JP4729891B2 - 車両用差動制限制御装置 - Google Patents

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本発明は、左右輪又は前後輪等、差動制限対象の車輪間の差動制限を行う車両用差動制限制御装置に関する。
従来、自動車等の走行時の車両挙動又は駆動力を制御する方法として、制動力を制御するようにしたものが知られている。また、例えば、車両の旋回限界が検出された時には、強制的に制動力を制御することで車両が車線から逸脱することを回避し、さらにこのとき4WD状態にあるときには2WD状態に切り換えることで駆動系の慣性低減を図り、車両の旋回挙動をより安定化させるようにした装置等も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−20217号公報
ところで、一般に、制動力を制御することにより差動制限を実現するようにした差動制限制御装置においては、差動制限制御による制動力制御とドライバのブレーキ操作による制動力とが干渉するため、ドライバがブレーキ操作を行っているときには、差動制限制御を禁止するようにしている。
ここで、路面との摩擦係数が左右輪で異なるようないわゆるスプリットμ路面でドライバがブレーキ操作を解除したような状況においては、ブレーキ操作解除後の左右の車輪速の復帰勾配は、低摩擦係数路面側に比較して高摩擦係数路面側の方が大きくなる。
このとき、例えば、左右輪の車輪速差が予め設定したしきい値よりも大きいときに左右輪の差動制限を行う差動制限制御装置の場合には、ブレーキ操作が解除された時点で差動制限制御の禁止が解除されることになるが、上述のように、ブレーキ操作解除後の左右の車輪速の復帰勾配は、低摩擦係数路面側に比較して高摩擦係数路面側の方が大きいことから左右輪に車輪速差が生じ、この左右輪の車輪速差が前記しきい値よりも大きい場合には、左右輪の差動制限を行う必要があると判断されて、高摩擦係数路面側の車輪に対して差動制限のための制動力が不要に付加される可能性がある。
つまり、左右輪に回転数差が生じてはいるが、これは低摩擦係数路面側の車輪速が高摩擦係数路面側の車輪速よりも小さいために生じたものであって、高摩擦係数路面側の車輪が加速スリップしている状態ではない。したがって、差動制限を行う必要はないにも関わらず、加速によって左右輪に回転数差が生じていると誤判断してしまい、高摩擦係数路面側に不必要に制動力を付与してしまうおそれがあるという問題がある。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたものであって、差動制限対象の車輪がそれぞれ摩擦係数の異なる路面に位置する場合であっても的確に差動制限制御を行うことの可能な車両用差動制限制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用差動制限制御装置は、差動制限対象車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速検出手段と、当該車輪速検出手段で検出した差動制限対象車輪の車輪速の差が予め設定したしきい値より大きいとき前記差動制限対象車輪間の差動を制限する差動制限制御手段と、制動中は前記差動制限制御手段での差動制限制御を禁止する差動制限禁止手段と、を備えた車両用差動制限制御装置において、前記差動制限禁止手段は、車体速を検出する車体速検出手段と、少なくとも差動制御対象車輪を含む車輪速をもとに擬似車体速を推定する擬似車体速推定手段と、を備え、制動解除後、前記擬似車体速推定手段で推定した擬似車体速が前記車体速検出手段で検出した車体速以上となるまで前記差動制御制限を引き続き禁止することを特徴としている。
本発明に係る車両用差動制限制御装置は、差動制限禁止手段により制動中は差動制限制御を禁止するが、制動解除後も、少なくとも差動制御対象車輪を含む車輪速をもとに推定した擬似車体速が、車体速以上となるまで引き続き差動制限制御を禁止するようにしたから、差動制限対象車輪の路面との摩擦係数がそれぞれ異なることに起因して制動解除後の差動制限対象車輪の車輪速の復帰勾配が異なるために差動制限対象車輪の車輪速間に差が生じた場合であっても、不要な差動制限が行われることを回避し、差動制限制御を的確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による車両用差動制限制御装置が搭載された四輪駆動式の車両を示す概略構成図である。
図1において、1FL、1FRは前左右輪、1RL、1RRは後左右輪であって、図示しないエンジンからの回転駆動力が変速機等を介して前後のプロペラシャフト5に分岐され、さらに、後輪側のリアディファレンシャルギヤRDGを介して後左右輪1RL、1RRと、前輪側のフロントディファレンシャルギヤFDGを介して前左右輪1FL、1FRとに同等に伝達される。また、各車輪1FL〜1RRには、それぞれ制動用シリンダとしてのホイールシリンダ2FL〜2RRが設けられ、さらに、各車輪1FL〜1RRには、これらの車輪回転数に応じた正弦波信号を出力する車輪速センサ3FL〜3RRが設けられている。
さらに、前述の前後のプロペラシャフト5には、前後輪間の駆動力配分状態を機械的又は電気的に制御するセンターデフロック機構CDFが介挿されている。そして、このセンターデフロック機構CDFが動作することにより前左右輪1FL、1FR側と後左右輪1RL、1RR側とに駆動力が等配分される直結四輪駆動状態、又は、前輪側又は後輪側の何れか一方にのみ駆動力が配分される二輪駆動状態の何れかに切り換えるようになっている。ここでは、単純に、前左右輪及び後左右輪に駆動力が等配分される直結四輪駆動状態のみを想定する。
また、前記リアディファレンシャルギヤRDGは、後左右輪1RL、1RRを互いに等速状態に結合するロック機構を備えており、ディファレンシャルギヤの機能をキャンセルしいわゆるデフロック状態まで差動を制限することが可能となっている。このリアディファレンシャルギヤRDGは、左右の回転速度差に応じて後述の制動制御装置22によって制御される。
一方、前記ホイールシリンダ2FL〜2RRは、これらホイールシリンダ2FL〜2RRへの制動圧を、油圧回路21により制御することによって制御されるようになっている。この油圧回路21は、公知のTCS制御用の油圧回路等と同等に構成され、ブレーキペダル31の操作とは独立して制動力を発生できるように構成されている。
そして、この油圧回路21は、制動制御装置22によって制御され、ブレーキペダル31が操作されているときにはブレーキペダル31の操作量に応じたマスタシリンダ32からの流体圧がホイールシリンダ2FL〜2RRへの制動圧として作用するよう動作し、前記ブレーキペダル31が操作されていないときには図示しないモータを駆動し、オイルポンプを作動させることにより指定された制動圧を発生させるようになっている。
前記制動制御装置22は、図1に示すように、公知のブレーキLSD制御を行うブレーキLSD制御部22aと、当該ブレーキLSD制御部22aにおけるブレーキLSD制御を禁止する差動制限禁止部22bとから構成されている。前記ブレーキLSD制御部22aは、前記車輪速センサ3FL〜3RRからの各車輪速度及びマスタシリンダ32の流体圧を検出するための液圧センサ25の検出信号を読み込み、これらに基づき、公知のブレーキLSD制御を予め設定した所定周期で実行する。すなわち、車輪速センサ3RL、3RRからの車輪速度をもとに、後左右輪1RL、1RRの回転数差を検出し、この回転数差が予め設定したしきい値よりも大きいとき、後左右輪1RL、1RRに対し差動制限を行う必要があると判断し、後左右輪1RL、1RRの回転数が同等となるように高速回転側の車輪に制動力を付与するよう前記油圧回路21を駆動する。
また、前記差動制限禁止部22bは、ブレーキペダル31が操作されているかどうかを監視し、ブレーキペダル31が操作されているときには前記ブレーキLSD制御を禁止する。さらに、ブレーキペダル31の操作が行われたときには、後述の仮想擬似車体速Vref*を逐次算出し、ブレーキペダル31の踏込みが解除されたときにはこの時点から所定期間、前記ブレーキLSD制御を禁止する。
また、前記ブレーキLSD制御部22aでは、擬似車体速Vrefを各車輪速に基づいて算出しており、ブレーキペダル31が踏み込まれているときには各車輪速のうちその車輪速度の最も大きいもの(セレクトハイ)を選択し、逆にブレーキペダル31が踏み込まれていないときには各車輪速のうちその車輪速度の最も小さいもの(セレクトロー)を選択し、これに一次遅れのフィルタ処理を行ってこれを前記擬似車体速Vrefとして設定する(擬似車体速推定手段)。
なお、ここでは、擬似車体速Vrefを、各車輪速のセレクトロー又はセレクトハイに対してフィルタ処理を行うことにより算出するようにした場合について説明したが、これに限るものではなく、各車輪速の平均値を用いる等、その他の算出方法であっても適用することができる。
図2は、前記差動制限禁止部22bで実行される、前記ブレーキLSD制御を禁止するためのブレーキLSD制御の禁止処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。このブレーキLSD制御の禁止処理は予め設定された所定周期で実行される。
このブレーキLSD制御の禁止処理では、まずステップS1で、ブレーキLSD制御が禁止されている状態であるかどうかを表すフラグFsが“1”に設定されているかどうかを判断する。なお、このフラグFsは起動時には“0”に設定されている。
そして、フラグFsが“1”に設定されていないとき、つまりブレーキLSD制御が禁止されていない場合にはステップS2に移行し、車両が減速中であるかどうかを判断する。この判断は、例えば、前記擬似車体速Vrefの前回値と今回値とに基づき減速度を算出すること等により判断する。
そして、車両が減速中である場合にはステップS3に移行し、次に、リアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であるか、つまり差動制限が行われている状態であるかを判断する。この判断は、例えば、リアディファレンシャルギヤRDGがロックした状態にあるかどうかをモニタするモニタ機能により獲得したロック状態に基づいて行う。なお、リアディファレンシャルギヤRDGのロックのオンオフ切り換えをドライバのスイッチ操作によっても実行可能に構成されている場合には、このスイッチの操作状態も用いて判断すればよい。
そして、リアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であるときにはステップS4に移行し、ブレーキペダル31が操作されているかどうかを判断する。この判断は、油圧センサ25の検出信号に基づき判断する。なお、ここでは、油圧センサ25の検出信号に基づいてブレーキペダル31が操作されているかどうかを判断するようにした場合について説明したがこれに限るものではなく、例えばブレーキペダル31の踏込み量、或いはブレーキペダル31が操作されたかどうかを検出するためのブレーキ操作検出手段を設け、このブレーキ操作検出手段の検出信号に基づいて判断するようにしてもよい。
そして、ステップS4でブレーキペダル31の操作が行われていると判断されるときにはステップS5に移行し、仮想擬似車体速Vref*の算出処理が行われているかどうかを表すフラグFrが“1”であるかどうかを判断する。なお、このフラグFrは起動時には“0”に設定されている。
そして、フラグFrが“0”であって仮想擬似車体速Vref*の算出処理が行われていない場合にはステップS11に移行し、仮想擬似車体速Vref*の算出処理を開始する。この仮想擬似車体速Vref*は、ブレーキペダル31が操作される直前の擬似車体速Vrefを初期値Vref*(0)とし、この初期値Vref*(0)から予め設定した減速度G*で減速する値を、仮想擬似退速度Vref*として算出する。
なお、この減速度G*は、低摩擦係数路面を走行中にブレーキペダル31を操作したときに得られる減速度相当の値に設定され、例えば、0.08〔G〕程度に設定される。
そして、仮想擬似車体速Vref*の算出を開始したならばステップS12に移行し、フラグFrを“1”に設定した後、処理を終了する。
一方、前記ステップS5でフラグFrが“1”であるときにはステップS6に移行し、車両が減速中であり且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり且つブレーキペダル31が踏み込まれた状態が、予め設定した所定時間以上継続しているかどうかを判断する。なお、この所定時間は、例えば、制動制御装置22及びこれと接続される各種センサや油圧回路21との間の通信による信号の確からしさを確保することの可能な値に設定される。
そして、車両が減速中であり且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり且つブレーキペダル31が踏み込まれた状態が所定時間以上継続しているとき、つまり、車両が減速中であり且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり且つブレーキペダル31が踏み込まれた状態であると認められるときにはステップS7に移行し、自車両の車体速度すなわち前記擬似車体速Vrefが予め設定したしきい値、例えば15〔km/h〕以上であるかどうかを判断する。そして、自車両が15〔km/h〕以上で走行していると判定されるときにはステップS8に移行し、前記ブレーキLSD制御を禁止する。
なお、このステップS7の判断は、不必要にブレーキLSD制御を禁止することを回避するために行うものである。つまり、自車両が比較的低車速で走行している場合には、仮に、上述のように、高摩擦係数路面側及び低摩擦係数路面側の復帰勾配が異なることに起因して誤って差動制限が行われたとしても、車両挙動に影響を及ぼすものではないから、このように車両挙動に影響を及ぼすことのない車速で走行している場合には、不必要にブレーキLSD制御、つまり、差動制限を禁止することを回避している。
なお、ここでは、自車両が15〔km/h〕以上で走行しているときにブレーキLSD制御を禁止するようにしているが、これに限るものではなく、上述のように、車輪速の車体速への復帰勾配が異なることに起因して誤って差動制限が行われたとしても、車両挙動に影響を及ぼすことのない車体速の上限値に応じて設定すればよい。
次いで、ステップS9に移行し、ブレーキLSD制御が禁止されていることを表すフラグFsを“1”に設定した後、処理を終了する。
一方、前記ステップS2で車両が減速中でないとき、また、ステップS3でリアデフリファレンシャルギヤRDGがロック状態でないとき、また、ステップS4でブレーキペダル31が踏込み状態でないときにはステップS10に移行し、仮想擬似車体速Vref*の算出処理を実行しているかどうかを表すフラグFrを“0”に設定し、このとき仮想擬似車体速Vref*の算出処理を実行している場合にはこれを終了させる。そしてブレーキLSD制御の禁止処理を終了する。
また、前記ステップS6で、車両が減速中であり且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり且つブレーキペダル31が踏み込まれた状態が、予め設定した所定時間以上継続していないとき、また、ステップS7で車体速度が15〔km/h〕よりも小さいときには、そのままブレーキLSD制御の禁止処理を終了する。
一方、前記ステップS1で、フラグFsが“1”に設定され、ブレーキLSD制御が禁止されているときにはステップS21に移行し、前記ステップS11の処理で開始された仮想擬似車体速の算出処理によって算出される仮想擬似車体速Vref*と前記擬似車体速Vrefとを比較し、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上であるかどうかを判断する。
そして、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上でないときにはそのまま処理を終了し、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上となったときにはステップS22に移行し、前記ステップS8の処理で禁止したブレーキLSD制御の禁止を解除する。すなわち、ブレーキLSD制御を再開させる。そして、ステップS23に移行し、フラグFsを“0”に設定した後、処理を終了する。
次に、上記実施の形態の動作を説明する。
図3は、ドライバがブレーキペダル31の踏込みを解除したときに、後右車輪が高摩擦係数路面、後左車輪が低摩擦係数路面を走行している場合の、ブレーキペダル31の踏込み解除前後の、後左右輪の車輪速度、擬似車体速Vref及び仮想擬似車体速Vref*の変化状況を表したものである。なお、図3において、実線は後左右輪の車輪速、破線は仮想擬似車体速Vref*、細実線は実車体速、一点鎖線は擬似車体速Vrefを表す。
今、自車両が直結四輪駆動状態で減速走行し、さらに、リアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり後左右輪に対して差動制限が行われている状態から、時点t1でドライバがブレーキペダル31を踏み込むと、リアディファレンシャルギヤRDGはロック状態であることから、図2のステップS1からステップS2、S3、S4を経て、ステップS5からステップS11に移行し、この時点で、図3に破線で示すように、時点t1での擬似車体速Vrefを初期値Vref*(0)としてこの擬似車体速Vrefから所定の減速度G*で減少する仮想擬似車体速Vref*が算出される。
また、ブレーキペダル31が踏み込まれたことから、図3に一点鎖線で示すように、擬似車体速Vrefとして、各車輪の車輪速度のうち最も大きいものをフィルタ処理した値が設定される。
そして、自車両が減速中であり、且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であってブレーキペダル31が踏み込まれた状態が所定時間以上継続したと認められると、時点t2でステップS6からステップS7に移行し、このときの車体速度が15〔km/h〕以上であるとすると、ステップS7からステップS8に移行し、ブレーキLSD制御が禁止される。したがって、ブレーキペダル31の踏込みによる制動力と、ブレーキLSD制御による制動力とが干渉することが回避される。
そして、ブレーキLSD制御が禁止され、フラグFsが“1”に設定されることから(ステップS9)、ステップS1からステップS21に移行し、仮想擬似車体速Vref*と擬似車体速Vrefとが比較され、制動中であって擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*よりも小さい間は引き続きブレーキLSD制御が禁止されることになる。
そして、例えば、ブレーキペダル31の踏込みにより低摩擦係数路面側の左車輪がロック傾向となったこと等により、時点t3でドライバがブレーキペダル31の踏込みを解除すると、各車輪速は車体速に復帰するが、このとき、図3に実線で示すように、低摩擦係数路面側の左車輪に比較して高摩擦係数路面側の右車輪の方がその復帰勾配は大きくなる。
ここで、時点t3でブレーキペダル31の踏込みを解除した時点で、ブレーキLSD制御を再開するようにした場合、高摩擦係数路面側の右車輪の復帰勾配は低摩擦路面側の左車輪に比較して大きいことから、低摩擦係数路面側の左車輪と高摩擦係数路面側の右車輪との車輪速に差が発生し、この車輪速差が、ブレーキLSD制御における差動制限の実施判断のためのしきい値を超えた場合には、差動制限が実行されることになる。つまり、図3に示すように、高摩擦係数路面側の右車輪の車輪速が、低摩擦係数路面側の左車輪の車輪速に前記しきい値を加算した、二点鎖線で示すしきい値相当値よりも大きい区間で、差動制限が行われることになるが、この車輪速差が発生している状態は、高摩擦係数路面側の車輪がスリップしている状態ではないため、高摩擦係数路面側に制動力を付与する必要はないにも関わらず高摩擦係数路面側に誤って不要な制動力を付与することになる。
しかしながら、上述のように、時点t3でブレーキペダル31の踏込みを解除しても、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*よりも小さいとき、つまり、擬似車体速Vrefが実車体速よりも小さいと予測され、すなわち低摩擦係数路面側の車輪が実車体速相当の値を示しておらず、差動制限の判断を的確に行うことができないと予測されるときには、ブレーキLSD制御を禁止しているから、高摩擦係数路面側の後右輪に対して誤って制動力が付与されることを回避することができ、後左右輪に対し誤った差動制限が行われることを回避することができる。
そして、ブレーキペダル31が解除された後も、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*よりも小さい間は、引き続きブレーキLSD制御は禁止され、時点t4で擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上となったとき、図2のステップS21からステップS22に移行し、ブレーキLSD制御の禁止が解除され、ブレーキLSD制御が再開される。
この時点t4では、擬似車体速Vrefは仮想擬似車体速Vref*以上であって、擬似車体速Vrefは実車体速と同等程度であるとみなすことができ、すなわち、低摩擦係数路面側の車輪速が実車体速と同等程度に復帰したとみなすことができるから、この時点でブレーキLSD制御を再開しても、誤って差動制限が行われることはない。
そして、ブレーキLSD制御が再開され、フラグFsが“0”に設定されることから(ステップS23)、図2のステップS1からステップS2を経てステップS10に移行し、仮想擬似車体速Vref*の算出が終了され、また、フラグFrが“0”に設定される。したがってこれ以後、再度ブレーキペダル31の踏込みが行われるまでの間、ブレーキLSD制御は実行されることになる。
一方、自車両が高摩擦係数路面に存在する場合には、上記と同様に、減速中であり且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり且つブレーキペダル31が踏み込まれた状態が所定時間以上経過し、且つ自車両の車速が15〔km/h〕以上であるとき(時点t2)に、ブレーキLSD制御が禁止されることになるが、時点t3でブレーキペダル31の踏込みが解除されたときに、各車輪の車輪速は、図3の右車輪と同等の復帰勾配で回復し、擬似車体速Vrefも速やかに回復して仮想擬似車体速Vref*以上となるから、車両がスプリットμ路面に存在する場合よりも早い時点で、速やかにブレーキLSD制御が再開されることになる。
このように、上記実施の形態においては、ブレーキペダル31の操作後、擬似車体速Vrefが実車体速と同等に回復するまではブレーキLSD制御を禁止し、各車輪速に基づいて算出される擬似車体速Vrefが実際の車体速と同等であると判断することの可能な時点、つまり、各車輪速が実車体速と同等に復帰したとみなすことの可能な時点で、ブレーキLSD制御を再開するようにしているから、高摩擦係数路面側の車輪に対して誤って不必要に制動力が付与されることを回避することができ、ブレーキLSD制御を的確に行うことができる。
また、走行路面の摩擦係数が低いときほど、低摩擦係数路面側の車輪の復帰速度が小さく、高摩擦係数路面側の右輪と低摩擦係数路面側の左輪との車輪速の差が大きくなり、左右輪の車輪速差がしきい値を上回りやすくなって、高摩擦係数路面側の車輪に対する差動制限が行われ易くなる。しかしながら、仮想擬似車体速Vref*を、低摩擦係数路面で通常制動操作を行った場合に得られる減速度相当の値に設定しこれに基づき算出するようにしているから、実車体速により近い仮想擬似車体速Vref*を推定することができる。さらに、この仮想擬似車体速Vref*を擬似車体速Vrefが上回り、擬似車体速Vrefが実車体速と同等とみなすことができる時点で、ブレーキLSD制御の禁止を解除するようにしているから、誤った差動制限が行われることがないとみなすことが可能な時点でブレーキLSD制御の禁止を解除することができ、的確なタイミングでブレーキLSD制御を再開させることができると共に、ブレーキLSD制御を再開した時点で、高摩擦係数路面側の車輪に対して誤って差動制限が行われることを回避することができる。
なお、上記実施の形態においては、前記仮想擬似車体速Vref*を、予め設定した減速度G*に基づいて算出するようにした場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、ナビゲーション装置、或いは、加速度センサ等の車両の減速度を検出することの可能な減速度検出手段を搭載している場合には、この減速度検出手段で検出した減速度を前記減速度G*として適用し、実際の減速度に基づいて仮想擬似車体速Vref*を算出するようにしてもよい。
また、前記仮想擬似車体速Vref*を減速度G*に基づいて算出するようにしているが、例えば、車速センサ、ナビゲーション装置等、車体速を検出することの可能な車体速検出手段を搭載している場合には、この車体速検出手段で検出した車体速を前記仮想擬似車体速Vref*として適用することも可能であり、また、車体速相当まで復帰したとみなすことの可能な状態となった後の高摩擦係数側路面に位置する後右輪RRの車輪速を、前記仮想擬似車体速Vref*として適用することも可能である。つまり、高摩擦係数側路面の車輪速と低摩擦係数側路面の車輪速とが同等となったとみなすことが可能な状態となったかどうかを判断することができればよいから、車体速等、高摩擦係数側路面の車輪速に相当する値と、低摩擦係数側路面の車輪速に相当する値とを検出するようにすればよい。
また、上記実施の形態においては、擬似車体速Vrefと仮想擬似車体速Vref*とを比較する場合について説明したが、上述のように、高摩擦係数側路面の車輪速と低摩擦係数側路面の車輪速とが同等となったとみなすことが可能な状態となったかどうかを判断することができればよいから、前記擬似車体速Vrefに代えて、低摩擦係数側路面側の後左輪RLの車輪速と仮想擬似車体速Vref*とを比較するようにしてもよい。つまり、擬似車体速Vrefは各車輪速に基づいて算出しており、何れかの車輪速が実車体速相当の値でない場合には、その影響が疑似車体速Vrefに現れることになる。したがって、擬似車体速Vrefと仮想擬似車体速Vref*とが同等の値となったときには、各車輪速が実車体速と同等の値を表しているとみなすことができ、すなわち、高摩擦係数側路面の車輪及び低摩擦係数側路面の車輪の車輪速が同等となったとみなすことの可能な状態であると判断することができるから、前記後左輪RLの車輪速と仮想擬似車体速Vref*とを、比較するようにした場合であっても上記と同等の作用効果を得ることができる。
すなわち、制動によって車体速度よりも低下した車輪速度が、差動対象輪の各路面摩擦係数の差によって差動対象輪のそれぞれの車輪速度に差を生じているか否かを判断して差動制限の禁止を行えばよい。
また、上記実施の形態においては、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上となったとき、つまり、低摩擦係数側路面の車輪速相当値が高摩擦係数側路面の車輪速相当値以上となったときに、ブレーキLSD制御の禁止を解除するようにした場合について説明したが、これに限るものではない。上述のように、高摩擦係数側路面の車輪と低摩擦係数側路面の車輪との車輪速差がしきい値以上となったときに差動制限が行われるから、擬似車体速Vrefと前記しきい値に応じて設定されるオフセット値との和が、仮想擬似車体速Vref*以上となったときに、前記ブレーキLSD制御の禁止を解除するようにしてもよく、この場合も上記と同等の作用効果を得ることができる。前記オフセット値は、前記しきい値と同等又は、このしきい値に余裕代分を加算した値等に設定すればよく、低摩擦係数側路面の車輪速が、高摩擦係数側路面の車輪速と低摩擦係数側路面の車輪速との差が前記しきい値よりも小さな値となるまでに復帰したとみなすことの可能な値に設定すればよい。
また、上記実施の形態においては、図2のステップS2の処理で減速中であること、また、ステップS3の処理でリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であることを満足するときに仮想擬似車体速Vref*の算出を開始するようにした場合について説明したが、必ずしもこれら条件を満足する必要はない。同様に、ステップS6で車両が減速中であり且つリアディファレンシャルギヤRDGがロック状態であり且つブレーキペダル31が踏み込まれた状態が、予め設定した所定時間以上継続していること、ステップS7で車体速度が15〔km/h〕以上であることを満足するときにブレーキLSD制御を禁止するようにした場合について説明したが、必ずしもこれら条件を満足する必要はない。
また、上記実施の形態においては、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上となるまで、ブレーキペダル31の操作解除後も継続してブレーキLSD制御を禁止するようにした場合について説明したが、例えば、ブレーキペダル31の操作が解除されたときブレーキLSD制御の禁止を解除し、その後、左右の車輪速間の車輪速差がしきい値よりも大きくなったときには、擬似車体速Vrefが仮想擬似車体速Vref*以上となるまでの間、前記再度ブレーキLSD制御を禁止するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、後左右輪の制動力を制御することにより差動制限を行うようにした場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、リアディファレンシャルギヤRDGが、クラッチ制御式の差動制限装置等で構成される場合であっても適用することができ、左右の回転速度差の有無を検出し、これに応じて差動制限するようにした差動制限装置であればどのような形式であっても適用することができる。
また、上記実施の形態においては、直結四輪駆動車のリアディファレンシャルギヤRDGを差動制限するようにした場合について説明したがこれに限るものではなく、駆動輪の差動制限を行う差動制限装置であれば適用することができる。
また、上記実施の形態においては、左右輪の差動制限を行う差動制限装置について説明したが、これに限るものではなく、前後輪の差動制限を行うようにした差動制限装置であっても適用することができる。この場合には、前後輪のうち、その車輪速の小さい方を低摩擦係数側路面の車輪、車輪速の大きい方を高摩擦係数側路面の車輪とみなし、低摩擦係数側路面の車輪に相当する前後輪のうち小さい方の車輪速が、仮想擬似車体速Vref*以上となったときに、前後輪差動制限(例えば、4WD用クラッチの締結)制御の禁止を解除するようにしてもよい。また、この場合も、低摩擦係数側路面の車輪に相当する車輪速と、仮想擬似車体速Vref*とを比較する場合に限るものではなく、擬似車体速Vref等、低摩擦係数側路面の車輪速に相当する値と、前述のように車体速を検出する車体速検出手段で検出した車体速、或いは、減速度を検出する減速度検出手段で検出した減速度に基づいて推定した仮想擬似車体速等、高摩擦係数側路面の車輪速に相当する値とを比較するようにしてもよい。また、この場合も低摩擦係数側路面の車輪速に相当する値が高摩擦係数側路面の車輪速に相当する値以上となったときに限らず、低摩擦係数側路面の車輪速に相当する値と高摩擦係数側路面の車輪速に相当する値との差が差動制限実行判定のためのしきい値以下となったときに、前後輪差動制限制御の禁止を解除するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態において、車輪速センサ3RL、3RRが車輪速検出手段に対応し、ブレーキLSD制御部22aが差動制限制御手段に対応し、ステップS8、ステップS9を経て、ステップS1及びステップS21を繰り返す処理が差動制限禁止手段に対応し、ステップS11の処理が車体速検出手段に対応している。
本発明による車両用差動制限制御装置が適用された車両の一例を示す概略構成図である。 図1の制動制御装置で実行される演算処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の動作説明に供するタイムチャートである。
符号の説明
1FL〜1RR 車輪
2FL〜2RR ホイールシリンダ
3FL〜3RR 車輪速センサ
21 油圧回路
22 制動制御装置
22a ブレーキLSD制御部
22b 差動制限禁止部
25 液圧センサ
31 ブレーキペダル
33 マスタシリンダ
CDF センターデフロック機構
FDG フロントディファレンシャルギヤ
RDG リアディファレンシャルギヤ

Claims (7)

  1. 差動制限対象車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速検出手段と、
    当該車輪速検出手段で検出した差動制限対象車輪の車輪速の差が予め設定したしきい値より大きいとき前記差動制限対象車輪間の差動を制限する差動制限制御手段と、
    制動中は前記差動制限制御手段での差動制限制御を禁止する差動制限禁止手段と、を備えた車両用差動制限制御装置において、
    前記差動制限禁止手段は、
    車体速を検出する車体速検出手段と、
    少なくとも差動制御対象車輪を含む車輪速をもとに擬似車体速を推定する擬似車体速推定手段と、を備え、
    制動解除後、前記擬似車体速推定手段で推定した擬似車体速が前記車体速検出手段で検出した車体速以上となるまで前記差動制御制限を引き続き禁止することを特徴とする車両用差動制限制御装置。
  2. 前記車体速検出手段は、制動が開始されたときの前記擬似車体速推定手段で推定した擬似車体速を初期値とし、当該初期値と予め設定した減速度とに基づいて前記車体速を推定することを特徴とする請求項1記載の車両用差動制限制御装置。
  3. 前記減速度は、低摩擦係数路面の摩擦係数に応じた減速度に設定されることを特徴とする請求項2記載の車両用差動制限制御装置。
  4. 前記車体速検出手段は、車両の減速度を検出する減速度検出手段を備え、当該減速度検出手段で検出した減速度に基づいて前記車体速を検出することを特徴とする請求項2記載の車両用差動制限制御装置。
  5. 前記車体速検出手段は、前記差動制限対象車輪の高回転側の車輪速が車体速相当の車輪速に復帰した後の前記高回転側の車輪速を、前記車体速として検出することを特徴とする請求項1記載の車両用差動制限制御装置。
  6. 前記擬似車体速推定手段は、前記差動制限対象車輪の低回転側の車輪速を前記擬似車体速として用いることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の車両用差動制限制御装置。
  7. 差動制限対象車輪の車輪速をそれぞれ検出する車輪速検出手段と、
    当該車輪速検出手段で検出した差動制限対象車輪の車輪速の差が予め設定したしきい値より大きいとき前記差動制限対象車輪間の差動を制限する差動制限制御手段と、
    制動中は前記差動制限制御手段での差動制限制御を禁止する差動制限禁止手段と、を備えた車両用差動制限制御装置において、
    前記差動制限禁止手段は、
    車体速を検出する車体速検出手段と、
    少なくとも差動制御対象車輪を含む車輪速をもとに擬似車体速を推定する擬似車体速推定手段と、を備え、
    制動解除後、前記擬似車体速推定手段で推定した擬似車体速と前記しきい値に応じて設定されるオフセット値との和が、前記車体速検出手段で検出した車体速以上となるまで前記差動制御制限を引き続き禁止することを特徴とする車両用差動制限制御装置。
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