JP4706099B2 - 電磁開閉弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動子の軸方向の移動に伴い開閉するとともに作動流体を流通又は遮断する弁機構部を有する電磁開閉弁に関し、特にその可動子のダンパ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、可動子の軸方向の移動に伴い開閉するとともに作動流体を流通又は遮断する弁機構部を有する電磁開閉弁において、電磁弁の開閉時に発生する作動音の低減等を目的として、可動子の軸方向の移動速度を緩和するダンパ機構を設けたものが知られている。
【0003】
例えば、特開平8−93955号公報、及び特表平9−502947号公報には、スリーブ内にて軸方向へ摺動可能に配設された可動子と、可動子の軸方向の移動に伴い開閉するとともに作動流体を流通又は遮断する弁機構部と、可動子の弁機構部側端面及び弁機構部に露呈する弁室と、可動子の弁機構部側端面と軸方向反対側の端面に露呈するダンパ室とを有し、可動子の外周面にリング溝を設け、リング溝に配設されたシールリングとスリーブの内壁面との共働にて弁室とダンパ室とを液密的にシールするとともに、可動子の内部に設けられた連通孔により弁室とダンパ室とが連通され、ダンパ室内の作動流体はこの連通孔を介して弁室内へ移動可能になっている電磁開閉弁が開示されている。かかる電磁開閉弁においては、可動子が駆動されると、その移動に伴い、ダンパ室内の作動流体は、この連通孔を介して弁室内へ出入りすることになるので、作動流体が連通孔を通過する際に発生する差圧により、可動子の軸方向の移動速度が緩和されることになる。従って、このシールリングと連通孔により可動子のダンパ機構が構成されていることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の電磁開閉弁においては、可動子のダンパ機構を付加するために、シールリングを必要とし、また、このシールリングを保持するために、可動子の外周面にリング溝の加工が必要となる。これは、部品点数及び加工費用の観点から、電磁開閉弁全体のコスト上昇に繋がるものであった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、安価かつ製造容易な可動子のダンパ機構を有する電磁開閉弁を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、スリーブ内にて軸方向へ摺動可能に配設された可動子と、可動子の軸方向の移動に伴い開閉するとともに作動流体を流通又は遮断する弁機構部と、可動子の弁機構部側端面及び弁機構部に露呈する弁室と、可動子の弁機構部側端面と軸方向反対側の端面に露呈するダンパ室とを有し、ダンパ室内の作動流体は弁室と連通する絞り部を介して弁室内へ移動可能である電磁開閉弁において、絞り部は、可動子のスリーブとの摺動面上一体的に形成された径内方向への窪みからなり、可動子には、窪みと直接連通して軸方向に延びるとともに通路面積が窪みよりも大きい凹部空間が形成され、窪みが形成されていない可動子の摺動面とスリーブとの間の径方向のクリアランスは、可動子のスリーブに対する作動速度において、ダンパ室と弁室との間の作動流体の移動窪み及び凹部空間のみを介して行われる大きさに設定されたことを特徴とする電磁開閉弁とした。すなわち、「可動子がスリーブ内にて摺動可能」とは、可動子の外周面とスリーブの内周面とは所定のクリアランスを介して対向しているが、この所定のクリアランスは、可動子の作動速度に対して実質的にシール機能を有する程度まで十分狭い状態にて、可動子がスリーブ内に挿入されていることをいう。
【0007】
このように、本発明によれば、可動子の摺動面はスリーブの内周面との共働により、弁室とダンパ室とを実質的に液密的にシールしており、可動子の摺動面上に一体的に形成された絞り部を介してのみダンパ室内の作動流体は弁室内へ移動可能であるので、前述の従来技術に係る電磁開閉弁のようにシールリングを新たに設けることなく、可動子のダンパ機構を構成することができる。従って、部品点数削減により電磁開閉弁全体のコスト低減を図ることが可能となる。
【0008】
より好ましくは、絞り部は、軸方向に所定の長さを有するとともに、軸方向に直角方向の断面上において所定の長さに渡り径内方向へ窪んだ円弧形状を呈する形状とすることが好ましい。絞り部を可動子の摺動面上すなわち外周面上に形成するにあたり、絞り部をこのような形状にすることにより、絞り部の形成が容易になるとともに、円弧半径及び径内方向への窪み量を変えることにより、絞り部の開口面積のチューニングが容易になる。なお、絞り部の軸方向の所定の長さは、短い方が好ましい。絞り部の長さが長いと、オリフィスではなくいわゆるチョークを形成することになり、作動流体が絞り部を通過する際に作動流体の温度変化に基づく粘度変化の影響を受けやすく、作動流体の温度変化によりダンパ効果に差異が生じやすくなる。しかし、絞り部の長さを短くすると、作動流体が絞り部を通過する際に作動流体の温度変化に基づく粘度変化の影響を受けにくくなるので、作動流体の温度に影響を受けにくい安定したダンパ効果を得ることが可能となる。
【0009】
さらに好ましくは、絞り部は、塑性加工により形成するのがよい。これにより、可動子を鍛造等にて作製する場合に絞り部を同時に形成することができるので、絞り部を形成するために新たな加工等を追加する必要がなくなり、より安価に、可動子、ひいては電磁開閉弁を作製することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明を採用した第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁の軸方向断面図を示す。まず、図1を用いて、その機械的構成を簡単に説明する。
【0011】
本発明に係る常閉電磁開閉弁のスリーブ7は、磁性体からなる有底円筒状を呈しており、スリーブ7は、その開口端側からハウジング17の段付円筒孔17eに挿入されている。スリーブ7とハウジング17とは、第1かしめ部を構成する7c,17a、及び、第2かしめ部を構成する7d,17bにおいて、2箇所液密的にかしめシールされている。ハウジング17には、流入孔17cと流出孔17dが設けられており、流入孔17cはスリーブ17に固設されたフィルタ23及び横穴7eを介してスリーブ7内の弁室21と連通している。第1かしめ部7c,17aは、外部と流入孔17cとの間を遮断し、第2かしめ部7d,17bは、流入孔17cと流出孔17dとの間を遮断し短絡を防止している。
【0012】
スリーブ7内には、磁性体からなる可動子9が軸方向に摺動可能に挿入され、スリーブ7の開口端部には弁座部材25が圧入固定されている。弁座部材25には、弁座25aが形成されており、弁座25aは、弁座部材25に同心的に設けられた段付円筒孔25bを介して、ハウジング17の流出孔17dに連通している。可動子9の弁機構部側端面9eと弁座25aとの間にはボール27が介装されている。また、スリーブ7の底面7aには、同心的に円筒孔7bが設けられており、円筒孔7b内には、スプリング13が配設されている。スプリング13は、可動子9を弁座部材25側(図1において下方)に向けて付勢しており、このスプリング13の付勢力により、可動子9の弁機構部側端面9eは、ボール27を図1において下方へ付勢し、その結果、ボール27は通常は弁座25aに当接している。ここで、弁座25a、ボール27、及び可動子9(弁機構部側端面9e)は、弁機構部を構成している。
【0013】
スリーブ7のハウジング17からはみ出した底面側外周には、磁性体からなるリング11が配設され、磁性体からなり略筒状のヨーク1が、かかるリング11及びスリーブ7を覆うように配設されている。
【0014】
ヨーク1内には、電磁コイル5を保持する非磁性体からなるボビン3が固設されており、ボビン3内部からは、ターミナル15が突出している。ターミナル15は、電磁コイル5に接続されているとともに、図示しない外部電源又は電磁開閉弁を制御するコントローラに接続され、電磁コイル5へ電力を通電する機能を有する。電磁コイル5はスリーブ7及び可動子9を覆うように配設されており、電磁コイル5、ヨーク1、リング11、スリーブ7、及び可動子9は磁気回路を構成している。また、可動子9の弁機構部側端面9eとは軸方向反対側の端面9d(図1において上方側端面)とスリーブ7の底面7aとは、通常状態において所定の隙間を有しており、この所定の隙間は、可動子9の作動ストローク範囲に対応するとともに、磁気ギャップを形成している。
【0015】
次に、本発明のポイントである可動子9の詳細な形状について図2及び図3を用いて説明する。図2は、図1におけるA−A断面図、図3は、図2におけるB部の拡大図である。図1及び図2に示すように、可動子9は、弁機構部側端面9e側が軸方向反対側の端面9d側に対し細い段付円柱状を呈しているものの、端面9dから軸方向に所定の長さに渡り周方向に180°対向する位置に、断面コの字状の凹部空間9aが一箇所づつ形成されている。この凹部空間9aの軸方向終端位置9fから弁機構部側に向けて所定の長さに渡り、摺動面部9bが形成されている。この摺動面部9bの摺動面を構成する外径は、図3に示すようにスリーブ7の内径と所定のクリアランスhをもっており、このクリアランスhは、可動子9のスリーブ7に対する作動速度に対して実質的にシール機能を有する程度まで十分狭い値(例えば30ミクロン程度)となっている。従って、凹部空間9aと弁室21とは可動子9の摺動面部9bにより実質的にシールされている。その結果、可動子9の端面9dに露呈するダンパ室19は、スリーブ7の内面、凹部空間9a、及び可動子9の摺動面部9bに囲まれた空間として形成されており、可動子9の弁機構部側端面9e及び弁機構部に露呈する弁室21は、スリーブ7の内面、弁座部材25、ボール27、及び可動子9の摺動面部9bに囲まれた空間として形成されている。
【0016】
また、図2及び図3に示すように、この摺動面部9bには、周方向において凹部9aに対応する位置にそれぞれ、断面が径内方向へ窪んだ円弧形状を呈する絞り部9cが形成されている。絞り部9cは、可動子9の摺動面部9bが存在する前記所定の長さに渡り、軸方向に平行に形成されており、凹部空間9aと弁室21とは、実質的にはこの2箇所の絞り部9cを介してのみ連通している。従って、ダンパ室19内の作動流体は、2箇所の絞り部9cを介してのみ弁室21へ移動可能となっている。なお、前述したように、絞り部9cの軸方向の所定の長さは、短い方が好ましい。絞り部9cの長さが長いと、オリフィスではなくいわゆるチョークを形成することになり、作動流体が絞り部9cを通過する際に作動流体の温度変化に基づく粘度変化の影響を受けやすく、作動流体の温度変化によりダンパ効果に差異が生じやすくなる。しかし、絞り部9cの長さを短くすると、作動流体が絞り部9cを通過する際に作動流体の温度変化に基づく粘度変化の影響を受けにくくなるので、作動流体の温度に影響を受けにくい安定したダンパ効果を得ることが可能となる。なお、この可動子9は、例えば、前述の2箇所の凹部空間9aを引き抜いた形状の引き抜き棒を作製しておき、摺動面部9b及び絞り部9cを鍛造にて塑性加工することにより作製する。これにより、可動子9を作製するために新たな加工等を追加する必要がなくなり、また、従来技術のようにダンパ室と弁室とをシールするためのシールリング等が不要になるため、より安価に、可動子9、ひいては電磁開閉弁を作製することが可能となる。
【0017】
以上、本発明を採用した第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁の機械的構成を簡単に説明した。次に、その作動について簡単に説明する。前述のように、電磁コイル5が非励磁の通常の状態においては、可動子9は、スプリング13の付勢力により図1において下方へ付勢され、ボール27は弁座25aに当接しているので、弁機構部は、流入孔17cと流出孔17dとを遮断している。この状態から図示しないコントローラにより電磁コイル5を励磁すると、可動子9の端面9dとスリーブ7の底面7aとにより形成されている磁気ギャップ間に磁力による吸引力が働き、可動子9は、スプリング13の付勢力に対抗して図1において上方向へ移動する。これにより、ボール27と弁座25aとは離間するので、弁機構部は、流入孔17cと流出孔17dとを連通する。このようにして電磁コイル5を励磁・非励磁にすることにより、弁機構部は、流入孔17cと流出孔17dとの流通・遮断を制御することができる。
【0018】
この可動子9が移動する際には、ダンパ室19内の作動流体は、実質的に絞り部9cを介してのみ弁室21内へ出入りすることになるので、作動流体が絞り部9cを通過する際に発生する差圧により、可動子9の軸方向の移動速度が緩和されダンパ効果が発生することになる。従って、絞り部9cの開口面積をチューニングすることにより、可動子9のダンパ効果を適切にチューニングすることができる。
【0019】
次に、本発明を採用した第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁について図4を用いて説明する。なお、前記図1〜図3における部材及び部位等と同一ないし均等のものは前記と同一符号をもって示し重複した説明を省略する。以下、第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁と第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁との差異点について説明する。
【0020】
まず、第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁においては、スリーブが第1スリーブ7と第2スリーブ31とから構成されている点が相違する。また、可動子9とボール27との間にシャフト29(可動子)が介在されており、かつ常開電磁開閉弁である点が相違する。すなわちシャフト29は、その段付部29aにおいてスプリング13と係合しており、シャフト29はスプリング13の付勢力により通常は図4において上方へ付勢されている。可動子9は、弁機構部側端面9eにてシャフト29の図4において上方側端面29bと当接しており、結果として図4において上方側へ付勢されている。この状態においては、可動子9の弁機構部側端面9eと第2スリーブ31の図4において上方側端面31aとは磁気ギャップを形成している。ボール27は、シャフト29の図4において下側端面29c(可動子の弁機構部側端面)と弁座25aとの間に介装されている。ここで、可動子9は、通常はスプリング13の付勢力により、シャフト29を介して図4において上方へ付勢されているので、その結果、ボール27と弁座25aとは離間しており、流入孔17cと流出穴17dとは連通している。この状態から電磁コイル5が励磁されると、磁気ギャップ間に磁力による吸引力が発生し、可動子9が図4において下方へ吸引されることに伴い、シャフト29を介してボール27は下方へ押圧され、ボール27と弁座25aとは当接し、流入孔17cと流出穴17dとが遮断される。従って、第2実施形態にかかる電磁開閉弁は常開電磁開閉弁を構成している。
【0021】
また、可動子9の弁機構部側端面9eに露呈している弁室21は、第2スリーブ31の内周面とシャフト29の外周面との間のクリアランスにより形成されるドーナツ状の空間21bを介して、シャフト29の図4において下側端面29c(可動子の弁機構部側端面)及び弁機構部に露呈する空間21cと連通している。従って、弁室21、空間21b、及び空間21cにて1つの弁室を形成している。
【0022】
以上、第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁と第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁との差異点を説明した。その他、第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁の可動子9の摺動面部9b・絞り部9c、ダンパ室19の構成等は、第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁と全く同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0023】
以上のように、第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁、及び第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁によれば、安価かつ製造容易な可動子のダンパ機構を有する電磁開閉弁を提供することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安価かつ製造容易な可動子のダンパ機構を有する電磁開閉弁を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した第1実施形態にかかる常閉電磁開閉弁の軸方向断面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図2におけるB部の拡大図である。
【図4】本発明を採用した第2実施形態にかかる常開電磁開閉弁の軸方向断面図である。
【符号の説明】
7 スリーブ(第1スリーブ), 31 第2スリーブ(スリーブ)
9 可動子, 29 シャフト(可動子)
9c 絞り部, 9d 弁機構部側端面と軸方向反対側の端面,
9e,29c 弁機構部側端面
19 ダンパ室
21 弁室, 21b,21c 空間(弁室)
25a 弁座(弁機構部)
27 ボール(弁機構部)
9,29 可動子(弁機構部)

Claims (3)

  1. スリーブ内にて軸方向へ摺動可能に配設された可動子と、前記可動子の軸方向の移動に伴い開閉するとともに作動流体を流通又は遮断する弁機構部と、前記可動子の弁機構部側端面及び前記弁機構部に露呈する弁室と、前記可動子の弁機構部側端面と軸方向反対側の端面に露呈するダンパ室とを有し、前記ダンパ室内の作動流体は前記弁室と連通する絞り部を介して前記弁室内へ移動可能である電磁開閉弁において、
    前記絞り部は、前記可動子の前記スリーブとの摺動面上一体的に形成された径内方向への窪みからなり
    前記可動子には、前記窪みと直接連通して軸方向に延びるとともに通路面積が前記窪みよりも大きい凹部空間が形成され、
    前記窪みが形成されていない前記可動子の摺動面と前記スリーブとの間の径方向のクリアランスは、前記可動子の前記スリーブに対する作動速度において、前記ダンパ室と前記弁室との間の作動流体の移動、前記窪み及び前記凹部空間のみを介して行われる大きさに設定されたことを特徴とする電磁開閉弁。
  2. 請求項1において、前記絞り部は、軸方向に所定の長さを有するとともに、軸方向に直角方向の断面上において前記所定の長さに渡り径内方向へ窪んだ円弧形状を呈することを特徴とする電磁開閉弁。
  3. 請求項1又は2において、前記絞り部は、塑性加工により形成されていることを特徴とする電磁開閉弁。
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