JP2016137917A - 散薬供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒カセット回転方式の散薬供給機構をカセット出入口開閉蓋付き外囲体で囲っても散薬カセットの着脱が容易な散薬供給装置を実現する。
【解決手段】円筒状の散薬カセット90を支承して散薬を分割供給する散薬供給機構12と、カセット出入口61に出入口開閉蓋62の付設された外囲体60と、薬カセット90を上から押さえる押し当て位置とそこから離れた逃げ位置とを移動しうる押さえ部材78と、その移動を出入口開閉蓋62の開閉動作に連動させる機械式の連動機構70+80とを備える。さらに、出入口開閉蓋62がカセット出入口61の一辺の蓋軸支部63を中心に揺動し、連動機構70+80が連動揺動部70と揺動伝達部80とを具備し、出入口開閉蓋62を閉めると連動揺動部70の被押下部72が押し下げられるとともにそれに伴って押さえ部材78が押し当て位置に来るようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、円筒状の散薬カセットを軸回転させて散薬を逐次排出させる散薬供給機構とこの散薬供給機構を内部に収めた外囲体とを備えた散薬供給装置に関する。
[従来技術]
散薬供給機構の構成例として、いわゆるR円盤や分割マス等の大形部材を用いる配分分割式の他、散薬を定量で又は可変量で少しずつ送り出しながら送出量を計測することで必要量だけ供給する小形の計量分割式が挙げられる。
その計量方式には、スクリュー回転数などから送出量を算出する容積計測方式や、送出側か受取側で重量を測定する重量計測方式、落下中の散薬を撮った画像から送出量を算出する謂わば撮像計測方式がある。
容積計測方式や重量計測方式は、それだけで微量の散薬を精度良く測定しようとすると時間とコストが嵩むため、一包分ずつの散薬分割でなく、一患者分ずつの散薬分割に用いられてきた。
これに対し、撮像計測方式や、それと重量計測方式との組合せ方式は、一包分ずつの散薬分割まで実用に適うものとなっている(例えば特許文献1参照)。
また、撮像計測方式の散薬供給機構では(例えば特許文献1参照)、供給対象の散薬を収容した円筒状の散薬カセットが横置き状態で装着されると、散薬カセットの口を開けて散薬カセットを軸回転させることにより、散薬を逐次排出させるようになっている。
[本願出願時未公開技術]
さらに、そのような横置き円筒カセット回転方式の散薬供給機構を配分分割式の散薬供給機構や包装装置と共に筐体の中に収めた薬剤分包機に加えて(特許文献2参照)、散薬供給機構や散薬カセットに改良を施した散薬供給装置も開発されている(特許文献3〜7参照)。この改良版の散薬供給装置にあっては、カセット保持機構に散薬カセットを底側より口側の低い傾斜状態で保持させるようにしたことにより、散薬カセットの収容散薬量が減っても散薬の排出速度がさほど下がらないものとなっている。
また、回転速度変動抑制のため、散薬カセットの底面中央に形成されている穴に回転駆動機構の駆動軸の先端部を嵌合させて散薬カセットを軸回転させるようになっている。
さらに、散薬カセット安定保持のため、上端面の滑らかな前側支承部材と後側支承部材とで散薬カセットを下から支えるのに加え、前側支承部材の上端部を散薬カセットの外周面の環状溝に下から遊挿係合させるとともに、揺動可能なアームの先端の爪部を散薬カセットの外周面の環状溝に上から遊挿係合させるようになっている。
特開2013−48899号公報 特願2014−206872号[出願] 特願2014−228583号[出願] 特願2014−230399号[出願] 特願2014−230848号[出願] 特願2014−231116号[出願] 特願2014−241407号[出願]
このような円筒カセット回転方式の散薬供給装置にあっては、円筒状の散薬カセットを下から支える支承部材に加えて、その散薬カセットを上から押さえるアーム等の押さえ部材も、散薬供給機構のカセット保持機構に装備されている。
このため、そのような散薬供給機構に加えて、散薬の舞い上がり等の防止に役立つ外囲体(筐体の全部かその一部分)を導入して、散薬供給機構を外囲体の中や内側に収めるか配設する場合、外囲体に散薬カセット出し入れ用の開口を形成してそこに出入口開閉蓋を装着しておくことになる。
そして、散薬カセットを散薬供給機構に着脱するときには、カセット出入口の開閉蓋を操作してカセット出入口を開閉させることが必要になる。
しかしながら、散薬カセットの着脱の度に、出入口開閉蓋の開閉と押さえ部材の着脱という二つの操作を行うのは煩雑で面倒である。しかも、押さえ部材の操作はカセット出入口から手を入れて行うので、カセット出入口が小さいと押さえ部材の操作が遣りづらく、カセット出入口を大きくすると、出入口開閉蓋も大きくなって、出入口開閉蓋の開閉操作が遣りづらくなる。また、押さえ部材を電動式にするのは、それ用の電動モータや駆動回路の追加に伴ってコストが嵩むうえ、モータ等をカセット開閉機構の近くに配設することに伴って、機構の複雑化やメンテナンス性の劣悪化といった不都合を招来する。
そこで、円筒カセット回転方式の散薬供給機構をカセット出入口開閉蓋付き外囲体で囲っても散薬カセットの着脱が容易な散薬供給装置を実現することが技術課題となる。
本発明の散薬供給装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、円筒状の散薬カセットを支承部材にて下から支えることで前記散薬カセットを着脱可能に保持するとともに前記散薬カセットから散薬を少しずつ送り出しながら送出量を計測することで散薬の分割供給を行う散薬供給機構と、前記散薬供給機構をその上方を含む周囲から囲う外囲体であって前記散薬供給機構へのカセット着脱時に前記散薬カセットを出し入れしうるカセット出入口が形成されており且つ前記カセット出入口を開閉しうる出入口開閉蓋が付設されている外囲体とを備えた散薬供給装置であって、前記支承部材の上に置かれた前記散薬カセットを上から押さえる押し当て位置とそこから離れた逃げ位置とを移動しうる押さえ部材と、その移動を前記出入口開閉蓋の開閉動作に連動させる機械式の連動機構とが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の散薬供給装置は(解決手段2)、上記解決手段1の散薬供給装置であって、前記出入口開閉蓋が、前記カセット出入口の一辺を中心に揺動しうるものであり、前記連動機構が、前記出入口開閉蓋と前記散薬供給機構との間で揺動しうる連動揺動部と、前記出入口開閉蓋に連結されていてその運動を前記連動揺動部に伝達する揺動伝達部と、前記連動揺動部の揺動部分に装着されていて閉時の前記出入口開閉蓋の下面と当接する被押下部とを具備したものであり、前記押さえ部材が、前記連動揺動部の揺動部分に装着されていて前記出入口開閉蓋の前記被押下部への当接に伴って前記押し当て位置に来るようになっていることを特徴とする。
さらに、本発明の散薬供給装置は(解決手段3)、上記解決手段2の散薬供給装置であって、
前記連動揺動部が、その揺動支軸から離れた部位に突起部を具備したものであり、
前記揺動伝達部が、前記出入口開閉蓋との連結部を揺動中心とした細長い部材からなり、揺動先端部に鈎状部を具備したものであり、中間部を前記突起部と前記揺動支軸との間に遊挿させていて、前記出入口開閉蓋の開動作途中で前記鈎状部を前記突起部に引っ掛けて前記連動揺動部を揺動させることにより前記押さえ部材を前記押し当て位置から前記逃げ位置へ移動させるようになっており、前記出入口開閉蓋の閉動作途中で前記突起部と前記揺動支軸とに当接して前記連動揺動部を揺動させることにより前記押さえ部材を前記逃げ位置から前記押し当て位置へ移動させるようになっている
ことを特徴とする。
また、本発明の散薬供給装置は(解決手段4)、上記解決手段1〜3の散薬供給装置であって、前記押さえ部材が、その下側部分を前記散薬カセットの外周面の環状溝に入れうる回転輪からなり、前記散薬カセットの軸回転に伴って前記環状溝を転動しうるようになっていることを特徴とする。
また、本発明の散薬供給装置は(解決手段5)、上記解決手段1〜4の散薬供給装置であって、前記散薬供給機構が、前記散薬カセットを軸回転させる回転駆動機構を具備したものであり、前記回転駆動機構が、前記散薬カセットの底面中央に形成されている穴に駆動軸の先端部を軸方向遊嵌状態かつ回転方向係止状態で嵌合させて前記散薬カセットを軸回転させるものであり、前記駆動軸が、前記回転駆動機構によって軸方向移動可能に保持されるとともに嵌合側へ付勢されており、前記連動機構が、前記出入口開閉蓋の開時には前記駆動軸を前記回転駆動機構の付勢に逆らって非嵌合側へ強制移動させるが前記出入口開閉蓋の閉時には前記駆動軸を前記回転駆動機構の付勢に従わせるようになっていることを特徴とする。
また、本発明の散薬供給装置は(解決手段6)、上記解決手段5の散薬供給装置であって、前記駆動軸の先端部が先細り形状になっていることを特徴とする。
また、本発明の散薬供給装置は(解決手段7)、上記解決手段1〜6の散薬供給装置であって、前記散薬供給機構が、前記散薬カセットを底側より口側の低い傾斜状態で保持するようになっていることを特徴とする。
このような本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段1)、散薬の舞い上がり等を防止するために外囲体が導入されているが、出入口開閉蓋の開閉動作に連動して押さえ部材が移動するようにしたことにより、具体的には、出入口開閉蓋を閉めると押さえ部材が保持位置に移動して散薬カセットを上から押さえ、出入口開閉蓋を開けると押さえ部材が逃げ位置に移動して散薬カセットから離れるようにしたことにより、散薬カセットを着脱させるときに、出入口開閉蓋の開閉操作を行えば、それに随伴して押さえ部材の着脱が行われるので、操作が一つで済む。しかも、カセット出入口の形状や部位に係る制約条件から押さえ部材の手動操作の条件が外れるので、そのような制約条件が軽減緩和される。
また、連動機構に機械式のものを採用したことにより、電動モータ等が不要で、コストアップを回避することができるうえ、モータ等の配設に係る制約が軽減緩和されて、機構の複雑化やメンテナンス性の劣悪化といった不都合も回避することができる。
したがって、この発明によれば、円筒カセット回転方式の散薬供給機構をカセット出入口開閉蓋付き外囲体で囲っても散薬カセットの着脱が容易な散薬供給装置を実現することができる。
また、本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段2)、連動機構を連動揺動部と揺動伝達部との組み合わせで構成したことにより、連動機構が出入口開閉蓋と散薬供給機構との間に無理なく収まるものとなっている。
しかも、被押下部と押さえ部材とを連動揺動部の揺動部分に装着したうえで、出入口開閉蓋を閉めたときに被押下部が押しさげられるとともに随伴して押さえ部材が押し当て位置に来るようにしたことにより、押さえ部材の押し当て位置への位置決めが出入口開閉蓋によって円滑かつ確実になされる一方、押さえ部材の自転等の局所運動は出入口開閉蓋によって制約されることなく自由に行う行うことができる。
さらに、本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段3)、揺動伝達部の必要機能を損なうことなく揺動伝達部と連動揺動部との係合に遊びを持たせたことにより、連動機構の各部材の精密な仕上げや部材間の細かな調整が不要になって、前提となっている出入口開閉蓋と被押下部との当接時における押さえ部材の位置調整さえ行えば、連動機構が適切に動作するので、簡素で而もメンテナンス容易な連動機構を実現することができる。
また、本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段4)、散薬カセットの軸回転時にその回転を妨げることなく円滑に押さえ部材が散薬カセットを押さえるとともに、押さえ部材が環状溝と係わって散薬カセットの軸方向位置まで規制するようにしたことにより、散薬カセットの姿勢が静止時ばかりか動作時にも安定することとなる。
また、本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段5)、押さえ部材の接離に加えて駆動軸の挿抜まで出入口開閉蓋の開閉操作に随伴して行われるので、操作性が一層向上する。しかも、駆動軸の回転位置と散薬カセットの回転位置との整合具合によっては、駆動軸が嵌合側に付勢されていても、散薬カセットからの当接反力に押し返されて駆動軸が散薬カセットの穴にすんなり入らない場合もあるが、その場合には、散薬カセットが軸回転すると、やがて回転位置の整合のとれるときが来ることから、そのときには付勢力によって駆動軸が穴側に移動して嵌合するので、駆動軸と散薬カセット穴と嵌合が、出入口開閉蓋の操作に随伴した嵌合であっても、無理なく円滑に行われる。
また、本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段6)、駆動軸の先端部を例えば面取りして先細らせたことにより、駆動軸が散薬カセットの穴に入り易くなるので、駆動軸と散薬カセット穴との嵌合が円滑になされることとなる。
また、本発明の散薬供給装置にあっては(解決手段7)、横置き円筒カセット回転方式を継承しつつも、散薬カセットが水平保持されるのでなく、口側が底側より低くなるよう傾けた状態で散薬カセットが保持されるようにしたことにより、傾きに応じた重力分力が収容散薬に対して口側への推進力として作用するため、散薬カセットに収容されている散薬が少なくなっても、その割には散薬の排出速度が下がらないので、傾きを適度に設定や調整しておけば散薬供給や散薬分包の能率を必要レベルに維持することができる。
したがって、この発明によれば、散薬カセットの収容散薬量が減っても散薬の排出速度がさほど下がらない円筒カセット回転方式の散薬供給装置を実現することができる。
本発明の実施例1について、散薬供給装置の構造を示し、(a)が蓋を開けた状態の外観斜視図、(b)が蓋を閉めた状態の外観斜視図である。 散薬供給装置に装着して使用される散薬カセットの構造を示し、(a)が蓋を閉めた散薬カセットの斜視図、(b)が蓋を外した散薬カセットの斜視図、(c)が有底円筒状容器の底面図、(d)が有底円筒状容器の立面図である。 (a)が散薬供給機構の外観斜視図、(b)が散薬カセットを保持した散薬供給機構の要部の右側面図である。 連動揺動部の外観斜視図であり、(a)が上方へ揺動した状態、(b)が下方へ揺動した状態を示している。 出入口開閉蓋の開閉段階に対応した連動機構の状態を示す正面図であり、(a)が蓋を閉じた状態、(b)が蓋を開けている途中の状態、(c)が蓋を開けた状態、(d)が蓋を閉じている途中の状態である。 連動揺動部の揺動に伴う駆動軸の進退状態を示す外観斜視図であり、(a)が連動揺動部の上昇に応じた駆動軸の強制後退状態、(b)が連動揺動部の下降に応じた駆動軸の前進許容状態である。 散薬カセットを保持した散薬供給機構の要部の右側面図であり、(a)が散薬カセットから散薬を少しずつ落下排出している状態、(b)が貯留ホッパから貯留散薬を素早く落下放出している状態を示している。 本発明の実施例2について、散薬供給装置を組み込んだ薬剤分包機を示し、(a)が計量分割式の薬供給装置と包装装置とを組み合わせた散薬分包機の外観斜視図、(b)が計量分割式の薬供給装置と配分分割式の散薬供給装置と包装装置とを組み合わせた散薬分包機の外観斜視図である。
このような本発明の散薬供給装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜図7に示した実施例1は、上述した解決手段1〜7(出願当初の請求項1〜7)を総て具現化したものであり、図8に示した実施例2は、その応用例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の散薬供給装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が出入口開閉蓋62を開けた状態の散薬供給装置10の外観斜視図、(b)が出入口開閉蓋62を閉めた状態の散薬供給装置10の外観斜視図である。
また、図2は、(a)がカセット蓋95を閉めた散薬カセット90の斜視図、(b)がカセット蓋95を外した散薬カセット90の斜視図、(c)がカセットの本体部である有底円筒状容器91の底面図、(d)が有底円筒状容器91の立面図である。
さらに、図3は、(a)が散薬供給機構12の外観斜視図、(b)が散薬カセット90を保持した散薬供給機構12の要部の右側面図である。
また、図4は、連動揺動部70の外観斜視図であり、図5は、出入口開閉蓋62の断面図と連動機構70+80の要部の正面図であり、図6は、連動揺動部70の揺動板体71と回転駆動機構30の駆動軸32との外観斜視図である。
散薬供給装置10は(図1参照)、装着された上述の散薬カセット90から散薬を排出させて散薬の分割供給を行う散薬供給機構12と、この散薬供給機構12を内部に収めていて周囲から囲うとともに散薬カセット90のカセット出入口61を出入口開閉蓋62で開閉しうる外囲体60と、出入口開閉蓋62の開閉動作に押さえ部材78の移動を連動させる機械式の連動機構70+80とを具えたものである。
連動機構70+80は、押さえ部材78を具備した連動揺動部70と、出入口開閉蓋62の揺動を連動揺動部70に伝達する揺動伝達部80とからなるものである。
ここで、散薬供給装置10の各部の具体的な構成の説明に先立って、それに着脱して使用される散薬カセット90を説明する。
散薬カセット90は(図2(a),(b)参照)、例えばガラス製の円筒に対して縦置き時の下端部かつ横置き時の後端部のところに例えば金属製の底板が接着や嵌め込み等で固定的に装着された有底円筒状容器91を主体にしたものであり、その有底円筒状容器91の開口端である上端・前端には口金(92+93)がやはり接着や嵌め込み等で固定的に装着されている。口金(92+93)は、例えば金属製のリング状部材からなり、その先端部の内周側には、有底円筒状容器91の開口をテーパ状に拡径する口92(***部)が形成され、外周面には、一周に亘る環状溝93(環状係合部)が彫り込み形成され、その縁部が凸状に張り出していてやはり一周に亘る鍔状張出93aとなっている。
また、カセット蓋95は、例えば金属製の薄い円板97に掛止部96,96を装着したものであり、円板97の縁を全周に亘って口92に密着させることで散薬カセット90の口を閉め、掛止部96,96の先端を環状溝93に入れて鍔状張出93aに引っ掛けることで閉状態を維持し、掛止部96,96を環状溝93から抜いて円板97を口92(***部)から引き離すことで散薬カセット90の口(開口)を開けるようになっている。
さらに、散薬カセット90の底面の中央には穴94が形成されている(図2(c),(d)参照)。図示した穴94は断面が略四角形のものであるが、後述する駆動軸32を軸方向遊嵌状態で挿抜できて挿入時には回転方向係止状態で回転運動を伝達できるようになっていれば、十字状や内歯状など他の形状のものであっても良い。
以上で散薬カセット90の説明を終えて、散薬供給装置10の各部の具体的な構成を説明する。
散薬供給機構12は(図3参照)、装着された上述の散薬カセット90から散薬を定量で又は可変量で少しずつ落下排出させる散薬連続送出部20〜40と、その落下散薬を計測しながら一時貯留することで分割する散薬貯留分割部50とを具えたものである。それらの動作制御や演算を行うコントローラ58(制御装置・演算装置)も、本実施例では、散薬供給機構12に装備されている。また、散薬供給機構12は、それらを支持する適宜な部材も具備しており、図示の例では、底板15と前側支持部16と後側支持部17とを具備していて、底板15の上面には前側支持部16と後側支持部17とが搭載されており、カセット保持機構20と回転駆動機構30とを搭載した傾斜板21を、背の低い前側支持部16と背の高い後側支持部17とで支持することにより、散薬カセット90を底側より口側の低い傾斜状態である傾斜角θの前下がり状態で支持しうるようになっている。
散薬連続送出部20〜40は(図3参照)、上述した散薬カセット90を後述する支承部材22,23にて下から支えることで着脱可能に保持するためのカセット保持機構20と、カセット保持機構20に保持されている散薬カセット90を軸回転させるための回転駆動機構30と、カセット保持機構20に保持されている散薬カセット90の口を開け閉めするためのカセット開閉機構40とを具えたものであり、カセット保持機構20にて散薬カセット90を傾斜角θの前下がり状態で保持するとともに、保持中の散薬カセット90のカセット蓋95をカセット開閉機構40にて開けるとともに、その散薬カセット90の有底円筒状容器91を回転駆動機構30にて軸回転させることで、その散薬カセット90から散薬を少しずつ落下排出させるようになっている。
散薬貯留分割部50は(図3(b)参照)、散薬カセット90の口から排出されて落下している散薬を撮るための撮像装置51(撮像計測手段)と、撮像装置51の撮影方向で散薬落下位置より先に位置する所に設けられた背景部材52と、散薬連続送出部20〜40から排出された落下散薬を受け入れて一時貯留する貯留ホッパ53と、貯留ホッパ53に装備されている開閉弁55に作用して貯留ホッパ53を開閉させるホッパ開閉駆動機構54と、貯留ホッパ53をホッパ拝持部材57にて支承するとともにその重量を測定するホッパ保持部56(重量計測手段)とを具備している。
以下、各部20〜58の構成を順に詳述する。
カセット保持機構20は(図3(b)参照)、散薬カセット90を載せられるとそれを傾斜角θの前下がり姿勢で軸回転可能に保持するために、傾斜角θの前下がり姿勢で保持されている傾斜板21の上面の前寄り部位に立設された前側支承部材22と、傾斜板21の上面の後寄り部位に立設された後側支承部材23とを具えている。前側支承部材22も、後側支承部材23も、上端部に小形ベアリング(軸受)を装備していて、そのベアリングの外周面・転動面を散薬カセット90の外周面に下から当接させることで、散薬カセット90の円滑な軸回転を許容しつつ散薬カセット90を下から支えるようになっている。
そのうち前側支承部材22のベアリングは、厚みが散薬カセット90の外周面の環状溝93(環状係合部)の幅より薄いので、上側部分を環状溝93に遊挿(係合)しうるものとなっており、上側部分を環状溝93に挿入(係合)した状態では外周面を溝底面に当てて、散薬カセット90の軸回転を妨げることなく散薬カセット90の落下を阻止することに加え、上側部分の側面を溝壁面に当てて散薬カセット90の前進を阻止するようになっている。なお、図示の例では傾斜角θが5゜強に固定されているが、散薬の排出速度が安定する程度に散薬カセット90を前下がり姿勢で即ち底側より口側の低い横置き傾斜状態で保持するようにカセット保持機構20がなっていれば良いので、例えば3゜〜20゜の範囲で傾斜角θを可変調整しうるようになっていても良く、その傾斜角調整がコントローラ58の制御等にて散薬情報に応じて自動的に実行されるようになっていても良い。
このようにカセット保持機構20に装着された散薬カセット90が口92を少し下げた傾斜姿勢をとることから、散薬カセット90の口が開いていると、有底円筒状容器91の中の散薬が口から零れてしまうので、有底円筒状容器91の口92をカセット蓋95で閉めた散薬カセット90を着脱することができるように、カセット保持機構20の前後に分かれて配置された回転駆動機構30とカセット開閉機構40と間に十分な空間が確保されるとともに、外囲体60のうちカセット保持機構20の上方を含む部分に、散薬カセット90より大きなカセット出入口61が、開口形成されている(図1参照)。
さらに、散薬カセット90の着脱時に散薬カセット90と干渉のおそれのある部材たとえば後で詳述する駆動軸32や押さえ部材78が出入口開閉蓋62の開閉に随伴連動して移動させられるようにもなっている。
回転駆動機構30は(図3参照)、カセット保持機構20に保持されている散薬カセット90をコントローラ58の制御に従って軸回転させるために、カセット保持機構20の後方に設けられたモータ31と、モータ31側から前方のカセット保持機構20に向けて突き出ていて少なくとも先端寄りの部分が軸方向移動可能な状態で保持されている駆動軸32と、例えばコイルスプリング34と鍔状スプリング止め部材35とからなり駆動軸32のうち少なくとも先端寄りの部分を前方へ即ち次に述べる嵌合側へ付勢する付勢部33と、必須ではないがモータ31と駆動軸32とに介在する図示しない減速機構とを具えている。
駆動軸32は(図3,図6参照)、少なくとも先端部が散薬カセット90の穴94に対して挿抜可能かつ挿入時回転伝動可能の意味で対応しており、本例では、外径が穴94の径より少しだけ細く、断面が穴94の四角形断面に収まる断面八角形の柱状部材になっている。そのため、先端部を軸方向相対移動によって穴94に遊嵌状態で挿入することができるうえ、そのようにして嵌合させると周方向については先端部の長径部と穴94の短径部とが干渉して回転方向係止状態になるので、モータ駆動にて散薬カセット90を軸回転させることができるものとなっている。また、駆動軸32の先端部は、少なくとも最先端部は、例えば半球状や錐台状に面取りされて、先細り形状に仕上げられている。
カセット開閉機構40は(図3(b)参照)、散薬カセット90のカセット蓋95に作用して散薬カセット90の口(開口)を開け閉めするために、カセット保持機構20の前方で前側支持部16の上に固定された揺動駆動部41と、その上部に装備された蓋保持具42とを具えている。揺動駆動部41は、モータや減速ギヤ等の駆動部材を具備していて、コントローラ58の制御に従って蓋保持具42を蓋着脱に必要なだけ前後方向に直線移動させるとともに蓋開閉に必要なだけ前後方向に揺動させるようになっている。蓋保持具42は、後進してカセット蓋95に当接すると図示しない係止部等でカセット蓋95を保持するとともにカセット蓋95の掛止部96,96を押し開いて環状溝93から外すようになっている。散薬カセット90の口を閉めるときは逆のことを行うようになっている。
そして、カセット開閉機構40は、口92を閉じた散薬カセット90が環状溝93の下側部分に前側支承部材22のベアリングを挿入させた状態で後ろ側を後側支承部材23に載せられてカセット保持機構20に保持されてから、出入口開閉蓋62が出入口開閉蓋62で閉められ、それに随伴して押さえ部材78が散薬カセット90を上から押さえるとともに駆動軸32が散薬カセット90の穴94に差し込まれると、その後は、コントローラ58の制御に従って、掛止部96が散薬排出の邪魔にならない横位置に来るまで一時的に散薬カセット90が軸回転された後、蓋保持具42が後進してカセット蓋95を保持し、それから蓋保持具42が単に又は僅かに前進しながら揺動することにより、カセット蓋95の円板97の最上部を散薬カセット90の口92に当接させつつ散薬カセット90のカセット蓋95の円板97の下部を散薬カセット90の口92から離隔させる態様で散薬カセット90の口(開口)を開け、散薬カセット90の口(開口)を閉めるときは逆のことを行うようになっている
撮像装置51は(図3(b)参照)、例えば小型のCCDカメラにLED照明を付けたもので良く、前側支持部16の中で前寄り上側の所に後向きで設置されて、散薬カセット90の口92から落下している散薬を正面から幅広く撮るようになっている(撮像計測手段)。また、この撮像装置51で撮った画像データを撮像装置51からコントローラ58へ送るとともに、コントローラ58が撮像計測プログラム等を実行することで、散薬連続送出部20〜40にて散薬カセット90から排出された散薬送出量の推定値(散薬送出量推定値)が算出されるようになっている(撮像計測手段)。
背景部材52は(図3(b)参照)、散薬画像の明瞭化のために、すなわち撮像装置51で撮った画像において散薬を鮮明な影像で写り込ませるために、背景の大部分をカバーしうる大きさの板材等からなり、少なくとも画像に背景として写り込む面は、撮像装置51の感応する色の光を吸収して反射しない状態になっている。例えば、撮像装置51が可視光に感応するのであれば背景部材52の背景面は黒色になっており、撮像装置51が赤外線に感応するのであれば背景部材52の背景面は赤外線を吸収するようになっている。なお、背景部材52でカバーしきれない背景部分、例えば傾斜板21や前側支承部材22の前面(図では左方の面)にも背景部材52と同様の表面処理が施されている。
貯留ホッパ53は(図3(b)参照)、例えば上下に開口を持った漏斗状部材からなり、ホッパ保持部56によって保持されて、撮影位置より下流側の散薬落下経路中に位置している。開閉弁55は、貯留ホッパ53の下端開口部かあるいは中空部・内腔部に組み込まれていて、例えば揺動することで貯留ホッパ53を開閉するようになっている。ホッパ開閉駆動機構54は、モータや減速ギヤ等を具備していて、コントローラ58の制御に従い必要時には、開閉弁55に作用して開閉動作を行わせるようになっている。そして、貯留ホッパ53は、コントローラ58の制御に従って開閉弁を閉じた状態で、散薬カセット90の口から落下した散薬を上の開口から受け入れて、一包分など一纏まりの分割量が集まるまで散薬を一時貯留するとともに、所定の分割量が集まったことを確認したコントローラ58の制御に従い、開閉弁55を開けて貯留散薬(一時貯留散薬)を下の開口から放出して落下させるようになっている。
ホッパ保持部56は(図3(b)参照)、貯留ホッパ53の下部を上から貫通穴に落とし込んで捧げ持つ拝手状態で貯留ホッパ53を保持するホッパ拝持部材57と、このホッパ拝持部材57の下に設けられた図示しないロードセル等の重量測定器具とを具えていて、貯留ホッパ53を含んだ機械部分の重量を計測するようになっている。また、その計測データをホッパ保持部56からコントローラ58へ送るとともに、コントローラ58が後述する重量計測プログラムを実行することで、ホッパ保持部56のロードセル等で計測した重量値の変化から散薬貯留量が算出されるようになっている(重量計測手段)。
コントローラ58(制御装置・演算装置)は、制御機能と演算機能とを発揮できれば単体のコンピュータやシーケンサーでも良く分散型の電子制御回路でも良く専用品でも良く組み込み先の薬剤分包機のコントローラとの兼用品でも良い。ここでは、プログラマブルなコンピュータが採用されており、図示しない制御プログラム(制御手段)や、撮像計測プログラム(撮像計測手段)、重量計測プログラム(重量計測手段)などがインストールされている。そして、図示しない付属の操作表示ユニットや上位の調剤管理装置などから分包量や分包数などの調剤指示データを取得して分割目標量を決定するとともに、上記の各プログラムを実行することにより、上述した散薬連続送出部20〜40と散薬貯留分割部50とが的確に協動するよう更に包装装置が連結されている場合はそれも含めて的確な分包動作がなされるよう、それらの動作を制御するようになっている。
外囲体60は(図1参照)、例えば直方体状の箱体(筐体)かその下側部分を省いたもの(筐体の一部)であり、その内部空間に散薬供給機構12を収めて、散薬供給機構12の上方を含む周囲から散薬供給機構12を囲うようになっている。散薬供給機構12に散薬カセット90を着脱するときに散薬カセット90を外囲体60から出し入れすることが楽にできるように、外囲体60の上部には、散薬カセット90より大きなカセット出入口61が開口形成されている。また、散薬を排出するカセット出入口61や散薬落下経路から散薬が舞い上がって装置外へ飛散するのを防止するために、カセット出入口61を開閉しうる出入口開閉蓋62が外囲体60に付設されている。
出入口開閉蓋62の一端部には蓋軸支部63が装備されており、この蓋軸支部63がカセット出入口61の一辺部分に取り付けられており、そこを中心にして出入口開閉蓋62が揺動するようになっている。出入口開閉蓋62は、図示の例では把手を持って手動で揺動させるとカセット出入口61を開閉するようになっているが、開時は外側に傾斜して重力により開状態を安定維持する一方(図1(a)参照)、閉時は(図1(b)参照)、蓋軸支部63に組み込まれた図示しない弾撥部材あるいは対向端部に付設された図示しない磁性部材などの作用力で、閉状態を安定維持するようになっている。また(図1(a)参照)、出入口開閉蓋62のうち蓋軸支部63から少し離れた揺動部分に連結軸支部64が装備されており、この連結軸支部64に対して揺動伝達部80の一端部である連結部81が揺動可能に連結されていて、出入口開閉蓋62の揺動が揺動伝達部80に伝達されるようになっている。
連動機構70+80は(図1参照)、上述したように、押さえ部材78を具備した連動揺動部70と、出入口開閉蓋62の揺動を連動揺動部70に伝達する揺動伝達部80とからなり、出入口開閉蓋62の揺動を連結軸支部64と揺動伝達部80を介して連動揺動部70に伝達することで出入口開閉蓋62の開閉動作に押さえ部材78の移動を連動させる機械式の機構となっている(図4,図5参照)。
連動揺動部70は(図4参照)、後方の回転駆動機構30の近くで傾斜板21等に固定された部材に植設された後方の揺動支軸73を中心にて揺動しうる揺動板体71と、前方のカセット開閉機構40の近くで傾斜板21等に固定された部材に植設された前方の揺動支軸73を中心にて揺動しうる揺動板体79と、揺動板体71と揺動板体79とに連結されていて両板体71,79の揺動を同時一体的に行わせる連結部材77とを具えたものであり、出入口開閉蓋62と散薬供給機構12との間に配設され、そこで前後の揺動支軸73,73を中心にして揺動しうるようになっている。
後方の揺動板体71のうち揺動支軸73から離れた揺動部分であって最上位かその近傍の所には被押下部72が装着され、揺動板体71のうち被押下部72と揺動支軸73との中間部位近傍には突起部74が植設され、前方の揺動板体79のうち揺動支軸73から離れた揺動部分であって最上位かその近傍の所には押さえ部材78が装着されている。
被押下部72は(図1(a),図4,図5参照)、出入口開閉蓋62を閉位置まで下げたときに、出入口開閉蓋62の下面と当接して僅かに押し下げられることで、閉時における連動揺動部70の揺動位置を機械的に規定して安定させるものとなっており、当接の円滑化や当接部の摩耗防止のために小形ベアリング(回転輪,軸受)が採用されている。
押さえ部材78は(図1(a),図3(b),図4参照)、その下側部分を散薬カセット90の外周面の環状溝93に入れることができる小さな回転輪(軸受,ベアリング)が採用されており、出入口開閉蓋62が開位置に揺動するときには(図1(a),図4(a)参照)、被押下部72と共に上昇して、逃げ位置に移動し、出入口開閉蓋62が閉位置に揺動するときには(図1(b),図4(b),図3(b)参照)、揺動伝動にて下降し更に最終段階では出入口開閉蓋62によって押し下げられる被押下部72と共に下降して、押し当て位置に来るようになっている。そして、押し当て位置に来た押さえ部材78は、支承部材22,23の上に置かれた散薬カセット90の環状溝93に下側部分を入れて散薬カセット90を上から押さえ、散薬カセット90が軸回転するとそれに伴って環状溝93の溝底を転動するようになっている。また、逃げ位置に来た押さえ部材78は、散薬カセット90から離れて散薬カセット90の上方を空けるようになっている。
揺動伝達部80は(図1(a),図5参照)、幅が揺動板体71の突起部74と後方の揺動支軸73との間の距離より狭くて細長い部材からなるものである。一端側の連結部81が、連結軸支部64に連結されていて、そこを中心として出入口開閉蓋62に対して揺動しうるようになっている。他端側の揺動先端部が、突起部74を引っ掛けることが可能な鈎状部83になっており、連結部81と鈎状部83との間の中間部82が、ほぼ真っ直ぐであって、突起部74と揺動支軸73との間に遊挿されており、鈎状部83の先端が、突起部74側に向けられており、中間部82と鈎状部83が、適宜な付勢部材たとえば図示しないスプリング等にて突起部74側へ軽く付勢されている。
このような揺動伝達部80は、出入口開閉蓋62を閉めた状態では(図5(a)参照)、鈎状部83が突起部74から離れ、中間部82が突起部74に軽く当接しているだけなので、出入口開閉蓋62にて被押下部72を押し下げられている揺動板体71を揺動させることがない。そのため、揺動板体71は、下降位置にとどまり、押さえ部材78を押し当て位置にとどめる。また、連動揺動部70と揺動伝達部80との組み立て時やその後に両部70,80に係る相互位置調等の調整がほとんど要らないものとなっている。
そして、出入口開閉蓋62を開けると、揺動伝達部80は、連結部81を引っ張られて揺動板体71から離れる向きに移動するが、開け始めから途中までは(図5(b)参照)、中間部82を突起部74に当接状態で滑らせるだけなので、揺動板体71を揺動させるには至らない。そのため、この連動機構70+80は、出入口開閉蓋62を開ける操作が手動であっても軽快に開始することができるものとなっている。
それから更に出入口開閉蓋62を開けると、鈎状部83の内側が突起部74に引っ掛かり、揺動伝達部80によって出入口開閉蓋62の揺動が揺動板体71に伝達されて、揺動板体71が上昇側へ揺動するが、既に出入口開閉蓋62が揺動しているので、その慣性によって連動揺動部70の揺動が軽快に開始される。そして、出入口開閉蓋62が外側へ傾くほど十分に開けられた開状態では(図5(c)参照)、揺動板体71は、上昇位置にとどまり、押さえ部材78を逃げ位置にとどめる。そのため、この連動機構70+80は、出入口開閉蓋62を開ける操作が手動であっても開始時ばかりかその後も軽快に行えるうえ、開状態を安定に維持するものとなっている。
一方、開いている出入口開閉蓋62を閉めると、揺動伝達部80は、連結部81を押されて揺動板体71側へ移動するが、閉め始めは鈎状部83を突起部74から離脱させ、それから途中までは、中間部82を突起部74に横から軽く当接させた状態で滑らせるだけなので、揺動板体71を揺動させるには至らない。そのため、この連動機構70+80は、出入口開閉蓋62を閉める操作についても手動であっても軽快に開始することができるものとなっている。
それから、更に出入口開閉蓋62を閉めると(図5(d)参照)、中間部82の鈎状部83寄り部分か或いは鈎状部83の外側のうち中間部82寄り部分が揺動支軸73に当接し、突起部74に対する揺動伝達部80の梃子のような作用によって出入口開閉蓋62の揺動が揺動板体71に伝達されて、揺動板体71が下降側へ揺動するが、既に出入口開閉蓋62が揺動しているので、その慣性によって連動揺動部70の揺動が軽快に開始される。そして、出入口開閉蓋62を閉め終わるころには、揺動伝達部80が揺動支軸73から離れるが、出入口開閉蓋62が被押下部72を押し下げるので、上述した適切な閉状態に戻るようになっている(図5(a)参照)。
揺動板体71については(図4,図5,図6参照)、揺動支軸73から離れた揺動部分のうち下位や中位の所に係る説明を上述しなかったので、ここで説明すると、下位の所は駆動軸強制移動部75になっており、中位の所は駆動軸前進許容部76となっており、両部75,76には、揺動支軸73を中心とした弧状の切欠が形成されている。この切欠の幅は、駆動軸32の中間部の外径より広いが、上述した鍔状スプリング止め部材35のように中間部に固定装着されて外径方向へ張り出している張出部分の径よりは狭いので、揺動板体71は、駆動軸32の中間部を切欠に遊挿させたまま揺動しうるが、駆動軸32の張出部分(35)と当接すると駆動軸32の軸方向移動を規制するものとなっている。
また、揺動板体71は(図4,図6参照)、駆動軸強制移動部75と駆動軸前進許容部76との中間部分が曲がっていて、駆動軸強制移動部75が駆動軸前進許容部76より後方に位置するようになっている。この位置関係を駆動軸32の先端部と散薬カセット90の穴94との嵌合について見ると、駆動軸前進許容部76が嵌合側に位置しており、駆動軸強制移動部75が非嵌合側に位置していることになる。そのため、揺動板体71さらに連動機構70+80は、出入口開閉蓋62の開時には(図6(a)参照)、駆動軸強制移動部75で付勢部33の鍔状スプリング止め部材35を後方へ押しやることにより、付勢部33のコイルスプリング34の付勢に逆らって駆動軸32を非嵌合側へ強制移動させるが、出入口開閉蓋62の閉時には(図6(b)参照)、駆動軸前進許容部76で付勢部33の鍔状スプリング止め部材35の規制位置を前方の嵌合側へ広げて、駆動軸32を付勢部33のコイルスプリング34の付勢に従わせるものとなっている。
この実施例1の散薬供給装置について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図1は、散薬供給装置10の外観斜視図であり、(a)が出入口開閉蓋62を開けた状態、(b)が出入口開閉蓋62を閉めた状態を示している。
また、図3は、(a)が空の散薬供給機構12の外観斜視図、(b)が散薬カセット90を保持した散薬供給機構12の要部の右側面図である。
さらに、図4は、連動揺動部70の外観斜視図であり、(a)が上方へ揺動した状態、(b)が下方へ揺動した状態を示している。
また、図5は、出入口開閉蓋62の開閉とそれに伴う連動機構70+80の動作状態を示し、(a)が出入口開閉蓋62を閉じた状態、(b)が出入口開閉蓋62を開けている途中の状態、(c)が出入口開閉蓋62を開けた状態、(d)が出入口開閉蓋62を閉じている途中の状態である。
また、図6は、連動揺動部70の揺動に伴う駆動軸32の進退状態を示す該当箇所の外観斜視図であり、(a)が連動揺動部70の上昇に応じた駆動軸32の強制後退状態、(b)が連動揺動部70の下降に応じた駆動軸32の前進許容状態である。
また、図7は、散薬カセット90を保持している散薬供給機構12の要部に係る右側面図であり、(a)が散薬カセット90から散薬99を少しずつ落下排出しているところ、(b)が貯留ホッパ53から貯留散薬99を素早く落下放出しているところである。
散薬供給装置10を作動させるに先だって、供給対象の散薬99を収容している使用対象の散薬カセット90を散薬供給装置10のカセット保持機構20に保持させることが必要なので、カセット出入口61が出入口開閉蓋62によって閉じられている場合は(図1(b),図5(a)参照)、出入口開閉蓋62の把手を手にしてそれを持ち上げる。すると、出入口開閉蓋62が開方向へ揺動するが、開け始めは負荷が出入口開閉蓋62と揺動伝達部80だけなので手動でも軽快に動く(図5(b)参照)。
それから、開途中で、揺動伝達部80の鈎状部83が連動揺動部70の突起部74に引っ掛かって、連動揺動部70も負荷に加わるが、出入口開閉蓋62の慣性によってやはり軽快に出入口開閉蓋62の揺動が継続し、開け終わったときには、カセット出入口61が十分に開放されるとともに(図1(a)参照)、駆動軸32のところに駆動軸強制移動部75が来て(図6(a)参照)、駆動軸32が非嵌合側に位置するので、カセット保持機構20の上が後方の駆動軸32のところまで広く開放される(図3(a)参照)。
そして、それらの解放部位(61,20)から、使用対象の散薬カセット90を、カセット蓋95で口92を閉めた状態のまま横向き姿勢で差し入れて、カセット保持機構20に保持させるが(図1(a)参照)、その際(図3(b)の散薬カセットの下側を参照)、散薬カセット90の前側については散薬カセット90の環状溝93の下側部分にカセット保持機構20の前側支承部材22の上端を挿入させ、散薬カセット90の後側については有底円筒状容器91を後側支承部材23の上に載せる。こうして、散薬カセット90の装着作業が容易かつ迅速に完了し、散薬カセット90は傾斜角θで口側が低く底側が高い傾斜姿勢で散薬供給装置10に保持される。
それから、カセット出入口61を閉めるために、出入口開閉蓋62の把手を手にして出入口開閉蓋62を閉方向へ揺動させるが、閉め始めも負荷が出入口開閉蓋62と揺動伝達部80だけなので手動でも軽快に動く。更に出入口開閉蓋62を閉めると(図5(d)参照)、連動揺動部70も負荷に加わるが、出入口開閉蓋62の慣性によってやはり軽快に出入口開閉蓋62の揺動が継続する。そして、閉め終わりには(図5(a)参照)、手動操作に慣性も加わって揺動を維持する出入口開閉蓋62が、やはり軽快に、カセット出入口61を閉じるとともに、被押下部72を押し下げる。
被押下部72が押し下げられると、随伴して下降した押さえ部材78が、散薬カセット90の環状溝93に入り込んで、散薬カセット90を上から押させるので、散薬カセット90は押さえ部材78と前側支承部材22とで三点支持されて安定保持される(図3(b)の散薬カセットの上側を参照)。また、被押下部72の押下に随伴して、駆動軸前進許容部76が駆動軸32のところに来る(図6(b)参照)。そのため、駆動軸32の移動可能範囲が嵌合側まで拡張されるので、駆動軸32が、付勢部33の付勢によって前進する。そして、カセット保持機構20に保持されている散薬カセット90の軸回転角度の具合により回転散薬カセット90の穴94と嵌合可能であれば直ちに両者32,90が嵌合し、そうでなければ後ほど駆動軸32が軸回転を始めると早々に嵌合可能になって両者32,90が嵌合するので、散薬カセット90を回転駆動機構30で軸回転させる準備が自動で調う(図3(b)の散薬カセットの後側を参照)。
そして、散薬カセット90の装着後は、分包量(散薬送出量,分割量)や分包数(送出回数,分割回数)といった調剤指示データを操作入力やダウンロード等にてコントローラ58に与えると、後は、制御プログラムを実行するコントローラ58の制御により自動で、分割目標量に初期値として上記の分包量がセットされるとともに、開閉弁55が閉側に位置して貯留ホッパ53の下端側が閉じられて、貯留ホッパ53が散薬を重量測定しながら受け入れる態勢を調える(図3(b)参照)。
それから、開閉機構40によってカセット蓋95が下側だけ前進させられて散薬カセット90の口が開き、回転駆動機構30によって散薬カセット90が軸回転させられるので、散薬カセット90の口から散薬99が少しずつ排出される(図7(a)参照)。
そのとき、散薬99は、(同図では左右方向の)厚みが薄い状態で、(同図では紙面に垂直な方向である)横に広がりながら、撮像装置51と背景部材52との間を落下して貯留ホッパ53に入り込む。そして、その落下中の散薬99が撮像装置51によって撮られるが、散薬99は照明によって明るくなっているのに対し、背景部材52等は照明光を反射しないので暗くなっているため、撮った画像において影像と背景との明暗・白黒が強調されて、散薬99の影像が明瞭で背景から容易かつ的確に抽出される。そして、その画像に基づき、撮像計測プログラムを実行するコントローラ58の画像処理と計数処理とによって、落下中の散薬99の量の推定値である散薬送出量推定値が算出される。
更に落下した散薬99は貯留ホッパ53に入り込んでその中に一時貯留されるが、そこで貯留中の散薬99であるホッパー投入済み散薬99(貯留散薬・一時貯留散薬)は、貯留ホッパ53等と一緒にホッパ保持部56のロードセルにて重量測定される。そして、その重量変化に基づき、重量計測プログラムを実行するコントローラ58によって、ホッパー投入済み散薬99の量である散薬貯留量が算出される。
また、制御プログラムの実行によって随時、散薬送出量推定値と分割目標量とが比較され、散薬送出量推定値が分割目標量に達すると、開閉機構40によってカセット蓋95が下側を後退させられて散薬カセット90の口が閉まるとともに、貯留ホッパ53が開いて一包量(分割量)の散薬99が下流の包装装置等へ送り込まれる(図7(b)参照)。
このような動作が一包量(分割量)毎に繰り返されて、指定の分包数(送出回数)だけ行われると、所要の散薬供給動作が完了するので、散薬カセット90の口を閉めた状態で散薬供給装置10が動作停止する。
そこで、同じ散薬99を再び調剤するのであれば、カセット脱着作業を省いて調剤指示データの設定から行うが、使用済みの散薬カセット90を散薬供給装置10から取り外すときには上述した装着時と逆順の作業を行う。
すなわち、繰り返しとなる詳細な説明は割愛して簡潔に述べるが、出入口開閉蓋62によって閉じられているカセット出入口61を開けるために(図1(b),図5(a)参照)、出入口開閉蓋62の把手を持ち上げと、出入口開閉蓋62が開け始めは揺動伝達部80だけ引き連れ途中から連動揺動部70も連動させて軽快に開く(図1(a),図5(b),(c)参照)。また、それに随伴して、押さえ部材78が散薬カセット90から離れるとともに、駆動軸32が非嵌合側へ後退して散薬カセット90の穴94から抜けて、散薬カセット90の拘束が容易かつ迅速に解かれるので、カセット出入口61から手を差し入れて散薬カセット90を取り出す。そして、別の散薬カセット90の処理が控えていればそれを散薬供給装置10に装着するところから作業を行い、そうでなければ出入口開閉蓋62でカセット出入口61を閉めておく(図1(b)参照)。
こうして、横置き円筒カセット回転方式で散薬供給が行われるが、散薬供給装置10は幾つかの点で改良されているので、精度も能率も向上している。
すなわち、散薬カセット90が口92側を低くして傾斜角θだけ傾いているので、収容散薬99が少なくなっても散薬の排出速度があまり下がらない。さらに、散薬カセット90と回転駆動機構30との回転伝動が穴94と駆動軸32との機械的係止にてなされるので、散薬カセット90の回転状態が安定する。
また、カセット蓋95の最上部を口92に当接させつつカセット蓋95の下部を口92から離隔させて散薬カセット90の口を開けるようにしたので、散薬カセット90の前向き位置ずれが簡便に防止されるとともに、散薬99の落下排出状態が安定する。また、環状溝93に下から前側支承部材22のベアリングを入れるとともに上から押さえ部材78のベアリングを入れて散薬カセット90を軸回転自在に保持するようにもしたので、散薬カセット前向き位置ずれ防止機能を損なうことなく且つカセット蓋95の不所望な変形や破損を招くことなく、カセット蓋95の円板97を薄くすることができる。
本発明の散薬供給装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図8は、上述した散薬供給装置10を組み込んだ薬剤分包機を示し、(a)が計量分割式の薬供給装置10と包装装置100とを組み合わせた散薬分包機の外観斜視図、(b)が計量分割式の薬供給装置10と配分分割式の散薬供給装置200と包装装置100とを組み合わせた散薬分包機の外観斜視図である。
図8(a)に示した散薬分包機は、上述した計量分割式・円筒カセット回転方式の散薬供給装置10を上段に設け、下段に包装装置100を設けることにより、小形化を図ったものである。散薬は散薬供給装置10から一包分ずつ包装装置100へ送り込まれる。
図8(b)に示した散薬分包機は、それに加え、散薬供給装置10の横に、R円盤等を具備した回転配分式・配分分割式の散薬供給装置200を並設したものであり、散薬供給の並行処理を可能としつつ、散薬供給装置200を横に二台並べる従来方式に比べて、小形化を図ったものである。図示は割愛したが(特許文献2参照)、散薬供給装置10から分割供給された散薬を包装装置100へ直に送るだけでなく、散薬の送り先を散薬供給装置200へ切り替えることもできるようになっている。
[その他]
上記実施例では、出入口開閉蓋62が手動で操作されるようになっていたが、出入口開閉蓋62の開閉は、電動式でも良く、手動でも電動でも行えるようにしても良い。
上記実施例では、カセット保持機構20等が傾斜板21の上に設置されているのに対し開閉機構40が前側支持部16の上に設置されていたが、開閉機構40が傾斜板21の上に設置されていても良い。傾斜板21が枠体になっていても良い。
10…散薬供給装置、
12…散薬供給機構(計量分割式)、
15…底板、16…前側支持部、17…後側支持部、
20〜40…散薬連続送出部、
20…カセット保持機構、21…傾斜板、θ…傾斜角、
22…前側支承部材、23…後側支承部材、
30…回転駆動機構、31…モータ、32…駆動軸、33…付勢部、
40…カセット開閉機構、41…揺動駆動部、42…蓋保持具、
50…散薬貯留分割部、
51…撮像装置(撮像計測手段)、52…背景部材、
53…貯留ホッパ、54…ホッパ開閉駆動機構、55…開閉弁、
56…ホッパ保持部(重量計測手段)、57…ホッパ拝持部材、
58…コントローラ(制御装置・演算装置)、
60…外囲体(筐体,半筐体)、
61…カセット出入口、62…出入口開閉蓋、
63…蓋軸支部、64…連結軸支部、
70+80…連動機構、
70…連動揺動部、
71…揺動板体、72…被押下部(回転輪,軸受,ベアリング)、
73…揺動支軸、74…突起部、75…駆動軸強制移動部、
76…駆動軸前進許容部、77…連結部材(一体化)、
78…押さえ部材(回転輪,軸受,ベアリング)、79…揺動板体、
80…揺動伝達部(細長い部材)、
81…連結部(揺動中心)、82…中間部、83…鈎状部(揺動先端部)
90…散薬カセット、91…有底円筒状容器、92…口、
93…環状溝(環状係合部)、93a…鍔状張出(環状係合部)、
94…穴、95…カセット蓋、96…掛止部、97…円板、99…散薬

Claims (7)

  1. 円筒状の散薬カセットを支承部材にて下から支えることで前記散薬カセットを着脱可能に保持するとともに前記散薬カセットから散薬を少しずつ送り出しながら送出量を計測することで散薬の分割供給を行う散薬供給機構と、前記散薬供給機構をその上方を含む周囲から囲う外囲体であって前記散薬供給機構へのカセット着脱時に前記散薬カセットを出し入れしうるカセット出入口が形成されており且つ前記カセット出入口を開閉しうる出入口開閉蓋が付設されている外囲体とを備えた散薬供給装置であって、前記支承部材の上に置かれた前記散薬カセットを上から押さえる押し当て位置とそこから離れた逃げ位置とを移動しうる押さえ部材と、その移動を前記出入口開閉蓋の開閉動作に連動させる機械式の連動機構とが設けられていることを特徴とする散薬供給装置。
  2. 前記出入口開閉蓋が、前記カセット出入口の一辺を中心に揺動しうるものであり、前記連動機構が、前記出入口開閉蓋と前記散薬供給機構との間で揺動しうる連動揺動部と、前記出入口開閉蓋に連結されていてその運動を前記連動揺動部に伝達する揺動伝達部と、前記連動揺動部の揺動部分に装着されていて閉時の前記出入口開閉蓋の下面と当接する被押下部とを具備したものであり、前記押さえ部材が、前記連動揺動部の揺動部分に装着されていて前記出入口開閉蓋の前記被押下部への当接に伴って前記押し当て位置に来るようになっていることを特徴とする請求項1記載の散薬供給装置。
  3. 前記連動揺動部が、その揺動支軸から離れた部位に突起部を具備したものであり、
    前記揺動伝達部が、前記出入口開閉蓋との連結部を揺動中心とした細長い部材からなり、揺動先端部に鈎状部を具備したものであり、中間部を前記突起部と前記揺動支軸との間に遊挿させていて、前記出入口開閉蓋の開動作途中で前記鈎状部を前記突起部に引っ掛けて前記連動揺動部を揺動させることにより前記押さえ部材を前記押し当て位置から前記逃げ位置へ移動させるようになっており、前記出入口開閉蓋の閉動作途中で前記突起部と前記揺動支軸とに当接して前記連動揺動部を揺動させることにより前記押さえ部材を前記逃げ位置から前記押し当て位置へ移動させるようになっている
    ことを特徴とする請求項2記載の散薬供給装置。
  4. 前記押さえ部材が、その下側部分を前記散薬カセットの外周面の環状溝に入れうる回転輪からなり、前記散薬カセットの軸回転に伴って前記環状溝を転動しうるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された散薬供給装置。
  5. 前記散薬供給機構が、前記散薬カセットを軸回転させる回転駆動機構を具備したものであり、前記回転駆動機構が、前記散薬カセットの底面中央に形成されている穴に駆動軸の先端部を軸方向遊嵌状態かつ回転方向係止状態で嵌合させて前記散薬カセットを軸回転させるものであり、前記駆動軸が、前記回転駆動機構によって軸方向移動可能に保持されるとともに嵌合側へ付勢されており、前記連動機構が、前記出入口開閉蓋の開時には前記駆動軸を前記回転駆動機構の付勢に逆らって非嵌合側へ強制移動させるが前記出入口開閉蓋の閉時には前記駆動軸を前記回転駆動機構の付勢に従わせるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載された散薬供給装置。
  6. 前記駆動軸の先端部が先細り形状になっていることを特徴とする請求項5記載の散薬供給装置。
  7. 前記散薬供給機構が、前記散薬カセットを底側より口側の低い傾斜状態で保持するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載された散薬供給装置。
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