JP4752739B2 - 乗員拘束装置の制御方法およびその装置 - Google Patents

乗員拘束装置の制御方法およびその装置 Download PDF

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本発明は、車両用乗員拘束装置の制御方法およびその装置に関する。
特許文献1は、車両の前面衝突時に、シートベルトに、シートベルトが引き出されるのを規制するロードリミッタの規制値以上の引出力が作用した場合に、ロードリミッタの規制値を調節する調節手段を設け、前面衝突時にシートベルトから乗員に作用する衝撃エネルギをロードリミッタによって効果的に吸収させシートベルトから乗員に作用する衝撃を軽減させた車両用乗員拘束装置の制御方法を開示している。
特開平11−170974号公報
特許文献1などの従来の乗員拘束装置の制御方法は、いずれも車両の前面衝突を対象にしたものであり、側面衝突時のシートベルト引出し力を制御する方法または装置ではない。
しかし、斜め側面衝突では、側面からの衝撃入力に加え前からの衝撃が入力される。
前からの衝撃によって乗員が前に移動しサイドエアバッグの保護領域から出てしまうことを抑制するために、すなわち、乗員をサイドエアバッグの保護エリアでシートベルトにて拘束するために、シートベルトプリテンショナを作動させ乗員の前への移動を規制させたい。
その場合、サイドドアやサイドエアバッグからの乗員胸部側面への入力に加え、シートベルトから、前に慣性で移動する乗員の胸部前面への入力が加わり、胸部への負担が増すという問題が生じる。
この問題は、「乗員の前方への移動を抑制すること」と、「シートベルトから乗員の胸部への入力を低減すること」とが、背反しているから生じる。
本発明の目的は、車両の側面衝突時に、乗員の前方への移動を抑制できるとともに、シートベルトから乗員の胸部にかかる負担増を抑制できる乗員拘束装置の制御方法およびその装置を提供することにある。
上記課題を解決し、上記目的を達成する本発明はつぎのとおりである。
(1) 側突センサおよび前突センサの出力信号に基づいてシートベルト荷重リミッタのリミット荷重の高低を制御する乗員拘束装置の制御方法であって、
車両の側面衝突時に、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大か否かを判定する工程と、
側面衝撃演算値が側面衝撃閾値より大の場合に車両の前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大か否かを判定する工程と、
前面衝撃演算値が前面衝撃閾値より大の場合には、シートベルト荷重リミッタのリミット荷重を高にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONする工程と、
前面衝撃演算値が前面衝撃閾値以下の場合には、シートベルト荷重リミッタのリミット荷重を低にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONする工程と、
を有する乗員拘束装置の制御方法。
(2) 側突センサおよび前突センサの出力信号に基づいてシートベルト荷重リミッタのリミット荷重の高低を制御する乗員拘束装置の制御装置であって、
側面衝撃信号に基づく側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大か否かを判定する側面衝撃演算値判定手段と、前面衝撃信号に基づく前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大か否かを判定する前面衝撃演算値判定手段と、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大でかつ前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大である場合にシートベルト荷重リミッタのリミット荷重を高にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONにする第1の指示手段と、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大でかつ前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値以下である場合にシートベルト荷重リミッタのリミット荷重を低にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONにする第2の指示手段と、を有している、乗員拘束装置の制御装置。
上記(1)の本発明の乗員拘束装置の制御方法によれば、車両の側面衝突時に、側面衝撃の強さが側面衝撃閾値より大の場合はシートベルトプリテンショナをONしサイドエアバッグ装置をONするので、斜め衝突であっても、乗員の前への移動を拘束してサイドエアバッグの保護エリアに乗員を保持でき、乗員障害を低減できる。その場合に、前面衝撃の強さが前面衝撃閾値以下の場合にはシートベルト荷重リミッタを低荷重にする工程を含むので、シートベルトから乗員胸部への入力を低減することができる。これによって、シートベルトから胸部前面への入力による胸部への負担増を必要最低限にすることができる。
上記(2)の本発明の乗員拘束装置の制御装置によれば、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大である場合にシートベルトプリテンショナをONにする手段を含むので、斜め衝突であっても、乗員の前への移動を拘束してサイドエアバッグの保護エリアに乗員を保持でき、乗員障害を低減できる。その場合に、前面衝撃の強さが前面衝撃閾値以下の場合にはシートベルト荷重リミッタを低荷重にする第2の指示手段を含むので、シートベルトから乗員胸部への入力を低減することができる。これによって、シートベルトから胸部前面への入力による胸部への負担増を必要最低限にすることができる。
本発明の最良の形態に係る乗員拘束装置の制御方法と該方法の実施に直接使用する本発明の乗員拘束装置の制御装置を、図1〜図7を参照して説明する。
本発明の乗員拘束装置の制御装置1は、図2〜図4、図7に示すように、側突センサ11および前突センサ12と、シートベルトプリテンショナ20およびリミット荷重が高低に変化され得るシートベルト荷重リミッタ30と、インフレータ41をもつサイドエアバッグ装置40と、側突センサ11および前突センサ12の出力信号に基づいてシートベルトプリテンショナ20のON、OFF、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重の高低、サイドエアバッグ42のON、OFFを制御する制御ルーチンがインストールされた電子制御ユニット(ECU、ECUはElectronic Control Unit の略)10と、を備えている。
電子制御ユニット10は、互いに双方向バスにて接続されたCPU10a、ROM10b、RAM10c、入力インターフェース10d、出力インターフェース10e、を備え、ROM10bには図2の制御ルーチンがインストールされ、該制御ルーチンはCPU10aに読み込まれてCPUにて演算が実行される。
電子制御ユニット10にインストールされた制御ルーチンは、図2に示すように、側突センサ11からの側面衝撃信号を読み込む側面衝撃信号読み込み手段101と、前突センサ12からの前面衝撃信号を読み込む前面衝撃信号読み込み手段103と、側面衝撃信号に基づく側面衝撃演算値(側演算値)が所定の側面衝撃閾値(側閾値)より大か否かを判定する側面衝撃演算値判定手段102と、前面衝撃信号に基づく前面衝撃演算値(前演算値)が所定の前面衝撃閾値(前閾値)より大か否かを判定する前面衝撃演算値判定手段104と、側面衝撃演算値(側演算値)が所定の側面衝撃閾値(側閾値)より大でかつ前面衝撃演算値(前演算値)が所定の前面衝撃閾値(前閾値)より大である場合にシートベルトプリテンショナ20をONし、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を高にし、サイドエアバッグ装置40をONにする第1の指示手段105と、側面衝撃演算値(側演算値)が所定の側面衝撃閾値(側閾値)より大でかつ前面衝撃演算値(前演算値)が所定の前面衝撃閾値(前閾値)以下である場合にシートベルトプリテンショナ20をONし、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を低(第1の指示手段105によるリミット荷重より低)にし、サイドエアバッグ装置40をONにする第2の指示手段106と、を有している。
ここで、側面衝撃閾値は、サイドエアバッグ装置をONさせていた従来の側面衝撃閾値(ただし、車の重量などによって変化する)と等しいかほぼ等しい。前面衝撃閾値は、プリテンショナ付きシートベルトのプリテンショナをONさせていた従来の前面衝撃閾値(ただし、車の重量などによって変化する)と等しいかほぼ等しい。シートベルト荷重リミッタのリミット荷重の高荷重は、従来の前面衝突の場合のシートベルト荷重リミッタのリミット荷重(ただし、車の重量などによって変化する)と等しいかほぼ等しい。シートベルト荷重リミッタのリミット荷重の低荷重は、従来の前面衝突の場合のシートベルト荷重リミッタのリミット荷重(ただし、車の重量などによって変化する)より小(たとえば、上記高荷重の30〜70%、ただし、上記高荷重の30〜70%に限定されるものではない)である。
側突センサ11は、たとえば車両側部に設けられた、車両横方向加速度を検知し出力する加速度センサであり、その出力信号はECU10に入力される。前突センサ12は、たとえば車両中央部に設けられた、車両前後方向加速度(または車両前後方向加速度と横方向加速度の両方)を検知し出力する加速度センサであり、その出力信号はECU10に入力される。
シートベルトプリテンショナ20は、図6に示すように、シートベルト21の巻取り部23に、シートベルト(ウエビング)21の張力を増大させることによりその弛みをとるために設けられる。シートベルトプリテンショナ20の駆動源22としては、インフレータ、またはモータ、またはインフレータとモータなどがある。シートベルトプリテンショナ20は、電子制御ユニット10の第1、第2の指示手段105、106からの指示を受けてONし、シートベルト21を巻き取って、張力を増大させる。シートベルトプリテンショナは従来は側突センサが側突を検知しても作動しなかったが、本発明では、側突センサ11が側突を検知した場合はシートベルトプリテンショナ20がONしてシートベルト21の張力を増大させる。シートベルトプレテンショナ20は、この構造に限るものではない。
シートベルト荷重リミッタ30は、図5に示すように、シートベルト21の引出し荷重を、複数段階に、たとえば2段階に、大小に変化させることができる。シートベルト荷重リミッタ30は、たとえば、シートベルト21を挟んで相対向して設けられた一対のクランプ31、32と、一方のクランプ31を他方のクランプに押し付ける揺動タイプのロックレバー33と、ロックレバー33を揺動させるアクチュエータ34と、シートベルト21の引出しによって一対のクランプ31、32が上昇した時にクランプに当たってクランプ31、32を規制しロックレバー33の揺動範囲を規制して一対のクランプ31、32による挟持力を調節するストッパ35と、ストッパ35の位置を調節するネジ軸36およびそれを回転させるサーボモータ37とを有する。そして、電子制御ユニット10の第1、第2の指示手段105、106からの指示信号によって、サーボモータ37の回転角度を変えることにより、ストッパ35の位置、シートベルト21の引出し荷重を、複数段階に、たとえば2段階に、大小に変化させる。シートベルト荷重リミッタ30は、この構造に限るものではない。
サイドエアバッグ装置40は、図7に示すように、インフレータ41とインフレータ起爆時に展開、膨張されるサイドエアバッグ42を有する。インフレータ41とサイドエアバッグ42とガイド47はシートフレーム48によって支持される。サイドエアバッグ装置40は、シートのサイドサポート43内に設置されており、側突時に、電子制御ユニット10の第1、第2の指示手段105、106からの指示信号によって、ONされる。サイドエアバッグ42は、縫合部44を破って乗員45とサイドドア46との間に展開、膨張し、進入するサイドドア46から乗員45を遠ざけ、乗員45を保護する。サイドエアバッグ装置40は、この構造に限るものではない。
本発明の乗員拘束装置の制御方法は、図1に示すように、ステップS101〜S106を有する。ステップS101〜S106は、それぞれ、手段101〜106によって実行される。
本発明の乗員拘束装置の制御方法は、車両の側面衝突時に、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大か否かを判定する工程S102と、側面衝撃演算値が側面衝撃閾値より大の場合に車両の前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大か否かを判定する工程S104と、前面衝撃演算値が前面衝撃閾値より大の場合には、シートベルトプリテンショナ20をONし、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を高(大)にし、サイドエアバッグ装置40をONする第1の指示工程S105と、前面衝撃演算値が前面衝撃閾値以下の場合には、シートベルトプリテンショナ20をONし、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を低にし、サイドエアバッグ装置40をONする第2の指示工程S106と、を有する。
本発明の乗員拘束装置の制御方法では、図1の制御ルーチンに所定時間間隔で、常時割り込まれ、演算が実行される。
ステップS101で、側突センサ11から側面衝撃信号が読み込まれる。側面衝撃信号は時間積分されて側面衝撃演算値が求められる。
ついで、S102に進み、側面衝撃演算値が予め定めた側面衝撃閾値より大か否かが判定される。この側面衝撃閾値は、それを越えると衝撃が側突の衝撃でサイドエアバッグ装置40をONさせる閾値である。側面衝撃演算値が側面衝撃閾値以下の場合は、車両にかかった横方向加速度はシートベルトプリテンショナ20とサイドエアバッグ装置40をONする必要がない程度の大きさであると判断し、エンドステップに進み、その1サイクルを終了する。側面衝撃演算値が側面衝撃閾値より大の場合は、側突か、または車両にかかった横方向加速度はサイドエアバッグ装置40をONする必要がある大きさであると判断し、ステップS103に進む。
側突は多くの場合斜め側突であり、斜め側突では横方向加速度のほか前後方向加速度が生じ、乗員は慣性力によって前方へ移動しようとするので、乗員をサイドエアバッグ42の展開、膨張領域に保持するために、シートベルトプリテンショナ20をONさせる必要がある。側突時の前後方向加速度を検知するために、ステップ103で、前突センサ12から前面衝撃信号が読み込まれる。前面衝撃信号は時間積分されて前面衝撃演算値が求められる。
ついで、S104に進み、前面衝撃演算値が予め定めた前面衝撃閾値より大か否かが判定される。この前面衝撃閾値は、それを越えると衝撃が斜め側突に含まれる前突の衝撃でシートベルトプリテンショナ20をONさせる閾値である。
前面衝撃演算値が前面衝撃閾値より大の場合は、ステップS105に進み、シートベルトプリテンショナ20のONにし、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を高荷重に設定し、サイドエアバッグ装置40をONにする。シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を高荷重に設定することにより、前面衝撃閾値が大であるにかかわらずシートベルト21の引出し荷重が大となり、乗員の前移動が抑制され、乗員45をサイドエアバッグ42の展開、膨張領域に保持できる。ステップS105からエンドステップに進む。
前面衝撃演算値が前面衝撃閾値以下の場合は、ステップS106に進み、シートベルトプリテンショナ20のONにし、シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を低荷重(ステップ105の高荷重より低い荷重)に設定し、サイドエアバッグ装置40をONにする。シートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を低荷重に設定することにより、シートベルト21の引出し荷重が小となり、シートベルトプリテンショナ20をONにしたにかかわらず、乗員45が慣性で前に移動するときにシートベルト21から乗員45にかかる荷重負担を低減できる。ステップS106からエンドステップに進む。
上記の本発明の乗員拘束装置の制御方法によれば、車両の側面衝突時に、側面衝撃の強さが側面衝撃閾値より大の場合は、シートベルトプリテンショナ20をONしサイドエアバッグ装置40をONするので、斜め衝突で乗員45に前方への慣性が働いても、乗員45の前への移動を拘束してサイドエアバッグ42の保護エリアに乗員45を保持でき、展開、膨張したサイドエアバッグ42で乗員45をサイドドア46から遠ざかる方向に乗員45を押して移動させ、側面衝突時における乗員障害を低減できる。
その場合に、前面衝撃の強さが前面衝撃閾値より大の場合は、従来の前面衝突におけると同様の強さでシートベルトプリテンショナ20をONして乗員45の前への移動を拘束することができる。また、前面衝撃の強さが前面衝撃閾値以下の場合にはシートベルト荷重リミッタ30を低荷重にする工程106を含むので、シートベルト21から乗員胸部への入力を低減することができる。これによって、側面衝突時にもシートベルトプリテンショナ20をONさせるにもかかわらず、シートベルト21から胸部前面への入力による胸部への負担増を必要最低限にすることができる。
上記の本発明の乗員拘束装置の制御装置1によれば、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大である場合にシートベルトプリテンショナ20をONにする手段を含むので、斜め衝突であっても、慣性による乗員45の前への移動を拘束してサイドエアバッグ42の保護エリアに乗員45を保持でき、展開、膨張したサイドエアバッグ42で乗員45をサイドドア46から遠ざかる方向に乗員45を押して移動させ、側面衝突時における乗員障害を低減できる。
その場合に、前面衝撃の強さが前面衝撃閾値以下の場合にはシートベルト荷重リミッタ30のリミット荷重を低荷重にする手段106を含むので、シートベルトから乗員胸部への入力を低減することができる。これによって、側面衝突時にもシートベルトプリテンショナ20をONさせるにもかかわらず、シートベルト21から胸部前面への入力による胸部への負担増を必要最低限にすることができる。
以上によって、「乗員の前方への移動を抑制すること」と、「ベルトから胸部への入力を低減すること」とを両立させることができる。また、この両立をECU10にインストールさせる制御プログラムを変更するだけで達成することができ、部品の追加、設計変更を伴わないか、またはほとんど伴わないで達成することができる。
本発明の一実施例に係る乗員拘束装置の制御方法を実施する乗員拘束装置の制御装置の、制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施例に係る乗員拘束装置の制御方法を実施する乗員拘束装置の制御装置の、ブロック図である。 本発明の一実施例に係る乗員拘束装置の制御方法を実施する乗員拘束装置の制御装置のうちの、側突センサと前突センサを搭載した車両の平面図である。 本発明の一実施例に係る乗員拘束装置の制御方法を実施する乗員拘束装置の制御装置を搭載した車両の側面図である。 図4の装置のうちの、シートベルトプリテンショナとシートベルト荷重リミッタの模式的側面図である。 図4の装置のうちの、シートベルトプリテンショナの模式的平面図である。 図4の装置のうちの、サイドエアバッグ装置の部分断面図である。
符号の説明
1 乗員拘束装置の制御装置
10 電子制御ユニット(ECU)
10a CPU
10b ROM
10c RAM
10d 入力インターフェース
10e 出力インターフェース
20 シートベルトプリテンショナ
21 シートベルト
22 駆動源
23 巻取り部
30 シートベルト荷重リミッタ
31、32 クランプ
33 ロックレバー
34 アクチュエータ
35 ストッパ
36 ネジ軸
37 サーボモータ
40 サイドエアバッグ装置
41 インフレータ
42 サイドエアバッグ
43 シートのサイドサポート 44 縫合部
45 乗員
46 サイドドア
47 ガイド
48 シートフレーム
101S、101 側面衝撃信号読み込み工程、およびその手段
102S、102 側面衝撃演算値判定工程、およびその手段
103S、103 前面衝撃信号読み込み工程、およびその手段
104S、104 前面衝撃演算値判定工程、およびその手段
105S、105 第1の指示工程、およびその手段
106S、106 第2の指示工程、およびその手段

Claims (2)

  1. 側突センサおよび前突センサの出力信号に基づいてシートベルト荷重リミッタのリミット荷重の高低を制御する乗員拘束装置の制御方法であって、
    車両の側面衝突時に、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大か否かを判定する工程と、
    側面衝撃演算値が側面衝撃閾値より大の場合に車両の前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大か否かを判定する工程と、
    前面衝撃演算値が前面衝撃閾値より大の場合には、シートベルト荷重リミッタのリミット荷重を高にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONする工程と、
    前面衝撃演算値が前面衝撃閾値以下の場合には、シートベルト荷重リミッタのリミット荷重を低にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONする工程と、
    を有する乗員拘束装置の制御方法。
  2. 側突センサおよび前突センサの出力信号に基づいてシートベルト荷重リミッタのリミット荷重の高低を制御する乗員拘束装置の制御装置であって、
    側面衝撃信号に基づく側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大か否かを判定する側面衝撃演算値判定手段と、前面衝撃信号に基づく前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大か否かを判定する前面衝撃演算値判定手段と、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大でかつ前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値より大である場合にシートベルト荷重リミッタのリミット荷重を高にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONにする第1の指示手段と、側面衝撃演算値が所定の側面衝撃閾値より大でかつ前面衝撃演算値が所定の前面衝撃閾値以下である場合にシートベルト荷重リミッタのリミット荷重を低にし、シートベルトプリテンショナをONし、サイドエアバッグ装置をONにする第2の指示手段と、を有している、乗員拘束装置の制御装置。
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