JP4752091B2 - 自動取引装置の案内表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色彩対応表示によって操作性を高めた自動取引装置の案内表示装置に関するものである。なお、本明細書において「自動取引装置」とは、表示パネルに表示される操作方法に従って顧客が各操作部を操作して、自動支払、情報入手等を行うための装置を示すものであり、具体的には、病院に設置される診療費自動支払装置、金融機関の店舗に設置される現金自動取引装置、或いは各種情報入手のための端末装置等が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
例えば、上記した診療費自動支払装置、現金自動取引装置等においては、顧客が取引操作を行うための複数の操作部と、顧客の前記取引操作の結果、装置側が所定操作を行って券類を払い出す1ないし複数の払出し部と、顧客の前記操作、及び装置側の前記払出しの各内容を文字、絵柄等で表示する表示パネルとを備えていて、顧客は、前記表示パネルに順次表示される操作方法に従って、各操作部を順次操作して、所定の支払い、取引等を行うように構成されている。このような自動取引装置においては、通常状態では、後続顧客が多数いるために、各顧客は、短時間で操作を行って、自身の支払い、取引等を迅速に行うことが肝要である。
【0003】
しかし、従来装置の表示パネルの表示方法は、文字によるメッセージ又は絵柄(イラスト)のみによる表現であったり、或いはこれらを組み合わせた表現が採用されているが、装置の使用に慣れていない者、例えば、老人、子供、障害者等にとっては、上記表現方法のみでは、操作内容を短時間に理解できなかったり、或いは全く理解できなかったりすることがあり、装置の操作性に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記自動取引装置において、その操作性を高めて、装置に不慣れな者であっても、短時間でしかも確実に操作可能にすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するための請求項1の発明は、顧客が取引操作を行うための複数の操作部と、顧客の前記取引操作の結果、装置側が所定操作を行って券類を払い出す1ないし複数の払出し部と、顧客の前記操作、及び装置側の前記払出しの各内容を文字、絵柄等で表示する一つの表示パネルとを備えた自動取引装置の案内表示装置において、操作時期、或いは払出し時期が一致していて、内容的に関連を有する前記操作部、或いは前記払出し部には、同一色彩が用いられたうえで、操作又は払出しの内容が異なる前記操作部及び前記払出し部には、相互に色彩識別可能なように、それぞれ異なる色彩が施され、しかも、前記表示パネルには、顧客が次に取るべき操作の内容が、当該操作に係る1ないし複数の操作部の色彩と同一色彩を含む内容で色彩表示されるように構成されていることを特徴としている。
【0006】
請求項1の発明に係る自動取引装置は、顧客が装置に対して行う各操作と、装置が顧客に対して行う払出しとの双方があって、内容的に関連を有する複数の前記操作部、或いは前記払出し部には、同一色彩が用いられている。例えば、「硬貨投入口」と「紙幣挿入口」或いは「釣銭貯留口」と「紙幣返却口」のように、内容的に互いに関連を有する複数の操作部、或いは複数の払出し部を同一の色彩表示にしておくものであって、これらは、操作時期、或いは払出し時期が一致しているために、色彩の同一性によって、操作、或いは払出しの各内容の同一性を直観的に認識できる利点がある。そして、前記表示パネルには、顧客が次に取るべき操作の内容が、当該操作に係る操作部の色彩と同一色彩を含む内容で色彩表示されるために、顧客の次の操作の選択が色彩表示により直感的に理解できて、装置に不慣れな者であっても、誤りなく、短時間に必要な操作を行える。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を診療費自動支払機に実施した例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る診療費自動支払機Aの全体斜視図であり、図2は、同じく正面図であり、図3は、同じくシステム構成のブロック図であり、図4は、操作又は払出しの内容と色彩との関係を示す図である。図1ないし図4において、支払機本体10の前面には、下端が手前側に近くなるように傾斜した傾斜面部1と、該傾斜面部1の下端に連続して設けられた大面積の下方垂直面部2と、該傾斜面部1の上端に連続して設けられた小面積の上方垂直面部3とが設けられている。
【0009】
また、前記下方垂直面部2の上端中央部には、診察券挿入返却口11が設けられ、その上方に所定間隔をおいてLEDから成る診察券フリッカー12が水平に設けられ、前記診察券挿入返却口11と前記診察券フリッカー12との間には、「診察券」と「挿入/返却口」の各文字が上下二段書で表示され、これらの文字と、前記診察券挿入返却口11と、前記診察券フリッカー12の各部分は、縦実線ハッチングPで図示されるピンク色によって方形に着色されている。前記診察券フリッカー12は、その点滅によって、診察券挿入返却口11に診察券が返却されたことを知らしめるためのものである。
【0010】
また、前記診察券挿入返却口11の右斜下方には、紙幣挿入口13が設けられていて、該紙幣挿入口13の手前側には、紙幣台14が手前側に突設され、該紙幣台14の直下には、紙幣返却口15が設けられている。前記紙幣挿入口13の直上には、その点滅によって、前記紙幣返却口15に釣札等が払い出されたことを知らしめるためのLEDから成る紙幣フリッカー20が水平に設けられ、該紙幣フリッカー20の直下には、「1000」, 「5000」, 「10000 」の各数字が横一列に表示されて、その中央直下に「挿入口」の文字が表示されて、これらの文字部と、前記紙幣フリッカー20の各部分は、縦破線ハッチングVで図示される薄紫色によって方形に着色されている。また、前記紙幣返却口15の直下の部分には、「返却口」の文字が横書きされて、この文字の部分は、斜実線ハッチングBで図示される水色によって方形に着色されている。
【0011】
また、前記傾斜面部1の右上端部には、硬貨投入口16が縦方向に設けられていて、その右側方の上段には、「10」,「50」の各数字を円で囲んだものが横方向に並べられ、その直下には、「100」,「500」の各数字を円で囲んだものが同じく横方向に並べられ、これらの各数字、及び前記硬貨投入口16の各部分は、前記縦破線ハッチングVで図示される薄紫色によって方形に着色されている。更に、前記上方垂直面部3には、デビットカード挿入返却口17が水平に設けられて、その上方に、「デビットカード」と「挿入/返却口」の各文字が上下二段に表示されて、これらの文字と、前記デビットカード挿入返却口17とは、前記縦破線ハッチングVで図示される薄紫色によって方形に着色されている。前記紙幣挿入13と硬貨投入口16とデビットカード挿入返却口17は、いずれも金銭類の支払操作を行う部分である点で共通関連しており、この共通関連した部分は、同一の薄紫色で着色されて、その操作を行い易くしてある。また、前記傾斜面部1の硬貨投入口16の直下には、デビットカードテンキー18と、デビットカード用液晶表示装置19とが相上下して設けられている。
【0012】
また、前記診察券挿入返却口11の左隣には、領収書放出口21が水平に設けられて、該領収書放出口21の直上には、その点滅によって、前記領収書放出口21に領収書が放出されたことを知らしめるための領収書フリッカー22が水平に設けられ、前記領収書放出口21と前記領収書フリッカー22の各部分は、縦横実線ハッチングYで図示される黄色によって方形に着色されている。
【0013】
また、前記診察券挿入返却口11の直下には、支払機本体10から放出される釣銭を収容する釣銭収容箱23が設けられていて、該釣銭収容箱23の直上の部分には、該収容箱23に釣銭等の硬貨が払い出されたことを知らしめる硬貨フリッカー24が水平に設けられていると共に、該硬貨フリッカー24と前記釣銭収容箱23との間には、「おつり」と横書きされて、該硬貨フリッカー24と「おつり」と横書きされた部分には、前記紙幣挿入口13の直下の「返却口」の文字の部分に着色された水色と同一色で着色されている。このように、紙幣返却口15からは、「おつり」或いは取消しに係る紙幣が放出されると共に、前記釣銭収容箱23には、同じく「おつり」或いは取消しに係る硬貨が放出収容され、両者は、「おつり」或いは取消しに係る金銭類としては、共通関連しているために、同色である水色が着色されている。なお、図1及び図2において、26は、支払機Aに対して行った操作を取り消すための取消押ボタンを示し、27は、支払機Aの故障等の際に管理者を呼び出すための呼出押ボタンを示し、28は、支払操作時において、支払者である患者が自身の所有する小物を置くためのテーブルを示す。
【0014】
また、前記傾斜面部1の右端部を除く残りの部分には、表示パネル25が設けられている。この表示パネル25は、患者が自動支払機Aに対して行う診察券挿入、紙幣挿入、硬貨投入及びデビットカード挿入の各操作、並びに、自動支払機Aが患者に対して行う釣札・釣銭払出し、領収書発行、診察券返却の各払出しの案内表示を、前記各操作部及び払出し部に着色された色彩と同一色彩を含む内容で色彩表示を行うものである(図4参照)。
【0015】
次に、図3を参照にして、上記診療費自動支払機Aのシステム構成について簡単に説明する。パネルコンピュータ31は、領収書印刷用のプリンタ32、カードリード・ライト部33、表示パネル25及び課金制御部34に対する指令及び制御を行う。カードリード・ライト部33は、挿入された診察券の記録内容を読み取ったり、新たな記録を書き込んだりする部分であり、課金制御部34は、硬貨メカ部35、紙幣メカ部36及び接客コントローラ37に対する制御を行う。接客コントローラ37は、前記取消及び呼出の各押ボタン26,27、前記各フリッカー12,20,22,24、スピーカ、ブザー、キースイッチ等の周辺機器38の制御を行う部分である。
【0016】
引き続いて、図5及び図6のフローチャートを参照して、デビットカードを使用せずに、紙幣及び硬貨のみで支払いを行う上記診療費自動支払機Aの操作及び払出しについて説明する。なお、図5及び図6は、上下方向に連続したフローチャートであるが、図示の関係で2分割してあり、図5の下部及び図6の上部に図示される「X1 」,「X2 」,「X3 」は、同一部である。本発明は、自動支払機Aに対する患者の各操作、及び患者に対する支払機Aからの券類の払出しを、自動支払機Aの各操作部及び払出し部に着色された色彩と同一色彩を含む内容で表示パネル25に案内表示することを特徴としている。そして、本実施例では、4種類の「案内表示」を行うので、最初に、この「案内表示」の内容について説明する。
【0017】
まず、患者が支払機Aを操作する前には、患者に対して「診察券受け入れ可」を示す内容が表示パネル25に案内表示される。この「診察券受け入れ可」の案内表示は、図7に示されるように、支払機Aの診察券挿入返却口11に診察券が挿入されて、当該部分の形態を、ピンク色の着色を含めてそのまま表示した「絵柄表示」の上に、「診察券を入れてください」という文字メッセージを横書きしたものである。
【0018】
また、自動支払機Aに挿入した診察券に記録されたデータを課金制御部34が読み取って、「医療会計システム」の会計データベースが検索して、会計データ(請求金額明細)が決定されると、患者に対して「紙幣等挿入催促」の内容が表示パネル25に案内表示される。この「紙幣等挿入催促」のための案内表示は、図8に示されるように、金銭類の支払操作を行う3つの部分(紙幣挿入口13、硬貨投入口16及びデビットカード挿入返却口17)の薄紫色の着色を含めた全体形態を横一列にしてそのまま表示した「絵柄表示」と、該「絵柄表示」の上に「お金、またはデビットカードを入れて下さい」と横書きされた「主文字メッセージ」との間に、該「主文字メッセージ」よりも小さな文字で「お札はまとめて20枚まで入れることができます」と横書きされた「補足文字メッセージ」が挿入されたものである。前記「絵柄表示」は、紙幣挿入口13の部分の全体形態と、硬貨投入口16の部分の全体形態と、デビットカード挿入返却口17の部分の全体形態とを、各部分に着色された薄紫色の共通の着色を含め、しかも各部分に紙幣類が挿入又は投入されている状態でもって、横一列に表示したものである。
【0019】
また、自動支払機Aに対して患者が紙幣の挿入等を行って、おつりが発生した場合には、患者に対して「おつり払い出し済」を示す内容が表示パネル25に案内表示される。この「おつり払出し済」のための案内表示は、図9に示されるように、釣銭収容箱23の部分の全体形態と、紙幣返却口15及びその直下の「返却口」と表示された各部分の全体形態とを横に並べた「絵柄表示」と、該「絵柄表示」の上に「おつりをお受け取りください」と横書きされた「文字メッセージ」とから成る。前記「絵柄表示」は、2つの部分に共通の薄緑色に着色され、しかも硬貨又は紙幣が払出されている状態で表示されている。
【0020】
また、おつりの払出しと、領収書の発行を終えた後には、診察券の返却がなされ、その後に、表示パネルには、患者に対して「診察券及び領収書の受取り催促」の案内表示がなされる。この「診察券及び領収書の受取り催促」の案内表示は、図10に示されるように、診察券挿入返却口11の部分のピンク色の着色を含めた全体形態と、領収書放出口21の部分の黄色の着色を含めた全体形態とが横に並べられた「絵柄表示」と、該「絵柄表示」の上に「診察券、領収書をお受け取りください」と横書きされた「文字メッセージ」とから成る。この「絵柄表示」の部分においては、診察券挿入返却口11に診察券が放出返却されたままになっている状態、及び領収書放出口21に領収書が放出されたままの状態が絵柄でもって示されている。この「診察券及び領収書の受取り催促」の案内表示に限っては、診察券の返却と、領収書の発行と内容的に関連を有しない異なる払出しを同時に表示しているために、表示パネル25には、診察券に関連するピンク色と、領収書に関連する黄色との2色が表示される。
【0021】
次に、図5、図6、図11ないし図14を参照にして、本発明に係る診療費自動支払機Aを利用した診療費の自動支払について、色彩対応表示による操作の容易性を主体にして、具体的に説明する。図5及び図6には、患者と自動支払機Aとの間における操作及び券・カード類の払出しの関係と、自動支払機Aと医療会計システムとの間におけるデータ類の授受の関係がフローチャートで示されている。自動支払機Aに対して患者が操作を行う前には、その表示パネル25には、図11に示されるように、「診察券受け入れ可」の案内表示がなされて(ステップ1)、その診察券挿入返却口11は、開放されている。この状態で、患者は、「診察券受け入れ可」の案内表示の色彩(ピンク色)と同色の操作部(診察券挿入返却口11)を探して、該診察券挿入返却口11に診察券を挿入する(ステップ2)と、自動支払機Aは、挿入された診察券の読み取りを行って(ステップ3)、そのデータを読み取った後において、診察券挿入返却口11を閉鎖する(ステップ4)。
【0022】
上記のようにして、自動支払機Aに挿入された診察券のデータが読み取られると、該診察券データは、医療会計システムに送られて(ステップ5)、該医療会計システム内の会計データベースによって、当該患者の会計データが検索され(ステップ6)、検索された会計データ(請求金額明細)は、自動支払機Aに送られて(ステップ7)、その表示パネル25に表示される(ステップ8)。一方、医療会計システム内においては、検索された会計データに基づいて、帳票データが作成される(ステップ9)。
【0023】
そして、自動支払機Aの表示パネル25に、会計データ(請求金額明細)が表示された後に、硬貨投入口16が開放されて(ステップ10)、その表示パネル25には、図12に示されるように、「紙幣等挿入催促」の案内表示がなされる(ステップ11)。そして、患者が、表示パネル25の「紙幣等挿入催促」に表示されている色彩(薄紫色)と案内文字とに基づいて、同色表示されている紙幣挿入口13から必要種類と必要数の紙幣を挿入する(ステップ12)と共に、同じく同色表示されている硬貨投入口16から必要種類と必要数の硬貨を投入する(ステップ13)と、硬貨投入口16は閉塞される(ステップ14)。このように、患者は、表示パネル25に表示された色彩に基づいて、これと同一色彩が施された操作部を探し、必要に応じて「文字メッセージ」を参考にして、紙幣挿入及び硬貨投入の各操作を行えばよいので、紙幣挿入等の操作を誤りなく短時間に行える。
【0024】
また、上記のようにして、硬貨投入口16が閉塞され、「おつり」が発生している場合には、紙幣返却口15からの釣札の払出しと、釣銭収容箱23への釣銭の払出しとの、いずれか一方又は双方が行われて(ステップ15)、これに対応した紙幣フリッカー20と硬貨フリッカー24とが点滅する(ステップ16)。この各フリッカー20,24の点滅開始と同時に、自動支払機Aの表示パネル25には、図13に示されるように、「おつり払い出し済」の色彩を含んだ案内表示がなされる(ステップ17)。このため、支払い操作中の患者は、表示パネル25に表示された色彩と同一色彩の払出し部である紙幣返却口15と釣銭収容箱23とを容易に探して、おつりを受け取ることができる。紙幣フリッカー20が点滅を開始してから所定時間経過後において、紙幣返却口15に払い出された釣札である紙幣が抜き取られているか否かのチェックが行われ(ステップ18)、該紙幣返却口15に紙幣が存在していないことが確認された後に、次のステップに進む。なお、投入金額に対しておつりがない場合には、前記ステップ15〜18はなくて、直ちに後述のステップ19に進む。
【0025】
そして、紙幣返却口15に紙幣が存在していないことが確認されると、医療会計システムから自動支払機Aに帳票データ(領収書記載データ)が送られて(ステップ19)、プリンタ32によって前記帳票データが印刷され(ステップ20)、領収書放出口21に領収書が放出され、これと同時に領収書フリッカー22が点滅を開始する(ステップ21)。その後に、診察券挿入返却口11が開放して(ステップ22)、該察券挿入返却口11に診察券が払い出されて、患者に対して返却され(ステップ23)、これと同時に診察券フリッカー12が点滅を開始する(ステップ24)。このように、診察券フリッカー12が点滅を開始して、診察券及び領収書の各フリッカー12,22が同時に点滅すると、自動支払機Aの表示パネル25には、図14に示されるように、「診察券及び領収書の受取り催促」の2種類の色彩を含んだ案内表示がなされる(ステップ25)。このため、患者は、表示パネル25に表示された各色彩に対応する払出し部(診察券挿入返却口11及び領収書放出口21)を容易に探すことができて、診察券及び領収書を受け取ることができる。
【0026】
また、診察券挿入返却口11に返却された診察券が抜き取られているか否かがチェックされ(ステップ26)、その後に、表示パネル25に支払完了のメッセージが案内表示される(ステップ27)ことにより、自動支払機Aに対する患者の操作、及び患者に対する自動支払機Aからの払出しの全てが終了する。最後に、自動支払機Aから医療会計システムに支払情報が送られる(ステップ28)と共に、自動支払機Aの内部において支払履歴が記録されて(ステップ29)、表示パネル25には、初期案内表示である「診察券受け入れ可」の案内表示がなされて(ステップ1)、次の患者の支払いに対応可能となる。
【0027】
一方、デビットカードで支払いを行う場合には、紙幣及び硬貨のみで支払いを行う場合と同様にして、診察券挿入返却口11に診察券を挿入した後に、表示パネル25の案内表示に従って、デビットカード挿入返却口17にデビットカードを挿入すると、表示パネル25に会計データ(請求金額明細)が表示され、該会計データに対応する金額をデビットカードテンキー18によって入力することにより、支払い操作を行える。この場合においても、「おつり払い出し済」の案内表示を除く「診察券受け入れ可」,「紙幣等挿入催促」,「診察券及び領収書受け取り催促」の各案内表示は表示パネル25に表示される。
【0028】
なお、上記実施例は、病院に設置される診療費自動支払機に対して本発明を実施した例であるが、顧客が操作を行うための複数の操作部と、顧客の前記操作の内容を文字・絵柄等で表示する表示パネルとを備えた自動取引装置、或いは顧客が取引操作を行うための複数の操作部と、顧客の前記取引操作の結果、装置側が所定操作を行って券類を払い出す1ないし複数の払出し部と、顧客の前記操作、及び装置側の前記払出しの各内容を文字、絵柄等で表示する表示パネルとを備えた自動取引装置に対しても、本発明は実施可能である。前者は、自動取引装置からの払出し行為は一切ないが、顧客が操作のみを行って必要な情報のみを得る装置であって、駅コンコース、ドライブイン等に設置される観光案内検索のための端末操作装置、或いは図書館に設置される蔵書検索のための端末操作装置がある。また、前記実施例は、後者の一例であるが、後者の他の例としては、金融機関の店舗に設置される現金自動取引装置、役所に設置される証明書自動発行装置等がある。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る自動取引装置は、操作時期、或いは払出し時期が一致していて、内容的に関連を有する操作部と払出し部とは、同一色彩が用いられているため、色彩の同一性によって、操作、或いは払出しの各内容の同一性を直観的に認識できる利点があり、表示パネルには、顧客が次に取るべき操作の内容が、当該操作に係る操作部の色彩と同一色彩を含む内容で色彩表示されるために、顧客の次の操作の選択が色彩表示により直感的に理解できて、装置に不慣れな者であっても、誤りなく、短時間に必要な操作を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る診療費自動支払機Aの全体斜視図である。
【図2】 同じく正面図である。
【図3】 同じくシステム構成のブロック図である。
【図4】 操作又は払出しの内容と色彩との対応関係を示す図である。
【図5】 本発明に係る診療費自動支払機Aに対する患者の各操作、及び自動支払機Aから患者に対する各払出しを示すフローチャートの前半部である。
【図6】 同じく後半部である。
【図7】 「診察券受け入れ可」の案内表示を示す図である。
【図8】 「紙幣等挿入催促」の案内表示を示す図である。
【図9】 「おつり払い出し済」の案内表示を示す図である。
【図10】 「診察券及び領収書の受取り催促」の案内表示を示す図である。
【図11】 「診察券受け入れ可」の案内表示と操作部の対応関係を示す図である。
【図12】 「紙幣等挿入催促」の案内表示と操作部の対応関係を示す図である。
【図13】 「おつり払い出し済」の案内表示と払出し部との対応関係を示す図である。
【図14】 「診察券及び領収書の受取り催促」の案内表示と払出し部との対応関係を示す図である。
【符号の説明】
A:診療費自動支払機(自動取引装置)
B:水色(斜実線ハッチング)
P:ピンク色(縦実線ハッチング)
V:薄紫色(縦破線ハッチング)
Y:黄色(縦横実線ハッチング)
11:診察券挿入返却口(操作部,払出し部)
13:紙幣挿入口(操作部)
14:紙幣台(操作部,払出し部)
15:紙幣返却口(払出し部)
16:硬貨投入口(操作部)
17:デビットカード挿入返却口(操作部,払出し部)
18:デビットカードテンキー(操作部)
19:デビットカード用液晶表示装置
21:領収書放出口(払出し部)
23:釣銭収容箱(払出し部)
25:表示パネル

Claims (2)

  1. 顧客が取引操作を行うための複数の操作部と、顧客の前記取引操作の結果、装置側が所定操作を行って券類を払い出す1ないし複数の払出し部と、顧客の前記操作、及び装置側の前記払出しの各内容を文字、絵柄等で表示する一つの表示パネルとを備えた自動取引装置の案内表示装置において、
    操作時期、或いは払出し時期が一致していて、内容的に関連を有する前記操作部、或いは前記払出し部には、同一色彩が用いられたうえで、操作又は払出しの内容が異なる前記操作部及び前記払出し部には、相互に色彩識別可能なように、それぞれ異なる色彩が施され、
    しかも、前記表示パネルには、顧客が次に取るべき操作の内容が、当該操作に係る1ないし複数の操作部の色彩と同一色彩を含む内容で色彩表示されるように構成されていることを特徴とする自動取引装置の案内表示装置。
  2. 自動取引装置は、診療費自動支払装置であることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置の案内表示装置。
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