JP4716638B2 - 柔軟な衛生材料用不織布及び使い捨て衛生材料 - Google Patents

柔軟な衛生材料用不織布及び使い捨て衛生材料 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨て衛生材料用不織布に関するものであり、さらに詳しくは部分的熱圧着部と非結合性の高密度域を有する、柔軟で、嵩高な使い捨て衛生材料用不織布及び使い捨て衛生材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オムツや生理ナプキン等の使い捨て衛生材料は、一般的に尿、排出物を透液性を有するトップシート、吸収体および防水性を有するバックシートから構成されている。使い捨て衛生材料のトップシートは、肌に直接接するため、ソフトな触感と共に、尿等を瞬時に透過する、濡れ戻りが少ない、数回尿を繰り返し透過する等の透液性能が要求されてきた。
【0003】
現在は複合系短繊維等を用いた嵩高な繊維を、熱風あるいは部分熱圧着して接合したものが使用されている。しかし、この熱風で接合した不織布は嵩があり、クッション性を持つが、充分なクッション性を持たせるには高目付にする必要がある。さらにその表面は複合繊維で構成され、熱風によって融着されるため、全面的な接合になってゴワゴワした触感になる。
【0004】
また、短繊維を部分的熱圧着したポイントボンドタイプは強力が低く、厚みも薄い。さらに短繊維の繊維端が肌を刺激する問題もある。一方、スパンボンド法のウェブを部分的熱圧着し、親水化処理したものは、高生産性であり、強力も高く繊維の触感を持つが、繊維の形状、配列から、一般的には平面的で短繊維不織布に比べ、透液性、濡れ戻り性等の性能も充分ではなかった。
【0005】
また、嵩の改良方法としては、吸液性コア部に接して、上面シートと下面シートとからなる表面シートを積層し、この上面シートによって凹部の開孔導液管を形成する方法(特許文献1参照)、芯鞘型複合繊維又はサイドバイサイド型複合繊維等の2成分繊維からなる不織布に熱エンボス加工を施して凹凸を賦形保持する方法(特許文献2参照)、芯鞘型複合繊維又はサイドバイサイド型複合繊維等の2成分繊維からなる不織布に熱エンボス加工を施して凹凸を賦形し、凹凸賦形の凸部頂点をフィルム状化する方法(特許文献3参照)等があるが、これらの方法は、孔をあけたり、賦形固定するもので、ソフト性の点では不十分なものであった。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−304203号公報
【特許文献2】
特開平11−286863号公報
【特許文献3】
特開平11−347062号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記問題を解消し、特に柔軟で嵩高な使い捨て衛生材料用不織布及び使い捨て衛生材料を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決し、繊維触感が活き、生産性及び性能面等を含め満足できるトップシートを得るため、種々検討した結果、高生産性でかつ高強力が得られるスパンボンド不織布の改良を目指し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は下記のとおりである。
【0009】
(1)熱可塑性合成繊維から主に構成されるウェブを部分的熱圧着部によって表裏一体化した不織布において、片面には該熱圧着部のパターンとは異なる、非結合性高密度域の凹部を有し、反対面では該高密度域の凸部を有し、該部分的熱圧着部の面積率が5〜40%であり、該非結合性の高密度域の凹部の面積率が5〜25%であり、嵩高率が105%以上であり、且つ親水化剤を付与してなり、高密度域に親水化剤が多く含有されることを特徴とする柔軟な衛生材料用不織布。
【0010】
(2)前記非結合性の高密度域が、連続していることを特徴とする上記(1)記載の柔軟な衛生材料用不織布。
(3)前記非結合性の高密度域が、非連続で散在していることを特徴とする上記(1)記載の柔軟な衛生材料用不織布。
)上記(1)〜()記載の柔軟な衛生材料用不織布において、コロナ放電処理を施した後、親水化剤を付与してなることを特徴とする柔軟な衛生材料用不織布。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)記載の柔軟な衛生材料用不織布をトップシートとして用いる使い捨て衛生材料において、該衛生材料用不織布の非結合性の高密度域凹部を有する面をトップシートの下面として用いることを特徴とする使い捨て衛生材料。
(6)上記(1)〜(5)記載の柔軟な衛生材料用不織布をトップシートとして用いる使い捨て衛生材料において、該衛生材料用不織布の非結合性の高密度域凹部を有する面をトップシートの上面として用いることを特徴とする使い捨て衛生材料。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき詳述する。
本発明におけるトップシートとは、ウェブの構成主体である熱可塑性合成繊維を表面に散在する非連続の部分的熱圧着部によって表裏一体化した不織布において、片面には該熱圧着部のパターンとは異なる、部分的かつ非結合性高密度域の凹部を有すると共に、反対面では該高密度域が凸部を有し、嵩高率が100%以上であり、これに親水化剤が付与されたものである。
【0013】
本発明において、不織布に使用する繊維としては、ポロプロピレン、ポリエチレン、あるいはその共重合等のポリオレフィン系繊維が繊維自体の保水性の低い点、濡れ戻り性に好ましい、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、あるいはその共重合等のポリエステル系繊維が腰、サラサラ感の点で、ナイロン6、66、610、12、あるいはその共重合等のポリアミド系繊維がしっとりした柔軟性などの点で好ましい。また、必要に応じて、これらの複合繊維、混合繊維、さらにはその他特殊機能を持つ繊維との混合も有効である。
【0014】
また、不織布は、表面が尿で濡れた時、また使用時の体の動き等に対応できる強力が必要であり、生産性の点からも、連続長繊維をウェブとし、これを接合することにより形成されるスパンボンド法による不織布が好ましい。スパンボンド法による不織布は、繊維長が長いために実用上の強度を有し、通気性に優れ、かつ湿式法または乾式法による場合と異なり、油剤処理等を行うことなく繊維がそのままシート化されているので繊維特有の撥水性等の性質が活かし易い。
【0015】
ウェブの接合は、必要に応じて接着剤を用いて接合する、低融点繊維や複合繊維により接合する、またはバインダーをウェブ形成中に散布して溶融接合する、またはニードルパンチ、水流等で繊維を交絡する等の種々の方法が可能であるが、不織布の強度および柔軟性、繊維自体の触感を持たせるには部分的熱圧着法により接合するのが好ましい。
【0016】
部分的熱圧着における部分的熱圧着部の面積率は強度保持、柔軟性の点から、5〜40%が好ましい。部分的熱圧着は超音波ウエルダー等のほか、構成繊維の融点以下に加熱された熱エンボスロール間にウェブを通す等で行うことができ、これにより、表裏一体化され、例えばピンポイント状、矩形状等の浮沈模様が不織布全面に散点する。当然、この熱圧着部は圧着され、フィルム的であるが、その周辺の繊維は使用される繊維特有の触感を持つものである。
【0017】
この部分熱圧着による不織布は繊維の構成、エンボスの形状、配置によって、その厚みは変わるが、通常の丸断面繊維の無捲縮繊維では厚みは大きいとは言えない。特にスパンボンド法による通常のウェブではその形成時の繊維の配列も平面的であり、嵩のないものである。
【0018】
オムツのトップシートの嵩高性の改良方法として、従来の技術の項で示したような、孔をあけたり、賦形固定する方法があるが、これらは、本発明ような非結合性の凹凸変形によって得られるソフトで、嵩のあるものとは言いがたい。
【0019】
本発明のポイントは、部分的熱圧着部によって表裏一体化した不織布において、片面には該部分的熱圧着部のパターンとは異なる、非結合性高密度域の凹部を有し、反対面では該高密度域の凸部を有するようにしたことにより、不織布は点在する部分的熱圧着部によって表裏一体化されているが、その他の部分は繊維自体のソフトな触感を有するようした点にある。
【0020】
本発明の不織布は複合繊維が接合のための熱風処理等で融着し合って硬く、ザラつくものとは全く異なる。さらに自由度を持った繊維に非結合性でかつ凹凸変形力を与えることによって、部分的な変形(伸び)を加えられた繊維層とすることで、これは荷重を加えた際、元の繊維層とは異なり、圧縮されにくい特性を持つことになる。すなわち、荷重下でも親水化された不織布の密度が低く、ポーラスになるため、液が浸透し易く(透液速度が速く)、また一旦透過し、吸収された液の濡れ戻りもし難くなるものと言える。
【0021】
本発明の不織布に付与される凹凸変形は、部分結合されている結合部のパターンと部分的に一致しない任意形状の凹又は凸変形であり、凹あるいは凸部の形状、大きさ、深さは結合パターンとの関連で柔軟性効果に重要である。
凹あるいは凸部の形状としては、例えば、直線、曲線、角、丸、梨地状、その他の連続的あるいは非連続のものが考えられるが、柔軟性効果の点から、凹あるいは凸部の深さは0.2〜5mmで深いものほど効果が大となる。また、非連続の凸部加圧面の大きさは0.1〜5mmで、また凹あるいは凸部のピッチは0.5〜5mmが好ましい。
図1に、不織布に角状のエンボスを施した例を、また、図2に丸状のエンボスを施した例を示す。
【0022】
例えば、凸部が点在するエンボス柄を押し付けることにより高密度域で非連続に散在する凹部が形成されることになる。また、凸部の連続するエンボス柄の押し付けによって、高密度域が連続した状態で、非押付部は繊維層が盛り上がった状態になる。連続柄による変形のピッチはその柄によるが、1〜5mmが好ましく、凹部の大きさは幅が0.02〜3mmの線あるいは点線状であるのが好ましい。
【0023】
高密度域の面積率は、柔軟性、繊維触感を得る上で、連続柄及び非連続柄共に5〜40%が好ましく、さらには5〜25%がより好ましい。高密度域での厚みの変化率は最終的な状態、後述する親水化剤付与効果によって変化し、当然、見かけ厚みが大きいほうが柔軟になるが、変形のピッチ、凹部の大きさはあまり大きくしない方が、きめ細やかな感触が得られ、実用面を考慮すると、見かけ厚みとして、非結合性変形を付与する前後の嵩高率は100%以上とする。好ましくは105%以上であり、110%以上がより好ましく、特に好ましくは、120%以上である。
【0024】
嵩高率について図1に基づいて説明する。
図1は、連続凹部高密度柄(格子凹柄)を有する不織布(図1(a))、非連続凹部高密度柄(格子凸柄)を有する不織布(図1(b))、連続凹部高密度柄(ハニカム柄)を有する不織布(図1(c))をそれぞれ模式的に示したものである。そして、嵩高率は、次式で表される。
嵩高率=b/a
【0025】
本発明の嵩高不織布の荷重に対する厚み変化を、図3に示した。図3に示したとおり、本発明の不織布は各荷重に対して厚みが大きく、嵩高であり、荷重に対する圧縮特性が良好であるといえる。
【0026】
凹あるいは凸変形を付与する方法は、例えば表面に凹、凸あるいは凹凸模様を有し、両方が丁度かん合するようになったロール間、一方の表面に凹、凸模様を持つロールと可撓性ロール間で押し付けたり、あるいは板間で処理するのが一般的であるが、特殊な方法として狭小な隙間のロール間で布を一定割合で強制的にオーバーフィードさせ、小ジワ状の型付けをする方法もある。
図2(b)は、それぞれが表面に凹凸模様を有して両方が丁度かん合するようになっている二つのロール間を通すことによって凹凸変形を付与した例を示す。
【0027】
凹、凸型付の条件で特に注意する点は処理時の温度と布にかかる圧力である。処理時の温度は常温でも良いが、必要に応じて加温して可塑化し型付けし易くしたり、形態の安定性をつける目的で繊維の結合やセットが生じない範囲で温度を上げて処理しても良い。
【0028】
処理時の圧力は温度によっても異なるが、型付けが充分行われる圧力に設定することは当然である。なお、この型付けを行うことで圧縮された部分の繊維断面の変形が起こるが、この部分的変形効果により、より柔軟さを出すため、さらに高圧の処理をすることも有効である。もちろん、圧縮部での繊維の仮固定や熱圧着が起こらないよう十分注意する必要がある。
【0029】
本発明の好ましい態様として、片面の高密度域凸部が、反対面では高密度で凹部を形成していることが好ましい。すなわち、例えば、片面には凹部が連続した高密度域を形成する場合、他面では該高密度域が凸部となるよう、他域より突き出た状態にすることが好ましい。このことは不織布全体の見かけ厚みをウェブの厚み以上にすると共に、親水化剤を付与した時の性能に重要な意味を持つ。
【0030】
本発明における親水化処理は、通常希釈した親水化剤溶液を用いて、浸漬法、噴霧法、コーティング(ロールコーター、グラビアコーター、ダイ等)法等の既知の方法が採用でき、均一に付与後、熱風、熱ロールなどの乾燥手段を用いて乾燥する。
【0031】
この処理において、先に付与されている高密度域とそれ以外の部分では処理剤の付着分布が異なると考えられる。すなわち、処理剤液を付与した際、液は繊維の低密度、いわゆる粗な部分に見かけ上多く含まれることになるが、乾燥するにしたがい、乾き易い部分に液が移動する。このため、高密度域は不織布の厚みが薄い割に、処理剤の付着が多くなり、液が通り易くなると考えられる。また、一旦透過した液は元の繊維層とは異なり、圧縮されにくく見かけ上、厚いため、吸収層から離されることになり、濡れ戻り難くなると考えられる。
【0032】
本発明においては親水化処理に先立って、コロナ処理、プラズマ処理等を施しておくことも親水化程度を向上する上で好ましい。コロナ処理等の処理は印刷の前処理等として、濡れ特性の改良等に用いられる一般的な処理でよく、例えば高周波発生発振器等によって、放電電極と処理ロール間に高周波電力を供給して放電させ、この間を通して処理する。
【0033】
必要な濡れ性および処理条件によって異なるが、処理面の表面張力が37ないし40mN/mになるよう放電条件を設定するのが好ましい。なお、コロナ放電処理を施した場合は不織布自体の濡れ性は異なるため、必要性能を得るために親水化剤の付与量を調整することは当然である。
【0034】
得られた本発明の不織布を衛生材料に用いるに際しては、衛生材料として狙いとする特性レベルによって、付与しておく性能、また用い方を選択することは当然であるが、本発明不織布の表裏の触感の違いも関連してくる。すなわち、押し付けられた高密度域は接合されていないものの、他に比べ固められることから、トップシート面では直接肌に触れない吸収体側に配置したり、親水性を重視する際は、高密度域をトップシート上面にすることも好ましい態様である。
【0035】
【実施例】
以下、実施例及び比較例によって本発明をさらに説明する。
先ず、測定法、評価方法について説明する。
【0036】
(1) 不織布の目付
10cm角の不織布を数枚採取し、その重量を1m2当たりの重量で示す。
【0037】
(2)不織布の厚み
中山電気産業(株)製、圧縮弾性試験機E−2型を用い、測定面積4cm2にて1.3、10、37.5、50、100g/cm2の各荷重下で測定した。
【0038】
(3)不織布の嵩高率
本発明の非結合性の高密度域を付与する前後の不織布の厚み(10g/cm2荷重下)の変化率を嵩高率とした。
【0039】
(4)不織布の強力および5%伸長時応力
幅3cm、長さ20cmの試験片を、島津製作所(株)製テンシロンを用いて、つかみ幅100mm、試験速度300m/分で引張試験を行い、縦方向、横方向の強力および5%伸長時応力を測定した。
【0040】
(5)不織布の曲げ柔軟度
柔軟性を示す指標として、次の方法で測定した曲げ柔軟度をもって表す。
測定方法は、試料片の測定方向の一方の端部1cmを残して、試料片に直角方向で全幅に渡りスケールで押え、試料片の他端部を折り目をつけず、ループを形成させた状態で、スケールで押えた端部上にのせる。スケールで押えた側の端部を手で押えたまま、試料片の上をスケールを滑らせながらループ内に移動させる。
試料の反発力でループが伸びた点を終点とし、この点からループ側端部までの長さを臨界長(mm)とし、表裏の平均値で表す。短いものほど柔軟であることを示す。
【0041】
(6)透水性能の測定面
透水性能は、不織布を使い捨て衛生材料のトップシートとして用い、肌面に用いる側を透水性能の測定面とした。表1の「透水性能測定面」の欄に示した「凹」又は「凸」は、それぞれ肌面に用いる側の特性を示している。
(7)瞬間透水速度
吸収体としてトイレットペーパー10枚を重ねた上に測定器(約800g、10cm角で中央に直径25mmの穴を設け、その中央に向け2本の電極を設けてタイマーに接続したもの)を置き、測定は試験布10cm角(以上)を吸収体と測定器の間に置き、布の上方15mmのスポイトから生理食塩水を1滴(0.1cc/滴)滴下する。滴下から布表面通過終了までの時間を電極で計測し、瞬間透水速度(秒)とした。
【0042】
(8)5cc透水速度(秒/5cc)、濡れ戻り量(g)
吸収体として、吸収体の特性を一定化するため、特定ろ紙(EatonDikeman社製「939」10cm角×3枚重ね)を測定器((6)瞬間透水速度測定器と同じ)の下に置く。この吸収体の上に試験布(10cm角)を置く。まず、この上部25mmから5ccの人口尿を滴下する。人口尿は生理食塩水に非イオン活性剤を添加して45±3ダイン/cmに調整したもので、滴下速度は3.3秒/25ccとした。滴下から布表面通過終了までに時間を電極で計測し、5cc透水速度(秒/5cc)とした。
【0043】
次いで、このまま人口尿を追加し、吸収体に含まれる液量が一定化するように、全液量が吸収体重量の約4倍にする。この状態で試験布上から800g/10cm角の荷重を3分間かけ、吸収体中の液の分布を一定化させる。次いで、試験布上に、予め秤量したろ紙(EatonDikeman社製「631」12.5cm角×2枚)を重ね、速やかに3600g/10cm角(乳幼児のオムツに加わる荷重相当)を2分間かけろ紙の重量増加を測定し、濡れ戻り量(g)とした。
【0044】
(9)液流れ
45°の傾斜台上に吸収体としてトイレットペーパー10枚を置き、その上に試験布を密着させ、布の上方15mmのスポイトから生理食塩水を1滴(0.1cc/滴)滴下する。布表面の滴下部から通過終了までに流れた長さを測定し、液流れ(mm)とした。
【0045】
(10)耐久透水透過率
平面に吸収体としてトイレットペーパー10枚を置き、その上に試験布を密着させる。布の上方15mmのスポイトから生理食塩水を1滴(0.1cc/滴)滴下する。滴下液が2秒以内に吸収されたものを透過とする。吸収した 分後(表面が乾いた後)、同じ位置に再度1滴滴下し、2回目の試験とする。同様に繰り返して3回目の試験とする。同じ試料の10ないし40か所について試験し、滴下した数に対する通過数の割合を耐久透水透過率(%)とした。
【0046】
【実施例1、実施例2】
酸化チタンを含有したポリプロピレン(JIS−K7210の表1の条件で測定したMFR=40)を原料とし、丸断面のノズルから溶融押出した長繊維を紡口の近傍にて側方から冷却しながら、エアーサッカー等の牽引引取装置で引き取った。牽引引取装置を出た糸条は、帯電装置を通過させて開繊させた後、移動する金網コンベアー上にウェブとして捕集した。このウェブを加熱したエンボスロール間に通し、部分熱圧着してピンポイント状の散点模様を有する不織布を得た。得られた不織布の構成繊維は2.8dtex(実施例1)及び2.0dtex(実施例2)の丸断面糸で、部分熱圧着部の面積率7%、目付はそれぞれ20g/m2であった。
【0047】
この不織布を1辺0.9mm、線幅0.1mmの連続線状のハニカム形状柄(亀甲凹柄)(押付面積率12.5%、柄ピッチタテ2.8mm、ヨコ3.2mm、深さ0.7mm)のエンボスロール(100℃)と表面硬度50度(JIS−A硬度)のゴムロールの間に通し、線圧100kg/cmで柄を押し付けた。亀甲周辺が押し付けられ高密度域を持ち、中央部が盛り上がった柔軟な不織布が得られた。
【0048】
この不織布にグラビア方式で、ポリエチレングリコールプロピレングリコールのブロック共重合ポリエーテル、ポリエーテル変性シリコーンを主体に配合した活性剤からなる親水化剤を0.45wt%付与し、衛生材料用不織布とした。不織布の性能評価結果を表1、2に示す。
この不織布をトップシートとし、凹部を下面(肌面側)として作製した使い捨てオムツは、従来の不織布で構成されたものより、高密度域の間で繊維層が盛り上がって、ソフトであり、濡れ戻り性の改良されたさらさらした柔軟な不織布の触感を持つ良好なものであった。細デシテックスの実施例2は、さらに滑らかでソフトさの優れたものであった。
【0049】
【実施例3、実施例4】
非結合性の押し付けるエンボス柄を、実施例1とは逆の非連続で散在する亀甲凸柄(1辺0.45mm、押付面積率25%、柄ピッチタテ2.8mm、ヨコ3.2mm、深さ0.6mm)とした以外は実施例1と同様にして、2.8dtex、目付20g/m2の本発明不織布を得た。不織布の性能評価結果を表1、2に示す。
この不織布をトップシートとし、実施例3については凹面をトップシートの下面(肌面側)とし、実施例4については凸面をトップシートの下面(肌面側)として使い捨てオムツを製作した。実施例1と同様、従来の不織布に比べ、ソフトさに優れ、濡れ戻り性能も良好であった。また、この不織布の表裏を逆にしてトップシートとしたもの(実施例4)は高密度域が点状に盛り上がったもので、表面の滑らかさにさらさら感が加わった触感のものであった。
【0050】
【実施例5】
非結合性の押し付けるエンボス柄を非連続で散在する格子凸柄(1辺0.3mm×0.7mm、押付面積率22%、深さ0.6mm)とし、この柄とかん合する格子凹柄を持つロールと組み合わせた間に通した以外は実施例1と同様にして、2.0dtex、目付18g/m2の本発明不織布を得た。不織布の性能評価結果を表1、2に示す。
この不織布をトップシートとした使い捨てオムツを製作した。実施例1と同様、従来の不織布に比べ、ソフトさに優れ、濡れ戻り性能も良好であった。であった。
【0051】
参考例1及び参考例2
親水化剤を付与する前に、コロナ処理を行い、コロナ処理による濡れ性の向上を考慮して親水化剤の付着を0.3wt%とした以外は、実施例1及び実施例3と同様にして本発明の衛生材料用不織布を製作し、参考例1、および参考例2を得た。得られた不織布をトップシートとした使い捨て衛生材料は、従来の不織布で構成されたものより、ソフトであり、親水化剤の付着が少ないが、実施例1及び実施例3と同様に透水性能が優れ、処理剤が少ない点で、よりさらさらした柔軟な不織布の触感を持つ良好なものであった。
【0052】
【比較例1、2、3及び4】
実施例1、2、5、及び7において、非結合性押付を行わず、親水化剤を付与したものをそれぞれ比較例1、2、3及び4とした。
【0053】
【比較例5、6及び7】
トップシートの比較として、市販オムツのトップシートとして実用されている短繊維ポイントボンド不織布(19g/m2)、2成分短繊維熱風接着不織布(18g/m2及び33g/m2)の性能を比較例とした。
【0054】
【表1】
Figure 0004716638
【0055】
【表2】
Figure 0004716638
【0056】
表1及び表2に示した結果から、実施例のものは、比較例のものに比べて、嵩高で、荷重時の厚み変化も少なく、柔軟性があり、瞬間透水性、濡れ戻り性、透水耐久性等の透水性能において優れていることが分かる。
【0057】
【発明の効果】
本発明の不織布は、嵩高性が良好で、嵩高率は110%以上であり、荷重を掛けた時の厚み変化が少なく、荷重に対する圧縮性に優れ、柔軟であるとともに、良好な透水性、透水耐久性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衛生材料用不織布の一例を示す図である。
【図2】本発明の衛生材料用不織布の他の例を示す図である。
【図3】 不織布にかけた荷重と不織布の厚みとの関係を示す図である。

Claims (6)

  1. 熱可塑性合成繊維から主に構成されるウェブを部分的熱圧着部によって表裏一体化した不織布において、片面には該熱圧着部のパターンとは異なる、非結合性高密度域の凹部を有し、反対面では該高密度域の凸部を有し、該部分的熱圧着部の面積率が5〜40%であり、該非結合性の高密度域の凹部の面積率が5〜25%であり、嵩高率が105%以上であり、且つ親水化剤を付与してなり、高密度域に親水化剤が多く含有されることを特徴とする柔軟な衛生材料用不織布。
  2. 前記非結合性の高密度域が、連続していることを特徴とする請求項1記載の柔軟な衛生材料用不織布。
  3. 前記非結合性の高密度域が、非連続で散在していることを特徴とする請求項1記載の柔軟な衛生材料用不織布。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の柔軟な衛生材料用不織布において、コロナ放電処理を施した後、親水化剤を付与してなることを特徴とする柔軟な衛生材料用不織布。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟な衛生材料用不織布をトップシートとして用いる使い捨て衛生材料において、該衛生材料用不織布の非結合性の高密度域凹部を有する面をトップシートの下面として用いることを特徴とする使い捨て衛生材料。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟な衛生材料用不織布をトップシートとして用いる使い捨て衛生材料において、該衛生材料用不織布の非結合性の高密度域凹部を有する面をトップシートの上面として用いることを特徴とする使い捨て衛生材料。
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