JPH07269467A - 小型ポンプ装置 - Google Patents

小型ポンプ装置

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Publication number
JPH07269467A
JPH07269467A JP5757794A JP5757794A JPH07269467A JP H07269467 A JPH07269467 A JP H07269467A JP 5757794 A JP5757794 A JP 5757794A JP 5757794 A JP5757794 A JP 5757794A JP H07269467 A JPH07269467 A JP H07269467A
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
diaphragm
operating rod
drive shaft
base
Prior art date
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Withdrawn
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JP5757794A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakayama
敏 中山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作動ロッドの変位量が減少せず、全閉圧が高い
小型ポンプ装置を提供する。 【構成】出力軸2に偏心して取付けられた駆動軸3を備
える。駆動軸3の回転にてモータ径方向に往復運動する
作動ロッド5を備える。作動ロッド5にて圧縮・膨張さ
れてポンプ作用を行う空気室9を備えたダイアフラム体
7を備える。作動ロッド5の往復運動にて空気室9を圧
縮・膨張させる駆動部7cをダイアフラム体7に設け
る。駆動部7cの周囲に設けたダイアフラム部7aのう
ち、出力軸2に相対する面のみを変位可能とした小型ポ
ンプ装置である。作動ロッド5はロッド基台30と弾性
アーム40とからなる。ロッド基台30は両端部に駆動
部7cが結合される取付孔5bを有する。弾性アーム4
0は駆動軸3が係合される結合穴5aとダイアフラム体
7の変位可能面と平行方向に弾性を有する弾性部41を
有する。弾性アーム40の端部がロッド基台30より一
体に突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧計等の各種エア機
器の加圧に用いられる小型ポンプ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポンプ装置としては、図
23乃至図26に示されるものがある。図中1はモー
タ、2はモータ1の出力軸、3は出力軸2に対して溶接
等により偏心して取付けられた丸棒状の駆動軸、4はモ
ータ1を取付けるための蓋状のモータ取付台であり、中
心部近傍にはモータ1の取付ねじ20を通すための貫通
孔4bが設けられ、また、外周角部にはモータ取付台4
を他の部材とねじ止めするための取付穴4cがそれぞれ
設けられている。さらに、外部の空気をポンプ装置内に
導入するための吸入口4aが適宜箇所に設けられてい
る。
【0003】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付け
るための取付孔5bが設けられている。結合穴5aは後
述するダイアフラムの変位可能面と平行方向に長円形状
であり、結合穴5aの長さはモータ1の出力軸2に偏心
して取付けられた駆動軸3の最大振幅と同一か少し小さ
く、その両端部の内径の曲率は駆動軸3の曲率より大と
なるように形成されている。
【0004】6は一面が開口した長方箱状のケースであ
り、外角部には4つの取付穴6cが設けられており、開
口面はモータ取付台4と嵌合され、箱底面は後述するダ
イアフラム体7及び基台8をケース6内に挿入、保持す
るための挿入穴6aを有すると共に、ケース6内に導入
された空気を後述する吸入弁7eに導くための通気口6
bが設置されている。
【0005】7はゴム等の弾性体により形成されたダイ
アフラム体であり、このダイアフラム体7は同一形状の
基本ダイアフラム体7′をモータ1の出力軸2を中心に
点対称に配置して構成されている。基本ダイアフラム体
7′は二隅に取付用のねじを通す通孔21を有して略長
方形に形成されており、各基本ダイアフラム体7′上に
は斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイアフラム
部7aが各基本ダイアフラム体7′平面に対して3次元
的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸2の外円周上に
互いに180度相対して、斜面が出力軸心側に位置する
ように各基本ダイアフラム体7′上に1袋づつ形成され
ており、ダイアフラム部7aの上面部には全周にわたっ
て蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aと
同じ肉厚で設けられている。さらに、ダイアフラム部7
aの中心部にはダイアフラム部7a内の容積を可変して
ポンプ作用を行なうための駆動部7cが剛性を高めるた
め厚肉にダイアフラム部7aの底部から頭部にわたって
立面高さと等しく形成されている。また、駆動部7cの
先端には細い頸部を介して形成された頭部7dが設けら
れ、作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に
突出して取着され、これにより駆動部7cは作動ロッド
5に係合保持されている。頭部7dからは上方に向けて
突出するように長片部7fが設けられており、駆動部7
cを作動ロッド5に取付ける際には長片部7fを取付孔
5bに挿通させた後に長片部7fを引っ張り、頭部7d
を作動ロッド5の表面に突出させて長片部7fを切断す
ることにより駆動部7cは作動ロッド5に係合保持され
る。7eはダイアフラム体7上に一体的に形成された舌
状の吸入弁であり、ダイアフラム体7の中心短軸方向に
180度相対して各基本ダイアフラム7′上に1つづつ
設置されている。
【0006】8は四隅に取付穴22を有する長方板状の
基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8と
で囲まれた容積で空気室9が形成されている。空気室9
は駆動部7cを基準としてモータ径方向外側の空気室9
aとモータ径方向内側の空気室9bとからなり、ダイア
フラム部7aは斜面を有して形成されているため、空気
室9aの容積の方が、空気室9bの容積よりも大きくな
っている。基台8がダイアフラム体7を圧接する側に
は、ダイアフラム部7aの立体面とほぼ相似形状の略方
形状の立壁10が設けられ、立壁10の高さは基台8の
短軸に平行で中心から近辺側の立壁10aは遠辺側の立
壁10bよりも低く構成され、基台8の長軸に平行な他
の2辺の立壁10cは前記2つの壁をつないだ斜面壁と
なっている。また、立壁10内の基台8面上には後述す
る排気弁11を取付けるための弁取付穴8aが設けられ
ており、さらに、弁取付穴8a周辺には複数個の排気孔
8bが設置され、さらに、吸入弁7eを通過した空気を
空気室9に導くための溝状の吸入路8cが設けられてい
る。
【0007】ダイアフラム組立状態において、ダイアフ
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
【0008】11はゴム等の弾性体で構成された傘型の
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、中央部に排気口12aが設けられてい
る。13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム
体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着する
ための取付ねじである。
【0009】以上のように構成された小型ポンプ装置に
おいて、モータ1に通電されて出力軸2が回転すると、
駆動軸3が回転するが、作動ロッド5の結合孔5aがダ
イアフラム変位可能面と平行方向に長いため、作動ロッ
ド5はモータ1の出力軸2と垂直面内で2つのダイアフ
ラム部7aを結ぶ方向に直線運動をしてダイアフラム部
7aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ直線運動を行な
う。この時、モータ1の出力軸2側から見て、作動ロッ
ド5の先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、
つまり、作動ロッド5の先端が出力軸2に対して径方向
外側に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも
同様に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダ
イアフラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されて
いるため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一
方、空気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空
気室9aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいた
めに、全体として空気室9の容積は減少するものであ
る。次に作動ロッド5の先端とモータ1の出力軸2との
距離が減少する工程(円運動の残り半周)、つまり、作
動ロッド5が出力軸2に対して径方向内側に近づくよう
に運動するときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位
させられ、全体として空気室9の容積は増大するもので
ある。
【0010】空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて排気弁11が閉じたま
まで吸入弁7eが開いて吸入口4aからケース体6内に
入っていた空気は、通気口6b、吸入路8cを通って空
気室9に流入して吸気動作が行なわれる。空気室9は互
いに180度離れて相対する位置関係で設置されている
ため、両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対になり、一
方が空気を吸入している場合には他方の空気室9は空気
を圧縮する工程を行なっていることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなポンプ装置にあっては、ポンプ作用を行なうにあ
たって、図26に示されるようにダイアフラム部7aか
らの反力により、駆動軸3と結合穴5aの側面の間で摩
擦力が発生する。摩擦力の方向は一方の基本ダイアフラ
ム体7′を加圧する時ともう一方を加圧する時では逆方
向になり、これらがモータ1の出力軸2を中心に偶力と
なって作動ロッド5に作用する為、作動ロッド5が2つ
のダイアフラムを結ぶ線に対して傾いて振動して駆動軸
3の変位量に対して作動ロッド5の変位量が減少するこ
ととなり全閉圧が減少するという欠点を有していた。ま
た、駆動軸3が作動ロッド5の結合穴5aの側壁と並進
摩擦しているために駆動軸3の直径までは結合穴5aの
巾を狭くすることができず、駆動軸3と結合穴5aの間
にできた隙間で振動や騒音が発生するという欠点を有し
ていた。また、ダイアフラム部7aの反力によって作動
ロッド5が変形し、駆動軸3の変位量に対して作動ロッ
ド5の変位量が減少し、このことからも全閉圧が減少す
るという欠点を有していた。
【0012】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、作動ロッドの変位量が減少せず、全閉圧が高
い小型ポンプ装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、モータ1の出力軸2に偏心し
て取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転によってモ
ータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作動ロッド
5にて圧縮・膨張されてポンプ作用を行う空気室9を備
えたダイアフラム体7とからなり、作動ロッド5に連結
されると共に作動ロッド5の往復運動にて空気室9を圧
縮・膨張させる駆動部7cをダイアフラム体7に設け、
駆動部7cの周囲に設けられたダイアフラム部7aのう
ち、モータ1の出力軸2に相対する面のみを変位可能と
した小型ポンプ装置において、作動ロッド5はロッド基
台30と弾性アーム40とからなり、ロッド基台30は
両端部に駆動部7cが結合される取付孔5bを有し、弾
性アーム40は駆動軸3が係合される結合穴5aとダイ
アフラム体7の変位可能面と平行方向に弾性を有する弾
性部41を有し、弾性アーム40の端部がロッド基台3
0より一体に突設されていることを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項2の発明では、モータ1の出力軸2
に偏心して取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転に
よってモータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作
動ロッド5にて圧縮・膨張されてポンプ作用を行う空気
室9を備えたダイアフラム体7とからなり、作動ロッド
5に連結されると共に作動ロッド5の往復運動にて空気
室9を圧縮・膨張させる駆動部7cをダイアフラム体7
に設け、駆動部7cの周囲に設けられたダイアフラム部
7aのうち、モータ1の出力軸2に相対する面のみを変
位可能とした小型ポンプ装置において、作動ロッド5は
ロッド基台30とクランクアーム50とからなり、ロッ
ド基台30は駆動部7cが結合される取付孔5bを有す
ると共にクランクアーム50の一端が軸着されるクラン
ク支持部31を有し、クランクアーム50は他端に駆動
軸3が結合される結合穴5aと上記クランク支持部31
に軸着される回転支持部51を有し、ロッド基台30の
クランク支持部31にクランクアーム50の回転支持部
51が回転自在に結合されていることを特徴とするもの
である。
【0015】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2において作動ロッド5のロッド基台30はダイアラ
ム体7の変位可能面と直交する方向に強度を与える補強
部材60を備えていることを特徴とするものである。請
求項4の発明では、請求項3において作動ロッド5は駆
動部7cに結合される取付孔5bと、駆動軸3に結合さ
れる結合穴5aを有し、結合穴5aはダイアフラム体7
の変位可能面と平行方向に長円形状をしていることを特
徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、弾性部41を介してロッ
ド基台30より一体に突設された弾性アーム40を介し
て駆動軸3の変位量が減少させられることなく作動ロッ
ド5が往復運動させられ、作動ロッド5の往復運動に応
じて空気室9に容積変化が生じてポンプ作用が行なわれ
る。
【0017】請求項2の発明では、ロッド基台30に軸
着されたクランクアーム50を介して駆動軸3の変位量
が減少させられることなく作動ロッド5が往復運動させ
られ、作動ロッド5の往復運動に応じて空気室9に容積
変化が生じてポンプ作用が行なわれる。請求項3及び請
求項4の発明では、補強部材60にて補強された作動ロ
ッド5がダイアフラム反力によって変形するようなこと
なく往復運動させられ、変形が防止された作動ロッド5
の往復運動に応じて空気室9に容積変化が生じてポンプ
作用が行なわれる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づいて詳述する。図中1はモータ、2はモータ1の出
力軸、3は出力軸2に対して溶接等により偏心して取付
けられた丸棒状の駆動軸、4はモータ1を取付けるため
の蓋状のモータ取付台であり、中心部近傍にはモータ1
の取付ねじ20を通すための貫通孔4bが設けられ、ま
た、外周角部にはモータ取付台4を他の部材とねじ止め
するための取付穴4cがそれぞれ設けられている。さら
に、外部の空気をポンプ装置内に導入するための吸入口
4aが適宜箇所に設けられている。
【0019】5は略棒状の作動ロッドであり、中心部に
は駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両
端には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付
けるための取付孔5bが設けられている。この作動ロッ
ド5は図3に示されるように略U字状のロッド基台30
と、ロッド基台30に一体に設けられた弾性アーム40
とで主体が構成されており、ロッド基台30の両端部に
取付孔5bが設けられている。弾性アーム40はロッド
基台30の一端より一体に突設された弾性部41の他端
に一体に形成されており、ロッド基台30の中心部に位
置する先部には駆動軸3が係合される結合穴5aが設け
られている。この結合穴5aは挿合される駆動軸3が回
転可能な限り、駆動軸3との間の隙間寸法を小さいもの
としてあり、隙間によって振動や騒音が発生しにくいよ
うに駆動軸3が挿合される穴径となっている。弾性部4
1は一端がロッド基台30の一端より一体に突設され、
弾性アーム40が設けられた他端がフリーの状態となっ
ていることからダイアフラム体7の変位可能面と平行方
向に弾性を有しており、弾性アーム40は図4に示され
るようにロッド基台30の長手方向と直交する方向に移
動可能となっている。
【0020】6は一面が開口した長方箱状のケースであ
り、外角部には4つの取付穴6cが設けられており、開
口面はモータ取付台4と嵌合され、箱底面は後述するダ
イアフラム体7及び基台8をケース6内に挿入、保持す
るための挿入穴6aを有すると共に、ケース6内に導入
された空気を後述する吸入弁7eに導くための通気口6
bが設置されている。
【0021】7はゴム等の弾性体により形成されたダイ
アフラム体であり、このダイアフラム体7は同一形状の
基本ダイアフラム体7′をモータ1の出力軸2を中心に
点対称に配置して構成されている。基本ダイアフラム体
7′は二隅に取付用のねじを通す通孔21を有して略長
方形に形成されており、各基本ダイアフラム体7′上に
は斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイアフラム
部7aが各基本ダイアフラム体7′平面に対して3次元
的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸2の外円周上に
互いに180度相対して、斜面が出力軸心側に位置する
ように各基本ダイアフラム体7′上に1袋づつ形成され
ており、ダイアフラム部7aの上面部には全周にわたっ
て蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aと
同じ肉厚で設けられている。さらに、ダイアフラム部7
aの中心部にはダイアフラム部7a内の容積を可変して
ポンプ作用を行なうための駆動部7cが剛性を高めるた
め厚肉にダイアフラム部7aの底部から頭部にわたって
立面高さと等しく形成されている。また、駆動部7cの
先端には細い頸部を介して形成された頭部7dが設けら
れ、作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に
突出して取着され、これにより駆動部7cは作動ロッド
5に係合保持されている。頭部7dからは上方に向けて
突出するように長片部7fが設けられており、駆動部7
cを作動ロッド5に取付ける際には長片部7fを取付孔
5bに挿通させた後に長片部7fを引っ張り、頭部7d
を作動ロッド5の表面に突出させて長片部7fを切断す
ることにより駆動部7cは作動ロッド5に係合保持され
る。7eはダイアフラム体7上に一体的に形成された舌
状の吸入弁であり、ダイアフラム体7の中心短軸方向に
180度相対して各基本ダイアフラム7′上に1つづつ
設置されている。
【0022】8は四隅に取付穴22を有する長方板状の
基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8と
で囲まれた容積で空気室9が形成されている。空気室9
は駆動部7cを基準としてモータ径方向外側の空気室9
aとモータ径方向内側の空気室9bとからなり、ダイア
フラム部7aは斜面を有して形成されているため、空気
室9aの容積の方が、空気室9bの容積よりも大きくな
っている。基台8がダイアフラム体7を圧接する側に
は、ダイアフラム部7aの立体面とほぼ相似形状の立壁
10が設けられ、中心から近辺側の立壁10aは遠辺側
の立壁10bよりも低く構成され、他の2辺の立壁10
cは前記2つの壁をつないだ斜面壁となっている。立壁
10内の基台8面上には後述する排気弁11を取付ける
ための弁取付穴8aが設けられており、弁取付穴8a周
辺には複数個の排気孔8bが設置され、さらに、吸入弁
7eを通過した空気を空気室9に導くための溝状の吸入
路8cが設けられている。
【0023】ダイアフラム組立状態において、ダイアフ
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
【0024】11はゴム等の弾性体で構成された傘型の
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、中央部に排気口12aが設けられてい
る。13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム
体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着する
ための取付ねじである。
【0025】次に、本発明の小型ポンプ装置の動作につ
いて説明する。モータ1に通電されて出力軸2が回転す
ると、作動ロッド5の結合穴5aは駆動軸3の回転に伴
って円運動するが、弾性部41がダイアフラム体7の変
位可能面と平行方向に変位するために作動ロッド5は出
力軸2と垂直面内で2つのダイアフラム部7aを結ぶ方
向の運動が取り出されて直線往復運動し、弾性アーム4
0を介して駆動軸3の変位量が減少させられることなく
作動ロッド5が往復運動させられ、駆動部7cも作動ロ
ッド5と同じ直線往復運動を行なう。この時、モータ1
の出力軸2から見て、作動ロッド5の先端との距離が拡
大する工程(円運動の半周)、つまり、作動ロッド5の
先端が出力軸2に対して径方向外側に遠ざけられるよう
に運動するときは駆動部7cも同様に径方向外側に変位
させられ、空気室9の容積はダイアフラムの斜面を有す
る面のみ変位可能に構成されているため、空気室9aは
圧縮されて容積が減少し、一方、空気室9bは膨張させ
られて容積は増大するが、空気室9aの容積の方が空気
室9bの容積よりも大きいために、全体として空気室9
の容積は減少するものである。次に作動ロッド5の先端
とモータ1の出力軸2との距離が減少する工程(円運動
の残り半周)、つまり、作動ロッド5が出力軸2に対し
て径方向内側に近づくように運動するときは駆動部7c
も同様に径方向内側に変位させられ、全体として空気室
9の容積は増大するものである。
【0026】空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて排気弁11が閉じられ
た状態のままで吸入弁7eが開いて吸入口4aからケー
ス体6内に入っていた空気は、通気口6b、吸入路8c
を通って空気室9に流入して吸気動作が行なわれる。そ
して、作動ロッド5の運動に応じてポンプ作用が行なわ
れるにあたり、弾性アーム40を介して駆動軸3の変位
量が減少させられることなく作動ロッド5が往復運動さ
せられるために駆動軸3の変位量と同じだけ作動ロッド
5の変位量を得ることができ、全閉圧が高められる。空
気室9は互いに180度離れて相対する位置関係で設置
されているため両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対に
なり、一方の空気室9が空気を吸入している場合には他
方の空気室9は空気を圧縮する動作を行なっていること
になる。また、各空気室9は駆動軸3の一回転で1回の
ポンプ作用を行なうが全体では2回行なわれ、しかも、
吐出空気の位相が空気室9によって180度異なってい
るために排気口12aから吐出される空気の脈動は空気
室9が1室のポンプに比べて低減される。
【0027】次に本発明の第2実施例を図5乃至図8に
示す。このものは、第1実施例とは、主として作動ロッ
ド5の形状が異なるものであり、基本的機能が同様の部
材としてのモータ1、出力軸2、駆動軸3、モータ取付
台4、ケース6、ダイアフラム体7、基台8、排気弁1
1、蓋体12には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。つまり、この実施例においては作動ロッド5以外
の部分は第1実施例と同様となっている。
【0028】5は略棒状の作動ロッドであり、中心部に
は駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両
端には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付
けるための取付孔5bが設けられている。この作動ロッ
ド5は図7に示されるように略U字状のロッド基台30
と、ロッド基台30に一体に設けられたクランクアーム
50とで主体が構成されており、ロッド基台30の両端
部に取付孔5bが設けられている。クランクアーム50
は一端に駆動軸3が挿合される結合穴5aを有すると共
に他端に回転支持部51が設けられており、回転支持部
51をロッド基台30より突設されたクランク支持部3
1に対して水平回動自在に連結されている。結合穴5a
は挿合される駆動軸3が回転可能な限り、駆動軸3との
間の隙間寸法を小さいものとしてあり、必要以上の隙間
によって振動や騒音が発生しにくいように駆動軸3が挿
合される穴径となっている。また、ロッド基台30のク
ランク支持部31とクランクアーム50の回転支持部5
1との軸着部分の隙間も両者が回転可能な限り隙間を詰
めてあり、必要以上の隙間によって振動や騒音が発生し
にくいようにクランクアーム50とロッド基台30とが
軸着されるようになっている。クランクアーム50は他
端の回転支持部51をロッド基台30のクランク支持部
31に水平回動自在に連結してあることによって結合穴
5aが設けられた一端が図8に示されるようにロッド基
台30の長手方向と直交する方向に移動可能となってい
る。
【0029】このものにあっても、作動ロッド5の運動
に応じてポンプ作用が行なわれるにあたり、クランクア
ーム50を介して駆動軸3の変位量が減少させられるこ
となく作動ロッド5が往復運動させられるために駆動軸
3の変位量と同じだけ作動ロッド5の変位量を得ること
ができ、全閉圧が高められる。次に本発明の第3実施例
を図9乃至図12に示す。このものは、第1実施例と
は、主として作動ロッド5の形状が異なるものであり、
基本的機能が同様の部材としてのモータ1、出力軸2、
駆動軸3、モータ取付台4、ケース6、ダイアフラム体
7、基台8、排気弁11、蓋体12には同一の符号を付
して詳細な説明は省略する。つまり、この実施例におい
ても作動ロッド5以外の部分は第1実施例と同様となっ
ている。
【0030】5は略棒状の作動ロッドであり、中心部に
は駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両
端にはダイアフラム体7を作動ロッド5に取付けるため
の取付孔5bが設けられている。この作動ロッド5は図
11に示されるように略U字状のロッド基台30と、ロ
ッド基台30に一体に設けられた弾性アーム40と、ロ
ッド基台30の上部両端間に架設された補強部材60と
で主体が構成されており、ロッド基台30の両端部に取
付孔5bが設けられている。弾性アーム40はロッド基
台30の一端より一体に突設された弾性部41の他端に
一体に形成されており、ロッド基台30の中心部に位置
する先部には駆動軸3が係合される結合穴5aが設けら
れている。この結合穴5aは挿合される駆動軸3が回転
可能な限り、駆動軸3との間の隙間寸法を小さいものと
してあり、隙間によって振動や騒音が発生しにくいよう
に駆動軸3が挿合される穴径となっている。弾性部41
は一端がロッド基台30の一端より一体に突設され、弾
性アーム40が設けられた他端がフリーの状態となって
いることからダイアフラム体7の変位可能面と平行方向
に弾性を有しており、弾性アーム40は図12に示され
るようにロッド基台30の長手方向と直交する方向に移
動可能となっている。弾性アーム40の上方に位置する
ようにロッド基台30の上部には両端部間にわたって補
強部材60が架設されており、この補強部材60によっ
て作動ロッド5の移動方向の強度を高めている。上記補
強部材60は出力軸2と駆動軸3の邪魔にならないよう
に梯子状に形成されている。ロッド基台30の上部に補
強部材60を設けるにあたり、成形等の問題がなければ
ロッド基台30と補強部材60とを一体に形成するよう
にしてもよい。また、補強部材60とロッド基台30の
材質は同一のものであっても良いが、さらに強度を高く
する場合には剛性の高い材料を使用しても良い。
【0031】ここで、ロッド基台30の上部に補強部材
60が設けられていない場合、図13に示されるように
ダイアフラム反力によって作動ロッドが変形し、駆動軸
3の変位量に対して作動ロッド5の変位量が図13中イ
寸法分だけ減少することが考えられるが、補強部材60
を設けるようにしてあると作動ロッド5の変形が防止さ
れ、変位量が減少するのを防止できるものである。つま
り、駆動軸3の変位量を減少させることなく作動ロッド
5を介して駆動部7cに伝えることができるものであ
り、駆動軸3の変位量と同じだけ作動ロッド5の変位量
を得ることができるので、全閉圧を高めることができ
る。図13中矢印ロはモータ1により押す力を示してお
り、矢印ハは空気室9からの反力を示している。
【0032】次に本発明の第4実施例を図14乃至図1
7に示す。このものは、第1実施例とは、主として作動
ロッド5の形状が異なるものであり、基本的機能が同様
の部材としてのモータ1、出力軸2、駆動軸3、モータ
取付台4、ケース6、ダイアフラム体7、基台8、排気
弁11、蓋体12には同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。つまり、この実施例においても作動ロッド5
以外の部分は第1実施例と同様となっている。
【0033】5は略棒状の作動ロッドであり、中心部に
は駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両
端にはダイアフラム体7を作動ロッド5に取付けるため
の取付孔5bが設けられている。この作動ロッド5は図
16に示されるように略U字状のロッド基台30と、ロ
ッド基台30に一体に設けられたクランクアーム50
と、ロッド基台30の上部両端間に架設された補強部材
60とで主体が構成されており、ロッド基台30の両端
部に取付孔5bが設けられている。クランクアーム50
は一端に駆動軸3が挿合される結合穴5aを有すると共
に他端に回転支持部51が設けられており、回転支持部
51をロッド基台30より突設されたクランク支持部3
1に対して水平回動自在に連結されている。結合穴5a
は挿合される駆動軸3が回転可能な限り、駆動軸3との
間の隙間寸法を小さいものとしてあり、必要以上の隙間
によって振動や騒音が発生しにくいように駆動軸3が挿
合される穴径となっている。また、ロッド基台30のク
ランク支持部31とクランクアーム50の回転支持部5
1との軸着部分の隙間も両者が回転可能な限り隙間を詰
めてあり、必要以上の隙間によって振動や騒音が発生し
にくいようにクランクアーム50とロッド基台30とが
軸着されるようになっている。クランクアーム50は他
端の回転支持部51をロッド基台30のクランク支持3
1に水平回動自在に連結してあることによって結合穴5
aが設けられた一端が図17に示されるようにロッド基
台30の長手方向と直交する方向に移動可能となってい
る。クランクアーム50の上方に位置するようにロッド
基台30の上部には両端部間にわたって補強部材60が
架設されており、この補強部材60によって作動ロッド
5の移動方向の強度を高めている。上記補強部材60は
出力軸2と駆動軸3の邪魔にならないように上部が開放
するようにロッド基台30の量端部間にわたって相対向
するように一対架設されている。ロッド基台30の上部
に補強部材60を設けるにあたり、成形等の問題がなけ
ればロッド基台30と補強部材60とを一体に形成する
ようにしてもよい。また、補強部材60とロッド基台3
0の材質は同一のものであっても良いが、さらに強度を
高くする場合には剛性の高い材料を使用しても良い。
【0034】ここで、ロッド基台30の上部に補強部材
60が設けられていない場合、図18に示されるように
ダイアフラム反力によって作動ロッド5が変形し、駆動
軸3の変位量に対して作動ロッド5の変位量が図18中
ニ寸法分だけ減少することが考えられるが、補強部材6
0を設けるようにしてあると作動ロッド5の変形が防止
され、変位量が減少するのを防止できるものである。つ
まり、駆動軸3の変位量を減少させることなく作動ロッ
ド5を介して駆動部7cに伝えることができるものであ
り、駆動軸3の変位量と同じだけ作動ロッド5の変位量
を得ることができるので、全閉圧を高めることができ
る。図13中矢印ホはモータ1により押す力を示してお
り、矢印ヘは空気室9からの反力を示している。
【0035】次に本発明の第5実施例を図19乃至図2
2に示す。このものは、第1実施例とは、主として作動
ロッド5の形状が異なるものであり、基本的機能が同様
の部材としてのモータ1、出力軸2、駆動軸3、モータ
取付台4、ケース6、ダイアフラム体7、基台8、排気
弁11、蓋体12には同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。つまり、この実施例においても作動ロッド5
以外の部分は第1実施例と同様となっている。
【0036】5は略棒状の作動ロッドであり、中心部に
は駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両
端にはダイアフラム体7を作動ロッド5に取付けるため
の取付孔5bが設けられている。この作動ロッド5は図
21に示されるように略U字状のロッド基台30と、ロ
ッド基台30の上部両端間に架設された補強部材60と
で主体が構成されており、ロッド基台30の両端部に取
付孔5bが設けられている。結合穴5aはダイアフラム
の変位可能面と平行方向に長円形状であり、結合穴5a
の長さはモータ1の出力軸2に偏心して取付けられた駆
動軸3の最大振幅と同一か少し小さく、その両端部の内
径の曲率は駆動軸3の曲率よりも大となるように形成さ
れている。結合穴5aの上方に位置するようにロッド基
台30の上部には両端部間にわたって補強部材60が架
設されており、この補強部材60によって作動ロッド5
の移動方向の強度を高めている。上記補強部材60は出
力軸2と駆動軸3の邪魔にならないように梯子状に形成
されている。ロッド基台30の上部に補強部材60を設
けるにあたり、成形等の問題がなければロッド基台30
と補強部材60とを一体に形成するようにしてもよい。
また、補強部材60とロッド基台30の材質は同一のも
のであっても良いが、さらに強度を高くする場合には剛
性の高い材料を使用しても良い。
【0037】ここで、ロッド基台30の上部に補強部材
60が設けられていない場合には図22に示されるよう
にダイアフラム反力によって作動ロッド5が変形し、駆
動軸3の変位量に対して作動ロッド5の変位量が図22
中ト寸法分だけ減少することとなるが、補強部材60を
設けるようにしてあると作動ロッド5の変形が防止さ
れ、変位量が減少するのを防止できるものである。つま
り、駆動軸3の変位量を減少させることなく作動ロッド
5を介して駆動部7cに伝えることができるものであ
る。図22中矢印チはモータ1により押す力を示してお
り、矢印リは空気室9からの反力を示している。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
駆動軸の変位量を減少させることなく作動ロッドを介し
て駆動部に伝えることができるものであり、作動ロッド
の往復運動を無駄なく効率良く行なわせることができ、
駆動軸の変位量と同じだけ作動ロッドの変位量を得るこ
とができるものであり、全閉圧の高い小型ポンプ装置を
提供することができるものである。また、駆動軸と結合
穴間の隙間をできる限り狭めることができるので、振動
や騒音の発生が少ないものとすることができるものであ
る。
【0039】請求項3及び請求項4の発明によれば、補
強部材の存在によってダイアフラム反力によって作動ロ
ッドが変形することがなく、駆動軸の変位量と同じだけ
作動ロッドの変位量を得ることができ、全閉圧の高い小
型ポンプ装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】作動ロッドを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図4】(a)(b)(c)は作動ロッドの作用を示す
平面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図6】全体構成を示す分解斜視図である。
【図7】作動ロッドを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図8】(a)(b)(c)は作動ロッドの作用を示す
平面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図10】全体構成を示す分解斜視図である。
【図11】作動ロッドを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図12】(a)(b)(c)は作動ロッドの作用を示
す平面図である。
【図13】作動ロッドの変形状態を説明する説明図であ
る。
【図14】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図15】全体構成を示す分解斜視図である。
【図16】作動ロッドを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図17】(a)(b)(c)は作動ロッドの作用を示
す平面図である。
【図18】作動ロッドの変形状態を説明する説明図であ
る。
【図19】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図20】全体構成を示す分解斜視図である。
【図21】作動ロッドを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図22】作動ロッドの変形状態を説明する説明図であ
る。
【図23】従来例を示す断面図である。
【図24】従来例の分解斜視図である。
【図25】従来例におけるダイアフラム体を示すもので
あり、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は下面
図である。
【図26】従来例における作動ロッドの作用を説明する
説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 出力軸 3 駆動軸 5 作動ロッド 5a 結合孔 5b 取付孔 7 ダイアフラム体 7a ダイアフラム部 7c 駆動部 9 空気室 30 ロッド基台 31 クランク支持部 40 弾性アーム 41 弾性部 50 クランクアーム 51 回転支持部 60 補強部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
    ポンプ作用を行う空気室を備えたダイアフラム体とから
    なり、作動ロッドに連結されると共に作動ロッドの往復
    運動にて空気室を圧縮・膨張させる駆動部をダイアフラ
    ム体に設け、駆動部の周囲に設けられたダイアフラム部
    のうち、モータの出力軸に相対する面のみを変位可能と
    した小型ポンプ装置において、作動ロッドはロッド基台
    と弾性アームとからなり、ロッド基台は両端部に駆動部
    が結合される取付孔を有し、弾性アームは駆動軸が係合
    される結合穴とダイアフラム体の変位可能面と平行方向
    に弾性を有する弾性部を有し、弾性アームの端部がロッ
    ド基台より一体に突設されていることを特徴とする小型
    ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
    ポンプ作用を行う空気室を備えたダイアフラム体とから
    なり、作動ロッドに連結されると共に作動ロッドの往復
    運動にて空気室を圧縮・膨張させる駆動部をダイアフラ
    ム体に設け、駆動部の周囲に設けられたダイアフラム部
    のうち、モータの出力軸に相対する面のみを変位可能と
    した小型ポンプ装置において、作動ロッドはロッド基台
    とクランクアームとからなり、ロッド基台は駆動部が結
    合される取付孔を有すると共にクランクアームの一端が
    軸着されるクランク支持部を有し、クランクアームは他
    端に駆動軸が結合される結合穴と上記クランク支持部に
    軸着される回転支持部を有し、ロッド基台のクランク支
    持部にクランクアームの回転支持部が回転自在に結合さ
    れていることを特徴とする小型ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 作動ロッドのロッド基台はダイアラム体
    の変位可能面と直交する方向に強度を与える補強部材を
    備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の小型ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 作動ロッドは駆動部に結合される取付孔
    と、駆動軸に結合される結合穴を有し、結合穴はダイア
    フラム体の変位可能面と平行方向に長円形状をしている
    ことを特徴とする請求項3記載の小型ポンプ装置。
JP5757794A 1994-03-28 1994-03-28 小型ポンプ装置 Withdrawn JPH07269467A (ja)

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JP5757794A JPH07269467A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 小型ポンプ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7942647B2 (en) 2004-11-01 2011-05-17 Octec Inc. Pump for supplying chemical liquids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7942647B2 (en) 2004-11-01 2011-05-17 Octec Inc. Pump for supplying chemical liquids

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