JP4730441B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、防水コネクタに関する。
例えば図10に示すように、防水コネクタの雌ハウジング1には、その後面側に、端末に雌端子金具2を保持する複数本の電線3を一括して防水可能な防水ゴム4が装着され、その上から押さえ部材5が取り付けられて構成されたものがある。押さえ部材5の取付けのために、雌ハウジング1の側面後部には一対の係止突部6a,6bが設けられる一方で、押さえ部材5には上記一対の係止突部6a,6bのそれぞれに対応して一対の撓み片7a,7bが突設されている。押さえ部材5の装着にあたっては、各係止突部6a,6b上に乗り上がるように各撓み片7a,7bを撓み変形させつつ雌ハウジング1に対して押し込むことで、各撓み片7a,7bが係止突部6a,6bを乗り越えて復元変形して係止突部6a,6bに係止され、もって押さえ部材5が防水ゴム4を挟み込んだ状態で雌ハウジング1に取り付けられる(特許文献1参照)。
特開2000−243505公報
押さえ部材5が防水ゴム4を挟み込んだ状態で雌ハウジング1に取り付けられるときに、防水ゴム4を四方から均一に圧縮することが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、防水用のシール部材を四方から均一に圧縮するところにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明に係る防水コネクタは、キャビティを有するブロック状のハウジングと、このハウジングの上面に形成され相手ハウジングと係止して両ハウジングの嵌合状態を保持するロックアームと、前記キャビティと対応する位置に貫通孔を有するシール部材と、前記シール部材を内側にして前記ハウジングの前面を覆うように取り付けられ、前記キャビティと対応する位置に窓孔を有するホルダとを備え、前記ホルダが前記ハウジングに装着された状態で、前記シール部材が前記ハウジングの前面に押し付けられ、もって前記キャビティに対するシール性が確保される防水コネクタであって、前記ホルダは、前面板と、前記前面板の上下両縁部及び両側縁部のそれぞれに撓み可能に形成された係止片とを有し、前記前面板の裏側であって前記前面板及び前記各係止片によって囲まれた部分に、前記シール部材が嵌め込まれており、前記ハウジングの上下両面及び両側面のそれぞれには、前記各係止片と係止することによって前記ホルダを前記ハウジングに対して抜け止め状態で装着する係止突部が形成され、かつ前記ホルダの上縁部に形成された前記係止片は他の係止片よりも長尺に形成されるとともに、前記ハウジングの上面に形成された前記係止突部は、他の前記係止突部よりも前記ハウジングの奥側に配置され、さらに、前記ホルダの上縁部に形成された前記係止片と、前記ハウジングの上面に形成された前記係止突部との係止状態は、前記枠状をなす前記ロックアームの内側の隙間を通して解除可能とされているところに特徴を有する。
係止片が四方に配されているため、シール部材が四方から均一に圧縮される。
本発明の一実施形態に係る雌ハウジングとホルダの斜視図(装着前)である。 図1のX−X破断面における雌ハウジング及びホルダの断面図である。 雌ハウジング及びホルダ(装着後)と係止解除用治具の斜視図(嵌合前)である。 前方から見た雌ハウジング、ホルダと係止解除用治具の正面図(嵌合前)である。 雌ハウジング、ホルダと係止解除用治具の正面図(嵌合後)である。 雌ハウジング、ホルダと係止解除用治具の斜視図(嵌合後)である。 図6のY−Y破断面における雌ハウジング、ホルダと係止解除用治具の断面図(係止解除前後)である。 雌ハウジング、ホルダと係止解除用治具の平断面図(係止解除前後)である。 係止解除用治具のストッパ部がホルダに当接した状態を示した側面図である。 ハウジングに装着部材が装着されるものの一例を示した分解斜視図である。
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。本実施形態に係る係止解除用治具40は、例えば図1に示すように防水コネクタの雌ハウジング10の一端側にホルダ30が装着されたものに対して、それら雌ハウジング10とホルダ30との離間を規制するための撓み片及び係止突部による係止を解除するためのものである。
まず、上記防水コネクタの雌ハウジング10側の構造について詳説する。なお、以下では、ホルダ30が装着される側を前側として説明する。
雌ハウジング10は合成樹脂製であって、その前部は図示しない雄ハウジングのフード部内に嵌合可能なブロック状に形成されており、前面は嵌合端面11となっている。
雌ハウジング10内には、図1及び図2に示すように、前後方向を向いたキャビティ12が、上記した雄ハウジング側の雄端子と対応して例えば7列で3段にわたって整列した配置で形成されている。キャビティ12の前面は、雄端子が挿通可能な端子挿通口13として開口されている。また、キャビティ12の底壁にはランス14が設けられ、下方の撓み空間15に向けて撓み変形可能となっており、撓み空間15の前方は開口されて、このランス14の係止を解除するための治具の挿入口16となっている。
雌ハウジング10の後端側はフード状に形成され、内部は全キャビティ12の入口に開口するゴム栓収容部17となり、ここには一括ゴム栓18が嵌着されてゴム栓押さえ19で保持されている。
そして、電線の端末に固着された雌端子(図示せず)は、一括ゴム栓18を貫通してキャビティ12内に後方から挿入され、正規位置まで挿入されたところでランス14が弾性的に係止して抜け止めされ、一括ゴム栓18の貫通孔18Aが電線の外周に密着することで、各キャビティ12の入口がシールされるようになっている。
雌ハウジング10の上面には雄ハウジングと係止して両ハウジングの嵌合状態を保持するためのロックアーム20が設けられている。ロックアーム20全体は雌ハウジング10の上面に沿った方形枠状に形成され、その後端側両側において一対の支点部20Aを有し、この支点部20Aを中心としてシーソ状に揺動可能となっている。ロックアーム20の後端部は上面に滑り止めが形成された解除操作部20Bとなっている一方、方形枠の前端開口縁には両ハウジングが正規に嵌合したときに、雄ハウジング側のロック突起(図示しない)と係止可能な係止縁20Cが形成されている。さらに、この実施形態では雌ハウジング10の上面後端部と係止縁20Cの中央部とは補強片20Dによって連結されており、ロックアーム20の撓み剛性の強化が図られている。なお、ロックアーム20の方形枠の内側の開口部は補強片20Dによって幅方向で左右に仕切られることになるものの、ここを通して後述する解除治具とは異なる治具(図示はしないが、先端の尖った形態を有する。)が挿入される。
さらに、雌ハウジング10の上面にはロックアーム20を取り囲むようにして保護枠10Aが設けられている。この保護枠10Aは雌ハウジング10の上面の後端部に連結されて片持ち状に形成され、その下面はロックアーム20の下面とほぼ面一をなすようにして形成されている。さらにまた、雌ハウジング10の上面にはその前端から長さ方向に沿って一対のガイドリブ10Bが立設されており、ホルダ30の装着時において長尺係止片38Aの両側縁と摺接することにより、進入ガイドの役割を果たすとともに、雄ハウジングとの嵌合の案内の役割も併せて果たす。また、雌ハウジング10の上面中央部には、二条の突条22Aが嵌合方向に沿って突出しており、それぞれの後端部には係止突部21Aが形成されており、長尺係止片38Aと係止可能である。
また、雌ハウジング10の両側面及び下面の各面にもそれぞれ上記と同様の突条22B,22Cが嵌合方向に沿って突出形成されている。これらの突条22B,22Cはホルダ30の両側部及び下部に配された短尺係止片38B,38Cにそれぞれ対応するものであることから、雌ハウジング10の上面に配されたものとは異なり、より手前側の位置において係止突部21B,21Cが形成されるよう切り欠いてある。より詳しくは、両側面に配されたものは高さ方向中央部よりやや下寄りに、下面に配されたものは幅方向中央に配されている。また、雌ハウジング10の下面には突条22Cを挟むようにして、一対のガイドリブ10Cが嵌合方向に沿って突出形成されており、ホルダ30側の対応する短尺係止片38Cの両側縁と摺接してその進入のガイドの役割を果たす。なお、雌ハウジング10の下面側に設けられているガイドリブ10Cは上面側に設けられているガイドリブ10Bとは幅方向の異なる位置に配してある。これは、雄ハウジングを嵌合するときに上下反転させてしまうような誤った組付け(誤嵌合)を規制するための工夫である。
ホルダ30(装着部材)は内側に防水用のシール部材31が組み付けられ、その状態で雌ハウジング10に対し前記した嵌合端面11の全面を覆うようにして取り付けられる。なお、嵌合端面11の外周縁及び各段のキャビティの下縁同士を連結するようにしてそれぞれ前方へ向けてリブ11Aが突出形成されている。
ホルダ30は、雌ハウジング10と同様に、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の硬質樹脂によって形成され、雌ハウジング10の前端部に嵌着可能なキャップ状に形成されている。その前面板32には、図1に示すように、各キャビティ12の端子挿通口13と対応した位置ごとに円形の窓孔33が開口されている。この窓孔33には、上記した雄ハウジングの雄端子の基端部分が挿通可能となっている。なお、窓孔33の表面側の口縁には、ガイド用にテーパが付されている。
また、ホルダ30は前面板32を有し、かつその上縁部には前記した長尺係止片38Aが、両側縁部及び下縁部には短尺係止片38B、38Cが、それぞれ撓み可能に延出形成されている。そして、前面板32の裏側であってこれら係止片38A〜38C及び前面板32によって囲まれた部分は装着凹部34となって、その中に、厚肉の板状をなしシリコーン等の軟質樹脂(ゴム)からなるシール部材31が嵌め入れられている。ホルダ30が雌ハウジング10に装着された状態では、前面板32の前面に立てられたリブ11Aがシール部材31中に食い込み、これによって全キャビティ12に対するシール性が高められることになる。
シール部材31には、円形の貫通孔36がホルダ30の各窓孔33と整合した位置ごとに開口されており、その内周面には、リップ37が1条ずつ形成されている。リップ37の内径寸法は、雄ハウジングの雄端子の基端部分の外形寸法よりも少し小さい設定となっている。なお、図示のものはリップ37の形成位置が下段から上段に向けて順次に後方(図2の右側)にずれている。
ホルダ30は図2の矢線で示す方向から雌ハウジング10の前端部分へ被せ付けられる。その際に、長短各係止片38A〜38Cは上下のガイドリブ10B,10Cによる案内を受けながら前進し、それぞれの先端が係止突部21A〜21Cを乗り越える際に外側へ撓み変形し、通過後には復帰して枠状に形成された各係止片38A〜38Cの内側に係止し、かくしてホルダ30全体が雌ハウジング10に対して抜け止めされた状態で装着される。また、ホルダ30が装着された状態では、シール部材31の当接面31Aが雌ハウジング10の嵌合端面11に押し付けられ、各リブ11Aが食い込み、全キャビティに対するシール性が確保される。
さて、本実施形態に係る係止解除用治具40は、図3に示すように、作業者が握る角柱状の操作部41と、この操作部41の上端部に配され各短尺係止片38B,38Cを一括して係止解除を行うための解除部42とから合成樹脂材にて一体に形成されている。
解除部42はホルダ30が装着された雌ハウジング10において同ホルダ30の後部側部分を挟み込み可能なU字状をなして形成されている。解除部42のうち雌ハウジング10の下面に対面する底部43には、前後方向に沿って一対の突片44が配されている。この両突片44の間は突条22Cと整合して嵌合可能な案内溝43Aとなっている。また、案内溝43A内に突条22Cが嵌合した状態では、両突片44の各外側面は雌ハウジング10側の両ガイドリブ10Cの内側に嵌め入れられて治具40の移動操作の際の案内を可能にしている。
さらに、両突片44の前端側は解除部42の底部43の前縁より前方へ突出して解除爪a1となっている。両解除爪a1は係止突部21Cと係止状態にある短尺係止片38Cの内側に進入できるよう、その下面は先細りとなるような勾配をもったテーパ状に形成されている。解除部42において、その両側に立ち上がる一対のアーム部45は適度に拡開方向への撓み変形が可能であり、その先端内側には雌ハウジング10側の両突条22Bへの乗り越えを容易にするためのテーパ面46が形成されている。また、両アーム部45の内面中央部には前後方向に沿って案内溝43Bが凹設されており、それぞれ対応する突条22Bと嵌合可能である。一方、この案内溝43Bを挟むようにして両アーム部45の前縁からは各一対ずつ解除爪a2,a2が前方へ向けて突出形成されている。両解除爪a2は係止状態にある短尺係止片38Bの先端の内側へ容易に進入できるよう、先細りとなったテーパ面が外面側に形成されている。
なお、各解除爪a1,a2は各アーム部45の前縁からの突出長さは等しく設定されている。また、各解除爪a1,a2の先端から各アーム部45の後縁に至るまでの寸法は雌ハウジング10における前後の段差部10Dとホルダ30装着時におけるホルダ30に至るまでの幅寸法よりやや小さめとなるように設定されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
雌ハウジング10からホルダ30を取り外すには、係止解除用治具40を雌ハウジング10に対して下方から宛う。このときには、操作部41を握って雌ハウジング10の両突条22Bに、係止解除用治具40の両アーム部45,45の先端に位置するテーパ面46が当接している。この状態で、解除部42を強く押し込むと、両アーム部45は突条22Bを乗り越えて行く過程で拡開変形し、乗り越えた時点で復帰し、これに伴って各案内溝43A,43Bと対応する突条22C,22Bとが嵌り合う。また、このときには各解除爪a1,a2の先端はそれぞれ対応する短尺規制片の先端の手前側に位置している。
次に、操作部41を操作して治具40全体をホルダ30側へ移動操作する。このときには、各案内溝43A,43Bと突条22Cとの嵌り合い及び突片44と両ガイドリブ10Cとの摺接による案内を受けて円滑に移動操作を行うことができる。この移動操作によって、各解除爪a1,a2が対応する短尺係止片38B,38Cの内側に潜り込む。そして、各解除爪a1,a2がより深く短尺係止片38B,38Cに進入するに連れ、各短尺係止片38B,38Cは外方への撓み変形が進行し、係止突部21B,21Cとの係止が解除される。つまり、ホルダ30の両側面及び下面の計3カ所の係止が一括して解除されることになる。
また、解除操作に際し、各短尺係止片38B,38Cが係止突部21B,21Cとの係止が解除可能な程度に撓み変形されたときに、図9に示すように、係止解除用治具40の解除部42の前面、つまり両アーム部の側縁を当接部47となってホルダ30の開口縁部に突き当たるようになっている。これにより、ホルダ30に対して係止解除用治具40をこれ以上前方に移動させることが防止される。即ち、当接部47は各短尺係止片38B,38Cに対する過度撓みを規制するためのストッパとして機能する。
ところで、本実施形態においては、治具40によって各短尺係止片38B,38Cに対する係止は一斉に解除可能であるが、長尺係止片38Aは依然として係止状態にある。このため、長尺係止片38Aに対してだけは、別途他の解除治具(図示しない)を用いて解除する必要がある。その場合には、上記要領で短尺係止片38B,38Cを解除状態に保持したまま、先端の尖った治具にて枠状をなすロックアーム20の内側の隙間を通して長尺係止片38Aの解除操作を行うことになる。なお、本実施形態ではシール部材31を四方から均一に圧縮するため、係止片38A〜38Cを四方に配した。勿論、治具40による係止解除作業の前に、上記上面における係止を予め解除しておいてもよい。
このように、本実施形態によれば、係止解除用治具40を前方に移動させるだけで、それに設けられた各解除爪a1,a2によって、3箇所の係止を同時に解除させることができるから、1箇所ずつ係止を解除するしかなかった上記従来方法に比べて係止解除作業の効率化を図ることができる。また、係止解除用治具40は、移動操作時には案内溝43A,43Bなどの案内を受けることから、移動動作も安定し円滑な作業が可能になる。
さらに、移動操作中において、当接部47がストッパとして機能し、各短尺係止片38B,38Cの過度撓みを規制しつつホルダ30の押出し(取り外し)を可能にしているため、係止解除と離間操作を同時に行うことができる。もっとも長尺係止片38Aの係止解除を行わない限り、ホルダ30の取り外しはできないが、各短尺係止片38B,38Cの係止が解除された状態ではホルダ30が押出し力を受けた状態となっているため、長尺係止片38Aの係止が解除されると、ホルダ30は自動的に雌ハウジング10から離間する。
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、雌ハウジング10側に係止突部21A,21B、ホルダ30側に係止片38A〜38C(撓み片)を設けたものに対して適用した係止解除用治具を例に挙げて説明したが、これに限らず、雌ハウジング10側に撓み片、ホルダ30側に係止突部を設けたものに対しても本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、防水コネクタのホルダ30の取り外しのための治具を例示したが、ハウジングに対し装着される部材であれば、広く適用することができる。
(3)上記実施形態では、係止解除用治具40の解除爪a1,a2は、雌ハウジング10において少なくとも対称位置(雌ハウジング10の左右面)にある係止突部21に対応して設けた構成としたが、これに限らず、非対称位置にある係止突部による係止に対応して設けてもよい。ただし、上記実施形態のような構成であれば、ホルダ30の左右端を前方に同時に押してホルダ30の姿勢を維持させることができるから、従来説明で述べたような左右のうち一方の撓み片を解除しようとしたときに、既に係止が解除された他方の撓み片が再び対応する係止突部に係止されてしまうといったことを確実に防止することができる。
(4)上記実施形態において、解除爪a1,a2は、係止解除用治具40を前後方向(離間方向)に移動させることで各係止片38の内側に進入する構成としたが、これに限らず、例えば、上記前後方向とは直交する方向に係止解除用治具を移動させて、その移動方向前方に配した解除爪によって係止片を撓み変形させる構成とすることも可能である。
10…雌ハウジング
21B,21C…係止突部
22B,22C…突条(被案内部)
30…ホルダ(装着部材)
38B,38C…短尺係止片
40…係止解除用治具
43A,43B…案内溝(案内部)
a1,a2…解除爪
47…当接部

Claims (1)

  1. キャビティを有するブロック状のハウジングと、このハウジングの上面に形成され相手ハウジングと係止して両ハウジングの嵌合状態を保持するロックアームと、
    前記キャビティと対応する位置に貫通孔を有するシール部材と、
    前記シール部材を内側にして前記ハウジングの前面を覆うように取り付けられ、前記キャビティと対応する位置に窓孔を有するホルダとを備え、
    前記ホルダが前記ハウジングに装着された状態で、前記シール部材が前記ハウジングの前面に押し付けられ、もって前記キャビティに対するシール性が確保される防水コネクタであって、
    前記ホルダは、前面板と、前記前面板の上下両縁部及び両側縁部のそれぞれに撓み可能に形成された係止片とを有し、前記前面板の裏側であって前記前面板及び前記各係止片によって囲まれた部分に、前記シール部材が嵌め込まれており、
    前記ハウジングの上下両面及び両側面のそれぞれには、前記各係止片と係止することによって前記ホルダを前記ハウジングに対して抜け止め状態で装着する係止突部が形成され、
    かつ前記ホルダの上縁部に形成された前記係止片は他の係止片よりも長尺に形成されるとともに、前記ハウジングの上面に形成された前記係止突部は、他の前記係止突部よりも前記ハウジングの奥側に配置され、
    さらに、前記ホルダの上縁部に形成された前記係止片と、前記ハウジングの上面に形成された前記係止突部との係止状態は、前記枠状をなす前記ロックアームの内側の隙間を通して解除可能とされていることを特徴とする防水コネクタ。
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