JP4696585B2 - 苗移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、苗移植機に関するものである。
先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体を備え、該苗植付け体が上下動機構により下端部が圃場面より下方となる位置まで下動した状態で、開閉機構により苗植付け体の下端部を前後に開いて該苗植付け体の内側に収容した苗を下方に放出して苗を植え付け、苗を植え付けた後、上下動機構により苗植付け体が上動する構成の苗移植機が知られている(特許文献1参照。)。
特開2000−253710号公報
上記の苗移植機は、大きな苗を植え付ける場合に、植え付けた苗が上動する苗植付け体に干渉して倒れたり引っかかったりして、苗の植付姿勢が悪化するおそれがある。
そこで、本発明は、苗の植付姿勢を良好にできる苗移植機を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上下動機構(21)により下動して圃場に苗を植え付け、苗を植え付けた後、上動する苗植付け体(20)と、該苗植付け体(20)の苗植付け個所の後方の左右両側近傍位置に配置された覆土鎮圧輪(25)を備える苗移植機において、植え付けた苗が上動する苗植付け体(20)に干渉しないように該苗を押し避ける苗避け具(32)を設け、苗植付け体(20)と共に上下動する駆動部材(38)が駆動カムアーム(37)に当接することにより苗避け具(32)を連動させる連動機構を、苗植付け体(20)の作動軌跡(T)よりも上側で且つ苗植付け体(20)の後側から左右一方側にかけて苗植付け体(20)から離れた位置で迂回させて配置し、苗植付け体(20)の上動時に苗避け具(32)が作動して苗を押し避ける構成とし、駆動部材(38)が駆動カムアーム(37)に当接しない通常状態では、苗避け具(32)の横方向部分(32c)が苗植付け体(20)の上下動を妨げないよう苗植付け体(20)の前側に位置し、駆動部材(38)が駆動カムアーム(37)に当接すると、前記横方向部分(32c)が後側へ回動して苗植付け体(20)に対して後側位置まで移動する構成とし、横方向部分(32c)が平面視で覆土鎮圧輪(25)に重複する位置まで後側へ回動する大作動状態と、横方向部分(32c)が覆土鎮圧輪(25)よりも前側の位置まで後側へ回動する小作動状態に苗避け具(32)の作動量を変更可能な作動量変更手段を設けた苗移植機とした
また、請求項2に記載の発明は、苗避け具(32)は、下側に延びる回動軸部分(32a)と、該回動軸部分(32a)に連設される傾斜部分(32b)と、該傾斜部分(32b)に連設される横方向部分(32c)と、該横方向部分(32c)の先端から上側に立ち上がる立ち上がり部(32d)を備え、立ち上がり部(32d)を横方向部分(32c)に対して前側に偏位させ、傾斜部分(32b)に左側のスクレーパ(40)を設け、苗避け具(32)の後側への作動で左側のスクレーパ(40)が苗植付け体(20)の左側部分の外面に接触する構成とし、立ち上がり部(32d)に右側のスクレーパ(40)を設け、苗避け具(32)の後側への作動で右側のスクレーパ(40)が苗植付け体(20)の右側部分の外面に接触する構成とし、左側のスクレーパ(40)に対して右側のスクレーパ(40)を上位に配置した請求項1に記載の苗移植機とした
よって、請求項1に記載の発明によると、植え付けた苗が上動する苗植付け体20に干渉するのを防止でき、苗の植付姿勢を良好に維持できる。また、連動機構を、苗植付け体20の作動軌跡Tよりも上側で且つ苗植付け体20の後側から左右一方側にかけて苗植付け体20から離れた位置で迂回させて配置したので、植え付けた苗が大きい苗(大苗)であっても該苗に干渉するようなことがなくて苗の植付姿勢が悪化するようなことがない。更に、苗植付け体20が上動する際、苗避け具32が作動して植え付けた苗が前記苗植付け体20に干渉しないように押し避けられる。このとき、作動量変更手段により、植え付けた苗の状況に応じて、該苗が上動する植付け体20にあまり干渉しないときは、苗避け具32の作動量を小さく変更し、苗避け具32によりかえって苗の姿勢が悪化するようなことを防止できる。一方、前記苗が上動する植付け体20に激しく干渉するときは、苗避け具32の作動量を大きく変更し、上動する植付け体20に干渉して苗の姿勢が悪化するのを苗避け具32により確実に防止できる。特に、植え付けた苗が確実に苗植付け体20に巻き込まれないようにしたいときは、大作動状態まで苗避け具32を作動させ、左右の覆土鎮圧輪25間の空間まで苗を押し避けて該空間を有効利用することができる。一方、植え付けた苗が覆土鎮圧輪25並びにその周辺部材に巻き込まれるおそれがあるときは、小作動状態まで苗避け具32を作動させ、苗が苗植付け体20の直後には押し寄せられるが覆土鎮圧輪25の位置までは押し寄せないようにできる。従って、苗の状況に応じて苗避け具32の作動量を変更でき、苗の植付姿勢の更なる適正化が図れる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果に加えて、スクレーパ40の作動機構を苗避け具32の作動機構(連動機構)と兼用でき、コストダウンが図れる。また、立ち上がり部32dを横方向部分32cに対して前側に偏位させたので、立ち上がり部32dひいては該立ち上がり部32dに取り付けたスクレーパ40が苗の葉に先に当接するようなことが抑えられ、苗の押し避け作用を適正に得ることができる。このとき、立ち上がり部32dが横方向部分32cより前側に偏位しているので、傾斜部分32bに設けた左側のスクレーパ40に遅れて立ち上がり部32dに設けた右側のスクレーパ40が苗植付け体20の近くに到達することになり、右側のスクレーパ40が遅れて到達する分、苗植付け体20が上動して該苗植付け体20の外面に的確に接触できなくなるおそれがあるが、左側のスクレーパ40に対して右側のスクレーパ40を上位に配置したので、左右のスクレーパ40を共に的確に苗植付け体20の外面に作用させることができ、苗植付け体20の左右外面の泥落としを適確に行える。
この発明の一実施例としての苗移植機1を以下に説明する。尚、以下の説明では、操縦ハンドル2を配置した側を後とし、その反対側、即ちエンジン3を配置した側を前とする。そして、機体後部において機体前部側に向って立つ作業者の右手側を右とし、左手側を左とする。この苗移植機は、機体を前進走行可能とする走行車体4と、該走行車体4の後部に設けた歩行操縦用の操縦ハンドル2と、圃場に苗を植付ける苗植付装置5とを備えた構成としている。
走行車体4は、エンジン3と、該エンジン3の動力が伝達されて駆動回転する左右一対の駆動車輪である後輪6,6と、該後輪6,6の前方に転動自在に支持した左右一対の前輪7,7とを備えている。
エンジン5の後部にはミッションケース8を配置し、エンジン3からの動力がミッションケース8内の伝動機構に伝達される構成となっている。そして、該ミッションケース8の後側に延設される植付伝動ケース9を設けており、ミッションケース8内の動力が植付伝動ケース9内の伝動機構に伝達されて苗植付装置5が作動する構成となっている。ミッションケース8の左右両側部には、前後に長い走行用の伝動ケース10,10の前部を回動自在に取り付けている。そして、この走行用の伝動ケース10,10の後部側方に突出させた車軸11、11に後輪6,6を装着している。伝動ケース10,10の前部の回動軸心X位置には、ミッションケース8から左右両外側方に延出させた車輪駆動軸の先端が入り込んで、ミッションケース8内の走行部系変速伝動部を経た走行用の動力が伝動ケース10,10内の伝動機構に伝達される。そして、走行用の動力は伝動ケース10,10内の伝動機構を介して伝動ケース10,10の後端側の車軸11,11に伝動し、後輪6,6が駆動回転するようになっている。尚、ミッションケース8内に設けた左右それぞれのサイドクラッチ(図示せず)により、左右各々の後輪6,6の駆動を断つことができる構成になっている。従って、機体を旋回させるときには、前記サイドクラッチにより旋回内側となる左右一方の後輪6を非駆動状態にしてスム−ズに旋回できるようになっている。
また、走行用の伝動ケース10,10には、後輪6,6を上下させるよう該伝動ケース10,10を上下回動する駆動手段を連結している。具体的には、伝動ケース10,10のミッションケース8への取付部に上方に延びるアーム12,12を一体的に取り付けていて、該アーム12,12をミッションケース8に固定された昇降用油圧シリンダ13のピストンロッド先端に取り付けた連結体14の左右両側部と連結している。左右一方側(右側)は、ロッド15で連結し、他方側(左側)は、機体の傾斜に応じて伸縮作動可能な左右水平制御用油圧シリンダ16で連結している。昇降用油圧シリンダ13が作動してそのピストンロッドが機体後方に突出すると、左右の前記アーム12,12は後方に回動し、これに伴い伝動ケース10,10が下方に回動して、機体が上昇する。反対に、昇降用油圧シリンダ13のピストンロッドが機体前方に移動してシリンダ内に引っ込むと、左右の前記アーム12,12は前方に回動し、これに伴い伝動ケース10,10が上方に回動して、機体が下降する。この昇降用油圧シリンダ13は、圃場面に接地して機体と圃場面との上下間隔の変動にともなって動作するセンサーSによって作動する。センサーSの動作は機体に対する圃場面高さを検出する動作となり、そのセンサーSの検出動作に基いて機体を圃場面高さに対して設定高さになるよう昇降用油圧シリンダ13が作動するよう構成している。また、操縦ハンドル2近傍に配置した植付・昇降操作具17の人為操作によって機体を上昇或は下降させるよう昇降用油圧シリンダ13が作動する構成ともしている。尚、この植付・昇降操作具17は、苗植付装置5の駆動の入切も行える構成となっている。また、前記左右水平制御用油圧シリンダ16が伸縮作動すると、その左右水平制御用油圧シリンダ16と連結する左側のアーム12が回動して、左側の後輪6と右側の後輪6を互いに異なる高さにし、機体を左右に傾斜させる。この左右水平制御用油圧シリンダ16は、機体の左右傾斜角を検出するセンサの検出結果に基づいて機体が所望の左右傾斜姿勢となるように作動するよう構成している。
左右前輪7,7は、エンジン3下方の左右中央位置で前後方向の軸心周りに回動自在に取り付けた横フレーム18の左右両側部に、上下に長い縦フレーム18a,18aを取付け、その下端部側方に固着した車軸19,19に回転自在に取り付けている。従って、左右前輪7,7は、機体の左右中央の前後方向の軸心周りにローリング動自在となっている。横フレーム16の左右両側部に対して縦フレーム16a,16aを上下調節可能に設けていて、前輪7,7の高さ調節をすることができるようになっている。
前記操縦ハンドル2は、機体後端部で左右一方側(右側)に偏位して設けられ、後輪6,6の車軸11,11より機体後方に位置している。具体的には、ミッションケース8に前端部を固定した機体フレーム2bの後端部に取り付けている。機体フレーム2bは、機体の左右中央から左右一方側(右側)に偏った位置に配置されて後方に延び、また、前後中間部から斜め後上方に延びている。操縦ハンドル2は、機体フレーム2bの後端部から左右に後方に延びてその各後端部を操縦ハンドル2のグリップ部2a,2aとしている。操縦ハンドル2の左右のグリップ部2a,2aは、作業者がそのグリップ部2a,2aを楽に手で握れるように適宜高さに設定する。なお、この苗移植機ではグリップ部2a,2aを左右に分かれた構成としているが、操縦ハンドル2の左右の後端部を互いに左右に連結してその連結部分をグリップ部としても良い。
尚、上記走行車体1は、接地して駆動回転する走行駆動部を、前後車輪を備えた四輪式の走行駆動部の構成としたものであるが、クローラー式の走行駆動部の構成とすることもできる。
苗植付装置5は、先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体20と、該苗植付け体20の下端部が圃場面より上方となる位置と圃場面より下方となる位置とに苗植付け体20を上下動させる上下動機構21と、くちばし状の苗植付け体20の下端部が閉じて上方から苗を受け入れて内側に苗を収容可能する閉状態と苗植付け体20の下端部が開いて内側に収容した苗を下方に放出可能する開状態とに苗植付け体20を開閉する開閉機構22とを備えている。尚、前記苗植付け体20は、左右に分割構成されており、前記上下動機構21による下死点位置から上動するとき前記開閉機構22により下端部が左右に開閉する構成となっている。従って、機体を前進させながら大きい苗(大苗)を植え付ける際、植え付けた苗の前後に苗植付け体20がなく開放されるので、苗植付け体20で植え付けた苗を前後に倒したり引っかけたりするようなことが抑えられ、苗の植付精度が向上する。また、苗植付け体20は、前記上下動機構21により、上下に長いループ状の作動軌跡Tで上下動し、下動時の姿勢を直立姿勢に対して下部が上部より前側になった後倒姿勢となるように設定され、下動下端位置(下死点位置)で後倒姿勢から前倒姿勢に姿勢変更し、上動時の姿勢を直立姿勢に対して下部が上部より後側になった前倒姿勢となるように設定されている。また、苗植付け体20は、後輪6,6の車軸11,11位置より後側に配置されている。
前記苗植付け体20の上方には、苗を上方から受け入れた苗を落下案内させて苗植付け体20に供給するための筒状の苗供給案内体23を備える。この苗供給案内体23は、平面視四角形状で上側ほど幅広となる形状となっており、上端の苗供給口23aが広くなるため作業者が苗供給しやすく、下端の苗落下口が狭くなるため苗植付け体20へ適確に苗を案内して落下供給させることができる。尚、この苗供給案内体23は、上下動機構21の作動で苗植付け体20と共に一体的に上下動し、苗植付け体20との位置関係が常に所定に保たれる。
苗供給案内体23の前側には、該苗供給案内体23へ供給する苗を載置する苗載置台24を設けている。従って、この苗移植機は、操縦ハンドル2が偏位した左右一方側(右側)とは左右反対側(左側)の後輪6の後側に、作業者が立って前に歩きながら前記苗載置台24から苗供給案内体23へ苗を補給する作業を可能とする作業空間Wを形成している。
この苗植機は、苗植付け体20が植付けた苗に対して覆土鎮圧するための覆土鎮圧輪25、25を苗植付け体20の苗植付け個所の後方左右両側近傍位置に設けている。この覆土鎮圧輪25,25は、転動輪である。機体フレーム2bに固定された取付部材26に左右方向の回動支点軸27a回りに上下回動自在に前後に延びる主支持フレ−ム27を設け、該主支持フレ−ム27の回動先端側(後側)に固着された副支持フレーム28に左右の覆土鎮圧輪25,25が取り付けられている。前記副支持フレ−ム28は主支持フレ−ム27から機体側面視で前斜め下側に延びる形態となっており、覆土鎮圧輪25,25は主支持フレ−ム27から離れた下方位置に配置されている。また、副支持フレ−ム28は、平面視で前側(回動支点軸27a側)及び背面視で下側が開放するようなコの字型いいかえれば門型の形態となっており、パイプフレ−ムを適宜折り曲げて構成されている。この副支持フレ−ム28の前斜め下側に延びる左右両端部の左右方向内側に、転動用支持軸29,29を介して該軸29,29に対して回転自在に覆土鎮圧輪25,25が取り付けられている。尚、主支持フレ−ム27の後端にはウエイト30が装着され、このウエイト30の重力により覆土鎮圧輪25,25の鎮圧力を得るようになっている。
植付伝動ケース9の後端から後側に延びる植付部フレーム31には、苗避け具32を上下方向の回動軸部分32aを中心に横方向に回動可能に設けている。この苗避け具32は、棒材で構成され、前記回動軸部分32aが植付部フレーム31の下側まで延び、該回動軸部分32aに連設される傾斜部分32bと該傾斜部分32bに連設される横方向部分(水平部分、作用部分)32cとを備えている。この横方向部分(水平部分)32cが、苗植付け体20の作動軌跡T内を移動して植え付けた苗を押し避ける構成となっている。前記回動軸部分32aには作動アーム33を固着し、該作動アーム33に連結され該アーム33から後側に延びる連結ロッド34と、該連結ロッド34の他端が連結され前後方向に回動するカウンタアーム35と、該カウンタアーム35から右側に延び該アーム35と一体回動する伝達軸36と、機体左右中央位置で該伝達軸36と一体回動する駆動カムアーム37とを設けている。尚、前記伝達軸36は、苗避け具32の回動軸部分32aより後側で植付部フレーム31に回動可能に支持されている。そして、苗植付装置5の苗植付け体20の後側には、上下動機構21により苗植付け体20と共に上下動する駆動部材(駆動ピン)38を苗植付け体20より上側で後側に突出させて設けている。従って、前記駆動部材(駆動ピン)38は、苗植付け体20の上下動に連動して上下に長いループ状の作動軌跡U上を移動する。この作動軌跡Uの後側部分すなわち苗植付け体20の上動と共に駆動部材38が上動する部分の中途位置で、駆動部材38が前記駆動カムアーム37に当接し、駆動カムアーム37を上側へ揺動させる構成となっている。従って、駆動部材38の上動に連動して、駆動カムアーム37、伝達軸36、カウンタアーム35、連結ロッド34及び作動アーム33を介して苗避け具32が横方向に回動する構成となっている。すなわち、前記駆動カムアーム37、伝達軸36、カウンタアーム35、連結ロッド34及び作動アーム33により、苗植付け体20の上下動(上動)に苗避け具32を連動させる連動機構が構成されている。この連動機構は、苗植付け体20の作動軌跡Tより上側位置で且つ苗植付け体20の後側から左右一方側(左側)にかけて配置され、苗植付け体20から離れた位置に迂回して設けられているため、植え付けた苗が大きい苗(大苗)であっても該苗に干渉するようなことがなくて苗の植付姿勢が悪化するようなことがない。
図4(a)に実線で示すように、駆動部材38が前記駆動カムアーム37に当接していない通常状態では、苗避け具32の横方向部分(水平部分)32cが苗植付け体20の前側に位置して苗植付け体20の上下動を妨げない。そして、駆動部材38が前記駆動カムアーム37に当接すると、前記横方向部分(水平部分)32cが後側へ回動して苗植付け体20に対して後側位置(図4(a)に示す仮想線の位置)まで移動する。この横方向部分32cの後側への回動開始は苗植付け体20の下端が横方向部分32cより上位まで上動したタイミングで行われ、苗植付け体20が上死点から下動し始めるまでに横方向部分32cが元の通常位置まで戻る構成となっている。詳しくは、苗植付け体20が上死点に到達する前で開閉機構22により苗植付け体20の下端部が閉じた後に横方向部分32cが元の通常位置へ戻り始める。従って、苗避け具32の作動は、苗植付け体20の上下動を妨げない。尚、苗避け具32は、駆動部材38が前記駆動カムアーム37に当接していない状態では連動機構に備える復帰用スプリング(図示せず)により通常位置に戻る構成となっている。よって、苗植付け体20の上動に連動して植え付けた苗の葉を苗避け具32の横方向部分32cが後方へ押し避け、苗植付け体20の上動中に開閉機構22により苗植付け体20の下端部が閉じて植え付けた苗の葉を挟み込むようなことを確実に防止でき、植え付けた苗の損傷や姿勢の悪化を防止できる。尚、左右に分割回動して植え付けた苗の前後が開放される苗植付け体20に対して、その開放される方向(後方)に苗避け具32の横方向部分32cを作動させる構成であるため、大苗であっても苗の葉を円滑に苗植付け体20の内部から外方へ押し出すことができる。
作動アーム33には、連結ロッド34を連結するための孔39を複数設けている。従って、連結ロッド34を連結する孔39を変えて作動アーム33における連結ロッド34の連結位置を変更することにより、苗避け具32の作動量を変更することができ、これにより作動量変更手段が構成されている。具体的には、苗避け具32の横方向部分(作用部分)の回動角度が120度の大作動状態と前記回動角度が80度の小作動状態とに切り替えできる。これにより、苗丈が短い苗を植え付けるときや土壌の保持力が弱く苗の植付姿勢が安定しにくいときは、前記小作動状態に設定して、苗避け具32の作動で植え付けた苗が傾いてかえって苗の姿勢が悪化するようなことを防止できる。また、苗の葉が側方へ大きく広がる大苗を植え付けるときや土壌の保持力が強く苗の植付姿勢が安定しているときは、前記大作動状態に設定して、苗避け具32の作動で上動する苗植付け体20に干渉して植え付けた苗の姿勢が悪化するのを確実に防止できる。また、上述の連結ロッド34の連結位置の変更により苗植付け体20の上動速度に対する苗避け具32の作動速度も変更され、大作動状態のとき苗避け具32の作動速度が速くなり、小作動状態のとき苗避け具32の作動速度が遅くなる。従って、この苗移植機1は、苗避け具32の作動速度を変更する作動速度変更手段を備えている。前述と同様に、苗丈が短い苗を植え付けるときや土壌の保持力が弱く苗の植付姿勢が安定しにくいときは、苗避け具32の作動速度を遅くすれば、植え付けた苗が傾いてかえって苗の姿勢が悪化するようなことを防止できる。また、苗の葉が側方へ大きく広がる大苗を植え付けるときや土壌の保持力が強く苗の植付姿勢が安定しているときは、苗避け具32の作動速度を速くすれば、上動する苗植付け体20に干渉して植え付けた苗の姿勢が悪化するのを確実に防止できる。尚、苗避け具32の作動速度は苗植付け体20の上動速度に比例するので、苗植付け体20の上動に植付苗が干渉するのを適確に防止できる。
また、図4(a)に示すように、苗避け具32の横方向部分(作用部分)32cが、前記大作動状態のときは平面視で覆土鎮圧輪25に重複する位置となり、前記小作動状態のときは覆土鎮圧輪25より前側に位置する。これにより、植え付けた苗が確実に苗植付け体20に巻き込まれないようにしたいときは、前記大作動状態まで苗避け具32を作動させ、左右の覆土鎮圧輪25、25間の空間まで苗を押し避けて該空間を有効利用することができる。一方、植え付けた苗が覆土鎮圧輪25並びにその周辺部材に巻き込まれるおそれがあるときは、前記小作動状態まで苗避け具32を作動させ、苗が苗植付け体20の直後には押し寄せられるが覆土鎮圧輪25の位置までは押し寄せないようにできる。尚、副支持フレ−ム28は、平面視で前側(回動支点軸27a側)及び背面視で下側が開放するようなコの字型いいかえれば門型の形態となっているため、苗植付け体20による苗植付位置から極力離れるように構成されており、左右の覆土鎮圧輪25,25間の空間まで苗を押し避けたとき苗の葉が覆土鎮圧輪25並びにその周辺部材(副支持フレ−ム28を含む)に干渉しないような構造となっている。特に、副支持フレ−ム28の上位ほど苗植付け体20から離れる側(後側)に位置しているので、押し避けられた苗の先端部が該フレーム28に干渉しにくくなり、効率良く該フレーム28への植付苗の干渉を防止できる。また、平面視でコの字型の副支持フレ−ム28の空間内に駆動部材(駆動ピン)38が位置する構成となっており、上下動する駆動部材(駆動ピン)38も副支持フレ−ム28に干渉することがない。
また、苗避け具32の傾斜部分32bは平面視で覆土鎮圧輪25の主支持フレ−ム27と重複しているが、傾斜させているため主支持フレ−ム27の上下回動範囲内では該主支持フレ−ム27と干渉しないように配置されている。苗避け具32自体は、左側(左右同じ側)に配置される苗植付装置5の上下動機構21(リンク機構)と干渉しないような構造となっている。
また、苗避け具32の傾斜部分32bにはスクレーパ40を固着しており、苗避け具32 の後側への作動で前記スクレーパ40が左右に開いた苗植付け体20の左側部分(苗避け具32側)の外面に接触し、このスクレーパ40が接触した状態で苗植付け体20が上動することにより前記外面の泥を落とす構成となっている。尚、このスクレーパ40は、苗植付け体20の外面形状に合わせて上側ほど左右方向外側となるように傾斜している。これにより、スクレーパ40の作動機構を苗避け具32の作動機構(連動機構)と兼用でき、コストダウンが図れる。尚、図6(b)に示すように、苗避け具32の横方向部分(作用部分)32cの先端を延長して上側に立ち上がる立ち上がり部32dを設け、該立ち上がり部32dにスクレーパ40を装着して該スクレーパ40が左右に開いた苗植付け体20の右側部分の外面に接触するように構成すれば、苗植付け体20の右側部分の外面の泥も落とすことができる。このとき、前記立ち上がり部32dが横方向部分(作用部分)より苗避け具32の回動先端側となるため、立ち上がり部32dひいては該立ち上がり部32dに取り付けた右側のスクレーパ40が先に植え付けた苗に先に接触し、該スクレーパ40が邪魔になって苗を適正に押し避けられないおそれがある。そこで、図7に示すように、立ち上がり部32dを横方向部分(作用部分)に対して苗避け具32の回動始端側(前側)に偏位させた構成とすることにより、立ち上がり部32dひいては該立ち上がり部32dに取り付けたスクレーパ40が苗の葉に先に当接するようなことが抑えられ、苗の押し避け作用を適正に得ることができる。このとき、立ち上がり部32dが横方向部分(作用部分)32cより苗避け具32の回動始端側(前側)に偏位しているので、傾斜部分32bに設けた左側のスクレーパ40に遅れて立ち上がり部32dに設けた右側のスクレーパ40が苗植付け体20の近くに到達することになり、右側のスクレーパ40が遅れて到達する分、苗植付け体20が上動して該苗植付け体20の外面に的確に接触できなくなるおそれがある。そこで、図7(b)に示すように、前記の苗植付け体20の上動に相当する分、左側のスクレーパ40に対して右側のスクレーパ40を上位に配置すれば、左右のスクレーパ40,40を共に的確に苗植付け体20の外面に作用させることができ、苗植付け体20の左右外面の泥落としを適確に行える。
また、機体後部左側に設けた後方に延びる操舵レバー41を左右に操作することにより、左側の縦フレーム18aを回動させて左側の前輪7を左右に操向させると共に、左側の縦フレーム18aからタイロッド42を介して右側の縦フレーム18aを回動させて右側の前輪7を左右に操向させる。従って、操舵レバー41の操作により、左右の前輪7、7を同じ方向に操向させる構成となっている。操舵レバー41のレバーガイド41aに備える多数の固定溝(図示せず)により、左右の前輪7、7の適宜の操向角度に設定できると共に、操舵レバー41を把持していなくても前記操向角度が変化しないように固定することができる。従って、傾斜地を走行するときや左右一方の車輪6、7のみが畝溝を通過するとき等、機体が左右に傾斜して直進走行しにくい場合に、操舵レバー41により左右の前輪7、7を機体傾斜の上位側に操向させた状態で固定し、機体傾斜の下位側に機体が移行するのを抑えて直進性を向上させることができる。また、操舵レバー41により、機体の傾斜度合いに応じて左右の前輪7、7の機体傾斜の上位側への操向角度を変更でき、機体を良好に直進走行させることができる。この操舵レバー41は、機体の左右一方側(右側)に偏位した操縦ハンドル2とは左右反対側(左側)で且つ該レバー41側となる左右一方(左側)の後輪6の後方に位置しているので、前記後輪6後方の作業空間Wで苗供給案内体23へ一株づつ苗供給する作業者が苗供給作業をしながら機体の進路によって左右の前輪7、7の操向角度を変更するべく容易に操作することができ、作業性が向上する。
操舵レバー41が配置された側とは左右反対側(右側)の前輪7の平面視で前方の位置には、機体の進行方向の指標となるマーカ43を設けている。このマーカ43は、左右前輪7,7を支持する横フレーム18に固着して設けられている。従って、マーカ43により機体の進行方向を確認して、操舵レバー41により前輪7、7を適正な操向角度に設定することができる。また、前記マーカ43は、平面視で右側の前輪7と重複する位置にあるので、右側の前輪7と該マーカ43との向きを視認して前輪7、7の操向角度を判断するのにも便利であり、前輪7、7の操向角度設定を適切に且つ容易に行える。尚、上述のマーカ43は、機体側に固定されたものについて説明したが、右側の縦フレーム18a等に取り付けて前輪7、7と共に操向されるものとしてもよい。この場合も、機体前側に延びるマーカの向きで前輪7、7の操向角度を容易に判断でき、前輪7、7の操向角度設定を適切に且つ容易に行える。
この苗植機1により、左右一対の前輪7、7と左右一対の後輪6、6で前進走行しながら、作業者が供給した苗を苗供給案内体23を介して苗植付け体20へ供給し、苗植付け体20を作動させて圃場へ苗植付作業をすることができる。
苗植機の側面図 苗載置台を省略した苗植機の平面図 覆土鎮圧輪支持構造を示す斜視図 苗避け具を示す図((a)平面図、(b)側面図、(c)スクレーパを省略した側面図) 覆土鎮圧輪及び副支持フレームを示す一部断面背面図 スクレーパを示す背面図((a)片方のみ、(b)左右両側) 異なる苗避け具を示す図((a)平面図、(b)背面図)
1:苗移植機、20:苗植付け体、21:上下動機構、25:覆土鎮圧輪、32:苗避け具、32a:回動軸部分、32b:傾斜部分、32c:横方向部分、32d:立ち上がり部、33:作動アーム、34:連結ロッド、35:カウンタアーム、36:伝達軸、37:駆動カムアーム、38:駆動部材(駆動ピン)、39:孔、40:スクレーパ、T:作動軌跡

Claims (2)

  1. 上下動機構(21)により下動して圃場に苗を植え付け、苗を植え付けた後、上動する苗植付け体(20)と、該苗植付け体(20)の苗植付け個所の後方の左右両側近傍位置に配置された覆土鎮圧輪(25)を備える苗移植機において、植え付けた苗が上動する苗植付け体(20)に干渉しないように該苗を押し避ける苗避け具(32)を設け、苗植付け体(20)と共に上下動する駆動部材(38)が駆動カムアーム(37)に当接することにより苗避け具(32)を連動させる連動機構を、苗植付け体(20)の作動軌跡(T)よりも上側で且つ苗植付け体(20)の後側から左右一方側にかけて苗植付け体(20)から離れた位置で迂回させて配置し、苗植付け体(20)の上動時に苗避け具(32)が作動して苗を押し避ける構成とし、駆動部材(38)が駆動カムアーム(37)に当接しない通常状態では、苗避け具(32)の横方向部分(32c)が苗植付け体(20)の上下動を妨げないよう苗植付け体(20)の前側に位置し、駆動部材(38)が駆動カムアーム(37)に当接すると、前記横方向部分(32c)が後側へ回動して苗植付け体(20)に対して後側位置まで移動する構成とし、横方向部分(32c)が平面視で覆土鎮圧輪(25)に重複する位置まで後側へ回動する大作動状態と、横方向部分(32c)が覆土鎮圧輪(25)よりも前側の位置まで後側へ回動する小作動状態に苗避け具(32)の作動量を変更可能な作動量変更手段を設けた苗移植機。
  2. 苗避け具(32)は、下側に延びる回動軸部分(32a)と、該回動軸部分(32a)に連設される傾斜部分(32b)と、該傾斜部分(32b)に連設される横方向部分(32c)と、該横方向部分(32c)の先端から上側に立ち上がる立ち上がり部(32d)を備え、立ち上がり部(32d)を横方向部分(32c)に対して前側に偏位させ、傾斜部分(32b)に左側のスクレーパ(40)を設け、苗避け具(32)の後側への作動で左側のスクレーパ(40)が苗植付け体(20)の左側部分の外面に接触する構成とし、立ち上がり部(32d)に右側のスクレーパ(40)を設け、苗避け具(32)の後側への作動で右側のスクレーパ(40)が苗植付け体(20)の右側部分の外面に接触する構成とし、左側のスクレーパ(40)に対して右側のスクレーパ(40)を上位に配置した請求項1に記載の苗移植機。
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