点にまたがって管理を要求される地理的に非常に広域なネットワークに適用すると、特に有利である。その一例として、バス会社のような組織の、運転手による車両の運転を支援するシステムが挙げられる。この運転支援システムに本実施の形態のシステムを導入すると、モバイルノードを搭載した車両は、ホームエージェントとの接続が何らかの理由により切断されたとしても、常時、サブネット圏内の端末とのIP通信を維持することができる。また、他の例としては、鉄道会社のような組織の、運転手による駅構内の安全確認を支援するシステムが挙げられる。このシステムに本実施の形態のシステムを導入すると、モバイルノードを搭載した電車は、ホームエージェントとの接続が何らかの理由により切断されたとしても、コレスポンデントノードとしてのカメラからプラットホームの映像を常時IP通信により受信することができ、運転中の運転手は、電車の中にいながらプラットホームの映像をリアルタイムで視認することができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。ただし、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記実施の形態において説明した構成や用途などは一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更および修正が可能であることは明らかである。
本発明の通信装置および通信方法は、緊急時に、移動端末装置のモビリティおよび通信のセキュリティを維持しつつリアルタイムな端末間の接続を実現する効果を有し、同一LAN内または異なるLAN間の機器接続およびトラフィックをホームエージェントなどにより管理するIPネットワークシステムにおいて有用である。
本発明の一実施の形態に係るゲートの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係るモバイルノードの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係るIPネットワークシステム内の緊急制御機構を示す図 本発明の一実施の形態に係るIPネットワークシステム内の、平常時のトラフィックルートおよびアドレスの例を示す図 本発明の一実施の形態に係るIPネットワークシステム内の、緊急時のトラフィックルートおよびアドレスの例を示す図 一般的なIPネットワークシステムの構成を示す図 図6のIPネットワークシステム内の動作を示す図 図6のIPネットワークシステム内のリターンルータビリティの処理例を示す図 図8のリターンルータビリティの処理例を別の観点から示す図
符号の説明
111 ホームエージェント
112、122、132 ゲート
121、131 アクセスルータ
123、133 コレスポンデントノード
124 モバイルノード

Claims (7)

  1. IP(Internet Protocol)ネットワークのローカルエリア内の通信装置であって、
    前記ローカルエリアに在圏しかつ異なるローカルエリアをホームエリアとして有するモバイルノードから前記モバイルノードのホームエージェントに送信されるパケット、および前記モバイルノードのホームアドレスに送信されるパケットのいずれかを監視する監視手段と、
    前記ホームエージェントとの接続の切断を検出する検出手段と、
    前記検出手段により接続の切断が検出されかつ前記監視手段により前記いずれかのパケットが確認された場合に、コレスポンデンノード(CN)が通信すべきモバイルノード(MN)のアドレスを緊急用アドレス(EA)として設定し、
    前記CNおよびMNに対して、前記設定を示す緊急アドレスリリース要求およびARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信することにより、前記ホームエージェントから独立に前記MNと前記CNとの接続を確立させる緊急制御を行う、
    緊急制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記検出手段は、前記ホームエージェントとの接続の回復をさらに検出し、
    前記緊急制御手段は、
    前記検出手段により接続の回復が検出されたとき、前記ホームエージェントから独立に確立された接続を終了する、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記緊急制御手段は、
    前記コレスポンデントノードの属性に応じて、前記ホームエージェントから独立に確立された接続の持続時間およびセキュリティレベルを設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. IPネットワークにおいてモバイルノード(MN)として用いられる通信装置であって、
    前記通信装置がホームエリアと異なるローカルエリアに在圏しているときにホームエージェントにパケットを送信する送信手段と、
    前記送信されたパケットに対して、前記ローカルエリア内の他の通信装置から、緊急アドレスリリース要求を受信し、前記受信された緊急アドレスリリース要求に応じて、自装置のアドレスを緊急用アドレス(EA)として取得し、前記他の通信装置からARP(Address Resolution Protocol)テーブルの更新要求を受信し、前記ARP(Address Resolution Protocol)テーブルを更新する受信手段と、
    前記取得された緊急用アドレス及び前記更新されたARPテーブルに基づいて、前記ホームエージェントから独立にコレスポンデントノード(CNとの接続を確立する確立手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  5. 前記確立手段は、
    前記通信装置が前記ローカルエリアに移動したときに取得される気付アドレスの代わりに緊急用アドレスを用いて、前記コレスポンデントノードとの接続を確立する、
    ことを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. IPネットワークのローカルエリア内の通信装置における通信方法であって、
    前記ローカルエリアに在圏しかつ異なるローカルエリアをホームエリアとして有するモバイルノードから前記モバイルノードのホームエージェントに送信されるパケット、および前記モバイルノードのホームアドレスに送信されるパケットのいずれかを監視する監視ステップと、
    前記ホームエージェントとの接続の切断を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで接続の切断が検出されかつ前記監視ステップで前記いずれかのパケットが確認された場合に、コレスポンデンノード(CN)が通信すべきモバイルノード(MN)のアドレスを緊急用アドレス(EA)として設定し、
    前記CNおよびMNに対して、前記設定を示す緊急アドレスリリース要求およびARP(Address Resolution Protocol)テーブル更新要求を送信することにより、前記ホームエージェントから独立に前記MNと前記CNとの接続を確立させる緊急制御を行う、
    緊急制御ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
  7. IPネットワークにおいてモバイルノード(MN)として用いられる通信装置における通信方法であって、
    前記通信装置がホームエリアと異なるローカルエリアに在圏しているときにホームエージェントにパケットを送信する送信ステップと、
    送信されたパケットに対して、前記ローカルエリア内の他の通信装置から、緊急アドレスリリース要求を受信し、前記受信された緊急アドレスリリース要求に応じて、自装置のアドレスを緊急用アドレス(EA)として取得し、前記他の通信装置からARP(Address Resolution Protocol)テーブルの更新要求を受信し、前記ARP(Address Resolution Protocol)テーブルを更新する受信ステップと、
    前記取得された緊急用アドレス及び前記更新されたARPテーブルに基づいて、前記ホームエージェントから独立にコレスポンデントノード(CNとの接続を確立する確立ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
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