JP4735429B2 - 負荷駆動装置 - Google Patents

負荷駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4735429B2
JP4735429B2 JP2006160840A JP2006160840A JP4735429B2 JP 4735429 B2 JP4735429 B2 JP 4735429B2 JP 2006160840 A JP2006160840 A JP 2006160840A JP 2006160840 A JP2006160840 A JP 2006160840A JP 4735429 B2 JP4735429 B2 JP 4735429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side transistor
low
constant current
load
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006160840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007328683A (ja
Inventor
勝一 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006160840A priority Critical patent/JP4735429B2/ja
Priority to US11/806,323 priority patent/US7468619B2/en
Publication of JP2007328683A publication Critical patent/JP2007328683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4735429B2 publication Critical patent/JP4735429B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0822Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/06Modifications for ensuring a fully conducting state
    • H03K17/063Modifications for ensuring a fully conducting state in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/6871Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor
    • H03K17/6872Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor using complementary field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/6871Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor
    • H03K17/6874Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the output circuit comprising more than one controlled field-effect transistor in a symmetrical configuration
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K2017/0806Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage against excessive temperature

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Description

本発明は、負荷駆動装置に関するものである。
負荷駆動装置として、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタを用いた回路構成としたものがある(例えば、特許文献1,2,3)。
その一例を、図14を用いて説明する。
図14において、エアバッグのスクイブ駆動回路をワンチップ化して集積回路100を構成する場合、集積回路100に対しスクイブ用負荷(抵抗)110を接続する。また、集積回路100において、ハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10とローサイドトランジスタ(MOSFET)Q11を用いている。ハイサイドトランジスタQ10のゲート駆動回路として、電流検出抵抗101により負荷通電電流を検出して比較器102で比較し駆動回路103において比較器102の出力と制御ロジック105からの信号をアンドゲート104を介して入力する。ローサイドトランジスタQ11のゲート駆動回路として、駆動回路109において制御ロジック107からの信号を、ナンドゲート108を介して入力する。アンドゲート104およびナンドゲート108にはタイマー106が接続されている。そして、図15に示すように、制御ロジック105,107の出力信号およびタイマー106の出力信号がHレベルとなっている所定期間にわたり、ローサイドトランジスタ(MOSFET)Q11のゲート・ソース間電圧Vgsを高くしてフルオンにした状態で、ハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10のゲート・ソース間電圧Vgsを調整して負荷110を定電流制御する。
特開平10−264765号公報 特開平10−297420号公報 特開2005−88748号公報
このようにして、ローサイドトランジスタ(MOSFET)Q11はフルオン状態での使用であるためローサイドトランジスタQ11のドレイン・ソース間には電圧は殆どかからず同トランジスタQ11の発熱も問題とはならない。しかし、ハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10のドレイン・ソース間にほぼ電源電圧がそのまま印加され、ハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10の発熱量が膨大になりハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10のサイズを大きくしなければいけないという問題があった。詳しくは、ハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10の熱マージンが少なくなり、そのため、例えば、ハイサイドトランジスタ(MOSFET)Q10の発熱が大きいためにICチップでの周辺回路への熱影響が大きくなり、そのためにハイサイドトランジスタを大きくする必要があったり、ハイサイドトランジスタQ10の発熱が大きいために同トランジスタの近くに能動素子を配置できないという問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタを備えた負荷駆動装置においてトランジスタの熱的負荷の低減を図ることができるようにすることにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、負荷の通電期間において、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態から、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態に切り替える切替手段を備えたことを要旨としている。
請求項2に記載の発明では、負荷の通電期間において、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態から、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態に切り替える切替手段を備えたことを要旨としている。
請求項3に記載の発明では、負荷の通電期間において、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態から、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態への切り替え、および、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態から、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態への切り替えを行う切替手段を備えたことを要旨としている。
請求項1,2,3に記載の発明によれば、ハイサイドおよびローサイドトランジスタについて定電流制御時はフルオン時に比べ発熱しやすいが、ハイサイドトランジスタにおいては負荷の通電期間において定電流制御のみ行う場合に比べフルオン期間を設けることにより熱的負荷を低くすることができる。また、ローサイドトランジスタにおいては負荷の通電期間においてフルオンのみ行う場合に比べ定電流制御を行うことにより熱的負荷は増加するが、これは定電流制御のみ行う場合に比べフルオン期間が設けられているので熱的負荷は低いものとなっている。
その結果、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタを備えた負荷駆動装置においてトランジスタの熱的負荷の低減を図ることができる。
ここで、請求項1〜3のいずれか1項に記載の負荷駆動装置において、請求項4に記載のように、前記切替手段は、前記負荷の通電期間において通電開始からの時間経過により切り替えを行うものであってもよい。
また、請求項5に記載のように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の負荷駆動装置において、前記切替手段は、切り替えを行う際に、前記ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する期間と、前記ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する期間が一部重なるようにしたものであってもよい。
さらに、請求項6に記載のように、請求項1,2,3,5のいずれか1項に記載の負荷駆動装置において、前記切替手段は、前記負荷の通電期間において、負荷に流れる電流が定電流となるように制御しているトランジスタの素子温度により切り替えを行うものであってもよい。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1には、本実施形態における負荷駆動装置の回路構成を示す。この負荷駆動装置(回路)は、エアバッグのスクイブ駆動回路であって、集積回路化されている。
集積回路(ICチップ)1には、4つの端子P1,P2,P3,P4が備えられている。端子P1には高電圧端子Vddが、端子P2にはスクイブ用負荷(抵抗)10の一方の端子が、端子P3にはスクイブ用負荷(抵抗)10の他方の端子がそれぞれ接続され、さらに、端子P4には低電圧端子としての接地端子(GND端子)が接続されている。
集積回路(ICチップ)1においては、ハイサイドトランジスタQ1とローサイドトランジスタQ2とハイサイドトランジスタ用駆動制御回路20とローサイドトランジスタ用駆動制御回路30とタイマー40を具備している。ハイサイドトランジスタ用駆動制御回路20は、電流検出抵抗21と定電圧電源22と比較器23とアンドゲート24と駆動回路25とアンドゲート26と制御ロジック27を具備している。ローサイドトランジスタ用駆動制御回路30は、電流検出抵抗31と定電圧電源32と比較器33とアンドゲート34と駆動回路35とナンドゲート36と制御ロジック37を具備している。
端子P1と端子P2との間に電流検出抵抗21とハイサイドトランジスタQ1とが直列に接続されている。また、端子P3と端子P4との間にローサイドトランジスタQ2と電流検出抵抗31とが直列に接続されている。このようにして、ハイサイドトランジスタQ1は、高電圧端子Vddと負荷10との間に接続され、また、ローサイドトランジスタQ2は、負荷10と、低電圧端子としての接地端子(GND端子)との間に接続されている。
本実施形態では、ハイサイドトランジスタQ1およびローサイドトランジスタQ2として、各々LDMOSを用いている。特に図1ではハイサイドトランジスタQ1としてpチャネルMOSFETを、また、ローサイドトランジスタQ2としてnチャネルMOSFETを用いている。
ハイサイドトランジスタ用駆動制御回路20はハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsを調整して同トランジスタQ1を駆動制御するための回路である。ハイサイドトランジスタ用駆動制御回路20についての詳しい回路構成として、比較器23の+入力端子に電流検出抵抗21とハイサイドトランジスタQ1との間の電位が入力される。比較器23の−入力端子に定電圧電源22の定電位が入力される。比較器23において電流検出抵抗21とハイサイドトランジスタQ1との間の電位(通電電流相当値)と、定電圧電源22による定電位(基準値)とが比較され、その大小関係に応じた信号がアンドゲート24を通して駆動回路25に送られる。ハイサイドトランジスタQ1のゲート端子に駆動回路25が接続されている。制御ロジック27からの信号がアンドゲート26を通して駆動回路25に送られる。タイマー40の第1の出力信号がアンドゲート26の一方の入力端子に送られる。タイマー40の第2の出力信号がアンドゲート24の一方の入力端子に送られる。駆動回路25はハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsを調節する。
ローサイドトランジスタ用駆動制御回路30はローサイドトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgsを調整して同トランジスタQ2を駆動制御するための回路である。ローサイドトランジスタ用駆動制御回路30についての詳しい回路構成として、比較器33の−入力端子にローサイドトランジスタQ2と電流検出抵抗31との間の電位が入力される。比較器33の+入力端子に定電圧電源32の定電位が入力される。比較器33においてローサイドトランジスタQ2と電流検出抵抗31との間の電位(通電電流相当値)と、定電圧電源32による定電位(基準値)とが比較され、その大小関係に応じた信号がアンドゲート34を通して駆動回路35に送られる。ローサイドトランジスタQ2のゲート端子に駆動回路35が接続されている。制御ロジック37からの信号がナンドゲート36を通して駆動回路35に送られる。タイマー40の第1の出力信号がナンドゲート36の一方の入力端子に送られる。タイマー40の第2の出力信号がインバータ41を介してアンドゲート34の一方の入力端子に送られる。駆動回路35はローサイドトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgsを調節する。
図1では、駆動回路25により、ハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするためのハイサイドトランジスタフルオン手段が構成されている。また、電流検出抵抗21、定電圧電源22、比較器23、アンドゲート24、駆動回路25により、負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御するためのハイサイドトランジスタ定電流制御手段が構成されている。さらに、駆動回路35により、ローサイドトランジスタQ2を連続してオンにするためのローサイドトランジスタフルオン手段が構成されている。さらには、電流検出抵抗31、定電圧電源32、比較器33、アンドゲート34、駆動回路35により、負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御するためのローサイドトランジスタ定電流制御手段が構成されている。
図2は、このトランジスタのフルオンと定電流制御をより詳しく説明するためのハイサイド・ローサイドトランジスタQ1,Q2のゲート駆動用の回路構成図であり、図1における符号22,23,24,25,26,32,33,34,35,36の部材を回路設計レベルで表した回路図である。
図2において、PNPトランジスタ50とPNPトランジスタ51を用いたカレントミラーが備えられており、PNPトランジスタ50はエミッタ端子が端子P1と接続されるとともにコレクタ端子が定電流回路53に接続されている。PNPトランジスタ50のコレクタ端子はハイサイドトランジスタQ1のゲート端子と接続されている。PNPトランジスタ51は、エミッタ端子が電流検出抵抗21とハイサイドトランジスタQ1の間に接続されるとともにコレクタ端子が定電流回路54に接続されている。トランジスタ50,51のベース端子と端子P1との間にトランジスタ52が接続されている。また、トランジスタ55が端子P1とハイサイドトランジスタQ1のゲート端子との間に接続されている。
そして、フルオン時には、トランジスタ55をオフにした状態においてトランジスタ52のゲートをLレベルとすることにより(トランジスタ52をオンにすることにより)、トランジスタ50,51をオフにして定電流回路53による電流I2にてハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsを高電圧に保持してフルオン状態にされる。一方、定電流制御時には、トランジスタ55をオフにした状態においてトランジスタ52のゲートをHレベルとし(トランジスタ52をオフにし)、電流検出抵抗21の抵抗値R21、電流検出抵抗21に流れる電流I、トランジスタ50のベース・エミッタ間電圧VBE50、トランジスタ51のベース・エミッタ間電圧VBE51の関係として、VBE50=VBE51+R21・Iが成り立つことにより、ハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsが調整されて定電流制御が行われる。
図2において、NPNトランジスタ60とNPNトランジスタ61を用いたカレントミラーが備えられており、NPNトランジスタ60はコレクタ端子が定電流回路63に接続されるとともに、エミッタ端子が端子P4と接続されている。NPNトランジスタ60のコレクタ端子はローサイドトランジスタQ2のゲート端子と接続されている。NPNトランジスタ61は、コレクタ端子が定電流回路64に接続されるとともにエミッタ端子がローサイドトランジスタQ2と電流検出抵抗31の間に接続されている。トランジスタ60,61のベース端子と端子P4との間にトランジスタ62が接続されている。また、トランジスタ65がローサイドトランジスタQ2のゲート端子と端子P4との間に接続されている。
そして、フルオン時には、トランジスタ65をオフにした状態においてトランジスタ62のゲートをHレベルとすることにより(トランジスタ62をオンにすることにより)、トランジスタ60,61をオフにして定電流回路63による電流I4にてローサイドトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgsを高電圧に保持してフルオン状態にされる。一方、定電流制御時には、トランジスタ65をオフにした状態においてトランジスタ62のゲートをLレベルとし(トランジスタ62をオフにし)、電流検出抵抗31の抵抗値R31、電流検出抵抗31に流れる電流I、トランジスタ60のベース・エミッタ間電圧VBE60、トランジスタ61のベース・エミッタ間電圧VBE61の関係として、VBE60=VBE61+R31・Iが成り立つことにより、ローサイドトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgsが調整されて定電流制御が行われる。
なお、負荷10の通電を終了するときにはトランジスタ55,65がオンにされる。
図2においては、定電流回路53により、ハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするためのハイサイドトランジスタフルオン手段が構成されている。また、電流検出抵抗21、トランジスタ50,51、定電流回路53,54により、負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御するためのハイサイドトランジスタ定電流制御手段が構成されている。さらに、定電流回路63により、ローサイドトランジスタQ2を連続してオンにするためのローサイドトランジスタフルオン手段が構成されている。さらには、電流検出抵抗31、トランジスタ60,61、定電流回路63,64により、負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御するためのローサイドトランジスタ定電流制御手段が構成されている。
次に、このように構成した負荷駆動装置の作用を、図1,3を用いて説明する。
図3は作用を説明するためのタイムチャートであって、上から、図1の制御ロジック27,37の出力、タイマー40の出力、ハイサイドトランジスタQ1におけるドレイン・ソース間電圧Vds、ゲート・ソース間電圧Vgs、素子温度、ローサイドトランジスタQ2におけるドレイン・ソース間電圧Vds、ゲート・ソース間電圧Vgs、素子温度の、それぞれの推移を示す。
図3においてt1で示すタイミングで衝突が発生すると、その衝突を検知するセンサからの信号により、制御ロジック27,37のゲート26,36への出力がHレベルにされるとともにタイマー40のゲート26,36への出力がHレベルにされる。これにより、負荷10の通電が開始されることになる。タイマー40のゲート26,36への出力は図3のt3のタイミングまでHレベルにされ、このt1〜t3の期間が負荷10を通電する期間となる。
一方、図3のt1のタイミングで衝突を検知するセンサからの信号により、タイマー40のアンドゲート24およびインバータ41への出力がHレベルにされる。これは所定の設定時間T0だけ継続(図3のt2のタイミングまで継続)される。この図3のt1〜t2の期間においてハイサイドトランジスタQ1が定電流制御、また、ローサイドトランジスタQ2がフルオンにされることになる。図3のt1〜t2の期間においてはタイマー40からアンドゲート24への出力がHレベルにされており、比較器23の出力(比較結果)が駆動回路25に送られる。
図3において、t1〜t2の期間(ローサイドトランジスタQ2のフルオン時)には、ローサイドトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgsが高くされ、ローサイドトランジスタQ2がフルオン状態にされる。このとき、ドレイン・ソース間電圧Vdsが低い状態となっている。
図3において、t1〜t2の期間(ハイサイドトランジスタQ1の定電流制御時)には、ハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsが調整されて定電流制御が行われる。このとき、ドレイン・ソース間電圧Vdsが高い状態となっている。
ハイサイドトランジスタQ1の定電流制御時(t1〜t2)においてはドレイン・ソース間電圧Vdsが高い状態にされており、素子温度は高くなっていく。一方、ローサイドトランジスタQ2のフルオン時(t1〜t2)においてはドレイン・ソース間電圧Vdsが低い状態にされており、素子温度は徐々に高くなっていく。つまり、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度は高くなっていくが、ローサイドトランジスタQ2がフルオンなので、ローサイドトランジスタQ2の素子温度上昇は抑えられている。
そして、図3のt2のタイミングで所定時間(設定時間)T0が経過すると、タイマー40のアンドゲート24およびインバータ41への出力がLレベルにされ、図3のt2〜t3の期間においてハイサイドトランジスタQ1がフルオンに、また、ローサイドトランジスタQ2が定電流制御されることになる。図3のt2〜t3の期間においてはインバータ41からアンドゲート34への出力がHレベルにされており、比較器33の出力(比較結果)が駆動回路35に送られる。
図3において、t2〜t3の期間(ハイサイドトランジスタQ1のフルオン時)には、ハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsが高くされ、ハイサイドトランジスタQ1がフルオン状態にされる。このとき、ドレイン・ソース間電圧Vdsが低い状態となっている。
図3において、t2〜t3の期間(ローサイドトランジスタQ2の定電流制御時)には、ローサイドトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgsが調整されて定電流制御が行われる。このとき、ドレイン・ソース間電圧Vdsが高い状態となっている。
ローサイドトランジスタQ2の定電流制御時(t2〜t3)においてはドレイン・ソース間電圧Vdsが高い状態にされており、素子温度は高くなっていく。一方、ハイサイドトランジスタQ1のフルオン時(t2〜t3)においてはドレイン・ソース間電圧Vdsが低い状態にされており、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度上昇は抑えられる。
以上のように、タイマー(切替タイマー)40を用いて所定の設定時間T0で、定電流制御とフルオンを、ハイサイドトランジスタQ1とローサイドトランジスタQ2で切り替える(タイマー40で設定した時間T0により、定電流制御とフルオンを切り替える)。これにより、図15のようにハイサイドトランジスタで定電流制御を行うとともにローサイドトランジスタでフルオンにする状態を継続する場合に比べ、ローサイドトランジスタQ2に発熱を分散させてハイサイドトランジスタQ1の発熱量を減少させることができる。即ち、ローサイドトランジスタQ2側で定電流制御をして、ハイサイドトランジスタQ1はフルオンにするため、ローサイドトランジスタQ2のドレイン・ソース間にほぼ電源電圧が印加され、発熱が上昇し、ハイサイドトランジスタQ1はフルオンになるために発熱が減少し発熱余裕度を確保することができる。また、図15に比べ図3ではハイサイドトランジスタの発熱する時間が短くなることにより、発熱のピーク温度が下がるため、発熱する素子であるトランジスタQ1,Q2の周辺にある素子への熱広がりを抑える効果もある。
より詳しく説明する。
エアバッグ用の集積回路(IC)では、負荷10に定電流を流すためにハイサイドトランジスタ(LDMOS)Q1とローサイドトランジスタ(LDMOS)Q2を用いる。従来、図15のようにローサイドトランジスタは、フルオン状態での使用であるため、ローサイドトランジスタのドレイン・ソース間には電圧はほとんどかからずローサイドトランジスタの発熱量も問題にはならない。しかし、ハイサイドトランジスタは電源電圧がドレイン・ソース間にそのままかかることになり、ハイサイドトランジスタの発熱量が膨大になる。大電流駆動回路には、ハイサイドとローサイドの2つのトランジスタ(LDMOS)が存在しているのにも関わらず、発熱の大半がハイサイドトランジスタに偏ることにより、ハイサイドトランジスタの発熱余裕度を悪化させている。これに対し、本実施形態では、所定のタイマー時間で定電流制御とフルオンをハイサイドトランジスタ(LDMOS)Q1とローサイドトランジスタ(LDMOS)Q2で切り替えることによってローサイドトランジスタQ2に発熱を分散させて、ハイサイドトランジスタQ1の発熱量を減少させ、ハイサイドトランジスタQ1の発熱余裕度を確保することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
切替手段としてのタイマー40により、負荷10の通電期間において、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタQ2を連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御する状態から、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御する状態に切り替えるようにした。詳しくは、図3において負荷10の通電期間において通電開始からの時間経過により切り替えを行うようにした。
よって、ハイサイドおよびローサイドトランジスタQ1,Q2について定電流制御時はフルオン時に比べ発熱しやすいが、ハイサイドトランジスタQ1においては負荷10の通電期間において定電流制御のみ行う場合に比べフルオン期間を設けることにより熱的負荷を低くすることができる。また、ローサイドトランジスタQ2においては負荷10の通電期間においてフルオンのみ行う場合に比べ定電流制御を行うことにより熱的負荷は増加するが、これは定電流制御のみ行う場合に比べフルオン期間が設けられているので熱的負荷は低いものとなっている。その結果、ハイサイドトランジスタQ1とローサイドトランジスタQ2を備えた負荷駆動装置においてトランジスタの熱的負荷の低減を図ることができる。
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
図2ではハイサイドトランジスタQ1としてpチャネルMOSFETを用いたが、ハイサイドトランジスタQ1としてnチャネルMOSFETを用いた場合の回路構成を図4に示す。
図4において、NPNトランジスタ70とNPNトランジスタ71を用いたカレントミラー、および、PNPトランジスタ74とPNPトランジスタ75を用いたカレントミラーが備えられている。NPNトランジスタ70はコレクタ端子が定電流回路73に接続されるとともにエミッタ端子が接地されている。NPNトランジスタ70のコレクタ端子はハイサイドトランジスタQ1のゲート端子と接続されている。端子P1とグランド間に、PNPトランジスタ74とNPNトランジスタ71とが直列に接続されている。PNPトランジスタ75はエミッタ端子が電流検出抵抗21とハイサイドトランジスタQ1の間に接続されるとともにコレクタ端子が定電流回路76に接続されている。トランジスタ72がNPNトランジスタ70,71のベース・エミッタ間に接続されている。また、トランジスタ77がハイサイドトランジスタQ1のゲート端子とグランドとの間に接続されている。
そして、フルオン時には、トランジスタ77をオフにした状態においてトランジスタ72のゲートをHレベルとすることにより(トランジスタ72をオンにすることにより)、ハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsを高電圧に保持してフルオン状態にする。一方、定電流制御時には、トランジスタ77をオフにした状態においてトランジスタ72のゲートをLレベルとし(トランジスタ72をオフにし)、ハイサイドトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧Vgsを調整して定電流制御する。
図4においては、定電流回路73により、ハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするためのハイサイドトランジスタフルオン手段が構成されている。また、電流検出抵抗21、トランジスタ70,71,74,75、定電流回路73,76により、負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御するためのハイサイドトランジスタ定電流制御手段が構成されている。
図3に代わり、図5,6,7,8に示すように切り替えてもよい。
図5は、ハイサイドトランジスタQ1とローサイドトランジスタQ2の駆動方式の切り替えについてその順番を逆にしている。つまり、切替手段としてのタイマー40により、負荷10の通電期間において、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御する状態から、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタQ2を連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御する状態に切り替えるようにしてもよい。
図6は、複数回にわたり切り替えを実施している。つまり、切替手段により、負荷10の通電期間において、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタQ2を連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御する状態から、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御する状態への切り替え、および、ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタQ1を連続してオンにするとともにローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御する状態から、ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタQ2を連続してオンにするとともにハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御する状態への切り替えを行うようにしてもよい。
図7,8は、切り替えの際に、ハイサイドトランジスタQ1の定電流制御とローサイドトランジスタQ2の定電流制御をオーバーラップさせている。つまり、図7では、通電開始時にローサイドトランジスタQ2をフルオンにし、かつ、ハイサイドトランジスタQ1を定電流制御にし、この状態から、ハイサイドトランジスタQ1をフルオンに、かつ、ローサイドトランジスタQ2を定電流制御に切り替える場合に、定電流制御にする期間が一部重なるように切り替えを行うようにしている。図8では、通電開始時にハイサイドトランジスタQ1をフルオンにし、かつ、ローサイドトランジスタQ2を定電流制御にし、この状態から、ローサイドトランジスタQ2をフルオンに、かつ、ハイサイドトランジスタQ1を定電流制御に切り替える場合に、定電流制御にする期間が一部重なるように切り替えを行うようにしている。オーバーラップ時間T1は、数十ns〜数百μsにするとよい。なお、回路や素子の動作遅れを利用してオーバーラップさせることも可能である。
このようにして、切替手段は、切り替えを行う際に、ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタQ1を制御する期間と、ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷10に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタQ2を制御する期間が一部重なるようにしてもよい。両トランジスタQ1,Q2の定電流制御の時期をオーバーラップさせることにより、駆動方式を切り替える際に電流値が上昇しにくくすることができる。
図1に代わる構成として、タイマーによる切り替えでなく、図9に示すように、発熱検出回路(素子過熱検出回路)90によりハイサイドトランジスタ(LDMOS)Q1の素子の発熱を検出して切り替えてもよい。つまり、図3に代わる図10のタイムチャートにおいて、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度の上昇をモニターして、所定の切替温度に達すると、切り替える(ハイサイドトランジスタQ1の発熱を検出して切替タイミングを決定する)。
具体的構成の一例を図11に示す。
図11において、発熱検出回路(素子過熱検出回路)90はダイオード91と定電流回路92と比較器93を具備しており、ハイサイドトランジスタQ1の近傍に配置されるダイオード91の温度特性を利用している。比較器93においてダイオード91の両端子間電圧(順方向電圧Vf)と基準電圧が比較され、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度が上昇することによりダイオード91の両端子間電圧(順方向電圧Vf)が基準電圧よりも低くなると(過熱検出時に、比較器93の出力がLレベルとなると)、トランジスタ52,62のオンオフ状態が切り替えられる。即ち、ハイサイドトランジスタQ1については、それまでトランジスタ52のゲートをHレベルにして定電流制御となっていたが、トランジスタ52のゲートをLレベルに切り替えてフルオンにする。ローサイドトランジスタQ2については、それまでトランジスタ62のゲートをHレベルにしてフルオンとなっていたが、トランジスタ62のゲートをLレベルに切り替えて定電流制御にする。
なお、図11では、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度を検出する発熱検出回路(素子過熱検出回路)90を用いたが、図5のように、通電開始時にはハイサイドトランジスタQ1をフルオンに、かつ、ローサイドトランジスタQ2を定電流制御にし、その後に、ローサイドトランジスタQ2をフルオンに、かつ、ハイサイドトランジスタQ1を定電流制御に切り替える場合には図12に示すようにローサイドトランジスタQ2の素子温度を検出する発熱検出回路(素子過熱検出回路)98を設けるとよい。発熱検出回路(素子過熱検出回路)98はダイオード94と定電流回路95と比較器96とインバータ97を具備しており、ローサイドトランジスタQ2の近傍に配置されるダイオード94の温度特性を利用している。比較器96においてダイオード94の両端子間電圧(順方向電圧Vf)と基準電圧が比較され、ローサイドトランジスタQ2の素子温度が上昇することによりダイオード94の両端子間電圧(順方向電圧Vf)が基準電圧よりも低くなるとインバータ97を介してトランジスタ52,62のオンオフ状態が切り替えられる。即ち、ハイサイドトランジスタQ1については、それまでトランジスタ52のゲートをLレベルにしてフルオンとなっていたが、トランジスタ52のゲートをHレベルに切り替えて定電流制御にする。ローサイドトランジスタQ2については、それまでトランジスタ62のゲートをLレベルにして定電流制御となっていたが、トランジスタ62のゲートをHレベルに切り替えてフルオンにする。
さらに、図6のように、ローサイドトランジスタQ2をフルオンにし、かつ、ハイサイドトランジスタQ1を定電流制御する状態と、ハイサイドトランジスタQ1をフルオンにし、かつ、ローサイドトランジスタQ2を定電流制御する状態との切り替えを複数回行う場合には、図13に示すように、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度を検出する発熱検出回路(素子過熱検出回路)90とローサイドトランジスタQ2の素子温度を検出する発熱検出回路(素子過熱検出回路)98を設けてもよい。図13において、発熱検出回路(素子過熱検出回路)90の比較器93の出力端子と発熱検出回路(素子過熱検出回路)98のインバータ97の出力端子はアンドゲート99a,99bを介してトランジスタ52,62に接続されている。そして、ハイサイドトランジスタQ1およびローサイドトランジスタQ2の素子温度が低い場合には、発熱検出回路90の出力がHレベル、発熱検出回路98の出力がLレベルとなり、トランジスタ52,62のゲートはLレベルとなり、ローサイドトランジスタQ2が定電流制御され、ハイサイドトランジスタQ1がフルオンにされる。この状態から、ローサイドトランジスタQ2の素子温度が上昇すると、発熱検出回路98の出力がHレベルとなり、トランジスタ52,62のゲートはHレベルとなり、ローサイドトランジスタQ2がフルオンにされ、ハイサイドトランジスタQ1が定電流制御される。この状態から、ハイサイドトランジスタQ1の素子温度が上昇すると、発熱検出回路90の出力がLレベルとなり、トランジスタ52,62のゲートはLレベルとなり、ローサイドトランジスタQ2が定電流制御され、ハイサイドトランジスタQ1がフルオンにされる。
このようにして、発熱検出回路(素子過熱検出回路)90,98を切替手段として用いて、負荷10の通電期間において、負荷10に流れる電流が定電流となるように制御しているトランジスタの素子温度により切り替えを行うようにしてもよい。この場合においても、図7,8を用いて説明したように、切り替えの際にハイサイドトランジスタQ1の定電流制御とローサイドトランジスタQ2の定電流制御をオーバーラップさせてもよい(定電流制御する期間が一部重なるようにしてもよい)。
本実施形態における負荷駆動装置の回路構成図。 回路構成図。 作用を説明するためのタイムチャート。 回路構成図。 別例を説明するためのタイムチャート。 別例を説明するためのタイムチャート。 別例を説明するためのタイムチャート。 別例を説明するためのタイムチャート。 回路構成図。 作用を説明するためのタイムチャート。 回路構成図。 回路構成図。 回路構成図。 背景技術を説明するための負荷駆動装置の回路構成図。 タイムチャート。
符号の説明
10…負荷、20…ハイサイドトランジスタ用駆動制御回路、21…電流検出抵抗、22…定電圧電源、23…比較器、24…アンドゲート、25…駆動回路、26…アンドゲート、27…制御ロジック、30…ローサイドトランジスタ用駆動制御回路、31…電流検出抵抗、32…定電圧電源、33…比較器、34…アンドゲート、35…駆動回路、36…ナンドゲート、37…制御ロジック、40…タイマー、90…発熱検出回路、98…発熱検出回路、Q1…ハイサイドトランジスタ、Q2…ローサイドトランジスタ。

Claims (6)

  1. 高電圧端子と負荷との間に接続されるハイサイドトランジスタと、
    前記負荷と低電圧端子との間に接続されるローサイドトランジスタと、
    前記ハイサイドトランジスタを連続してオンにするためのハイサイドトランジスタフルオン手段と、
    負荷に流れる電流が定電流となるように前記ハイサイドトランジスタを制御するためのハイサイドトランジスタ定電流制御手段と、
    前記ローサイドトランジスタを連続してオンにするためのローサイドトランジスタフルオン手段と、
    負荷に流れる電流が定電流となるように前記ローサイドトランジスタを制御するためのローサイドトランジスタ定電流制御手段と、
    前記負荷の通電期間において、前記ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態から、前記ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態に切り替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 高電圧端子と負荷との間に接続されるハイサイドトランジスタと、
    前記負荷と低電圧端子との間に接続されるローサイドトランジスタと、
    前記ハイサイドトランジスタを連続してオンにするためのハイサイドトランジスタフルオン手段と、
    負荷に流れる電流が定電流となるように前記ハイサイドトランジスタを制御するためのハイサイドトランジスタ定電流制御手段と、
    前記ローサイドトランジスタを連続してオンにするためのローサイドトランジスタフルオン手段と、
    負荷に流れる電流が定電流となるように前記ローサイドトランジスタを制御するためのローサイドトランジスタ定電流制御手段と、
    前記負荷の通電期間において、前記ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態から、前記ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態に切り替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とする負荷駆動装置。
  3. 高電圧端子と負荷との間に接続されるハイサイドトランジスタと、
    前記負荷と低電圧端子との間に接続されるローサイドトランジスタと、
    前記ハイサイドトランジスタを連続してオンにするためのハイサイドトランジスタフルオン手段と、
    負荷に流れる電流が定電流となるように前記ハイサイドトランジスタを制御するためのハイサイドトランジスタ定電流制御手段と、
    前記ローサイドトランジスタを連続してオンにするためのローサイドトランジスタフルオン手段と、
    負荷に流れる電流が定電流となるように前記ローサイドトランジスタを制御するためのローサイドトランジスタ定電流制御手段と、
    前記負荷の通電期間において、前記ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態から、前記ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態への切り替え、および、前記ハイサイドトランジスタフルオン手段によりハイサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する状態から、前記ローサイドトランジスタフルオン手段によりローサイドトランジスタを連続してオンにするとともに前記ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する状態への切り替えを行う切替手段と、
    を備えたことを特徴とする負荷駆動装置。
  4. 前記切替手段は、前記負荷の通電期間において通電開始からの時間経過により切り替えを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記切替手段は、切り替えを行う際に、前記ハイサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにハイサイドトランジスタを制御する期間と、前記ローサイドトランジスタ定電流制御手段により負荷に流れる電流が定電流となるようにローサイドトランジスタを制御する期間が一部重なるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  6. 前記切替手段は、前記負荷の通電期間において、負荷に流れる電流が定電流となるように制御しているトランジスタの素子温度により切り替えを行うことを特徴とする請求項1,2,3,5のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
JP2006160840A 2006-06-09 2006-06-09 負荷駆動装置 Expired - Fee Related JP4735429B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160840A JP4735429B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 負荷駆動装置
US11/806,323 US7468619B2 (en) 2006-06-09 2007-05-31 Electrical load drive device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160840A JP4735429B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 負荷駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007328683A JP2007328683A (ja) 2007-12-20
JP4735429B2 true JP4735429B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=38872977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006160840A Expired - Fee Related JP4735429B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 負荷駆動装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7468619B2 (ja)
JP (1) JP4735429B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20071846A1 (it) * 2007-09-25 2009-03-26 St Microelectronics Srl "dispositivo di protezione per circuiti elettronici contro malfunzionamenti"
JP4553032B2 (ja) * 2008-05-12 2010-09-29 株式会社デンソー 負荷駆動装置
JP4513920B2 (ja) * 2008-06-19 2010-07-28 株式会社デンソー 定電流制御回路
CN103069664A (zh) * 2010-07-29 2013-04-24 富加宜汽车控股公司 电路及制造所述电路的方法
JP5776011B2 (ja) * 2010-12-10 2015-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 絶縁キャパシタを用いた容量絶縁方式の半導体リレー
JP2013055620A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Hitachi Automotive Systems Ltd 電流制御装置
CN107037849B (zh) * 2016-02-04 2018-04-20 天津远翥科技有限公司 一种无人机的开关电路
US10090751B1 (en) * 2018-02-21 2018-10-02 Ixys, Llc Gate driver for switching converter having body diode power loss minimization
US10583794B2 (en) * 2018-03-29 2020-03-10 Veoneer Us, Inc. Method and system for diagnostic measurement of fault condition for common connected squib loops in restraint control module

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3360549B2 (ja) * 1996-10-30 2002-12-24 日本電気株式会社 起爆素子着火装置
JP3460219B2 (ja) 1997-03-27 2003-10-27 トヨタ自動車株式会社 乗員保護装置の駆動回路
JPH10297420A (ja) 1997-04-25 1998-11-10 Toyota Motor Corp 乗員保護装置の駆動回路
JP2000009781A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Toyota Motor Corp 乗員保護装置の故障検出装置
JP2001171477A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Calsonic Kansei Corp 乗員保護装置
JP2001187556A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Calsonic Kansei Corp 乗員保護装置
JP2001206190A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 Calsonic Kansei Corp 乗員保護装置
JP4381076B2 (ja) 2003-09-17 2009-12-09 富士通テン株式会社 エアバック点火回路及びエアバック点火装置
JP2005150920A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Fujitsu Ten Ltd 出力回路
US6958592B2 (en) * 2003-11-26 2005-10-25 Power-One, Inc. Adaptive delay control circuit for switched mode power supply
JP4375198B2 (ja) * 2004-10-26 2009-12-02 株式会社デンソー 負荷駆動用半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007328683A (ja) 2007-12-20
US7468619B2 (en) 2008-12-23
US20070296468A1 (en) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735429B2 (ja) 負荷駆動装置
US9602097B2 (en) System and method having a first and a second operating mode for driving an electronic switch
US8766671B2 (en) Load driving apparatus
JP4935266B2 (ja) 電圧駆動型半導体素子の駆動方法、及び、ゲート駆動回路
JP5383426B2 (ja) 異常検出時急速放電回路
JP2008306731A (ja) 供給電圧のオン/オフを目的とするハイサイド半導体スイッチのスイッチ制御回路
JP5287916B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2007228769A (ja) パワー半導体スイッチング素子の駆動回路
US7768759B2 (en) Control circuit of semiconductor device having over-heat protecting function
JP2017152923A (ja) 負荷駆動装置
JP2017212583A (ja) 半導体素子の保護回路
JP7292286B2 (ja) 温度過昇保護回路
JP2010028522A (ja) 半導体装置
JP2016192695A (ja) 誘導性負荷駆動装置
JP4375198B2 (ja) 負荷駆動用半導体装置
JP2018007090A (ja) 誘導性負荷駆動回路
JP5133648B2 (ja) 電圧制御形スイッチングデバイスのゲート駆動装置
JP2016213659A (ja) 半導体スイッチ回路
JP4553032B2 (ja) 負荷駆動装置
KR102446957B1 (ko) Igbt 게이트 드라이버 스위칭 슬로프 제어 장치
JP6459917B2 (ja) 通電素子駆動装置
US11171642B2 (en) Driver circuit for controlling P-channel MOSFET, and control device comprising same
JP5171979B2 (ja) 電子制御装置
JP2011041349A (ja) 負荷回路の制御装置
JP2021005950A (ja) トランジスタ駆動回路及びトランジスタのゲート電圧制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4735429

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees