JP4723804B2 - 磁電変換装置 - Google Patents

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本発明は、地磁気を検出するのに好適な磁電変換装置に関し、より詳細には、磁電変換素子を使用した極めて薄型で実装面積を小さくした小型化された磁電変換装置に関する。
携帯電話の普及により、差別化を図るためさまざまなアプリケーション機能が携帯電話に付加されている。その中の一つに歩行者用のナビゲーションシステムがあり、歩行者の現在位置と共に進行方向を計測するための方位センサシステムの需要が高まっている。
一方、携帯電話では前述したような機能の多様化により、さまざまなアプリケーション機能を持った装置を限られた面積に実装することになり、種種の装置の小型化に伴って、地磁気検出用磁電変換装置も、より薄型化や実装面積を小さくする要求は益々強まっている。
特公平1−13211号公報 特公平1−15135号公報 特公平2−47849号公報 特公平3−59571号公報 特公平8−109468号公報 特公昭51−45234号公報 特公平7−13987号公報
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、小型薄型化が可能な3軸方向磁場を検出可能な磁電変換装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、磁電変換装置用リードフレームが少なくとも2つ以上の厚さで、第1の厚さ領域と第2の厚さ領域を有し、前記第1の厚さの方が前記第2の厚さより厚くなっており、前記磁電変換装置用リードフレーム上に、少なくとも集積回路が形成された半導体チップと少なくともX、Y、Z軸方向を向く3つ以上の磁電変換素子が固着されて電気的に接続されており、少なくとも前記半導体チップと前記磁電変換素子と前記磁電変換装置用リードフレームとを電気的に接続した部分は樹脂で封止され、前記第1の厚さの領域の前記磁電変換装置用リードフレームの接続面が、露出して外部との電気的な接続用端子となっており、前記磁電変換装置用リードフレームの断面が側面に露出しており、前記磁電変換素子の少なくとも2つは、感磁部と内部電極を有するペレット形状の前記磁電変換素子が磁電変換素子用リードフレーム上に固着され、該磁電変換素子用リードフレームと前記内部電極とが金属細線により電気的に接続されており、前記ペレット形状の前記磁電変換素子と前記金属細線と前記磁電変換素子用リードフレームの一部とが樹脂封止されており、その全体形状は略直方体で、外部接続用端子となる前記磁電変換素子用リードフレームの接続面が、前記直方体の一つの面の一辺に接して並んで露出して配置されており、該一辺に接するもう一つの面である前記磁電変換素子用リードフレームの断面が露出している面を固着面とし、前記磁電変換装置用リードフレーム上に固着されて電気的に接続されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記樹脂封止された前記略直方体の前記磁電変換素子の少なくとも一つの面の一辺に接して並んで露出して配置している外部接続用端子となる前記接続面に金属被膜が形成されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記樹脂封止された前記略直方体の前記磁電変換素子の前記外部接続用端子と電気的に接続される前記磁電変換装置用リードフレームに凹部が形成されており、少なくとも該磁電変換装置用リードフレームの前記凹部に形成された金属または導電性樹脂により、前記磁電変換装置用リードフレームと前記磁電変換素子の外部接続用端子とが電気的に接続されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記樹脂封止された前記略直方体の前記磁電変換素子の固着面の封止樹脂と前記磁電変換装置用リードフレームの一部とが接着性樹脂で固着されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記磁電変換素子を構成する基板が高透磁率磁性体で、磁気に感ずる薄膜が形成されており、該薄膜が高透磁率磁性体チップによって挟まれていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記磁電変換装置用及び前記磁電変換素子用リードフレームを形成する材料は、磁性材料を含まないことを特徴とする。
本発明の磁電変換装置は、上述した様な構造を採ることにより、例えば、4.5×4.5mmの投影寸法で高さが0.75mmといった極めて小型かつ薄型の磁電変換装置が実現可能になった。
本発明の磁電変換装置に使用される磁電変換素子において、磁電変換素子の一つであるホール素子を用いた場合、ホール素子を構成する磁気に感ずる薄膜は、インジウムアンチモン、ガリウム砒素、インジウム砒素等の化合物半導体あるいは(インジウム、ガリウム)−(アンチモン、砒素)の3元または4元化合物半導体薄膜から選択できる。いわゆる量子効果素子も使用できる。
これらの化合物半導体薄膜は、種々の基板に形成されるが、その基板としては、アルミナ、サファイア等の無機基板、石英等のガラス基板、シリコン、ガリウム砒素等の半導体基板を使用することができる。さらにシリコン、ガリウム砒素の化合物半導体等の様な半導体基板にドーピングによりホール効果を有する磁気に感ずる部分を形成した基板を使用することもできる。
また、薄膜を一旦雲母の様な良好な結晶性基板に蒸着等によって形成し、その薄膜を、樹脂を介して上述の基板に写し取ったような形態がある。本発明者等は、インジウムアンチモン系の高移動度化、つまり高感度化のための蒸着方法を種々提案してきたが、これらの方法によって作製した薄膜を本発明に好適に適用できる(例えば、特許文献1〜5参照)。
より高感度のホール素子は、高透磁率磁性体基板上に半導体薄膜を形成した後、感磁部と内部電極部をパターン形成し、さらにその上に固着されたほぼ直方体の高透磁率磁性体チップからなる積載構造をなしている(例えば、特許文献6参照)。また、移動度の高い半導体薄膜をこの構造体の装置にするための方法を示したものがある(例えば、特許文献7参照)。
すなわち、雲母等の結晶性基板上に化合物半導体薄膜を形成し、この半導体薄膜をエポキシ樹脂等の接着剤を用いて高透磁率磁性体基板に接着し、その後、結晶性基板を除去し、次いで、所望のパターン形成をした後、半導体薄膜の感磁部の上に高透磁率磁性体チップを載せることによって上記の積層構造のホール素子を形成する方法である。
このような構造のホール素子は、本発明の小型で極短時間で地磁気の方位角を計測可能な高感度の磁電変換装置を作るのに好適である。高透磁率強磁性体基板及び高透磁率強磁性体チップの材料としては、NiZnフェライト、MnZnフェライト、パーマロイ、鉄珪素合金等の高透磁率材料を用いることができる。その中で、切断のし易さ、価格の安いこと等の理由から高透磁率フェライトが好適なものとして利用できる。
また、表面を鏡面に研磨した高透磁率磁性体基板上に一旦、酸化シリコン、窒化シリコン、ガラス、アルミナ等の層を儲けその上に半導体薄膜を蒸着等によって形成し、次いで所望の感磁部や内部電極のパターン形成をした後、感磁部の上に高透磁率磁性体チップを載せる方法も適用できる。
また、感度は低いが出力の温度特性が良いホール素子として、シリコン基板やガリウム砒素の化合物半導体等の様な半導体基板にドーピングによりホール効果を有する磁気に感ずる部分を形成する方法も適用できる。
以上説明したように、本発明によれば、磁電変換装置用リードフレームが少なくとも2つ以上の厚さで、第1の厚さ領域と第2の厚さ領域を有し、前記第1の厚さの方が前記第2の厚さより厚くなっており、前記磁電変換装置用リードフレーム上に、少なくとも集積回路が形成された半導体チップと少なくともX、Y、Z軸方向を向く3つ以上の磁電変換素子が固着されて電気的に接続されており、少なくとも前記半導体チップと前記磁電変換素子と前記磁電変換装置用リードフレームとを電気的に接続した部分は樹脂で封止され、前記第1の厚さの領域の前記磁電変換装置用リードフレームの接続面が、露出して外部との電気的な接続用端子となっており、前記磁電変換装置用リードフレームの断面が側面に露出しており、前記磁電変換素子の少なくとも2つは、感磁部と内部電極を有するペレット形状の前記磁電変換素子が磁電変換素子用リードフレーム上に固着され、該磁電変換素子用リードフレームと前記内部電極とが金属細線により電気的に接続されており、前記ペレット形状の前記磁電変換素子と前記金属細線と前記磁電変換素子用リードフレームの一部とが樹脂封止されており、その全体形状は略直方体で、外部接続用端子となる前記磁電変換素子用リードフレームの接続面が、前記直方体の一つの面の一辺に接して並んで露出して配置されており、該一辺に接するもう一つの面である前記磁電変換素子用リードフレームの断面が露出している面を固着面とし、前記磁電変換装置用リードフレーム上に固着されて電気的に接続されているので、小型薄型化が可能な3軸方向の磁場を検出可能な磁電変換装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1及至図12は、本発明による磁電変換素子の一つであるホール素子を用いた3軸方向の磁場を検出可能な磁電変換装置の各実施形態を説明するための構成図である。なお、以下に図面を参照して本発明の磁電変換素子の一例であるホール素子を用いた磁電変換装置の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1を説明するための表面から見た模式的透視図で、図1のCで示した部分に、図3(a),(b)で示したホール素子9が配置されている。図3(a)は、ホール素子を底面から見た透視図で、図3(b)は、その断面図である。図3のように、ホール素子9の形状は略直方体である。
図5(a)は、図3(a)の透視図を外観図で示したホール素子で、3aは、第1の厚さを有し、外部との電気的な接続用端子となるホール素子用のリードフレーム(接続面)で、3bは、第2の厚さを有するホール素子用のリードフレームで、14は、モールド樹脂である。
図5(a)で示した外観図のように、直方体の一つの面の一辺に接して接続面が並んで露出して配置している。図5(b)で示したホール素子9の外観図は、電気的な接続用端子となるリードフレームの接続面が接するもう一つの面であり、このリードフレームの断面が露出している面を示している。この面が固着面となって、磁電変換装置用リードフレーム1上に固着する。
図1のCで示したように、これら2つのホール素子9は、それぞれ直交した位置関係で磁電変換装置用リードフレーム1上に固着され、図7(a)で示した、図1のA−A’線における断面図のように、金属又は導電性樹脂16でリードフレーム1と電気的に接続されている。なお、電気的に接続する金属は、スズを含む合金である半田が好適であり、導電性樹脂は、フレーク状の銀を含む銀ペーストが好適である。
さらに、ホール素子のペレット6と集積回路が形成された半導体チップ4が、図1で示したように、リードフレーム1上に固着され、ホール素子のペレット6と半導体チップ4のそれぞれの内部電極とリードフレーム1とが金属細線12により電気的に接続されている。2つのホール素子9は、図7(a)で示した断面図のように、それぞれ感磁部に対する法線8の方向がリードフレーム1の面と平行であり、図1のCで示したように、更にそれぞれのホール素子9の感磁部に対する法線8が直交するようにホール素子9をそれぞれ配置しており、X、Y方向の磁場を検出する。
つまり、リードフレーム1上に、少なくとも集積回路が形成された半導体チップと、少なくともX、Y、Z軸方向を向く3つ以上の磁電変換素子が固着されて電気的に接続されている。また、リードフレーム1上に配置したホール素子のペレット6は、感磁部に対する法線の方向がリードフレーム1の面と垂直であり、Z方向の磁場を検出する。このZ軸磁電変換素子は、集積回路(IC)上に形成されていてもかまわない。
なお、ホール素子のペレット6の基板は、高透磁率磁性基板、無機基板、ガラス基板、半導体基板、半導体素子が形成された半導体基板のいずれかで構成されている。また、使用するリードフレームの材料及びリードフレームに施された金属被膜15には、磁性材は含まれていない。リードフレーム1の厚さは、少なくとも2つ以上の異なる厚さである第1の厚さaの領域1aと、第2の厚さbの領域1bを有しており、第1の厚さaの方が第2の厚さbより厚くなるように構成されている。
図2は、図1で示した本発明に係る磁電変換装置を裏面から見た模式的外観図であり、磁電変換装置用リードフレーム1の第一の厚さaの部分1aが図2に示した様に磁電変換装置底面に露出し、この露出部に金属被膜15が形成され、この露出部が外部との電気的な接続用端子となっている小型の3軸の磁場を検出する本発明の磁電変換装置となる。
[実施形態2]
図4(a),(b)は、本発明に係わる磁電変換装置の実施形態2を説明するための図1のCの部分に固着するホール素子の構成図で、図4(a)は、ホール素子を底面から見た透視図、図4(b)はその断面図である。つまり、本発明に係る磁電変換装置の一実施例である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子であり、ホール素子のペレット6の基板が高透磁率磁性体基板でその上に感磁部7が形成されており、更にこの感磁部7上に高透磁率磁性体チップ11である場合の構成図である。
よりレスポンスの良い磁電変換装置を構成するために、図1のCの部分に固着されるホール素子9は、図4(a),(b)の構造となっており、より高い感度を有するホール素子9を構成するため、ホール素子9の内部のホール素子ペレット6は、高透磁率磁性体基板で構成され、感磁部7上に樹脂層を介して高透磁率磁性体チップ11が載置されている。また、図1のリードフレーム1上に直接固着するホール素子のペレット6についても同様で、高透磁率磁性体基板で構成され、感磁部7上に樹脂層を介して高透磁率磁性体チップ11が載置される。
[実施形態3]
図7(a),(b)は、本発明に係わる磁電変換装置の実施形態3を説明するための図1のA−A’線における断面図で、図1のCの部分に固着するホール素子を説明するための構成図で、図6(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレーム1に固着した状態を示す断面図である。
図6(a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図で、図6(a)は、図1のCで示した部分のリードフレームの図で、図6(b)は、リードフレームの所望の部分に金属又は導電性樹脂を塗布形成した様子を示す図で、図6(c)は、ホール素子の外部接続用端子部をリードフレームの金属又は導電性樹脂16に合わせて固着した様子を示す図である。
図7(a)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極と底面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。また、図7(b)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。
実施形態1において、図7(a)のホール素子9の形態を示したが、ホール素子9は、図7(b)の形態もありうる。ホール素子9の形態以外は実施形態1と同様である。
[実施形態4]
図9(a),(b)は、本発明に係わる磁電変換装置の実施形態4を説明するための図1のA−A’線における断面図で、図8(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに実装した状態を示す断面図である。
図8(a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図で、図8(a)は、図1のCで示した部分のリードフレームの上の所望の部分に予め実装に適した金属被膜15を施した図で、図8(b)は、リードフレームの金属被膜の部分に金属又は導電性樹脂を塗布形成した様子を示す図で、図8(c)は、ホール素子の外部接続用端子部をリードフレームの金属又は導電性樹脂に合わせて固着した様子を示す図である。
図9(a)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極と底面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。また、図9(b)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。
ホール素子9を固着して金属又は導電性樹脂16によって電気的に接続する部分となる磁電変換装置用リードフレーム1の所望の部分に予め実装に適した金属被膜15を形成している。その他は実施形態1と同様である。
[実施形態5]
図11(a),(b)は、本発明に係わる磁電変換装置の実施形態5を説明するための図1のA−A’線における断面図であり、図10(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに実装した状態を示す断面図である。
図10(a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図で、図10(a)は、図1のCで示した部分のリードフレームの上の所望の部分に予め凹部を形成した様子を示す図で、図10(b)は、リードフレームの凹部の部分に金属又は導電性樹脂を塗布形成した様子を示す図で、図10(c)は、ホール素子の外部接続用端子部をリードフレームの金属又は導電性樹脂に合わせて固着した様子を示す図である。
図11(a)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極と底面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。また、図11(b)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。
ホール素子9を固着して金属又は導電性樹脂16によって電気的に接続する部分となる磁電変換装置用リードフレーム1の所望の部分に予め凹部2を形成している。その他は実施形態1と同様である。
[実施形態6]
図13(a),(b)は、本発明に係わる磁電変換装置の実施形態6を説明するための図1のA−A’線における断面図で、図12(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに実装した状態を示す断面図である。
図12(a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図で、図12(a)は、図1のCで示した部分のリードフレームの上の所望の部分に予め凹部を形成した様子を示す図で、図12(b)は、リードフレームの凹部の部分に金属又は導電性樹脂を塗布形成し、次に接着剤である絶縁性樹脂を塗布形成した様子を示す図で、図12(c)は、ホール素子の外部接続用端子部をリードフレームの金属又は導電性樹脂に合わせて固着した様子を示す図である。
図13(a)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極と底面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。また、図13(b)に示すように、ホール素子9を固着した状態において、金属被膜15が側面電極となる部分に形成しており、ホール素子9を金属又は導電性樹脂16で固着した。
ホール素子9を固着して金属又は導電性樹脂16によって電気的に接続する部分となる磁電変換装置用リードフレーム1の所望の部分に予め凹部2が形成され、更に接着剤である絶縁性樹脂17をリードフレーム1の所望の部分に形成されて、ホール素子9を固着して電気的に接続している。その他は実施形態1と同様である。
以下に具体的な実施例について説明する。
[実施例1]
図1に示した実施形態1に係わる磁電変換装置の製造方法について説明する。
まず、磁電変換装置用リードフレーム1の図1のCの位置に固着するホール素子9の内部のホール素子のペレット6と、このリードフレーム1の所望の部分に固着するホール素子のペレット6を次の様な工程を経て作製した。
4インチのガリウム砒素を蒸着基板にして、10−7Paの高真空中でインジウムとアンチモンを別々に蒸着する方法により、電子移動度40000cm/V/secのインジウムアンチモン薄膜を厚さ0.8μmに形成した。
次に、フォトリソグラフィーの手法でウエハ上にホール素子パターンを形成した。内部電極10と感磁部7のパターニングを実施し、エッチングによりパターン形成を実施し、リフトオフ蒸着法によりチタンと金を蒸着して内部電極10を形成した。感磁部7の長さは120μm、幅は36μmとした。更に内部電極10以外に窒化シリコンの保護膜を形成した後、バックグラインダーでガリウム砒素基板の厚さを0.15mmに研削した。
次に、ダイシングソーにより切断し、ホール素子のペレット6を作製した。ホール素子のペレット6の大きさは、0.3mm×0.3mmで厚さが0.15mmとなった。
次に、図1のCの位置に固着するホール素子9を次の様な工程を経て作製した。
まず、2つの厚さを有し、第1の厚さ3aが0.1mmのリードフレームを準備した。リードフレーム材料は、銅をベースにした合金であり、第2の厚さ3bはエッチング加工により略0.05mmの厚さの部分を形成している。更に、ホール素子のペレット6が固着される箇所とワイヤーボンディングで接続される箇所には銀メッキを施してある。また、リードフレームの全体は、図3(a),(b)で示したリードフレームのデザインが縦横に配置してあり、最終的にダイシングで切断することで、図3(a),(b)に示した個片にする。
次に、耐熱テープをリードフレーム3の裏面の第1の厚さ3aの部分に貼り付けた。
次に、ダイボンダーにより、ダイボンド樹脂13である銀ペーストをリードフレーム部に滴下し、ホール素子のペレット6を載置し、銀ペーストを加熱硬化させた。更にワイヤーボンダーにより、金属細線12である金の細線で、ホール素子のペレット6上の内部電極10とリードフレーム3とを電気的に接続させた。
次に、リードフレーム3にトランスファーモールドを実施する。トランスファーモールドに使用する金型において、下型がリードフレーム3aの厚さの0.1mmで、上型が0.55mmのキャビティ深さとした。トランスファーモールド後に耐熱テープを剥がし、モールド樹脂14であるエポキシ樹脂がリードフレームに形成され、トータル厚0.65mmのリードフレームが完成した。
次に、ダイシングソーにより、電気的な接続用端子となる、並んで露出しているリードフレームの第1の厚さ3aの部分に沿ってモールド済みリードフレームを切断した。0.2mm厚のブレードを使用して、X方向を2.2mm、並んで端子が露出している方向であるY方向を0.7mmピッチで切断した。
次に、この個片になった状態で0.5mmの球状の導電性のダミーボールを混入させて電解スズバレルメッキを施し、図5(a),(b)で示したように、リードフレームの第1の厚さaの部分と切断によって出現したリードフレーム断面に金属被膜15であるスズを形成した。こうして図3(a),(b)に示したホール素子9が完成した。寸法は、2.0mm×0.5mmで、厚さがモールド厚の0.65mmであった。このホール素子9の感度は、1V、50mTの磁束密度中の条件で平均約70mVであった。なお、このホール素子の出力信号を増幅やA−D変換など、必要なレベルまで加工処理することが望ましい。
次に、この様にして作製したホール素子9とホール素子ペレット6そして集積回路が形成された半導体チップ4を図1の様に組み立てる工程に入る。
まず、2つの厚さを有し、第1の厚さ部分1aが0.15mmである磁電変換装置用リードフレーム1を準備する。リードフレーム材料は、銅をベースにした合金であり、第2の厚さ部分1bは、エッチング加工により略0.07mmの厚さの部分を形成している。半導体チップ4とホール素子のペレット6が固着される箇所とワイヤーボンディングで接続される箇所には銀メッキを施してある。また、リードフレームの全体は、図1で示したリードフレームのデザインが縦横に配置してあり、最終的にダイシングで切断することで、図1に示した個片にする。
次に、ホール素子9を固着する面を上にして、リードフレーム1より広い面積のアルミ製の平板に、リードフレーム1を固定した。次に、リードフレーム1が固定されたアルミ製の平板をスクリーン印刷機のステージに搬送し、メタルマスクとリードフレームとの位置合わせを実施した後、スキージを稼働させ、半田ペーストをリードフレーム1とホール素子9を接続する所望の箇所に印刷形成した。この状態を示した図が図6(b)である。
次に、半田ペースト印刷済みのアルミ製の平板に固定したリードフレーム1をマウンターに搬送し、ホール素子9を図1のCの位置に次々と載置させた。図1のCで示したように、ホール素子9は2つずつ直交した位置に配置し、それぞれのホール素子9が、X,Y軸方向の磁場を検出することになる。
次に、リフロー炉のコンベアーにホール素子9をマウント済みのアルミ製の平板に固定したリードフレーム1を平板ごと載せて220℃以上まで温度を上げ、半田ペーストを溶融させ、ホール素子9とリードフレーム1とを電気的に接続した。この状態を示した図が図6(c)である。
次に、ホール素子9が固着済みの該リードフレーム1をアルミ製平板から取り外し、半田ペーストのフラックスによる汚れがひどい場合は、洗浄工程に入る。
次に、耐熱テープをリードフレーム1の裏面の第1の厚さ1aの部分に貼り付けた。
次に、ダイボンダーにより、ダイボンド樹脂13である銀ペーストをリードフレーム部に滴下し、半導体チップ4とホール素子のペレット6を載置し、銀ペーストを加熱硬化させた。
次に、ワイヤーボンダーにより、金属細線12である金の細線で、ホール素子のペレット6上の内部電極10とリードフレーム1と、また、半導体チップ4上の内部電極5とリードフレーム1とを電気的に接続させた。ホール素子のペレット6をこのように載置して電気的に接続することにより、ホール素子のペレット6がZ軸方向の磁場を検出することになる。
次に、リードフレーム1にトランスファーモールドを実施する。トランスファーモールドに使用する金型において、下型がリードフレーム1aの厚さの0.15mmで、上型が0.6mmのキャビティ深さとした。トランスファーモールド後に耐熱テープを剥がし、モールド樹脂14であるエポキシ樹脂がリードフレーム1に形成され、トータル厚0.75mmのリードフレームが完成した。
次に、この状態でスズメッキを施し、耐熱テープで覆われていた第1の厚さ1aのリードフレームの部分に金属被膜15であるスズを形成した。
次に、ダイシングソーにより、図1のように、電気的な接続用端子となる並んで露出しているリードフレーム1の第1の厚さ1aの部分に沿ってモールド済みリードフレームを切断した。0.2mm厚のブレードを使用して、X方向を4.7mm、Y方向も4.7mmピッチで切断した。こうして図1に示したそれぞれホール素子の感磁部7の法線方向がX,Y、Z軸で直交する3軸方向の磁場を検出する磁電変換装置が完成した。この磁電変換装置の寸法は、4.5mm×4.5mmで、厚さがモールド厚の0.75mmであった。
[実施例2]
図1に示した実施形態2に係わる磁電変換装置の製造方法について説明する。
まず、磁電変換装置用リードフレーム1の図1のCの位置に固着するホール素子9の内部のホール素子のペレット6と該リードフレーム1の所望の部分に固着するホール素子のペレット6を次の様な工程を経て作製した。
まず、劈開した雲母を蒸着基板にして、始めにIn過剰のInSb薄膜を蒸着により形成し、次いで、InSb膜中にある過剰のInと化合物を形成するSbを過剰に蒸着する方法により、電子移動度46000cm/V/secのInSb薄膜を厚さ0.7μmに形成した。次に、54mm角、厚さ0.25mmのフェライト基板を準備し、上述したInSb薄膜上にポリイミド樹脂を滴下し、フェライト基板をその上に重ね、重石を置いて200℃で12時間放置した。
次に、室温に戻し、雲母を剥ぎ取り、InSb薄膜が表面に形成されたウエハにした。次に、フォトリソグラフィーの手法でウエハ上にホール素子パターンを形成した。内部電極用のパターニングを実施し、銅メッキを施し、次に、エッチングパターンを形成後、エッチングにより、感磁部7と内部電極10を形成した。感磁部7の長さは350μm、幅は140μmであった。
次に、感磁部7が形成されている表面に0.24mm角で厚さが0.3mmである直方体のフェライトチップを、上述した特許文献7に記載の方法によって、半導体装置の感磁部7の上に、接着剤を介して載せた。
次に、ダイシングソーにより切断し、ホール素子のペレット6を作製した。ホール素子のペレットの大きさは、0.5mm×0.5mmで、厚さがフェライトチップも含めて、0.55mmとなった。
次に、図1のCの位置に固着するホール素子9を次の様な工程を経て作製した。
まず、2つの厚さを有し、第1の厚さ3aが0.1mmのリードフレームを準備した。リードフレーム材料は、銅をベースにした合金であり、第2の厚さ3bはエッチング加工により略0.05mmの厚さの部分を形成している。更に、ホール素子のペレット6が固着される箇所とワイヤーボンディングで接続される箇所には銀メッキを施してある。また、リードフレームの全体は、図4で示したリードフレームのデザインが縦横に配置してあり、最終的にダイシングで切断することで、図4に示した個片にする。
後は、トランスファーモールドに使用する金型において、下型がリードフレームの厚さの0.1mmで、上型が0.6mmのキャビティ深さとした以外は、実施例1と同様に実施し、トランスファーモールド後に耐熱テープを剥がし、モールド樹脂14であるエポキシ樹脂がリードフレームに形成され、トータル厚0.7mmのリードフレームが完成した。
次に、ダイシングソーにより、電気的な接続用端子となる、並んで露出しているリードフレームの第1の厚さ3aの部分に沿ってモールド済みリードフレームを切断した。0.2mm厚のブレードを使用して、X方向を2.5mm、並んで端子が離出している方向であるY方向を0.9mmピッチで切断した。後は実施例1と同様に実施して、図4(a),(b)で示したホール素子9を作製した。寸法は、2.3mm×0.7mmで、厚さがモールド厚の0.7mmであった。このホール素子9の感度は、1V、50mTの磁束密度中の条件で平均約400mVであった。
高感度ホール素子9と高感度ホール素子のペレット6を使用し、トランスファーモールド時の下型を0.15mmで、上型を0.8mmとした以外は、実施例1と同様に作製し、図1の様な3軸方向の磁場を検出するレスポンスの良い磁電変換装置が完成した。この磁電変換装置の寸法は、5mm×5mmで、厚さがモールド厚の0.95mmであった。
[実施例3]
図1に示した実施形態3に係わる磁電変換装置の製造方法について説明する。
磁電変換装置用リードフレーム1の図1のCの位置に固着するホール素子9の内部のホール素子のペレット6と、リードフレーム1の所望の部分に固着するホール素子のペレット6を実施例1と同様な方法で作製した。
次に、図1のCの位置に固着するホール素子9を図7の(b)で示した構造にするため次の様な工程を経て作製した。実施例1と同様な工程で、トランスファーモールドを実施し、耐熱テープを剥がした。
次に、この状態でスズメッキを施し、耐熱テープで覆われた第1の厚さのリードフレーム3aの部分に金属皮膜15であるスズを形成した。後は、ダイシングソーで切断を実施し、図7(b)の構造のホール素子9が完成した。
次に、磁電変換装置用リードフレーム1を準備し、実施例1と同様にして、磁電変換装置を組み立てた。ホール素子9をリードフレーム1に実装した際に、図1のCに固着するホール素子9の側面に相当する端子部にのみスズが形成されているため、側面に這い上がる様に十分半田が濡れ、ホール素子9の底部に半田が残り難いので、ホール素子9が半田を挟んで傾くことなく、感磁部7に対する法線8がよりリードフレーム1に平行に実装できた。
[実施例4]
図1に示した実施形態4に係わる磁電変換装置の製造方法について説明する。
実施例1又は実施例3に従ってホール素子9を作製した。その他は実施例1と同様に作製するが、ホール素子9を磁電変換装置用リードフレーム1に固着する方法において、ホール素子9を固着する図1のCの部分のリードフレーム1に予め図8(a)で示した領域にスズと銀と銅の合金である半田16の濡れに適したメッキによる銀を形成した。次に、スクリーン印刷機を使用して、半田ペーストを適量印刷した。この様子を図8(b)に示した。次に、マウンターにてホール素子9を図8(c)のように載置し、リフローで半田を溶融させ、ホール素子9をリードフレームに固着した。リードフレーム1の銀を形成した場所によく半田が濡れるためリードフレーム1に安定に適量半田が濡れ、ホール素子9の側面に濡れて這い上がる半田の量を安定化することによりホール素子9の傾きのバラツキを小さくでき、図9(a),(b)で示したように、リードフレーム1上にホール素子9が固着された。
[実施例5]
図1に示した実施形態5に係わる磁電変換装置の製造方法について説明する。
実施例1又は実施例3に従ってホール素子9を作製した。その他は実施例1と同様に作製するが、ホール素子9を磁電変換装置用リードフレーム1に固着する方法において、ホール素子9を固着する図1のCの部分のリードフレーム1に予め図10(a)で示した領域にエッチングにより凹部を形成した。次に、スクリーン印刷機を使用して、半田ペーストを適量印刷した。この様子を図10(b)に示した。次に、マウンターにてホール素子9を図10(c)の様に載置し、リフローで半田を溶融させ、ホール素子9をリードフレームに固着した。ホール素子9を載置してリフローに通した際にリードフレーム1に形成した凹部に半田が溜まり半田の表面張力でホール素子9の角度ずれを小さくでき、図11(a),(b)で示したように、リードフレーム1上にホール素子9が固着された。
[実施例6]
図1に示した実施形態6に係わる磁電変換装置の製造方法について説明する。
実施例1又は実施例3に従ってホール素子9を作製した。その他は実施例1と同様に作製するが、ホール素子9を磁電変換装置用リードフレーム1に固着する方法において、ホール素子9を固着する図1のCの部分のリードフレーム1に予め図12(a)で示した領域にエッチングにより凹部を形成した。次に、スクリーン印刷機を使用して、半田ペーストを適量印刷した。更にシリンジによりエポキシ樹脂17を適量滴下した。この様子を図12(b)に示した。次に、マウンターにてホール素子9を図12(c)の様に載置し、リフローで半田を溶融させ、ホール素子9をリードフレームに固着した。リフローに入れて加熱した際に、半田が溶融する温度以下でリードフレーム1をプレヒートする際に、エポキシ樹脂17が硬化してホール素子9をマウンターで載せた位置からずれることなく、ホール素子9を固着することが可能となった。更にリードフレーム1上の凹部に半田が溜まり、ホール素子9の側面に濡れて這い上がる半田の量を安定化することができ、図13(a),(b)で示したように、リードフレーム1上にホール素子9が固着され、ホール素子9の傾きのバラツキを小さくすることができた。
本発明は、磁電変換素子を使用した極めて薄型で実装面積を小さくした小型化された磁電変換装置に関し、小型薄型化が可能な3軸方向の磁場を検出可能な磁電変換装置を提供することができる。
本発明に係る磁電変換装置の実施形態1を説明するための表面から見た模式的透視図である。 、図1で示した本発明に係る磁電変換装置を裏面から見た模式的外観図である。 本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子の構成図で、(a)は、底面から見た透視図、(b)は、その断面図である。 本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子の構成図で、(a)は、底面から見た透視図、(b)は、その断面図である。 本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子の模式的外観図で、(a)は、底面から見た図、(b)は、図1のC部へ固着する面から見た図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図である。 (a),(b)は、図1のA−A’線における断面図で、図6(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに固着した状態を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図である。 (a),(b)は、図1のA−A’線における断面図で、図8(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに実装した状態を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図である。 (a),(b)は、図1のA−A’線における断面図で、図10(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに実装した状態を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る磁電変換装置の実施形態1である図1のCで示した部分に固着して電気的に接続するホール素子を図5(b)で示した面を固着面として、磁電変換装置用リードフレームに実装する際の方法を説明するための図である。 (a),(b)は、図1のA−A’線における断面図であり、図12(a)〜(c)で示した方法により、ホール素子を磁電変換装置用リードフレームに実装した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 磁電変換装置用リードフレーム
1a 磁電変換装置用リードフレーム1の第1の厚さ部分
1b 磁電変換装置用リードフレーム1の第2の厚さ部分
2 リードフレーム上の凹部
3a,3b ホール素子用のリードフレーム
4 半導体チップ
5 半導体チップ上の内部電極
6 ホール素子のペレット
7 感磁部
8 ホール素子感磁部面に対する法線
9 ホール素子
10 ホール素子のペレット上の内部電極
11 高透磁率磁性体チップ
12 金属細線
13 ダイボンド樹脂
14 モールド樹脂
15 金属被膜
16 金属又は導電性樹脂
17 接着性樹脂

Claims (6)

  1. 磁電変換装置用リードフレームが少なくとも2つ以上の厚さで、第1の厚さ領域と第2の厚さ領域を有し、前記第1の厚さの方が前記第2の厚さより厚くなっており、前記磁電変換装置用リードフレーム上に、少なくとも集積回路が形成された半導体チップと少なくともX、Y、Z軸方向を向く3つ以上の磁電変換素子が固着されて電気的に接続されており、少なくとも前記半導体チップと前記磁電変換素子と前記磁電変換装置用リードフレームとを電気的に接続した部分は樹脂で封止され、前記第1の厚さの領域の前記磁電変換装置用リードフレームの接続面が、露出して外部との電気的な接続用端子となっており、前記磁電変換装置用リードフレームの断面が側面に露出しており、
    前記磁電変換素子の少なくとも2つは、感磁部と内部電極を有するペレット形状の前記磁電変換素子が磁電変換素子用リードフレーム上に固着され、該磁電変換素子用リードフレームと前記内部電極とが金属細線により電気的に接続されており、前記ペレット形状の前記磁電変換素子と前記金属細線と前記磁電変換素子用リードフレームの一部とが樹脂封止されており、その全体形状は略直方体で、外部接続用端子となる前記磁電変換素子用リードフレームの接続面が、前記直方体の一つの面の一辺に接して並んで露出して配置されており、該一辺に接するもう一つの面である前記磁電変換素子用リードフレームの断面が露出している面を固着面とし、前記磁電変換装置用リードフレーム上に固着されて電気的に接続されていることを特徴とする磁電変換装置。
  2. 前記樹脂封止された前記略直方体の前記磁電変換素子の少なくとも一つの面の一辺に接して並んで露出して配置している外部接続用端子となる前記接続面に金属被膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁電変換装置。
  3. 前記樹脂封止された前記略直方体の前記磁電変換素子の前記外部接続用端子と電気的に接続される前記磁電変換装置用リードフレームに凹部が形成されており、少なくとも該磁電変換装置用リードフレームの前記凹部に形成された金属または導電性樹脂により、前記磁電変換装置用リードフレームと前記磁電変換素子の外部接続用端子とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の磁電変換装置。
  4. 前記樹脂封止された前記略直方体の前記磁電変換素子の固着面の封止樹脂と前記磁電変換装置用リードフレームの一部とが接着性樹脂で固着されていることを特徴とする請求項1に記載の磁電変換装置。
  5. 前記磁電変換素子を構成する基板が高透磁率磁性体で、磁気に感ずる薄膜が形成されており、該薄膜が高透磁率磁性体チップによって挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の磁電変換装置。
  6. 前記磁電変換装置用及び前記磁電変換素子用リードフレームを形成する材料は、磁性材料を含まないことを特徴とする請求項1に記載の磁電変換素子。
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