JP4738330B2 - 変調装置、変調方法及び復調装置 - Google Patents

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Description

本発明は変調装置、変調方法及び復調装置に関し、周波数利用効率を向上させて、限られた周波数帯域でより多くのデータを伝送させるための技術に関する。
従来、無線通信技術は、猛烈な進歩と普及が進んでおり、つねに周波数資源開拓に迫られている。2010年には、人々は多種多様の無線化されたマルチメディア機器を利用することが予想され、その結果、あらゆる場面で周波数の不足が問題になると予想される。
これまでも先人が周波数利用効率の改善を図るために、各種の変調方式、例えばASK、PSK、CDMA、OFDMなどを開発してきた。例えば特許文献1や特許文献2に記載されているような、SSB(Single Side Band)方式の改良も行われてきた。
因みに、現在、最も周波数利用効率が高いと言われる変調方式は、OFDMと直交変調を組み合わせたもので、そのデータ伝送速度は2bit/sec/Hzである。
米国特許第6,091,781号(特開平11−239189号公報) 特開2003−134069号公報
OFDM方式ではサブキャリアを1/2ずつオーバーラップさせて配置できるので、周波数利用効率は高くなる。しかし、OFDM方式は、入力信号として未成形のパルス列そのものを用いるために、OFDMを形成する個々のキャリアすなわちサブキャリアは、パルス伝送速度の2倍のナイキスト周波数のさらに2倍の帯域を必要とする。よって、パルス波に帯域制限を施してさらなる周波数利用効率の向上を施すことが理想である。
本発明の目的は、周波数利用効率が飛躍的に向上したOFDM信号を形成することができる変調装置、変調方法及びそのOFDM信号を復調する復調装置を提供することである。
本発明の変調装置の一つの態様は、ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号と、前記ナイキストロールオフ周波数特性を有する第2の被変調信号とをナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数でそれぞれ変調する変調部と、前記変調部の第1の出力と第2の出力とを合成することにより、前記第1及び前記第2の被変調信号の2倍の速度を有しかつ前記第1及び前記第2の被変調信号と同一のナイキストロールオフ傾斜を持つ変調信号を得る合成部とを具備する構成を採る。
この構成によれば、ナイキスト特性のロールオフ傾斜を変えずに、倍速波を同一周波数上に重畳することが可能となるので、周波数帯域幅が広がることを抑制しつつ、多くのデータを伝送できるようになる。この結果、周波数利用効率の飛躍的に向上した変調信号(OFDM信号)を得ることができる。
本発明の変調装置の一つの態様は、ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号を、ナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより、基本速度変調信号を形成する基本速度変調部と、第1の被変調信号と同一のナイキストロールオフ周波数特性を有しかつ第1の被変調信号に対して2(n≧2)倍の速度を持つ第2の被変調信号を、ナイキスト周波数の2n+1倍の差を有する搬送波周波数で変調す
ることにより、2倍速度変調信号を形成する2倍速度変調部と、基本速度変調信号と2倍速度変調信号を合成する合成部とを具備する構成を採る。
この構成によれば、ナイキスト特性のロールオフ傾斜を変えずに、基本速度変調信号に2倍速度変調信号を同一周波数上で重畳することが可能となるので、合成部では、周波数帯域幅の広帯域化が抑制されつつ、一段と多くのデータを伝送できる変調信号(OFDM信号)が得られる。
このように本発明によれば、従来に比して、周波数利用効率が飛躍的に向上したOFDM信号を形成できるようになる。
(1)原理
現在の変調方式において最も周波数利用効率の高い方式はOFDM(周波数直交多重)である。しかし、OFDMにおいては入力のパルス信号に対して何等の波形成形も施さないためにサブキャリアと呼ばれる個々のキャリアが要する周波数帯域幅は、ナイキスト周波数の2倍となっている。本発明は、周波数利用効率の高いナイキストフィルタを施した信号群を用いると共に、さらにヴィエトの公式を利用することでサブキャリア密度を向上させた新たな変調方式を考案し、OFDMの持つ周波数利用効率をさらに飛躍的に高めるものである。
先ず、本発明の原理について説明する。
先ず、OFDMにおけるパルス波の帯域制限について、図1を用いて簡単に説明する。
図1Aに示すようにシンボル周期T(sec)とした場合における、OFDM通信のパルス波の周波数特性SOFDM(ω)は、次式で表され、そのパルス波形は、図1Bで示すものとなる。
Figure 0004738330
スペクトル成分は無限に波打つが、主要成分である中心部の幅は、4π/Tであることが分かる。ここでωで表される帯域幅は、一般にナイキスト帯域と呼ばれる。
他方、一般のディジタル通信に用いられる変調では、パルスの持つ高周波成分を極限まで取り除くことで、必要とする周波数成分を抑制する。このために用いられるフィルタがナイキストロールオフフィルタである。図1Dは、このフィルタを通した後の波形を示したもので、周期は2Tに伸ばしてある。この信号SNyquist(t)は、次式で表される。
Figure 0004738330
この信号は、図1Cに示した周波数特性のカーブで定まるスペクトル特性をフーリエ変換することにより得ることができる。周波数帯域幅は、図1Cに示したようにロールオフ率αと呼ぶ圧縮率を用いると、次式で示すものとなる。
Figure 0004738330
ナイキスト周波数特性は、レベルが0.5となる周波数において特性カーブが奇対称であることを必要条件としており、この周波数を対称軸とする同一周波数特性の信号とは周波数直交性が確保できる。
(1−1)1シンボル期間に2シンボルを収容する
本発明の発明者らは、先ず、1シンボル期間に2シンボルを収容することを考えた。
ナイキストパルスは、図2Aで分かるとおり、シンボル周期Tの間に配置できる個数は1つである。その理由は、シンボル周期Tの間に、他のパルスの収容を可能にするためのヌル点が無いためである。
そこで、本発明においては、SNyquist(t)に同じ周期を持つcosine波を乗算する。これにより、次式が得られ、図2Bに示すような状態となる。
Figure 0004738330
この信号は、シンボル周期Tの区間にヌル点を持つので、この信号の形状の新たなナイキスト波をヌル位置に配置することができる。
これが、本発明で用いる原理の一つである。
但し、このとき一般には周波数帯域幅は2倍になると考えられている。
(1−2)2シンボルを収容した帯域を狭める
そこで、本発明の発明者らは、シンボルを収容した帯域を狭めることを考えた。
OFDM方式は、図3に示すようにサブキャリアを周波数軸上で帯域幅BWの1/2ずつをオーバーラップさせて配置した通信方式である。
OFDM方式では、パルスを成形せずに用いるために、個々のサブキャリアの帯域や相互の周波数間隔を狭めることはできない。
そこで、帯域の増加を抑制しつつ、2倍の伝送速度を実現するナイキスト信号の合成の方法を提案する。
先ず、ロールオフ率αを次式のように定義する。但し、次式においてσ(t)は、ロールオフ率を補正するための関数(以下、これをロールオフ率補正系関数と呼ぶ)であり、図4の実線で示されるようなものである。ここでωで表される角周波数位置は、ナイキストの残留対称原理の対称軸の位置を示すもので、この実施の形態ではωをナイキスト周波数と呼ぶこととする。
Figure 0004738330
図5はナイキスト信号の周波数スペクトルの定義に基づく2波の合成について示したものである。
ナイキスト信号は、スロープの中間点で傾斜が周波数軸上で奇対称となる。このため、この部分を対称軸にして図5Aのように同一シンボル速度の2つのナイキスト信号を重ねても相互の信号を受信側で分離することが可能である。
他方、図5Aの個々のナイキスト信号のシンボル速度の2倍の速度を持つナイキスト信号は図5Cのようになることは自明である。スロープ部分に要する周波数幅は、図5Aと図5Cでは2倍の相違がある。
本発明の一つの特徴は、図5Aの配置のまま2つのナイキスト信号を合成することによりスロープ部分は図5Aの傾斜を保存したまま、図5Bに示したようなシンボル速度は2倍となるナイキスト信号を実現する方法及び装置を提案するものである。
先ず、図5Cに示したナイキスト信号を(5)式のロールオフ率補正系関数σ(t)を用いて数式で示すと、次式のようになる。
Figure 0004738330
次に、図5Bのナイキスト信号の生成について説明する。
ナイキスト信号の基本式は前述のとおりである。このナイキスト信号を2つ、搬送周波数を2ωだけずらしたものを加算すると、次式となる。
Figure 0004738330
この(7)式は(4)式の表現形式と同じ表現形式を含んでおり、上述した本発明の第1の原理を包含している。また(7)式はヴィエトの公式を利用して展開したものである。
ここで、図5Cと対比するために、(7)式においてn=0とすると次式が得られ、スロープ部分の傾斜は図5Aのままであることが実証される。
Figure 0004738330
この結果を従来の方法による2倍のシンボル速度を持つナイキスト信号のスペクトルと比較する。
図6は、ロールオフ率αを1まで拡大した場合のそれぞれのスペクトルを示す。すなわち、図6Aは本発明の方式によるロールオフ率α<1の場合を示し、図6Bは本発明の方式によるロールオフ率α=1の場合を示し、図6Cは従来の方式によるロールオフ率α=1の場合を示す。
図6から明らかなように、従来の方式によるシンボル速度2倍の持つナイキスト信号の
帯域幅BW2に対して、本発明の方式によればロールオフ率α=1の場合には75%の帯域幅BW1で済む。
次に、上述した原理を用いた本発明のOFDM波の構成方法を図7及び図8に示す。
図7Aは本発明を用いた等帯域幅サブキャリアによる充填方法を示し、図7Bは本発明を用いた複数種のサブキャリアによる充填方法を示し、図7Cは従来のOFDMにおけるサブキャリアの充填方法を示す。
図7に示したものは、従来のn本のサブキャリアを収容したOFDMにおいて、本発明の方式ではn+1本のサブキャリアを収容できることを示している。図7Cは従来のOFDMにおけるサブキャリア数が3本の場合を示している。図7Aは本発明の方式によって1本多い4本のサブキャリアを収容した場合を示している。また図7Bは速度の遅いサブキャリアを埋め込む方法を示しており、各中心周波数をできるだけ従来のOFDMと同一の値にしたものである。
図8は、本発明を用いれば複数種のサブキャリアを重ね合わせることが可能であることを示す図である。図8Aは等帯域幅サブキャリアによる充填方法の一つを示し、図8Bは本発明によって重畳可能なサブキャリアの第1の例を示し、図8Cは本発明によって重畳可能なサブキャリアの第2の例を示し、図8Dは本発明によって重畳可能なサブキャリアの第3の例を示す。
ここで図8A、図8B、図8C、図8Dはそれぞれ、同一の周波数カーブを両端に持つ、順次速度の倍増するサブキャリアを示している。これらの信号は、基本的に直交するので、同一周波数帯に重ね合わせることが可能である。このため、従来のOFDMと異なり、同一周波数帯を多重に使用することが可能となるために飛躍的な周波数利用効率の向上が可能となる。
ただし、高速側のデータ列に同一状態が続く場合は、低速側のデータ列と部分的に同一速度になるため、高速側には同一状態(いわゆる零連続)が発生しないように、伝送系の符号変換則に見られるAMI(Alternate Mark Inversion)符号やHDBn(High Density Bipolar n)、BnZS(Bipolar with n Zeros Substitution)、4B−3T(B:binary, T:ternary)、mBIC(m-arycomplimentary)などの符号化を施すと良好である。なお、CMI(Coded Mark Inversion)は符号速度が引き上げられるので好ましくない。
また、同一状態が2回続くことは不可避であるので、直上の倍速列を用いずに、4倍以上高い速度のデータ列を用いる必要がある。
次に、本発明における直交性の原理について説明する。図8Aの例では8波の基本速度のナイキスト波が同一周波数間隔でロールオフ周波数特性が0.5になる点を重畳の基準として並べられる。ナイキスト波がこの点で直交することは説明するまでもない。
ロールオフ率をαとすると、この場合のナイキスト波は前述の(6)式から次式で表される。
Figure 0004738330
(9)式において、mは搬送波周波数をmω(t)と示すための整数であり、次式で
示されるものである。
Figure 0004738330
図8Bは図8Aのナイキスト波の2倍の速度を持つものであり、図7Aの隣接する2波の合成から生成され、前述の(7)式から、次式で示される。
Figure 0004738330
(11)式において、mは搬送波周波数をmω(t)と示すためのものであり、次式で示されるものである。
Figure 0004738330
図8Cは図8Aのナイキスト波の4倍の速度を持つものである。4倍とした理由は、前述とおり零連続が発生した場合の下位速度への落ち込みを避けるためである。
図8Cは図8Bの隣接する2波の合成から生成され、(11)式の合成から、次式で示される。
Figure 0004738330
(13)式において、mは搬送波周波数をmω(t)と示すためのものであり、次式で示されるものである。
Figure 0004738330
図8Dは図8Aのナイキスト波の8倍の速度を持つものであり、図8Cの隣接する2波の合成から生成され、(14)式の合成から、次式で示される。
Figure 0004738330
(15)式において、mは搬送波周波数をmω(t)と示すためのものであり、次式で示されるものである。
Figure 0004738330
すなわち、図8Aのナイキスト波のp倍の速度を持つ信号は、次式で示される。
Figure 0004738330
そして、(17)式において、mは搬送波周波数をmω(t)と示すためのものであり、次式で示されるものである。
Figure 0004738330
また以上を組み合わせることにより、図8Aのナイキスト波のn倍の速度を持つ信号は、2本のナイキスト周波数の2倍の周波数差を持った搬送周波数で変調を施してその出力を合成することで得る方法を提供できる。これを式で示すと、次式のようになる。
Figure 0004738330
ここで直交性について基本波と2倍速波との間で示す。直交性の確認は相互相関を見ればよい。この2波の相互相関は、次式のようになる。
Figure 0004738330
いま、基本として変調用搬送波周波数を最も低くする、すなわちm=0とすると、(20)式は次式のようになる。
Figure 0004738330
こうして、基本波と2倍波はωの1倍もしくは3倍の中心周波数ずれがある場合に直交することが分かる。
かくして、本発明における、ナイキスト特性のロールオフ傾斜を変えない合成法によれば、倍速波を同一周波数上に重畳することが可能となり、周波数利用効率の飛躍的な向上を図ることができる。
(2)実施例1
図9に、本発明を実施するための第1の実施例における、変調装置の構成を示す。
図9の変調装置は、送信データ(TX Data1)1を直列並列変換器(S/P)2により2系統に分流し、分流後のデータを第1のナイキストフィルタ3に供給すると共に、シンボル周期Tの1/2の遅延を与える遅延器4を経由して第2のナイキストフィルタ5に供給する。
変調装置は、第1のナイキストフィルタ3の出力に対して、変調器6において、n−1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器7からのcosine波を乗ずることにより、cosine波変調を行う。これと並行して変調装置は、第1のナイキストフィルタ3の出力に対して、変調器8において、n+1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器9からのcosine波を乗ずることにより、cosine波変調を行う。変調器6と変調器8の出力は合成器10にて合成される。
同様に、変調装置は、第2のナイキストフィルタ5の出力に対して、変調器11において、n−1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器12からのcosine波を乗ずることにより、cosine波変調を行う。これと並行して変調装置は、第2のナイキストフィルタ5の出力に対して、変調器13において、n+1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器14からのcosine波を乗ずることにより、cosine波変調を行う。変調器11と変調器13の出力は合成器15にて合成される。さらに合成器10と合成器15の出力は合成器16にて合成される。
変調器6と変調器8における変調の出力は、(7)式が示すように、速度2倍の変調波となる。同時に遅延器4から供給された信号も変調器11と変調器13において速度2倍の変調波となるが、遅延器4でシンボルTの1/2の遅延を施したので、2倍の速度となった合成器10の変調出力と合成器15の変調出力とは符号間干渉なく合成される。
また変調装置は、送信データ(TX Data2)101を直列並列変換器(S/P)102により2系統に分流し、分流後のデータを第3のナイキストフィルタ103に供給すると共に、シンボル周期Tの1/2の遅延を与える遅延器104を経由して第4のナイキストフィルタ105に供給する。
変調装置は、第3のナイキストフィルタ103の出力に対して、変調器106において、n−1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器107からのsine波を乗ずることにより、sine波変調を行う。これと並行して変調装置は、第3のナイキストフィルタ103に対して、変調器108において、n+1番のキャリア位置の周波数を発生する信号
発生器109からのsine波を乗ずることにより、sine波変調を行う。変調器106と変調器108の出力は合成器110にて合成される。
同様に、変調装置は、第4のナイキストフィルタ105の出力に対して、変調器111において、n−1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器112からのsine波を乗ずることにより、sine波変調を行う。これと並行して変調装置は、第4のナイキストフィルタ105の出力に対して、変調器113において、n+1番のキャリア位置の周波数を発生する信号発生器114からのsine波を乗ずることにより、sine波変調を行う。変調器111と変調器113の出力は合成器115にて合成される。さらに合成器110と合成器115の出力は合成器116にて合成される。
変調器106と変調器108における変調の出力は、(7)式が示すように、速度2倍の変調波となる。同時に遅延器104から供給された信号も変調器111と変調器113において速度2倍の変調波となるが、遅延器104でシンボルTの1/2の遅延を施したので、2倍の速度となった合成器110の変調出力と合成器115の変調出力とは符号間干渉なく合成される。
合成器16と合成器116の出力は合成器17にて合成される。この出力はフィルタ18にて不要成分が除去されて変調信号(OFDM信号)19として送信される。
かくして図9の変調装置によれば、ナイキストロールオフ周波数特性を有する被変調信号にナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数で変調を施す変調器6、8(11、13、106、108、111、113)と、変調器6、8(11、13、106、108、111、113)の出力を合成することにより、被変調信号の2倍の速度を有しかつ被変調信号と同一のナイキストロールオフ傾斜を持つ変調出力を得る合成器10(15、110、115)とを設けるようにしたことにより、ナイキスト特性のロールオフ傾斜を変えずに、倍速波を同一周波数上に重畳することが可能となるので、周波数利用効率の飛躍的に向上したOFDM信号19を得ることができる。
図10に、第1の実施例における、復調装置の構成を示す。
図10の復調装置は、受信信号201の不要成分をフィルタ202によって除去した後に、分配器203にて分割して復調器204、205に供給する。復調装置は、信号発生器206によって発生させたn番のキャリア位置の周波数を用いて、復調器204ではcosine乗算を行い、復調器205では移相器207を通して得られるsine波によるsine乗算を行う。各復調器204、205の出力は、それぞれ不要成分がフィルタ208、209にて除去された後、ナイキストフィルタ210、211によってフルナイキスト特性の出力信号212、213とされる。
出力信号212は送信データ(TX Data1)1に対応し、出力信号213は送信データ(TX Data2)2に対応する。送信系(変調装置)ではこれらをはじめに2本の並列信号に分割したため、変調装置の基本速度は送信データの1/2であったが、受信系(復調装置)では直接に復調するので、本来の送信データ速度そのものでの取り出しとなる。
(3)実施例2
図11、図12及び図13に、本発明を実施するための第2の実施例における、変調装置の構成を示す。図11は変調装置の基本速度部(第1速度部)を示すものである。図12は変調装置の第2速度部のcosine系を示すものである。図13は変調系の第2速度部のsine系を示すものである。これら、基本速度部、第2速度部のcosine系及び第2速度部の
sine系により得られたOFDM信号は、後述するように最終的には合成される。
まず図11の基本速度部について説明する。送信データ(TX Data)1001は直列並列変換器1002により8系統に分流される。8系統は、大きく3系統に分類される。すなわち、ナイキストフィルタ1103、1203、1303、1403へ供給される基本系のcosine系と、ナイキストフィルタ1503、1603、1703、1803へ供給される基本系のsine系と、4倍高速のナイキスト信号を生成する系(図12の第2速度部のcosine系)へ接続するための出力1020とに分かれる。
基本系のcosine系のナイキストフィルタ1103、1203、1303、1403それぞれのナイキストフィルタの出力は、変調器1106、1206、1306、1406へ供給される。変調器1106、1206、1306、1406はそれぞれ(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωの信号発生器1107、1207、1307、1407から搬送波信号の供給を受ける。変調器1106、1206、1306、1406はcosine変調を行い、その各出力は、合成器1110、1111、1115により合成され合成器1117に供給される。
基本系のsine系のナイキストフィルタ1503、1603、1703、1803それぞれのナイキストフィルタの出力は、変調器1506、1606、1706、1806へ供給される。変調器1506、1606、1706、1806はそれぞれ(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωの信号発生器1507、1607、1707、1807から搬送波信号の供給を受ける。変調器1506、1606、1706、1806はsine変調を行い、その各出力は、合成器1112、1113、1116により合成され合成器1117に供給される。すなわち合成器1117では前記2系統の出力を合成する。
合成器1117の出力は、続く合成器1121にて、図12の第2速度部のcosine系により得られた信号2200及び図13の第2速度部のsine系により得られた信号3200と合成される。合成器1121の出力信号は、フィルタ1118によって不要な帯域の信号が除去されることにより、変調出力(OFDM信号)1119とされる。
図11の前記直列並列変換器1002の出力1020の一部は図12に示す信号P1、P2、P3、P4に変換される。次に図12の第2速度部のcosine系について説明する。この実施例2においては、第2の変調速度は4倍とした。図12に示した第2速度部では4倍の速度の帯域信号を生成する。信号P1と、遅延器2004でシンボル速度Tの1/4の遅延を施された信号P3は、合成器2003にて合成されてナイキストフィルタ2005に入力される。ナイキストフィルタ2005の出力は、4個の変調器2006、2008、2011、2013に同時に供給される。変調器2006、2008、2011、2013はそれぞれ(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωの信号発生器2007、2009、2012、2014から搬送波信号の供給を受ける。変調器2006、2008、2011、2013はcosine変調を行い、その各出力は、合成器2010、2015、2016により合成され合成器2017に供給される。
信号P2は遅延器2102にてシンボル速度Tの2/4の遅延を施され、信号P4は遅延器2104にてシンボル速度Tの3/4の遅延を施され、遅延後の2つの信号は合成器2103にて合成されてナイキストフィルタ2105に入力される。ナイキストフィルタ2105の出力は、4個の変調器2106、2108、2111、2113に同時に供給される。変調器2106、2108、2111、2113はそれぞれ(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωの信号発生器2107、2109、2112、2114から搬送波信号の供給を受ける。変調器2106、2108、2111、
2113はcosine変調を行い、その各出力は、合成器2110、2115、2116により合成され合成器2017に供給される。合成器2017によって合成されて得られた4倍速の変調信号(OFDM信号)2200は、図11の合成器1121に供給される。
図11の前記直列並列変換器1002の出力1020の一部は図13に示す信号q1、q2、q3、q4に変換される。次に図13の第2速度部のsine系について説明する。第2の実施例においては前述のとおり、第2の変調速度は4倍とした。図13に示した第2速度部では4倍の速度の帯域信号を生成する。信号q1と遅延器3004でシンボル速度Tの1/4の遅延を施された信号q3は、合成器3003にて合成されてナイキストフィルタ3005に入力される。ナイキストフィルタ3005の出力は、4個の変調器3006、3008、3011、3013に同時に供給される。変調器3006、3008、3011、3013はそれぞれ(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωの信号発生器3007、3009、3012、3014から搬送波信号の供給を受ける。変調器3006、3008、3011、3013はsine変調を行い、その各出力は、合成器3010、3015、3016により合成され合成器3017に供給される。
信号q2は遅延器3102にてシンボル速度Tの2/4の遅延を施され、信号q4は遅延器3104にてシンボル速度Tの3/4の遅延を施され、遅延後の2つの信号は合成器3103にて合成されてナイキストフィルタ3105に入力される。ナイキストフィルタ3105の出力は、4個の変調器3106、3108、3111、3113に同時に供給される。変調器3106、3108、3111、3113はそれぞれ(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωの信号発生器3107、3109、3112、3114から搬送波信号の供給を受ける。変調器3106、3108、3111、3113はsine変調を行い、その各出力は、合成器3110、3115、3116により合成され合成器3017に供給される。合成器3017によって合成されて得られた4倍速の変調信号(OFDM信号)3200は、図11の合成器1121に供給される。
これら3系統の変調(OFDM)出力は、図11の合成器1121にて合成される。図11に示した基本系の変調出力(合成器1117の出力)は、図8Aの中央4波に相当する。また図12と図13に示した速度を高めた変調出力2200、3200は、図8Cの一波に相当する。どちらも中心周波数はnωである。
こうして同一周波数帯域上に速度の異なる2種類の変調波が置かれる。
かくして図11、図12及び図13に示す変調装置によれば、ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号をナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより基本速度変調信号(合成器1110、1111、1112、1113、1115、1116又は1117の出力信号)を形成する基本速度変調部と、第1の被変調信号と同一のナイキストロールオフ周波数特性を有しかつ第1の被変調信号に対して4倍の速度を持つ第2の被変調信号を、ナイキスト周波数の8倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより、4倍速度変調信号を形成する4倍速度変調部と、基本速度変調信号と4倍速度変調信号を合成する合成器1121とを設けたことにより、ナイキスト特性のロールオフ傾斜を変えずに、基本速度変調信号に4倍速度変調信号を同一周波数上で重畳することが可能となるので、合成器1121では、周波数帯域幅が広がることが抑制されかつ実施例1よりも一段と多くのデータを伝送できる変調信号(OFDM信号)1119が得られる。
なおこの実施例では、基本速度変調信号に4倍速度変調信号を重畳する場合について述べたが、これに限らず、ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号を、ナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより、基本速度変調
信号を形成する基本速度変調部と、第1の被変調信号と同一のナイキストロールオフ周波数特性を有しかつ第1の被変調信号に対して2(n≧2)倍の速度を持つ第2の被変調信号を、ナイキスト周波数の2n+1倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより、2倍速度変調信号を形成する2倍速度変調部と、基本速度変調信号と2倍速度変調信号を合成する合成部とを設けるようにすれば、ナイキスト特性のロールオフ傾斜を変えずに、基本速度変調信号に2倍速度変調信号を同一周波数上で重畳することが可能となる。
ここで、このような多重化が可能であることを理論的に検証する。
いま、ロールオフ部分を表す関数をσ(t)とすると、σ(t)は、次式で表される。
Figure 0004738330
ただし、(22)式においてαは0より大きく最大1までの値を取るロールオフ率である。
信号を重ね合わせても干渉を生じないための検証は、相互の信号の相互相関値をみることで可能となる。そこで、ロールオフ部の絶対傾斜幅を同一とした本発明の方式の、基準速度のナイキスト波と2倍速のナイキスト波との相互相関関数を考える。
それぞれの搬送波周波数をmωとnωとすると、相互相関は次式で与えられる。ただしm、nは整数である。
Figure 0004738330
ここで搬送波周波数は同等に周波数変換を施すことで、一方をDC帯まで下げることができる。すなわちm=0とすると、(23)式は、次式となる。
Figure 0004738330
(24)式を展開すると、次式となる。
Figure 0004738330
ここで(25)式において、kは、正弦関数の加法定理から、n≧2では1、n<2では0となる。すなわち、上記相互相関関数の右辺は正弦波関数の和あるいは差となることから、相互相関関数としての積分値がゼロとなる値を取ることができるための必要条件は、2項の正弦波関数が差の関係になることである。すなわち、n≧2の条件下において、次式が成り立つことである。
Figure 0004738330
実際にはnは奇数の値なので、n=3の場合について検証すると、相互相関は、図15のような特性を示す。なお、図15は速度の2倍異なるサブキャリア間の相互相関関数の特性を示すものであり、基準速度側のロールオフ率αを0.5とし、倍速側のロールオフ率αを0.25とした例である。ゼロとなる位置は、t=πすなわち1シンボル時間となる。これにより速度の異なるナイキスト波は、中心周波数を3ω以上隔てることを条件にして、相互の干渉が発生しないことが証明される。
このことは、本発明の方式ではサブキャリアは多層に亘って重畳できるが、相互の中心周波数が3ω以上離れなくてはならないことを意味する。従って、最大の多重効率は1層のOFDMに比して2倍までであることが分かる。
図14に、上述した変調信号に対する復調装置の構成を示す。
図14の復調装置は、受信信号4201の不要周波数成分をフィルタ4202によって除去した後に、分配器4203にて分割して直交復調器に入力する。直交復調器を構成するcosine波による復調器4204とsine波による復調器4205へは信号発生器4206から中心周波数nωの信号が与えられる。但し、sine波による復調器4205へは信号発生器4206からの中心周波数nωの信号が移相器4207を介して与えられる。
各復調器4204、4205によって復調された信号は、フィルタ4208、4209によって不要な周波数成分が除去された後、アナログ−ディジタル変換器4220、4221によってディジタル信号化される。
このディジタル信号群は、複素ディジタル信号として第1のフーリエ変換器4210に入力される。この結果、第1のフーリエ変換器4210によって、周波数(n−3)ω、(n−1)ω、(n+1)ω、(n+3)ωに相当する複素出力が抽出される。これらの信号は、第2のフーリエ変換器群4211、4212、4213、4214、4215、4216、4217、4218に供給され、重畳された速度の異なる成分が個々に分離される。これらの信号出力はマトリックス演算器4219により所望のデータ群に整えられ、最終的に送信系での転送速度に復元された送信データ群TX Data1、TX Data2として出力される。
本明細書は、2004年5月25日出願の特願2004−155153及び2004年7月13日出願の特願2004−206391に基づく。その内容はすべてここに含めておく。
本発明は変調装置、変調方法及び復調装置に関し、周波数利用効率が飛躍的に向上したOFDM信号を形成することができるといった効果を有し、例えば移動体通信システムや無線LAN(Local Area Network)等の無線通信に広く適用できる。
図1AはOFDM通信のパルス波形を示す図、図1Bはその周波数スペクトルを示す図、図1Cはナイキストロールオフパルスの周波数スペクトルを示す図、図1Dはナイキストロールオフパルス波形を示す図 図2Aは周期Tのナイキスト波をT/2で挿入した場合を示す図、図2Bは周期T/2のナイキスト波をT/2で挿入した場合を示す図 OFDM信号のサブキャリアの配置を示す図 ロールオフ率補正系関数の説明に供する図 図5Aはシンボル速度Tのナイキスト波を隣接させた状況を示す図、図5Bはシンボル速度Tのナイキスト波を合成した状況を示す図、図5Cはシンボル速度T/2のナイキスト波の状況を示す図 図6Aは本発明の方式によるロールオフ率α<1の場合を示す図、図6Bは本発明の方式によるロールオフ率α=1の場合を示す図、図6Cは従来の方式によるロールオフ率α=1の場合を示す図 図7Aは本発明を用いた等帯域幅サブキャリアによる充填方法を示す図、図7Bは本発明を用いた複数種のサブキャリアによる充填方法を示す図、図7Cは従来のOFDMにおけるサブキャリアの充填方法を示す図 図8Aは等帯域幅サブキャリアによる充填方法の一つを示す図、図8Bは本発明によって重畳可能なサブキャリアの第1の例を示す図、図8Cは本発明によって重畳可能なサブキャリアの第2の例を示す図、図8Dは本発明によって重畳可能なサブキャリアの第3の例を示す図 第1実施例における変調装置の構成を示す図 第1実施例における復調装置の構成を示す図 第2実施例における変調装置の基本速度部(第1速度部)の構成を示す図 第2実施例における変調装置の第2速度部のcosine系の構成を示す図 第2実施例における変調装置の第2速度部のsine系の構成を示す図 第2実施例における復調装置の構成を示す図 速度が2倍異なるサブキャリア間の相互相関関数の特性を示す図

Claims (7)

  1. ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号と、前記ナイキストロールオフ周波数特性を有する第2の被変調信号とをナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数でそれぞれ変調する変調部と、
    前記変調部の第1の出力と第2の出力とを合成することにより、前記第1及び前記第2の被変調信号の2倍の速度を有しかつ前記第1及び前記第2の被変調信号と同一のナイキストロールオフ傾斜を持つ変調信号を得る合成部と
    を具備する変調装置。
  2. ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号を、ナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより、基本速度変調信号を形成する基本速度変調部と、
    前記第1の被変調信号と同一のナイキストロールオフ周波数特性を有しかつ前記第1の被変調信号に対して2(n≧2)倍の速度を持つ第2の被変調信号を、ナイキスト周波数の2n+1倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより、2倍速度変調信号を形成する2倍速度変調部と、
    前記基本速度変調信号と前記2倍速度変調信号を合成する合成部と
    を具備する変調装置。
  3. 前記合成部により得られた変調信号を周波数軸上に複数並べて配置する
    請求項1に記載の変調装置。
  4. 請求項1に記載の変調装置により得られた前記変調信号を直交復調する直交復調器を具備する復調装置。
  5. 請求項2に記載の変調装置の前記合成部により得られた信号を直交復調する直交復調器と、
    直交復調された信号をフーリエ変換することにより、速度の異なる被変調信号を抽出するフーリエ変換部と
    を具備する復調装置。
  6. ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号と、前記ナイキストロールオフ周波数特性を有する第2の被変調信号とをナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数でそれぞれ変調し、この第1の変調出力と第2の変調出力とを合成することにより、前記第1及び前記第2の被変調信号の2倍の速度を有しかつ前記第1及び前記第2の被変調信号と同一のナイキストロールオフ傾斜を持つ変調信号を得る
    変調方法。
  7. ナイキストロールオフ周波数特性を有する第1の被変調信号をナイキスト周波数の2倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより基本速度変調信号を形成すると共に、
    前記第1の被変調信号と同一のナイキストロールオフ周波数特性を有しかつ前記第1の被変調信号に対して2(n≧2)倍の速度を持つ第2の被変調信号を、ナイキスト周波数の2n+1倍の差を有する搬送波周波数で変調することにより2倍速度変調信号を形成し、
    前記基本速度変調信号と前記2倍速度変調信号を合成する
    変調方法。
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