JP4748369B2 - 昇降式の物品搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、第1昇降経路に沿って物品搬送用の第1昇降体を昇降駆動する第1電動モータに対する駆動制御用の第1インバータと、前記第1昇降経路と平行状態にある第2昇降経路に沿って物品搬送用の第2昇降体を昇降駆動する第2電動モータに対する駆動制御用の第2インバータと、前記第1昇降体の昇降位置を検出する第1昇降位置検出手段と、前記第2昇降体の昇降位置を検出する第2昇降位置検出手段と、前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記第1昇降体および前記第2昇降体を目標昇降位置に目標昇降速度パターンで昇降させるべく、前記第1インバータ及び前記第2インバータに対して設定時間おきに目標駆動状態を指令する管理制御手段が設けられている昇降式の物品搬送設備に関する。
上記のような昇降式の物品搬送設備は、例えば、スタッカークレーンに備えられる昇降台のような物品搬送用の昇降体を2個備えて、これらの昇降体を昇降させることにより搬送対象の物品を上下方向に搬送するものである。
このような昇降式の物品搬送設備として、従来、前記管理制御手段が、第1昇降体及び第2昇降体を非同期状態で昇降させる場合には、第1昇降体を第1昇降体についての目標昇降位置に第1昇降体についての目標昇降速度パターンにて昇降させるべく、第1昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、第1電動モータについての目標駆動状態を求め、設定時間おきにその目標駆動状態を第1インバータに指令し、第2昇降体を第2昇降体についての目標昇降位置に第2昇降体についての目標昇降速度パターンにて昇降させるべく、第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、第2電動モータについての目標駆動状態を求め、設定時間おきにその目標駆動状態を第2インバータに指令し、第1昇降体及び第2昇降体を同期状態で昇降させる場合には、第1昇降体を第1昇降体についての目標昇降位置に第2昇降体と同じ目標昇降速度パターンにて昇降させるべく、第1昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、第1電動モータについての目標駆動状態を求め、設定時間おきにその目標駆動状態を第1インバータに指令し、第2昇降体を第2昇降体についての目標昇降位置に第1昇降体と同じ目標昇降速度パターンにて昇降させるべく、第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、第2電動モータについての目標駆動状態を求め、設定時間おきにその目標駆動状態を第2インバータに指令するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示されているように、上記昇降式の物品搬送設備は、第1昇降体及び第2昇降体を夫々の昇降開始位置から夫々の昇降終了位置まで夫々の目標昇降速度パターンにて非同期状態で昇降させることにより、第1昇降体及び第2昇降体の夫々にて異なる物品を各別に搬送することができ、また、第1昇降体及び第2昇降体を同じ昇降開始位置から同じ昇降終了位置まで同じ目標昇降速度パターンにて同期状態で昇降させることにより、1台の昇降体だけでは搬送が困難な長尺もの等の物品を、搬送に適した水平状態となる姿勢を維持したまま搬送できるのである。
米国特許出願公開第2005/0053450号明細書
しかしながら、第1昇降位置検出手段や第2昇降位置検出手段の検出情報には検出誤差が含まれる虞があるため、第1昇降体及び第2昇降体を同じ目標昇降速度パターンにて同期状態で昇降させる場合に、夫々の昇降体についての昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求められる夫々の電動モータについての目標駆動状態が、異なる目標駆動状態となる虞がある。そして、第1インバータ及び第2インバータ、並びに、第1電動モータ及び第2電動モータは、近年では制御精度が高く構成されるものであるのにも拘わらず、上述の如く、第1インバータ及び第2インバータに指令される目標駆動状態が異なることに起因して、第1昇降体及び第2昇降体が、異なる昇降速度パターンで昇降することになり、その結果、第1昇降体及び第2昇降体の昇降作動が同時に開始されたとしても、その後の昇降作動中の両昇降体の相対昇降位置に変動が生じて、第1昇降体及び第2昇降体の双方により搬送される物品を安定して搬送できないという不都合を招く虞れがあった。
説明を加えると、前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段が、近年では、検出精度の高いレーザ測距計で構成されていることも多いが、このようなレーザ測距計においても、例えば、昇降作動中の昇降体の昇降位置についての検出情報に、レーザ測距計の個体差による検出誤差が含まれる場合がある等、第1昇降位置検出手段及び第2昇降位置検出手段の検出情報には検出誤差が含まれるものであるため、検出誤差を含んだ夫々の昇降位置情報に基づいて求められた第1目標駆動状態及び第2目標駆動状態は異なるものとなって、上述のように、第1昇降体と第2昇降体とを同期状態で昇降させることを適正に行えない虞があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、一対の昇降体を非同期状態及び同期状態のいずれでも昇降させることができ、かつ、同期して昇降させる場合には、一対の昇降体の相対昇降位置を精度よく一定に維持させた状態で各昇降体を昇降させることができる昇降式の物品搬送設備を提供する点にある。
本発明に係る昇降式の物品搬送設備は、第1昇降経路に沿って物品搬送用の第1昇降体を昇降駆動する第1電動モータに対する駆動制御用の第1インバータと、前記第1昇降経路と平行状態にある第2昇降経路に沿って物品搬送用の第2昇降体を昇降駆動する第2電動モータに対する駆動制御用の第2インバータと、前記第1昇降体の昇降位置を検出する第1昇降位置検出手段と、前記第2昇降体の昇降位置を検出する第2昇降位置検出手段と、前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記第1昇降体及び前記第2昇降体を目標昇降位置に目標昇降速度パターンで昇降させるべく、前記第1インバータ及び前記第2インバータに対して設定時間おきに前記第1電動モータ及び前記第2電動モータの目標駆動状態を指令する管理制御手段が設けられているものであって、
その第1特徴構成は、前記管理制御手段が、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを非同期状態で昇降させる非同期運転状態の場合には、前記第1電動モータの第1目標駆動状態を前記第1昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求め且つ前記第2電動モータの第2目標駆動状態を前記第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求めて、前記第1目標駆動状態を前記第1インバータに且つ前記第2目標駆動状態を前記第2インバータに指令し、且つ、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを同期状態で昇降させる同期運転状態の場合には、それら昇降体のうちの一方に対する目標駆動状態を前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段のうちのそれに対応する昇降位置検出手段の情報に基づいて求めて、その求めた目標駆動状態を共通の目標駆動状態として、前記第1インバータ及び前記第2インバータに指令するように構成されている点にある。
本発明の第1特徴構成によると、前記管理制御手段が非同期運転状態の場合には、第1目標駆動状態を前記第1昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求め且つ第2目標駆動状態を前記第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求めて、前記第1目標駆動状態を前記第1インバータに且つ前記第2目標駆動状態を前記第2インバータに指令すると、第1インバータが第1電動モータを精度良く第1目標駆動状態で駆動させ、且つ、第2インバータが第2電動モータを精度良く第2目標駆動状態で駆動させるので、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを夫々の目標昇降位置に夫々の目標昇降速度パターン通りに昇降させることができる。つまり、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを非同期状態で夫々の目標昇降速度パターン通りに昇降させることができる。
また、前記管理制御手段が同期運転状態の場合には、2つの昇降体のうちの一方に対する目標駆動状態を、前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段のうちの一方の昇降体に対応する昇降位置検出手段の情報に基づいて求めて、その求めた目標駆動状態を共通の目標駆動状態として、前記第1インバータ及び前記第2インバータに指令するので、例えば、一方の昇降体が第1昇降体であるとした場合、第1昇降体に対する目標駆動状態を第1昇降位置検出手段の情報に基づいて求めて、その求めた第1昇降体に対する目標駆動状態を共通の目標駆動状態として、前記第1インバータ及び前記第2インバータに指令することになる。つまり、前記第1インバータ及び前記第2インバータに指令される目標駆動状態は、共通の目標駆動状態としての両昇降体について同じ内容の目標駆動状態となる。
そして、第1インバータが第1電動モータを精度良く共通の目標駆動状態で駆動させ、且つ、第2インバータが第2電動モータを精度良く共通の目標駆動状態で駆動させるので、第1電動モータ及び第2電動モータは、第1インバータ及び第2インバータにより、同じ内容の目標駆動状態となるように駆動制御される。したがって、第1昇降体と第2昇降体とを正確に同じ速度パターンで昇降させることができ、その結果、昇降作動が開始されてから終了されるまでの間に、昇降作動中の両昇降体の相対昇降位置の変動が抑制され、両昇降体を正確に同期させた状態で昇降させることができる。
このように、本発明の第1特徴構成によると、一対の昇降体を非同期状態及び同期状態のいずれでも昇降させることができ、かつ、同期して昇降させる場合には、一対の昇降体の相対昇降位置を精度よく一定に維持させた状態で各昇降体を昇降させることができる昇降式の物品搬送設備を得るに至った。
本発明の第2特徴構成は、本発明の第1特徴構成において、前記管理制御手段は、手動操作式指令手段にて記憶指令が指令された場合には、前記第1昇降位置検出手段の検出情報及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報を、前記第1昇降体及び前記第2昇降体を同じ高さに位置させた状態における同高さ対応情報であるとして記憶するように構成され、且つ、前記同期運転状態を開始する前に、前記第1昇降位置検出手段の検出情報及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報、並びに、前記同高さ対応情報に基づいて、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを設定高さ関係に位置するように昇降させる高さ設定処理を実行するように構成されている点にある。
本発明の第2特徴構成によると、前記第1昇降体及び前記第2昇降体を同じ高さに位置させた状態で、記憶指令を指令することにより、その状態での前記第1昇降位置検出手段の検出情報及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報が同高さ対応情報として記憶される。そして、前記管理制御手段が、前記同期運転状態での昇降を開始する前に、高さ設定処理を実行するので、前記第1昇降体及び前記第2昇降体を非同期運転状態で昇降させた後に、前記同期運転状態で昇降させる場合には、同高さ対応情報に基づいて、前記第1昇降体及び前記第2昇降体が自動的に設定高さ関係に位置するように昇降することになる。
したがって、同期運転状態で搬送する物品が予め定まっている場合には、設定高さ関係として、同期運転状態での搬送対象の物品を適切に搬送できるような相対高さ関係、例えば、搬送対象の物品における2つの昇降体の並び方向での支持位置の高さの差に応じた相対高さ関係等を設定しておくことにより、同期運転状態での昇降を開始する際に、両昇降体の夫々を、搬送対象の物品を適切に搬送できる相対高さ関係となるような昇降位置に自動的に昇降させることができる。
そして、その後に行われる同期運転状態では、両昇降体の相対高さ関係が精度よく一定に維持されながら、両昇降体が正確に同期した状態で昇降作動するので、搬送対象の物品を安定して搬送できる状態が維持される。つまり、予め設定高さ関係を設定しておくことで、記憶指令を指令して同高さ対応情報として記憶させた後は、非同期運転状態から同期運転状態への切換えに手間取るおそれが少なくなり、同期運転状態での物品の搬送作業を素早く開始することができる。
このように、本発明の第2特徴構成によると、一対の昇降体を非同期状態及び同期状態のいずれでも昇降させることができ、かつ、同期して昇降させる場合には、一対の昇降体の相対昇降位置を精度よく一定に維持させた状態で各昇降体を昇降させることができ、しかも、非同期運転状態での物品の搬送作業を行った後に同期運転状態での物品の搬送作業を素早く開始することができる昇降式の物品搬送設備を得るに至った。
本発明の第3特徴構成は、本発明の第1又は第2特徴構成において、前記第1昇降位置検出手段が、前記第1昇降経路の一端側の基準位置から前記第1昇降体までの距離を光学的に計測する第1光学式測距手段にて構成され、前記第2昇降位置検出手段が、前記第2昇降経路の一端側の基準位置から前記第2昇降体までの距離を光学的に計測する第2光学式測距手段にて構成されている点にある。
本発明の第3特徴構成によると、前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段が、基準位置から昇降体までの距離を光学的に計測する光学式測距手段にて構成されている。位置検出手段が光学式測距手段にて構成されていると、精度のよい昇降位置情報が得られるので、非同期運転状態で第1昇降体及び第2昇降体の夫々を、夫々の目標昇降速度パターン通りに精度よく昇降させることができる。そして、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを同期運転状態で昇降させると、両昇降体の相対昇降位置を精度よく一定に維持させた状態で、しかも、両昇降体のいずれもが目標昇降速度パターン通りに精度良く昇降する状態で各昇降体を昇降させることができる。
このように、本発明の第3特徴構成によると、本発明の第1又は第2特徴構成を実施するための好適な具体構成を得るに至った。
本発明の第4特徴構成は、本発明の第1〜第3特徴構成のいずれか1つにおいて、前記第1昇降体を前記第1昇降経路に沿って昇降自在に支持する第1走行体と、前記第2昇降体を第2昇降経路に沿って昇降自在に支持する第2走行体とが、共通の走行経路に沿って走行自在に設けられ、前記第1走行体の前記走行経路上での走行位置を検出する第1走行位置検出手段、及び、前記第2走行体の前記走行経路上での走行位置を検出する第2走行位置検出手段が設けられ、前記管理制御手段が、前記第1走行位置検出手段、及び、前記第2走行位置検出手段の検出情報に基づいて、前記非同期運転状態においては前記第1走行体及び前記第2走行体を各別に走行させるように制御し、且つ、前記同期運転状態においては前記第1走行体及び前記第2走行体を隣接して並ぶ状態で走行させるように制御するように構成されている点にある。
本発明の第4特徴構成によると、前記第1走行体及び前記第2走行体は走行経路に沿って走行自在に構成されているので、各走行体に設けられた各昇降体の昇降作動と組み合わせることで、搬送対象の物品を、走行経路方向及び昇降経路方向に並ぶ複数の搬送対象位置に搬送することができる。
そして、前記非同期運転状態においては、前記第1走行体及び前記第2走行体を各別に走行させることができるので、走行経路方向及び昇降経路方向に並ぶ複数の搬送対象位置のうち、走行経路方向の位置が大きく異なる搬送対象位置に対して同時期に物品を搬送することができる点で搬送処理能力の高いものとなり、また、前記同期運転状態においては、前記第1走行体及び前記第2走行体を隣接して並ぶ状態で走行させるので、同期運転状態において、物品を搬送する場合に、両昇降体の走行経路方向の間隔が変動し難いので、同期運転状態において両昇降体により物品を搬送する場合に、搬送対象の物品を安定して搬送することができる点で搬送能力の高いものとなる。
したがって、搬送処理の態様に応じて前記非同期運転状態と前記同期運転状態とを切換えることにより、走行経路方向及び昇降経路方向に並ぶ複数の搬送対象位置に、搬送対象の物品を搬送処理の態様に適した搬送方法で搬送することができる使い勝手のよい昇降式の物品搬送設備。
このように、本発明の第4特徴構成によると、一対の昇降体を非同期状態及び同期状態のいずれでも昇降させることができ、かつ、同期して昇降させる場合には、一対の昇降体の相対昇降位置を精度よく一定に維持させた状態で各昇降体を昇降させることができ、しかも、使い勝手が良い昇降式の物品搬送設備を得るに至った。
本発明に係る昇降式の物品搬送設備の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この物品搬送設備は、複数の収納部1を縦横に並べて備えた物品収納棚2と、その物品収納棚2と入出庫用の物品支持部3との間で物品Bを搬送する2台のスタッカークレーン4とから構成されている。
前記物品収納棚2は、前後一対の支柱5が水平方向に間隔を隔てて複数立設され、前後一対の支柱5の夫々には、水平方向に延びる載置支持部6を上下方向に間隔を隔てて複数配設されている。そして、前後一対の支柱5と左右一対の載置支持部6とにより一つの収納部1が形成され、この収納部1が縦横に複数並べて設けられている。
前記物品収納棚2は、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて二つ設置され、入出庫用の物品支持部3は、物品収納棚2の側脇など物品収納棚2の水平方向に隣接する箇所において、互いに対向するように間隔を隔てて二つ設置されている。
二つの物品収納棚2の間には、物品収納棚2の水平方向の全範囲および入出庫用の物品支持部3にわたる軌道としての走行レール7が床面に設置され、物品収納棚2の水平方向の全範囲および入出庫用の物品支持部3にわたるガイドレール8が上方側に設置されている。そして、2台のスタッカークレーン4がガイドレール8にて案内されながら共通の走行経路Lhに沿って走行レール7上を走行移動するように設けられている。
前記走行レール7の両端部のうち、入出庫用の物品支持部3側の端部には、スタッカークレーン4の運転を管理する地上側コントローラ9が設けられ、この地上側コントローラ9が、どの収納部1にどの物品を収納しているかなどの収納情報を管理している。
また、入出庫用の物品支持部3として、図1に示すように、物品収納棚2の一方側には物品Bを載置する荷受台13がスタッカークレーン4の走行経路Lhの方向で並ぶ状態で二つ設けられ、他方側には物品Bを載置する荷受台13が1つ設けられている。このようにして、入出庫用の物品支持部3が、二台のスタッカークレーン4を走行移動方向に並んで位置させて、夫々に備えさせた移載装置12により荷受台13との間で物品Bを移載することができるように構成されている。
前記二台のスタッカークレーン4のうち走行経路Lhの方向で地上側コントローラ側に位置するものを第1クレーン4aとし、残りのものを第2クレーン4bとし、また、二つの荷受台13のうち、一方側の物品収納棚2から遠い側に位置するものを第一荷受台13aとし、一方側の物品収納棚2に近い側に位置するものを第二荷受台13bとし、他方側の物品収納棚2側に設けられた一つの荷受台13を第三荷受台13cとしている。そして、第1クレーン4aは、小物品Bsについて、第一荷受台13aと物品収納棚2との間での物品搬送を行い、第2クレーン4bは、小物品Bsについて、第二荷受台13bと物品収納棚2との間での物品搬送を行う。さらに、第1クレーン4a及び第2クレーン4bは、大物品Bbについて、協同して第三荷受台13cと物品収納棚2との間での物品搬送を行う。
図2に示すように、第1クレーン4aは、走行レール7に沿って走行して走行移動自在な第1走行体としての第1走行台車10aと、第1走行台車10aに対して昇降自在な第1昇降体としての第1昇降台11aと、この第1昇降台11aに備えさせた第1移載装置12a(例えば、フォーク式の移載装置)とから構成されている。
前記第1走行台車10aには、第1昇降経路Lv1に沿って第1昇降台11aを昇降操作自在に案内支持する単一の第1昇降ポスト14aが立設され、この第1昇降ポスト14aは、走行経路Lhの方向において第2クレーン4bが位置する側とは反対側に立設されている。
前記第1昇降台11aは、昇降用チェーン15にて吊下げ支持され、この昇降用チェーン15は、ガイドレール8に沿って案内される上部フレーム16に設けた案内スプロケット17と昇降ポスト14の下方側に設けた案内スプロケット18とに巻き掛けられて、第1走行台車10aの一端に装備した第1巻き取りドラム19aに連結されている。
そして、第1巻き取りドラム19aを、インバータ式の第1電動モータとしての第1昇降用電動モータ20aにて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン15の繰り出し操作や巻き取り操作で第1昇降台11aを昇降作動させるように構成されている。
前記第1走行台車10aには、水平方向に測距用のビーム光を投射する第1光学式測距手段としての第1昇降用レーザ測距計21aと、その第1昇降用レーザ測距計21aにて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて第1昇降台11aの下面に設置された第1反射板22aに照射するための第1ミラー23aとが設けられている。
そして、第1昇降用レーザ測距計21aは、第1昇降台11aの昇降方向において、第1走行台車10aに設けられた第1ミラー23aの配設位置を基準位置として、その基準位置と第1昇降台11aとの距離を光学的に計測することにより、第1昇降経路Lv1上における第1昇降台11aの昇降位置を検出するように構成されている。つまり、第1昇降用レーザ測距計21aは、本発明の第1昇降位置検出手段として機能する。
また、第1走行台車10aには、走行レール7上を走行自在な前後二つの車輪24が設けられ、二つの車輪24のうちの走行移動方向の一端側の車輪が、インバータ式の第1走行用電動モータ25aにて駆動される駆動輪24Dとして構成され、走行移動方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動輪24Fとして構成されている。そして、第1走行用電動モータ25aにて駆動輪24Dを正逆に回転駆動することにより、第1走行台車10aを走行移動させるように構成されている。
前記第1走行台車10aには、水平方向に測距用のビーム光を投射する第1走行用レーザ測距計26aが設けられ、走行レール7の両端部の夫々には、第1走行用レーザ測距計26aからのビーム光を反射する第1地上側反射板27aが設けられている。そして、第1走行用レーザ測距計26aは、地上側に設置されている第1地上側反射板27aに向けて測距光を投射して、走行レール7の端部から第1走行台車10aまでの距離を計測することにより、走行経路Lh上における第1走行台車10aの走行位置を検出するように構成されている。つまり、第1走行用レーザ測距計26aは、本発明の第1走行位置検出手段として機能する。
同様に、第2クレーン4bは、走行レール7に沿って走行して走行移動自在な第2走行体としての第2走行台車10bと、第2走行台車10bに対して昇降自在な第2昇降体としての第2昇降台11bと、この第2昇降台11bに備えさせた第2移載装置12bとから構成されている。
前記第2走行台車10bには、第2昇降経路Lv2に沿って第2昇降台11bを昇降操作自在に案内支持する単一の第2昇降ポスト14bが立設され、この第2昇降ポスト14bは、走行経路Lhの方向において第1クレーン4aが位置する側とは反対側に立設されている。
前記第2昇降台11bは、昇降用チェーン15にて吊下げ支持され、この昇降用チェーン15は、ガイドレール8に沿って案内される上部フレーム16に設けた案内スプロケット17と昇降ポスト14の下方側に設けた案内スプロケット18とに巻き掛けられて、第2走行台車10bの一端に装備した第2巻き取りドラム19bに連結されている。
そして、第2巻き取りドラム19bを、インバータ式の第2電動モータとしての第2昇降用電動モータ20bにて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン15の繰り出し操作や巻き取り操作で第2昇降台11bを昇降作動させるように構成されている。
前記第2走行台車10bには、水平方向に測距用のビーム光を投射する第2光学式測距手段としての第2昇降用レーザ測距計21bと、その第2昇降用レーザ測距計21bにて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて第2昇降台11bの下面に設置された第2反射板22bに照射するための第2ミラー23bとが設けられている。
そして、第2昇降用レーザ測距計21bは、第2昇降台11bの昇降方向において、第2走行台車10bに設けられた第2ミラー23bの配設位置を基準位置として、その基準位置と第2昇降台11bとの距離を光学的に計測することにより、第2昇降経路Lv2上における第2昇降台11bの昇降位置を検出するように構成されている。つまり、第2昇降用レーザ測距計21bは、本発明の第2昇降位置検出手段として機能する。
また、第2走行台車10bには、走行レール7上を走行自在な前後二つの車輪24が設けられ、二つの車輪24のうちの走行移動方向の一端側の車輪が、インバータ式の第2走行用電動モータ25bにて駆動される駆動輪24Dとして構成され、走行移動方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動輪24Fとして構成されている。そして、第1走行用電動モータ25aにて駆動輪24Fを正逆に回転駆動することにより、第2走行台車10bを走行移動させるように構成されている。
前記第2走行台車10bには、水平方向に測距用のビーム光を投射する第2走行用レーザ測距計26bが設けられ、走行レール7の両端部の夫々には、第2走行用レーザ測距計26bからのビーム光を反射する第2地上側反射板27bが設けられている。そして、第2走行用レーザ測距計26bは、地上側に設置されている第2地上側反射板27bに向けて測距光を投射して、走行レール7の端部から第2走行台車10bまでの距離を計測することにより、走行経路Lh上における第2走行台車10bの走行位置を検出するように構成されている。つまり、第2走行用レーザ測距計26bは、本発明の第2走行位置検出手段として機能する。
上述の第1昇降用インバータ28a及び第2昇降用インバータ28b並びに第1走行用インバータ29a及び第2走行用インバータ29bの夫々は、制御対象の電動モータが地上側コントローラ9にて指令される目標駆動状態となるように、制御対象の電動モータに出力する電圧の周波数を変更調節することで、第1昇降用電動モータ20a及び第2昇降用電動モータ20b並びに第1走行用電動モータ25a及び第2走行用電動モータ25bの駆動を制御する。
なお、上記各インバータは、制御対象の電動モータからフィードバック信号(例えば、電動モータの回転駆動量に対応したロータリーエンコーダの検出信号)に基づいて、制御対象の電動モータの駆動状態が目標駆動状態となるように出力電圧を制御するサーボ機構を備えており、制御対象の電動モータを精度良く目標駆動状態とすることができるようになっている。
以上説明したようなスタッカークレーン4の構成により、第1クレーン4aは、第1走行台車10aの走行作動、第1昇降台11aの昇降作動、及び、第1移載装置12aの移載作動により、また、第2クレーン4bは、第2走行台車10bの走行作動、第2昇降台11bの昇降作動、及び、第2移載装置12bの移載作動により、入出庫用の物品支持部3に存在する物品Bを物品収納棚2の収納部1に収納する入庫、あるいは、物品収納棚2の収納部1に収納されている物品Bを入出庫用の物品支持部3に取り出す出庫を行うことができるようになっている。
図3に示すように、前記地上側のコントローラ9と第1クレーン4aとは第1赤外線トランスミッターIrTr-1を介して通信可能性に接続されており、第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報及び第1走行用レーザ測距計26aの検出情報が地上側コントローラ9に入力されるように構成されている。また、同様に、前記地上側のコントローラ9と第2クレーン4bとは第2赤外線トランスミッターIrTr-2を介して通信可能性に接続されており、地上側のコントローラ9には、第2昇降用レーザ測距計21bの検出情報及び第2走行用レーザ測距計26bの検出情報が入力されるように構成されている。なお、図3に示す制御ブロックは、スタッカークレーン4の走行作動及び昇降作動に関する構成を抜粋して示している。
次に、地上側コントローラ9の制御動作について説明する。地上側コントローラ9は、第1昇降用レーザ測距計21a及び第2昇降用レーザ測距計21bの検出情報に基づいて、第1昇降台11aを第1昇降開始位置V1sから第1昇降終了位置V1e(本発明の目標昇降位置に相当)に第1目標昇降速度パターンPv1で昇降させるべく、また、第2昇降台11bを第2昇降開始位置V2sから第2昇降終了位置V2e(本発明の目標昇降位置に相当)に第2目標昇降速度パターンPv2で昇降させるべく、モータの駆動制御用の第1昇降用インバータ28a及び第2昇降用インバータ28bに対して設定時間T1(本実施形態では1[ms]に設定している。)おきに第1昇降用電動モータ20a及び第2昇降用電動モータ20bの目標駆動状態を指令し、第1走行用レーザ測距計26a及び第2走行用レーザ測距計26bの検出情報に基づいて、第1走行台車10aを第1走行開始位置H1sから第1走行終了位置H1e(本発明の目標走行位置に相当)に第1目標走行速度パターンPh1で走行させるべく、また、第2走行台車10bを第2走行開始位置H2sから第2走行終了位置H2e(本発明の目標走行位置に相当)に第2目標走行速度パターンPh2で走行させるべく、モータの駆動制御用の第1走行用インバータ29a及び第2走行用インバータ29bに対して設定時間T1おきに第1走行用電動モータ25a及び第2走行用電動モータ25bの目標駆動状態を指令する。つまり、地上側コントローラ9は、本発明の管理制御手段として機能する。
そして、地上側コントローラ9は、第1昇降台11aと第2昇降台11bとを非同期状態で昇降させる非同期運転状態の場合には、第1昇降用電動モータ20aの目標駆動状態(本発明の第1目標駆動状態に相当)を第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報に基づいて求め且つ第2昇降用電動モータ20bの目標駆動状態(本発明の第2目標駆動状態に相当)を第2昇降用レーザ測距計21bの検出情報に基づいて求めて、第1昇降用電動モータ20aの目標駆動状態を第1昇降用インバータ28aに且つ第2昇降用電動モータ20bの目標駆動状態を第2昇降用インバータ28bに指令し、且つ、第1昇降台11aと第2昇降台11bとを同期状態で昇降させる同期運転状態の場合には、それら昇降体のうちの一方に対する目標駆動状態を第1昇降用レーザ測距計21a及び第2昇降用レーザ測距計21bのうちのそれに対応するものの情報に基づいて求めて、その求めた目標駆動状態を共通の目標駆動状態として、第1昇降用インバータ28a及び第2昇降用インバータ28bに指令するように構成されている。
また、地上側コントローラ9は、第1走行用レーザ測距計26a及び第2走行用レーザ測距計26bの検出情報に基づいて、非同期運転状態においては第1走行台車10a及び第2走行台車10bを各別に走行させるように制御し、且つ、同期運転状態においては第1走行台車10a及び第2走行台車10bを隣接して並ぶ状態で走行させるように制御するように構成されている。
以下、地上側コントローラ9の物品搬送制御における制御動作について、図4〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4に示すように、地上側コントローラ9は、ステップ#A1で上位のシステム制御手段あるいは人為的な入力処理により、物品Bについての搬送要求が発生すると、その搬送要求に係る搬送種別が、同期運転による搬送(同期搬送)か、非同期運転による搬送(非同期搬送)かを判別し(ステップ#A2、ステップ#A3)、搬送種別に応じて、ステップ#A4の非同期搬送処理又はステップ#A6の同期搬送処理のいずれかの処理が実行される。
ステップ#A4の処理の実行が開始されると、地上側コントローラ9は非同期運転状態となり、ステップ#A6の処理の実行が開始されると、地上側コントローラ9は同期運転状態となる。また、当該搬送要求の直前の搬送要求に係る搬送種別が非同期運転による搬送であって、かつ、当該搬送要求に係る搬送種別が同期運転による搬送である場合に限り、ステップ#A3でNoと判別されて、同期運転状態での搬送が開始される前に、ステップ#A5の高さ設定処理が実行される。
ちなみに、本実施形態では、地上側コントローラ9は、小物品Bsを搬送するときは非同期運転状態で動作し、大物品Bbを搬送するときは同期運転状態で動作する。つまり、小物品Bsは、第1クレーン4a及び第2クレーン4bの夫々の移載装置により支持された状態で非同期搬送により搬送され、大物品Bbは、第1クレーン4a及び第2クレーン4bの双方の移載装置により支持された状態で同期搬送により搬送される。そして、同期搬送や非同期搬送による搬送作業のトリガーとなる搬送要求には、搬送対象の物品種別情報が付加されており、地上側コントローラ9は、この物品種別情報に基づいて、上記のような搬送種別の判別を行っている。なお、搬送要求には、小物品Bs及び大物品Bbの物品種別情報のほか、当該搬送対象の物品Bの属性情報、搬送開始位置情報、搬送終了位置情報等も付加されている。
以下、非同期運転処理、高さ設定処理、及び、同期運転処理の夫々について説明する。
まず、非同期運転処理について説明する。なお、以下の説明では、搬送対象の小物品Bsを第1クレーン4aにより搬送する場合を例に説明するが、搬送対象の小物品Bsを第2クレーン4bにより搬送する場合も基本的には同様の制御動作であるので説明を省略する。
なお、以下に説明する非同期搬送処理は、搬送対象毎に指令される搬送要求別に処理されるものである。したがって、ある搬送要求に基づく第1クレーン4aによる搬送処理が完了するまでに、第2クレーン4bについての別の搬送要が発生すれば、両搬送作業が、同時進行的に処理される。つまり、地上側コントローラ9が、非同期運転状態であれば、第1クレーン4aの第1走行台車10a及び第1昇降台11aの作動と第2クレーン4bの第2走行台車10b及び第2昇降台11bの作動とは格別に制御され、異なる搬送対象の物品Bsを同時期に独立して搬送することができる。
図6に示すように、小物品Bsを搬送対象とする搬送要求が発生して、非同期搬送処理が実行されると、ステップ#B1で、当該搬送要求に付加された搬送開始位置情報及び搬送終了位置情報により当該搬送を担当するスタッカークレーン4が選択される(以下、第1クレーン3aが選択されたとする。)。
ステップ#B2で、ステップ#B1において選択された第1クレーン4aの第1昇降台11a昇降作動についての目標速度パターンとしての第1目標昇降速度パターンPv1及び第1クレーン4aの走行作動についての目標速度パターンとしての第1目標走行速度パターンPh1を、搬送要求に付加された搬送開始位置情報及び搬送終了位置情報に基づいて、テーブル参照方式により求める。
第1目標昇降速度パターンPv1は、第1昇降台11aの昇降開始位置V1sから昇降終了位置V1eまでの第1昇降経路Lv1上の昇降位置と目標昇降速度との対応関係を与えるものである。目標昇降速度パターンを第1昇降台11aについて例示すると、図8(イ)のようになる。図8(イ)の第1目標昇降速度パターンPv1は、昇降開始位置V1sと昇降終了位置V1eとの距離によって異なるものとなる。
第1目標走行速度パターンPh1は、第1走行台車10aの走行開始位置H1sから走行終了位置H1eまでの走行経路Lh上の走行位置と目標走行速度との対応関係を与えるものである。目標走行速度パターンを第1走行台車10aについて例示すると、図8(ロ)のようになる。図8(ロ)の第1目標走行速度パターンPh1は、走行開始位置H1sと走行終了位置H1eとの距離によって異なるものとなる。
なお、異なる搬送要求により、第2クレーン4bによる搬送が同時期に行われる場合には、第2クレーン4bについての目標速度パターンとしての第2目標昇降速度パターンPv2及びの走行作動についての目標速度パターンとしての第2目標走行速度パターンPh2が、別途その搬送要求に付加された搬送開始位置情報及び搬送終了位置情報に基づいて、テーブル参照方式により求められる。そして、それらの目標速度パターンを参照して以下と同様の処理が第2クレーン4bについて同時進行的に実行される。
ステップ#B3で、第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報に基づいて、第1目標昇降速度パターンPv1で与えられる目標昇降速度となるような第1昇降用電動モータ20aについての目標駆動状態を算出する。そして、ステップ#B4で、その目標駆動状態を第1昇降用インバータ28aに対して送信する。
ステップ#B5で、第1走行用レーザ測距計26bの検出情報に基づいて、第1目標走行速度パターンPh1で与えられる目標昇降速度となるような第1走行用電動モータ25aについての目標駆動状態を算出する。そして、ステップ#B6で、その目標駆動状態を第1走行用インバータ29aに対して送信する。
ステップ#B7で、設定時間T1が経過するまで待機して、第1昇降用電動モータ20a及び第1走行用電動モータ25aについての次の各目標駆動状態を送信するタイミングの到来を待つ。送信タイミングが到来するまでは、ステップ#B7及びステップ#B8のループが繰り返し処理される。そして、送信タイミングが到来すると、ステップ#B3及びステップ#B4で第1昇降用電動モータ20aの次の目標駆動状態が算出、送信され、ステップ#B5及びステップ#B6で第1走行用電動モータ25aの次の目標駆動状態が算出、送信される。このようにして、地上側コントローラ9は、設定時間T1おきに第1昇降用電動モータ20a及び第1走行用電動モータ25aの目標駆動状態を指令するようになっている。
ステップ#B8では、第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報に基づいて、第1昇降台11aが第1昇降終了位置V1eに到達しているか否か判別し、第1走行用レーザ測距計26aの検出情報に基づいて、第1走行台車10aが第1走行終了位置H1eに到達しているか否か判別する。そして、第1昇降台11aが第1昇降終了位置V1eに到達し、かつ、第1走行台車10aが第1走行終了位置H1eに到達していれば、当該搬送要求に基づく非同期運転処理が終了する。
次に、高さ設定処理について説明する。地上側コントローラ9は、同期運転状態を開始する前に、第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報及び第2昇降用レーザ測距計21bの検出情報、並びに、同高さ対応情報に基づいて、第1昇降台11aと第2昇降台11bとを設定高さ関係となるように昇降させる高さ設定処理を実行する。
この高さ設定処理は、非同期運転状態での搬送の後に、同期運転状態での搬送が要求された場合に、非同期運転状態での搬送後で不揃いとなっている第1昇降台11a及び第2昇降台11bの昇降位置を、同期運転状態での搬送に係る搬送対象の物品Bに対応して設定された設定高さ関係になるように、同高さ対応情報に基づいて、第1昇降台11a及び第2昇降台11bを自動的に昇降作動させて、同期運転状態での搬送で維持されることになる第1昇降台11a及び第2昇降台11bの相対昇降位置関係を現出する処理である。
なお、本実施形態では、高さ設定処理において、第1クレーン4a及び第2クレーン4bの各走行台車が隣接して並ぶ状態となるように、第2クレーン4bを走行作動させることも行われる。
同高さ対応情報は、手動操作式指令手段としての図外のティーティングボタンにて記憶指令を指令することにより、高さ設定処理において参照される情報として地上側コントローラ9に記憶される。ティーチング作業について説明を加えると、第1昇降台11a及び第2昇降台11bを手動操作により同じ昇降高さに位置させた状態にした上で、ティーティングボタンにて記憶指令を指令すると、その状態における第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報(第1同高さ情報Dh1)及び第2昇降用レーザ測距計21bの検出情報(第2同高さ情報Dh2)が地上側コントローラ9に記憶される。なお、このティーチング作業は、通常、設備の設置時に一度行えば、その後の高さ設定処理の度に参照される。
そして、設定高さ関係は、搬送要求情報に付加される搬送対象の物品Bの属性データに基づいて設定される。具体的には、第1昇降台11a及び第2昇降台11bの相対昇降位置関係が、同期運転状態での搬送対象となる物品Bの搬送に適したものとなるように、同高さ対応情報としての第1同高さ情報Dh1が示す昇降位置からの第1オフセット量Doff1及び同高さ対応情報としての第2同高さ情報Dh2が示す昇降位置からの第2オフセット量Doff2が、搬送要求情報に付加される物品Bの属性情報により与えられ、これらの情報が設定高さ関係として設定される。なお、第1オフセット量Doff1及び第2オフセット量Doff2は、同高さ対応情報としての第1同高さ情報Dh1及び第2同高さ情報Dh2が示す昇降位置を基準にその上方側を正の方向とし、下方側を負の方向とする符号付きの情報となっている。
そして、例えば、同期運転状態での搬送対象となる物品Bが直方体状の物品であれば、物品Bの下面で走行経路Lh方向で第1移載装置12a及び第2移載装置12bにより支持される箇所の高さは一致しているので、物品Bを搬送するときの第1移載装置12a及び第2移載装置12bは同じ高さでよい。したがって、同期運転状態での搬送対象となる物品Bが直方体状の物品である場合等は、第1オフセット量Doff1及び第2オフセット量Doff2は同じ値が設定される。
また、図9に示すように、同期運転状態での搬送対象となる物品Bが特殊な形状であって、物品Bの下面で第1移載装置12a及び第2移載装置12bにて支持されるべき箇所の高さが異なるものあれば、第1移載装置12a及び第2移載装置12bの高さはその物品Bの下面形状に応じて適切な差を設ける必要があるので、第1オフセット量Doff1及び第2オフセット量Doff2は異なる値が設定される。
本実施形態では、同期運転状態での搬送対象となる物品Bは直方体状の大物品Bbであるので、搬送要求情報に付加される大物品Bbについての属性情報に基づいて、第1昇降台11a及び第2昇降台11bの夫々のオフセット量は、「0」が設定されることになる。
図5のフローチャートに示すように、高さ設定処理では、地上側コントローラ9は、ステップ#C1で、第1昇降台11aを第1昇降用レーザ測距計21aに基づいて第1同高さ情報Dh1が示す昇降位置まで昇降させ、第2昇降台11bを第2昇降用レーザ測距計21bに基づいて第2同高さ情報Dh2が示す昇降位置まで昇降させる。ステップ#C1の処理による昇降動作が完了した時点で、第1昇降台11a及び第2昇降台11bは、何れも、同高さ対応情報が示す昇降位置に位置するので、両者の昇降位置は一致している。
そして、ステップ#C2で、第1昇降台11a及び第2昇降台11bの相対昇降位置関係を、同期運転状態での搬送対象となる物品Bの搬送に適したものとなるように、第1昇降台11aを第1昇降用レーザ測距計21aに基づいて第1同高さ情報Dh1に第1オフセット量Doff1を加えた「Dh1+Doff1」が示す昇降位置まで昇降させ、第2昇降台11bを第2昇降用レーザ測距計21bに基づいて第2同高さ情報Dh2に第2オフセット量Doff2を加えた「Dh2+Doff2」が示す昇降位置まで昇降させる。これにより、第1昇降台11a及び第2昇降台11bは、昇降位置が|Doff1−Doff2|だけ異なった状態となる。
ステップ#C3では、第1クレーン4aと第2クレーン4bとが同期運転用の隣接状態となるように、第2クレーン4b側を走行作動させる。具体的には、第1走行用レーザ測距計26a及び第2走行用レーザ測距計26bの検出情報に基づいて、第1クレーン4aと第2クレーン4bとの走行位置の差が予め設定された隣接間隔となるように、第1クレーン4aの第1走行台車10aを停止させた状態で、第2クレーン4bの走行台車10bを第1走行台車10aに接近させるようにして、第1クレーン4aと第2クレーン4bとを同期運転用の隣接状態とする。
次に、同期運転処理について説明する。図7に示すように、同期運転処理が実行されると、ステップ#D1で、第1クレーン4aの第1昇降台11a昇降作動についての目標速度パターンとしての第1目標昇降速度パターンPv1及び第1クレーン4aの走行作動についての目標速度パターンとしての第1目標走行速度パターンPh1を、搬送要求に付加された搬送開始位置情報及び搬送終了位置情報に基づいて、テーブル参照方式により求める。
ステップ#D2で、第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報に基づいて、第1目標昇降速度パターンPv1で与えられる目標昇降速度となるような第1昇降用電動モータ20aについての目標駆動状態を算出する。そして、ステップ#D3で、その目標駆動状態を共通の目標駆動状態として第1昇降用インバータ28a及び第2昇降用インバータ28bの双方に対して送信する。
これにより、第1昇降台11aを昇降駆動させる第1昇降用電動モータ20a及び第2昇降台11bを昇降作動させる第2昇降用電動モータ20bは、共通の目標駆動状態となるように、各インバータのより駆動制御されるので、両モータは同期して回転することになる。したがって、地上側コントローラ9は、第1昇降台11a及び第2昇降台11bを、高さ設定処理で現出させた相対昇降位置関係を精度良く維持したまま、昇降開始位置(本実施形態の場合、第1昇降開始位置V1sと第2昇降開始位置V2sとは同じ昇降位置である。)から昇降終了位置(本実施形態の場合、第1昇降終了位置V1eと第2昇降終了位置V2eとは同じ昇降位置である。)まで昇降作動させることができる。
ステップ#D4で、第1走行用レーザ測距計26bの検出情報に基づいて、第1目標走行速度パターンPh1で与えられる目標昇降速度となるような第1走行用電動モータ25aについての目標駆動状態を算出する。そして、ステップ#D5で、その目標駆動状態を共通の目標駆動状態として第1走行用インバータ29a及び第2走行用インバータ29bの双方に対して送信する。
これにより、第1走行台車10aを走行駆動させる第1走行用電動モータ25a及び第2走行台車10bを走行作動させる第2走行用電動モータ25bは、共通の目標駆動状態となるように、各インバータのより駆動制御されるので、両モータは同期して回転することになる。したがって、地上側コントローラ9は、第1走行台車10a及び第2走行台車10bを、高さ設定処理で現出させた相対走行位置関係を精度良く維持したまま、同期運転用の隣接状態で、走行開始位置(本実施形態の場合、第1走行開始位置V1sと第2走行開始位置V2sとは隣接間隔だけ離れた走行位置である。)から走行終了位置(本実施形態の場合、第1走行終了位置V1eと第2走行終了位置V2eとは隣接間隔だけ離れた走行位置である。)まで走行作動させることができる。
ステップ#D6で、設定時間T1が経過するまで待機して、第1昇降用電動モータ20a及び第2昇降用電動モータ20b並びに第1走行用電動モータ25a及び第2走行用電動モータ25bの次の各目標駆動状態を送信するタイミングの到来を待つ。送信タイミングが到来するまでは、ステップ#D6及びステップ#D7のループが繰り返し処理される。そして、送信タイミングが到来すると、ステップ#D1及びステップ#D2で第1昇降用電動モータ20aについての次の目標駆動状態が算出、送信され、ステップ#D3及びステップ#D4で第1走行用電動モータ25aについての次の目標駆動状態が算出、送信される。このようにして、地上側コントローラ9は、設定時間T1おきに各電動モータの目標駆動状態を指令するようになっている。
ステップ#D7では、第1昇降用レーザ測距計21aの検出情報に基づいて、第1昇降台11aが第1昇降終了位置V1eに到達しているか否か判別し、第1走行用レーザ測距計26aの検出情報に基づいて、第1走行台車10aが第1走行終了位置H1eに到達しているか否か判別する。そして、第1昇降台11aが第1昇降終了位置V1eに到達し、かつ、第1走行台車10aが第1走行終了位置H1eに到達していれば、当該搬送要求に基づく同期運転処理が終了する。なお、このとき、第2昇降台11bは、第1昇降終了位置V1eと同じ昇降位置である第2昇降終了位置V2eに到達し、かつ、第2走行台車10bは第2走行終了位置H2eに到達していることになる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、上記実施形態では、管理制御手段が、同期運転状態又は非同期運転状態に、搬送対象の物品の種別に応じて自動で選択されるように構成されたものを例示したが、これに代えて、運転状態切換え手段を備えて、運転状態切換え手段を手動操作することにより、同期運転状態又は非同期運転状態のいずれかが選択されるように構成されたものでもよい。
(2)上記実施形態では、管理制御手段が、共通の目標駆動状態を、第1昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求めるものを例示したが、これに代えて、管理制御手段が、共通の目標駆動状態を、第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求めるものであってもよい。
(3)上記実施形態では、第1昇降位置検出手段及び第2昇降位置検出手段が、走行用レーザ測距計及び昇降用レーザ測距計で構成されているが、これらの構成は適宜変更が可能である。例えば、走行体の走行や昇降体の昇降に伴って回転自在なロータリーエンコーダなどを設けて、走行経路上における走行体の走行位置や昇降経路上における昇降体の昇降位置を検出することも可能である。また、走行用レーザ測距計を設ける場合に、上記実施形態とは逆に、走行経路の両端部に走行用レーザ測距計を設定し、走行体に反射板を設置することも可能である。
(4)上記実施形態では、二台のスタッカークレーン4のそれぞれに昇降台を1台ずつ設けたものを例示したが、これに代えて、1台のスタッカークレーン4に一対の昇降台を設けて実施することも可能である。
(5)上記実施形態では、昇降体がスタッカークレーンの昇降台で構成されたものを例示したが、これに限らず、例えば、昇降体がワイヤー等で下垂された吊下げクレーンのフックで構成されたもの等であってもよい。
物品搬送設備の一部外観斜視図 スタッカークレーンの側面図 制御ブロック図 物品搬送制御のフローチャート 高さ設定処理のフローチャート 非同期運転処理のフローチャート 同期運転処理のフローチャート 目標昇降速度パターン及び目標走行速度パターンの一例 同期運転状態での搬送対象の物品が特殊な形状である場合の説明図
符号の説明
V1e,V2e 目標昇降位置
H1e,H2e 目標走行位置
Pv1,Pv2 目標昇降速度パターン
Dh1,Dh2 同高さ対応情報
T1 設定時間
Lh 走行経路
Lv1 第1昇降経路
Lv2 第2昇降経路
9 管理制御手段
10a 第1走行体
10b 第2走行体
11a 第1昇降体
11b 第2昇降体
20a 第1電動モータ
20b 第2電動モータ
21a 第1光学式測距手段
21b 第2光学式測距手段
26a 第1走行位置検出手段
26b 第2走行位置検出手段
28a 第1インバータ
28b 第2インバータ

Claims (4)

  1. 第1昇降経路に沿って物品搬送用の第1昇降体を昇降駆動する第1電動モータに対する駆動制御用の第1インバータと、
    前記第1昇降経路と平行状態にある第2昇降経路に沿って物品搬送用の第2昇降体を昇降駆動する第2電動モータに対する駆動制御用の第2インバータと、
    前記第1昇降体の昇降位置を検出する第1昇降位置検出手段と、
    前記第2昇降体の昇降位置を検出する第2昇降位置検出手段と、
    前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記第1昇降体及び前記第2昇降体を目標昇降位置に目標昇降速度パターンで昇降させるべく、前記第1インバータ及び前記第2インバータに対して設定時間おきに前記第1電動モータ及び前記第2電動モータの目標駆動状態を指令する管理制御手段が設けられている昇降式の物品搬送設備であって、
    前記管理制御手段は、
    前記第1昇降体と前記第2昇降体とを非同期状態で昇降させる非同期運転状態の場合には、前記第1電動モータの第1目標駆動状態を前記第1昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求め且つ前記第2電動モータの第2目標駆動状態を前記第2昇降位置検出手段の検出情報に基づいて求めて、前記第1目標駆動状態を前記第1インバータに且つ前記第2目標駆動状態を前記第2インバータに指令し、且つ、
    前記第1昇降体と前記第2昇降体とを同期状態で昇降させる同期運転状態の場合には、それら昇降体のうちの一方に対する目標駆動状態を前記第1昇降位置検出手段及び前記第2昇降位置検出手段のうちのそれに対応する昇降位置検出手段の情報に基づいて求めて、その求めた目標駆動状態を共通の目標駆動状態として、前記第1インバータ及び前記第2インバータに指令するように構成されている昇降式の物品搬送設備。
  2. 前記管理制御手段は、
    手動操作式指令手段にて記憶指令が指令された場合には、前記第1昇降位置検出手段の検出情報及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報を、前記第1昇降体及び前記第2昇降体を同じ高さに位置させた状態における同高さ対応情報であるとして記憶するように構成され、且つ、
    前記同期運転状態を開始する前に、前記第1昇降位置検出手段の検出情報及び前記第2昇降位置検出手段の検出情報、並びに、前記同高さ対応情報に基づいて、前記第1昇降体と前記第2昇降体とを設定高さ関係に位置するように昇降させる高さ設定処理を実行するように構成されている請求項1記載の昇降式の物品搬送設備。
  3. 前記第1昇降位置検出手段が、前記第1昇降経路の一端側の基準位置から前記第1昇降体までの距離を光学的に計測する第1光学式測距手段にて構成され、
    前記第2昇降位置検出手段が、前記第2昇降経路の一端側の基準位置から前記第2昇降体までの距離を光学的に計測する第2光学式測距手段にて構成されている請求項1又は2記載の昇降式の物品搬送設備。
  4. 前記第1昇降体を前記第1昇降経路に沿って昇降自在に支持する第1走行体と、前記第2昇降体を第2昇降経路に沿って昇降自在に支持する第2走行体とが、共通の走行経路に沿って走行自在に設けられ、
    前記第1走行体の前記走行経路上での走行位置を検出する第1走行位置検出手段、及び、前記第2走行体の前記走行経路上での走行位置を検出する第2走行位置検出手段が設けられ、
    前記管理制御手段が、前記第1走行位置検出手段、及び、前記第2走行位置検出手段の検出情報に基づいて、前記非同期運転状態においては前記第1走行体及び前記第2走行体を各別に走行させるように制御し、且つ、前記同期運転状態においては前記第1走行体及び前記第2走行体を隣接して並ぶ状態で走行させるように制御するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇降式の物品搬送設備。
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