JP4724490B2 - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドに関し、具体的にはインクを被記録媒体に吐出することにより記録を行うインクジェット記録ヘッドに関するものである。
液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いる例としては、インクを被記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録方式が挙げられる。
今日、インクジェット方式に用いられる一般的なインク吐出方法には、インク滴を吐出するために用いられる吐出エネルギー発生素子として、例えばヒーター等の電気熱変換素子を用いる方法と、例えばピエゾ素子等の圧電素子を用いる方法がある。いずれの方法も電気信号によってインク滴の吐出を制御することができる。
電気熱変換素子を用いるインク吐出方法の原理は、電気熱変換素子に電圧を印加することにより、電気熱変換素子近傍のインクを瞬時に沸騰させて、沸騰時のインクの相変化により生じる急激な発泡によってインク滴をノズルから高速に吐出させる。電気熱変換素子を用いるインク吐出方法は、吐出エネルギー発生素子を配設するためのスペースを大きく確保する必要がなく、記録ヘッドの構造が簡素で、ノズルの集積化が容易であること等の利点がある。
近年は、パソコンの処理速度の高速化、インターネット、デジタルカメラの普及により、カラー画像に対する高速化の欲求もますます増大してきていて、高解像度な記録物を迅速にプリントアウトする需要が高まっている。そのためインクジェットプリンタに搭載されるインクジェットヘッドにはより細かい液滴を吐出させることができるとともに、ノズル配列密度としては300dpi以上の性能が求められている。
一方、小液滴化、記録密度の増加に伴い、吐出状態や吐出液滴の着弾位置の補正の必要性が高まり、ノズル配列方向に吐出角度を調整する必要性が生じてきた。吐出口配列方向に吐出角度を調整する方法としては、特許文献1に開示されているように、基板面に吐出口フェイス面に対して斜め向きのノズルから液滴を吐出する方法がある。また、特許文献2には、ヒーターに対して吐出口をオフセットさせることにより、吐出角度を調整する方法が開示されている。
特開平2−198857号公報 特開平1−118443号公報
しかしながら、近年のような記録密度の高い画像を得ようとした場合、特許文献1に開示されている方法では、液体に所望の吐出角度を持たせるような、ノズルを形成することは困難な場合が多い。
一方特許文献2に開示されている技術は、角度調整の方向が吐出口からみて供給口方向であり、これは吐出口配列方向と垂直の方向であった。この方法を用いて吐出口配列方向への補正を行おうとした場合には、ヒーターに対して吐出口を吐出口配列方向にオフセットする必要があるが、特許文献2に開示されている情報を考慮すると、次のような問題点が発生する。吐出口をヒーターに対してオフセットさせることによる吐出角度への影響は、吐出口径が小さくなるほど小さくなる。このため、近年に必要とされるような微小口径の吐出口で、所望の吐出角度を得るには、従来に比べ非常に大きなオフセット量を必要とするというものである。そのため300dpi以上のノズル配列密度ではそのようなオフセット量に設計することは非常に困難である。またノズルの配列密度を下げて、必要なオフセット量に設計した場合にはオフセット方向のヒーターから流路壁までの距離が伸びるため、吐出効率が落ちるという問題が生じる。
以上に述べたように、微小口径の吐出口をもちノズル配列密度の高いインクジェットヘッドにおいて、吐出効率を落とすことなく吐出口配列方向に吐出液滴の吐出角度を調整する方法として十分なものはこれまでになかった。
本発明は上記の点に鑑み成されたものであって、微小口径の吐出口をもちノズル配列密度の高いインクジェットヘッドにおいて、吐出効率を落とすことなく吐出口配列方向に吐出液滴の吐出角度を調整することを目的とする。
本発明は液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する基板と、前記複数のエネルギー発生素子に対応して設けられた複数のノズルと、前記複数のノズルに対応して液体を供給する複数の流路と、を備える液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズルは、前記エネルギー発生素子により液体を吐出するための圧力を発生させる領域である圧力発生室と、前記圧力発生室を介して前記流路と連通する吐出口部と、を含み吐出口部は、液体を吐出するための吐出口を含む第一吐出口部と、前記圧力発生室と前記第一吐出口部とを連通する第二吐出口部と、を含み、該第二吐出口部は、前記吐出口から前記基板方向にみて前記第一吐出口部を含むとともに、前記圧力発生室内に含まれるものであり、前記複数のノズルが配列されるノズル列の端部に配される端部ノズル群を構成する各々の前記複数のノズルは、前記吐出口の中心を通り、前記ノズル列と直交する方向かつ前記基板に垂直な面によって分割される前記第二吐出口部の領域のうち、前記ノズル列の端部側の体積が前記ノズル列の中央部側の体積よりも小さいことを特徴とする液体吐出ヘッドである。
これにより、本発明の液体吐出ヘッドでは、吐出時に第二吐出口部から第一吐出口部へと流入する液体において、前記面によって分割される第二吐出口部の領域のうち、一方の領域と他方の領域の体積の違いから、前記面を境に流速差が生じる。これにより媒体に対する相対的な走査方向において吐出口フェイス面に対して角度を付けた吐出が可能となる。
また本発明は液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する基板と、前記複数のエネルギー発生素子に対応して前記基板上に列をなして設けられた複数のノズルと、前記複数のノズルに対応して液体を供給する複数の流路と、を備える液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズルは、前記エネルギー発生素子により液体に圧力を発生させる領域である圧力発生室と、前記圧力発生室を介して前記流路と連通する吐出口部と、を含み吐出口部は、液体を吐出するための吐出口を含む第一吐出口部と、前記圧力発生室と前記第一吐出口部とを連通する第二吐出口部と、を含み、前記吐出口から前記基板方向にみて前記第二吐出口部は、前記第一吐出口部を含むとともに、前記圧力発生室内に含まれ、前記複数のノズルが配列されるノズル列の端部に配される端部ノズル群を構成する各々の前記複数のノズルは、前記第二吐出口部が、前記圧力発生室に対して、前記ノズル列の中央部側にオフセットされていることを特徴とする液体吐出ヘッドである。
以上のような構成をとることにより、本発明の液体吐出ヘッドは、圧力発生室から第二吐出口部、第一吐出口部へと移動する液体において、第二吐出口部を通過する液体はノズル配列方向での速度分布が不均一となる。このため、吐出口面に対して角度を有して吐出することが可能となる。
本発明の液体吐出ヘッドでは、ノズル配列方向で、圧力発生室と吐出口の中心を一致させ、第二吐出口部を圧力発生室の吐出口側端面の領域内でオフセットさせるため、ヒーターとノズル壁との距離を大きくとる必要がない。このためズル配列密度の高い液体吐出ヘッドにおいても、吐出効率を落とすことなく、吐出口配列方向に液体の吐出角度を調整できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細な説明を行う。なお、以下の説明では、同一の機能を有する構成には図面中同一の番号を付与し、その説明を省略する場合がある。
また本説明では、本発明の適用例として、インクジェット記録方式を例に挙げて説明を行うが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、例えばバイオッチプ作成や電子回路印刷等にも適用可能である。
まず、本発明を適用可能なインクジェット記録ヘッドについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す模式図であり、記録ヘッドの一部を切り欠いて示した図である。
本実施形態のインクジェット記録ヘッドは、インク吐出エネルギー発生素子1が所定のピッチで2列に並んで形成されたSi基板2を有している。Siの基板2には、Siを異方性エッチングすることによって形成されたインク供給口3が、インク吐出エネルギー発生素子1の2つの列の間に開口されている。基板2上には、インク流路壁形成部材4によって、各インク吐出エネルギー発生素子1の上方に開口するインク吐出口5と、インク供給口3から各インク吐出口5に連通する個別のインク流路6が形成されている。
このインクジェット記録ヘッドは、インク吐出口5が形成された面が記録媒体の記録面に対面するように配置される。そして、インク供給口3を介してインク流路内に充填されたインクに、インク吐出エネルギー発生素子1によって発生する吐出圧力を加えることによって、インク吐出口5からインク液滴を吐出させ、これを記録媒体に付着させることによって記録を行う。
このインクジェット記録ヘッドは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業用記録装置に搭載可能である。
図2は、本発明によるインクジェット記録ヘッドを搭載可能な記録装置の一例を示す説明図である。
図2に示す記録装置において、図1に示した記録ヘッドを備えるカートリッジ700がキャリッジ102に位置決めして交換可能に搭載されている。キャリッジ102には、記録ヘッドカートリッジ700上の外部信号入力端子を介して各吐出部に駆動信号等を伝達するための電気接続部が設けられている。
キャリッジ102は、主走査方向に延在して装置本体に設置されたガイドシャフト103に沿って往復移動可能に案内支持されている。そして、キャリッジ102は主走査モータ104によりモータプーリ105、従動プーリ106およびタイミングベルト107等の駆動機構を介して駆動されるとともにその位置および移動が制御される。また、ホームポジションセンサ130がキャリッジ102に設けられている。これにより遮蔽板136の位置をキャリッジ102上のホームポジションセンサ130が通過した際に位置を知ることが可能となる。
印刷用紙やプラスチック薄板等の記録媒体108は給紙モータ135からギアを介してピックアップローラ131を回転させることによりオートシートフィーダ(ASF)132から一枚ずつ分離給紙される。更に搬送ローラ109の回転により、記録ヘッドカートリッジ700の吐出口面と対向する位置(プリント部)を通って搬送(副走査)される。搬送ローラ109はLFモータ134の回転によりギアを介して行われる。その際、給紙されたかどうかの判定と給紙時の頭出し位置の確定は、ペーパエンドセンサ133を記録媒体108が通過した時点で行われる。さらに、記録媒体108の後端が実際にどこに有り、実際の後端から現在の記録位置を最終的に割り出すためにもペーパエンドセンサ133は使用されている。
なお、記録媒体108は、プリント部において平坦なプリント面を形成するように、その裏面をプラテン(不図示)により支持されている。この場合、キャリッジ102に搭載された記録ヘッドカートリッジ700は、それらの吐出口面がキャリッジ102から下方へ突出して前記2組の搬送ローラ対の間で記録媒体108と平行になるように保持されている。
記録ヘッドカートリッジ700は、各吐出部における吐出口の並び方向が上述したキャリッジ102の走査方向に対して交差する方向になるようにキャリッジ102に搭載され、これらの吐出列から液体を吐出して記録を行う。
上述した記録ヘッドは記録ヘッドを搭載したキャリッジが走査するタイプの記録装置に用いられるものである。しかし本発明によるインクジェット記録ヘッドはノズル列が記録媒体の記録領域の全幅に設けられた、いわゆるフルラインタイプのインクジェット記録ヘッドにも適用可能である。
続いて本発明の実施形態によるインクジェット記録ヘッドの内部構造について、図3を参照して説明する。
図3(a)は図1に示した本発明の実施形態によるインクジェット記録ヘッドにおける複数の吐出口5のうちの一つの吐出口から基板1に向かって垂直方向に見た平面透視図である。図3(b)は図3(a)において吐出口中心を通りA−A’線に沿った断面図である。A−A’方向は図2に示した記録装置における主走査方向と等しい。また図3(c)は図3(a)において吐出口中心を通りB−B’線に沿った断面図である。B−B’方向は図1に示したインクジェット記録ヘッドにおいては吐出口配列方向ということができ、後に述べるノズル配列方向と同義であり、かつ図2に示した記録装置においては副走査方向ということができる。また図3(d)は後述する吐出口部8の内部の立体的斜視図である。
図3(b)(c)に示すように本発明のインクジェット記録ヘッドには、インクを吐出するノズル6、ノズル6にインクを供給する供給口3と、供給口3とノズル6を連通するインク流路7が設けられている。ノズル6は、インク滴を吐出するノズル先端開口である吐出口5を含む吐出口部8と、インク吐出エネルギー発生素子1によりインク吐出圧力が発生する領域である圧力発生室9とで構成されている。吐出口部8は流路7と直接連通されることはなく、圧力発生室9を介してのみ流路7と連通されている。吐出口部8は吐出口5を含む第一吐出口部10と、第一吐出口部10と圧力発生室9との間を連通する第二吐出口部11に分けられる。すなわちノズル内部は、吐出口5からエネルギー発生素子に向かい、第一吐出口部10、第二吐出口部11、発力発生室9の順に設けられている。第二吐出口部11は、第一吐出口部10および圧力発生室9にそれぞれ段差をもって接続され、その領域の体積は圧力発生室9より小さく、第一吐出口部10より大きい。図3(a)の平面透視図において、第二吐出口部11は、第一吐出口部10の外側かつ圧力発生室9の内側に設けられている。また図3(a)および(c)に示すように、第一吐出口部10は吐出口5の中心から基板1の主面におろした垂線上に中心軸14をもつ円筒状の空間であり、上述した垂線上にエネルギー発生素子1の中心が存在する。第二吐出口部11は同じく円筒状の空間であるがその中心軸15は第一吐出口部10の中心軸14に対し、副走査方向にオフセットされて形成されている。上述した第二吐出口部11のオフセットにより第一吐出口部10の中心軸14と主走査方向とに平行な平面17を境にして第二吐出口部11を分割した場合、オフセット方向の体積の大きい領域Vと、他方の体積の小さい領域Vに分けられる(図3(d))。
次いで、図4を参照して本発明のインクジェット記録ヘッドによるインク吐出時におけるノズル内部のインクの挙動について説明する。
なお、本説明では吐出エネルギー発生素子1として発熱抵抗体を用い、発熱抵抗体が発生する熱によりインクを沸騰させ、生じた気泡の成長圧力によりインクを吐出するいわゆるサーマルインクジェット方式を例に挙げ説明する。
図4は図3におけるB−B線に沿った断面からみた本発明のインクジェット記録ヘッドによるインク吐出時の気泡13とインク12の動きを時系列的に示した模式図である。
図4(a)は吐出動作前の状態を示し、図4(b)はエネルギー発生素子1上に膜状の気泡13が生成した状態を示す。図4(c)は図4(b)の約0.5μ秒後、図4(d)は図4(b)の約1.0μ秒後、図4(e)は図4(b)の約1.5μ秒後の状態をそれぞれ示している。図中符号14は第一吐出口部10の中心軸であるが、以下図4を用いた説明では、符号14を中心線14と表記する。
図4(b)、図4(c)示すように、気泡13は膜状に生成した後、吐出口5方向に向かって成長する。この際、圧力発生室9内部での気泡13の成長は、中心線14に対して、副走査方向に見て左右対称に行われる。この気泡13の成長圧力によってインク12が吐出口5方向に向かい左右対称に流動し始める。
図4(d)に示すように、気泡13の成長に伴い、インク12は吐出口5からノズル外部へと吐出される。この際、第二吐出口部11はその中心軸15が中心線14に対して副走査方向にオフセットされて形成されているため、上述したように前記平面を境にして第二吐出口部11の体積が異なる。このため第二吐出口部11から第一吐出口部10に流れ込むインク12の流入量は前記平面17を境に差が生じる。中心線に対し、オフセット方向の領域Vからの流入量が多く、他方Vからの流入量は相対的に少なくなる。この流入量の差はすなわち、第一吐出口部10へと流入するインクの流速の差となる。図4(e)の状態で吐出口5から吐出されるインク12のうち、中心線14に対してオフセット方向に存在するインク12aは中心線に沿った方向の速度が速く、それに比べオフセット方向と逆側に存在するインク12bは同方向の速度が遅い状態になっている。また中心線と垂直方向も同様であり、すなわち各領域から中心線に向かう方向の速度成分においてもインク12aは12bよりも速くなっている。インク12はインク12aの影響をより強く受け、副走査方向において、オフセット方向と逆方向の運動量をもつ。このためインク12は中心線14に対しオフセット方向と逆方向に角度をもつ矢印70の方向に吐出されることになる。結果として第一吐出口部10と第二吐出口部11それぞれの中心軸が一致する場合に比べ、副走査方向のインク12の着弾位置がずれることになる。
しかし、たとえ第一吐出口部10において吐出口5に向かおうとするインク12の流動に左右非対称な偏りが生じてしたとしても、吐出時に、吐出口5近傍で吐出されるインクが、副走査方向の運動量をもたなければ、中心線14に角度を有して吐出されることはない。よって、副走査方向の着弾位置をずらすためには、第一吐出口部10下端で生じている副走査方向でのインクの流れの不均一性を吐出口5まで保つ必要がある。通常、第一吐出口部10が高くなれば、第一吐出口部10下端で生じていた不均一ないインクの流れは、その流れが吐出口5にいたるまでに整流されてしまい上述した不均一性が失われてしまう。
発明者らは検討の結果、表1に示すように(吐出口径φ)/(第一吐出口部10の高さh)≧1とすることで、上記不均一性を保ち、効果が顕著となることを見出した。内容を以下に図表をもちいて説明する。
図9は本発明の実施例におけるノズル、図10は本発明の比較例におけるノズル構造を示す模式的断面図である。また表1は本発明の実施例1〜3のノズルと比較例4のノズルにおいて吐出口径φと吐出口部、第一吐出口部、第二吐出口部それぞれの高さh、h、hとが、液滴の着弾位置のズレに与える影響を示している。
Figure 0004724490
実施例1〜3に示したノズルは吐出口部8の高さhが8μmである。一方比較例4のノズルは吐出口部8内に第二吐出口部を持たない。図9に示すように実施例1〜3に記載のノズルは第一吐出口部の中心軸14すなわちエネルギー発生素子1の中心と第二吐出口部11の中心軸15とのオフセット量rは3μmである。一方図10に示すように比較例4のノズルは吐出口中心から基板へおろした垂線16がエネルギー発生素子1の中心軸17に対してオフセットされていて、そのオフセット量は3μmである。実施例1のノズルと実施例2のノズルを比較すると、第一吐出口部10の高さが増した場合、ズレ量が小さくなっていることが分かる。また実施例2のノズルと実施例3のノズルとを比較すると第一吐出口部10の高さが同じ場合、吐出口径が大きくなるとズレ量が大きくなっている。一方比較例4のノズルのズレ量は極小であり、着弾位置のズレには第二吐出口部11のオフセットの効果が顕著であることが分かる。
以下に本発明の実施形態を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
(第一の実施形態)
図5を参照し、本発明の第一の実施形態を説明する。
図5は本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドのノズルの配列状態を示している。
本実例の配列状態は、ノズル配列内でインク供給口が分割されているインクジェット記録ヘッドに好適に用いることができる。
近年インクジェット記録ヘッドに求められている高画質・高速を実現するためにノズル数を増やすと、それにともなって供給口のノズル配列方向の長さも増加する。このため基板全体の強度が下がってしまう可能性があるため供給口を分割して配置することが考えられる。しかし隣り合う供給口同士の間にはノズルを配置できないため、画像上の不具合が生じる可能性があった。
本実施形態の配列状態では、各インク供給口3の片側にのみノズル6が存在し、各インク供給口3には32個のノズル6からなるノズル列26存在している。このノズル6はl(=38.3)μm間隔で配列されており、隣接するインク供給口3同士の各末端ノズル同士の間隔はx(=128)μmだけ離れている。
第二吐出口部11の中心は第一吐出口部10の中心に対してノズル列26の中央から端に向かう方向(副走査方向)にd0(=0.075μm)の整数倍だけオフセットして形成されており(各インク供給口に存在するノズルが奇数個の場合、ノズル列の中央に存在するノズルのみ吐出口と第2吐出口とのオフセット量は0とする)、インク供給口3端部に近づくにしたがってオフセット量が大きくなるように配置されている。
ただし、本実施形態では、配列されたノズル6の吐出口5の直径は11μmで、第二吐出口部11の直径は20μmである。また、全てのノズルにおいて、第一吐出口部10の高さは3μmで、第二吐出口部11の高さは5μmである。
上記条件ではインク供給口3の両端に位置するノズル6では、第一吐出口部10と第二吐出口部11の中心は2.5μmだけずらして配置されていることになる。この時、吐出口5のフェイス面と記録媒体である紙との距離が1.0mmである場合、末端吐出口から吐出された液滴は吐出口の中心から、約42μmだけ間隔が広がる方向にその着弾位置がずれる。このため供給口間の領域にもノズル列の領域とほぼ同等の着弾間隔で液滴を吐出することができる。
結果として、主走査方向で見たときには、600dpi間隔にノズル6が配置された場合とおよそ等しい性能のインクジェット記録ヘッドが実現可能となる。本発明の適用によりノズル配列内でインク供給口3を複数もつタイプのインクジェット記録ヘッドにおいても、そのインク供給口間にノズルを配置した状態のものと等しい効果が得られる。
(第二の実施形態)
図6、7を参照し、本発明の第二の実施形態について説明する。
本実施形態は吐出液滴により発生する気流の影響により、ノズル列の端付近に位置するノズルから吐出された液滴がノズル列中央に向かい軌道を変化させられてしまう、いわゆる端ヨレを補正する手段として適している。
まず端ヨレについて説明する。記録ヘッドの全ての吐出口からインク滴を連続的に吐出させ、いわゆるベタプリントを記録媒体に対して行う場合、例えば図6(a)に示すような棒グラフの塗りつぶしの印刷部分、すなわちベタ印刷部分200の画像中にはスジ201が発生する場合がある。スジ201の部分は、ちょうどヘッドの第n回目の操作とn+1回目の操作のつなぎ目の部分に相当している。
このつなぎ目部分を拡大したものが図6(b)であり、このときのヘッド203からインク滴202が吐出する様子を図6(c)に示す。画像データがベタの場合、SEG0〜SEG255までのノズルは、全て高応答周波数で駆動される。そのため、吐出インク滴の周囲にある粘性を持つ空気もインク滴の運動に引きずられて移動する。この結果、記録ヘッドの吐出口が開口する吐出口面近傍がプリントヘッドの周囲よりも減圧傾向となり、周囲の空気が減圧領域へ気流となって流れる。その流れの影響によって、特に吐出口の配列方向両端側に位置する吐出口から吐出されるインク滴204がその配列方向中央側に引き寄せられる。すなわち、***することとなり、記録媒体に対して所期の位置に吐出されなくなる。その結果図6(b)に示すように着弾位置がずれてスジ201になってしまうという問題が生じる場合があった。
本実施形態によるインクジェット記録ヘッドは上述した***方向に対して、逆側に外射を行う方向に吐出角度を持たせて吐出することにより、着弾位置を補正し、端ヨレの影響を軽減しようというものである。
図7は本発明の第二の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドのノズルの配列状態を示している。本実施形態のインクジェット記録ヘッドにおけるノズルの配列状態は、供給口を挟んで対向する両側にノズル列が設けられ、それぞれのノズル列は第1のノズル列50と、第2のノズル列51からなる。第1のノズル列50には第1のノズル25aが600dpi(42.3μm)間隔で配列されている。第2のノズル列51には同様の配列間隔(42.3μm)で第2のノズル25a’が配置され、ノズル25a‘はその第二吐出口部11の中心が第一吐出口部10の中心に対して副走査方向にオフセットされている。二つの第2のノズル列51が配置され、その間に第1のノズル群50が配置され、ノズル列全体が形成されている。
すなわち、図7に示すノズル配列状態では、供給口の両脇に配置された各ノズル列の末端ノズル25bからノズル列中央方向に数えて10個目までが、各第一吐出口部10の中心と第2吐出口部11の中心とのオフセット間隔がd0(=0.1um)の整数倍で設定された第2のノズル群51として配置されており、そのオフセット方向はノズル列に沿い(副走査方向)、ノズル中央から見て端に向かう向きである。また、ノズル列末端に近づくに従って、オフセット量は大きくなっている。
ただし、本実施形態では、吐出口5の直径は11μmであり、第二吐出口部の直径は20μmであり、第一吐出口部10の高さが3μmで、第二吐出口部11の高さは5μmである。ノズル配列方向両端に位置する末端ノズルでは第一吐出口部10の中心と第二吐出口部11の中心は1μmだけずらして配列されていることになり、この時、吐出口フェイス面から紙間までの距離が1.0mmの場合、末端ノズルから吐出された液滴は、第二吐出口部11の中心が第一吐出口部10の中心と一致している場合に比べて、約10μmだけ余計に間隔が広がる方向にその着弾位置がずれる。
上述したように、本実施形態の構成を有するインクジェット記録ヘッドを用いて、予め液滴を外射することにより、ベタ印字の際におこる液滴の端ヨレを補正し、所期の位置に液滴を着弾することが可能となる。
なお本実施形態では各ノズルにおいてオフセット量を異ならせ、ノズル列の端に位置するノズルほどオフセット量が大きくなる形態を示した。しかしながら端ヨレを起こしてしまうノズル配列端部およびその近傍に配置されたノズルの第二吐出口部がオフセットされていれば、ノズルごとのオフセット量が等しい場合であっても、端ヨレを補正する効果を得ることができる。
(第三の実施形態)
図8を参照し、本発明の第三の実施形態について説明する。
図8は本発明の第3の実施形態によるインクジェット記録ヘッドのノズル配列状態を示している。本実施形態は記録ヘッドにおけるノズル配列間隔と異なる着弾間隔で記録を行いたい場合に好適に用いることができる。
図8に示すノズル配列状態においては、1つのノズル列36に128個のノズルが等間隔で配列されている。各第二吐出口部11はノズル列36の中心から離れるにつれて、各第一吐出口部10の中心からdoの整数倍だけオフセットされて形成されている。またそのオフセット方向はノズル列36の端から中央に向かう方向である。このようにノズルを配置することで、例えば、回路上の制約から、ノズルピッチを縮めることが困難となる場合においても、インクに吐出角度を与えて吐出することができ、ノズルピッチに依存せず、着弾ピッチを縮小することが可能となる。
なお本説明においては第一吐出口部10の中心軸14上に、エネルギー発生素子1の中心が存在する形態を用いて説明した。しかしながら必ずしも第一吐出口部11の中心軸14上にエネルギー発生素子1の中心がある必要は無い。既に説明したように、図3(d)に示すように平面17を境にして第二吐出口部11を分割した場合に、分割領域双方の体積が異っていれば、第一吐出口部の中心軸14上にエネルギー発生素子1の中心が存在しない場合であっても、目的とする効果を得ることができる。
本発明によるインクジェット記録ヘッドの構成を示す斜視図である。 本発明によるインクジェット記録ヘッドを搭載可能なインクジェット記録装置の一例を示す図である。 本発明によるインクジェット記録ヘッドのノズル構造の説明図である。 本発明によるインクジェット記録ヘッドにおけるインク吐出時のインクと気泡の挙動を時系列的に示す模式的断面図である。 本発明の第一の実施形態におけるノズル配列を示す図である。 従来のインクジェット記録ヘッドにおけるベタ塗り印字時のインク吐出状態および、ベタ画像の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態におけるノズル配列を示す図である。 本発明の第三の実施形態におけるノズル配列を示す図である。 本発明の実施例におけるノズル構造を示す模式的断面図である。 本発明の比較例におけるノズル構造を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 エネルギー発生素子
2 基板
3 インク供給口
4 インク流路壁構成部材
5 吐出口
6、25a ノズル
7 インク流路
8 吐出口部
9 圧力発生室
10 第一吐出口部
11 第二吐出口部
12 インク
13 気泡
14 第一吐出口部の中心軸
15 第二吐出口部の中心軸
16 吐出口から基板に下ろした垂線
17 エネルギー発生素子の中心軸
25b 末端ノズル
26、36 ノズル列
50 第一のノズル列
51 第二のノズル列
70 矢印
700 インクジェットカートリッジ

Claims (7)

  1. 液体を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する基板と、前記複数のエネルギー発生素子に対応して設けられた複数のノズルと、前記複数のノズルに対応して液体を供給する複数の流路と、を備える液体吐出ヘッドにおいて、
    前記ノズルは、前記エネルギー発生素子により液体を吐出するための圧力を発生させる領域である圧力発生室と、前記圧力発生室を介して前記流路と連通する吐出口部と、を含み
    吐出口部は、液体を吐出するための吐出口を含む第一吐出口部と、前記圧力発生室と前記第一吐出口部とを連通する第二吐出口部と、を含み
    該第二吐出口部は、前記吐出口から前記基板方向にみて前記第一吐出口部を含むとともに、前記圧力発生室内に含まれるものであり、
    前記複数のノズルが配列されるノズル列の端部に配される端部ノズル群を構成する各々の前記複数のノズルは、前記吐出口の中心を通り、前記ノズル列と直交する方向かつ前記基板に垂直な面によって分割される前記第二吐出口部の領域のうち、前記ノズル列の端部側の体積が前記ノズル列の中央部側の体積よりも小さいこと
    を特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記熱エネルギーによって液体に発生した気泡が成長する段階において、前記第二吐出口部内の前記面によって分割された体積の異なる二つの領域のうち、体積の大きい領域から前記第一吐出口部に流入する液体の流速は、体積の小さい領域から前記第一吐出口部に流入する液体の流速よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子を有する基板と、前記複数のエネルギー発生素子に対応して前記基板上に列をなして設けられた複数のノズルと、前記複数のノズルに対応して液体を供給する複数の流路と、を備える液体吐出ヘッドにおいて、
    前記ノズルは、前記エネルギー発生素子により液体に圧力を発生させる領域である圧力発生室と、前記圧力発生室を介して前記流路と連通する吐出口部と、を含み
    吐出口部は、液体を吐出するための吐出口を含む第一吐出口部と、前記圧力発生室と前記第一吐出口部とを連通する第二吐出口部と、を含み
    前記吐出口から前記基板方向にみて前記第二吐出口部は、前記第一吐出口部を含むとともに、前記圧力発生室内に含まれ、
    前記複数のノズルが配列されるノズル列の端部に配される端部ノズル群を構成する各々の前記複数のノズルは、前記第二吐出口部が、前記圧力発生室に対して、前記ノズル列の中央部側にオフセットされていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 前記吐出口の直径をφ、前記第一吐出口部の高さをhとした場合に、φ/h≧1であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 液体を前記流路に供給する供給口が複数設けられているとともに、前記複数の流路は前記複数の供給口のいずれかと連通していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 複数の前記第二吐出口部がオフセットされたノズルを隣接するように備え、該複数のノズルの、前記第二吐出口部のオフセット量が等しいことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記第二吐出口部の前記圧力室に対するオフセット量、前記ノズル列の端部側のノズルに向かうほど大きいことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
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