JPH101413A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JPH101413A
JPH101413A JP17308196A JP17308196A JPH101413A JP H101413 A JPH101413 A JP H101413A JP 17308196 A JP17308196 A JP 17308196A JP 17308196 A JP17308196 A JP 17308196A JP H101413 A JPH101413 A JP H101413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
branched
chain fatty
diglyceryl
polyglyceryl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17308196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3635155B2 (ja
Inventor
Aki Ijiri
亜紀 井尻
Akira Hatani
彰 葉谷
Masumi Takei
増美 竹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noevir Co Ltd filed Critical Noevir Co Ltd
Priority to JP17308196A priority Critical patent/JP3635155B2/ja
Publication of JPH101413A publication Critical patent/JPH101413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3635155B2 publication Critical patent/JP3635155B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steroid Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚,頭皮或いは爪に対し保護効果を有し、
肌荒れの改善,防止に有効で、且つ低刺激性で安全性が
高く、さらに使用感及び化粧持ちの良好な化粧料を得
る。 【解決手段】 分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの
1種又は2種以上と、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステ
ルジカルボン酸縮合物の1種又は2種以上、或いはポリ
グリセリル分岐鎖脂肪酸エステルの1種又は2種以上を
併用して含有させる。または、前記分岐鎖脂肪酸フィト
ステリルエステル,ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステル
ジカルボン酸縮合物及びポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エ
ステルの1種又は2種以上をすべて含有させる。これら
の配合量は総量で0.01〜50.0重量%とするのが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚,頭皮或いは
爪に適用してそれらを保護し、肌荒れを改善,防止する
ことができ、且つ低刺激性で安全性が高く、さらに使用
感及び化粧持ちが良好な化粧料に関する。
【0002】さらに詳しくは、分岐鎖脂肪酸フィトステ
リルエステルの1種又は2種以上、ジグリセリル分岐鎖
脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物の1種又は2種以
上、或いはポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルの1種
又は2種以上を、それぞれ組み合わせて含有させて成る
化粧料に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、顔,***,頭皮,身体等の皮
膚を保護し、その状態を整えたり、爪を保護し美しく見
せたりするため、種々の化粧料が用いられてきた。特に
皮膚の状態には、皮膚角質層の水分含量が深く関与して
おり、これが10%以下となると、皮膚はいわゆるドラ
イスキンといわれる状態となり、皮溝,皮丘が不明確と
なってついには消失し、角質の剥離が認められる等、肌
荒れ症状を呈する。それゆえ、皮膚保護用化粧料には、
皮膚の乾燥を防ぐため、種々の保湿剤やエモリエント剤
が配合されてきた。
【0004】保湿剤としては、グリセリン,プロピレン
グリコール,ソルビトール等の多価アルコール類や、ヒ
アルロン酸,コンドロイチン硫酸,デルマタン硫酸等の
ムコ多糖類など、吸湿性の水溶性物質がよく用いられ、
エモリエント剤としては、ミツロウ,セレシン,鯨ロ
ウ,ワセリン,流動パラフィン,ラノリン等の油脂,ロ
ウ類、パルミチン酸イソプロピル,ミリスチン酸オクチ
ルドデシル等の脂肪酸エステル類が使用されている。し
かしながら、吸湿性の水溶性物質は環境条件の影響を受
けやすく、特に低湿度下では逆に皮膚の水分を吸い上げ
てしまい、かえって皮膚の状態を悪化させてしまうこと
があった。一方、エモリエント剤は皮膚に塗布した際に
べたついたり、さらに皮膚閉塞性が強すぎて不全角化を
引き起こしたりすることがあった。
【0005】そこで、皮膚に対し安全で親和性の高い油
剤として、多価アルコール,ポリカルボン酸及びモノカ
ルボン酸の重縮合物を用いることが提案され(特開昭5
2−66637)、さらに安定で相溶性の良い油性基剤
として、グリセリン,トリメチロールプロパン,ペンタ
エリスリトール,グリセリン縮合物,ソルビトール,ト
リメチロールエタンの1種又は2種以上と、炭素数8〜
22の脂肪酸及び前記多価アルコールの1/2〜4/5
倍モルの炭素数12〜22の二塩基酸とのエステル化生
成物や、ジグリセリンと炭素数8〜22の脂肪酸及び炭
素数12〜20の長鎖二塩基酸とのエステル化生成物を
配合した化粧料が開示されている(特公昭61−740
3,同61−7168)。しかし、これらの油剤は長鎖
の二塩基酸とのエステル化生成物であるため、粘度の低
い液状油の形態として得ることは困難であり、化粧料の
剤型によっては、所望の性状を与えることが困難であっ
た。
【0006】また、適度な角質水和作用を有するエモリ
エント剤の開発も検討され、ヒマシ油系誘導体,有機酸
系エステル,コレステロールエステルなど抱水性を有す
るエステルが開発され、さらにグリセリンの脂肪酸エス
テルアジピン酸縮合物が開示され(フレグランス・ジャ
ーナル (1) 90-98 (1995))、フィトステロール,水素
添加フィトステロール或いはこれらの脂肪酸エステルを
配合した化粧料が、低刺激性であることも知られている
(特開昭52−79030)。
【0007】以上のような状況下、本発明者らはより高
い保水性とエモリエント効果を併せ持ち、皮膚や爪の保
護に有効で、且つ皮膚や爪に対する刺激がほとんどな
く、安全性の高い化粧料を得ることを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべく
種々検討した結果、ある程度抱水性を有する分岐鎖脂肪
酸フィトステリルエステル,ジグリセリル分岐鎖脂肪酸
エステルジカルボン酸縮合物及びポリグリセリル分岐鎖
脂肪酸エステルより2種以上を選んで、併用し含有させ
ることにより、良好な結果が得られることを見い出し、
本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明においては、分岐鎖脂肪酸
フィトステリルエステルの1種又は2種以上とジグリセ
リル分岐鎖脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物の1種又
は2種以上、分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの1
種又は2種以上とポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エステル
の1種又は2種以上、又はジグリセリル分岐鎖脂肪酸エ
ステルジカルボン酸縮合物の1種又は2種以上とポリグ
リセリル分岐鎖脂肪酸エステルの1種又は2種以上を含
有し、或いは分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの1
種又は2種以上,ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルジ
カルボン酸縮合物の1種又は2種以上及びポリグリセリ
ル分岐鎖脂肪酸エステルの1種又は2種以上を含有して
成る。
【0010】分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルとし
ては、分岐鎖を有する炭素数6〜22のモノ脂肪酸とフ
ィトステロールとのエステルが好ましい。フィトステロ
ールは、植物ステロールともいわれ、シトステロール,
スチグマステロール,スピナステロール,カンペステロ
ール等が含まれるが、これらの混合物を用いてもよい。
2-エチルヘキサン酸フィトステロールエステル,イソパ
ルミチン酸フィトステロールエステル,イソステアリン
酸フィトステロールエステル等が例示され、1種又は2
種以上を選択して用いる。
【0011】ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルジカル
ボン酸縮合物としては、ジグリセリンと分岐鎖を有する
炭素数16〜18のモノカルボン酸とのエステルと炭素
数6〜10のジカルボン酸との縮合生成物が好ましく、
ジグリセリルイソパルミチン酸エステル又はジグリセリ
ルイソステアリン酸エステルのアジピン酸縮合物,ピメ
リン酸縮合物,スベリン酸縮合物,アゼライン酸縮合物
或いはセバシン酸縮合物が例示される。なお、このジグ
リセリル分岐鎖脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物につ
いては、以前に***保護効果を有することを見い出し、
これを含有する***用化粧料についてはすでに開示して
いる(特開平7−223925)。
【0012】ポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルとし
ては、ジグリセリンからデカグリセリン程度のポリグリ
セリンと、分岐鎖を有する炭素数6〜22のモノ脂肪酸
とのエステルが好ましい。たとえば、ジグリセリルテト
ライソパルミチン酸エステル,ジグリセリルテトライソ
ステアリン酸エステル,ポリグリセリル(平均重合度=
2〜10)モノイソパルミチン酸エステル,ポリグリセ
リル(平均重合度=2〜10)モノイソステアリン酸エ
ステル,ポリグリセリル(平均重合度=2〜10)ジイ
ソパルミチン酸エステル,ポリグリセリル(平均重合度
=2〜10)ジイソステアリン酸エステル等が例示され
る。
【0013】分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステル,ジ
グリセリル分岐鎖脂肪酸エステルジカルボン酸縮合物及
びポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルの配合量は、こ
れらの総量にして0.01〜50.0重量%程度が適当
である。
【0014】
【作用】本発明においては、分岐鎖脂肪酸フィトステリ
ルエステル、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルジカル
ボン酸縮合物、ポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルよ
り2種以上を組み合わせて用いることにより、化粧料の
皮膚,爪上での保水性及び閉塞性が相乗的に向上し、前
記エステル類を単独で使用した場合に比べて、はるかに
優れた皮膚保護作用を発揮し、肌荒れの防止及び改善効
果、或いは爪の状態改善効果に優れる。
【0015】そして、本発明に係る化粧料は非常に低刺
激性で安全性が高く、敏感肌の消費者にも安心して使用
させることができる。特に角質層の薄い***において、
***炎を起こすことがなく、かさつき,ひび割れ,皮む
けといった荒れ症状を防止,改善する効果に優れる。
【0016】さらに、従来のエモリエント剤のように、
塗布時の伸びが重くなったり、べたついたりすることが
なく、良好な使用感を有し、化粧持続性にも優れる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、ローション,乳液,ク
レンジングクリーム,栄養クリーム,リップクリーム,
ハンドクリーム等の皮膚化粧料、メイクアップベースク
リーム,ファンデーション,アイカラー,チークカラ
ー,口紅等のメイクアップ化粧料、ヘアークリーム,ヘ
アートリートメント等の毛髪用化粧料、ボディローショ
ン,ボディクリーム,レッグクリーム等の身体用化粧
料、ネイルクリーム,ネイルエナメル等の爪用化粧料と
して提供することができる。
【0018】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。以下に実施例の処方を示す。
【0019】 [実施例1] エモリエントローション(マイクロエマルション) (1)1,3-ブチレングリコール 4.0(重量%) (2)グリセリン 4.0 (3)2-エチルヘキサン酸フィトステリルエステル 0.3 (4)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 0.3 アジピン酸縮合物 (5)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.6 モノステアリン酸エステル (6)エタノール 10.0 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)香料 0.2 (9)精製水 79.5 製法:(1),(2),(9)を混合し、均一に溶解させる。一
方、(3)〜(8)を混合し、均一に溶解させ、これを前記水
相に添加してマイクロエマルションとする。
【0020】 [実施例2] エモリエント乳液(O/W型) (1)セタノール 1.0(重量%) (2)ミツロウ 0.5 (3)スクワラン 6.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 2.0 (5)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 1.0 アジピン酸縮合物 (6)ポリグリセリルモノ2-エチルヘキサン酸 1.0 エステル (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.0 モノオレイン酸エステル (8)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.0 (9)グリセリン 3.0 (10)1,3-ブチレングリコール 3.0 (11)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 20.0 (12)水酸化カリウム 0.1 (13)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (14)香料 0.2 (15)エタノール 5.0 (16)精製水 55.1 製法:(9),(10),(13)を(16)に加えて70℃に加熱
し、溶解させる。(1)〜(8)を混合し、70℃に加熱して
前記水相に加えて予備乳化する。次いで(11)を加えて攪
拌後、(12)を加えて増粘させ、冷却後40℃にて(14)を
(15)に溶解させて加える。
【0021】 [実施例3] エモリエント乳液(W/O型) (1)マイクロクリスタリンワックス 1.0(重量%) (2)ミツロウ 2.0 (3)イソパルミチン酸フィトステリルエステル 2.0 (4)ポリグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 2.0 (5)流動パラフィン 10.0 (6)パルミチン酸イソプロピル 10.0 (7)スクワラン 10.0 (8)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (9)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.0 モノオレイン酸エステル (10)プロピレングリコール 5.0 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)香料 0.1 (13)精製水 52.8 製法:(13)に(10),(11)を加え、70℃に加熱して均一
とする。(1)〜(9)を混合,溶解し、70℃に加熱する。
この油相に、先に調製した水相を攪拌しながら徐々に加
えて予備乳化し、ホモミキサーにより均一とした後冷却
し、40℃にて(12)を添加する。
【0022】 [実施例4] クレンジングクリーム (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)セタノール 3.0 (3)ワセリン 10.0 (4)スクワラン 15.0 (5)ミリスチン酸イソプロピル 10.0 (6)イソパルミチン酸フィトステリルエステル 5.0 (7)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 5.0 アジピン酸縮合物 (8)ポリグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 5.0 (9)グリセリルモノステアリン酸エステル 2.5 (10)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 2.5 モノステアリン酸エステル (11)プロピレングリコール 5.0 (12)水酸化カリウム 0.1 (13)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (14)香料 0.1 (15)精製水 34.7 製法:(15)に(11)〜(13)を加えて70℃に加熱,溶解さ
せる。(1)〜(10)の油相成分を混合,溶解して75℃に
加熱し、前記水相に加えて予備乳化する。次いでホモミ
キサーにて乳化粒子を均一とした後冷却し、40℃にて
(14)を添加する。
【0023】 [実施例5] 皮膚用クリーム (1)ステアリン酸 1.00(重量%) (2)ステアリルアルコール 4.00 (3)硬化ヒマシ油 7.00 (4)流動パラフィン 10.00 (5)イソステアリン酸フィトステリルエステル 3.00 (6)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 3.00 ピメリン酸縮合物 (7)グリセリルモノステアリン酸エステル 3.00 (8)セスキオレイン酸ソルビタン 1.00 (9)グリセリン 5.00 (10)1,3-ブチレングリコール 3.00 (11)水酸化ナトリウム 0.05 (12)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 10.00 (13)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (14)香料 0.15 (15)精製水 49.70 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合,溶解して75℃に加
熱する。一方、(9)〜(13)を(15)に添加し、75℃に加
熱して溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら徐
々に添加して乳化し、冷却後40℃にて(14)を添加す
る。
【0024】 [実施例6] ハンドクリーム (1)セタノール 4.0(重量%) (2)ワセリン 2.0 (3)流動パラフィン 5.0 (4)2-エチルヘキサン酸シトステリルエステル 10.0 (5)ポリグリセリルモノイソステアリン酸エステル 5.0 (6)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 2.5 モノステアリン酸エステル (7)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.5 (8)酢酸トコフェロール 0.2 (9)グリセリン 10.0 (10)グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)香料 0.1 (13)精製水 59.4 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合し、75℃に加熱,溶
解する。一方、(9)〜(11)及び(13)の水相成分を混合
し、75℃に加熱,溶解し、これに前記油相成分を徐々
に添加して乳化した後冷却し、40℃にて(12)を加え
る。
【0025】 [実施例7] エモリエントクリーム(W/O型) (1)スクワラン 10.0(重量%) (2)セチルイソオクタン酸エステル 8.5 (3)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (4)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 8.0 ピメリン酸縮合物 (5)ポリグリセリルジイソパルミチン酸エステル 5.5 (6)有機変性ベントナイト 1.3 (7)グリセリン 6.0 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)香料 0.2 (10)精製水 59.4 製法:(1)〜(6)を混合して70℃に加熱し、(9)を添
加,分散させて油性ゲルを得る。一方、(7),(8),(10)
を混合して70℃に加熱し、これを前記油性ゲルに徐々
に添加してホモミキサーで均一とした後、冷却する。
【0026】 [実施例8] 化粧用油 (1)オリーブ油 25.3(重量%) (2)ヒマシ油 14.0 (3)スクワラン 10.0 (4)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 (5)2-エチルヘキサン酸シトステリルエステル 10.0 (6)イソパルミチン酸スチグマステリルエステル 10.0 (7)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 10.0 スベリン酸縮合物 (8)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 10.0 スベリン酸縮合物 (9)酢酸トコフェロール 0.5 (10)香料 0.2 製法:(1)〜(10)の各成分を順次混合して均一とする。
【0027】 [実施例9] メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.0(重量%) (2)セタノール 2.0 (3)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 1.0 アゼライン酸縮合物 (4)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 1.0 セバシン酸縮合物 (5)ポリグリセリルジイソステアリン酸エステル 0.5 (6)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (7)プロピレングリコール 10.0 (8)水酸化カリウム 0.3 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)香料 0.1 (11)精製水 69.5 (12)二酸化チタン 1.0 (13)ベンガラ 0.1 (14)黄酸化鉄 0.4 製法:(12)〜(14)を(7)に加えて混練し、(8),(9)を溶
解させた(11)を添加して70℃とする。一方、(1)〜(6)
の油相成分を混合,加熱融解して70℃とする。この油
相を前記水相に加えて乳化し、次いで冷却して40℃に
て(10)を添加,混合する。
【0028】 [実施例10] 乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)スクワラン 5.0 (3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 (4)セタノール 1.0 (5)ポリグリセリルモノ2-エチルヘキサン酸エステル 1.0 (6)ポリグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 1.0 (7)イソステアリン酸スチグマステリルエステル 3.5 (8)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 3.5 アゼライン酸縮合物 (9)1,3-ブチレングリコール 6.0 (10)水酸化カリウム 0.1 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)精製水 53.5 (13)酸化チタン 9.0 (14)タルク 7.4 (15)ベンガラ 0.5 (16)黄酸化鉄 1.1 (17)黒酸化鉄 0.1 (18)香料 0.2 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合し、75℃に加熱して
均一とする。一方(9)〜(12)の水相成分を混合し、75
℃に加熱,溶解して均一とし、これに(13)〜(17)を混合
して加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水
相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて乳化
した後冷却し、40℃にて(18)を添加,混合する。
【0029】 [実施例11] パウダーファンデーション (1)ベンガラ 3.0(重量%) (2)黄酸化鉄 2.5 (3)黒酸化鉄 0.5 (4)ナイロンパウダー 10.0 (5)酸化チタン 10.0 (6)マイカ 20.0 (7)タルク 43.7 (8)ジグリセリルテトライソステアリン酸エステル 4.0 (9)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 4.0 セバシン酸縮合物 (10)イソパルミチン酸スピナステリルエステル 2.0 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)香料 0.2 製法:(1)〜(7)の顔料成分を混合し、粉砕する。これを
高速ブレンダーに移し、(8)〜(12)を混合して加え、均
一に混合した後粉砕機にて処理し、ふるいを通して粒度
をそろえた後金皿に充填し、圧縮成形する。
【0030】 [実施例12] ツーウェイタイプファンデーション (1)シリコーン処理酸化チタン 10.0(重量%) (2)シリコーン処理セリサイト 30.0 (3)シリコーン処理タルク 30.2 (4)シリコーン処理カオリン 5.0 (5)シリコーン処理ベンガラ 2.5 (6)シリコーン処理黄酸化鉄 2.0 (7)シリコーン処理黒酸化鉄 0.1 (8)ポリエチレン末 10.0 (9)イソパルミチン酸シトステリルエステル 2.0 (10)イソパルミチン酸スチグマステリルエステル 2.0 (11)イソパルミチン酸カンペステリルエステル 2.0 (12)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 4.0 セバシン酸縮合物 (13)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (14)香料 0.1 製法:(1)〜(8)の顔料成分を混合し、粉砕する。これを
高速ブレンダーに移し、(9)〜(14)を混合して加え、均
一に混合した後粉砕機にて処理し、ふるいを通して粒度
をそろえた後金皿に充填し、圧縮成形する。
【0031】 [実施例13] ケーキ型アイカラー (1)雲母チタン 35.0(重量%) (2)タルク 23.7 (3)マイカ 10.0 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)ラウリン酸亜鉛 3.0 (6)コンジョウ 13.0 (7)黄酸化鉄 2.0 (8)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 2.0 アジピン酸縮合物 (9)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 2.0 ピメリン酸縮合物 (10)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 2.0 セバシン酸縮合物 (11)ポリグリセリルモノイソステアリン酸エステル 2.0 (12)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (13)香料 0.2 製法:(2)〜(7)の顔料成分を混合し、粉砕した後(1)を
混合する。これを高速ブレンダーに移し、(8)〜(13)を
混合して加え、均一に混合した後粉砕機にて処理し、ふ
るいを通して粒度をそろえた後金皿に充填し、圧縮成形
する。
【0032】 [実施例14] 軟膏型チークカラー (1)流動パラフィン 23.9(重量%) (2)セレシン 15.0 (3)ワセリン 25.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 10.0 (5)ポリグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 2.5 (6)ポリグリセリルジイソパルミチン酸エステル 2.5 (7)ポリグリセリルジノイソステアリン酸エステル 2.5 (8)イソステアリン酸フィトステリルエステル 2.5 (9)タルク 5.0 (10)カオリン 5.0 (11)酸化チタン 3.0 (12)赤色226号 0.6 (13)黄酸化鉄 2.3 (14)香料 0.2 製法:(9)〜(13)の顔料成分をよく混合する。(1)〜(8)
を混合し、加熱融解して均一にした後、前記顔料成分を
加えてロールミルで練る。ついで再度加熱して融解し、
調色,脱泡した後(14)を加え、容器に流し込んで冷却す
る。
【0033】 [実施例15] 口紅 (1)セレシン 8.8(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 6.6 (3)パルミチン酸セチル 5.6 (4)イソステアリン酸フィトステリルエステル 10.0 (5)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 18.0 セバシン酸縮合物 (6)グリセリルトリ2-エチルヘキサン酸エステル 25.0 (7)ミリスチン酸イソステアリル 16.0 (8)無水ケイ酸 2.5 (9)ナイロン末 1.9 (10)赤色201号 0.7 (11)赤色202号 0.2 (12)黄色4号アルミニウムレーキ 0.7 (13)青色1号アルミニウムレーキ 0.2 (14)ベンガラ 0.7 (15)シリコーン処理酸化チタン 3.0 (16)香料 0.1 製法:(1)〜(7)の油性基剤を加熱融解して均一とし、こ
れに(8)〜(15)の色材を加え、ロールミルで練り均一に
分散させた後、再融解して(16)を加え、脱泡してから型
に流し込み、冷却固化する。
【0034】 [実施例16] リップクリーム (1)ミツロウ 1.85(重量%) (2)カルナウバロウ 2.32 (3)キャンデリラロウ 9.26 (4)グリセリルトリ2-エチルヘキサン酸エステル 30.00 (5)ミリスチン酸イソステアリル 28.07 (6)イソステアリン酸フィトステリル 10.00 (7)ポリグリセリルジイソステアリン酸エステル 18.00 (8)酢酸トコフェロール 0.50 製法:(1)〜(7)の油性基剤を加熱融解して均一とし、次
いで(8)を加え、脱泡してから型に流し込み、冷却固化
する。
【0035】 [実施例17] 乳化皮膜形成型アイライナー (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)ミツロウ 2.0 (3)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 1.5 ピメリン酸縮合物 (4)ポリグリセリルジイソパルミチン酸エステル 1.5 (5)黒酸化鉄 10.0 (6)グリセリン 8.0 (7)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 (8)水酸化カリウム 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 48.7 (11)ポリアクリル酸メチルエステルエマルション 25.0 (50重量%) 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,溶解して均一とし、
これにロールミルで混練した(5),(6)を加える。一方、
(7)〜(10)を混合,加熱し、これに前記油相成分を添加
して乳化する。次いで冷却し、50℃にて(11)を添加
し、さらに室温まで冷却する。
【0036】 [実施例18] ネイルエナメル (1)ニトロセルロース 10.0(重量%) (2)アルキッド樹脂 10.0 (3)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 1.0 ピメリン酸縮合物 (4)ポリグリセリルジ2-エチルヘキサン酸エステル 1.0 (5)ジグリセリルジイソステアリン酸エステル 3.0 (6)酢酸エチル 20.0 (7)酢酸ブチル 15.0 (8)エタノール 5.0 (9)トルエン 28.5 (10)有機変性ベントナイト 1.0 (11)雲母チタン 3.0 (12)酸化チタン 2.0 (13)赤色204号 0.5 製法:(2)の一部と(3)〜(5)を混合し、これに(11)〜(1
3)を加えてよく練り合わせる。他の成分を混合,溶解
し、これに前記顔料成分を加えて混合し、均一に分散さ
せる。
【0037】 [実施例19] ネイルトリートメント (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 3.0 (3)ワセリン 7.0 (4)水素添加ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 17.0 (6)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 1.0 スベリン酸縮合物 (7)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 1.0 アゼライン酸縮合物 (8)イソパルミチン酸フィトステリルエステル 1.0 (9)イソステアリン酸フィトステリルエステル 1.0 (10)ポリグリセリルジイソステアリン酸エステル 1.0 (11)ポリオキシエチレン(5E.O.)オレイン酸エステル 2.0 (12)プロピレングリコール 5.0 (13)トリエタノールアミン 1.0 (14)ビーガム 0.3 (15)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (16)香料 0.1 (17)精製水 55.5 製法:(12)〜(15)を(17)に加え、加熱して溶解させて7
0℃とする。(1)〜(11)を混合,加熱溶解して70℃と
する。前記水相に油相を加えて予備乳化を行い、ホモミ
キサーにて均一に乳化する。次いで冷却し、40℃にて
(16)を添加する。
【0038】 [実施例20] ヘアジェル (1)カルボキシビニルポリマー 0.7(重量%) (2)ポリビニルピロリドン 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)水酸化ナトリウム 0.1 (5)エタノール 20.0 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (7)イソパルミチン酸シトステリルエステル 1.0 (8)イソパルミチン酸カンペステリルエステル 1.0 (9)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 2.0 セバシン酸縮合物 (10)香料 0.2 (11)精製水 71.9 製法:(1)を(3)と(11)の一部に分散する。これに、(6)
〜(10)を(5)に溶解させて(2),(4)とともに(11)の残部
に溶解,分散したものを攪拌しながら添加する。
【0039】 [実施例21] ポマード (1)ヒマシ油 59.3(重量%) (2)精製モクロウ 10.0 (3)イソステアリン酸フィトステリルエステル 10.0 (4)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 10.0 スベリン酸縮合物 (5)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 5.0 アゼライン酸縮合物 (6)ポリグリセリルジイソステアリン酸エステル 5.0 (7)酢酸トコフェロール 0.5 (8)香料 0.2 製法:(1)〜(7)を混合し、加熱溶解する。これに(8)を
加え、型に流し込んで急冷却し、固化させる。
【0040】 [実施例22] ヘアクリーム (1)流動パラフィン 10.00(重量%) (2)ワセリン 10.00 (3)ミツロウ 2.00 (4)グリセリルトリ2-エチルヘキサン酸エステル 3.00 (5)イソパルミチン酸フィトステリルエステル 5.00 (6)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 2.50 セバシン酸縮合物 (7)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 2.50 セバシン酸縮合物 (8)ポリオキシエチレン(50E.O.)硬化ヒマシ油 3.00 (9)グリセリン 5.00 (10)カルボキシビニルポリマー 0.10 (11)キサンタンガム 0.10 (12)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (13)水酸化ナトリウム 0.05 (14)香料 0.15 (15)精製水 56.50 製法:(1)〜(7)を加熱溶解し、80℃とする。一方、
(8)〜(12)を(15)に加えて溶解させ、80℃とする。こ
れに前記油相成分を攪拌しながら加えて乳化し、冷却後
30℃にて(13),(14)を添加する。
【0041】上記の実施例について、以下の評価を行っ
た。
【0042】(1)保水性 各試料を25℃,湿度80%
のデシケーター中に10日間静置して十分吸湿させ、つ
いで25℃,湿度20%のデシケーター中で10日間静
置した後水分含量を測定し、試料の水分含量の増加量を
求め保水量として、試料重量に対する重量%で表した。
なお、試料としては実施例5〜実施例7を用い、この
際、各実施例において分岐鎖脂肪酸フィトステリルエス
テル,ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルジカルボン酸
縮合物,及びポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルの保
水性エモリエント成分を、表1に示すように代替したも
のを比較例5a〜比較例7bとして同時に測定した。
【表1】
【0043】(2)閉塞性 直径35mmの深型シャーレに
水10gを入れて豚皮(三井製薬工業株式会社製メタス
キン)で蓋をし、この豚皮上に上記実施例及び比較例を
それぞれ0.2g均一に塗布して35℃のデシケーター
中に静置し、15時間後の残存水量(g)を測定し、次式
(1)により閉塞率を算出した。以上の結果は表2にま
とめて示した。
【数1】
【表2】
【0044】表2において、本発明の実施例の保水量
は、いずれもそれぞれ対応する比較例に比べて有意に増
加していることが認められる。また、各実施例は良好な
閉塞性を示していた。
【0045】(3)使用試験I 本発明の実施例2,実施
例3,及び実施例5〜実施例7について、使用試験を行
った。この際比較のために、各実施例において、分岐鎖
脂肪酸フィトステリルエステル等の保水性エモリエント
成分を、表3に示すように代替した比較例2a〜比較例
3cと、前記表1に示すように代替した比較例5a〜比
較例7bをも試料に加えた。使用試験は、皮膚に肌荒れ
症状を認める20才〜50才の女性パネラー20名を1
群とし、1カ月間各試料をブラインドにて使用させ、し
っとり感,エモリエント効果及びべたつき感について官
能評価させ、肌荒れの改善状況を観察,評価した。官能
評価は、しっとり感及びエモリエント効果については
「ある;5点」,「ややある;4点」,「どちらともい
えない;3点」,「ややない;2点」,「ない;1
点」、べたつき感については「ない;5点」,「ややな
い;4点」,「どちらともいえない;3点」,「ややあ
る;2点」,「ある;1点」として点数化した。また肌
荒れの改善状況は、「改善が明確に認められる;5
点」,「やや改善が認められる;4点」,「変化なし;
3点」,「やや悪化した;2点」,「悪化した;1点」
として点数化した。以上の結果は、20名の平均値にて
表4に示した。
【表3】
【0046】
【表4】 表4において、本発明の実施例使用群では、いずれの評
価項目においても高い評価を得ていることが示されてい
る。特に、肌荒れの改善状況については、実施例使用群
では実に55%以上のパネラーにおいて明確な改善が認
められていた。これに対して比較例使用群では、いずれ
においても肌荒れの改善度が不十分で、W/O型の剤型
を採る比較例3a〜比較例3c、及び比較例7aと比較
例7bでは若干のべたつきが認められていた。
【0047】(4)使用試験II メイクアップ化粧料であ
る実施例10,実施例11,実施例13及び実施例14
について、20才〜50才の女性パネラー20名を1群
としてブラインドにて使用させ、伸び,密着感,しっと
り感,べたつき感及び化粧持続性について官能評価させ
た。評価結果は、伸び及び化粧持続性については「良
い;5点」,「やや良い;4点」,「普通;3点」,
「やや悪い;2点」,「悪い;1点」、密着感及びしっ
とり感については「ある;5点」,「ややある;4
点」,「どちらともいえない;3点」,「ややない;2
点」,「ない;1点」、べたつき感については「ない;
5点」,「ややない;4点」,「どちらともいえない;
3点」,「ややある;2点」,「ある;1点」として点
数化した。この際、各実施例において、分岐鎖脂肪酸フ
ィトステリルエステル等の保水性エモリエント成分を、
表5に示すように代替した比較例10a〜14bについ
ても同様に評価させた。結果は表6に20名の平均値に
て示した。
【表5】
【0048】
【表6】 表6において、本発明の実施例使用群では、各評価項目
において平均4.60点以上の良好な評価を得ていた。
これに対し、各比較例使用群ではいずれの評価項目にお
いても実施例使用群より評価点は低く、特に保水性エモ
リエント成分としてイソパルミチン酸スピナステリルエ
ステルを用いたパウダーファンデーションである比較例
11b,ポリグリセリルモノイソステアリン酸エステル
を用いた比較例13b、及びリンゴ酸ジイソステアリル
を用いた比較例14b使用群でしっとり感についての評
価が低く、イソステアリン酸フィトステリルエステルを
用いた比較例14a及び前記比較例14b使用群でべた
つきがかなり認められていた。また、パウダータイプ及
びケーキタイプである比較例11a,比較例11b、比
較例13a及び比較例13b使用群を除いて、化粧持続
性についての評価がかなり悪くなっていた。
【0049】(5)使用試験III 続いて、***用化粧料で
ある実施例15及び実施例16について、3日間の使用
試験を行った。この際、比較例として、各実施例におけ
る保水性エモリエント成分を表7に示すように代替した
比較例15a〜比較例16cについても同様に試験を行
った。使用試験は20名のパネラーを1群とし、各群に
各試料をブラインドにて使用させ、試料塗布時の***の
刺激感及び***異常について評価させた。試料塗布時の
***の刺激感については、「感じない;0点」,「微妙
に感じる;1点」,「少し感じる;2点」,「はっきり
と感じる;3点」,「非常に感じる;4点」として点数
化した。一方***異常については、***の乾燥,ひび割
れ,皮むけ及び腫れの各症状について、それぞれ「発生
を認めない;0点」,「わずかに発生を認める;1
点」,「軽症度の発生を認める;2点」,「中症度の発
生を認める;3点」,「重傷度の発生を認める;4点」
として点数化した。評価結果は20名の平均値にて表8
に示した。
【表7】
【0050】
【表8】 表8において、本発明の実施例15及び実施例16の各
使用群では、刺激感についての評価点も低く抑えられて
おり、わずかな乾燥,皮むけの発生が認められたもの
の、***のひび割れや腫れはほとんど認められていなか
った。これに対し、比較例15a〜比較例16c使用群
では、各評価項目において対応する実施例使用群に比べ
て高い評価点を示しており、特に保水性エモリエント成
分としてリンゴ酸ジイソステアリルを用いた比較例15
cと比較例16c使用群では、かなり明確に刺激感が認
められており、イソステアリン酸フィトステリルエステ
ルを用いた比較例15a、及びポリグリセリルジイソス
テアリン酸エステルを用いた比較例16bでも若干の刺
激感を認めていた。また、***の乾燥,ひびわれ及び皮
むけが比較例使用群全般にわたって認められ、特に比較
例15c使用群では軽症度の乾燥及び皮むけが認められ
た。さらに各比較例使用群において、程度の差はあれ、
***の腫れを認めた。
【0051】(6)使用試験IV 次に、爪用化粧料である
実施例18及び実施例19について使用試験を行った。
その際、以下に示す比較例18及び比較例19について
も同様に試験を行った。
【0052】 [比較例18] ネイルエナメル (1)ニトロセルロース 10.0(重量%) (2)アルキッド樹脂 10.0 (3)クエン酸アセチルトリブチル 5.0 (4)酢酸エチル 20.0 (5)酢酸ブチル 15.0 (6)エタノール 5.0 (7)トルエン 28.5 (8)有機変性ベントナイト 1.0 (9)雲母チタン 3.0 (10)酸化チタン 2.0 (11)赤色204号 0.5 製法:(2)の一部と(3)を混合し、これに(9)〜(11)を加
えてよく練り合わせる。他の成分を混合,溶解し、これ
に前記顔料成分を加えて混合し、均一に分散させる。
【0053】 [比較例19] ネイルトリートメント (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 3.0 (3)ワセリン 7.0 (4)水素添加ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 22.0 (6)ポリオキシエチレン(5E.O.)オレイン酸エステル 2.0 (7)プロピレングリコール 5.0 (8)トリエタノールアミン 1.0 (9)ビーガム 0.3 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (11)香料 0.1 (12)精製水 55.5 製法:(7)〜(10)を(12)に加え、加熱して溶解させて7
0℃とする。(1)〜(6)を混合,加熱溶解して70℃とす
る。前記水相に油相を加えて予備乳化を行い、ホモミキ
サーにて均一に乳化する。次いで冷却し、40℃にて(1
1)を添加する。
【0054】使用試験は20才〜50才の女性パネラー
20名を1群として、1週間ブラインドにて各群に実施
例及び比較例のそれぞれを使用させ、1週間後の爪の状
態を観察して行った。爪の状態の評価としては、爪表面
における縦縞及びひび割れの発生については、「発生を
認めない;0点」,「わずかに発生を認める;1点」,
「軽症度の発生を認める;2点」,「中症度の発生を認
める;3点」,「重傷度の発生を認める;4点」、爪の
光沢については「良好である;5点」,「やや良好であ
る;4点」,「普通である;3点」,「やや不良であ
る;2点」,「不良である;1点」として点数化した。
結果は表9にまとめて示した。
【0055】
【表9】 表9において、従来のネイルエナメルである比較例18
使用群では、ネイルエナメル中に含まれる溶剤の影響を
受けて爪の損傷が顕著に認められていた。一方、実施例
18においてはかかる爪の損傷が良好に抑制されてお
り、爪表面の光沢も良好であった。一方、本発明の実施
例19使用群においても、従来のネイルトリートメント
である比較例19使用群に比べて、はるかに良好な光沢
が得られていた。
【0056】(7)使用試験V 次に、毛髪用化粧料である
実施例20〜実施例22について使用試験を行った。こ
の際、以下に示す比較例20〜比較例22についても同
様に試験を行った。
【0057】 [比較例20] ヘアジェル (1)カルボキシビニルポリマー 0.7(重量%) (2)ポリビニルピロリドン 2.0 (3)グリセリン 1.0 (4)水酸化ナトリウム 0.1 (5)エタノール 20.0 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (7)香料 0.2 (8)精製水 75.9 製法:(1)を(3)と(8)の一部に分散する。これに、(6),
(7)を(5)に溶解させて(2),(4)とともに(11)の残部に溶
解,分散したものを攪拌しながら添加する。
【0058】 [比較例21] ポマード (1)ヒマシ油 89.3(重量%) (2)精製モクロウ 10.0 (3)酢酸トコフェロール 0.5 (4)香料 0.2 製法:(1)〜(3)を混合し、加熱溶解する。これに(4)を
加え、型に流し込んで急冷却し、固化させる。
【0059】 [比較例22] ヘアクリーム (1)流動パラフィン 15.00(重量%) (2)ワセリン 15.00 (3)ミツロウ 2.00 (4)グリセリルトリ2-エチルヘキサン酸エステル 3.00 (5)ポリオキシエチレン(50E.O.)硬化ヒマシ油 3.00 (6)グリセリン 5.00 (7)カルボキシビニルポリマー 0.10 (8)キサンタンガム 0.10 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (10)水酸化ナトリウム 0.05 (11)香料 0.15 (12)精製水 56.50 製法:(1)〜(4)を加熱溶解し、80℃とする。一方、
(5)〜(9)を(12)に加えて溶解させ、80℃とする。これ
に前記油相成分を攪拌しながら加えて乳化し、冷却後3
0℃にて(10),(11)を添加する。
【0060】使用試験は、男女パネラー20名を1群と
し、各群に実施例及び比較例のそれぞれをブラインドに
て使用させ、毛髪のしっとり感,ぱさつき感及びべたつ
き感について官能評価させて行った。評価結果は、しっ
とり感については「ある;5点」,「ややある;4
点」,「どちらともいえない;3点」,「ややない;2
点」,「ない;1点」、ぱさつき感及びべたつき感につ
いては「ない;5点」,「ややない;4点」,「どちら
ともいえない;3点」,「ややある;2点」,「ある;
1点」として点数化し、20名の平均値にて表10に示
した。
【0061】
【表10】 表10より明らかなように、本発明の実施例20〜実施
例22の各使用群においては、いずれの評価項目におい
ても概ね良好な評価を得ていた。特に、実施例20及び
実施例22においては毛髪のぱさつき感の改善が明らか
に認められ、実施例21においても、べたつき感の改善
が認められていた。これに対し、比較例20及び比較例
22使用群では、毛髪のぱさつき感の改善が実施例使用
群ほどには認められておらず、また比較例21使用群で
はべたつき感が顕著に認められていた。
【0062】なお、本発明の実施例1〜実施例22につ
いては、25℃で3カ月間保存した後においても、状態
の変化を認めたものはなく、製剤安定性にも優れてい
た。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、皮
膚,頭皮或いは爪の保護効果に優れ、肌荒れの防止,改
善に有効で、且つ低刺激性で安全性が高く、さらに使用
感及び化粧持続性の良好な化粧料を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/027 A61K 7/027 7/031 7/031 7/032 7/032 7/043 7/043 7/06 7/06 7/48 7/48 C07J 9/00 C07J 9/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの
    1種又は2種以上と、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステ
    ルジカルボン酸縮合物の1種又は2種以上を含有して成
    る化粧料。
  2. 【請求項2】 分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの
    1種又は2種以上と、ポリグリセリル分岐鎖脂肪酸エス
    テルの1種又は2種以上を含有して成る化粧料。
  3. 【請求項3】 ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルジカ
    ルボン酸縮合物の1種又は2種以上と、ポリグリセリル
    分岐鎖脂肪酸エステルの1種又は2種以上を含有して成
    る化粧料。
  4. 【請求項4】 分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの
    1種又は2種以上、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステル
    ジカルボン酸縮合物の1種又は2種以上、及びポリグリ
    セリル分岐鎖脂肪酸エステルの1種又は2種以上を含有
    して成る化粧料。
  5. 【請求項5】 分岐鎖脂肪酸フィトステリルエステルの
    1種又は2種以上、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステル
    ジカルボン酸縮合物の1種又は2種以上、或いはポリグ
    リセリル分岐鎖脂肪酸エステルの1種又は2種以上の配
    合量の総量が、0.01〜50.0重量%であることを
    特徴とする、請求項1から請求項4に記載の化粧料。
JP17308196A 1996-06-11 1996-06-11 化粧料 Expired - Fee Related JP3635155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17308196A JP3635155B2 (ja) 1996-06-11 1996-06-11 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17308196A JP3635155B2 (ja) 1996-06-11 1996-06-11 化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH101413A true JPH101413A (ja) 1998-01-06
JP3635155B2 JP3635155B2 (ja) 2005-04-06

Family

ID=15953862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17308196A Expired - Fee Related JP3635155B2 (ja) 1996-06-11 1996-06-11 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3635155B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10175818A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Noevir Co Ltd 油中水型乳化組成物
JP2004075554A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Kanebo Ltd クレンジング化粧料
WO2005039516A1 (ja) * 2003-10-15 2005-05-06 Kose Corporation 油性固形化粧料
JP2007077077A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Noevir Co Ltd 水中油型マイクロエマルション及びその製造方法
JP2007153801A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Yakult Honsha Co Ltd 保湿剤及びこれを含有する化粧料
JP2007332132A (ja) * 2006-05-19 2007-12-27 Lion Corp 整髪剤組成物
JP2008056586A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Noevir Co Ltd 水中油型マイクロエマルション
JP2009227593A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Daicel Chem Ind Ltd ラメラ液晶型化粧料用組成物
JP2009249342A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2010024180A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd 皮膚バリア機能回復促進用水中油型乳化組成物
JP2010280643A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Kracie Home Products Ltd 皮膚洗浄剤組成物
JP2011098914A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Lion Corp 濡れ肌用水中油型化粧料及びその使用方法
WO2012133686A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 株式会社 資生堂 油中水型乳化化粧料
JP2015218135A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社マンダム 皮膚外用剤
JP2016098218A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社ダリヤ 皮膚化粧料

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10175818A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Noevir Co Ltd 油中水型乳化組成物
JP2004075554A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Kanebo Ltd クレンジング化粧料
WO2005039516A1 (ja) * 2003-10-15 2005-05-06 Kose Corporation 油性固形化粧料
JPWO2005039516A1 (ja) * 2003-10-15 2007-11-22 株式会社コーセー 油性固形化粧料
JP4851187B2 (ja) * 2003-10-15 2012-01-11 株式会社コーセー 油性固形化粧料
JP2007077077A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Noevir Co Ltd 水中油型マイクロエマルション及びその製造方法
JP4731301B2 (ja) * 2005-12-05 2011-07-20 株式会社ヤクルト本社 保湿剤及びこれを含有する化粧料
JP2007153801A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Yakult Honsha Co Ltd 保湿剤及びこれを含有する化粧料
JP2007332132A (ja) * 2006-05-19 2007-12-27 Lion Corp 整髪剤組成物
JP2008056586A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Noevir Co Ltd 水中油型マイクロエマルション
JP2009227593A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Daicel Chem Ind Ltd ラメラ液晶型化粧料用組成物
JP2009249342A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2010024180A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd 皮膚バリア機能回復促進用水中油型乳化組成物
JP2010280643A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Kracie Home Products Ltd 皮膚洗浄剤組成物
JP2011098914A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Lion Corp 濡れ肌用水中油型化粧料及びその使用方法
WO2012133686A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 株式会社 資生堂 油中水型乳化化粧料
JP2012206986A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Shiseido Co Ltd 油中水型乳化化粧料
CN103717199A (zh) * 2011-03-30 2014-04-09 株式会社资生堂 油包水型乳化化妆品
US8779010B2 (en) 2011-03-30 2014-07-15 Shiseido Company, Ltd. Water-in-oil emulsified cosmetic
JP2015218135A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社マンダム 皮膚外用剤
JP2016098218A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社ダリヤ 皮膚化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3635155B2 (ja) 2005-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101002866B1 (ko) 유중수 에멀젼 형태의 자외선차단 화장료 조성물
CN107428790B (zh) 糊精脂肪酸酯及化妆品
US11896684B2 (en) Cosmetic composition having increased skin contact and makeup persistence and method of manufacturing same
JPH1053510A (ja) 外用組成物
WO2001039733A1 (fr) Composition de baton de rouge a levres
JPH101413A (ja) 化粧料
JP2002275020A (ja) 油剤及びこれを含有する化粧料及び外用剤
JPH03223206A (ja) 化粧料
JPH05262617A (ja) メーキャップ化粧料
JP4040804B2 (ja) 化粧料
JP3513872B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2006316003A (ja) 水素添加ロジンのアルコールエステルを含有する安定な液状組成物およびそれを含有する化粧料
JP2003034631A (ja) 線維芽細胞増殖促進剤及び抗老化用化粧料
JP2002509548A (ja) セラック含有化粧品
JP4828077B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2604782B2 (ja) 化粧料
JPH08245363A (ja) 固形状水中油型乳化化粧料
JPH0687730A (ja) 化粧料
JP4111766B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2000344697A (ja) 長鎖分岐アルコール及びこれを用いた化粧料及び外用剤
JP3441387B2 (ja) 保湿剤及び皮膚化粧料並びに入浴剤
JPS6351312A (ja) 美肌化粧料
JPH0640845A (ja) 固型粉末化粧料
JPH08291021A (ja) 固形状水中油型乳化化粧料
JP3874702B2 (ja) ***用化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040318

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041228

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107

Year of fee payment: 3

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees