JPH0750161B2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JPH0750161B2
JPH0750161B2 JP62175540A JP17554087A JPH0750161B2 JP H0750161 B2 JPH0750161 B2 JP H0750161B2 JP 62175540 A JP62175540 A JP 62175540A JP 17554087 A JP17554087 A JP 17554087A JP H0750161 B2 JPH0750161 B2 JP H0750161B2
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JP
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magnetic field
magnetic
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magnetic sensor
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肇 加藤
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Nidec Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気センサに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、ブラシレスモータ、アクチュエータ等の回転部
の回転速度及び回転位置等を検出するセンサとしては、
ホール素子等の半導体磁電変換素子を使用した磁気セン
サを使用する場合があり、この場合、第8図に示す様
に、磁気センサhは扁平の正方形状の基板aに、略十字
状のホール素子のペレットbが付設されてなり、該基板
aの4辺から連設されるリード線cに、該ペレットbが
連結線dを介して連結されている。そして、この磁気セ
ンサhは、ペレットbに磁界が直交状に入射したときに
感度が最良となるものである。
しかして、この磁気センサhは、第9図に示す様に、外
周面eに、N極・S極が多数着磁されてなるマグネット
部fを形成した回転体gの該マグネット部fの近傍に配
設され、該マグネット部fの磁界を検出するものであ
る。しかし、この場合、第9図の実線で示す様に、該マ
グネット部fとセンサhのペレットbとが平行に相対面
していれば、磁界はペレットbに直角に入射しその磁界
の検出感度は最良となっているが、仮想線の如く、回転
体g又はこのセンサhが傾き、マグネット部fとペレッ
トbとが平行でなくなった場合、その磁界の検出感度は
不良となり、回転速度又は回転位置等の正確な検出が不
能となる。
ところで、2個のホール素子を二次元的に配置した磁気
センサとしては、実開昭56−138381号に記載の磁気検出
装置があるが、この場合、2個のホール素子を90度に配
置し、樹脂によりモールドするものであって、2個のホ
ール素子の位置関係を固定しようとするものである。
しかしながら、2個のホール素子の位置関係が高精度に
固定されたとしても、この磁気検出装置と被検出対象と
の位置関係がくずれた場合、該被検出対象の回転速度等
を感度よく測定することができない。
そこで、本発明では、従来のこのような問題点を解決し
て、回転体と平行状態がくずれた場合も、常に、正確に
回転体の回転速度又は回転位置等を検出することができ
る磁気センサを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る磁気センサは、相互に直交する3平面のう
ちの3平面又は2平面上に、半導体磁電変換素子のペレ
ットの一枚又は複数枚が積層されてなる磁界検出部を設
けると共に、各磁界検出部に入射した磁界の検出値を合
成して一の磁界検出部に磁界が直角に入射しないときに
直角に入射したときと略同一の感度となるように、該磁
界検出部のうちの一つを被検出対象の磁極面に対し略平
行に対向させて近接配置したものである。
〔作 用〕
上述の如く構成すれば、磁界検出部は相互に直交する3
平面のうちの3平面又は2平面上に設けられ、かつ、磁
界検出部のうちの一つが被検出対象の磁極面に対し略平
行に対面するように配置されているので、磁極面に対面
している一の磁界検出部に磁界が直角に入射しないとき
には、各磁界検出部に入射した磁界を、合成して、感度
を高めることができる。また、複数枚のペレットが積層
されてなる磁界検出部の場合、その検出部は高出力とな
る。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。
第1図は本発明に係る磁気センサ1を示し、この磁気セ
ンサ1は、半導体磁電変換素子(例えばホール素子等)
のペレット2からなる磁界検出部3を、相互に直交する
3平面上に設けられてなる。即ち、立方体状の基板4の
底面12と2つの側面13,14とに、十字状とされた一枚の
ペレット2が付設され、図例の如く、x,y軸で形成され
る第1平面15と、y,z軸で形成される第2平面16と、z,x
軸で形成される第3平面17と、に夫々磁界検出部3が形
成される。
また、この基板4には、各検出部3が対応するリード線
(図示省略)が接続され、各検出部3の端部5…が該リ
ード線に接続されている。
しかして、この磁気センサ1は、第2図に示す様に、外
周面7に検出用マグネット部8を備えた回転体6の軸心
o廻りの回転速度及び回転位置等を検出するために使用
され、該マグネット部8の近傍に配置される。即ち、こ
の回転体6は、図例では、ブラシレスモータ等のロータ
を示し、また、このロータは、第3図に示す様に、円環
状のロータマグネット9と、該ロータマグネット9を保
持するロータホルダ10と、を備え、該ロータホルダ10の
外周垂下片部11に、N極・S極が交互に円周等ピッチに
着磁されたマグネットを取付け、上記検出用マグネット
部8を形成している。この場合、第2平面16上に配設さ
れた検出部3が、被検出対象の磁極面に対し略平行に対
面している。即ち、被検出対象が回転体6であり、磁極
面が検出用マグネット部8外面である。
従って、磁界検出部3は第4図Iに配設されることにな
り、第4図IIに示す様に、第1平面15と直交する方向
(つまり、z軸方向)の磁界B1と、第2平面16と直交す
る方向(つまり、x軸方向)の磁界B2と、第3平面17と
直交する方向(つまり、y軸方向)の磁界B3と、を最良
の感度としている。
しかして、上述の如く構成されれば、回転体6及び/又
は磁気センサ1が傾いて、マグネット部8と、マグネッ
ト部8に平行状態にて対面していた検出部3と、の平行
状態がくずれた場合、一つの検出部3(つまり、第2平
面16上の検出部3)に、磁界が直角に入射していたの
が、直角に入射しなくなり、その検出部3の感度が悪く
なる。しかし、上述の平行状態がくずれたことにより、
他の一つ又は二つの検出部3に磁界が入射することにな
るので、磁界が入射する二つ又は三つの検出部3の検出
値を合成すれば、上述の平行状態と同様な感度を得るこ
とができる。
第5図〜第7図は、検出部3が、相互に直交する3平面
のうちの2平面上に設けられた場合を示し、第5図Iに
示す場合は、検出部3が第1・第2平面15,16上に配設
され、第5図IIに示す様に第1平面15に直交する方向の
磁界B1と、第2平面16に直交する方向の磁界B2と、を最
良の感度としている。また、第6図Iに示す場合は、検
出部3が第1・第3平面15,17上に配設され、第6図II
に示す様に、第1平面15に直交する方向の磁界B1と、第
3平面17に直交する方向の磁界B3と、を最良の感度とし
ている。さらに、第7図Iの場合は、検出部3が第2・
第3平面16,17上に配設され、第7図IIに示す様に、第
2平面16に直交する方向の磁界B2と、第3平面17に直交
する方向の磁界B3と、を最良の感度としている。
従って、第5図〜第7図に示すように検出部3が配設さ
れた磁気センサ1を、第2図に示す如き回転体6の回転
速度及び回転位置の検出に使用した場合において、回転
体6又はこのセンサ1が傾き、回転体6のマグネット部
8と、該マグネット部8に平行であった検出部3と、が
平行でなくなったときも、上述の第1図に示す磁気セン
サの場合と同様、他の検出部3の検出値の合成にて良好
の感度を得ることができる。
しかして、上述の実施例では、磁界検出部3は夫々ペレ
ット2が一枚からなるが、ペレット2を複数枚積層して
形成するも好ましく、複数枚を積層すれば、この検出部
3は高出力となり、より正確に回転体6の回転速度等を
検出することができる。
また、この磁気センサ1の使用用途としては、外周面7
に検出用マグネット部8を有する回転体6に限らないの
は勿論であり、例えば、マグネット部8が外周面7寄り
の上面又は下面に設けられた回転体6の検出用であって
もよい。この場合、勿論、センサ1は、該マグネット部
8に対応して、該回転体6の上面又は下面側に設けられ
る。さらに、実施例では、ロータマグネット9とは別に
検出用マグネット部8を設けているが、該検出用マグネ
ット部8を別途設けずに、ロータマグネット9の着磁部
をもって検出用マグネットとするも好ましい。
また、この磁気センサ1を、ガウスメータに使用して、
二次元又は三次元の磁束密度の測定用とするも好まし
く、さらには、磁界分布の分析器として使用するも好ま
しい。
なお、この磁気センサ1を、増幅器等と同一のパッケー
ジ内に封入してワンチップIC化するも好ましい。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。
被検出対象の磁極面に対し略平行に近接配置された磁界
検出部3に、磁界が直角に入射しない場合、つまり、被
検出対象である回転体6とこの磁気センサとの平行状態
がくずれた場合、他の一つ又は二つの磁界検出部3にも
磁界が入射し、これにより、各磁界検出部3の検出値を
合成して、被検出対象の回転速度及び回転位置を測定す
ることができる。従って、被検出対象と磁気センサとの
平行状態がくずれた場合にも、被検出対象の回転速度等
を確実に測定することができる。勿論、平行状態がくず
れていない場合、磁極面に対して略平行に近接配置され
た磁界検出部3に磁界が直角に入射し、この検出部3に
よって被検出対象の回転速度等を確実に(感度よく)測
定することができる。
また、磁界検出部3が複数枚のペレットを積層してなる
ものでは、各検出部3の出力は高出力となり、より正確
に被検出対象の回転速度等を検出することができる。
さらに、この磁気センサを、被検出対象に対して高精度
に組付ける必要がないので、その組付け作業が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す拡大斜視図、第2図は
使用状態を示す簡略斜視図、第3図は第2図の要部拡大
断面図、第4図Iは磁界検出部の配置状態を示す簡略斜
視図、第4図IIはその磁界の方向を示す説明図、第5図
Iは磁界検出部の他の配置状態を示す簡略斜視図、第5
図IIはその磁界の方向を示す説明図、第6図Iは磁界検
出部の別の配置状態を示す簡略斜視図、第6図IIはその
磁界の方向を示す説明図、第7図Iは磁界検出部のさら
に別の配置状態を示す簡略斜視図、第7図IIはその磁界
の方向を示す説明図である。第8図は従来例を示す拡大
斜視図、第9図はその使用状態を示す簡略斜視図であ
る。 2……ペレット、3……磁界検出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に直交する3平面のうちの3平面又は
    2平面上に、半導体磁電変換素子のペレット2の一枚又
    は複数枚が積層されてなる磁界検出部3…を設けると共
    に、各磁界検出部3…に入射した磁界の検出値を合成し
    て一の磁界検出部3に磁界が直角に入射しないときに直
    角に入射したときと略同一の感度となるように、該磁界
    検出部3…のうちの一つを被検出対象の磁極面に対し略
    平行に対向させて近接配置したことを特徴とする磁気セ
    ンサ。
JP62175540A 1987-07-13 1987-07-13 磁気センサ Expired - Fee Related JPH0750161B2 (ja)

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