JP4706305B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーシング内に熱交換器と送風機とを備えた空気調和機に関する。
従来、この種の空気調和機としては、例えば特許文献1に記載されるような空気調和機の室内機(以下、「第1従来空調機」という。)が知られている。この第1従来空調機では、箱状ケーシング内に、ケーシング前面の吸込口に対向させて熱交換器を配置すると共に、該熱交換器の背面側に遠心送風機を配置している。そして、前記遠心送風機の回転駆動に伴って前記吸込口から前記ケーシング内に吸い込まれた空気が、前記熱交換器を通過して温度調整された後、前記ケーシングの上面及び左右各面に設けられた吹出口から前記ケーシング外へ吹き出されるようにしている。
また、送風機に遠心送風機を用いている上記第1従来空調機とは別に、例えば特許文献2に記載されるように、送風機にクロスフロー送風機を用いた空調用室内機(以下、「第2従来空調機」という。)も知られている。この第2従来空調機では、箱状ケーシング内の上部にクロスフロー送風機を配置すると共に、該送風機よりも下方となるケーシング内位置に熱交換器を配置している。そして、クロスフロー送風機の回転駆動に伴って前記ケーシングの前面上部に設けられた吸気グリルから前記ケーシング内に吸い込まれた空気が、前記熱交換器を通過して温度調整された後、前記ケーシングの前面下部に設けられた吹出グリルから前記ケーシング外へ吹き出されるようにしている。
特開平10−122589号公報(請求項1、段落番号[0026]、図2) 特開平9−217942号公報(請求項1、図1及び図2)
ところで、近時における空気調和機には、その設置スペースを少なくしたいという観点から、奥行方向のコンパクト化、即ち薄型コンパクト化が要請されている。特に、該空気調和機が室内壁面等に設置される壁掛け式室内機として構成される場合には、室内のインテリア性を向上させるために、そのような薄型コンパクト化の要請が高い。
この点、上記第1従来空調機の場合は、ケーシング内で熱交換器と遠心送風機とが奥行方向に重なり合う配置態様となっているため、薄型コンパクト化という要請に対して充分に応えているとは言い難かった。一方、上記第2従来空調機の場合は、ケーシング内で熱交換器とクロスフロー送風機とが上下方向に重なり合う配置態様となっているため、上記第1従来空調機に比べて薄型コンパクト化の要請に応えるものとなっている。しかし、この第2従来空調機において薄型コンパクト化を図るには、クロスフロー送風機のファン径を小さくすることが考えられるが、そのようにした場合は、風量が低下して空気調和機としての性能が低下するため、性能を維持しながら薄型コンパクト化を図ることは容易なことではなかった。
本発明の目的は、ケーシング内に熱交換器と送風機とを配置してなる空気調和機であって、空気調和機としての性能を低下させることなく、奥行方向のコンパクト化(薄型コンパクト化)の要請に対して充分に応えることができる空気調和機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、空気の吸込口及び吹出口がそれぞれ設けられたケーシング内に、遠心送風機を、該遠心送風機の回転軸線がケーシングの奥行方向に沿うように配置すると共に、熱交換器を、前記遠心送風機の回転軸線と直交する方向で該遠心送風機と少なくとも部分的に重なり合うように配置した空気調和機であって、前記ケーシングの前面に吸込口を形成すると共に、前記前面に隣接する側面にも吸込口を形成し、前記ケーシングの前面に形成された前記吸込口は、少なくとも一部分が前記遠心送風機の空気の取込口と対向する空気調和機である。
本発明では、ケーシング内で遠心送風機と熱交換器とがケーシングの奥行方向に重なり合う配置態様にならず、ケーシングの奥行方向と直交する方向で重なり合う配置態様となるため、空気調和機の奥行方向のコンパクト化、即ち薄型化の要請にも好適に対応することができる。また、ケーシングの前面と該前面に隣接する側面とに吸込口が形成されるので、前面だけに吸込口を形成した場合に比べて、吸込口の大きさ(空気の吸込面積)を大きくすることができる。これによって、吸込空気がケーシング内に入りやすくなり、吸込空気の圧力損失が低く抑えられるので、遠心送風機の入力(駆動電力等)を低減することが可能となり、その結果、騒音の低減を図ると共に、省エネルギを実現することができるようになる
請求項2に係る発明は、前記ケーシングの側面に形成した吸込口と前記遠心送風機のシュラウドとの間に、吸込空気用の空間を形成したことを特徴としている。
本発明では、吸込空気用の空間を形成したので、吸込空気がケーシング内により入りやすくなり、吸込空気の圧力損失がより低く抑えられる。したがって、遠心送風機の入力をさらに低減することが可能となり、騒音の低減効果および省エネルギ効果をより向上することができる。また、ケーシングの側面と遠心送風機のシュラウドとの間の空間は、遠心送風機の送風動作としてあまり有効に使用されていない空間であるので、遠心送風機の性能を低下させることなく、またケーシングを大きくすることなく、吸込空気用の空間を形成することができる。
請求項3に係る発明は、前記ケーシングの前面に形成した吸込口にフラップが開閉可能に設けられ、前記フラップは前記ケーシングの側面に形成した吸込口側が開くことを特徴としている。
本発明では、ケーシングの前面に形成した吸込口にフラップを設けたことによって、前面の吸込口からの吸込空気はケーシング内に入りにくくなるけれども、側面の吸込口から空気を取り込むので、吸込空気をケーシング内に効率よく取り込むことができる。
請求項1〜3に係る発明によれば、空気調和機の奥行方向のコンパクト化、即ち薄型化の要請にも好適に対応することができる。また、ケーシングの前面と該前面に隣接する側面とに吸込口が形成されるので、吸込空気がケーシング内に入りやすくなり、吸込空気の圧力損失が低く抑えられる。これによって、遠心送風機の入力(駆動電力等)を低減することが可能となり、騒音の低減を図ると共に、省エネルギを実現することができるようになる
また請求項2に係る発明によれば、吸込空気用の空間を形成したので、騒音の低減効果および省エネルギ効果をより向上することができる。また、遠心送風機の性能を低下させることなく、またケーシングを大きくすることなく、吸込空気用の空間を形成することができる。
また請求項3に係る発明によれば、ケーシングの前面の吸込口にフラップを形成した場合でも、吸込空気をケーシング内に効率よく取り込むことができる。
以下、本発明を空気調和機の室内機に具体化した一実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の空気調和機10は、横長箱状のケーシング11を備えており、該ケーシング11の背面(後面)を室内壁面(例えば、天井間近で横梁状をなす縦幅の狭い壁面部分)に対向させた状態で設置される壁掛け式薄型の室内機として構成されている。
ケーシング11は、前面側が開口したケーシング本体12と、該ケーシング本体12の前面側を閉塞する前面パネル13とから構成されている。前面パネル13の表面側(前面側)において左右方向へ離間した2箇所には、複数の長尺フラップ9が上下方向に列設されてなる前面側吸込口14aがそれぞれ設けられている。さらに、ケーシング本体12の上面において左右方向へ離間した2箇所には、各前面側吸込口14aに対応する位置に上部吸込口14bがそれぞれ設けられている。なお、本実施形態では、ケーシング11の前面に隣接する側面として、上面に吹出口を形成する場合を説明する。
また、2つの前面側吸込口14aの間と各前面側吸込口14aの外側(右側と左側)との3箇所には、複数の短尺フラップ8が上下方向に列設されてなる吹出口15がそれぞれ設けられている。なお、図2では、中央と右側の吹出口15については短尺フラップ8を省略し、右側の前面側吸込口14aについては長尺フラップ9及び後述するエアフィルタ17を省略している。
次に、ケーシング11内の部材配置構成を説明する。ケーシング本体12内は、図3に示すように、水平仕切板1によって上側収納部2と下側収納部3とに区分されている。ケーシング11内の下側収納部3には、電装品箱4、冷媒配管5、ドレン配管6などが配置されている。
一方、ケーシング本体12内の上側収納部2には、複数(左右一対)の遠心送風機18が、回転軸線Pを前後方向、即ちケーシング11の奥行方向に沿わせた状態で各前面側吸込口14aと各別に対向するように配置されている。そして、それら各別に対向する前面側吸込口14aと遠心送風機18との間には、正面視円環状をなす空気ガイドであるベルマウス19が各遠心送風機18と同軸配置となるように配置されている。
各ベルマウス19は、遠心送風機18側となる後面側から前面側吸込口14a側となる前面側、即ちケーシング11の奥行方向手前側に向けて末広がり状をなすように形成されており、その前端縁が前面パネル13に対して前面側吸込口14aの背面側で支持されることによって、ケーシング11に対して固定されている。また、ベルマウス19の上端縁は上部吸込口14bまで延設されている。上部吸込口14bには、図4に示すように、グリル16が形成されている。そして、各ベルマウス19は、その前端縁よりも小径に形成された後端縁が遠心送風機18の前端近傍まで延設され、前面側吸込口14aおよび上部吸込口14bからケーシング11内に流入した空気を遠心送風機18に向けて円滑にガイドするようになっている。なお、ベルマウス19の前端側には、エアフィルタ17が配置されている。
遠心送風機18は、略円盤形状をなすハブ20と該ハブ20の外周部前面から前方へ向けて突設された多数枚の円弧片状の羽根21とを備えてなる羽根部22と、該羽根部22を回転駆動させるためのモータ23と、羽根部22の前端側に配置されるシュラウド24とを備えている。この遠心送風機18は、羽根部22の回転駆動に基づき発生する遠心力によって、該遠心送風機18内から空気を回転軸線Pと直交する遠心方向(ラジアル方向)へ向けて吹き出す遠心送風機能を有するものである。そして、各遠心送風機18は、ケーシング11の後側壁面に各モータ23が固定されると共に、該各モータ23から前方へ向けて回転軸線Pに軸線を一致させるように突設された支持軸23aの先端部に、各遠心送風機18の羽根部22が回動自在に支持されている。
また、ケーシング本体12内において、遠心送風機18の左右両側には、該遠心送風機18を左右両側から挟むようにして、左右一対の熱交換器25が配置されている。各熱交換器25は、複数の伝熱プレートを積層すると共に、各伝熱プレート間にそれぞれ複数のフィンを前記伝熱プレートの積層方向に直交する方向に配列して構成される。本実施形態では各熱交換器25は、伝熱プレートの積層方向が遠心送風機18の回転軸線Pに平行となり、フィンの配列方向が遠心送風機18の回転軸線Pを含む垂直平面に対して平行となるように配置されている。
即ち、各熱交換器25は、遠心送風機18の回転軸線Pを中心とした場合に180度の角度間隔をおいた位置に各熱交換器25の中心が位置するように配置されており、左右で対をなす各熱交換器25どうしは遠心送風機18の回転軸線Pを含む垂直平面を対称面とした場合に面対称となる配置態様に配置されている。そして、このような配置態様としたことによって、各熱交換器25は、遠心送風機18の回転軸線Pと直交する方向で該遠心送風機18とそれぞれ部分的に重なり合うことになる。本実施形態では、遠心送風機18の回転軸線Pに沿う方向を奥行方向とした場合に、遠心送風機18の奥行方向長さ全体が熱交換器25の奥行方向長さの一部に重なり合う配置態様とされている。
また、ケーシング本体12内において、遠心送風機18から見た場合における熱交換器25の背面側には、該熱交換器25との対向面に円弧面状のガイド面26aを備えたガイドブロック26がそれぞれ配置されている。そして、各ガイドブロック26と各熱交換器25との間には、吹出口15に連通する空気吹出流路27が設けられている。そのため、遠心送風機18からラジアル方向に吹き出された空気は、熱交換器25の各フィン間を通過した後、その空気吹出流が空気吹出流路27内においてガイド面26aに沿って円滑に吹出口15の方向へ案内されることになる。
次に、上記のように構成された本実施形態の空気調和機10における動作を説明する。空調運転が指示されると、前面側吸込口14aの前面側に配置されている長尺フラップ9が開くと共に、短尺フラップ8が開く。その後、モータ23の駆動力に基づいて遠心送風機18の羽根部22が回転駆動されると、図3の矢印A1,A2で示すように、ケーシング11内には前面側吸込口14aから空気が吸い込まれると共に、図3の矢印A3で示すように上部吸込口14bからも空気が吸い込まれる。
ここで、吸込空気について検討する。空気調和機の構造は、図5に示すように、上部吸込口14bを形成せずに、前面側吸込口14aだけを形成する構造とすることも可能である。前面側吸込口14aには、上方側が開く長尺フラップ9が配置されているので、吸込空気は上方から下方に長尺フラップ9によって案内されてケーシング11内に取り込まれる。このとき、前面側吸込口14aの上側から吸い込まれる空気量は、前面パネル13の上端部分が存在するため圧力損失が大きくなり、下側から吸い込まれる空気量に比べて少なくなる傾向がある。そのため、前面側吸込口14aだけを形成した構造では、より大量の空気を取り込むために、モータ23への入力(駆動電力等)を大きくする必要があり、騒音が増大し、消費エネルギが増大するという問題が生じる。
これに対し、本実施形態のように前面側吸込口14aだけでなく、上部吸込口14bを形成した構造では、吸込口の吸込面積が大きくなり、上部吸込口14bからも吸込空気が取り込まれるので、モータ23への入力を大きくすることなく、大量の空気を取り込むことができるようになる。これによって、騒音の増大を抑制し、省エネルギを図ることができる。
吸い込まれた空気は、エアフィルタ17を通過した後、ベルマウス19の内面に沿って滑らかに遠心送風機18へと案内される。そして、遠心送風機18内に流入した空気は、該遠心送風機18の遠心送風機能によって、図1に矢印aで示すように、回転軸線Pと直交するラジアル方向へ吹き出される。
遠心送風機18から吹き出された空気は、該遠心送風機18の左右両側に平行状態に立設配置された各熱交換器25の各フィン間を通過し、その際に冷媒配管を介して熱交換器25内を流れる冷媒との熱交換によって温度調整(加熱又は冷却)される。ここで、遠心送風機18の左右両側に配置された各熱交換器25どうしは、遠心送風機18の回転軸線Pを含む垂直平面を対称面とした場合に面対称となる配置態様とされている。そのため、各熱交換器25を通過して当該各熱交換器25の背面から吹き出される空気の風量分布は左右ほぼ均一とされる。
その後、各熱交換器25の背面から吹き出された空気は、当該各熱交換器25とガイドブロック26との間に形成された空気吹出流路27内へ流入する。該空気吹出流路27内において、空気は図1に矢印bで示すように、その空気吹出流の方向が、ガイドブロック26の内面側に形成された円弧面状をなすガイド面26aによって、前面側の吹出口15に向けて滑らかに案内される。そのため、空気は、空気吹出流路27内での空気吹出流の圧力損失が好適に低減される。
そして、空気吹出流路27内を吹出口15まで導かれた空気は、該吹出口15からケーシング11外へと吹き出される。即ち、本実施形態の空気調和機10では、ケーシング11の前面側と上面側から室内の空気を吸い込み、ケーシング11の前面側から温度調整された空気を室内に吹き出す。その際、温度調整された空気は、前面側吸込口14aの間と各前面側吸込口14aの外側とに設けられた各吹出口15からケーシング11外へと吹き出されることになるため、左右方向へ広範囲に亘って吹き出される。
また、空気調和機10を室内壁面に設置する際には、ケーシング11(ケーシング本体12)の背面を室内壁面に対向させた状態にして固定される。ここで、空気調和機10では、ケーシング11内において、遠心送風機18と熱交換器25とが空気調和機10の奥行方向となる前後方向で重なり合う配置態様でなく、奥行方向と直交する左右方向において部分的に重なり合う配置態様とされている。また、遠心送風機18と熱交換器25とが、ケーシング11内において上下方向で重なり合う配置態様ともなっていない。そのため、空気調和機10の前後方向及び上下方向のサイズがコンパクトとなり、例えば天井間近で横梁状をなす縦幅の狭い壁面部分に対しても、室内側への出っ張りを少なくした状態で、室内インテリア性を損なわせることなく設置することが可能となる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ケーシング11内で遠心送風機18と熱交換器25とがケーシング11の前後方向(空気調和機10の奥行方向)に重なり合う配置態様とならず、遠心送風機18の回転軸線Pと直交する左右方向で重なり合う配置態様となている。そのため、室内インテリア性を向上させるために掲げられる空気調和機10の奥行方向のコンパクト化、即ち薄型コンパクト化の要請にも好適に対応することができる。また、このような配置態様とするに際して、遠心送風機18を小型化する等ということもないため、必要充分な風量を確保でき、空気調和機10としての性能が低下することもない。
(2)上記実施形態では、前面側吸込口14aと上部吸込口14bとが形成されるので、前面側吸込口14aだけの場合に比べて、吸込口の大きさ(空気の吸込面積)を大きくすることができる。これによって、吸込空気がケーシング11内に入りやすくなり、吸い込み空気の圧力損失が低く抑えられるので、遠心送風機18のモータ23の入力を低減することが可能となる。その結果、騒音の低減を図ると共に、省エネルギを実現することができるようになる。また、前面側吸込口14aに長尺フラップ9を設けたことによって、前面側吸込口14aからの吸込空気はケーシング11内に入りにくくなるけれども、上部吸込口14bから空気を取り込むので、吸込空気をケーシング11内に効率よく取り込むことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図6に示すように、上部吸込口14bと遠心送風機18のシュラウド24との間に、吸込空気用の空間28を形成してもよい。このように吸込空気用の空間28を形成したことによって、吸込空気がケーシング11内に入りやすくなり、吸込み空気の圧力損失がより低く抑えられる。したがって、遠心送風機18のモータ23への入力をさらに低減することが可能となり、騒音の低減効果および省エネルギ効果をより向上することができる。また、ケーシング11の上面と遠心送風機18のシュラウド24との間の空間は、遠心送風機18の送風動作としてあまり有効に使用されていない空間であるので、遠心送風機18の性能を低下させることなく、またケーシング11を大きくすることなく、吸込空気用の空間28を形成することができる。
・上記実施形態では、前面に隣接する側面として上面に上部吹出口14bを形成した場合を説明したけれども、前面に隣接する側面として右側面、左側面または下面に吹出口を形成するようにしてもよい。なお、右側面、左側面または下面に吹出口を形成する場合は、それに応じてケーシング11内での遠心送風機18や熱交換器25等の構成部材の配置を適宜変更することはもちろんである。
・上記実施形態では、前面側吸込口14aに長尺フラップ9を配置した場合を説明したけれども、前面側吸込口14aにグリルを形成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態である空気調和機の横断面図。 空気調和機の外観を示す斜視図。 空気調和機の縦断面図。 空気調和機の上部を示す部分断面図。 比較例を示す縦断面図。 空気調和機の変形例を示す縦断面図。
符号の説明
8…短尺フラップ、9…長尺フラップ、10…空気調和機、11…ケーシング、12…ケーシング本体、13…前面パネル、14a…前面側吸込口、14b…上部吸込口、15…吹出口、16…グリル、17…エアフィルタ、18…遠心送風機、19…ベルマウス、20…ハブ、21…羽根、22…羽根部、23…モータ、23a…支持軸、24…シュラウド、25…熱交換器、26…ガイドブロック、26a…ガイド面、27…空気吹出流路、28…吸込空気用の空間、P…回転軸線。

Claims (3)

  1. 空気の吸込口及び吹出口がそれぞれ設けられたケーシング内に、遠心送風機を、該遠心送風機の回転軸線がケーシングの奥行方向に沿うように配置すると共に、熱交換器を、前記遠心送風機の回転軸線と直交する方向で該遠心送風機と少なくとも部分的に重なり合うように配置した空気調和機であって、
    前記ケーシングの前面に吸込口を形成すると共に、前記前面に隣接する側面にも吸込口を形成し、
    前記ケーシングの前面に形成された前記吸込口は、少なくとも一部分が前記遠心送風機の空気の取込口と対向する
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ケーシングの側面に形成した吸込口と前記遠心送風機のシュラウドとの間に、吸込空気用の空間を形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ケーシングの前面に形成した吸込口にフラップが開閉可能に設けられ、前記フラップは前記ケーシングの側面に形成した吸込口側が開く
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
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