JP4695769B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置に係り、特に可撓性基板を用いた半導体装置に関する。
【0002】
従来から、半導体装置に対しては小型化及び高密度化が望まれている。
【0003】
高密度化を図り得る半導体装置としては、TAB(Tape Automated Bonding)テープを用いたTCP(Tape Carrier Package)が知られている。このTCP構造の半導体装置は、リード間ピッチを狭ピッチ化できるため小型化、高密度を図ることができる。
【0004】
しかるに、近年の携帯用端末等に代表される小型電子機器の普及等に伴い、更に小型化及び高密度化された半導体装置が望まれている。
【0005】
【従来の技術】
図1は、TABテープ3を用いた従来の半導体装置1Aを示している。尚、図1(A)は半導体装置1Aの平面図であり、図1(B)は半導体装置1Aの断面図である。
【0006】
半導体装置1Aは、大略すると半導体チップ2,TABテープ3,枠体4A等により構成されている。TABテープ3はインターポーザとして機能するものであり、ベースとなる絶縁性テープに所定パターンの配線(図示せず)が形成された構成とされている。この配線の一端はTABテープ3上に搭載された半導体チップ2に接続しており、他部はビアを介してはんだボール5に接続されている。
【0007】
枠体4Aは樹脂或いは金属よりなり、その中央部には開口部6が形成されている。枠体4Aは接着剤を用いてTABテープ3に固定されており、これによりTABテープ3に反りや曲がりが発生することを防止している。また、枠体4AがTABテープ3に固定された状態において、半導体チップ2は開口部6内に位置するよう構成されている。
【0008】
前記構成とされた半導体装置1Aは、絶縁性テープ上に配線を形成する構成であるため、配線間ピッチを狭ピッチ化することができ、半導体装置1Aの高密度化及び小型化を図ることができる。
【0009】
また、図2及び図3は、従来の他の構成である半導体装置1B,1Cを示している。前記した図1に示す半導体装置1Aは、枠体4Aとして平板状部材の中央に開口部6を形成した構成のものを用いた。
これに対し、図2及び図3に示される半導体装置1B,1Cは、枠体4B,4Cとして格子状の部材を用いたものである。このため、枠体4B,4Cは、上下方向(TABテープ3の面方向に対して垂直方向)に貫通する複数の貫通孔7が形成された構成とされている。このように、枠体4B,4Cを格子状とすることにより、枠体4B,4Cの剛性を高めることができ、TABテープ3に反りや曲がりが発生することをより確実に防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、半導体装置1A〜1Cは、TABテープ3をインターポーザとして用いているため、高密度化及び小型化を図ることができる。ところで、前記したように小型電子機器の普及等に伴い、半導体装置には更なる小型化及び高密度化が望まれている。しかしながら、半導体装置の平面的な実装面積を小さくすることによる小型化には限界があるため、近年では半導体装置を三次元的に実装する構成、即ち複数の半導体装置を積層することにより実装密度を向上させることが行なわれるようになってきている。
【0011】
ところが、前記した半導体装置1A〜1Cでは、インターポーザとなるTABテープ3の上面が枠体4A〜4Cに覆われた構成であるため積層することができない。このため、従来のTABテープ3及び枠体4A〜4Cを用いた半導体装置1A〜1Cでは、積層化できないことにより実装密度の向上を図ることができないという問題点があった。
【0012】
本発明は前記の点に鑑みてなされたものであり、可撓性基板及び枠体を用いた構成であっても積層化を可能とした半導体装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項1記載の発明では、
半導体素子と、
配線が形成されると共に前記半導体素子が前記配線と接続するよう搭載される可撓性基板と、
前記可撓性基板上に配設される枠体とを有する半導体装置において、
前記枠体を前記可撓性基板上に配設した際、前記半導体素子が前記枠体に設けられた開口部の内部に位置するよう構成し、
前記枠体の少なくとも表面が絶縁性を有する構成とし、
前記枠体に前記可撓性基板の面方向に対して垂直方向に貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の全てまたは一部に導電性部材を配設し、
記導電性部材の一部が前記可撓性基板の配線と電気的に接続し、前記導電性部材の他部が前記枠体の外部から電気的に接続可能な構成とし、
前記導電性部材として導電ペーストを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明では、
半導体素子と、
配線が形成されると共に前記半導体素子が前記配線と接続するよう搭載される可撓性基板と、
前記可撓性基板上に配設される枠体とを有する半導体装置において、
前記枠体を前記可撓性基板上に配設した際、前記半導体素子が前記枠体に設けられた開口部の内部に位置するよう構成し、
前記枠体の少なくとも表面が絶縁性を有する構成とし、
前記枠体に前記可撓性基板の面方向に対して垂直方向に貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の全てまたは一部に導電性部材を配設し、
前記導電性部材の一部が前記可撓性基板の配線と電気的に接続し、前記導電性部材の他部が前記枠体の外部から電気的に接続可能な構成とし、
前記導電性部材として導電性金属よりなるピンを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明では、
請求項1又は2記載の半導体装置において、
前記枠体に隣接する貫通孔間を連通する連通部を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明では、
半導体素子と、
配線が形成されると共に前記半導体素子が前記配線と接続するよう搭載される可撓性基板と、
前記可撓性基板上に配設される枠体とを有する半導体装置において、
前記枠体を前記可撓性基板上に配設した際、前記半導体素子が前記枠体に設けられた開口部の内部に位置するよう構成し、
前記枠体に前記可撓性基板の面方向に対して垂直方向に貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の全てまたは一部に導電性部材を配設し、
前記導電性部材の一部が前記可撓性基板の配線と電気的に接続し、前記導電性部材の他部が前記枠体の外部から電気的に接続可能な構成とし、
前記枠体を導電性材料よりなる枠体本体と、該枠体本体の表面に形成された絶縁膜とにより構成し、
かつ、前記絶縁膜の一部を除去して露出部を形成し、該露出部と前記配線とを接続した構成としたことを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0029】
図4及び図5は、本発明の第1実施例である半導体装置10Aを説明するための図である。図4(A)は半導体装置10Aの平面図であり、図4(B)は図4(A)におけるX1−X1線に沿う断面図である。また、図5(A)は枠体14Aの断面を拡大して示す図あり、図5(B)は図4(B)に矢印Aで示す部分を拡大して示す図である。
【0030】
半導体装置10Aは、大略すると半導体チップ12,TABテープ13(可撓性基板),枠体14A,及び導電ピン20等により構成されている。
TABテープ13はインターポーザとして機能するものであり、ベースとなる絶縁性テープ(例えば、ポリイミドテープ)に所定パターンの配線22(図5(B)参照)が形成された構成とされている。この配線22の一端はTABテープ3上に搭載された半導体チップ2に接続しており、他端は後述する導電ピン20に接続(図5(B)参照)されるか、或いはビア37を介して外部接続端子となるはんだボール15に接続(図4(B)参照)されている。
【0031】
枠体14Aは、図5(A)に拡大して示すように、枠体本体18と絶縁膜19とにより構成されている。枠体本体18は、例えばステンレス,銅等の導電性を有した金属により形成されている。
【0032】
この枠体本体18は、複数の貫通孔17が形成されることにより、全体として格子状を有した構成とされている。この貫通孔17は、TABテープ3の面方向に対して垂直方向(図4(B)に矢印Y1,Y2方向)に貫通した構成とされている。このように複数の貫通孔17が形成されることにより、枠体本体18には柱部23が形成され、これにより枠体14Aは全体として格子形状となる。
【0033】
また、絶縁膜19はエポキシ樹脂等の絶縁性樹脂よりなり、枠体本体18の表面を被覆した構成とされている。これにより、枠体本体18が導電性を有した金属であっても、枠体14Aを絶縁体として用いることができる。更に、枠体14Aの中央には、矩形状とされた開口部16が形成されている。この開口部16も、TABテープ3の面方向に対して垂直方向(矢印Y1,Y2方向)に貫通した構成とされている。
【0034】
前記構成とされた枠体14Aは、接着剤21を用いてTABテープ13に固定され、これによりTABテープ13は枠体14Aにより補強される。この際、前記のように枠体14Aは格子状とされることにより剛性が高められているため、可撓性を有したTABテープ13であっても、反りや曲がりが発生することを確実に防止することができる。また、枠体14AがTABテープ13に固定された状態において、半導体チップ12は枠体14Aに設けられた開口部6の内部に位置するよう構成されている。
【0035】
次に、導電ピン20(請求項に記載の導電性部材に相当する)について説明する。
導電ピン20は導電性金属(例えば銅等)により形成されており、貫通孔17に嵌入しうる略円柱形状とされている。 また、導電ピン20の側面には、側方に向け延出した側方突出部24が一体的に形成されている(図5(B)に詳しい)。この側方突出部24は、枠体14Aを構成する柱部23に形成された係合孔38と係合する構成とされている。
具体的には、導電ピン20を貫通孔17に挿入する際、側方突出部24は弾性変形しつつ挿入されるが、側方突出部24と係合孔38が対向した時点で側方突出部24は弾性復元し、これにより側方突出部24は係合孔38に係合する。よって、側方突出部24が係合孔38と係合することにより、導電ピン20が貫通孔17(枠体14A)から離脱するようなことはない。
【0036】
また、前記したように枠体14Aを構成する柱部23は絶縁膜19により被覆されているため、導電ピン20を枠体14Aに装着しても、導電ピン20が枠体本体18と電気的に接続されることはない。
【0037】
この導電ピン20が枠体14Aに装着され、かつ枠体14AがTABテープ13に装着された状態において、導電ピン20の下端(矢印Y2方向端部)は配線22と電気的に接続するよう構成されている。即ち、導電ピン20は、TABテープ13に形成された配線22と接続される既定位置に位置する貫通孔17内に装着される。
【0038】
また、導電ピン20の上端(矢印Y1方向端部)は、枠体14Aの上面より若干量(図5(B)に矢印Δで示す量)突出するよう構成されている。従って、導電ピン20により、枠体14Aの上面と下面との間で導通を図ることが可能となる。よって、例えば他の装置の電極を枠体14Aの外部より導電ピン20に接続することにより、他の装置の電極を導電ピン20,配線22を介して半導体チップ12と接続することができる。
【0039】
これにより、導電ピン20は例えば多層配線基板におけるビアと同等の機能を奏することとなり、これにより枠体14Aは配線基板としても機能することとなる。よって、半導体装置10Aを実装或いは外部接続する際、従来でははんだボール15でのみしか外部接続できなかったものが、導電ピン20を用いても接続が可能となるため、外部接続の自由度を高めることができる。また、導電ピン20は枠体14Aの上面に外部接続可能な構成で露出しているため、他の電子機器(半導体装置を含む)を半導体装置10A上にスタックすることが可能となり、実装密度の向上を図ることができる。
【0040】
更に、本実施例では、枠体14Aの貫通孔17に配設する導電性部材として導電ピン20を用いているため、単に貫通孔17に導電ピン20を嵌入するだけで、指定の貫通孔17内に容易に導電ピン20を配設することができる。
【0041】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
図6は、本発明の第2実施例である半導体装置10Bを示している。図6(A)は半導体装置10Bの平面図であり、図6(B)は図6(A)におけるX2−X2線に沿う断面図である。尚、図6において、図4及び図5を用いて説明した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。また、以下説明する各実施例の説明においても同様とする。
【0042】
前記した第1実施例では、貫通孔17に装着する導電性部材として導電ピン20を用いた例を示したが、本実施例では導電性部材として導電性ペースト25を用いたことを特徴とするものである。この導電性ペースト25は、樹脂よりなるペーストに導電性金属粉(例えば、銅粉)を混入したものである。また、導電ピン20と同様に、導電性ペースト25が配設される貫通孔17も、配線22と接続される既定位置に対応して設定されている。
【0043】
導電性ペースト25を貫通孔17に装着する方法としては、例えば図7に示すように、ディスペンサー26を用いたディスペンサー法を用いることができる。ディスペンサー26は図示しない移動機構により枠体14B上を移動できる構成とされており、前記のように配線22の配設位置に対応した貫通孔17上まで移動され、続いて導電性ペースト材25aを貫通孔17内に注入する。その後、加熱処理を実施することにより導電性ペースト材25aを固化し、これにより導電性ペースト25が形成される。尚、導電性ペースト材25aを貫通孔17内に装填する方法は、前記のディスペンサー法に限定されるものではなく、印刷法等の利用も可能である。
【0044】
このように、導電ピン20に代えて導電性ペースト25を配設した構成としても、導電性ペースト25により枠体14Bの上面と下面との間で電気的導通を図ることが可能であるため、第1実施例と同様に外部接続の自由度を高めることができ、また他の電子機器(半導体装置を含む)を半導体装置10B上にスタックすることが可能となるため実装密度の向上を図ることができる。
更に、本実施例で用いている導電ペースト25は導電ピン20に比べて安価であり、また貫通孔17への装着も容易であるため、半導体装置10Bのコスト低減を図ることができる。
【0045】
ところで、本実施例では貫通孔17に導電性ペースト材25aを装填し、この導電性ペースト材25aを固化させることにより導電性ペースト25を形成する構成としているため、導電性ペースト材25aを貫通孔17内に配設する際、導電性ペースト材25aに空気等が混入しボイドが発生する可能性がある。このボイドは、導電性ペースト材25aの固化処理時或いは半導体装置10Bの実装時等の加熱により膨張し、これに起因して枠体14BとTABテープ13との間で剥離が生じたり、枠体14Bに損傷が発生することが考えられる。
【0046】
これを防止する手段を図8に示す。図8(A)はボイドによる前記の剥離及び損傷の発生を防止しうる枠体14Eの平面図であり、図8(B)は図8(A)に矢印Bで示す位置を拡大して示す図であり、図8(C)は図8(B)におけるX4−X4線に沿う断面図である。
【0047】
同図示すように、本実施例では導電性ペースト材25aを配設する貫通孔を符号17Aで示すと、この貫通孔17Aに隣接する貫通孔17B間とを連通する連通孔28(連通部)を枠体14Bに形成したことを特徴とするものである。このように、隣接する貫通孔17A,17B間を連通する連通孔28を形成しておくことにより、ボイドが熱膨張しても膨張した気体は連通孔28を介して導電性ペースト25が配設されない貫通孔17Bに排出される。
これにより、加熱時において、枠体14EとTABテープ13との間で剥離が生じたり、枠体14Eに損傷が発生することを防止でき、半導体装置の信頼性を高めることができる。尚、ボイドを貫通孔17Aから貫通孔17Bに逃がす構成は、前記した連通孔28に限定されるものではなく、図9(A),(B)に示すように枠体14Eの上面及び下面に貫通孔17Aと貫通孔17Bとを連通する連通溝29を設けた構成としてもよい。
【0048】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
図10は、本発明の第3実施例である半導体装置10Cを示している。図10(A)は半導体装置10その平面図であり、図10(B)は図10(A)におけるX3−X3線に沿う断面図であり、図4(C)は枠体14Cの断面を拡大して示す図ある。
【0049】
前記した第1及び第2実施例に係る半導体装置10A.10Bでは、枠体14A,14Bは絶縁膜19で被覆されることにより絶縁性を有した構成とし、貫通孔17に導電ピン20または導電性ペースト25を配設することにより、接続の自由度を向上させる構成とした。これに対し、本実施例では枠体14C自体を配線として用いるよう構成したことを特徴とするものである。
【0050】
具体的には、図10(C)に示すように、導電性材料よりなるの枠体本体18の表面に形成された絶縁膜19の一部を除去し露出部27を形成すると共に、この露出部27が配線22と接続するよう構成とした。図10(A)において、黒塗りで示す部分は絶縁膜19が配設された部位であり、白抜きで示す部分が露出部27である。
本実施例に係る半導体装置10Cによれば、枠体14C自体を配線として用いることが可能となり、よって半導体装置10Cを実装或いは外部接続する時における接続の自由度を高めることが可能となる。
【0051】
次に、本発明の第4実施例について説明する。
図11は、本発明の第3実施例である半導体装置10Cを示す平面図である。
【0052】
本実施例では、枠体14Dに導電ピン20,導電性ペースト25を配設すると共に、更に露出部27を形成したことを特徴とするものである。本実施例で示すように、導電ピン20,導電性ペースト25,露出部27は択一的に配設するばかりでなく、複合的に配設することも可能なものである。また、枠体14Dに配設する導電性部材として用いる導電ピン20,導電性ペースト25,露出部27の選定は、任意に行なうことができるものである。
【0053】
図12乃至図15は、本発明に係る半導体装置10A〜10Dを実際に積層構造とした半導体装置ユニット30A〜30Dを示している。尚、図12乃至図15では、半導体装置10Aを用いた例について示している。しかしながら、半導体装置10B〜10Dについても同様な構成とすることができる。
【0054】
図12に示す半導体装置ユニット30Aは、半導体装置10Aの上部に単層の配線基板31を積層したものである。配線基板31の下面(半導体装置10Aと対向する面)には電極32が形成されており、電極32が半導体装置10Aの導電ピン20と接続することにより、配線基板31は導電ピン20,配線22を介して導電ピン20と接続した状態となる。また、配線22のパターンによっては、配線基板31をはんだボール15に接続した構成とすることもできる。
【0055】
図13に示す半導体装置ユニット30Bは、3個の半導体装置10Aを積層すると共に、最上部に配線基板31を配設したものである。このように、半導体装置10Aの積層数は限定されるものではなく、任意に設定することができるものである。よって、半導体装置ユニット30Bによれば、高い実装密度を実現することができる。
【0056】
図14に示す半導体装置ユニット30Cは、半導体装置10Aの上部に多層構造とされた多層配線基板33を積層したものである。この多層配線基板33の上面には、複数の上部電極34が形成されている。また、下面に形成された電極は導電ピン20に接続されている。
【0057】
半導体装置10Aに多層配線基板33を積層することにより、多層配線基板33は自由度を持って内部配線の引き回しを行なえるため、導電ピン20の配設位置に拘束されることなく上部電極34の配設位置を設定することができる。
【0058】
図15に示す半導体装置ユニット30Dは、上記した図14に示した半導体装置ユニット30Cにおいて、多層配線基板33にQFP型半導体装置35を表面実装した構成とされている。このように、半導体装置10Aに多層配線基板33を積層することにより、形態の異なる半導体装置35を半導体装置10A上に積層することが可能となり、積層される半導体装置の自由度を向上させることができる。
【0059】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、枠体の上面から導電部材を介して可撓性基板の配線と電気的な接続を行なうことが可能となるため、半導体装置を実装或いは外部接続する時における接続の自由度を高めることができる。
【0061】
また、導電部材と接続するよう他の電子装置を枠体の上面に配設することにより、当該電子装置を半導体装置上にスタックすることも可能となり、実装密度の向上を図ることができる。
【0062】
た、指定の貫通孔内に容易に導電性部材を配設することができる。
【0063】
た、枠体に隣接する貫通孔間を連通する連通部を形成したことにより、実装時等の加熱時に枠体と可撓性基板との間で剥離が生じたり枠体に損傷が発生することを防止することができ、よって半導体装置の信頼性を向上させることができる。
【0064】
た、枠体自体をも配線として用いることが可能となるため、半導体装置を実装或いは外部接続する時における接続の自由度を更に高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一例である半導体装置を説明するための図である(その1)。
【図2】従来の一例である半導体装置を説明するための図である(その2)。
【図3】従来の一例である半導体装置を説明するための図である(その3)。
【図4】本発明の第1実施例である半導体装置を説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施例である半導体装置に設けられた枠体及び導電ピンを説明すするための図である。
【図6】本発明の第2実施例である半導体装置を説明するための図である。
【図7】本発明の第2実施例である半導体装置における導電性ペーストの配設方法を説明するための図である。
【図8】連通孔を有した枠体を説明するための図である。
【図9】連通溝を有した枠体を説明するための図である。
【図10】本発明の第3実施例である半導体装置を説明するための図である。
【図11】本発明の第4実施例である半導体装置を説明するための図である。
【図12】第1実施例である半導体装置に配線基板を設けた半導体装置ユニットを示す図である。
【図13】第1実施例である半導体装置を複数積層した半導体装置ユニットを示す図である。
【図14】第1実施例である半導体装置に多層配線基板を設けた半導体装置ユニットを示す図である。
【図15】第1実施例である半導体装置にQFP型半導体装置を設けた半導体装置ユニットを示す図である。
【符号の説明】
10A〜10D 半導体装置
12 半導体チップ
13 TABテープ
14A〜14E 枠体
17,17A,17B 貫通孔
18 枠体本体
19 絶縁膜
20 導電ピン
22 配線
24 側方突出部
27 露出部
28 連通孔
29 連通溝
30A〜30D 半導体装置ユニット
31 配線基板
33 多層配線基板
35 QFP型半導体装置

Claims (4)

  1. 半導体素子と、
    配線が形成されると共に前記半導体素子が前記配線と接続するよう搭載される可撓性基板と、
    前記可撓性基板上に配設される枠体とを有する半導体装置において、
    前記枠体を前記可撓性基板上に配設した際、前記半導体素子が前記枠体に設けられた開口部の内部に位置するよう構成し、
    前記枠体の少なくとも表面が絶縁性を有する構成とし、
    前記枠体に前記可撓性基板の面方向に対して垂直方向に貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の全てまたは一部に導電性部材を配設し、
    記導電性部材の一部が前記可撓性基板の配線と電気的に接続し、前記導電性部材の他部が前記枠体の外部から電気的に接続可能な構成とし、
    前記導電性部材として導電ペーストを用いたことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体素子と、
    配線が形成されると共に前記半導体素子が前記配線と接続するよう搭載される可撓性基板と、
    前記可撓性基板上に配設される枠体とを有する半導体装置において、
    前記枠体を前記可撓性基板上に配設した際、前記半導体素子が前記枠体に設けられた開口部の内部に位置するよう構成し、
    前記枠体の少なくとも表面が絶縁性を有する構成とし、
    前記枠体に前記可撓性基板の面方向に対して垂直方向に貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の全てまたは一部に導電性部材を配設し、
    前記導電性部材の一部が前記可撓性基板の配線と電気的に接続し、前記導電性部材の他部が前記枠体の外部から電気的に接続可能な構成とし、
    前記導電性部材として導電性金属よりなるピンを用いたことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置において、
    前記枠体に隣接する貫通孔間を連通する連通部を形成したことを特徴とする半導体装置。
  4. 半導体素子と、
    配線が形成されると共に前記半導体素子が前記配線と接続するよう搭載される可撓性基板と、
    前記可撓性基板上に配設される枠体とを有する半導体装置において、
    前記枠体を前記可撓性基板上に配設した際、前記半導体素子が前記枠体に設けられた開口部の内部に位置するよう構成し、
    前記枠体に前記可撓性基板の面方向に対して垂直方向に貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の全てまたは一部に導電性部材を配設し、
    前記導電性部材の一部が前記可撓性基板の配線と電気的に接続し、前記導電性部材の他部が前記枠体の外部から電気的に接続可能な構成とし、
    前記枠体を導電性材料よりなる枠体本体と、該枠体本体の表面に形成された絶縁膜とにより構成し、
    かつ、前記絶縁膜の一部を除去して露出部を形成し、該露出部と前記配線とを接続した構成としたことを特徴とする半導体装置。
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