JP4731301B2 - 保湿剤及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

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本発明は角質水分含量維持能に優れると共に良好な安定性を有する保湿剤ならびにこれを含有する化粧料に関する。
従来、保湿作用を有する物質として、多価アルコール、糖類、有機酸、アミノ酸、高分子等が知られており、これらは化粧料等に配合されている(例えば、非特許文献1参照)。 一方、角質細胞間脂質の機能を利用してその主成分であるセラミドの類似物質を化粧料に配合することなども行われている(非特許文献2参照)。しかしながら、これらの保湿剤は効果が十分ではなかったり、一定量以上使用すると使用感の低下を引き起こすなどの問題があった。
これに対し本発明者らは脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体が優れた保湿効果を有することを見出し、既に報告している(特許文献1、2参照)。また、当該ラメラ構造体にビタミンAやアスコルビン酸等を内包させることで、保湿効果に加え、内包させた成分各々の有する効果を向上させることができることを既に報告している(特許文献3、4参照)。
さらに、脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体が、皮膚のトランスグルタミナーゼを活性化させることを既に報告している(特許文献5参照)。
しかしながら、脂肪酸モノグリセリドを主成分とするラメラ構造体は、商品に配合する前の原料としてのラメラ構造体のまま長期保存すると、経時的にその構造の崩壊を起こし保湿効果の低下を引き起こす。そのため、保存期間が限定されるなど、原料ラメラ構造体の取り扱いには注意が必要であった。そのため、本発明者らはラメラ構造体の経時安定性を向上するために様々研究を行なった。その結果、アルキルもしくはアルケニルグリセリンエーテルおよび/または水溶性高分子を含有させることにより経時安定性を向上させる技術を見出し、報告した(特許文献6参照)。
特開平4−338311号公報 特開2005−047904号公報 特開2000−239140号公報 特開2002−145751号公報 特開2003−335652号公報 特開平8−59449号公報 関根茂ら著、化粧品ハンドブック、日本ケミカルズ(株)他、p445〜448、1996. J. Soc. Cosmet. Japan. Vol. 27, No. 3. 1993
しかしながら、上記の技術を用いても夏季の高温下や冬季の低温下など、種々の温度保存下において、その経時安定性は十分満足出来るものではなく、その経時安定性を更に向上させる技術開発が望まれていた。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルを界面活性剤や保湿剤として、ラメラ構造体と共に化粧料に配合することについては開示されているが(特許文献4、5)、脂肪酸モノグリセリドと共にラメラ構造体の構成脂質として使用することについてはいまだ検討されておらず、経時安定性を向上させることについても知られていなかった。
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意研究した結果、脂肪酸モノグリセリド、ステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステルを主構成成分とするラメラ構造体の分散液を含有する保湿剤が経時安定性に特に優れることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、脂肪酸モノグリセリド、ステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステルを主構成成分とするラメラ構造体の分散液を含有する保湿剤、並びに該保湿剤を含む化粧料を提供するものである。
本発明の保湿剤は、優れた角質水分含有維持能と良好な安定性を有し、これを配合すれば優れた保湿作用と良好な使用感を有する化粧料が得られる。
本発明に用いるラメラ構造体の主構成成分の一つである脂肪酸モノグリセリドとしては、炭素数8〜18の飽和または不飽和脂肪酸のモノグリセリドが好ましい。具体的には、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノパルミテートが好ましい。
これらのモノグリセリドは2種類以上のものを組み合わせて用いても良い。
本発明に用いられるステロール類としては、例えば、コレステロール、コレスタノール、シトステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、スチグマスタノール、カンペステロール、カンペスタノール、デスモスステロール、イソフコステロール、クレロステロール、クリオナステロール、ラトステロール、フンギステロール、エピステロール、22−デヒドロスチグマステロール、22−ジヒドロスピナステロール、スピナステロール、アベナステロール、コンドリラステロール等の動植物性ステロール類、チモステロール、アスコステロール、フェコステロール、エルゴステロール、14−デヒドロエルゴステロール等の微生物由来ステロール類などが挙げられる。これらの内、コレステロールが、ラメラ構造体の安定性を向上させ、かつ工業製品の入手が容易であるという理由から特に好ましい。
上記ステロール類は単独で用いても良く、2種以上のものを組み合わせて用いても良い。
本発明に用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ポリグリセリン鎖が2〜10モル、特に2〜3モルのものが好ましい。また、脂肪酸鎖としては炭素数8〜22、特に炭素数8〜18の飽和または不飽和または/および分枝した脂肪酸鎖が好ましく、これら好適なポリグリセリン鎖と飽和または不飽和または/および分枝した脂肪酸鎖のいずれかの組み合わせが特に好ましい。例えば、ポリ(2〜10)グリセリンモノステアレート、ポリ(2〜10)グリセリンモノパルミテート、ポリ(2〜10)グリセリンモノミリステート、ポリ(2〜10)グリセリンモノラウレート、ポリ(2〜10)グリセリンモノカプレート、ポリ(2〜10)グリセリンモノカプリレート、ポリ(2〜10)グリセリンモノイソステアレート、ポリ(2〜10)グリセリンジステアレート、ポリ(2〜10)グリセリントリステアレート、ポリ(2〜10)グリセリンテトラステアレート、縮合リシノレイン酸ポリ(2〜10)グリセリル等が挙げられ、ジグリセリンモノミリステート又は/及びジグリセリンモノラウレートが好ましい。これらのポリグリセリン脂肪酸エステルは単独で用いても良いが、2種以上のものを組み合わせて用いても良い。
本発明に用いられるラメラ構造体は、前記、脂肪酸モノグリセリド、ステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステルの3種類を主構成成分とする。ここで主構成成分とは、これら3種でラメラ構造体の水相成分を除く構成成分中の70重量%以上を占めることをいい、特に80重量%を占めるものが好ましい。また、本発明に用いるラメラ構造体は、前記の3種が必要であり、脂肪酸モノグリセリド及びステロール類だけで構成されたラメラ構造体に比べ、前記の3種を構成成分とするラメラ構造体は、経時安定性が特に優れている。
脂肪酸モノグリセリドの濃度は、ラメラ構造体の分散液中0.01〜50重量%が好ましく、0.05〜30重量%がさらに好ましく、0.1〜20%重量%が特に好ましい。ステロール類の濃度は、0.003〜34重量%が好ましく、0.15〜20重量%がさらに好ましく、0.03〜14重量%が特にも好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルの濃度は、0.001〜50重量%が好ましく、0.005〜30重量%がさらに好ましく、0.01〜20%重量%が特に好ましい。脂肪酸モノグリセリド、ステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステルとの重量比としては剤形などに応じて適宜調整すれば良いが、脂肪酸モノグリセリド:ステロール類+ポリグリセリン脂肪酸エステル=10:1〜1:1の重量比で配合されるのが好ましく、10:4〜3:5の重量比で配合されるのが特に好ましい。この場合のステロール類とポリグリセリン脂肪酸エステルの重量比は、ステロール類:ポリグリセリン脂肪酸エステル=3:1〜1:3、好ましくはステロール類:ポリグリセリン脂肪酸エステル=3:1〜3:5とすることが好ましい。
ラメラ構造体の形態は特に限定されないが、リポソームと同様の形態、すなわちラメラ構造体が閉じた形態であることが望ましい。また、かかる閉じた形態のラメラ構造は、マルチラメラ構造であることがより好ましい。
ラメラ構造体の分散液の調製方法は特に限定されるものではないが、例えば、脂肪酸モノグリセリド、ステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステル、又はこれらを含有する油相混合物を加熱して溶融した後、同程度の温度に保持された水相に添加し、物理的に攪拌して油相を水相に分散することにより、本発明に用いるラメラ構造体の分散液を調製することができる。このときの油相、水相の温度は特に限定されるものではなく、脂肪酸モノグリセリドの種類や、その他の油相組成物によって、室温から100℃の間で適宜調整してやればよい。物理的分散方法は、特に限定はされないが、例えば超音波乳化装置、超高圧乳化装置(ナノマイザー、マイクロフルイダイザー、マントンゴーリンホモジナイザー、OHL式装置等)、ホモジナイザー、ホモミキサー、フロージェットミキサー、コロイドミル等の微粒子装置を用いるのが好ましい。また別法として、脂肪酸モノグリセリド、ステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステル又はこれらを含有する油相混合物を、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトン等の有機溶媒に溶解したものを調製し、次いで容器中で溶媒を留去して脂質層を沈積させ、これに水又は適当な水溶液を添加し混合することによっても、本発明に用いるラメラ構造体の分散液を調製することができる。上記調製法のうち、工業的製造の観点からは前者の方法が好ましい。
より具体的な方法としては、例えば、a)脂肪酸モノグリセリド、ステロール類、バチルアルコール、およびポリグリセリン脂肪酸エステルを加熱溶解(60〜85℃)する。b)精製水にパラオキシ安息香酸メチルを投入し加熱溶解(60〜85℃)する。ホモミキサーで攪拌を行いながらb)にa)を投入し1分間攪拌する。その後、精製水に溶解した水溶性高分子を添加し、室温まで冷却を行いラメラ構造体の分散液を得る方法が挙げられる。
本発明の保湿剤は、ラメラ構造を破壊しない範囲でアルコール類、油性成分、高分子類、防腐剤、香料、界面活性剤類、乳酸菌培養液等を配合することが出来る。
本発明の保湿剤の化粧料への配合量は特に限定されないが、製品全量に対しラメラ構造体として0.01〜50重量%が好ましく、特に0.05〜30重量%が好ましく、更に0.1〜20重量%が好ましい。
また、本発明の保湿剤は化粧料中に有効成分として配合されるが、この際ラメラ構造を破壊せず、本発明の効果を妨げない範囲で水、アルコール類、油成分、美白成分、高分子物質、防腐剤、香料、色素等を配合することができる。また、角質細胞間脂質、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ヒアルロン酸、乳酸菌培養液等の他の保湿成分を配合することもできる。なお、界面活性剤は、必要に応じて配合することができる。
本発明化粧料を調製するには、通常、保湿剤および他の成分を水等に分散させればよい。また、前記の方法により保湿剤を調製し、得られたラメラ構造体分散液に他の成分を配合することにより調製してもよい。
本発明化粧料の種類としては、化粧水、化粧用エッセンス、乳液、クリーム等の皮膚化粧料が好ましいものとして挙げられる。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
試験例1
a)脂肪酸モノグリセリド(5.0g)、コレステロール(0.5〜2.1g)およびバチルアルコール(1.5g)を混合し、60〜80℃で加熱溶解する。
b)精製水(全体が100gになる量)にパラオキシ安息香酸メチル(0.1g)およびCaCl2・2H2O(0.1g)を投入し、60〜80℃で加熱溶解する。
ポリトロンホモジナイザー(Kinematica社製、ポリトロンホモジナイザー(Kinematica PT10/35))で攪拌を行いながらb)にa)を投入し60℃で1分間攪拌を行う。その後水溶性高分子として10.0gのポリビニルピロリドン(10%水溶液)を加え冷却を行いラメラ構造体の分散液を得た。
得られたラメラ構造体の分散液を室温にて48日間保存し、安定性を偏光顕微鏡によって観察し暗十字の有無を指標として下記の評価基準に従って判定した。結果を表1に示す。
安定性の評価基準
4:75%以上100%以下ラメラ構造維持
3:50%以上 75%未満ラメラ構造維持
2:25%以上 50%未満ラメラ構造維持
1: 0%以上 25%未満ラメラ構造維持
Figure 0004731301
表1の結果から、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含有しないものは、ラメラ構造を維持し難く、特にコレステロールの含有量が少ないものは不安定性が顕著であることが判る。
試験例2
a)脂肪酸モノグリセリド(5.0g)、コレステロール(2.1g)、バチルアルコール(1.5g)、ジグリセリンモノミリステートまたはジグリセリンモノラウレート(0〜2.0g)を加熱溶解(80℃)する。
b)精製水(全体が100gになる量)にパラオキシ安息香酸メチル(0.1g)を投入し加熱溶解(80℃)する。
ポリトロンホモジナイザー(Kinematica社製、ポリトロンホモジナイザー(Kinematica PT10/35))で攪拌を行いながらb)にa)を投入し80℃で1分間攪拌を行う。その後水溶性高分子として10.0gのポリビニルピロリドン(10%水溶液)を加え冷却を行いラメラ構造体の分散液を得た。
得られたラメラ構造体の分散液を各温度にて3ヶ月間保存し、安定性を偏光顕微鏡によって観察し前記の評価基準に従って判定した。結果を表2〜3に示す。
Figure 0004731301
Figure 0004731301
表2及び3の結果から、脂肪酸モノグリセリド及びコレステロール類に加えてポリグリセリン脂肪酸エステル配合するとラメラ構造が安定化し、ポリグリセリン脂肪酸エステルの量が増えるほどラメラ構造の保存安定性が増すことがわかる。
試験例3
ヘアレスマウスに40mJ/cm2/日の紫外線を4日間照射し、各照射直後にサンプルを各100μl背部皮膚に塗布した。5日後に角層水分含量をSKICON-200(IBS社)を用いてコンダクタンスを測定した。測定は温度25±2℃、湿度55±10%の恒温恒湿飼育室で行った。またシワに関しては、背部皮膚から採取したレプリカに30度の角度で斜光照明を行い、得られた陰影を画像処理して(WinRoof:三谷商事)解析を行った。解析パラメータは、測定皮膚1cm2についてのシワが占める面積比率(%)で表した。それぞれサンプル無塗布のものと比較した。サンプルの処方と実験結果を表4に示す。
Figure 0004731301
表4の結果から、脂肪酸モノグリセリド、コレステロール類及びポリグリセリン脂肪酸エステルを配合したラメラ構造体の分散液は、高い保湿効果及びしわ改善効果が得られることがわかる。
実施例11 化粧水
8を加熱溶解させた後、12、14、17と混合し2に添加する。さらに1、3〜7、9〜11、13、16を逐次投入・溶解させる。最後に15を用いてpHを6.0に調整し化粧水を得た。
1:実施例3の組成物 5.00 (質量%)
2:精製水 残部
3:グリセリン 10.00
4:1,3−ブチレングリコール 1.00
5:パラオキシ安息香酸メチル 0.05
6:カルボキシビニルポリマー 0.50
7:ヒアルロン酸Na(0.6%水溶液) 10.00
8:ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2.50
9:キサンタンガム 0.05
10:ホエイ(2) 15.00
11:エデト酸二ナトリウム 0.05
12:酢酸dl−α−トコフェロール 0.10
13:グリチルリチン酸ジカリウム 0.10
14:パルミチン酸レチノール 0.10
15:水酸化ナトリウム 0.20
16:エタノール 5.00
17:香料 0.20
実施例12 乳液
下記成分のうち、油相成分(12〜19)を加熱溶解し、同様に水相成分(2〜9、11)も加熱溶解させる。加熱した水相に油相を投入しホモジナイザーで攪拌した後アルカリ(10)を投入し冷却する。冷却の途中で添加剤(1、20)を投入・混合し乳液を得た。
1:実施例7の組成物 3.00 (質量%)
2:精製水 残部
3:アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.50
4:1,3−ブチレングリコール 1.50
5:パラオキシ安息香酸メチル 0.10
6:ヒアルロン酸Na(0.6%水溶液) 10.00
7:キサンタンガム 0.05
8:アスコルビン酸−2−グルコシド 2.00
9:ホエイ(2) 10.00
10:水酸化カリウム 0.30
11:グリセリン 5.00
12:モノステアリン酸ポリオキシエチレン
(20)ソルビタン 2.00
13:モノステアリン酸グリセリン 1.50
14:天然ビタミンE 0.001
15:パルミチン酸レチノール 0.20
16:スクワラン 1.00
17:ベヘニルアルコール 2.50
18:酢酸dl−α−トコフェロール 0.05
19:グリチルレチン酸ステアリル 0.10
20:香料 0.20
実施例13 クリーム
下記成分のうち、油相成分(8、13〜20)を加熱溶解し、同様に水相成分(2〜7、9、10、12)も加熱溶解させる。加熱した水相に油相を投入し、ホモジナイザーで攪拌した後、アルカリ(11)を投入し冷却する。冷却の途中で添加剤(1、21、22)を投入・混合しクリームを得た。
1:実施例6の組成物 5.00 (質量%)
2:精製水 残部
3:2−メタクロイルオキシエチルホスホコリン・
メタクリル酸ブチル共重合体 3.50
4:アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.40
5:カルボキシビニルポリマー 0.30
6:エデト酸二ナトリウム 0.20
7:1,2−ペンタンジオール 1.50
8:パラオキシ安息香酸ブチル 0.01
9:ヒアルロン酸Na液(0.6%水溶液) 10.00
10:ホエイ(2) 5.00
11:水酸化ナトリウム 0.40
12:グリセリン 5.00
13:ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.50
14:モノステアリン酸ポリオキシエチレン(40)
グリコール 1.50
15:スクワラン 5.00
16:ベヘニルアルコール 3.00
17:パルミチン酸レチノール 0.10
18:酢酸dl−α−トコフェロール 0.50
19:グリチルレチン酸ステアリル 0.10
20:流動パラフィン 3.00
21:香料 0.03
22:エタノール 5.00
得られた化粧料はいずれも使用感、保存安定性等において良好なものであった。
本発明の保湿剤は、ラメラ構造が安定に維持されるため、優れた角質水分含有維持能と良好な安定性を有し、これを配合すれば優れた保湿作用と良好な使用感を有する化粧料が得られる。

Claims (5)

  1. (A)炭素数8〜18の飽和または不飽和脂肪酸のモノグリセリド、(B)コレステロール、(C)炭素数8〜18の飽和または不飽和脂肪酸鎖を有するジグリセリン脂肪酸エステル及び(D)水を主構成成分とするラメラ構造体の分散液を含有する保湿剤であって、
    ラメラ構造体の分散液中、(A)脂肪酸モノグリセリドを0.1〜20重量%、(B)コレステロールを0.03〜14重量%及び(C)ジグリセリン脂肪酸エステルを0.01〜20重量%含有する保湿剤。
  2. ラメラ構造体の分散液が、さらにバチルアルコールを含有するものである請求項1記載の保湿剤。
  3. ジグリセリン脂肪酸エステルがジグリセリンモノミリステート又は/及びジグリセリンモノラウレートである請求項1又は2記載の保湿剤。
  4. ラメラ構造体の分散液中、脂肪酸モノグリセリドを0.1〜20重量%、コレステロールを0.03〜14重量%及びグリセリン脂肪酸エステルを1〜20重量%含有する請求項1〜3の何れか1項記載の保湿剤。
  5. 請求項1〜記載の何れか1項記載の保湿剤を含む化粧料。
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