JP4529649B2 - 乗員拘束装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衝突の際にシートベルトによって乗員を拘束する乗員拘束装置に関する。
従来より、車両と障害物との衝突を当該車両のバンパーに配設した衝突検出センサを用いて判定し、衝突を検出した場合にボンネットを10cm程度持ち上げることにより、上方からの入力を吸収する、跳ね上げフードシステムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
具体的には、特許文献1には、障害物等との衝突を事前又は事後に検知し、車両用フードを跳ね上げるか否かを判別し、車両用フード後端部を跳ね上げる跳ね上げ機構を作動させることが記載されている。また、特許文献2には、衝突判定をするに際して、加速度にかかるデータが正しく受信されたか否かを判定し、受信データの中から最も新しい正規データに基づいて衝突判定を行うことが記載されている。
また、従来より、車両が一定速度以上で走行している時に、乗員の急ブレーキを検出した場合に、シートベルトを巻き取り動作させることによって乗員を拘束するプリクラッシュシートベルトシステムが、下記の特許文献3等で知られている。
特開2001−1949号公報 特開2003−75465号公報 特開2000−28307号公報
ところで、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された技術をはじめとする従来技術においては、衝突によって跳ね上げフードシステムが作動した際に、衝突時の衝撃による乗員の姿勢ズレや、フードが跳ね上がることによる視界の変化に起因して、衝突後における運転者の運転操作が不安定になるおそれがあった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、跳ね上げフードシステムが作動した場合であっても、乗員に最適な姿勢を保持させ、安定した運転操作を行わせることができる乗員拘束装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の乗員を、車両シートに拘束する乗員拘束装置であって、車両の衝突を検知又は予知して車両用フードを跳ね上げる跳ね上げフード装置と接続され、前記跳ね上げフード装置のフード跳ね上げ動作を検出したことに応じて、姿勢矯正手段により、乗員の姿勢を矯正することにより、上述の課題を解決する。
本発明に係る乗員拘束装置によれば、跳ね上げフード装置のフード跳ね上げ動作を検出したことに応じて、乗員の姿勢を矯正するので、跳ね上げフードシステムが作動した場合であっても、乗員に最適な姿勢を保持させ、安定した運転操作を行わせることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、車両衝突の際にシートベルトを巻き取ることによって乗員を拘束する乗員拘束装置に適用される。
[乗員拘束装置の構成]
乗員拘束装置は、図1に示すように、車両前部の衝突を検知又は予知して車両用フードを跳ね上げる跳ね上げフード装置10と、シートベルトを巻き取ることによって乗員を拘束するプリクラッシュシートベルト装置20とが接続されて構成されている。これら跳ね上げフード装置10とプリクラッシュシートベルト装置20とは、例えばCAN(Car Area Network)バス等の車両内通信線によって接続され、信号の送受信が可能となっている。
跳ね上げフード装置10は、衝突検知センサ、車両用フード後端部の跳ね上げ機構及びECUを備え、更に、プリクラッシュシートベルト装置20との間で通信を行う通信回路を備えている。この跳ね上げフード装置10は、衝突検知センサにより、障害物との衝突を検知又は予知したことに応じて、車両用フード後端部の跳ね上げ機構を作動させて、車両用フードを10cm程度跳ね上げる。跳ね上げフード装置10は、衝突を検知又は予知し、車両用フード作動させる旨を示す作動信号を、通信回路によってプリクラッシュシートベルト装置20に送信する。
プリクラッシュシートベルト装置20は、加速度センサ等の衝突検知センサ、シートベルトの巻き取り機構及びECUを備え、更に、跳ね上げフード装置10との間で通信を行う通信回路を備えている。この跳ね上げフード装置10は、ECU(Electronic Control Unit)の制御に従って、加速度センサによって検出された車両の加速度に基づいて、運転者が一定速度以上の走行中に急ブレーキを行った場合に、乗員が装着しているシートベルトを巻き取ることによって乗員を拘束する。
また、プリクラッシュシートベルト装置20は、加速度に基づく衝突検知をしていなくても、通信回路によって跳ね上げフード装置10から送信された作動信号を受信した場合にも、シートベルトを巻き取って乗員を拘束する作動を行う。
[乗員拘束装置の動作]
このような乗員拘束装置は、図2に示すような一連の処理を経ることにより、衝突時の乗員の姿勢を矯正する。
乗員拘束装置は、跳ね上げフード装置10及びプリクラッシュシートベルト装置20が共に、独立して衝突検知又は予知を行っている状態において、図2に示す処理を所定期間ごとに実行する。
先ず、ステップS1において、跳ね上げフード装置10により、衝突を検知又は予知したか否かを判定する。ここで、跳ね上げフード装置10は、衝突を検知又は予知した場合には、ステップS2において、車両用フードの跳ね上げ作動を行う必要があるか否かを判定する。
そして、跳ね上げフード装置10は、車両用フードの跳ね上げ作動を行う必要がないと判定した場合には、ステップS1からの処理を繰り返す一方で、車両用フードの跳ね上げ作動を行う必要があると判定した場合には、ステップS3において、車両用フードの跳ね上げ作動を行うとともに、作動信号をプリクラッシュシートベルト装置20に送信する。
これに応じて、プリクラッシュシートベルト装置20は、ステップS4において、作動信号を受信すると、ステップS5において、図示しないモータを駆動させて例えば3秒間といった所定時間だけシートベルトの巻き取り作動を行い、乗員を車両シートに拘束して、乗員の姿勢を矯正する。そして、プリクラッシュシートベルト装置20は、所定時間の経過後に、シートベルトの巻き取り力を低下させて乗員の拘束を解除し、一連の処理を終了する。
このように、乗員拘束装置は、跳ね上げフード装置10の作動を検出したことに応じて、プリクラッシュシートベルト装置20を作動させることにより、乗員を車両シートに密着させて、車両衝突時に車両前部方向にずれる乗員の姿勢を矯正する。
なお、衝突時における車両減速度又は走行速度を車速センサ及び加速度センサによって検出し、プリクラッシュシートベルト装置20によるシートベルトの巻き取り作動時間を、衝突時における車両減速度又は走行速度が大きいほど長くすることが望ましく、これにより、運転操作の不安定化の回避に有効である。また、同様の観点から、プリクラッシュシートベルト装置20によるシートベルトの巻き取り力についても、衝突時における車両減速度又は走行速度が大きいほど強くするのが望ましい。
さらに、乗員拘束装置は、乗員の姿勢を矯正させるためには、プリクラッシュシートベルト装置20の作動に限らず、乗員の視界を高い位置にするために、乗員が座しているシートクッションの前部を持ち上げるシート持ち上げ装置を作動させ、運転操作の不安定化の回避を図るようにしてもよい。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した乗員拘束装置によれば、跳ね上げフード装置10の作動をプリクラッシュシートベルト装置20が検出したことに応じて乗員の姿勢を矯正することにより、跳ね上げフード装置10が作動した場合であっても、乗員に最適な姿勢を保持させ、安定した運転操作を行わせることができる。すなわち、乗員拘束装置によれば、衝突時の衝撃による乗員の姿勢ズレや、車両用フードが跳ね上がることによる視界の変化に起因する衝突後における運転者の運転操作の不安定化を回避することができる。
また、この乗員拘束装置によれば、乗員の姿勢を矯正する手段として、乗員が装着しているシートベルトを巻き取るシートベルト巻き取り装置であるプリクラッシュシートベルト装置20とすることにより、シートベルトの巻き取りによって乗員をシートに密着させることができ、乗員の姿勢の矯正を適切に行うことができる。
さらに、この乗員拘束装置によれば、プリクラッシュシートベルト装置20によるシートベルトの巻き取り力を、所定時間経過後に低下することにより、拘束された乗員が感じる煩わしさを低減することができる。
さらにまた、この乗員拘束装置によれば、プリクラッシュシートベルト装置20によるシートベルトの巻き取り作動時間を、衝突時における車両減速度又は走行速度が大きいほど長くすることにより、乗員の姿勢を適切に矯正することができ、運転操作の不安定化を確実に回避することができる。
同様に、この乗員拘束装置は、プリクラッシュシートベルト装置20によるシートベルトの巻き取り作動力を、衝突時における車両減速度又は走行速度が大きいほど強くすることにより、乗員の姿勢を適切に矯正することができ、運転操作の不安定化を確実に回避することができる。
また、この乗員拘束装置は、姿勢矯正手段として、乗員のシートクッションの前部を持ち上げるシート持ち上げ装置を適用することもでき、この場合においても、衝突時における乗員の視界を高い位置として運転操作の不安定化の回避することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した乗員拘束装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した乗員拘束装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 跳ね上げフード装置
20 プリクラッシュシートベルト装置

Claims (5)

  1. 車両の乗員を、車両シートに拘束する乗員拘束装置であって、
    前記車両の衝突を検知又は予知して車両用フードを跳ね上げる跳ね上げフード装置と接続され、前記跳ね上げフード装置のフード跳ね上げ動作を検出したことに応じて、乗員の姿勢を矯正する姿勢矯正手段を備えることを特徴とする乗員拘束装置。
  2. 前記姿勢矯正手段は、乗員が装着しているシートベルトを巻き取るシートベルト巻き取り装置であり、前記フード跳ね上げ動作を検出したことに応じてシートベルトを巻き取ることを特徴とする請求項1に記載の乗員拘束装置。
  3. 前記シートベルト巻き取り装置による前記シートベルトの巻き取り力を、前記シートベルトを巻き取ってから所定時間経過後に低下させることを特徴とする請求項2に記載の乗員拘束装置。
  4. 前記シートベルト巻き取り装置による前記シートベルトの巻き取り作動時間を、衝突時における車両減速度又は走行速度が大きいほど長くすることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗員拘束装置。
  5. 前記シートベルト巻き取り装置による前記シートベルトの巻き取り作動力を、衝突時における車両減速度又は走行速度が大きいほど強くすることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗員拘束装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001334895A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Mazda Motor Corp 車両用歩行者保護装置
JP2003291758A (ja) * 2002-04-02 2003-10-15 Toyota Motor Corp 車両の衝突対策システム

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