JP4740872B2 - 薬液供給用ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体製造装置の薬液使用工程において、フォトレジスト液等の薬液を各半導体ウェハに所定量ずつ塗布するのに好適な薬液供給用ポンプに関する。
フォトレジスト液等の薬液をボトルから汲み上げて各半導体ウェハに所定量ずつ塗布するために、例えば特許文献1に開示されている薬液供給ポンプが用いられている。このポンプでは、ダイアフラムによりポンプ室と作動室(特許文献1では加圧室)とを区画し、該作動室と連通する給排通路を通じて作動室内に作動エアを給排してダイアフラムを駆動することでポンプ室内の容積を変化させ、ポンプ室にて薬液の吐出吸入を行う。
ところで、ポンプ室及び作動室を薄く形成すると共に可撓性膜よりなるダイアフラムを使用して薄型に構成したポンプがある。このポンプでは、ダイアフラムの周縁部が固定されるが、ダイアフラムは製造時に、周縁の固定部から内側部分(仕切部)がポンプ側若しくは作動室側の一方に若干凸状に湾曲形成されてしまう。そのため、自然状態で作動室側に凸となる位置とポンプ室側に凸となる位置との間は、ダイアフラムの張力が作用しない(または張力が小さい)区間となる。
上記のようなポンプでは、給排通路の作動室における開口は、該作動室内の中心部に設定するのが一般的である。このため、薬液の吐出時において給排通路から作動室内に作動エアを供給すると、ダイアフラムの仕切部には作動エアから全体的にバランス良く押圧力が作用して、仕切部は中心部から僅かに変形し始める。しばらくの間は、仕切部全体としては作動エアの押圧力に耐えて作動室側に留まっているが、その限界点を超えるときに仕切部全体が一気にポンプ室側に変位して、張力が作用しない区間の境界(ポンプ室側の境界)に達する。
このように、薬液の吐出時において、ダイアフラムの仕切部全体が、張力の作用しない区間の境界(ポンプ室側の境界)に向かって一度に変位すると、ダイアフラムにかかる作動圧が急激に変化(増大)する。このとき、作動室の容積が急増して作動室内の圧力が急減するため、ダイアフラムが作動室側へ引き戻される現象が生じて、吐出圧力が脈動してしまい、薬液の吐出が安定しないという問題があった。また、ダイアフラムにかかる作動圧が急激に変化(増大)することから、吐出圧力の微圧制御が難しかった。
特開2003−49778号公報
本発明は、ダイアフラムによる吐出圧力の脈動を低減して薬液の吐出を安定させると共に、吐出圧力の微圧制御が可能な薬液供給用ポンプを提供することを主たる目的とする。
本発明に係る第1の薬液供給ポンプを以下のように構成した。すなわち、
可撓性膜よりなるダイアフラムにてポンプ室と作動室とを仕切り、その作動室内が作動気体を用いて加圧されることにより前記ダイアフラムが前記ポンプ室側に変形して該ポンプ室内に充填された薬液を吐出すると共に、その作動室内が作動気体の吸引により負圧とされる、若しくはその作動室内を大気開放することにより前記ダイアフラムが前記作動室側に変形して該ポンプ室内に薬液を吸入する薬液供給用ポンプであって、
ポンプハウジングには、前記作動室内に前記作動気体を給排する給排通路が形成され、前記作動室の内壁面における前記給排通路の開口は、該内壁面の中心部に位置しており、
前記作動室の内壁面には、該内壁面の中心部からオフセットさせた位置に、前記ダイアフラム側に突出する突出部が設けられている。
この薬液供給ポンプでは、作動室の内壁面の中心部に給排通路の開口が設けられると共に、その中心部からオフセットさせた位置にダイアフラム側に突出する突出部が設けられる。そのため、薬液の吸入時において、作動室内の作動気体が排出(吸引)されてダイアフラムが作動室側に変形した際、ダイアフラムにおいて突出部に対向する一部分が該突出部に乗り上げてポンプ室側に若干凸状に撓んだ状態となる。そして、薬液を吐出する際、給排通路の開口から作動気体が作動室内に供給されると、ダイアフラムは突出部に乗り上げた部分(中心部からオフセットした部分)から優先的に変形し始め、その変形が徐々に周囲に広がっていき、ダイアフラム全体が一度に変位しないようになる。
ここで、例えばダイアフラムがポンプ室側若しくは作動室側へ若干凸状に湾曲形成された場合、自然状態で作動室側へ凸となる位置とポンプ室側へ凸となる位置との間は、ダイアフラムの張力が作用しない(または張力が小さい)区間となる。この場合、突出部がないと、ダイアフラムは中心部から僅かずつ変形し始め、作動気体の押圧力に耐えられなくなる限界点を超えるときに、ダイアフラム全体が張力の作用しない区間の終了側の境界(ポンプ室側の境界)に向かって一度に変位する。これに対し、突出部を設けた場合は、突出部に乗り上げた部分(中心部からオフセットした部分)から周囲に広がるように滑らかに変形するため、ダイアフラム全体が一度に変位しないようになる。これにより、作動圧の変化が緩やかとなり、作動室の容積急増とそれに伴う圧力急減がなく作動室側へダイアフラムが引き戻される幅が微小となり、吐出圧力の脈動が低減されて薬液の吐出が安定する。また、ダイアフラムにかかる作動圧の変化が緩やかとなることから、吐出圧力の微圧制御を行うことが可能となる。
なお、上記した突出部は、例えば後述するように作動室の内壁面に突出部材を装着したり、作動室の内壁面に一体に形成して構成されるものである。
因みに、上記薬液供給ポンプでは、作動室の内壁面に突出部を設けているが、ポンプ室の内壁面において中心部からオフセットした位置に突出部を設け、吐出圧力の脈動が生じる位置にダイアフラムが変位するよりも前に、該突出部がダイアフラムに当接するように構成することも考えられる。このようにしても、ダイアフラムが突出部に当接することで、該ダイアフラムの中心部からオフセットした位置から徐々に変形が抑制されため、上記薬液供給ポンプと同様に、ダイアフラムにかかる作動圧の変化が緩やかとなって、作動室の容積増大が穏やかとなり、薬液の吐出が安定すると共に、吐出圧力の微圧制御が可能となる。しかしながら、ポンプ室に突出部を設けると、薬液の流れを妨げるばかりか、薬液溜まりを形成する要因となるので、望ましくない。従って、上記薬液供給ポンプのように、突出部を作動室の内壁面に設けるのが望ましい。
上記薬液供給ポンプの好適な例として、前記作動室の内壁面の中心部からオフセットさせた位置に装着穴を設け、該装着穴に突出部材を嵌挿することにより、前記突出部が構成されているものが挙げられる。
この構成では、作動室の内壁面の中心部からオフセットさせた位置に装着穴を形成して、その装着穴に突出部材を嵌挿して突出部を構成する。つまり、突出部を構成するために、作動室の内壁面に装着穴を形成するだけですむ。従って、特に作動室を切削などにより形成するような場合、突出部を内壁面に一体で形成する場合と比べて、作動室の内壁面の形成が容易である。
上記いずれの構成においても、前記作動室の内壁面からの前記突出部の突出量は、前記内壁面から前記作動室及び前記ポンプ室の中間位置までの長さよりも小さく設定されていることが好ましい。
このように、作動室の内壁面からの突出部の突出量が、その内壁面から作動室及びポンプ室の中間位置までの長さよりも小さく設定されていれば、突出部によりポンプ室内の薬液の流れを大きく妨げない。
上記いずれの構成においても、突出部の突出量は、周縁部に向かって連続して小さくなっていることが好ましい。
例えば、突出部において突出量が大きく変化する箇所があったり、突出部の周縁部において作動室の内壁面からの突出量が比較的大きいと、吸入時にダイアフラムが作動室の内壁面に接する位置まで変形した場合に、これら突出量が大きく変化する箇所の近傍でダイアフラムが大きく屈曲し、屈曲部分に応力が集中してしまう。そして、ポンプの吐出・吸入動作により、応力が集中する状態が繰り返されると、屈曲部分のダイアフラムの密度が徐々に粗となり、レジスト液がダイアフラム中に浸透しやすくなって、終には作動室側に漏れ出すおそれがある。
しかしながら、突出部の突出量が周縁部に向かって連続して小さくなっていれば、突出部において突出量が大きく変化する箇所がなく、また周縁部においても作動室の内壁面からの突出量が小さくなる。これにより、吸入時にダイアフラムが作動室の内壁面に接する位置まで変形した場合も、ダイアフラムでは大きく屈曲する箇所がなく応力が一様に分散するため、応力集中を原因とするダイアフラムの損傷を防止することができる。
他の薬液供給ポンプとして、以下のように構成したものが挙げられる。すなわち、
可撓性膜よりなるダイアフラムにてポンプ室と作動室とを仕切り、その作動室内が作動気体を用いて加圧されることにより前記ダイアフラムが前記ポンプ室側に変形して該ポンプ室内に充填された薬液を吐出すると共に、その作動室内が作動気体の吸引により負圧とされる、若しくはその作動室内を大気開放することにより前記ダイアフラムが前記作動室側に変形して該ポンプ室内に薬液を吸入する薬液供給用ポンプであって、
ポンプハウジングには、前記作動室内に前記作動気体を給排する給排通路が形成され、前記作動室の内壁面における前記給排通路の開口は、該内壁面の中心部からオフセットさせた位置に設けられている。
この薬液供給ポンプでは、作動室の内壁面の中心部からオフセットさせた位置に給排通路の開口が設けられる。そのため、薬液を吐出する際、給排通路の開口から作動気体が作動室内に供給されると、ダイアフラムにおいて開口と対向する一部分から優先的に変形が始まるようになり、上記薬液供給ポンプと同様に、ダイアフラム全体が一度に変位しないようになる。このため、ダイアフラムにかかる作動圧の変化も穏やかとなり、作動室の容積急増とそれに伴う作動室内の圧力急減がなく、ダイアフラムが作動室側へ引き戻される幅が微小となって、吐出圧力の脈動が低減されて薬液の吐出が安定する。また、ダイアフラムにかかる作動圧の変化が穏やかとなることから、吐出圧力の微圧制御を行うことが可能となる。
上記いずれの構成においても、前記作動室の内壁面は、円形状をなしていることが好ましい。
この構成では、作動室の内壁面が円形状をなしているので、作動室内の作動気体の給排を効率良く行うことが可能となる。特に上記第1の薬液供給ポンプにおいては、このような内壁面の中心部に給排通路の開口が設定されるので、より効果が大きい。
上記いずれの構成においても、前記作動室の内壁面には、前記給排通路の開口から該内壁面の周縁部側に展開する通気溝が形成されていることが好ましい。
この構成では、作動室の内壁面に、給排通路の開口から該内壁面の周縁部側に展開する通気溝が形成され、該開口は該通気溝と連通している。そのため、薬液の吸入時において、ダイアフラムの中央部が先に給排通路の開口部分を覆う事態が生じた場合、先に当接した中央部よりも外側に位置する通気溝から作動室内の作動気体の排出(吸引)が継続可能である。従って、ダイアフラムが作動室側に十分に変形でき、薬液の吸入不足を防止できる。
特に、後述するように、ポンプハウジングをダイアフラムの変形方向に肉薄とし、作動室も同方向に薄く形成するような場合、薬液の吸入時においては、ダイアフラムの中央部が先に給排通路の開口部分を覆う事態が生じ易い構造となるため、このように通気溝を設ける意義は大きい。
上記いずれの構成においても、前記ポンプハウジングは、前記ダイアフラムの変形方向に肉薄に形成されていることが好ましい。
この構成では、ポンプハウジングはダイアフラムの変形方向に肉薄に形成されるので、作動室も同方向に薄く形成する必要がある。薬液の吸入時においては、薬液の吸入量を出来るだけ大きくするためにダイアフラムを作動室の内壁面に当接させて使用する場合が多いため、これが薬液の吐出時において、ダイアフラム全体を一度に変形させる要因の一つとなっている。従って、上記のようにダイアフラムの中心部からオフセットした位置の一部分から徐々に変形させるようにする意義は大きい。
薬液供給システム中、ポンプユニットを示す正断面図である。 (a)はポンプユニットの側断面図、(b)は(a)の拡大断面図である。 薬液供給システムの全体回路を示す回路説明図である。 (a)は作動室側のポンプハウジングの正面図、(b)は(a)のA−A断 面図である。 ダイアフラムの動作を説明するための説明図である。 (a)は図5のp部の拡大図、(b)は(a)が最大変形位置まで変形した場合を示す図、(c)は別例におけるピンの拡大断面図、(d)は他の別例におけるピンの拡大断面図である。 (a)は別例における作動室側のポンプハウジングの正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 別例におけるダイアフラムの動作を説明するための説明図である。 (a)は別例における作動室側のポンプハウジングの正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 別例におけるダイアフラムの動作を説明するための説明図である。
符号の説明
22…ポンプハウジング、22b…給排通路、22c…内壁面、22d…開口、22e…装着穴、22f…通気溝、23…ダイアフラム、24…ピン(突出部及び突出部材)、25…ポンプ室、26…作動室、R…レジスト液(薬液)。
以下、本発明を半導体装置等の製造ラインにて使用される薬液供給システムのポンプユニットに具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。なお、図1及び図2はシステムの主要部であるポンプユニット10を示し、図3は薬液供給システム全体を示す。
図1及び図2に示すように、ポンプユニット10は、ポンプ11、電磁切換弁12、吸入側遮断弁13、吐出側遮断弁14、サックバック弁15、レギュレータ装置16、吸入側流路部材17及び吐出側流路部材18を一体的に組み付けてユニット化している。
ポンプ11は、正面視略正方形の薄型な扁平の角柱状であり、一対のポンプハウジング21,22を有している。各ポンプハウジング21,22には、それぞれ対向する面の中央に略円形ドーム状に凹設される凹設部21a,22aが形成されている。ポンプハウジング21,22は、凹設部21a,22aの周縁で円形のフッ素樹脂などの可撓性膜よりなるダイアフラム23の周縁を挟持し、互いが8個のネジ20により固定されている。
ダイアフラム23は、ポンプハウジング21,22の両凹設部21a,22aにて形成される空間を仕切っており、ポンプハウジング21側(図2においてダイアフラム23の左側)の空間をポンプ室25とし、ポンプハウジング22側(図2においてダイアフラム23の右側)の空間を作動室26としている。ポンプ室25は薬液としてのレジスト液R(図3参照)を給排するための空間であり、作動室26はダイアフラム23を駆動する作動エアを給排するための空間である。因みに、ポンプ11の薄型化を図るため、ポンプハウジング21,22は肉薄(この場合、ダイアフラム23の変形方向)に形成され、これによりポンプ室25及び作動室26は同方向に薄い空間をなす。
ポンプ室25側のポンプハウジング21には、ポンプ室25と連通して下方に直線状に延びる吸入通路21bが形成されている。吸入通路21bは、吸入側流路部材17の吸入通路17aと連通する。また、このポンプハウジング21には、ポンプ室25と連通して上方に直線状に延びる吐出通路21cが形成されている。吐出通路21cは、吐出側流路部材18の吐出通路18aと連通する。また、この吐出通路21cは、吸入通路21bと同一直線L1上に設けられている。なお、本実施の形態のポンプ室25はダイアフラム23の変形方向において薄い空間で形成されるので、このようなポンプ室25と連通する吸入通路21b及び吐出通路21cの近傍部分が接続に必要な分だけ(通路幅程度)、直角に屈曲されている(図2参照)。この部分でのレジスト液Rの流れはスムーズであり、ポンプ11内のレジスト液Rの流れに大きな影響(抵抗)を与えるものではない。
作動室26側のポンプハウジング22には、該作動室26内に作動エアを給排する給排通路22bが形成されている。作動室26(凹設部22a)の内壁面22cにおける給排通路22bの開口22dは、円形状をなす凹設部22aの中心部(図2及び図4にて中心線L2を図示)に位置している。給排通路22bは、ポンプハウジング22に固定される電磁切換弁12に接続されている。
また、作動室26の内壁面22cには、図4に示すように、凹設部22aの中心部から周縁部側にオフセットさせた位置に装着穴22eが形成されており、該装着穴22eにはピン24が嵌挿され装着されている。ピン24の頭部24aは、内壁面22cからダイアフラム23側に突出している。頭部24aは、円盤状をなしており、上面周縁部の角部が面取りされている。また、頭部24aの突出量は、内壁面22cから作動室26及びポンプ室25の中間位置までの長さよりも小さく設定されている。
ここで、電磁切換弁12は、図3に示すように、その給気ポートが給気配管28aの一端に接続されている。給気配管28aは、途中に電空レギュレータ27を有し、該配管28aの他端が供給源29aに接続されている。電空レギュレータ27は、供給源29aからポンプ11に供給する作動エアの圧力が設定圧一定となるようにコントローラ50にて調整している。電磁切換弁12の排気ポートは、排気配管28bを介して真空発生源29bに接続されている。そして、電磁切換弁12はコントローラ50により作動室26を供給源29a又は真空発生源29bのいずれかに接続させるべく切換動作され、この切換動作により作動室26に作動エアが給排され、ポンプ11の吐出・吸入動作が切り換えられる。
つまり、電磁切換弁12の動作により作動室26に作動エアが供給されると、作動室26内が加圧されてダイアフラム23がポンプ室25側に作動し、ポンプ室25内に充填されたレジスト液Rが吐出通路21cを介して下流側に吐出される。一方、電磁切換弁12の動作により作動室26内の作動エアが真空引きされ作動室26内が負圧になると、ポンプ室25側に作動していたダイアフラム23が作動室26側に作動し、上流側から吸入通路21bを介してポンプ室25内にレジスト液Rが吸入される。
ここで、ダイアフラム23は、周縁部23bがポンプハウジング21,22にて挟持固定され、該周縁部23b内側がポンプ室25と作動室26を仕切る仕切部23aとなっている。この仕切部23aがポンプ室25側又は作動室26側に変形することで、レジスト液Rの吸入又は吐出を行う。このダイアフラム23は製造時に、周縁部23bから内側部分の仕切部23aがポンプ室25側若しくは作動室26側の一方に若干凸状に湾曲形成されてしまう(図2においては直線状としているが、実際は若干凸状に湾曲している)。そのため、自然状態で作動室26側に凸となる位置とポンプ室25側に凸となる位置との間は、ダイアフラム23の張力が作用しない(または張力が小さい)区間となる。
また、レジスト液Rの吸入時において、ダイアフラム23の仕切部23aは、図5に示すように、作動室26の内壁面22cに当接する位置まで変形する。この場合、ダイアフラム23の仕切部23aのピン24に対向する部分は、ピン24の頭部24aに乗り上げる状態となり、この一部分がポンプ室25側に若干凸状に撓んだ状態となる。そして、レジスト液Rを吐出する際、給排通路22bの開口22dから作動エアが作動室26内に供給されると、ダイアフラム23のピン24に乗り上げた部分(中心部からオフセットした部分)から優先的に変形が始まり、周囲に広がる過程において、中心部から始まる僅かな変形があってもそれを吸収できるようにしている。つまり、張力の作用しない区間の境界(ポンプ室25側の境界)に向かってダイアフラム23の仕切部23a全体が一度に変位(反転)しないようになっている。これにより、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化(作動圧の増大)が緩やかとなるため、作動室26の容積急増とそれに伴う圧力急減がなく、ダイアフラム23が作動室26側へ引き戻される幅が微小となる。この結果、吐出圧力の脈動が低減されてレジスト液Rの吐出が安定する。また、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化が緩やかとなることから、吐出圧力の微圧制御を行うことが可能となる。
ポンプハウジング21,22の下部中央には、棒状をなす吸入側流路部材17が固定されている。吸入側流路部材17は、ポンプ11の扁平方向に沿うように設けられる。吸入側流路部材17には、下方に略直線状に延びる吸入通路17aが形成されている。この吸入通路17aは、前記ポンプ11の吸入通路21bと同一直線L1上に設けられている。また、吸入側流路部材17のポンプハウジング21との対向面には、吸入通路17a周りに収容凹部17bが形成されており、該収容凹部17bには、シールリング33が収容されている。シールリング33は、吸入側流路部材17とポンプハウジング21との間に介在され、両部材間の隙間から吸入通路17a,21b内のレジスト液Rが漏れ出さないようにシールする。
また、シールリング33は、その内周面33aが各吸入通路17a,21bの内周面と滑らかに繋がる形状をなしており、具体的にはその内周面33aが各吸入通路17a,21bの内周面と連続し、シールリング33の厚み方向において通路17a,21b側から中央部に向かうほど、次第に径方向外側に凹みが深くなる形状をなしている。つまり、シールリング33の部分におけるレジスト液Rの流れをスムーズとし、レジスト液Rや気泡が滞留するのが防止されている。因みに、一般的に用いられる断面円形状のシールリング(Oリング)を用いた場合では、該シールリングと各吸入通路17a,21bとの間で鋭角の窪みが生じて該通路17a,21bの内周面と滑らかに繋がらない形状となるため、これがレジスト液Rや気泡が滞留する部分となり、好ましくない。そして、吸入側流路部材17は、先端部に設けられる継手19aを用いて、図3に示すように、吸入配管31の一端と接続され、該吸入配管31のもう一端は、レジストボトル30に充填されているレジスト液R内に導かれている。
また、吸入側流路部材17には、エアオペレイトバルブよりなる吸入側遮断弁13が一体的に組み付けられている。吸入側遮断弁13は、略四角柱状をなしており、吸入側流路部材17に対して直交する方向で、かつポンプ11(ポンプハウジング21,22)の扁平方向に沿うように設けられる。ここで、吸入側遮断弁13は、図3に示すように、コントローラ50の制御に基づく電空レギュレータ32の切換動作により、吸入通路17aの遮断・開放の切換を行う。すなわち、吸入側遮断弁13は、図1に示すように、その給排室13aが電空レギュレータ32の切換動作により大気に開放されると、弁体13bがスプリング13cからの付勢力を受けて吸入通路17aを遮断し、給排室13aに供給源29aから作動エアが供給されると、弁体13bがスプリング13cの付勢力に抗して没入して吸入通路17aを開放するように構成されている。なお、弁体13bの近傍部分の吸入通路17aは、該弁体13bによる開放又は遮断を確実に行うのに必要な分だけ(通路幅程度)、直角に屈曲されている。この部分においてもレジスト液Rの流れはスムーズであり、流路部材17内のレジスト液Rの流れに大きな影響(抵抗)を与えるものではない。
ポンプハウジング21,22の上部中央には、棒状をなす吐出側流路部材18が固定されている。吐出側流路部材18は、ポンプ11の扁平方向に沿うように設けられる。吐出側流路部材18には、上方に略直線状に延びる吐出通路18aが形成されている。この吐出通路18aは、前記ポンプ11の吐出通路21cと同一直線L1上に設けられている。また、吐出側流路部材18のポンプハウジング21との対向面には、吐出通路18a周りに収容凹部18bが形成されており、該収容凹部18bには、シールリング34が収容されている。シールリング34は、吐出側流路部材18とポンプハウジング21との間に介在され、両部材間の隙間から吐出通路18a,21c内のレジスト液Rが漏れ出さないようにシールする。
また、シールリング34は、前記シールリング33と同様に、その内周面34aが各吐出通路18a,21cの内周面と滑らかに繋がる形状をなしており、レジスト液Rや気泡が滞留するのを防止する構造になっている。そして、吐出側流路部材18は、先端部に設けられる継手19bを用いて、図3に示すように、一端にノズル35aを有する吐出配管35のもう一端と接続される。ノズル35aは、下方に指向されるとともに、回転板36上に載置されて該回転板36とともに回転する半導体ウェハ37の中心位置にレジスト液Rが滴下される位置に配置されている。
また、吐出側流路部材18には、エアオペレイトバルブよりなる吐出側遮断弁14が一体的に組み付けられている。吐出側遮断弁14は、略四角柱状をなしており、吐出側流路部材18に対して直交する方向で、かつポンプ11(ポンプハウジング21,22)の扁平方向に沿うように設けられる。ここで、吐出側遮断弁14は、前記吸入側遮断弁13と同様に構成され、図3に示すように、コントローラ50の制御に基づく電空レギュレータ38の切換動作により、吐出通路18aの遮断・開放の切換を行う。すなわち、吐出側遮断弁14は、図1に示すように、その給排室14aが電空レギュレータ38の切換動作により大気に開放されると、弁体14bがスプリング14cからの付勢力を受けて吐出通路18aを遮断し、給排室14aに供給源29aから作動エアが供給されると、弁体14bがスプリング14cの付勢力に抗して没入して吐出通路18aを開放するように構成されている。なお、弁体14bの近傍部分の吐出通路18aは、該弁体14bによる開放又は遮断を確実に行うのに必要な分だけ(通路幅程度)、直角に屈曲されている。この部分においてもレジスト液Rの流れはスムーズであり、流路部材18内のレジスト液Rの流れに大きな影響(抵抗)を与えるものではない。
また、吐出側流路部材18には、エアオペレイトバルブよりなるサックバック弁15が吐出側遮断弁14よりも下流側に該遮断弁14と並ぶようにして一体的に組み付けられている。サックバック弁15も同様に略四角柱状をなしており、吐出側流路部材18に対して直交する方向で、かつポンプ11(ポンプハウジング21,22)の扁平方向に沿うように設けられる。ここで、サックバック弁15は、図3に示すように、コントローラ50の制御に基づく電空レギュレータ39の切換動作により、該弁15より下流側流路内にあるレジスト液Rを上流側に所定量引き込んで、ノズル35aからレジスト液Rの不意な滴下を防止するものである。すなわち、サックバック弁15は、図1に示すように、その給排室15aが電空レギュレータ39の切換動作により大気に開放されると、弁体15bがスプリング15cからの付勢力を受けて没入して吐出通路18aと連通して設けられている容積拡大室18cの容積を大きくし、該容積拡大室18cにレジスト液Rを所定量引き込む。一方、給排室15aに供給源29aから作動エアが供給されると、弁体15bがスプリング15cの付勢力に抗して突出して吐出通路18aに設けられる容積拡大室18cを小さくするように構成されている。
更に、吐出側流路部材18には、略直方体形状をなすレギュレータ装置16が吐出側遮断弁14及びサックバック弁15とは反対側に固定されている。すなわち、レギュレータ装置16は、ポンプ11の扁平方向に沿うように吐出側流路部材18に対して設けられる。レギュレータ装置16は、そのベース部材41が吐出側流路部材18に対して固定されている。ベース部材41には固定台42が固定されており、該固定台42には吐出側遮断弁14及びサックバック弁15を切り換える各電空レギュレータ38,39が固定されている。この固定台42には、電空レギュレータ38,39をカバーするカバー部材43が取り付けられている。また、固定台42及びベース部材41には、各電空レギュレータ38,39と連通する連通通路45,46がそれぞれ形成され、各連通通路45,46は、図示しないが吐出側遮断弁14及びサックバック弁15の給排室14a,15aにそれぞれ連通している。各電空レギュレータ38,39は、コントローラ50の制御に基づいて吐出側遮断弁14及びサックバック弁15の給排室14a,15aに作動エアを給排させ、吐出側遮断弁14及びサックバック弁15を作動させる。
このように構成されるポンプユニット10において、レジスト液Rの流路となっている吸入側流路部材17内の吸入通路17aと、ポンプ11内の吸入通路21b及び吐出通路21cと、吐出側流路部材18の吐出通路18aとを共に直線状とし同一直線L1上に配置した構造となっている。つまり、このポンプユニット10は、レジスト液Rの流路長さを極力短くしつつ、レジスト液Rの流路中においてレジスト液Rや気泡が滞留する部分を極力低減する構造となっている。また、シールリング33,34においても、レジスト液Rや気泡が滞留する部分を極力低減する構造となっている。
図3に示すように、コントローラ50は、ポンプ11に供給する作動エアが設定圧となるように電空レギュレータ27を制御すると共に、ポンプ11の切換動作を行う電磁切換弁12や吸入側遮断弁13を切換動作させる電空レギュレータ32、吐出側遮断弁14及びサックバック弁15を作動させる電空レギュレータ38,39を制御し、薬液供給システムの一連の動作を制御している。
すなわち、薬液供給システムの動作を開始する指令が生じると、コントローラ50は、先ず、電空レギュレータ32を制御して吸入側遮断弁13を切り換え、吸入通路17aを遮断状態とする。これにより、ポンプ11とレジストボトル30とが遮断された状態となる。また、コントローラ50は、電磁切換弁12を切り換え、設定圧に調整された作動エアを給排通路22bを通じてポンプ11内の作動室26に供給する。これによりダイアフラム23がポンプ室25側に作動しようとし、ポンプ室25内に充填されたレジスト液Rを加圧する。このとき、ポンプ11下流側の吐出側遮断弁14により吐出通路18aが遮断状態となっており、レジスト液Rは吐出されない。
次いで、コントローラ50は、電空レギュレータ38を制御して吐出側遮断弁14を切り換え吐出通路18aを開放すると共に、電空レギュレータ39を制御してサックバック弁15によるレジスト液Rの引き込みを解除する。このとき、ダイアフラム23によりポンプ室25のレジスト液Rが加圧されているので、ポンプ11からレジスト液Rが吐出され、そのレジスト液Rが吐出通路18aを介して吐出配管35先端のノズル35aから半導体ウェハ37上に一定量滴下される。この吐出時においては、上記したように、作動室26の内壁面22cの中心部に作動エアを供給するための給排通路22bの開口22dを設け、その中心部からオフセットさせた位置にピン24を装着したことにより、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化を緩やかとしている。このため、作動室26の容積急増とそれに伴う圧力急減がなく、ダイアフラム23が作動室26側へ引き戻される幅が微小となり、吐出圧力の脈動が低減され、レジスト液Rの吐出は安定したものとなっている。また、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化が緩やかとなることから、吐出圧力の微圧制御を行うことが可能である。
次いで、コントローラ50は、電空レギュレータ38を制御して吐出側遮断弁14を切り換え、吐出通路18aを遮断する。これにより、ノズル35aからのレジスト液Rの吐出が停止される。また、コントローラ50は、電空レギュレータ39を制御してサックバック弁15による所定量のレジスト液Rの引き込みを行い、ノズル35aからレジスト液Rの不意な滴下を防止する。
次いで、コントローラ50は、電空レギュレータ32を制御して吸入側遮断弁13を切り換え、吸入通路17aを開放する。これにより、ポンプ11とレジストボトル30とが連通された状態となる。また、コントローラ50は、電磁切換弁12を切り換え、作動室26内の作動エアを真空発生源29bにより吸引する。すると、作動室26内が負圧となり、ダイアフラム23が作動室26の内壁面22cに当接する最大変形位置まで変形し、レジスト液Rがポンプ室25内に吸入され充填される。これ以降においては、コントローラ50は上記動作を繰り返し、次々と搬送されてくる各半導体ウェハ37上にレジスト液Rを一定量ずつ滴下するようになっている。
次に、このような本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
本実施の形態では、作動室26(凹設部22a)の内壁面22cには、その中心部に給排通路22bの開口22dが設けられると共に、その中心部からオフセットさせた位置にダイアフラム23側に突出するピン24が装着されている。そのため、レジスト液Rの吸入時において、作動室26内の作動エアが吸引されてダイアフラム23が作動室26側に変形した際、ダイアフラム23においてピン24に対向する一部分が該ピン24に乗り上げてポンプ室25側に若干凸状に撓んだ状態となる。そして、レジスト液Rを吐出する際、給排通路22bの開口22dから作動エアが作動室26内に供給されると、ダイアフラム23においてピン24に乗り上げた部分(中心部からオフセットした部分)から優先的に変形が始まるようになり、ダイアフラム23全体が一度に変位(反転)しないようになる。これにより、作動室26の容積急増とそれに伴う圧力急減がなく、ダイアフラム23が作動室26側へ引き戻される幅が微小となり、吐出圧力の脈動が低減されレジスト液Rの吐出を安定させることができる。また、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化が緩やかとなるため、吐出圧力の微圧制御を行うことができる。
なお、作動室26の内壁面22cにピン24による突出部を設けているが、ポンプ室25の内壁面において中心部からオフセットした位置に突出部を設け、張力の作用しない区間の境界(ポンプ室25側の境界)に向かってダイアフラム23が変位するよりも前に、該突出部がダイアフラム23に当接するように構成することも考えられる。このようにすれば、該ダイアフラム23の中心部からオフセットした部分から徐々に変形が抑制され、上記と同様にダイアフラム23にかかる作動圧の変化が緩やかとなる。しかしながら、ポンプ室25に突出部を設けると、レジスト液Rの流れを妨げるばかりか、レジスト液Rの液溜まりを形成する要因となるので、望ましくない。従って、本実施の形態のように、突出部(ピン24)を作動室26の内壁面22cに設けるのが望ましい。
本実施の形態では、作動室26の内壁面22cに、ピン24の装着のための装着穴22eが形成されている。つまり、作動室26の内壁面22cには、装着穴22eを形成するだけですむ。従って、特に作動室26を切削などにより形成するような場合、ピン24に対応した突出部を内壁面22cに一体で形成する場合と比べて、作動室26の内壁面22cの形成が容易である。
本実施の形態では、作動室26の内壁面22cからのピン24(頭部24a)の突出量は、その内壁面22cから作動室26及びポンプ室25の中間位置までの長さよりも小さく設定されている。このため、ピン24によりポンプ室25内のレジスト液Rの流れを大きく妨げない。
本実施の形態では、作動室26の内壁面22cは円形状をなし、給排通路22bの開口22dはその円形状をなす内壁面22cの中心部に位置しているので、作動室26内の作動エアの給排を効率良く行うことができる。
本実施の形態では、ポンプ11の薄型化を図るため、ポンプハウジング22はダイアフラム23の変形方向に肉薄に形成されるので、作動室26も同方向に薄く形成されている。レジスト液Rの吸入時においては、吸入量を出来るだけ大きくするためにダイアフラム23を作動室26の内壁面22cに当接させて使用しているため、これがレジスト液Rの吐出時において、ダイアフラム23の仕切部23a全体を一度に変形させる要因の一つとなっている。従って、上記のようにダイアフラム23の中心部からオフセットした位置の一部分から徐々に変形させるようにする意義は大きい。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
上記実施の形態では、ピン24の頭部24aは、円盤状をなしていた。図6(a)は、この実施形態の図5における部分pの拡大図であり、(b)は、さらに(a)のダイアフラム23の仕切部23aが、作動室26の内壁面22cに当接する最大変形位置まで変形した場合を示している。この図によく示すように、ピン24の頭部24aの上面周縁部においては、内壁面22cからの突出量が比較的大きく、上面周縁部と内壁面22cとの間にはギャップがある。このため、ギャップの境界部分、すなわちピン24の頭部24aの上面周縁部と、ピン24の頭部24aが内壁面22cから突出し始める部分の近傍(図中において矢印で示す部分)で、ダイアフラム23の仕切部23aは大きく屈曲して、これらの部分に応力が集中してしまう。そして、ポンプ11の吐出・吸入動作により、応力が集中する状態が繰り返されると、屈曲部分のダイアフラム23の密度が徐々に粗となり、レジスト液Rがダイアフラム23中に浸透しやすくなって、終には作動室26側に漏れ出すおそれがある。
これを防止するために、ピン24の頭部24aの形状を、周縁部へ向かって突出量が連続的に小さくなるように形成してもよい。具体的には、例えば図6(c)のように、ピン24の頭部24aを、周縁部に向かって内壁面22c側に緩やかな一定角度で傾斜させた平坦な形状としたり、あるいは図6(d)のように、周縁部に向かって内壁面22c側に緩やかに傾斜させた若干凸状の湾曲形状とすることが考えられる。このようにすれば、ピン24の頭部24aでは、頭部24aの上面のいずれの箇所においても突出量が大きく変化せずギャップが生じることがなく、また上面周縁部と内壁面22cとの間のギャップも小さくなる。この結果、ダイアフラム23の仕切部23aが作動室26の内壁面22cに当接する位置まで変形しても、大きく屈曲する箇所がなく応力が一様に分散し、応力集中を原因とするダイアフラム23の損傷を防止することができる。
上記実施の形態では、給排通路22bの開口22dを作動室26の内壁面22cの中心部に設定し、その中心部からオフセットさせた位置にピン24を装着して、ダイアフラム23による吐出圧力の脈動を防止した。しかしながらこれに限らず、例えば図7に示すように、ピン24を用いず、給排通路22bの開口22dを作動室26の内壁面22cの中心部からオフセットさせた位置に設けてもよい。
このようにしても、レジスト液Rを吐出する際、図8に示すように、給排通路22bの開口22dから作動エアが作動室26内に供給されると、開口22dが内壁面22cの中心部からオフセットしていることから、ダイアフラム23において開口22dと対向する一部分から優先的に変形が始まるようになる。そのため、上記実施の形態と同様に、張力の作用しない区間の境界(ポンプ室側の境界)に向かってダイアフラム23の仕切部23a全体が一度に変位(反転)しないようになり、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化(作動圧の増大)が緩やかとなる。従って、この形態においても、作動室26の容積急増とそれに伴う圧力急減がなく、ダイアフラム23による吐出圧力の脈動が低減されてレジスト液Rの吐出が安定する。また、ダイアフラム23にかかる作動圧の変化が緩やかとなるため、吐出圧力の微圧制御を行うことが可能となる。
上記実施の形態において、例えば図9に示すように、作動室26の内壁面22cに対し、給排通路22bの開口22dと連通して作動室26の周縁部まで延びる(展開する)十字状の通気溝22fを形成してもよい。
つまり、作動室26がダイアフラム23の変形方向に薄く形成されているため、図10に示すように、レジスト液Rの吸入時においては、膜状をなすダイアフラム23はその中央部が先に給排通路22bの開口22d部分を覆う事態が生じ易くなっている。そのため、かかる事態が生じた場合、給排通路22bの開口22dが作動室26の周縁部まで延びる通気溝22fと連通しているので、先に当接した中央部から外側に位置する通気溝22fから作動室26内の真空引きが継続して行われる(図10では作動エアの流れを矢印にて示している)。従って、ダイアフラム23が作動室26側に短時間で十分に変形でき、ポンプ室25へのレジスト液Rの充填時間短縮と充填量不足を防止することができる。
なお、通気溝の形状はこれに限定されるものではない。この場合、通気溝は作動室26の周縁部に近接するほど望ましく、上記のように作動室26の周縁部まで延ばすのが最良である。
また、作動室26の内壁面22c全体を粗面に形成し、粗面化することによる各凹部の連続により通気溝を構成するようにしても良い。因みに、内壁面22cの粗面化は、ショットブラスト、すなわち粒子状の研削材を吹き付けることにより容易に形成することができる。
上記実施の形態では、レジスト液Rの吸入時に作動室26を負圧としたが、大気開放にしても良い。この場合、例えばレジストボトル30内を加圧する。
上記実施の形態では、薬液供給用ポンプとしてポンプ11に各遮断弁13,14やサックバック弁15等を一体に組み付けたポンプユニット10に実施したが、少なくともポンプ11本体を有する他の構成に実施しても良い。
上記実施の形態では、作動エア(空気)を例に挙げて説明したが、空気以外にも窒素等の他の気体を用いてもよい。
上記実施の形態では、薬液としてレジスト液Rを用いた例を示したが、これは薬液の滴下対象が半導体ウェハ37を前提としたためである。従って、薬液及び該薬液の滴下対象はそれ以外のものでもよい。

Claims (7)

  1. 可撓性膜よりなるダイアフラムにてポンプ室と作動室とを仕切り、その作動室内が作動気体を用いて加圧されることにより前記ダイアフラムが前記ポンプ室側に変形して該ポンプ室内に充填された薬液を吐出すると共に、その作動室内が作動気体の吸引により負圧とされる、若しくはその作動室内を大気開放することにより前記ダイアフラムが前記作動室側に変形して該ポンプ室内に薬液を吸入する薬液供給用ポンプであって、
    ポンプハウジングには、前記作動室内に前記作動気体を給排する給排通路が形成され、前記作動室の内壁面は、円形状をなしているとともに、該内壁面における前記給排通路の開口は、該内壁面の中心部に位置しており、
    前記ダイアフラムは、前記薬液の吸入時において前記作動室の内壁面に当接する位置まで変形するものであり
    前記作動室の内壁面には、該内壁面の中心部からオフセットさせた位置に、前記ダイアフラム側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする薬液供給用ポンプ。
  2. 可撓性膜よりなるダイアフラムにてポンプ室と作動室とを仕切り、その作動室内が作動気体を用いて加圧されることにより前記ダイアフラムが前記ポンプ室側に変形して該ポンプ室内に充填された薬液を吐出すると共に、その作動室内が作動気体の吸引により負圧とされる、若しくはその作動室内を大気開放することにより前記ダイアフラムが前記作動室側に変形して該ポンプ室内に薬液を吸入する薬液供給用ポンプであって、
    ポンプハウジングには、前記作動室内に前記作動気体を給排する給排通路が形成され、前記作動室の内壁面は、円形状をなしているとともに、該内壁面における前記給排通路の開口は、該内壁面の中心部に位置しており、
    前記作動室の内壁面には、該内壁面の中心部からオフセットさせた位置に、前記ダイアフラム側に突出する突出部が設けられており、
    前記ダイアフラムは、前記薬液の吸入時において前記作動室側に変形した際、前記突出部に対向する一部分が該突出部に乗り上げて前記ポンプ室側に凸状に撓んだ状態となるものであることを特徴とする薬液供給用ポンプ。
  3. 前記作動室の内壁面の中心部からオフセットさせた位置に装着穴を設け、該装着穴に突出部材を嵌挿することにより、前記突出部が構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬液供給用ポンプ。
  4. 前記作動室の内壁面からの前記突出部の突出量は、前記内壁面から前記作動室及び前記ポンプ室の中間位置までの長さよりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の薬液供給用ポンプ。
  5. 前記突出部の突出量は、周縁部に向かって連続して小さくなっていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の薬液供給用ポンプ。
  6. 前記作動室の内壁面には、前記給排通路の開口から該内壁面の周縁部側に展開する通気溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の薬液供給用ポンプ。
  7. 前記ポンプハウジングは、前記ダイアフラムの変形方向に肉薄に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の薬液供給用ポンプ。
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