JP4734009B2 - 粉体分包装置および粉体分包システム - Google Patents
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これらスクリューシャフト、搭載部及びフィーダがケースに一体化されていることで、ケースに収容された粉体が、移動部によって移動され、搭載部に搭載され、フィーダによって外部に供給されるまでの間、ケースの外部と接することがない。また、これらスクリューシャフト、搭載部及びフィーダがケースに一体化されていることで、ケースを取付ける際または取り外す際の取扱いが容易となる。
このような構成とすることで、ケースに収容された粉体が凹部に収集されやすくなるとともに、この粉体が凹部に収集されると、スクリューシャフトの溝に入り込みやすくなる。
このような構成とすることで、スクリューシャフトを回動させたときに、ケースに収容された粉体がスクリューシャフトの溝に入り込みやすくなる。
このような構成とすることで、スクリューシャフトから円筒の他端に送られた粉体が、塊となったとしてもその塊が壁部に接触したときに壁部により粉砕されて粉状になり、粉状のまま壁部を乗り越えて円筒の他端から排出されるため、搭載部に粉状のまま所定の量を正確に供給されることとなる。
このような構成とすることで、スクリューシャフトから円筒の他端に送られた粉体が、粉状のまま貯溜部を乗り越えて円筒の他端から排出されるため、搭載部に粉状のまま所定の量を正確に供給されることとなる。
このような構成とすることで、円筒とスクリューシャフトとの間に粉体が入り込んでスクリューシャフトの回動を妨害するのを防ぐことが可能となる。
このような構成とすることで、搭載部に堆積された粉体が所定量となったときに、フィーダを閉状態から開状態にしてその粉体を搭載部から排出することとなる。
ケース内に設けられた傾斜板が傾斜角度を調整できることにより、ケース内に残存する粉体を、傾斜板の傾斜角度を大きくすることによって移動部に供給しやすくなる。また、傾斜板の傾斜角度を調整することによって、粉体の移動部への供給量を調整することが可能となる。
また、本発明に係る粉体分包装置において、前記第二のギアは前記ケース内に配置され、前記ケースに設けられた孔を通して前記第一のギアが出入可能となっていることを特徴とする。
このような構成とすることで、外部から受ける静的な振動および動的な振動を吸収することが可能となる。しかも、それら振動の大小によらず吸収することができる。
また、ケースを取付ける際または取り外す際の取扱いが容易となるので、作業者の負担を軽減することができる。
図1は、本発明における第1の実施の形態を示す図であって、本発明を適用した粉体分包装置を示す図である。
粉体分包装置10は、粉体Aを収容するケース11と、ケース11から抽出された粉体Aを移動させる移動部としてのスクリューシャフト12と、スクリューシャフト12から送り出された粉体Aを適量に搭載する搭載部13と、搭載部13の粉体Aをケース11の外部に送り出すフィーダ14とを備えている。これらスクリューシャフト12、搭載部13及びフィーダ14は、ケース11内に一体化されて設けられている。
また、平板11bの下側には、端部が傾斜するように切断された円筒11dが配置されている。この円筒11dは、平板11bに上部を固定されるとともに、脱落を防止するために、ケース11の内部に底部11aと平行に設置された平板11eに下部を固定されている。
フィーダ14は、搭載部13の上方に設置されている。このフィーダ14は、ケース11の側面11iに設けられた溝11jに摺動可能に支持されて垂下した平板をなしており、搭載部13の延在方向に摺動できるようになっている。また、フィーダ14は、搭載部13の底部13aの上面に搭載された粉体を、搭載部13の底部13aの一端に隣接してケース11の底部11aに設けられた孔11hに送り出すために、その先端部14aが搭載部13の底部13aの上面に近接している。
次に、粉体分包装置10に駆動源としてのモータMを取付けるために、スクリューシフト12のギア12cとモータMのギアGとを接続する。その後、モータMを回動させることによってスクリューシフト12が回動する。このとき、粉体Aの自重及びモータMの回動による振動によって、または傾斜板11cを回動させることによって、粉体Aの一部がスクリューシャフト12のネジ切り部12aに充填されるように入り込む。
ケース11の外部に供給された粉体Aは、図示しない分包シートに適量のまま分包されることとなる。
また、これらスクリューシャフト12、搭載部13及びフィーダ14がケース11内に一体化されていることで、粉体分包装置10の設置に関し、これらを個々に取付けたり取り外したりする必要がなくなる。すなわち、ケース11を取付ける際または取り外す際の取扱いが容易となる。
粉体分包装置20は、粉体Aを収容するケース21と、ケース21に収容された粉体Aの一部をケース21の外部に供給する供給部22とを備えている。
ケース21は、台座部Bに設けられた軸部Cに固定して設置されている。このケース21は、例えばアクリル板で形成されており、円板の底部21aを有した円筒形をなしている。底部21aには、ケース21内に収容された粉体Aを供給部22に供給するための孔21bが設けられている。また、底部21aには、供給部22を取付けるための取付部21cが底部21aの下方に突出して設けられている。また、図3及び図4に示すように、ケース21の底部21aの下方かつ孔21bの近傍には、磁石21dが設けられている。
なお、台座部Bには、軸部Cを覆うように円筒状のカムDが設けられている。また、軸部Cは、図示しないモータに接続され、モータの駆動によって回動量及び回動速度を制御されながら回動する。
また、底部22aの下部には磁石22hが設けられている。この磁石22hは、図3及び図4に示すように、ケース21の底部21aに設けられた磁石21dに磁力により接合できるようになっている。なお、磁石22hが磁石21dに磁力により接合しているとき、棒状部22gはカムDに接触していない。
次に、粉体分包装置20を軸部Cとともに回動させる駆動源としてのモータを回動させることによって粉体分包装置20が回動する。このとき、粉体Aの自重及びモータの回動による振動によって、粉体Aの一部が供給部22に充填されるように入り込む。このように粉体Aの一部が供給部22に充填されることで、適量の粉体Aが得られることとなる。
粉体Aがケース21の外部に供給された後、モータを回動させて粉体分包装置20を回動させると、棒状部22gとカムDとが接触したまま供給部22の後端が下がるとともに供給部22の先端が上がり、磁石21dと磁石22hとが再び接合した状態となる。
また、供給部22がケース21に一体化されていることで、粉体分包装置20の設置に関し、これらを個々に取付けたり取り外したりする必要がなくなる。すなわち、ケース21を取付ける際または取り外す際の取扱いが容易となる。
また、ケース21を台座部Bの軸部Cに回動可能に設置することで、ケース21の回動量及び回動速度を調節してケース21を振動させることが可能となる。また、このケースの振動によって、粉体Aの供給部22への供給量を調整することが可能となる。
粉体分包装置30は、粉体Aを収容するケース31と、ケース31から抽出された粉体Aを移動させる移動部としてのスクリューシャフト32と、スクリューシャフト32から送り出された粉体Aを適量に搭載する搭載部33と、搭載部33の粉体Aをケース31の外部に送り出すフィーダ34とを備えている。これら搭載部33及びフィーダ34は、一体化した構成とされており、ケース31に取付けられている。すなわち、これらスクリューシャフト32、搭載部33及びフィーダ34は、ケース31内に一体化されて設けられている。
また、凹部37の一側面と対向する側面を貫通するように、底部35に上部を固定された円筒39が設置されている。この円筒39は、底部35から垂下して設置された支持部40に支持されている。また、凹部37の外縁の一端には、底部35に回動可能に支持された傾斜板41が取付けられている。
フィーダ34は、搭載部33の下端部45に一端が支持されて開閉可能に取付けられている。また、フィーダ34の一端には、自重を利用してフィーダ34を閉状態にするための錘46が細長状の取付部47を介して取付けられている。また、搭載部33の上部には磁石48が設けられ、ケース31の底部35に磁力によって着脱可能に取付けられている。
なお、ケース31内に収容された粉体Aの量が少量である場合には、勾配を上げる方向に傾斜板41を回動させて、粉体Aをスクリューシャフト32内に誘導する。
また、円筒38の一端が傾斜するように形成され凹部37に嵌入されていることで、スクリューシャフト32を回動させたときに、ケース31に収容された粉体Aがスクリューシャフト32のネジ切り部42に入り込みやすくなる。
また、搭載部33がケース31に着脱可能に取付けられていることで、搭載部33に供給される粉体Aにコンタミネーションが混在しにくくなるように搭載部33を設置できるとともに、搭載部33内の粉体Aにコンタミネーションが混在した場合でも、搭載部33を容易に交換可能となる。
また、ケース31内に設けられた傾斜板41が傾斜角度を調整できることにより、ケース31内に残存する粉体Aを、傾斜板41の傾斜角度を大きくすることによってスクリューシャフト32に供給しやすくなる。また、傾斜板41の傾斜角度を調整することによって、粉体のスクリューシャフト32への供給量を調整することが可能となる。
また、第1平板42およびだい2平板44は、例えば2mmの厚さを有するSUS材とする。そして、錘45は、それぞれ1個あたり1kgの重さを有した塊である。
すなわち、基礎Eからロードセル支持台40に伝達される振動のうち、比較的大きな振動を、錘45および第1平板42の荷重を受けた第1吸収剤41によって吸収する。この錘45の重量を重くすると、複数のロードセルLに伝達される比較的大きな振動を同相除去することとなる。一方、ロードセルLのバネによる比較的小さな振動が吸収されなくなるため、これら錘45に吸収されなかった微細な振動を、第2吸収剤43によって吸収する。
11 ケース
11c 傾斜板
12 スクリューシャフト(移動部)
13 搭載部
14 フィーダ
20 粉体分包装置
21 ケース
22 供給部(移動部、搭載部、フィーダ)
30 粉体分包装置
31 ケース
32 スクリューシャフト(移動部)
33 搭載部
34 フィーダ
C 軸部
L ロードセル
Claims (11)
- 粉体を収容するケースと、
前記ケース内に水平方向に延長した状態で設置された円筒と、
前記円筒内に配置され、前記ケースから抽出された前記粉体を移動させるスクリューシャフトと、
前記スクリューシャフトの一端に設けられ、モータの第一のギアに着脱可能に接続された第二のギアと、
前記スクリューシャフトによって移動された前記粉体を適量に搭載する搭載部と、
この搭載部に搭載された前記粉体を前記ケースの外部に供給するフィーダとを備え、
これらスクリューシャフト、搭載部及びフィーダが前記ケースに一体化されていることを特徴とする粉体分包装置。 - 前記ケースの底部には、前記スクリューシャフトを挿入された凹部が、前記底部の下方に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の粉体分包装置。
- 前記円筒は、その一端が傾斜するように形成され前記凹部に嵌入されていることを特徴とする請求項2に記載の粉体分包装置。
- 前記円筒は、その他端の下側に前記円筒の断面の一部を塞ぐように壁部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の粉体分包装置。
- 前記円筒は、その他端の下側に前記円筒の延長方向に沿って突出するとともに、前記円筒と同径の球面を有する形状とされた貯溜部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の粉体分包装置。
- 前記円筒は、前記スクリューシャフトとの間に所定のクリアランスを有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の粉体分包装置。
- 前記搭載部の下端には、前記フィーダが開閉可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の粉体分包装置。
- 前記ケース内には、傾斜角度を調整できる傾斜板を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の粉体分包装置。
- 前記スクリューシャフトを2つ備え、
2つの前記スクリューシャフトの外径は互いに異なることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の粉体分包装置。 - 前記第二のギアは前記ケース内に配置され、前記ケースに設けられた孔を通して前記第一のギアが出入可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の粉体分包装置。
- 請求項1から10のいずれかに記載の粉体分包装置と、
前記粉体分包装置を用いて分包された粉体を計測するロードセルと、
前記ロードセルを支持するロードセル支持台とを備え、
前記ロードセル支持台は、基礎上に設置された複数の第1吸収剤と、
前記複数の第1吸収剤の上部に前記基礎から浮かした状態で載置された第1平板と、
前記第1平板の上部に載置された複数の第2吸収剤と、
前記複数の第2吸収剤の上部に前記第1平板から浮かした状態で載置された第2平板とを備え、
前記第2平板の上部に前記ロードセルが取付けられるとともに、
前記第1平板の両端上部であって前記第2吸収剤および第2平板の外側には、錘が設置されることを特徴とする粉体分包システム。
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