JP4858757B2 - 物品搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、移動経路に沿って移動自在な一対の台車部分を備えた物品搬送用の移動体と、その移動体の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記一対の台車部分が、前記移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態において物品を協同して支持自在に構成されている物品搬送設備に関する。
上記のような物品搬送設備は、一対の台車部分が移動経路の長手方向に設定距離隔てて物品における移動経路の長手方向の端部を支持し、一対の台車部分にて物品を協同して支持しながら移動することにより物品を搬送するものである。そして、一対の台車部分にて物品を協同して支持することから、移動経路の長手方向に沿って長尺な物品でも搬送できる。
従来の物品搬送設備では、一対の台車部分として、台車部分を移動経路に沿って移動させる駆動手段を備えた駆動用の台車部分と、その駆動用の台車部分と移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態で連結杆にて連結された従動用の台車部分とが設けられ、制御手段が駆動手段を作動させて駆動用の台車部分を移動させることにより、一対の台車部分を移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態で移動させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
実公昭60−10961号公報
上記従来の物品搬送設備では、連結杆にて一対の台車部分を連結することによって、一対の台車部分を移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態で移動させている。したがって、連結杆を設ける必要があり、構成の複雑化を招く虞がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、構成の簡素化を図りながら、物品を搬送できる物品搬送設備を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる物品搬送設備の第1特徴構成は、移動経路に沿って移動自在な一対の台車部分を備えた物品搬送用の移動体と、その移動体の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記一対の台車部分が、前記移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態において物品を協同して支持自在に構成されている物品搬送設備において、
前記制御手段が、地上側に設けられた地上側コントローラを備えて構成され、前記一対の台車部分の夫々には、前記台車部分を前記移動経路に沿って移動させる駆動手段と、前記地上側コントローラが指令する走行指令情報に基づいて前記駆動手段の作動を制御する駆動制御手段とが備えられ、前記制御手段が、前記一対の台車部分を前記移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態で移動させるように前記一対の台車部分の移動を制御すべく、前記一対の台車部分の夫々に備えさせた前記駆動手段の作動を制御する搬送処理を実行するように構成され、前記地上側コントローラと前記一対の台車部分のうちの一方の台車部分との間で情報の授受を行う第1光伝送装置、及び、前記地上側コントローラと前記一対の台車部分のうちの他方の台車部分との間で情報の授受を行う第2光伝送装置を備えた通信ネットワークが設けられ、前記地上側コントローラは、前記通信ネットワークを介して、前記一対の台車部分の夫々における前記駆動制御手段に対して前記走行指令情報を、設定時間が経過するごとに目標走行速度を指令する走行速度指令情報を指令し、前記台車部分が目標走行位置に達すると前記台車部分を前記目標走行位置に停止させる走行停止指令情報を指令する形態で、指令自在に構成され、且つ、前記搬送処理において、前記一対の台車部分の夫々における前記駆動制御手段に対して同一の指令内容の走行指令情報を指令するように構成されている点にある。
すなわち、制御手段が 搬送処理の実行により一対の台車部分の夫々に備えさせた駆動手段の作動を制御して、一対の台車部分を移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態で移動させることになる。このように、搬送処理では、制御手段が一対の台車部分の夫々に備えさせた駆動手段の作動を制御することにより、一対の台車部分を移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態とするので、一対の台車部分を連結する連結杆を必要としない。
そして、制御手段が一対の台車部分の夫々に備えさせた駆動手段の作動を制御して、一対の台車部分を移動経路の長手方向に設定距離隔てることにより、一対の台車部分にて物品を協同して支持して搬送できることになる。
したがって、構成の簡素化を図りながら、物品を搬送できる物品搬送設備を提供できるに至った。
本発明にかかる物品搬送設備の第2特徴構成は、前記制御手段が、前記搬送処理において、前記物品における前記移動経路の長手方向に沿う長さ情報に基づいて前記移動経路の長手方向に前記一対の台車部分を隔てる前記設定距離を変更調整するように構成されている点にある。
前記制御手段は、搬送処理において、物品における移動経路の長手方向に沿う長さ情報に基づいて、例えば、その物品における移動経路の長手方向に沿う長さが長いほど移動経路の長手方向に一対の台車部分を隔てる設定距離を長くするように変更することができることになる。
このように、物品における移動経路の長手方向に沿う長さに合せて移動経路の長手方向に一対の台車部分を隔てる設定距離を変更することによって、物品を一対の台車部分にて的確に支持できることになる。したがって、物品の移動経路の長手方向に沿う長さが異なる場合でも、その物品を的確に搬送できることになる。
本発明にかかる物品搬送設備の第3特徴構成は、前記一対の台車部分の夫々には、物品移載手段が備えられ、前記制御手段が、前記搬送処理において、前記一対の台車部分を物品受取箇所に移動させて物品を受け取り且つ物品降ろし箇所に移動させて物品を降ろすようにすべく、前記駆動手段の作動及び前記物品移載手段の物品移載作動を制御するように構成されている点にある。
前記搬送処理では、一対の台車部分を物品受取箇所に移動させてその物品受取箇所から物品を受け取るように、一対の台車部分を移動させ且つ一対の台車部分の夫々に備えられた物品移載手段を物品移載作動させることになる。その後、一対の台車部分を物品降ろし箇所に移動させてその物品降ろし箇所に物品を降ろすように、一対の台車部分を移動させ且つ一対の台車部分の夫々に備えられた物品移載手段を物品移載作動させることになる。
このように、一対の台車部分の夫々に物品移載手段を備えることにより、物品を物品受取箇所から物品降ろし箇所への物品搬送を行うことができるので、物品受取箇所及び物品降ろし箇所として、単に、物品を支持するだけの荷載置台などを適応することができ、構成の簡素化を図ることができることになる。
本発明にかかる物品搬送設備の第4特徴構成は、前記一対の台車部分の夫々には、前記台車部分から立設された昇降マストに沿って昇降自在な昇降台、及び、その昇降台に装着された前記物品移載手段が備えられ、前記昇降マストは、前記台車部分のうち、前記移動経路の長手方向に沿って隣り合う前記台車部分から離れる側の端部部分に立設されている点にある。
前記一対の台車部分を移動経路に沿って走行させ且つ昇降マストに沿って昇降台を昇降させることによって、上下方向及び水平方向に異なる複数の箇所に対して物品移載手段にて物品を移載できることになる。したがって、例えば、上下方向及び水平方向に並べた複数の収納部を備えた物品収納棚に対して物品を搬送することができることになる。
そして、昇降マストは、隣り合う台車部分から離れる側の台車部分の端部部分に立設されているので、昇降マストが邪魔になることなく、一対の台車部分にて物品を協同して支持できることになる。
本発明にかかる物品搬送設備の第5特徴構成は、前記移動経路が、複数の収納部を縦横に並べて備えた物品収納棚及び入出庫用の物品支持部を経由するように配設され、前記制御手段が、前記搬送処理において、前記収納部及び前記物品支持部を前記物品受取箇所及び前記物品降ろし箇所として、前記一対の台車部分の夫々における前記物品移載手段を物品受取箇所に移動させて物品を受け取り且つ物品降ろし箇所に移動させて物品を降ろすようにすべく、前記駆動手段の作動、前記昇降台の昇降作動、及び、前記物品移載手段の物品移載作動を制御するように構成されている点にある。
前記制御手段が搬送処理を実行することにより、一対の台車部分が物品を物品支持部から受け取って収納部に降ろす入庫及び物品を収納部から受け取って物品支持部に降ろす出庫を行うことができることになる。したがって、自動倉庫などに適応可能な有用な物品搬送設備を提供できることになる。
本発明にかかる物品搬送設備を物品収納設備に適応した実施形態を図面に基づいて説明する。
この物品収納設備は、図1及び図2に示すように、物品Bを出し入れする前面が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの物品収納棚1と、二つの物品収納棚1同士の間に形成した走行通路2を自動往復移動する物品搬送用の移動体3とを設けて構成されている。
各物品収納棚1は、前後一対の支柱1aが棚横幅方向(水平方向)に間隔を隔てて複数立設され、前後一対の支柱1aの夫々には、棚横幅方向に延びる載置支持部1bが上下方向に間隔を隔てて複数配設されている。
前記物品収納棚1における収納部4は、上下方向及び棚横幅方向に複数並ぶように設けられており、複数の収納部4の夫々は、載置支持部1bにて物品Bを載置支持する形態で物品Bを収納するように構成されている。
前記物品Bは、移動経路として作業通路2の床面に設置された走行レール6の長手方向に沿って長尺な物品である。そして、この長尺な物品として、走行レール6の長手方向における長さの長い第一物品B1とこの第一物品B1よりも走行レール6の長手方向における長さの短い第二物品B2とがある。
前記収納部4としては、第一物品B1を収納する第一収納部4aと第二物品B2を収納する第二収納部4bとが設けられている。
二つの物品収納棚1の作業通路2には、走行レール6が床面に設置されており、ガイドレール7が上方側に設置されている。そして、移動体3がガイドレール7にて案内されながら走行レール6上を水平移動するように設けられている。
前記走行レール6の両端部のうち、荷載置台5側の端部には、移動体3の作動を制御する制御手段としての地上側コントローラ8が設けられている。物品収納棚1において、第一収納部4aは第二収納部4bよりも地上側コントローラ8側に配設されている。地上側コントローラ8が、どの収納部4にどの物品Bを収納しているか及びどの収納部4に物品Bが収納されているかなどの収納情報を管理しており、物品Bをどの収納部4に収納するか及びどの収納部4から物品Bを取り出すかを選択するように構成されている。
前記物品収納棚1に入庫する物品Bや物品収納棚1から出庫した物品Bを支持する入出庫用の物品支持部としての荷載置台5が、物品収納棚1の棚横幅方向に隣接するように物品収納棚1の側脇に設置されている。
前記荷載置台5として、第一物品B1を支持する第一荷載置台5aと、第二物品B2を支持する第二荷載置台5bとが設けられている。前記第一荷載置台5a及び第二荷載置台5bは、走行レール6を挟んで一対設けられており、第一荷載置台5aが第二荷載置台5bよりも地上側コントローラ8側に配設されている。
前記移動体3は、一対の台車部分として、走行レール6の長手方向に並ぶ状態で走行レール6の長手方向に往復走行自在な一対の走行台車9を備えている。この実施形態では、一対の走行台車9のうち、荷載置台5側に位置するものを第一走行台車9aとし、物品収納棚1側に位置するものを第二走行台車9bとして説明する。
前記一対の走行台車9の夫々は、図3に示すように、その走行台車9に立設された昇降マスト10に沿って昇降自在な昇降台11、その昇降台11に装着された物品移載手段としての電動式の物品移載装置12(例えば、フォーク式の物品移載装置)を備えて構成されている。
そして、一対の走行台車9は、図4に示すように、走行レール6の長手方向に沿って設定距離隔てた状態において第一物品B1及び第二物品B2を協同して支持自在に構成されている。
第一物品B1を搬送するときには、図4(イ)に示すように、走行レール6の長手方向に沿って隣り合う走行台車9を第一設定距離R1隔てることにより、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12にて第一物品B1の両端部を支持するようにしている。第二物品B2を搬送するときには、図4(ロ)に示すように、走行レール6の長手方向に沿って隣り合う走行台車9を第二設定距離R2隔てることにより、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12にて第二物品B2の両端部を支持するようにしている。
前記一対の走行台車9の夫々は、走行台車9の走行作動、昇降台11の昇降作動、及び、物品移載装置12の物品移載作動により、入出庫用の荷載置台5に載置支持されている物品Bを物品収納棚1の収納部4に収納する入庫、及び、物品収納棚1の収納部4に収納されている物品Bを入出庫用の荷載置台5に取り出す出庫を行うように構成されている。
そして、一対の走行台車9は、第一荷載置台5aと第一収納部4aとの間で第一物品B1を搬送し、且つ、第二荷載置台5bと第二収納部4bとの間で第二物品B2を搬送する。
前記一対の走行台車9の夫々には、単一の昇降マスト10が設けられており、この単一の昇降マスト10は、走行レール6の長手方向に隣り合う走行台車9から離れる側の走行台車9の端部部分に立設されている。
そして、昇降マスト10の上端部には、ガイドレール7にて案内されるように上部フレーム13が設けられている。
前記昇降台11は、走行台車9に立設した昇降マスト10にて昇降自在に案内支持されており、昇降用ワイヤ14にて吊下げ支持されている。
前記昇降用ワイヤ14は、上部フレーム13に設けた案内プーリ15と一方の昇降マスト10に設けた案内プーリ16とに巻き掛けられて、走行台車9の一端に装備した巻き取りドラム17に連結されている。
そして、巻き取りドラム17をインバータ式の昇降用電動モータ18にて正逆に回転駆動させて、昇降用ワイヤ14の繰り出し操作又は巻き取り操作によって昇降台11を昇降させるように構成されている。
前記昇降台11には、上下方向での昇降台11の昇降位置を検出する昇降用ロータリエンコーダ19が設けられている。図示は省略するが、昇降用ロータリエンコーダ19の回転軸には、昇降マスト10の長手方向に沿って設けられたチェーンに歯合するスプロケットが設けられている。そして、昇降用ロータリエンコーダ19は、昇降台11の昇降距離から上下方向での昇降台11の昇降位置を検出する。
前記一対の走行台車9の夫々には、走行レール6の長手方向に間隔を隔てて前後一対の走行車輪20が配置されている。
また、前後一対の走行車輪20の夫々には、走行レール6に対して下方側から接触することにより、走行レール6に対して上方への移動が規制されるように接触して走行車輪20の走行レール6からの浮上を規制するバックアップローラ29が設けられている。
前後一対の走行車輪20のうち、走行レール6の長手方向に隣り合う走行台車9から離れる側に位置する走行車輪20aを駆動する駆動手段としてのインバータ式の走行用電動モータ21が設けられ、この走行車輪20aが推進用の走行車輪として構成されている。一対の走行車輪20のうち、走行レール6の長手方向に隣り合う走行台車9に近い側に位置する走行車輪20bが遊転自在な従動車輪として構成されている。
前記走行レール6の両端部には、走行レール6の長手方向に測距用のビーム光を投射する走行用レーザ測距計22が一つずつ設けられている。この走行用レーザ測距計22は、走行台車9に設置されている反射体23に向けて投射して走行台車9までの距離を検出することにより、走行台車9の走行位置を検出するように構成されている。
前記走行レール6の両端部のうち、荷載置台5側の端部に配設された第一走行用レーザ測距計22aは、第一走行台車9aの走行位置を検出し、且つ、物品収納棚1側の端部に配設された第二走行用レーザ測距計22bは、第二走行台車9bの走行位置を検出するように構成されている。
前記一対の走行台車9の夫々には、図5に示すように、走行用電動モータ21又は物品移載装置12を作動させる走行用インバータ24、昇降用電動モータ18を作動させる昇降用インバータ25、昇降用ロータリエンコーダ19の検出情報を出力可能な入出力装置26が設けられている。
地上側に設けられた地上側コントローラ8、一対の走行台車9の夫々に設けられた走行用インバータ24、昇降用インバータ25、入出力装置26の夫々には、通信コントローラ(図示は省略)が備えられている。また、地上側コントローラ8と第一走行台車9aとの間で情報の授受を行うための第一光伝送装置27と、地上側コントローラ8と第二走行台車9bとの間で情報の授受を行うための第二光伝送装置28とが設けられている。
第一光伝送装置27及び第二光伝送装置28は、地上側の光伝送装置27a,28aとスタッカークレーン3側の光伝送装置27b,28bとの間で光伝送により情報の授受を行うように構成されている。地上側の光伝送装置27a,28aは、図1に示すように、走行レール6の端部に配設されており、第一光伝送装置27における地上側の光伝送装置27aは、第一走行用レーザ測距計22aの側脇に配設され、第二光伝送装置28における地上側の光伝送装置28aは、第二走行用レーザ測距計22bの側脇に配設されている。
そして、地上側コントローラ8に備えられた通信コントローラ、走行用インバータ24、昇降用インバータ25及び入出力装置26の夫々に備えられた通信コントローラ、第一光伝送装置27、第二光伝送装置28によって、通信ネットワークが構成されている。この通信ネットワークでは、地上側コントローラ8をマスタとし、走行用インバータ24、昇降用インバータ25、入出力装置26をスレーブとして構成されている。
前記第一走行用レーザ測距計22a及び第二走行用レーザ測距計22bの検出情報が地上側コントローラ8に入力されており、地上側コントローラ8が、第一走行台車9aの走行位置、及び、第二走行台車9bの走行位置を管理するように構成されている。
また、一対の走行台車9の夫々に設けられた昇降用ロータリエンコーダ19の検出情報が上述の通信ネットワークを介して地上側コントローラ8に入力されており、地上側コントローラ8が、第一走行台車9aにおける昇降台11の昇降位置、及び、第二走行台車9bにおける昇降台11の昇降位置を管理するように構成されている。
そして、上述の通信ネットワークを介して、第一走行台車9a及び第二走行台車9bに各種の指令情報を与えることにより、走行用インバータ24及び昇降用インバータ25の作動を制御して、一対の走行台車9の作動を制御するように構成されている。
前記地上側コントローラ8は、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てた状態で移動させるように一対の走行台車9の移動を制御すべく、一対の走行台車9の夫々に備えさせた走行用電動モータ21の作動を制御する搬送処理を実行するように構成されている。
そして、地上側コントローラ8は、搬送処理において、収納部4及び荷載置台5を物品受取箇所及び物品降ろし箇所として、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品受取箇所に移動させて物品Bを受け取り且つ物品降ろし箇所に移動させて物品Bを降ろすようにすべく、走行用電動モータ21の作動、昇降台11の昇降作動、及び、物品移載装置12の物品移載作動を制御するように構成されている。
ちなみに、地上側コントローラ8が、複数の収納部4又は荷載置台5から選択した一つの物品受取対象を物品受取箇所とし、複数の収納部4又は荷載置台5から選択した一つの物品降ろし対象を物品降ろし箇所としている。
前記第一物品B1を搬送するときには、地上側コントローラ8が、第一収納部4a及び第一荷載置台5aを物品受取箇所及び物品降ろし箇所として、図4(イ)に示すように、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12にて第一物品B1の両端部を支持すべく、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に第一設定距離R1隔てた状態で走行させるように一対の走行台車9を走行作動させる。
前記第二物品B2を搬送するときには、地上側コントローラ8が、第二収納部4b及び第二荷載置台5bを物品受取箇所及び物品降ろし箇所として、図4(ロ)に示すように、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12にて第二物品B2の両端部を支持すべく、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に第二設定距離R2隔てた状態で走行させるように一対の走行台車9を走行作動させる。
このように、地上側コントローラ8は、搬送処理において、物品Bにおける走行レール6の長手方向に沿う長さ情報に基づいて走行レール6の長手方向に一対の走行台車9を隔てる設定距離を変更調整するように構成されている。
前記搬送処理の動作について説明すると、まず、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品受取箇所の物品受取位置に移動させるべく、一対の走行台車9を走行させる走行制御及び昇降台11を昇降させる昇降制御を行うとともに、物品受取箇所から物品Bを受け取るようにすべく、物品移載装置12を物品移載作動させる移載制御を行うように構成されている。
次に、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てた状態で且つ一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品降ろし箇所の物品降ろし位置に移動させるべく、一対の走行台車9を走行させる走行制御及び昇降台11を昇降させる昇降制御を行うとともに、物品降ろし箇所に物品Bを降ろすようにすべく、物品移載装置12を物品移載作動させる移載制御を行うように構成されている。
前記物品受取位置及び物品降ろし位置は、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てて位置させるための水平方向の目標走行位置と、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させるための上下方向の目標昇降位置とから定まる位置である。このように、物品受取位置及び物品降ろし位置は、一対の走行台車9が走行レール6の長手方向に設定距離隔てた状態で且つ一対の走行台車9における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態となるように定められている。
前記物品受取位置及び物品降ろし位置は、複数の収納部4の夫々及び荷載置台5の夫々に対して定められている。第一収納部4a及び第一荷載置台5aでは一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に第一設定距離R1隔てて位置させるように定められており、第二収納部4b及び第二荷載置台5bでは一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に第二設定距離R2隔てて位置させるように定められている。
そして、物品受取対象となる収納部4及び荷載置台5に定められた物品受取位置が、物品受取箇所の物品受取位置となり、物品降ろし対象となる収納部4及び荷載置台5に定められた物品降ろし位置が、物品降ろし箇所の物品降ろし位置となる。
前記走行制御について説明する。
この走行制御では、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てた状態で走行させるように一対の走行台車9の走行作動を制御して、物品受取位置における目標走行位置又は物品降ろし位置における目標走行位置に一対の走行台車9を走行させる。
ちなみに、第一物品B1を搬送するときには、設定距離を第一設定距離R1とし、第二物品B2を搬送するときには、設定距離を第二設定距離R2とする。
物品受取位置における目標走行位置に対して走行するときには、一対の走行台車9を各別に走行作動させ、一対の走行台車9を物品受取位置における目標走行位置に停止させることにより、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てる状態とする。
このときの動作について説明すると、地上側コントローラ8は、物品受取位置における目標走行位置に走行台車9を走行させるべく、通信ネットワークを介して一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24に走行指令情報を指令する。このときの走行指令情報は、走行台車9を物品受取位置における目標走行位置に走行させるためのものである。
そして、走行用インバータ24は、走行指令情報に基づいて、走行用電動モータ21を作動させる状態に切り換えて走行用電動モータ21の作動を制御する。
具体的には、地上側コントローラ8が、設定時間が経過するごとに、通信ネットワークを介して走行用インバータ24に対して、目標走行速度を指令する走行速度指令情報を走行指令情報として指令する。走行用インバータ24は、走行台車9の走行速度が走行速度指令情報にて指令された目標走行速度になるように走行用電動モータ21に与える電流値を調整する。
そして、地上側コントローラ8は、走行台車9の走行位置が目標走行位置に達すると、通信ネットワークを介して走行用インバータ24に走行停止指令情報を走行指令情報として指令する。走行用インバータ24は、走行停止指令情報に基づいて、走行用電動モータ21を作動停止させてブレーキをかけて走行台車9を目標走行位置に停止させる。
物品降ろし位置における目標走行位置に対して走行するときには、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てる状態で一体的に走行させ、物品降ろし位置における目標走行位置に一対の走行台車9を停止させる。
このときの動作について説明すると、地上側コントローラ8は、物品降ろし位置における目標走行位置に一対の走行台車9を一体的に走行させるべく、通信ネットワークを介して一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24に対して同一の指令内容の走行指令情報を指令する。
そして、一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24は、同一の指令内容の走行指令情報に基づいて、走行用電動モータ21を作動させる状態に切り換えて走行用電動モータ21の作動を制御する。
このように、地上側コントローラ8から同一の指令内容の走行指令情報を指令し、その走行指令情報によって走行用電動モータ21の作動を制御することによって、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に設定距離隔てた状態で一体的に物品降ろし位置における目標走行位置に走行させることができる。
ちなみに、地上側コントローラ8から走行用インバータ24に指令する走行指令情報については、上述した如く、目標走行速度を指令する走行速度指令情報を設定時間が経過するごとに指令し、走行台車9が目標走行位置に達すると、走行停止指令情報を指令する。
この走行制御において、物品降ろし位置における目標走行位置に対して走行するときには、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9の夫々の走行位置に基づいて一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離を随時監視している。そして、地上側コントローラ8は、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離が許容範囲から外れると、走行停止指令情報を指令して一対の走行台車9を走行停止させるように構成されている。
このときの設定範囲は、その設定範囲内であれば一対の走行台車9にて物品Bを協同して支持できるように、設定距離を基準として定められている。このように、一対の走行台車9を走行停止させることによって、一対の走行台車9の走行中に一対の走行台車9にて物品Bを協同して支持できない状態となる前に一対の走行台車9を走行停止させて、物品Bの落下を防止できることになる。
ちなみに、一対の走行台車9を走行停止させると、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9を設定距離隔てるように、一対の走行台車9の一方のみを走行作動させたのち、走行制御を再開する。
上述の如く、地上側コントローラ8は、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離が許容範囲から外れると、一対の走行台車9を走行停止させるわけであるが、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離が設定距離から外れているものの許容範囲内であるときには、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離が設定距離となるように、一対の走行台車9の夫々における走行速度を調整する走行速度調整処理を行うようにしてもよい。
この走行速度調整処理としては、例えば、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離が設定距離よりも短いときには、一対の走行台車9の走行方向において、後方側に位置する走行台車9を前方側に位置する走行台車よりも走行速度を低くすべく、一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24に対して走行速度指令情報を指令する。また、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に隔てている距離が設定距離よりも長いときには、一対の走行台車9の走行方向において、前方側に位置する走行台車9を後方側に位置する走行台車よりも走行速度を低くすべく、一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24に対して走行速度指令情報を指令する。
前記昇降制御について説明する。
この昇降制御では、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で昇降させるように一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降作動を制御して、物品受取位置における目標昇降位置又は物品降ろし位置における目標昇降位置に一対の走行台車9の夫々に備えさせた昇降台11を昇降させる。
物品受取位置における目標昇降位置に対して昇降するときにも、物品降ろし位置における目標昇降位置に対して昇降するときにも、一対の走行台車9における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で一体的に昇降させ、物品降ろし位置における目標昇降位置又は物品降ろし位置における目標昇降位置に一対の走行台車9における昇降台11を停止させる。
このときの動作について説明すると、地上側コントローラ8は、一対の走行台車9における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で一体的に目標昇降位置に昇降させるべく、通信ネットワークを介して一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25に対して同一の指令内容の昇降指令情報を指令する。そして、一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25は、同一の指令内容の昇降指令情報に基づいて、昇降用電動モータ18の作動を制御することになる。
このように、地上側コントローラ8から同一の指令内容の昇降指令情報を指令し、その昇降指令情報によって一対の走行台車9の夫々における昇降用電動モータ18の作動を制御することによって、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で一体的に目標昇降位置に昇降させることができる。
具体的には、地上側コントローラ8が、設定時間が経過するごとに、通信ネットワークを介して一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25に対して、同一の目標昇降速度を指令する昇降速度指令情報を昇降指令情報として指令する。一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25は、昇降台11の昇降速度が昇降速度指令情報にて指令された目標昇降速度になるように昇降用電動モータ18に与える電流値を調整する。
そして、地上側コントローラ8は、昇降台11の昇降位置が目標昇降位置に達すると、通信ネットワークを介して一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25に対して、昇降停止指令情報を昇降指令情報として指令する。一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25は、昇降停止指令情報に基づいて、昇降用電動モータ18を作動停止させてブレーキをかけて昇降台11を目標昇降位置に停止させる。
この昇降制御において、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降位置を随時監視している。そして、地上側コントローラ8は、物品降ろし位置における目標昇降位置に対して昇降するときに、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降位置の高低差が許容範囲から外れると、昇降停止指令情報を指令して一対の走行台車9の夫々における昇降台11を昇降停止させるように構成されている。
このときの設定範囲は、その設定範囲内であれば一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12にて物品Bを協同して支持できるように定められている。このように、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を昇降停止させることによって、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降中に一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12にて物品Bを協同して支持できない状態となる前に一対の走行台車9の夫々における昇降台11を昇降停止させて、物品Bの落下を防止できることになる。
ちなみに、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を昇降停止させると、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降位置が同一の昇降位置となるように、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の一方のみを昇降作動させたのち、昇降制御を再開する。
上述の如く、地上側コントローラ8は、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降位置の高低差が許容範囲から外れると、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を昇降停止させるわけであるが、一対の走行台車9の夫々における昇降台11が同一の昇降位置ではないものの昇降位置の高低差が許容範囲内であるときには、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降位置が同一の昇降位置となるように、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降速度を調整する昇降速度調整処理を行うようにしてもよい。
この昇降速度調整処理としては、例えば、地上側コントローラ8が、一対の走行台車9の夫々における昇降台11の昇降方向において、先行する昇降台11を後続の昇降台11よりも昇降速度を低くすべく、一対の走行台車9の夫々における昇降用インバータ25に対して昇降速度指令情報を指令する。
前記移載制御について説明する。
この移載制御では、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12の物品移載作動を制御して、物品受取箇所から物品Bを受け取る又は物品降ろし箇所に物品Bを降ろす。
前記地上側コントローラ8は、目標走行位置に一対の走行台車9を停止させ且つ目標昇降位置に一対の走行台車9の夫々における昇降台11を停止させた状態において、通信ネットワークを介して一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24に同一の指令内容の移載指令情報を指令する。そして、一対の走行台車9の夫々における走行用インバータ24は、同一の指令内容の移載指令情報に基づいて、物品移載装置12を作動させる状態に切り換えて物品移載装置12を物品移載作動させる。
このように、地上側コントローラ8から同一の指令内容の移載指令情報を指令し、その移載指令情報によって一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12の物品移載作動を制御することによって、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を同期させた状態で作動させて物品Bを移載することができる。
前記移載制御の動作について物品移載装置12がフォーク式の物品移載装置である場合を説明する。この場合には、物品降ろし位置を物品受取位置よりも高い位置に定めることになる。
収納部4又は荷載置台5から物品Bを受け取るときには、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12のフォークを同期させた状態で突出させたのち、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で設定距離だけ上昇させることにより収納部4又は荷載置台5から物品Bを受け取り、その後一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12のフォークを同期させた状態で引退させる。
収納部4又は荷載置台5に物品Bを降ろすときには、物品Bが載置支持された一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12のフォークを同期させた状態で突出させたのち、一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で設定距離だけ下降させることにより収納部4又は荷載置台5に物品Bを降ろし、その後一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12のフォークを同期させた状態で引退させる。
このように、フォーク式の物品移載装置では、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12のフォークを同期させた状態で出退作動させ且つ一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で昇降させるように昇降作動させることによって、収納部4又は荷載置台5との間で物品Bを移載するように構成されている。
前記地上側コントローラ8は、搬送処理として、第一荷載置台5aに載置支持されている第一物品B1を第一収納部4aに収納する第一物品入庫処理、第二荷載置台5bに載置支持されている第二物品B2を第二収納部5bに収納する第二物品入庫処理、第一収納部4aに収納されている第一物品B1を第一荷載置台5aに取り出す第一物品出庫処理、第二収納部4bに収納されている第二物品B2を第二荷載置台5bに取り出す第二物品出庫処理を実行可能に構成されている。
このように、地上側コントローラ8は、物品Bを搬送する搬送処理として各種の処理を実行可能であるが、搬送する物品Bの走行レール6の長手方向に沿う長さ情報、及び、その物品Bの入庫か出庫かを指令する指令情報などの搬送要求情報が、人為操作式の操作手段による入力や上位コントローラから指令されるので、その搬送要求情報による指令内容に応じて、複数の処理から選択した処理を実行するように構成されている。
以下、夫々の処理について説明を加える。
図6に基づいて第一物品入庫処理について説明する。ちなみに、このときの動きを実線矢印にて示す。
前記地上側コントローラ8は、まず、図中点線で示すように、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品受取箇所となる第一荷載置台5aの物品受取位置に移動して第一荷載置台5aから第一物品B1を受け取るようにすべく、走行制御、昇降制御及び移載制御を行う。
地上側コントローラ8は、次に、図中実線で示すように、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に第一設定距離R1隔てた状態で且つ一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品降ろし箇所となる第一収納部4aの物品降ろし位置に移動して第一収納部4aに第一物品B1を降ろすようにすべく、走行制御、昇降制御及び移載制御を行う。
図7に基づいて第二物品入庫処理について説明する。ちなみに、このときの動きを実線矢印にて示す。
前記地上側コントローラ8は、まず、図中点線で示すように、一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品受取箇所となる第二荷載置台5bの物品受取位置に移動して第二荷載置台5bから第二物品B2を受け取るようにすべく、走行制御、昇降制御及び移載制御を行う。
地上側コントローラ8は、次に、図中実線で示すように、一対の走行台車9を走行レール6の長手方向に第二設定距離R2隔てた状態で且つ一対の走行台車9の夫々における昇降台11を同一の昇降位置に位置させる状態で一対の走行台車9の夫々における物品移載装置12を物品降ろし箇所となる第二収納部4bの物品降ろし位置に移動して第二収納部4bに第二物品B2を降ろすようにすべく、走行制御、昇降制御及び移載制御を行う。
次に、第一物品出庫処理について説明する。この第一物品出庫処理は、第一物品入庫処理とは逆に、図6の点線矢印で示すように、第一収納部4aから第一荷載置台5aに第一物品B1を搬送するものである。したがって、地上側コントローラ8は、まず、図中実線で示すように、第一収納部4aから第一物品B1を受け取り、次に、図中点線で示すように、その受け取った第一物品B1を第一荷載置台5aに降ろすべく、走行制御、昇降制御及び移載制御を行う。
次に、第二物品出庫処理について説明する。この第二物品出庫処理は、第二物品入庫処理とは逆に、図6の点線矢印で示すように、第二収納部4bから第二荷載置台5bに第二物品B2を搬送するものである。したがって、地上側コントローラ8は、まず、図中実線で示すように、第二収納部4bから第二物品B2を受け取り、次に、図中点線で示すように、その受け取った第二物品B2を第二荷載置台5bに降ろすべく、走行制御、昇降制御及び移載制御を行う。
前記地上側コントローラ8の動作について、図8のフローチャートに基づいて説明する。
前記地上側コントローラ8は、搬送要求情報から搬送する物品Bが第一物品B1であると、搬送要求情報が入庫の指令であるか出庫の指令であるかその指令内容を判別する(ステップ1)。そして、地上側コントローラ8は、搬送要求情報の指令内容が入庫を指令するものであると、第一物品入庫処理を実行する(ステップ2,3)。また、地上側コントローラ8は、搬送要求情報の指令内容が出庫を指令するものであると、第一物品出庫処理を実行する(ステップ4,5)。
前記地上側コントローラ8が、搬送要求情報から搬送する物品Bが第二物品B2であると、搬送要求情報が入庫の指令であるか出庫の指令であるかその指令内容を判別する(ステップ6)。そして、地上側コントローラ8は、搬送要求情報の指令内容が入庫を指令するものであると、第二物品入庫処理を実行する(ステップ7,8)。また、地上側コントローラ8は、搬送要求情報の指令内容が出庫を指令するものであると、第二物品出庫処理を実行する(ステップ9,10)。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、収納部4として、第一収納部4aと第二収納部4bとを各別に設けているが、例えば、長尺なビーム上に物品を載置支持する形態で物品を収納する収納部を設けることにより、第一収納部4aと第二収納部4bとを兼用する収納部を設けるようにしてもよい。
また、入出庫用の物品支持部としての荷載置台5についても、上記実施形態では、第一荷載置台5aと第二荷載置台5bとを各別に設けているが、第一荷載置台5aと第二荷載置台5bとを兼用する荷載置台を設けるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、地上側コントローラ8が、搬送処理において、物品Bにおける走行レール6の長手方向に沿う長さ情報に基づいて走行レール6の長手方向に沿って隣り合う走行台車9の設定距離を第一設定距離R1と第二設定距離R2との二段階に変更調整するようにしているが、物品Bにおける走行レール6の長手方向に沿う長さ情報に基づいて走行レール6の長手方向に沿って隣り合う走行台車9の設定距離を無段階に変更調整することもでき、物品Bにおける走行レール6の長手方向に沿う長さが異なる複数の物品Bを搬送できる。
(3)上記実施形態では、走行台車9の走行位置を検出する走行用レーザ測距計を設けているが、例えば、一対の走行台車9の夫々に走行用ロータリエンコーダを設けて、走行台車9の走行位置を検出することもできる。この場合には、走行用ロータリエンコーダの検出情報を入出力装置にて出力することにより、通信ネットワークを介して地上側コントローラ8に入力することになる。
)上記実施形態では、台車部分として、走行台車9に立設された昇降マスト10に沿って昇降自在な昇降台11、その昇降台11に装着された物品移載装置12を備えた走行台車9を例示したが、例えば、物品移載装置を備えた物品搬送車を台車部分として適応することも可能であり、台車部分としては、走行レールを往復走行可能な各種の台車を適応することができる。
また、物品移載対象箇所側に物品移載手段を設けることにより、物品移載手段を設けていない台車を適応することも可能である。
物品収納設備の平面図 物品収納設備の側面図 一対の走行台車の側面図 一対の走行台車の側面図 物品収納設備の制御ブロック図 第一物品入庫処理及び第一物品出庫処理における動作を示す図 第二物品入庫処理及び第二物品出庫処理における動作を示す図 地上側コントローラの動作を示すフローチャート
符号の説明
1 物品収納棚
3 移動体
4 収納部
5 入出庫用の物品支持部
6 移動経路
8 制御手段
9 台車部分
10 昇降マスト
11 昇降台
12 物品移載手段
21 駆動手段

Claims (5)

  1. 移動経路に沿って移動自在な一対の台車部分を備えた物品搬送用の移動体と、
    その移動体の作動を制御する制御手段とが設けられ、
    前記一対の台車部分が、前記移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態において物品を協同して支持自在に構成されている物品搬送設備であって、
    前記制御手段が、地上側に設けられた地上側コントローラを備えて構成され、
    前記一対の台車部分の夫々には、前記台車部分を前記移動経路に沿って移動させる駆動手段と、前記地上側コントローラが指令する走行指令情報に基づいて前記駆動手段の作動を制御する駆動制御手段とが備えられ、
    前記制御手段が、前記一対の台車部分を前記移動経路の長手方向に設定距離隔てた状態で移動させるように前記一対の台車部分の移動を制御すべく、前記一対の台車部分の夫々に備えさせた前記駆動手段の作動を制御する搬送処理を実行するように構成され、
    前記地上側コントローラと前記一対の台車部分のうちの一方の台車部分との間で情報の授受を行う第1光伝送装置、及び、前記地上側コントローラと前記一対の台車部分のうちの他方の台車部分との間で情報の授受を行う第2光伝送装置を備えた通信ネットワークが設けられ、
    前記地上側コントローラは、前記通信ネットワークを介して、前記一対の台車部分の夫々における前記駆動制御手段に対して前記走行指令情報を、設定時間が経過するごとに目標走行速度を指令する走行速度指令情報を指令し、前記台車部分が目標走行位置に達すると前記台車部分を前記目標走行位置に停止させる走行停止指令情報を指令する形態で、指令自在に構成され、且つ、前記搬送処理において、前記一対の台車部分の夫々における前記駆動制御手段に対して同一の指令内容の走行指令情報を指令するように構成されている物品搬送設備。
  2. 前記制御手段が、前記搬送処理において、前記物品における前記移動経路の長手方向に沿う長さ情報に基づいて前記移動経路の長手方向に前記一対の台車部分を隔てる前記設定距離を変更調整するように構成されている請求項1に記載の物品搬送設備。
  3. 前記一対の台車部分の夫々には、物品移載手段が備えられ、
    前記制御手段が、前記搬送処理において、前記一対の台車部分を物品受取箇所に移動させて物品を受け取り且つ物品降ろし箇所に移動させて物品を降ろすようにすべく、前記駆動手段の作動及び前記物品移載手段の物品移載作動を制御するように構成されている請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
  4. 前記一対の台車部分の夫々には、前記台車部分から立設された昇降マストに沿って昇降自在な昇降台、及び、その昇降台に装着された前記物品移載手段が備えられ、
    前記昇降マストは、前記台車部分のうち、前記移動経路の長手方向に沿って隣り合う前記台車部分から離れる側の端部部分に立設されている請求項3に記載の物品搬送設備。
  5. 前記移動経路が、複数の収納部を縦横に並べて備えた物品収納棚及び入出庫用の物品支持部を経由するように配設され、
    前記制御手段が、前記搬送処理において、前記収納部及び前記物品支持部を前記物品受取箇所及び前記物品降ろし箇所として、前記一対の台車部分の夫々における前記物品移載手段を物品受取箇所に移動させて物品を受け取り且つ物品降ろし箇所に移動させて物品を降ろすようにすべく、前記駆動手段の作動、前記昇降台の昇降作動、及び、前記物品移載手段の物品移載作動を制御するように構成されている請求項4に記載の物品搬送設備。
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