JP4493134B2 - シームレスシリンダー印刷版の製造方法、及び製造装置 - Google Patents

シームレスシリンダー印刷版の製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シームレスシリンダー印刷版の製造方法、及びその方法が容易に実施される製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
段ボール印刷などのフレキソ印刷に代表される凸版印刷用の版材としては、既に過去二十数年間に渡って感光性樹脂版が使用されており、この感光性樹脂として例えばAPR(商標名、旭化成工業製)は液状感光性樹脂として最も代表的な商品である。製版装置としても製版サイズや製版能力に応じて種種のモデルが提供されているが、全て感光性樹脂液を平面状に成型して画像形成させる平面露光方式の製版システムである。製版プロセスとしては、ガラス平面上にイメージセッターなどのフィルム作製システムで画像形成されたネガフィルムをセットしておき、その上を透明なカバーフィルムで覆い、感光性樹脂液を一定の厚みで塗布しながら、更にその上にベースフィルムを積層させ、ガラス下方より紫外光を照射してネガフィルムの画像が感光性樹脂層に形成される。この後に、感光性樹脂層の未硬化樹脂はゴムヘラなどで掻き落とされて殆ど除去され、残された未硬化樹脂も洗浄液で完全に溶出されて、必要とされる残りの後処理工程を経て感光性樹脂凸版が製造され、フレキソ印刷機の版胴に巻き付けられて印刷が行われる。
【0003】
しかし、このような平面露光方式で製版された凸版では、版胴に巻き付けられた状態での版の先端と終端とで継ぎ目が避けがたく、ギフト用包装紙や壁紙のような連続した図柄を印刷する場合には、版の継ぎ目がないデザインロールと呼ばれるゴム被覆シリンダーをレーザー光線にて非画像部を除去して凸状の画像を作成するか、印刷方式が異なるグラビア印刷が主流となっている。
ところで、近年コンピュータの急速な普及と性能の向上、或いはインターネットに代表されるネットワーク化の進展に伴い、オフセット印刷分野などでは従来のポジ/ネガフィルムを用いた製版システムに代わり、コンピュータで編集されたディジタル画像データから直接にオフセット印刷版を製作するCTP(Computer To Plate )システムが急速に導入されている。
【0004】
凸版印刷分野でも、感光性樹脂シートから製版する場合には、画像記録信号に基づき感材へレーザー光線を選択的に照射して画像形成を行う装置として、例えば特開平8−300600号公報には赤外感光層と光重合層とを有する印刷用原版の赤外感光層を赤外線レーザービームにて融除して画像を形成させる外面ドラム型描画装置が示されており、この後に、従来通りの露光装置にて画像形成された赤外感光層を介して紫外光で露光させるフレキソCTPが急速に普及している。
同様に感光性樹脂液を利用した製版システムでも、途中でネガフィルムを介さず、ディジタル画像データから直接に感光性樹脂の画像形成がなされ、併せて継ぎ目がなく連続した図柄を印刷できるシームレスシリンダー印刷版が製造可能となる製版システムが待望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、感光性樹脂液を金属シリンダー基材外周面に均一に塗布して継ぎ目がないシームレスシリンダー印刷原版に加工すると共に、ディジタル画像データから直接に塗布された感光性樹脂液に画像を形成させるため、従来のイメージセッター等から出力されるネガフィルム作製工程が不要となり、合理化や省資源化が図れる製版システムとすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、
(1)(a)外周面に感光性樹脂との接着層を有する剛性の高いシリンダーを回転駆動手段と一体に回転可能とするシリンダーの装着工程、(b)シリンダーを一定方向に回転させながらシリンダー外周面に一定厚みの感光性樹脂液を供給する塗布工程、(c)当該塗布された感光性樹脂液の画像形成領域をシリンダー軸芯を中心として所定角度で均等に分割し(シリンダー一回の回転停止操作にて一度に露光される領域であり、以後バンドと呼ぶ。)、当該バンドを更にシリンダー軸芯長手方向に所定距離で均等に分割し(一回の露光領域であり、以後ブロックと呼ぶ。)、分割された各バンドのシリンダー回転角度(以後回転角度と呼ぶ。)と各バンドを構成する各ブロックのシリンダー軸芯長手方向の距離(以後リニア軸距離と呼ぶ。)を算出する計算行程、(d)(d−1) 前記算出された所定ブロックのリニア軸距離を基にDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)を直線移動させる主走査行程、(d−2) 予め用意されたディジタル画像記録信号に基づき、当該1ブロックを構成する2次元行列の碁盤目の微小区画(露光単位であり、以後画素と呼ぶ。)毎にDMDにより独立して活性光線を変調して選択的に露光するブロック画像工程を1バンドを構成するブロック数分繰り返すバンド画像行程、(d−3) 前記算出された所定バンドの回転角度を基にシリンダーを回転させる副走査行程とからなる1サイクルを、全バンド数分繰り返して塗布された感光性樹脂液全面にディジタル画像記録信号に応じた画像を形成するディジタル画像工程、(e)感光性樹脂層から未硬化樹脂を除去する工程、(f)回転駆動手段からシリンダーを取り外す工程よりなることを特徴とするシームレスシリンダー印刷版の製造方法、
【0007】
(2)(d)ディジタル画像工程の後に、引き続いて(g)ディジタル画像形成された感光性樹脂層上に前記(b)〜(d)行程を1回以上繰り返す積層行程を行うことを特徴とする前記(1)記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法、
(3)(e)未硬化樹脂を除去する工程と(f)シリンダーを取り外す工程との間に、画像形成された感光性樹脂層に活性光を全面照射する後露光行程、又は画像形成された感光性樹脂層を表面改質する行程とそれに続く当該後露光行程を追加することを特徴とする前記(1)又は(2)記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法、
【0008】
(4)(a)シリンダーの装着行程と(b)感光性樹脂液を供給する塗布行程との間に、シリンダー外周面に一定厚みの感光性樹脂液を塗布した後、シリンダーを一定方向に回転させながら当該感光性樹脂液に活性光を均一に照射して、塗布された感光性樹脂液の全てを硬化させる全硬化型露光を行う工程を1回以上繰り返すことを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法、
(5)(b)感光性樹脂液を供給する塗布行程と(c)感光性樹脂液の画像形成領域を分割して計算する行程との間に、シリンダーを一定方向に回転させながら感光性樹脂液が硬化しないレベルの光量にて活性光を均一に全面照射する励起露光行程を追加することを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法、
【0009】
(6)(A)シリンダーを一体に連結して回転及び所定の回転角度で正確に停止できる構造となっている回転駆動機構と、(B)シリンダーの回転角度を検出する手段と、(C)シリンダー外周面へ感光性樹脂液を一定厚みに塗布する手段と当該外周面から離れる手段とを備えた感光性樹脂液供給機構と、(D)シリンダー外周面に塗布してある感光性樹脂液の画像形成領域をバンドに分割して回転角度を算出、分割されたバンドを更にブロックに分割してリニア軸距離を算出、このリニア軸距離に基づいて所定ブロック位置へとDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)方式ディジタル露光ヘッドを直線移動させる制御信号と前記ディジタル露光ヘッドが1バンド分直線移動した後(A)シリンダーの回転駆動機構を所定角度回転させる制御信号とを発信するコントローラと、(E)ディジタル画像記録信号を受信して記憶し、これを活性光変調電子制御信号へと変換する手段と、活性光源を有し活性光が入射する2次元行列を構成する全素子が、前記活性光変調電子制御信号に基づいて独立して前記素子毎に当該活性光を変調して感光性樹脂液1ブロックの画素を選択的に照射する手段と、活性光の伝送経路に備えたレンズからなる前記ディジタル露光ヘッドと、(F)前記コントローラからの制御信号を受信して当該露光ヘッドをシリンダー外周面から一定距離に保持してシリンダー軸芯長手方向に線形移動させる機構と、(G)シリンダー外周面で画像形成された感光性樹脂層の未硬化樹脂を除去する手段とから構成されたことを特徴とするシームレスシリンダー印刷版の製造装置、
【0010】
(7)シリンダー外周面の周囲に活性光照射器が設けられていることを特徴とする前記(6)記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置、
(8)シリンダー外周面の周囲に画像形成された感光性樹脂層の表面を改質処理する機構が設けられていることを特徴とする前記(6)又は(7)記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置、
)活性光照射器が、メタルハライドランプ或いは高圧水銀灯或いはケミカルランプ或いは殺菌線ランプ等の波長域200〜450ナノメートルを出力する紫外光源であることを特徴とする前記(7)又は(8)に記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置、
【0011】
10)(G)シリンダー外周面で画像形成された感光性樹脂層の未硬化樹脂を除去する手段が、吸引ノズルに設けられた弾性体ブレードとホットエアーナイフからなる未硬化樹脂回収機構、又それに加えて未硬化樹脂拭き取り機構とからなることを特徴とする前記(6)〜()のいずれかに記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置を提供する。
【0012】
また、前記シリンダーの回転角度を検出する手段としては、シリンダー回転軸芯上にロータリーエンコーダを設置し、このロータリーエンコーダにて計測される回転角度データにてシリンダーの回転が制御されることが好ましい。
また、シリンダー外周面に塗布される感光性樹脂液の厚みの違い、或いは積層されることにより感光性樹脂最上層の外周径が順次太くなっていくなど露光される感光性樹脂液表面位置が変化するため、前記ディジタル露光ヘッドには、露光すべき感光性樹脂液表面で活性光ビームが常に同一スポットサイズで集光されるよう、自動焦点補正機構或いはシリンダー外周面に向けて前後への移動手段を備えていることが好ましい。
また、前記ディジタル露光ヘッドには、所望の解像度に従い自動的に光学倍率が変更できるズーム機構が組み込まれていることが好ましい。
【0013】
また、前記ディジタル露光ヘッドの活性光源から照射される活性光の一部を光強度センサーへと導き、適宜に活性光の光強度をサンプリングして活性光源制御装置にフィードバックさせ、活性光源からの光出力を一定に制御することが好ましい。
また、ディジタル露光用画像形成信号としては、DTP(Desk Top Publishing )或いは電子組版機によって編集された画像データを、RIP(Raster Image Processor)ソフトを搭載したコンピュータへ一旦転送してディジタル画像記録信号(ビットマップデータ)を生成して、適宜ディジタル露光ヘッドのブロックメモリーへ転送することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の装置の一実施形態に相当し、本発明の方法が容易に実施可能な製造装置を、図面に基づいて説明する。
本製造装置は、図1、図2に示すように、既にシリンダー本体が回転駆動系に装着された状態にて図示してある。シリンダー100は両端にシャフト101、102が突き出した構造となっており、シャフト102はカップリング103を介してモーターと一体になった回転機構104と連結されており、シャフト101と102の両端で回転自在に支持する軸受け105と、回転軸芯上にはシリンダー回転角度を計測するロータリーエンコーダ106を備えている。
【0015】
シリンダー100の上方に配置された感光性樹脂液塗布機構110は感光性樹脂液10を収容するバケット111を保持すると共に、当該バケット111を構成する固定板112の先端はドクターブレードとして高精度に直線加工されており、更に固定板112と対面する開閉板113は回転する機構を備え、図示してあるように開閉板113が反時計方向に回転することによりバケット111の底部が開き、反対方向に回転することにより閉まる構造となっている。更にシリンダー100外周面への感光性樹脂液10の塗布厚みは、バケット固定板112先端のドクターブレードとシリンダー100外周面との隙間にて制御される構造となっており、感光性樹脂液塗布機構110は当該厚み制御位置にてシリンダー100外周面から一定の距離を保持すると共に待機状態では更に上方の退避位置へと離れる移動手段を備えている。また、感光性樹脂液塗布機構110には感光性樹脂液10を適宜バケット111に供給する感光性樹脂液補給機構114や、バケット111に収容されている感光性樹脂液10の雰囲気温度変化による粘性変動を防止するための温調機構や、収容されている感光性樹脂液10容量を検知するセンサーが備えてあることが好ましい。
【0016】
400はシリンダー100外周面に塗布してある感光性樹脂液10の画像形成領域をバンドに分割して回転角度を算出、分割されたバンドを更にブロックに分割してリニア軸距離を算出、このリニア軸距離に基づいて所定ブロック位置へとディジタル露光ヘッド120を直線移動させる制御信号を発信するコントローラである。
リニアステージ130は前記コントローラ400の制御信号を受信してディジタル露光ヘッド120を所定ブロック位置へと直線移動させる搬送手段であり、シリンダー100と平行な状態で設置されたリニアモータガイド131と、リニアモータ132と、リニアスケール133と、リニアモータ132に連結した支持テーブル134から構成されている。
【0017】
ディジタル露光ヘッド120は前記リニアステージ支持テーブル134上で保持され、他のコンピュータで面付け編集された画像データをイーサーネットなどのネットワークを介して受け取るRIPサーバ300のRIP処理にて生成されたディジタル画像記録信号を受信して記憶し、これを活性光変調電子制御信号へと変換する手段と、前記活性光変調電子制御信号に基づいて独立して前記画素毎に活性光を変調して、塗布された感光性樹脂液10を選択的に照射するディジタル露光手段を備えている。また、活性光の自動焦点補正機構或いはシリンダー100外周面に向けて前後への移動手段が備えてあることが好ましい。ディジタル露光手段としては、特に型式にはこだわらず、例えばTI(テキサス・インスツルメンツ)社から販売されているDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)、又は他の透過型液晶、或いは反射型液晶、或いは半導体レーザアレー等複数の活性光ビームを発生させてディジタル画像データに基づいて光変調できる機構を用いることができる。ここではDMD方式ディジタル露光ヘッドについて説明すると、図3に示すように、後方に反射ミラーを設けた活性光源121と、コンデンサーレンズ122と、2次元マイクロミラーアレー123と、投射レンズ124から構成されている。活性光源121としてはキセノンランプ、或いはキセノンハロゲンランプ、或いは超高圧水銀ランプなどのようなショートアーク灯で波長域としては300〜450ナノメータの紫外光を主に発生する光源が使用されるが、感光性樹脂液10に添加されている光増感剤の吸収スペクトルに応じて効率的な波長域で発光するものを選択することが好ましい。また、活性光源121から照射された活性光20の一部を光強度センサーへと導き、適宜に活性光の光強度をサンプリングして活性光源制御装置にフィードバックさせて活性光源121からの光出力を一定に制御するか、或いは活性光20の経路に活性光エネルギーを積算する光量計を備えて常に一定の活性光エネルギーが感光性樹脂液10へ投入されることが好ましい。
【0018】
未硬化樹脂回収機構140は加熱温度調整されたホットエアー30を高速で噴出させるホットエアーナイフ141を構成する高出力エアーブロワー142と、ヒーター温調機構143と、先端噴出口が細く狭められシリンダー100外周幅に相当する広い噴出口を有するエアーナイフノズル144を備えると共に、噴出されたホットエアー30がシリンダー100外周面に衝突して反射してくる帰還経路には真空吸引機構145を構成する先端部の片面側にゴム板等の弾性体ブレード146を設けた吸引ノズル147と、未硬化樹脂とエアーの分離器148と、真空ポンプ149を備えており、更に未硬化樹脂回収機構140は回収位置にてシリンダー100外周面から一定の距離を保持すると共に待機状態では下方の退避位置へと離れる移動手段を備えている。
【0019】
未硬化樹脂拭き取り機構150は不織布或いはスポンジなどの表面に空隙を有する薄いシートを基材に、洗浄液を含有する拭き取りシート40のロール巻き原反を収納して供給する機構151と、当該シート40の移動をガイドしながらシリンダー100外周面に圧接させる弾性ロール152と、当該シート40を挟持して回転しながら巻き取りロール154方向へ移動させる駆動ゴムロール153と、トルクモーター等に連結され当該シート40をロール状に巻き取る機構154から構成されており、更に未硬化樹脂拭き取り機構150は拭き取り位置にてシリンダー100外周面から一定の距離を保持すると共に待機状態では下方の退避位置へと離れる移動手段を備えている。
【0020】
活性光照射器160はシリンダー100の周囲に配置され、後方に反射ミラーを設けた活性光源161と、周囲への活性光の漏れを防止する遮蔽フード162を備えている。活性光源161としてはメタルハライドランプ或いは高圧水銀灯或いはケミカルランプ或いは殺菌線ランプ等のシリンダー100幅に相当する長い発光長を有するロングアーク灯であり波長域200〜450ナノメートルの紫外光を主に発生する光源が使用されるが、感光性樹脂液10に添加されている光増感剤の吸収スペクトルに応じて効率的な波長域で発光するものを選択することが好ましい。また、活性光源161が高出力なランプであればコールドミラー或いは熱線吸収フィルター或いはエアー冷却機構が備えてあることが好ましい。また、活性光源161から照射された活性光を一部光強度センサーへと導き、適宜に活性光の光強度をサンプリングして活性光源制御装置にフィードバックさせて活性光源161からの光出力が一定に制御されることが好ましい。
【0021】
また、表面改質処理機構200は表面改質剤50を乾式現像された感光性樹脂層に薄く塗布する機構であり、ここでは一例として表面改質剤供給タンク201と、塗布ロール202から構成されており、塗布位置にてシリンダー100外周面から一定の距離を保持すると共に待機状態では下方の退避位置へと離れる移動手段を備えているが、感光性樹脂液10の組成に応じてはプラズマジェットやコロナ放電などの乾式な表面改質処理器で代用することも可能である。
また、シリンダー100本体と回転駆動系との着脱操作を容易にするため、シリンダー100のシャフト101と102を支持するガイド機構107が備えてあることが好ましい。
【0022】
かかる構成要素より成る製造装置を用いて本発明方法を実施するには、カップリング103を介して外周面に感光性樹脂との接着層を有するシリンダー100のシャフト102と回転機構104とを連結させ、軸受け機構105にてシリンダーシャフト101、102両端で支持してシリンダー100を回転待機状態にしておき、当該待機状態では感光性樹脂液塗布機構110と、未硬化樹脂回収機構140と、未硬化樹脂拭き取り機構150と、表面改質処理機構200は全てシリンダー外周面から離れた退避位置へと移動しており、ディジタル露光ヘッド120もリニアステージ130にて待機位置であるストロークエンドへと搬送されている。
【0023】
前記シリンダー装着操作にてシリンダー100が回転機構104と一体に連結されたら、予め他のコンピュータで面付け編集された画像データがネットワークなどを介してRIPサーバ300に転送されてRIP処理にて生成されたビットマップ画像データがディジタル露光ヘッド120のブロックメモリーへ転送されることにより製版開始のスタート信号となる。
前記スタート信号が入ると、感光性樹脂液塗布機構110をシリンダー100外周面に近づけて所定位置で保持させると、バケット111の底部が開かれ内部に収容されている感光性樹脂液10がシリンダー100外周面に供給されると共に、図で示すように反時計方向にシリンダー100を一定速度で回転させシリンダー100外周面全域を感光性樹脂液10にて塗布したら、バケット111の底部が閉じるように制御される。
【0024】
前記操作にてシリンダー100外周面に塗布される感光性樹脂液10はシリンダー100外周面とバケット固定板112先端のドクターブレードとの隙間が一定に維持されることにより一定の厚みとなる。かかる操作においてシリンダー100の回転角度はロータリーエンコーダ106にてリアルタイムに計測されているため、バケット111の閉まるタイミングはロータリーエンコーダ106の指令によって制御される。
【0025】
この後に、シリンダー100外周面に塗布された感光性樹脂液に後記するディジタル露光操作を行う前に、シリンダー100を一定方向に回転させながら活性光照射器160の活性光源161から照射される活性光にて感光性樹脂液10全面に均一な励起露光を行うこともできる。当該励起露光とは、感光性樹脂液10がまだ充分に光硬化しないレベルの弱い活性光量を与えて光活性化反応を進めておくことにより、感光性樹脂液10の粘性を増加させて流動抵抗を大きくする処理であり、シリンダー100外周面に塗布された感光性樹脂液の回転に伴う流動変形を抑制すると共に、感光性樹脂液のエネルギー準位が上がるため、次行程のディジタル露光操作では少ない活性光量で完全に光硬化させる役目をする補助露光のことである。
【0026】
また、最初に塗布された感光性樹脂液は、シリンダー100の製作精度(外周面の真円精度等)を吸収する、或いは感光性樹脂層とシリンダー接着層との接着強度を増加させる、或いは印刷時の振動を吸収するクッション層としての役割を持たせるなどの目的を兼ねて、シリンダー100を回転させながら活性光照射器160の活性光源161から照射される活性光にて感光性樹脂液を全面硬化させる全硬化型露光操作を行うこともできる。
かくして1層目の感光性樹脂液10がシリンダー100外周全面に塗布されるとシリンダー100は停止し、コントローラ400がシリンダー100外周面に塗布してある感光性樹脂液10の画像形成領域をバンドに分割して回転角度を算出、分割されたバンドを更にブロックに分割してリニア軸距離を算出、このリニア軸距離に基づいて所定ブロック位置へとディジタル露光ヘッド120を直線移動させる制御信号をリニアステージ130に向けて発信する。
【0027】
ディジタル露光ヘッド120はリニアステージ130にて塗布された感光性樹脂液10のスタートブロック位置に搬送され、活性光源121から照射された活性光20は集光されてコンデンサーレンズ122を通過しながら整形されて2次元マイクロミラーアレー123へと導かれ、マイクロミラーはブロックメモリーに記憶しているビットマップ画像データから活性光変調電子制御信号へと変換された信号と連動して個別に回転させられ、露光する側へと傾けられたマイクロミラーに入射した活性光20だけが当該ミラーにて光路が変更されて投射レンズ124を経て塗布された感光性樹脂液10上に到達する。
【0028】
前記操作にて感光性樹脂液10の1ブロックを構成する画素が選択的に活性光20で所要時間露光されたら、再びコントローラ400から制御信号を受信してリニアステージ130は隣りの露光ブロックへディジタル露光ヘッド120を搬送し次ディジタルブロック露光が行われる。かかる操作をこのバンドを構成するブロック数分繰り返すことにより感光性樹脂液10にはバンド画像が形成される。
【0029】
次に、1バンド画像形成操作が終了するとコントローラ400からシリンダー100を所定角度回転させるための信号がシリンダー回転機構104に送信され、シリンダー100が次バンド分の角度だけ回転し、同様に次バンド画像形成操作を繰り返し、当該操作を全バンド分繰り返すことによりシリンダー100外周面に塗布された感光性樹脂液10全表面に画像が形成されることになる。かかる操作においてシリンダー100の停止タイミングはロータリーエンコーダ106の指令によって制御されている。
【0030】
かくして1層目の画像が形成されると、ディジタル露光ヘッド120はリニアステージ130にて待機位置であるストロークエンドへと搬送され、感光性樹脂液塗布機構110が2層目の厚みに相当する距離だけ上昇すると共に、ディジタル露光ヘッド120もシリンダー100外周面から2層目の厚みに相当する距離だけ後退移動して、前記感光性樹脂液10の塗布とディジタル露光サイクルが繰り返されて画像形成された2層目が更に積層され、3層目以降も2層目と同様な操作が繰り返され、次々と画像形成された層が積層されて所望厚みの感光性樹脂層として造形される。
全ての感光性樹脂液10の塗布操作が終了すると感光性樹脂液塗布機構110は上方の退避位置へと移動して、更に全てのディジタル露光操作が終了するとディジタル露光ヘッド120もリニアステージ130にて待機位置であるストロークエンドへと搬送される。
【0031】
次に、未硬化樹脂回収機構140をシリンダー100外周面に近づけて所定位置で保持させると、シリンダー100を回転させながら、先ず吸引ノズル147に設けられた弾性体ブレード146が塗布された感光性樹脂層10内部の未硬化樹脂部にくい込んで未硬化樹脂を荒く掻き出して除去し、更にホットエアーナイフ141から加熱温調されたホットエアー30を高速で感光性樹脂層10に吹きつけることにより、まだ内部に残存する未硬化樹脂を感光性樹脂層10表面上へと追い出すと共に、当該未硬化樹脂を真空吸引機構145にて吸引して、吸引された未硬化樹脂は分離器148にて未硬化樹脂とエアーに分離されて回収容器側へと収容され、エアーだけが真空ポンプ149から外気へと排出されるが、エアーの加熱効率を上げるために一部エアーはホットエアーナイフ141の高出力エアーブロワー142側へ循環させることが好ましい。
【0032】
前記未硬化樹脂回収操作を繰り返すことによりシリンダー100外周面に塗布された感光性樹脂層10の未硬化樹脂が殆ど除去され、未硬化樹脂回収機構140は退避位置へと移動する。
代わって未硬化樹脂拭き取り機構150をシリンダー100外周面に近づけて所定位置で保持させると、シート原反ロール151から供給される不織布或いはスポンジなどの表面に空隙を有する薄いシートを基材に、洗浄液を含有する拭き取りシート40は弾性ロール152にてシリンダー100外周面の感光性樹脂層10に圧接し、シリンダー100の回転と共に、感光性樹脂層10表面或いは内部に残存する未硬化樹脂を当該シート40上に転写しながら駆動ロール153にて移動させ巻き取り機構154にて巻き取られる。
【0033】
前記操作が終了したら、未硬化樹脂拭き取り機構150は退避位置へと移動して、更にシリンダー100が回転を続けながら活性光照射器160の活性光源161から照射される活性光にて感光性樹脂層10が全面後露光されてシームレスシリンダー印刷版が製造されるのである。
また、前記後露光操作される前に、表面改質処理機構200をシリンダー100外周面に近づけて所定位置で保持させ、シリンダー100を回転させながら供給タンク201に収容された表面改質剤50を塗布ロール202にて感光性樹脂層10全表面に塗布し感光性樹脂層10の表面性質を改質させてから後露光操作を行えば感光性樹脂層表面特性が向上し、更に後露光の効果が上がることになる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の方法によれば、感光性樹脂液を金属シリンダー基材外周面に均一に塗布して継ぎ目がないシームレスシリンダー印刷原版に加工すると共に、ディジタル画像データから直接に塗布された感光性樹脂液に画像を形成させるため、従来のイメージセッターなどから出力されるネガフィルム作製工程が不要となり、合理化や省資源化が図れ、更に乾式現像にて処理されるため洗浄廃液などが全く発生しない環境に優しい製版システムとなる。また、本発明の装置によれば、この方法が容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に好適な製造装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施に好適な製造装置の概略構成を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態にかかるDMD方式による感光性樹脂液への活性光の照射状態を説明する図である。
【符号の説明】
10:感光性樹脂液
20:活性光
30:ホットエアー
40:拭き取りシート
50:表面改質剤
100:シリンダー
101、102:シャフト
103:カップリング
104:回転機構
105:軸受け
106:ロータリーエンコーダ
107:ガイド機構
110:感光性樹脂液塗布機構
111:バケット
112:固定板
113:開閉板
114:感光性樹脂液補給機構
120:ディジタル露光ヘッド
121:活性光源
122:コンデンサーレンズ
123:2次元マイクロミラーアレー
124:投射レンズ
130:リニアステージ
131:リニアモータガイド
132:リニアモータ
133:リニアスケール
134:支持テーブル
140:未硬化樹脂回収機構
141:ホットエアーナイフ
142:エアーブロワー
143:ヒーター温調機構
144:エアーナイフノズル
145:真空吸引機構
146:弾性体ブレード
147:吸引ノズル
148:分離器
149:真空ポンプ
150:未硬化樹脂拭き取り機構
151:拭き取りシート原反
152:弾性ロール
153:駆動ロール
154:巻き取り機構
160:活性光照射器
161:活性光源
162:遮蔽フード
200:表面改質処理機構
201:供給タンク
202:塗布ロール
300:RIPサーバ
400:コントローラ

Claims (10)

  1. (a)外周面に感光性樹脂との接着層を有する剛性の高いシリンダーを回転駆動手段と一体に回転可能とするシリンダーの装着工程、(b)シリンダーを一定方向に回転させながらシリンダー外周面に一定厚みの感光性樹脂液を供給する塗布工程、(c)当該塗布された感光性樹脂液の画像形成領域をシリンダー軸芯を中心として所定角度で均等に分割し(シリンダー一回の回転停止操作にて一度に露光される領域であり、以後バンドと呼ぶ。)、当該バンドを更にシリンダー軸芯長手方向に所定距離で均等に分割し(一回の露光領域であり、以後ブロックと呼ぶ。)、分割された各バンドのシリンダー回転角度(以後回転角度と呼ぶ。)と各バンドを構成する各ブロックのシリンダー軸芯長手方向の距離(以後リニア軸距離と呼ぶ。)を算出する計算行程、(d)(d−1) 前記算出された所定ブロックのリニア軸距離を基にDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)を直線移動させる主走査行程、(d−2) 予め用意されたディジタル画像記録信号に基づき、当該1ブロックを構成する2次元行列の碁盤目の微小区画(露光単位であり、以後画素と呼ぶ。)毎にDMDにより独立して活性光線を変調して選択的に露光するブロック画像工程を1バンドを構成するブロック数分繰り返すバンド画像行程、(d−3) 前記算出された所定バンドの回転角度を基にシリンダーを回転させる副走査行程とからなる1サイクルを、全バンド数分繰り返して塗布された感光性樹脂液全面にディジタル画像記録信号に応じた画像を形成するディジタル画像工程、(e)感光性樹脂層から未硬化樹脂を除去する工程、(f)回転駆動手段からシリンダーを取り外す工程よりなることを特徴とするシームレスシリンダー印刷版の製造方法。
  2. (d)ディジタル画像工程の後に、引き続いて(g)ディジタル画像形成された感光性樹脂層上に前記(b)〜(d)行程を1回以上繰り返す積層行程を行うことを特徴とする請求項1記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法。
  3. (e)未硬化樹脂を除去する工程と(f)シリンダーを取り外す工程との間に、画像形成された感光性樹脂層に活性光を全面照射する後露光行程、又は画像形成された感光性樹脂層を表面改質する行程とそれに続く当該後露光行程を追加することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法。
  4. (a)シリンダーの装着行程と(b)感光性樹脂液を供給する塗布行程との間に、シリンダー外周面に一定厚みの感光性樹脂液を塗布した後、シリンダーを一定方向に回転させながら当該感光性樹脂液に活性光を均一に照射して、塗布された感光性樹脂液の全てを硬化させる全硬化型露光を行う工程を1回以上繰り返すことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法。
  5. (b)感光性樹脂液を供給する塗布行程と(c)感光性樹脂液の画像
    形成領域を分割して計算する行程との間に、シリンダーを一定方向に回転させながら感光性樹脂液が硬化しないレベルの光量にて活性光を均一に全面照射する励起露光行程を追加することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシームレスシリンダー印刷版の製造方法。
  6. (A)シリンダーを一体に連結して回転及び所定の回転角度で正確に停止できる構造となっている回転駆動機構と、(B)シリンダーの回転角度を検出する手段と、(C)シリンダー外周面へ感光性樹脂液を一定厚みに塗布する手段と当該外周面から離れる手段とを備えた感光性樹脂液供給機構と、(D)シリンダー外周面に塗布してある感光性樹脂液の画像形成領域をバンドに分割して回転角度を算出、分割されたバンドを更にブロックに分割してリニア軸距離を算出、このリニア軸距離に基づいて所定ブロック位置へとDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)方式ディジタル露光ヘッドを直線移動させる制御信号と前記ディジタル露光ヘッドが1バンド分直線移動した後(A)シリンダーの回転駆動機構を所定角度回転させる制御信号とを発信するコントローラと、(E)ディジタル画像記録信号を受信して記憶し、これを活性光変調電子制御信号へと変換する手段と、活性光源を有し活性光が入射する2次元行列を構成する全素子が、前記活性光変調電子制御信号に基づいて独立して前記素子毎に当該活性光を変調して感光性樹脂液1ブロックの画素を選択的に照射する手段と、活性光の伝送経路に備えたレンズからなる前記ディジタル露光ヘッドと、(F)前記コントローラからの制御信号を受信して当該露光ヘッドをシリンダー外周面から一定距離に保持してシリンダー軸芯長手方向に線形移動させる機構と、(G)シリンダー外周面で画像形成された感光性樹脂層の未硬化樹脂を除去する手段とから構成されたことを特徴とするシームレスシリンダー印刷版の製造装置。
  7. シリンダー外周面の周囲に活性光照射器が設けられていることを特徴とする請求項6記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置。
  8. シリンダー外周面の周囲に画像形成された感光性樹脂層の表面を改質処理する機構が設けられていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置。
  9. 活性光照射器が、メタルハライドランプ或いは高圧水銀灯或いはケミカルランプ或いは殺菌線ランプ等の波長域200〜450ナノメートルを出力する紫外光源であることを特徴とする請求項7又は8に記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置。
  10. (G)シリンダー外周面で画像形成された感光性樹脂層の未硬化樹脂を除去する手段が、吸引ノズルに設けられた弾性体ブレードとホットエアーナイフからなる未硬化樹脂回収機構、又それに加えて未硬化樹脂拭き取り機構とからなることを特徴とする請求項6〜のいずれかに記載のシームレスシリンダー印刷版の製造装置。
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