JP4698044B2 - 感光性樹脂凸版の製造方法、装置 - Google Patents

感光性樹脂凸版の製造方法、装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗布可能な形態を有する液状タイプ感光性樹脂からの感光性樹脂凸版の製造方法、及びその製造方法を実施するための製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
段ボール印刷やフィルム印刷等のフレキソ印刷に代表される凸版印刷用の版材としては、従来から感光性樹脂凸版が使用されている。
感光性樹脂凸版としては、塗布可能な形態を有するいわゆる液状タイプ、或いはあらかじめ一定の形状に成形されたいわゆるシート状タイプの2種類に大きく分類され、液状タイプの感光性樹脂としては例えばAPR(商標名、旭化成製)が最も代表的な商品であり、製版装置としてもALF/AJF/AWF/ASF(いずれも商標名、全て旭化成製)などが市場へ提供されている。この液状タイプ感光性樹脂を使用した製版プロセスとしては、既にイメージセッター等のフィルム作製システムで画像が形成されているネガフィルムを露光装置の下ガラス板上にセットし、その上を透明なカバーフィルムで覆い、カバーフィルム上に感光性樹脂を一定の厚みで塗布し、更にその上にベースフィルムを積層した後に、上ガラス板でベースフィルムを押さえ、下ガラス板の下方より紫外光を照射させることによりネガフィルムの画像が感光性樹脂層に転写されレリーフ画像として形成される。次に未硬化樹脂をゴムヘラで除去したり、或いはエアーナイフ等で吹き飛ばし、最後に残った未硬化樹脂を洗浄液で完全に洗い落とし、乾燥や後露光等の必要な後処理を施した後に印刷に供される感光性樹脂凸版となる。
【0003】
ところで、近年の急速なコンピュータの普及、及びその性能向上やインターネットに代表されるネットワーク化の進展に伴い、凸版印刷分野においても、シート状タイプの感光性樹脂から製版する場合には、画像記録信号に基づき感材へレーザー光線を選択的に照射して画像形成を行う装置及び手法が開発されている。例えば特開平8−300600号公報では、感光性樹脂シート上に紫外線を遮蔽する赤外感光層を設けて、外面ドラム型レーザー描画装置にて前記赤外感光層を赤外線レーザーで焼き飛ばして画像を形成させ、この後に、従来通りの露光装置にて赤外感光層を介して紫外光で露光させるフレキソCTPが急速に普及している。そこで、赤外感光層を直接設けることができない液状タイプの感光性樹脂を用いる場合でも、このような途中でネガフィルムを介さず、ディジタル画像データから直接に感光性樹脂凸版を製版できるシステムが待望されている。
【0004】
一方、オフセット印刷分野等においても、従来のポジ/ネガフィルムを用いた製版システムに代わり、コンピュータで編集されたディジタル画像データから直接にオフセット印刷用の版を製版するCTP(Computer To Plate)システムが急速に導入されている。このようなCTPシステムに採用されているディジタル光変調・露光装置としては、例えば特開平05−341630号公報にはアークランプから照射される活性光をレンズにて2次元ミラーアレイ上へと集光させ、ミラーアレイはディジタル画像記録信号に従って制御される駆動回路により各要素ミラーが活性光線をON/OFFすることにより感光性物質が選択的に露光されることになる。
【0005】
しかしながら、このような手法を応用した液状タイプ感光性樹脂凸版の製法の場合、凸版特有のなだらかな裾広がりで彫りの深いレリーフ断面形状の精度が充分でなく、レリーフのショルダー部が矩形状になったり極端に細る、あるいは逆に極端に広がる等して、得られた印刷版の耐印刷ストレス性が劣ったり、印刷画像の太りが生ずる等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、液状タイプの感光性樹脂凸版の製造において、ディジタル画像データから直接に製版可能とすることにより、従来のイメージセッター等から出力されるネガフィルム製作工程を不要とし、合理化及び省資源化を図ると共に、ネガフィルムを待って製版する必要が無く、製品の納期を短縮することに資することを課題とする。
また、同時に感光性樹脂層に形成するレリーフ画像のショルダー形状を精度よく特定の形状とすることにより、耐欠け性能等の印刷版に必要とされる耐印刷性能を著しく改善し、印刷ストレスが良好で且つ印刷画像の太りが少ない高精細で高品質な印刷を可能とすることも課題とする。
更に、嫌気性を有する感光性樹脂(酸素雰囲気下にて感光反応が阻害される性質を有する樹脂)にて使用できる製版システムを提供することをも課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、
1.(a)下部定盤上でカバーフィルムを固定する固着工程、
(b)カバーフィルム上へ一定厚みに感光性樹脂を塗布する塗布工程、
(c)塗布された感光性樹脂上に支持体を積層する支持体積層工程、
(d)少なくとも、カバーフィルム、感光性樹脂、及び支持体、が積層されてなる感光性樹脂版構成体が下部定盤、及び上部定盤との間に保持されるサンドイッチ工程、
(e)感光性樹脂版構成体の画像形成領域を矩形状の基本区画(以後ブロックと呼ぶ)に分割し、各ブロックの平面座標を算出する計算工程、
(f)
(f−1)前記算出された所定ブロック位置にディジタル露光手段を平面移動させる平面走査工程、
(f−2)当該ブロックを更に矩形状の微小区画(以後画素と呼ぶ)に分割し、上部定盤の上方より該定盤を介して、ディジタル露光デバイスにより、ディジタル画像記録信号に基づき活性光線で各画素を選択的に露光し、且つ該デバイスによる露光の露光面積が、ディジタル画像記録信号に基づき経時的に逐次減少することにより、感光性樹脂版構成体の支持体側からカバーフィルム側に向かってステップ状にレリーフ断面が細くなる階段状レリーフショルダーが形成されるブロック画像形成工程を、各ブロック毎に繰り返し、感光性樹脂版構成体全面に画像を形成するディジタル画像形成工程を含む感光性樹脂凸版の製造方法を提供する。
2.サンドイッチ工程(d)の後、計算工程(e)の前に、感光性樹脂版構成体を上部定盤の上方より感光性樹脂が光硬化しない程度の光量の活性光線で全面に渡って一括露光する励起露光工程、或いは感光性樹脂版構成体の支持体側から感光性樹脂の一部を全面光硬化させる部分硬化露光工程とから成る工程を含むことを特徴とする1.に記載の感光性樹脂凸版の製造方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の感光性樹脂凸版の製造装置の一実施形態について、図を参照しながら説明する。
この製版装置は少なくとも、以下、(A)〜(J)ブロックにより構成されている。
(A)図1、カバーフィルム200は酸素バリア性のあるポリプロピレン等の薄く柔軟性があるフィルムで、このカバーフィルム200のロール巻き原反を収納して供給する機構1と、カバーフィルム200を水平に保持する平滑な表面(感光性樹脂300の塗布厚みを規制する基準平面となるため高精度な平面研磨加工がしてある)を有した剛性の高い金属製の下部定盤10と、下部定盤支持機構11を備えている。
(B)下部定盤10上には画像領域外に矩形状の真空吸着と圧気導入を兼ねた細い溝が刻まれており、その下方には、真空ポンプとエアーコンプレッサー等に連結した真空吸引と圧気導入配管90を備えている。これらの機構により、カバーフィルム200を真空で吸着固定、或いは圧気を導入して容易に剥離できるようになっている。
【0013】
(C)図2、キャリッジ機構20は両端で高さ調整機能付きキャリッジガイドレール30と31上で支持され、下部定盤10上を水平に掃引する移動手段を備えており、感光性樹脂300を収容する図3、バケット21を保持する。当該バケット21を構成する固定板22の先端はドクターブレードとして高精度に直線加工されており、更に固定板22と対面する開閉板23は回転する機構を備え、キャリッジ機構20の矢印で示してあるように開閉板23が一方向に回転することによりバケット21の底部が開き、図4で示すように、他方向に回転することにより閉まる構造となっており、更に感光性樹脂300の塗布厚みはバケット固定板22先端のドクターブレードと下部定盤10との隙間にて制御される構造となっている。
(D)図3、支持体400は活性光線を透過可能なポリエステル等の薄く柔軟性があるフィルムを基材としシート状で供給され、その片面に感光性樹脂との接着層を有しており、キャリッジ機構20に設けられた支持体ガイド26で保持され、キャリッジ機構20の移動と同期して等速で回転するラミネートロール25で送り出されるようになっている。
【0014】
(E)図1、上部定盤40は上下への昇降機構を備えた上部定盤昇降機構42と連結した上部定盤支持機構41で支持される剛性の高い活性光線を透過可能な定盤であり、該定盤下面は下部定盤10上と同様に高精度な平面研磨加工が施してある。
上部定盤40は、その降下最下限位置で上部定盤支持機構41から開放され、キャリッジガイドレール30と31上で支持された状態となる。キャリッジガイドレール30と31の高さは、上部定盤40降下最下限位置に対し、予め所定の位置に調整可能であり、この高さ調整により上部定盤40と下部定盤10との隙間間隔を制御することができる。
【0015】
(F)図1、上部定盤40下面には下部定盤10上と同様に画像領域外に矩形状の真空吸着と圧気導入を兼ねた細い溝が刻まれており、その上方には、真空ポンプとエアーコンプレッサー等に連結した真空吸引と圧気導入配管100を備えている。これらの機構により、支持体400を真空で吸着固定、或いは圧気を導入して容易に剥離できるようになっている。
(G)図2、コントローラ70はカバーフィルム200上に塗布された感光性樹脂300の画像形成領域を、例えば、矩形状ブロックから構成される2次元マトリックス状に分割し、その分割された全ブロックの平面座標を算出し、当該平面座標に基づいて所定ブロック位置へとディジタル露光ヘッド50を平面移動させる制御信号を発信する装置である。
【0016】
(H)図2、 X軸リニアモータ機構60、及びY軸リニアモータ機構62は、前記コントローラ70からの制御信号を受信して、ディジタル露光ヘッド50を所定ブロック位置へと平面移動させる2軸(X、Y)の駆動機構の一部である。X軸リニアモータ機構60は、支持テーブル61上でディジタル露光ヘッド50を保持すると共に、 Y軸リニアモータ機構62、及びY軸ガイド機構63に連結されており、 X軸リニアモータ駆動、及びY軸リニアモータ駆動によりディジタル露光ヘッド50を、各々X軸、及びY軸移動させる。
図2では、上部定盤40の上方にディジタル露光ヘッド50を設け、塗布された感光性樹脂300の上方からのみ活性光線が照射される一例を示しているが、下部定盤10及びカバーフィルム200の材質が活性光線を透過可能であれば、下部定盤10の下方に、当該露光ヘッド50及びその駆動機構を設けて下方から活性光線を照射させることも、或いは上方/下方から同時に活性光線を照射させることも可能である。
【0017】
(I) 図1、ディジタル露光ヘッド50は、RIPサーバ80から転送されたディジタル画像記録信号を受信してそのブロックメモリーに記憶しておき、予め設定された露光タイムテーブルに基づき、記憶したディジタル画像記録信号を逐次光変調電子制御信号へと変換後、この信号に基づき活性光を発生させ、感光性樹脂300上へ照射するための装置である。
【0018】
RIPサーバ80は、 RIP(Raster Image Processor)ソフトと共に、RIP後の画像情報を元に画像形成領域を周縁部から均等に任意の間隔で拡張させる機能や複数レイヤーの画像情報を生成するなど当システムに必要なディジタル画像記録信号へと変換するソフトを搭載しており、DTP(Desk Top Publishing)或いは電子組版機等に組み込まれた他のコンピュータにより面付け編集された画像データを、イーサーネット等のネットワークを介してディジタル露光用画像形成信号として受け取り、これをディジタル画像記録信号に変換して適宜ディジタル露光ヘッド50のブロックメモリーへ送信する。
【0019】
ディジタル露光装置50では、前記ディジタル画像記録信号に基づき、活性光を、前記露光用1ブロックを例えば、2次元マトリックス状にて構成する各画素に対応する部分毎に独立して変調させることにより、塗布された感光性樹脂300に選択的な露光を行う装置であり、例えばTI(テキサス・インスツルメンツ)社から販売されているDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)、他の透過型液晶、或いは反射型液晶等を用いることができる。
【0020】
ここで、DMD方式ディジタル露光ヘッドについて更に詳細に説明すると、図5は上部定盤40上方から活性光線を照射する例、図6は下部定盤10下方から活性光線を照射する例であり、双方の図で示すように、後方に反射ミラーを設けた活性光源51、レンズ52、反射ミラー53、2次元マイクロミラーアレー(DMD本体)54、及び投射レンズ機構55から構成されている。
DMD54は、微小な反射鏡であるマイクロミラーの集合体であり、ひとつのマイクロミラーで反射された活性光線により、感光性樹脂300上の1画素に対応する部分を照射する。
【0021】
活性光源51としては点光源に近く波長域300〜450nm(ナノメータ)の紫外光を効率よく発生する光源として100〜600W(ワット)程度のショートアークメタルハライドランプやクセノンショートアークランプが使用されるが、感光性樹脂300に添加されている光増感剤の吸収スペクトルに応じて、効率的な波長域で発光するランプを選択することが好ましい。
【0022】
(J)図9、未硬化樹脂除去回収装置120においては、支持体400と一体となった光硬化後の感光性樹脂(以後は感光性樹脂版と呼ぶ)に付着している未硬化樹脂をホットエアーナイフ122の移動で除去回収する。また、図9、洗浄装置130は、感光性樹脂版に残存する未硬化樹脂を洗浄ノズル132から噴出される洗浄液133で溶出させる機構を有する。
【0023】
また、本装置においては、上記(A)〜(J)ブロック以外にも、必要に応じて、以下に記載する機構を追加することもできる。
図1、カバーフィルム200上に塗布された感光性樹脂300の全面を活性光で均等に励起露光させる場合には、図7に示すように、上部定盤40の上方に活性光源110を設置し上方から励起露光する。この場合には活性光の伝送経路にあたる上部定盤40の材質は金属製に代わってガラス製及び支持体400も透明な材質を用いる。
前記上部に設置される活性光源110は後述する部分硬化層の露光用としても兼用することができる。
【0024】
かかる装置を用いて本発明の感光性樹脂凸版を製造する方法を以下に説明する。
図1において、ロール巻きカバーフィルム原反供給機構1より供給されているカバーフィルム200を下部定盤10上へ定置して所定サイズに断裁しておき、しごき板等でカバーフィルム200上をしごいてカバーフィルム200と下部定盤10との間に介在する空気を押し出し、押し出された空気は下部定盤10上の溝より真空吸引されて真空排気配管90を経て真空ポンプから外気に排出され、カバーフィルム200が空気溜まりとシワのない平滑な状態にて下部定盤10上で吸着固定される。この後、接着層を上にしたシート状の支持体400を支持体ガイド26上の定位置にセットしておく。
【0025】
前記操作にてカバーフィルム200と支持体400が準備出来たら、図1にあるように、予め他のコンピュータで面付け編集された画像データがネットワーク等を介してRIPサーバ80に転送され、RIP処理等を経てディジタル画像記録信号へと変換されたデータがディジタル露光ヘッド50のブロックメモリーへ転送されることにより製版開始のスタート信号となる。
前記スタート信号が入ると、バケット21の底部が開かれ内部に収容されている感光性樹脂300がカバーフィルム200上に供給されると共に、図3の図示方向にキャリッジ機構20が所定速度で移動し、該移動に同調して支持体ガイド26にセットしてある支持体400はラミネートロール25にてキャリッジ機構20の移動速度と等速度にて送り出され塗布された感光性樹脂300上に積層される。カバーフィルム200上の所定の領域が感光性樹脂300で塗布された後、バケット21の底部が閉じるように制御される。このようにしてカバーフィルム200上に塗布される感光性樹脂300は下部定盤10とバケット固定板22先端のドクターブレードとの隙間が一定に維持されることにより一定の厚みとなる。
【0026】
キャリッジ機構20の移動停止後、上方の待機位置にいる上部定盤40が上部定盤昇降機構42により降下し、上方定盤40がキャリッジガイドレール30と31にて支持される位置に到達したら上部定盤昇降機構42は停止する。次に、上部定盤40と感光性樹脂版構成体との間に介在する空気は上部定盤40下面の溝から真空吸引により追い出され、該空気は真空排気配管100を経て真空ポンプから外気に排出される。かくしてカバーフィルム200と一体になった感光性樹脂版構成体は下部定盤10と上部定盤40にて隙間なくサンドイッチ状に保持される。
【0027】
前記感光性樹脂版構成体が成型されると、当製造装置を制御する図2、コントローラ70にて感光性樹脂版構成体の画像形成領域を、例えば、矩形状ブロックから構成される2次元マトリックスに分割し、その分割された全ブロックの平面座標が算出され、この平面座標に基づいてディジタル露光ヘッド50を所定ブロック位置へと平面移動させる制御信号が発信される。
ディジタル露光ヘッド50は、前記制御信号を受信して2軸(X、Y)移動する図2、リニアモータ60と62にて、感光性樹脂版構成体上の第1番目のブロック位置に移動する。この後、活性光源51から照射された活性光線500は集光されてレンズ52と反射ミラー53を通過しながら整形されて2次元マイクロミラーアレー54へと導かれる。
【0028】
各マイクロミラーは露光ヘッド50のブロックメモリーに記憶されたディジタル画像記録信号に基づき個別に回転するようになっており、回転の過程で露光する側へと傾けられたマイクロミラーに入射した活性光線500だけが当該ミラーにて光路が変更され、投射レンズ機構55及び上部定盤40を通過後、感光性樹脂版構成体上に到達し露光を行う。
また、RIPサーバー80から露光デバイス50のブロックメモリに送られる画像データには、同一画素又はブロックにおける露光面積の異なる露光照射に対応する複数のデータを蓄積することができる。これら複数のデータを、予め定められた順番に従って処理しつつ露光照射を行うことにより、同一画素またはブロックおいて露光面積を経時変化させながら露光照射を行うことができる。このとき、上記複数のデータの各々に対応する露光照射の露光時間を、予め設定された露光タイムテーブルに基づき発生する制御信号により、それぞれ個別に設定することができる。
このようにして、例えば、図8、支持体400からカバーフィルム200側に向かってステップ状にレリーフ断面が細くなる階段状ショルダーのレリーフ画像が感光性樹脂300中に形成することができる。
【0029】
前記操作にて感光性樹脂版構成体の第1番目ブロックを2次元マトリックス状に構成する各画素が選択的に活性光線500で所要時間露光されたら、露光する側へと傾けられていた各マイクロミラーが逆回転して光遮断位置に復帰することにより第1番目のブロック露光が終わり、この露光操作が完了したらディジタル露光ヘッド50は露光終了制御信号をコントローラ70へと発信し、コントローラ70は当該制御信号により第2番目のブロックへの平面移動制御信号をディジタル露光機構50の2軸(X、Y)駆動機構に発信し、当該駆動機構はこの制御信号を受けてディジタル露光ヘッド50を第2番目のブロック位置に移動させ、前記ブロック露光を繰り返して第2番目のブロック画像層が形成される。当該露光操作を全ブロック数分繰り返すことにより感光性樹脂版構成体の画像形成領域全域にディジタル画像層が形成されることとなる。また、全くディジタル画像を形成する必要がないブロックでは前記ブロック露光操作を省略することにより露光時間が短縮され効率的となる。
【0030】
感光性樹脂版構成体を活性光で励起露光させる場合には、前記ディジタル露光工程を開始する前に、上方の活性光源110より感光性樹脂版構成体の全面を励起露光する。当該励起露光とは、まだ感光性樹脂300が光硬化しない程度の弱い活性光エネルギーを予め与えて感光性樹脂300を光活性化させエネルギー準位を上げておくことで、次のディジタル露光工程では少ない活性光エネルギーで光硬化させることができる。
【0031】
また、感光性樹脂版構成体の支持体側から一部分を光硬化させる場合も、前記励起露光と同様に上方の活性光源110より感光性樹脂版構成体の全面を露光することにより得られる。
全ての露光操作が完了すると、上部定盤40下面の溝の真空吸引を切り圧気を導入することにより感光性樹脂版と上部定盤40との真空吸着状態が破壊され、剥離が容易となったら上部定盤40を待機位置へと上昇させる。次に、同様に下部定盤10上の溝の真空吸引を切り圧気を導入してカバーフィルム200と一体になった感光性樹脂版を下部定盤10から剥がし、その後、未硬化樹脂回収機構120の回収板121にカバーフィルム200を剥がした前記感光性樹脂版を固定してホットエアーナイフ122にて未硬化樹脂を除去し、除去された未硬化樹脂は回収されて再利用される。次に感光性樹脂版は洗浄装置130の洗浄板131に固定され、洗浄ノズル132より噴出される洗浄液133で残存する未硬化樹脂が溶出し、この後に水洗/乾燥/後露光工程を経て感光性樹脂凸版が得られる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、感光性樹脂凸版を製造する際に、画像データから直接にディジタル露光機構にて塗布された感光性樹脂を露光するため、従来のイメージセッター等から出力されるネガフィルム製作工程が不要となり、合理化や省資源化が図れると共に、ネガフィルムを待って製版する必要が無くなるため短納期に対応できる。
また、レリーフ画像のショルダー形状を階段状にできるため、耐欠け性能等の印刷版に必要とされる耐印刷性能が著しく改善され、印刷ストレスに耐えうると共に、印刷画像の太りが少ない高精細で高品質な印刷版の製造が可能となる。
また、嫌気性を有する一般的な感光性樹脂でも使用できるため多様な感光性樹脂に対応した製版システムとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に好適な露光装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施に好適な露光装置の概略構成を示す斜視図である。
【図3】バケット底部が開いている状態を説明する図である。
【図4】バケット底部が閉じている状態を説明する図である。
【図5】本発明の一実施の形態にかかるDMD方式による上部定盤の上方から感光性樹脂への活性光線の照射状態を説明する図である。
【図6】本発明の一実施の形態にかかるDMD方式による下部定盤の下方から感光性樹脂への活性光線の照射状態を説明する図である。
【図7】本発明の感光性樹脂への励起露光及び部分硬化層の形成露光を行うために用いられる活性光源の設置例を示す図である。
【図8】本発明の支持体からカバーフィルム側に向かってレリーフ断面が階段状に細くなるレリーフ画像を感光性樹脂層に形成する一例を説明する図である。
【図9】従来公知の未硬化感光性樹脂の回収、洗浄装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1:ロール巻きカバーフィルム原反供給機構
10:下部定盤
11:下部定盤支持機構
20:キャリッジ機構
21:バケット
22:固定板
23:開閉板
25:ラミネートロール
26:支持体ガイド
30:高さ調整機能付きキャリッジガイドレール1
31:高さ調整機能付きキャリッジガイドレール2
40:上部定盤
41:上部定盤支持機構
42:上部定盤昇降機構
50:ディジタル露光ヘッド
51:活性光源
52:レンズ
53:反射ミラー
54:マイクロミラーアレー
55:投射レンズ機構
60:X軸リニアモータ機構
61:支持テーブル
62:Y軸リニアモータ機構
63:Y軸ガイド機構
70:コントローラ
80:RIPサーバ
90:下部定盤真空吸引/圧気導入配管
100:上部定盤真空吸引/圧気導入配管
110:上部活性光照射器
120:回収装置
121:回収板
122:ホットエアーナイフ機構
130:洗浄装置
131:洗浄板
132:洗浄ノズル
133:洗浄液
200: カバーフィルム
300:樹脂液
400:支持体
500:活性光線

Claims (2)

  1. (a)下部定盤上でカバーフィルムを固定する固着工程、
    (b)カバーフィルム上へ一定厚みに感光性樹脂を塗布する塗布工程、
    (c)塗布された感光性樹脂上に支持体を積層する支持体積層工程、
    (d)少なくとも、カバーフィルム、感光性樹脂、及び支持体、が積層されてなる感光性樹脂版構成体が下部定盤、及び上部定盤との間に保持されるサンドイッチ工程、
    (e)感光性樹脂版構成体の画像形成領域を矩形状の基本区画(以後ブロックと呼ぶ)に分割し、各ブロックの平面座標を算出する計算工程、
    (f)
    (f−1)前記算出された所定ブロック位置にディジタル露光手段を平面移動させる平面走査工程、
    (f−2)当該ブロックを更に矩形状の微小区画(以後画素と呼ぶ)に分割し、上部定盤の上方より該定盤を介して、ディジタル露光デバイスにより、ディジタル画像記録信号に基づき活性光線で各画素を選択的に露光し、且つ該デバイスによる露光の露光面積が、ディジタル画像記録信号に基づき経時的に逐次減少することにより、感光性樹脂版構成体の支持体側からカバーフィルム側に向かってステップ状にレリーフ断面が細くなる階段状レリーフショルダーが形成されるブロック画像形成工程を、各ブロック毎に繰り返し、感光性樹脂版構成体全面に画像を形成するディジタル画像形成工程を含む感光性樹脂凸版の製造方法。
  2. サンドイッチ工程(d)の後、計算工程(e)の前に、感光性樹脂版構成体を上部定盤の上方より感光性樹脂が光硬化しない程度の光量の活性光線で全面に渡って一括露光する励起露光工程、或いは感光性樹脂版構成体の支持体側から感光性樹脂の一部を全面光硬化させる部分硬化露光工程とから成る工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の感光性樹脂凸版の製造方法。
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