JP4684952B2 - 車両用前照灯の灯具ユニット - Google Patents

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Description

本願発明は、灯具ユニット前後方向に延びる光軸上に配置された凸レンズにより、その後方に配置された光源からの直射光を前方へ向けて偏向出射させるように構成された車両用前照灯の灯具ユニットに関するものである。
従来より、車両用前照灯の灯具ユニットとして、例えば「特許文献1」に記載されているように、灯具ユニット前後方向に延びる光軸上に配置された凸レンズにより、その後方に配置された光源からの直射光を前方へ向けて偏向出射させるように構成された、いわゆる直射型の灯具ユニットが知られている。
また「特許文献2」には、このような直射型の灯具ユニットにおいて、その凸レンズとして、光源からの直射光を、鉛直面内においては略平行光として出射させるとともに、水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるように構成されたものが記載されている。
特開2005−44683号公報 特開2005−108555号公報
上記「特許文献2」に記載された灯具ユニットを採用することにより、横長配光パターンを形成することが可能となる。そして、この配光パターンを、ロービーム用配光パターンにおけるカットオフラインの下方近傍に形成するようにすれば、車両前方路面を幅広く照射することが可能となる。
しかしながら、このような構成を採用した場合においても、次のような問題がある。
すなわち、ロービームにおいて対向車ドライバにグレアを与えることなく自車ドライバの前方視認性を確保可能とするため、ロービーム用配光パターンのカットオフラインは、その自車線側カットオフラインが対向車線側カットオフラインに対して段上がりであるいは斜め上方へ延びるようにして形成されている。したがって、このロービーム用配光パターンのカットオフラインの下方近傍に単なる横長配光パターンを形成しただけでは、車両前方路面を幅広く照射することはできるが、その自車線側領域を遠方まで照射することはできず、このためロービームでの遠方視認性を十分に高めることができない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、車両用前照灯の灯具ユニットとして直射型の灯具ユニットを採用した場合において、その照射光によりロービームでの遠方視認性を十分に高めることができる灯具ユニットを提供することを目的とするものである。
本願発明は、凸レンズの形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用前照灯の灯具ユニットは、
灯具ユニット前後方向に延びる光軸上に配置された凸レンズにより、該凸レンズの後方に配置された光源からの直射光を前方へ向けて偏向出射させるように構成された車両用前照灯の灯具ユニットにおいて、
上記凸レンズが、上記光源からの光を鉛直面内においては略平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるように構成されており、
上記凸レンズにおける上記光軸の左右両側の1対のレンズ領域のうち、いずれか一方のレンズ領域の少なくとも一部領域が、他方のレンズ領域に比して上記光源からの光を上方へ偏向させる上方偏向領域として構成されており、
上記凸レンズの後方側表面に、上記上方偏向領域と上記他方のレンズ領域とを仕切る境界段差部が形成されている、ことを特徴とするものである。
上記「光軸」は、灯具ユニット前後方向に延びる軸線であれば、車両前後方向に延びる軸線と一致していてもよいし一致していなくてもよい。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、発光ダイオードやレーザダイオード等の発光素子、あるいは放電バルブの放電発光部やハロゲンバルブのフィラメント等が採用可能である。また、この「光源」は、光軸上に配置されていてもよいし、光軸上から外れた位置に配置されていてもよい。
上記「上方偏向領域」は、他方のレンズ領域に比して光源からの光を上方へ偏向させるように構成されているが、その上方偏向量の具体的な値は特に限定されるものではなく、例えば、0.3〜2°あるいは0.5〜1.5°程度の範囲内の値に設定することが可能である。また、この「上方偏向領域」は、凸レンズの後方側表面の一部を他の部分とは異なる表面形状に設定すること、あるいは凸レンズの前方側表面の一部を他の部分とは異なる表面形状に設定すること、さらには凸レンズの後方側表面の一部および前方側表面の一部をそれぞれ他の部分とは異なる表面形状に設定すること、のいずれによって構成するようにしてもよい。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯の灯具ユニットは、灯具ユニット前後方向に延びる光軸上に配置された凸レンズにより、その後方に配置された光源からの直射光を前方へ向けて偏向出射させ、これを鉛直面内においては略平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるようになっているので、この灯具ユニットからの照射光により横長配光パターンを形成することができる。
その際、本願発明に係る灯具ユニットは、その凸レンズにおける光軸の左右両側の1対のレンズ領域のうち、いずれか一方のレンズ領域の少なくとも一部領域が、他方のレンズ領域に比して上記光源からの光を上方へ偏向させる上方偏向領域として構成されているので、この上方偏向領域を透過して前方へ出射する光は、それ以外のレンズ領域からの出射光に比して上向きの光となる。このため、この灯具ユニットからの照射光により形成される横長配光パターンは、光軸に関して一方のレンズ領域側に位置する部分の上端縁が他方のレンズ領域側に位置する部分の上端縁に比して段上がりで形成されることとなる。
したがって、この横長配光パターンを、その一方のレンズ領域側に位置する部分がロービーム用配光パターンの自車線側カットオフライン側に位置するようにした状態で、ロービーム用配光パターンのカットオフラインの下方近傍に形成するようにすれば、車両前方路面を幅広く照射するようにした上で、その自車線側領域を遠方まで照射することができる。
このように本願発明によれば、車両用前照灯の灯具ユニットとして直射型の灯具ユニットを採用した場合において、その照射光によりロービームでの遠方視認性を十分に高めることができる。
上記構成において、凸レンズの後方側表面に、上方偏向領域と他方のレンズ領域とを仕切る境界段差部が形成された構成とすれば、凸レンズの前方側表面を滑らかな曲面で構成することができ、これにより灯具ユニットの意匠性を損なうことなく上記作用効果を得ることができる。
その際、上記境界段差部を、他方のレンズ領域から上方偏向領域へ向けて段上がりとなるように形成しておけば、この境界段差部に入射した光源からの光を、光軸に関して一方のレンズ領域側へ偏向させることができる。そしてこれにより、境界段差部に入射した光源からの光が、対向車線側カットオフラインの上方近傍の空間へ向けて出射して、対向車ドライバにグレア光を与えてしまうような事態が発生するのを未然に防止することができる。
上記構成において、灯具ユニットの光源として、下端縁が直線状に形成された発光チップを有する発光素子を用いるようにすれば、横長配光パターンの上端縁を発光チップの下端縁の反転投影像として高い明暗比で形成することができるので、この横長配光パターンをロービーム用配光パターンのカットオフラインに近接させて形成することができ、これにより車両前方路面の遠方視認性を一層高めることができる。
その際、上記発光素子を、その発光チップの下端縁を他方のレンズ領域から一方のレンズ領域へ向けて所定角度上向きに傾斜させるようにして配置すれば、横長配光パターンにおける段差部分を、発光チップの下端縁の反転投影像として高い明暗比を有する傾斜部として形成することができる。そしてこれにより、この横長配光パターンを、ロービーム用配光パターンのカットオフラインにさらに近接させることが可能となる。
また、上記発光素子の発光チップを、長方形の外形形状を有するものとすれば、その下端縁を長尺に形成することが可能となり、これによりその下端縁の反転投影像についても長尺に形成することが可能となる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
まず、本願発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット10を示す正面図である。また、図2は、図1のII-II
線断面図であり、図3は、図1のIII-III 線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット10は、灯具ユニット前後方向に延びる光軸Ax上に配置された凸レンズ12と、この凸レンズの後方に配置された発光素子14と、この発光素子14を光軸Ax上において前方へ向けた状態で固定支持する支持プレート16と、この支持プレート16と凸レンズ12とを連結するホルダ18とからなり、その発光素子14からの直射光を凸レンズ12により前方へ向けて偏向出射させる直射型の灯具ユニットとして構成されている。
そして、この灯具ユニット10は、図示しないランプボディ等に組み込まれた状態で車両用前照灯の一部として用いられるようになっている。その際、この灯具ユニット10は、その光軸Axが車両前後方向に延びる軸線に対して3°程度下向きになるように配置され、ロービーム用配光パターンの一部を構成する横長配光パターンを形成するための光照射を行うようになっている。
発光素子14は、白色発光ダイオードであって、1×2mm角程度の長方形の発光面を有する発光チップ14aと、この発光チップ14aを支持する正方形の基板14bとからなっている。その際、発光チップ14aは、その発光面を覆うように形成された薄膜により封止されている。また、この発光チップ14aの基板14bに対する実装は、灯具ユニット正面視において反時計方向に15°回転した状態で行われている。
この発光素子14の支持プレート16への固定支持は、その発光チップ14aの外形形状を構成する長方形の長辺が該発光チップ14aの下端縁14に位置するようにして基板14bを正立させた状態、すなわち発光チップ14aの下端縁14a1が灯具ユニット正面視において水平線に対して15°右上がりで延びるように配置された状態で行われている。
支持プレート16は、光軸Axと直交する鉛直面に沿って配置されており、その後面には、上下方向に延びる複数の放熱フィン16aが形成されている。
凸レンズ12は、前方側表面12aが凸面で後方側表面12bが凹面の凸メニスカスレンズであって、発光素子14からの光を鉛直面内においては平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるようになっている。
これを実現するため、凸レンズ12は、その鉛直面内における後側焦点Fが、発光素子14の発光チップ14aの発光中心に位置設定されるとともに、その水平面内における後側焦点が、光軸Ax上における後側焦点Fよりもある程度後方側の点に位置設定されている。
この凸レンズ12における光軸Axの左右両側の1対のレンズ領域12L、12Rのうち、左側(灯具ユニット正面視では右側、以下同様)に位置する左側レンズ領域12Lの全域が、右側レンズ領域12Rに比して発光素子14からの光を上方へ偏向させる上方偏向領域として構成されている。この上方偏向領域は、光軸Axの上方側に位置する上方偏向領域12L1と光軸Axの下方側に位置する上方偏向領域12L2とからなり、これら各上方偏向領域12L1、12L2からの出射光の上方偏向量は0.8°程度の値に設定されている。
これを実現するため、凸レンズ12の後方側表面12bは、各上方偏向領域12L1、12L2に位置する部分が、それ以外の一般面とは異なる表面形状を有する上方偏向面12L1b、12L2bで構成されている。そして、これら各上方偏向面12L1b、12L2bと一般面との間には、各上方偏向領域12L1、12L2と右側レンズ領域12Rとを仕切る境界段差部12c1、12c2が形成されている。また、これら各上方偏向面12L1b、12L2b相互間にも、上方偏向領域12L1と上方偏向領域12L2とを仕切る境界段差部12c3が形成されている。
その際、各境界段差部12c1、12c2は、右側レンズ領域12Rから各上方偏向領域12L1、12L2へ向けて段上がりとなるように形成されている。また、境界段差部12c3は、上方偏向領域12L1から上方偏向領域12L2へ向けて段上がりとなるように形成されている。
凸レンズ12の右側レンズ領域12Rに入射した発光素子14からの光は、図2に実線で示すように、鉛直面内においては光軸Axと平行な光として前方へ出射し、また、図3に実線で示すように、水平面内においては光軸Axに関して右方向へ拡散する光として前方へ出射する。
一方、凸レンズ12の左側レンズ領域12Lを構成する各上方偏向領域12L1、12L2に入射した発光素子14からの光は、図2に2点鎖線で示すように、鉛直面内においては光軸Axに対して0.8°程度上向きの平行な光として前方へ出射し、また、図3に実線および2点鎖線で示すように、水平面内においては光軸Axに関して左方向へ拡散する光として前方へ出射する。
図4(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される横長配光パターンPAを示す図であり、同図(b)は、この横長配光パターンPAを一部に含むロービーム用配光パターンPL1を透視的に示す図である。
図4(b)に示すように、ロービーム用配光パターンPL1は、左配光のロービーム用配光パターンであって、基本配光パターンP01と横長配光パターンPAとの合成配光パターンとして形成されている。
基本配光パターンP01は、図示しないプロジェクタ型の灯具ユニットからの照射光により形成される配光パターンであって、上端部にカットオフラインCL1、CL2を有するロービーム用配光パターンPL1の基本的な形状を形成するようになっている。
カットオフラインCL1、CL2は、その対向車線側カットオフラインCL1がH−H線(すなわち車両正面方向の消点であるH−Vを通る水平線)のやや下方において水平に延びるように形成されており、その自車線側カットオフラインCL2が、対向車線側カットオフラインCL1からH−H線の上方近傍まで斜めに立ち上がった後、水平に延びるように形成されている。その際、自車線側カットオフラインCL2の斜め立上り部CL2aにおける立上り角度は15°に設定されている。
基本配光パターンP01において、対向車線側カットオフラインCL1と自車線側カットオフラインCL2の斜め立上り部CL2aとの交点であるエルボ点Eの位置は、H−Vの0.5〜0.6°程度下方の位置に設定されており、このエルボ点Eを囲むようにして高光度領域であるホットゾーンHZ1が形成されている。
横長配光パターンPAは、H−Vを通る鉛直線であるV−V線を中心にして左右両側に細長く延びるように形成されており、その上端縁はカットオフラインCL1、CL2に沿って延びている。そして、この横長配光パターンPAを基本配光パターンP01に対して追加形成することにより、そのホットゾーンHZ1およびその左右両側部分の明るさを補強するようになっている。
図4(a)に示すように、この横長配光パターンPAは、凸レンズ12により反転投影された光源像(すなわち発光素子14の発光チップ14aの反転投影像)Iを左右方向に引き伸ばしたような形状を有している。
その際、この横長配光パターンPAは、V−V線の右側に位置する部分に対してその左側に位置する部分が0.8°程度上方に変位しているが、これは、凸レンズ12の左側レンズ領域12Lからの出射光が右側レンズ領域12Rからの出射光に対して0.8°程度上向きになっていることによるものである。
また、各光源像Iは、その上端縁Iaが15°左上がりで延びるように傾斜した状態で形成されているが、これは、発光チップ14aが、その長方形の長辺からなる下端縁14a1を15°左上がりで延びるように傾斜させた状態で配置されていることによるものである。
そして、この横長配光パターンPAにおけるV−V線の左側に位置する部分の右端部を形成している光源像Iの上端縁Iaは、発光チップ14aの下端縁14a1の反転投影像として形成されるので、高い明暗比を有するものとなっている。そして、この光源像Iの上端縁Iaを、図4(b)に示すように、自車線側カットオフラインCL2の斜め立上り部CL2aに略一致させることにより、ホットゾーンHZ1におけるエルボ点Eの近傍領域の明るさが、横長配光パターンPAによって十分補強されることとなる。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット10は、灯具ユニット前後方向に延びる光軸Ax上に配置された凸レンズ12により、その後方に配置された発光素子14からの直射光を前方へ向けて偏向出射させ、これを鉛直面内においては平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるようになっているので、この灯具ユニット10からの照射光により横長配光パターンPAを形成することができる。
その際、この灯具ユニット10は、その凸レンズ12の左側レンズ領域12Lの全域が、その右側レンズ領域12Rに比して発光素子14からの光を上方へ偏向させる上方偏向領域12L1、12L2として構成されているので、これら各上方偏向領域12L1、12L2を透過して前方へ出射する光は、右側レンズ領域12Rからの出射光に比して上向きの光となる。このため、この灯具ユニット10からの照射光により形成される横長配光パターンPAは、光軸Axに関して左側に位置する部分の上端縁が右側に位置する部分の上端縁に比して段上がりで形成されることとなる。
そして本実施形態においては、この横長配光パターンPAが左配光のロービーム用配光パターンPL1の一部として形成されるようになっており、その際、横長配光パターンPAは、その左側に位置する部分を自車線側カットオフラインCL2側に位置させるようにした状態で、カットオフラインCL1、CL2の下方近傍に形成されているので、車両前方路面を幅広く照射するようにした上で、その自車線側領域を遠方まで照射することができ、これによりロービームでの遠方視認性を十分に高めることができる。
しかも本実施形態においては、凸レンズ12の後方側表面12bに、上方偏向領域12L1、12L2と右側レンズ領域12Rとを仕切る境界段差部12c1、12c2およびこれら上方偏向領域12L1と上方偏向領域12L2とを仕切る境界段差部12c3が形成されているので、凸レンズ12の前方側表面を滑らかな曲面で構成することができ、これにより灯具ユニット10の意匠性を損なうことなく上記作用効果を得ることができる。
また本実施形態においては、各境界段差部12c1、12c2が、右側レンズ領域12Rから各上方偏向領域12L1、12L2へ向けて段上がりとなるように形成されているので、これら各境界段差部12c1、12c2に入射した発光素子14からの光を左方向へ偏向させることができる。そしてこれにより、これら各境界段差部12c1、12c2に入射した発光素子14からの光が、対向車線側カットオフラインCL1の上方へ向けて出射して対向車ドライバにグレア光を与えてしまうような事態が発生するのを未然に防止することができる。
さらに本実施形態においては、境界段差部12c3が、光軸Axの上方側に位置する上方偏向領域12L1からその下方側に位置する上方偏向領域12L2へ向けて段上がりとなるように形成されているので、この境界段差部12c3に入射した発光素子14からの光を下方向へ偏向させることができる。そしてこれにより、この境界段差部12c3に入射した発光素子14からの光が、上方光として自車線側カットオフラインCL2の上方空間へ向けて出射して歩行者等にグレア光を与えてしまうような事態が発生するのを未然に防止することができる。
また本実施形態においては、灯具ユニット10の光源として、下端縁14a1が直線状に形成された発光チップ14aを有する発光素子14が用いられているので、横長配光パターンPAの上端縁を発光チップ14aの下端縁14a1の反転投影像Iaとして高い明暗比で形成することができる。そしてこれにより、この横長配光パターンPAをロービーム用配光パターンPL1のカットオフラインCL1、CL2に近接させて形成することができるので、車両前方路面の遠方視認性を一層高めることができる。
特に本実施形態においては、発光素子14が、その発光チップ14aの下端縁14a1を右側レンズ領域12Rから左側レンズ領域12Lへ向けて15°上向きに傾斜させるようにして配置されているので、横長配光パターンPAにおける段差部分を、発光チップ14aの下端縁14a1の反転投影像である光源像Iの上端縁Iaにより、高い明暗比を有する傾斜部として形成することができる。そして、この横長配光パターンPAは、その傾斜部を構成する光源像Iの上端縁Iaが自車線側カットオフラインCL2の斜め立上り部CL2aと略一致するようにして形成されているので、ホットゾーンHZ1におけるエルボ点Eの近傍領域の明るさを十分補強することができ、これにより車両前方路面の自車線側領域の遠方視認性を一層高めることができる。
また本実施形態においては、発光素子14の発光チップ14aが長方形の外形形状を有しており、その下端縁14a1が長尺に形成されているので、この下端縁14a1の反転投影像である光源像Iの上端縁Iaも長尺に形成することができ、これにより横長配光パターンPAにおける15°上向きに傾斜した段差部分の長さを十分に確保することができる。
上記第1実施形態においては、灯具ユニット10からの照射光により形成される横長配光パターンPAが、プロジェクタ型の灯具ユニットからの照射光により形成される基本配光パターンP01との合成により、ロービーム用配光パターンPL1を形成するものとして説明したが、図5(a)に示す上記横長配光パターンPAをそのまま用い、同図(b)に示すように、パラボラ型の灯具ユニットからの照射光により形成される基本配光パターンP02との合成により、ロービーム用配光パターンPL2を形成するようにすることも可能である。
この基本配光パターンP02のカットオフラインCL3、CL4は、その対向車線側カットオフラインCL3については、基本配光パターンP01の対向車線側カットオフラインCL1と同様であるが、その自車線側カットオフラインCL4は、エルボ点Eから15°の傾斜角度で左斜め上方へ長く延びている。
このような基本配光パターンP02においては、エルボ点Eを左寄りに囲むようにしてホットゾーンHZ2が形成されるが、このホットゾーンHZ2の左側に位置する部分は暗くなりがちであるので、横長配光パターンPAの追加形成により、ホットゾーンHZ2の左右両側部分の明るさを補強することが効果的である。
また、上記第1実施形態においては、発光チップ14aが、1×2mm角程度の長方形の発光面を有するものとして説明したが、これ以外のサイズや形状を有する発光チップを用いることももちろん可能である。
さらに、上記第1実施形態においては、発光チップ14aの下端縁14a1が水平線に対して15°傾斜しているものとして説明したが、これ以外の傾斜角に設定することももちろん可能である。
また、上記第1実施形態に係る灯具ユニット10は、ロービーム用配光パターンPL1のカットオフラインCL1、CL2の下方近傍に横長配光パターンPAを形成するために、その光軸Axが車両前後方向に延びる軸線に対して3°程度下向きになるように配置されているが、このようにする代わりに、光軸Axを車両前後方向に延びる軸線と一致させた上で、発光チップ14aを光軸Axのやや上方に配置するようにしても、横長配光パターンPAと略同一形状の横長配光パターンを形成することが可能である。
なお、上記第1実施形態に係る灯具ユニット10を、その光軸Axに関して左右反転させた構成とすれば、横長配光パターンPAを左右反転させた横長配光パターンを形成することができる。そして、この横長配光パターンを右配光のロービーム用配光パターンの一部として用いるようにすれば、上記第1実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
図6は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット110を示す正面図である。また、図7は、図6のVII-VII
線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット110は、その基本的な構成は上記第1実施形態の場合と同様であるが、凸レンズ112の構成が上記第1実施形態の凸レンズ12と一部異なっている。
本実施形態の凸レンズ112も、上記第1実施形態の凸レンズ12と同様、前方側表面112aが凸面で後方側表面112bが凹面の凸メニスカスレンズであって、発光素子14からの光を鉛直面内においては平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるようになっている。
ただし、この凸レンズ112は、その光軸Axの左右両側の1対のレンズ領域112L、112Rのうち、左側に位置する左側レンズ領域112Lにおける光軸Axよりも上方側の領域のみが、右側レンズ領域112Rに比して発光素子14からの光を0.8°程度上方へ偏向させる上方偏向領域112L1として構成されている。
これを実現するため、凸レンズ112の後方側表面112bは、上方偏向領域112L1に位置する部分が、それ以外の一般面とは異なる表面形状を有する上方偏向面112L1bで構成されている。この上方偏向面112L1bの構成は、上記第1実施形態の凸レンズ12における上方偏向面12L1bと同様である。また、この上方偏向面112L1bと一般面との間には、上方偏向領域112L1と右側レンズ領域112Rとを仕切る境界段差部112c1が、右側レンズ領域112Rから上方偏向領域112L1へ向けて段上がりとなるように形成されている。なお、左側レンズ領域112Lにおける上方偏向領域112L1とそれ以外の一般領域(すなわち光軸Axよりも下方側の領域)との間には境界段差部が形成されていない。
凸レンズ112の右側レンズ領域112Rおよび左側レンズ領域112Lの一般領域に入射した発光素子14からの光は、図7に実線で示すように、鉛直面内においては光軸Axと平行な光として前方へ出射し、左側レンズ領域112Lの上方偏向領域112L1に入射した発光素子14からの光は、同図に2点鎖線で示すように、鉛直面内においては光軸Axに対して0.8°程度上向きの平行な光として前方へ出射する。なお、水平面内における光路は、上記第1実施形態の場合と同様である。
図8(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット110から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される横長配光パターンPBを示す図であり、同図(b)は、この横長配光パターンPBを一部に含むロービーム用配光パターンPL3を透視的に示す図である。
図8(b)に示すように、ロービーム用配光パターンPL3は、基本配光パターンP01と横長配光パターンPBとの合成配光パターンとして形成されている。その際、基本配光パターンP01については上記第1実施形態の場合と同様である。
図8(a)に示すように、横長配光パターンPBは、図4(a)に示す横長配光パターンPAと同様、凸レンズ112により反転投影された光源像Iを左右方向に引き伸ばしたような形状を有している。
ただし、この横長配光パターンPBは、V−V線の右側に位置する部分に対してその左側に位置する部分が、横長配光パターンPAの場合のように上方へ変位するのではなく上方へ拡がったものとなっている。すなわち、この左側に位置する部分は、その上端縁の位置が、右側に位置する部分の上端縁よりも0.8°程度上方へ変位しているが、その下端縁の位置は、右側に位置する部分の下端縁と同じ高さとなっている。これは、凸レンズ112の左側レンズ領域112Lからの出射光のうちの半分だけが、右側レンズ領域12Rからの出射光に対して0.8°程度上向きになっていることによるものである。
本実施形態の構成を採用した場合においても、車両前方路面を幅広く照射するようにした上で、その自車線側領域を遠方まで照射することができ、これによりロービームでの遠方視認性を十分に高めることができる。
その際、横長配光パターンPBにおけるV−V線の左側に位置する部分は、横長配光パターンPAの場合よりも上下方向に多少拡がっている分だけその明るさが低下してしまうが、その下端縁の位置は右側に位置する部分の下端縁と一致しているので、ホットゾーンHZ1の左右両側部分の明るさを十分補強することができ、かつ車両前方路面に配光ムラが生じにくいものとすることができる。
なお、本実施形態のように、凸レンズ112の左側レンズ領域112Lにおける光軸Axよりも上方側の領域のみを上方偏向領域112L1として構成する代わりに、その光軸Axよりも下方側の領域のみを上方偏向領域として構成した場合においても、本2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本願発明の第3実施形態について説明する。
図9は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット210を示す正面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット210は、その基本的な構成は上記第1実施形態の場合と同様であるが、発光素子214の構成が上記第1実施形態の発光素子14と一部異なっている。また、この灯具ユニット210は、その光軸Axを上記第1実施形態の場合よりも2〜3°程度左側へ向けた状態(すなわち車両前後方向に延びる軸線に対して3°程度下向きでかつ2〜3°程度左向きにした状態)で用いられるようになっている。
本実施形態の発光素子214も、白色発光ダイオードであって、1×2mm角程度の長方形の発光面を有する発光チップ214aと、この発光チップ214aを支持する正方形の基板214bとからなっているが、その発光チップ214aの基板214bに対する実装は、発光チップ214aを回転させることなく水平に配置された状態で行われている。そして、この発光素子214は、その発光チップ214aの下端縁214a1が水平になるように配置されている。
図10(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット210から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される横長配光パターンPCを示す図であり、同図(b)は、この横長配光パターンPCを一部に含むロービーム用配光パターンPL4を透視的に示す図である。
図10(b)に示すように、ロービーム用配光パターンPL4は、基本配光パターンP01と横長配光パターンPCとの合成配光パターンとして形成されている。その際、基本配光パターンP01については上記第1実施形態の場合と同様である。
横長配光パターンPCは、V−V線の2〜3°程度左側の鉛直線を中心にして左右両側に細長く延びるように形成されており、その上端縁はカットオフラインCL1、CL2に沿って延びている。そして、この横長配光パターンPCを基本配光パターンP01に対して追加形成することにより、そのホットゾーンHZ1およびその左右両側部分の明るさを補強するようになっている。
図10(a)に示すように、横長配光パターンPCは、図4(a)に示す横長配光パターンPAと同様、凸レンズ112により反転投影された光源像Iを左右方向に引き伸ばしたような形状を有しており、V−V線の2〜3°程度左側の鉛直線の右側に位置する部分に対してその左側に位置する部分が0.8°程度上方に変位している。
ただし、この横長配光パターンPCは、横長配光パターンPAよりも狭い上下幅で形成されている。これは、発光チップ214aが横長配置で水平に配置されており、これにより各光源像Iも横長配置で水平に形成されることによるものである。その際、各光源像Iは、その上端縁Iaを同一水平線上に揃えるようにして形成されるので、横長配光パターンPCは、その上端縁が高い明暗比を有するものとして形成される。
本実施形態の構成を採用した場合においても、車両前方路面を幅広く照射するようにした上で、その自車線側領域を遠方まで照射することができ、これによりロービームでの遠方視認性を十分に高めることができる。
その際、横長配光パターンPCは、横長配光パターンPAよりも狭い上下幅で形成されているので、明るい配光パターンとして形成され、また、その上端縁が高い明暗比を有しているので、ロービーム用配光パターンPL4におけるカットオフラインCL1、CL2近傍の明るさを一層増大させることができる。
なお、本実施形態においては、発光素子214の発光チップ214aが水平に配置されているので、横長配光パターンPCの上端縁における段差部分を、横長配光パターンPAのように傾斜部として形成することはできない。したがって、この横長配光パターンPCにより、ロービーム用配光パターンPL4のホットゾーンHZ1におけるエルボ点Eの近傍領域の明るさを十分補強することはできないが、ホットゾーンHZ1の左右両側部分の明るさについては十分補強することができる。
また、この横長配光パターンPCの上端縁における段差部分は、傾斜部としては形成されていないが、V−V線に対して2〜3°程度左側に変位しているので、横長配光パターンPCの一部がロービーム用配光パターンPL4における自車線側カットオフラインCL2の斜め立上り部CL2aから上方へはみ出して、グレア光を発生させてしまうようなことはない。
なお、本実施形態に係る灯具ユニット210からの照射光により形成される横長配光パターンPCと、図5(b)に示すようなパラボラ型の灯具ユニットからの照射光により形成される基本配光パターンP02との合成により、ロービーム用配光パターンを形成することも可能である。
また、本実施形態に係る灯具ユニット210と上記第1実施形態に係る灯具ユニット10とを組み合わせて用いるようにすれば、ロービーム用配光パターンPL1(あるいはPL4)におけるカットオフラインCL1、CL2近傍の明るさを広範囲にわたって増大させることができる。さらに、両灯具ユニット10、210からの照射光によりカットオフラインCL1、CL2自体を形成することも可能である。
次に、本願発明の第4実施形態について説明する。
図11は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット310を示す正面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット310は、その基本的な構成は上記第1実施形態の場合と同様であるが、発光素子14の位置および凸レンズ312の構成が上記第1実施形態の場合と一部異なっている。
本実施形態においては、発光素子14が、光軸Axよりもやや上方へ変位した位置に配置されている。具体的には、発光チップ14aの最下端に位置するコーナ部(すなわち水平線に対して15°左上がりで延びる下端縁14a1の右端部)が光軸Axを含む水平面上に位置するように配置されている。
本実施形態の凸レンズ312も、上記第1実施形態の凸レンズ12と同様、前方側表面312aが凸面で後方側表面312bが凹面の凸メニスカスレンズであって、発光素子14からの光を鉛直面内においては平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるようになっている。そして、この凸レンズ312における光軸Axの左右両側の1対のレンズ領域312L、312Rのうち、左側レンズ領域312Lが、右側レンズ領域312Rに比して発光素子14からの光を上方へ偏向させる上方偏向領域として構成されている。
ただし、本実施形態においては、左側レンズ領域312Lが、発光素子14からの光を鉛直面内において光軸Axと平行に出射するようになっており、右側レンズ領域312Rが、発光素子14からの光を鉛直面内において光軸Axに対して0.8°程度下方へ偏向させるようになっている。
これを実現するため、凸レンズ312の後方側表面312bは、右側レンズ領域312Rに位置する部分が左側レンズ領域312Lに位置する部分とは異なる表面形状を有しており、両者間には境界段差部312cが形成されている。
本実施形態の構成を採用した場合においても、図4(a)に示す横長配光パターンPAと略同様の横長配光パターンPAを形成することができる。
特に本実施形態においては、発光素子14が、その発光チップ14aの最下端に位置するコーナ部を光軸Axを含む水平面上に位置させるようにして配置されているので、凸レンズ312の左側レンズ領域312Lにより反転投影された光源像Iの上端縁コーナ部を、V−V線の左側においてH−H線上に揃えることができるとともに、凸レンズ312の右側レンズ領域312Rにより反転投影された光源像Iの上端縁コーナ部を、V−V線の右側においてH−H線から0.8°程度下方の位置に揃えることができる。
このため、本実施形態に係る灯具ユニット310からの照射光により形成される横長配光パターンを、図4(b)に示す基本配光パターンP01のカットオフラインCL1、CL2から上方側へ確実にはみ出さないようにした上で、カットオフラインCL1、CL2に沿って精度良く形成することができる。
また、このように本実施形態においては、横長配光パターンの上端縁の位置が光源像Iの上端縁コーナ部の位置によって精度良く規定されるので、右側レンズ領域312Rによる発光素子14からの光の下方偏向量を0.8°程度よりも小さい値(例えば0.57°)に設定した場合においても、横長配光パターンが基本配光パターンP01のカットオフラインCL1、CL2から上方側へはみ出さないようにすることができ、これにより横長配光パターンの上端縁とカットオフラインCL1、CL2との一致度を高めることができる。
しかも本実施形態の発光素子14は、その発光チップ14aの下端縁14a1の光軸Axからの距離が、上記第1実施形態の場合よりも短くなっているので、光源像Iの上端縁Iaの鮮明度が上記第1実施形態の場合よりもさらに高くなり、これにより横長配光パターンにおける段差部分の明暗比を一層高めることができる。
なお、上記各実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
本願発明の第1実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す正面図 図1のII-II 線断面図 図1のIII-III 線断面図 (a)は、上記第1実施形態に係る灯具ユニットから前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される横長配光パターンを示す図、(b)は、この横長配光パターンを一部に含むロービーム用配光パターンを透視的に示す図 (a)は、上記横長配光パターンを示す、図4(a)と同様の図、(b)は、この横長配光パターンを一部に含む他のロービーム用配光パターンを透視的に示す図 本願発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す正面図 図6のVII-VII 線断面図 (a)は、上記第2実施形態に係る灯具ユニットから前方へ照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される横長配光パターンを示す図、(b)は、この横長配光パターンを一部に含むロービーム用配光パターンを透視的に示す図 本願発明の第3実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す正面図 (a)は、上記第3実施形態に係る灯具ユニットから前方へ照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される横長配光パターンを示す図、(b)は、この横長配光パターンを一部に含むロービーム用配光パターンを透視的に示す図 本願発明の第4実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す正面図
符号の説明
10、110、210、310 車両用前照灯の灯具ユニット
12、112、312 凸レンズ
12L、112L、312L 左側レンズ領域
12R、112R、312R 右側レンズ領域
12L1b、12L2b、112L1b 上方偏向面
12L1、12L2、112L1 上方偏向領域
12a、112a、112a、312a 前方側表面
12b、112b、112b、312b 後方側表面
12c1、12c2、12c3、112c1、312c 境界段差部
14、214 発光素子
14a、214a 発光チップ
14a1、214a1 下端縁
14b、214b 基板
16 支持プレート
16a 放熱フィン
18 ホルダ
Ax 光軸
CL1、CL3 対向車線側カットオフライン
CL2、CL4 自車線側カットオフライン
CL2a 斜め立上り部
E エルボ点
F 後側焦点
HZ1、HZ2 ホットゾーン
I 光源像
Ia 上端縁
P01、P02 基本配光パターン
PA、PB、PC 横長配光パターン
PL1、PL2、PL3、PL4 ロービーム用配光パターン

Claims (5)

  1. 灯具ユニット前後方向に延びる光軸上に配置された凸レンズにより、該凸レンズの後方に配置された光源からの直射光を前方へ向けて偏向出射させるように構成された車両用前照灯の灯具ユニットにおいて、
    上記凸レンズが、上記光源からの光を鉛直面内においては略平行光として出射させるとともに水平面内においては左右両側への拡散光として出射させるように構成されており、
    上記凸レンズにおける上記光軸の左右両側の1対のレンズ領域のうち、いずれか一方のレンズ領域の少なくとも一部領域が、他方のレンズ領域に比して上記光源からの光を上方へ偏向させる上方偏向領域として構成されており、
    上記凸レンズの後方側表面に、上記上方偏向領域と上記他方のレンズ領域とを仕切る境界段差部が形成されている、ことを特徴とする車両用前照灯の灯具ユニット。
  2. 上記境界段差部が、上記他方のレンズ領域から上記上方偏向領域へ向けて段上がりとなるように形成されている、ことを特徴とする請求項記載の車両用前照灯の灯具ユニット。
  3. 上記光源が、下端縁が直線状に形成された発光チップを有する発光素子で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用前照灯の灯具ユニット。
  4. 上記発光素子が、上記発光チップの下端縁を上記他方のレンズ領域から上記一方のレンズ領域へ向けて所定角度上向きに傾斜させるようにして配置されている、ことを特徴とする請求項記載の車両用前照灯の灯具ユニット。
  5. 上記発光チップが、長方形の外形形状を有している、ことを特徴とする請求項3または4記載の車両用前照灯の灯具ユニット。
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