JP4679349B2 - 撮像装置及びレンズの移動制御方法 - Google Patents

撮像装置及びレンズの移動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4679349B2
JP4679349B2 JP2005337885A JP2005337885A JP4679349B2 JP 4679349 B2 JP4679349 B2 JP 4679349B2 JP 2005337885 A JP2005337885 A JP 2005337885A JP 2005337885 A JP2005337885 A JP 2005337885A JP 4679349 B2 JP4679349 B2 JP 4679349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
stopper
moving
moved
best focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005337885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007140416A (ja
Inventor
真也 山本
正樹 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Original Assignee
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Casio Mobile Communications Ltd filed Critical NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority to JP2005337885A priority Critical patent/JP4679349B2/ja
Priority to DE602006001504T priority patent/DE602006001504D1/de
Priority to EP06023743A priority patent/EP1788417B1/en
Priority to KR1020060115046A priority patent/KR100801834B1/ko
Priority to CNB2006101603092A priority patent/CN100462766C/zh
Priority to US11/603,397 priority patent/US7697832B2/en
Publication of JP2007140416A publication Critical patent/JP2007140416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4679349B2 publication Critical patent/JP4679349B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、撮像装置及びレンズの移動制御方法に関する。
近年、携帯電話に代表されるように、モバイル機器に撮像装置としてカメラを組込んだ商品が急速に普及している。モバイル機器に組込まれるカメラは、オートフォーカス機構を備えているものが増加している。そこで、モバイル機器においては小型化が必須条件であり、オートフォーカス機構の小型化も望まれている。
従来、オートフォーカスを行うために、レンズ駆動モータとしてステッピングモータが使用されてきた。ステッピングモータを使用したオートフォーカス機構では、モータの回転力をレンズの移動に変換する必要があり、小型化が難しい。
また、ステッピングモータのような電磁モータを使用しない方法としては、下記特許文献1のように、一眼レフカメラなどに使用されている超音波モータによりレンズを駆動させる方法もある。
しかしながら、超音波モータでは、複数の圧電素子により超音波振動を発生させる機構のため、小型化、低コスト化が困難であった。
上記の問題を解決するレンズ移動機構として、下記特許文献2,3に示されるようなスムーズインパクト駆動機構(以下、SIDM駆動機構という)を用いたものがある。
SIDM駆動機構では、図14に示すように、圧電素子1の一端が固定部材2に取付けられ、圧電素子1の他端が駆動軸3に取り付けられている。圧電素子1にはフレキシブルプリントサーキット(以下、FPCという)4が取り付けられ、FPC4を介して電圧が印加される。さらに、駆動軸3上もしくは駆動軸3が貫通する形で、レンズを固定するレンズホルダ5が取り付けられている。駆動軸3に対してレンズホルダ5が移動し、レンズホルダ5が駆動軸3のどの位置にあるかで、レンズの位置が決まる。そして、ベストピントとなるカメラからの距離つまりベストピント距離が、そのレンズの位置に対応して変化する。
圧電素子1は、電圧を加えると伸縮する事が一般的に知られている。圧電素子1にFPCを介してパルスを繰り返して印加すると、パルスの電圧に基づき圧電素子1が伸縮運動する。ここで、パルスの立ち上がり速度やパルスの立ち下がり速度を調整すると、圧電素子1の伸びる速度や縮む速度を調整できる。
圧電素子1をゆっくり伸ばすと、レンズホルダ5は、駆動軸3との間の摩擦のために、圧電素子1の変位と共に変位する。圧電素子1を急速に縮めると、レンズホルダ3は慣性のため、摩擦部がすべり、ほぼその位置にとどまる。これらを繰り返すことで、レンズは長ストローク変位する。
上記の動作を逆に行うことで、逆方向にレンズを動かすことも可能である。
オートフォーカスの場合、所望のフォーカス範囲でレンズを複数ポイントに動かし、各ポイントで得られる画像情報から、撮像ターゲットに対して最もピントが合うベストピントのレンズ位置を見つけ出し、その位置にレンズを移動させる制御を行う。ベストピントとなるレンズ位置を見つける方法は、下記特許文献4に記載されている。
特開2005−57839号公報 特開2002−95272号公報 特開2005−86887号公報 特開平5−122579号公報
撮影ターゲットがベストピントとなるようにレンズを動かす際、現状のレンズの位置を把握するため、あらかじめピント位置が特定された基準となるレンズの位置(基準位置)が必要である。そのため、カメラにレンズを組み付ける際に、ベストピント距離が無限遠となる駆動軸3の位置(以下、この位置を無限遠端という)に、レンズホルダ5を停止させるストッパを設け、この無限遠端を基準位置にする。また、基準位置を無限遠端ではなく、無限遠端から規定パルス動かした、ベストピント距離が1.4mの位置やベストピント距離が1mの位置を基準位置とする場合もある。
SIDM駆動機構では、パルス制御のため、レンズホルダ5の移動は、パルス数もしくは、パルスを加える時間で制御される。所望位置へレンズホルダ5を動かす際は、まず、基準位置となるストッパにあたるまでレンズホルダ5を移動させ、そこから所望の位置にレンズホルダ5が移動するまでのパルス数のパルスを圧電素子1に印加するか、所望の位置にレンズホルダ5が移動するまでに必要な時間、圧電素子1にパルスを印加する。
しかしながら、SIDM駆動機構では、レンズの移動をレンズホルダ5と駆動軸3との間の摩擦と往復運動により行うため、レンズの移動速度にばらつきが大きく生じる問題がある。例えば、レンズの移動速度は平均が3.75mm/secであっても、常温では例えばMin(2.2mm/sec)からMax(5.3mm/sec)までばらつく。レンズを搭載したレンズホルダ5の移動速度にばらつきがあると、指定したパルス数、時間パルスを圧電素子1に印加しても、レンズホルダ5の移動距離もばらついてしまい、所望の位置にレンズを移動させる事が難しい。特に、無限遠端からのレンズホルダ5の移動距離が大きくなるマクロ撮影では、移動距離のばらつきが非常に大きくなり、制御する事が困難である。
そこで本発明では、レンズの移動後の位置のばらつきを抑えることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る撮像装置は、
複数の撮影モードを有し、レンズを介して入力された画像を撮像手段に結像して撮像する撮像装置であって、
前記レンズを移動する際の軸となる駆動軸の端部に取り付けられ、パルスの印加で伸縮して該駆動軸を振動させる圧電素子を有し、該振動により、前記レンズを該駆動軸に沿ってベストピント距離が短くなる方向或いはベストピント距離が長くなる方向に移動させる移動手段と、
前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が長くなる方向に動くのを止める第1のストッパと、
前記第1のストッパから離れた位置に配置され、該第1のストッパとの間に存在する前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が短くなる方向に動くのを止める第2のストッパと、
を備え、
前記移動手段は、
前記撮影モードのうち第1の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパの間の任意の位置にある前記レンズを該第1のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第1のストッパの位置から該第1の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第1の初期のレンズ位置に移動させる第1手段と、
前記第1の撮影モードにおいて前記第1手段が前記レンズを前記第1の初期のレンズ位置に移動させた状態でオートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを前記第1のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第1のストッパの位置から離して該第1のストッパと前記第2のストッパとの間に設定された所定の第1の範囲を移動させる第2手段と、
前記撮影モードのうち第2の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパの間の任意の位置にある前記レンズを該第2のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第2のストッパの位置から該第2の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第2の初期のレンズ位置に移動させる第3手段と、
前記第2の撮影モードにおいて前記第3手段が前記レンズを前記第2の初期のレンズ位置に移動させた状態で前記オートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを前記第2のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第2のストッパの位置から離して該第2のストッパと前記第1のストッパとの間に設定された所定の第2の範囲を移動させる第4手段と、
を備え、
前記撮影モードに応じて前記第1手段及び第2手段と前記第3手段及び前記第4手段とを切り替えて使用することを特徴とする。
よって、上記に記載の発明によれば、レンズを移動するための軸となる駆動軸に沿ってレンズを移動させる移動手段と、レンズがベストピント距離が長くなる方向に動くのを止める第1のストッパと、ベストピント距離が短くなる方向に動くのを止める第2のストッパとを備え、移動手段は、駆動軸の端部に取り付けられ、パルスの印加で伸縮して該駆動軸を振動させ、振動により前記レンズを移動させる圧電素子と、撮影モードのうち第1の撮影モードが設定されたときに、第1のストッパと第2のストッパの間の任意の位置にあるレンズを該第1のストッパの位置に移動させ、その後、レンズを第1のストッパの位置から第1の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第1の初期のレンズ位置に移動させる第1手段と、第1の撮影モードにおいて第1手段がレンズを第1の初期のレンズ位置に移動させた状態でオートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、レンズを第1のストッパの位置に移動させ、その後、レンズを第1のストッパの位置から離して第1のストッパと第2のストッパとの間に設定された所定の第1の範囲を移動させる第2手段と、撮影モードのうち第2の撮影モードが設定されたときに、第1のストッパと第2のストッパの間の任意の位置にあるレンズを第2のストッパの位置に移動させ、その後、レンズを第2のストッパの位置から第2の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第2の初期のレンズ位置に移動させる第3手段と、第2の撮影モードにおいて第3手段がレンズを第2の初期のレンズ位置に移動させた状態でオートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、レンズを第2のストッパの位置に移動させ、その後、レンズを第2のストッパの位置から離して第2のストッパと第1のストッパとの間に設定された所定の第2の範囲を移動させる第4手段と、を備え、撮影モードに応じて第1手段及び第2手段と第3手段及び第4手段とを切り替えて使用することを特徴とするようにしたので、無限遠側およびマクロ側にレンズを止めて基準位置とすることができ、撮影モードに応じて、レンズ移動前の撮影可能状態において最適な初期位置にレンズを位置させることができ、レンズの移動後の位置ばらつきを抑えることができるとともに、ピーク位置の検出範囲を設定することができるという利点が得られる。さらに、撮影時のレンズの移動距離が短くなり、撮影時間を短くすることができるという利点が得られる。
さらに、移動手段は、駆動軸の端部に取り付けられ、パルスの印加で伸縮して駆動軸を振動させ、振動によりレンズを移動させる圧電素子を含んでいるので、移動手段を小型化することができるという利点が得られる。
また、前記第1のストッパは、前記ベストピント距離が無限遠となる位置に前記レンズを止めるように配置されてもよい。
よって、上記に記載の発明によれば、第1のストッパは、ベストピント距離が無限遠となる位置にレンズを止めるように配置されてもよいので、無限遠側の基準位置を、ベストピント距離が無限遠となる位置にすることができるという利点が得られる。
また、前記第1の初期のレンズ位置及び第2の初期のレンズ位置レンズを介して入力された画像を表示部に出力するカメラスルーを行うレンズ位置であってもよい。
よって、上記に記載の発明によれば、前記第1の初期のレンズ位置及び第2の初期のレンズ位置は、レンズを介して入力された画像を表示部に出力するカメラスルーを行うレンズ位置であるようにしたので、予め、撮像に先だって、撮像する画像をカメラスルーにより確認することができるという利点が得られる
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るレンズの移動制御方法は、
レンズを移動する際の軸となる駆動軸の端部に取り付けられ、パルスの印加で伸縮して該駆動軸を振動させる圧電素子を有し、該振動により、前記レンズを該駆動軸に沿ってベストピント距離が短くなる方向とベストピント距離が長くなる方向とに移動させる移動手段と、前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が長くなる方向に動くのを止める第1のストッパと、前記第1のストッパから離れた位置に配置され、該第1のストッパとの間に存在する前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が短くなる方向に動くのを止める第2のストッパとを備え、前記レンズを介して入力された画像を撮像する撮像装置に対するレンズの移動制御方法であって、
第1の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパとの間の任意の位置にある前記レンズを該第1のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第1のストッパの位置から該第1の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第1の初期のレンズ位置に移動させる第1処理工程と、
前記第1の撮影モードにおいて前記第1処理工程により前記レンズを前記第1の初期のレンズ位置に移動させた状態でオートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを該第1の初期のレンズ位置から移動を開始させて前記第1のストッパにより該レンズの移動を止め、該移動を止めた位置を基準位置として該基準位置から該レンズを前記ベストピント距離が短くなる方向に所望の分量移動させる第2処理工程と、
前記第1の撮影モードよりも接写が可能な第2の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパとの間の任意の位置にある前記レンズを該第2のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第2のストッパの位置から該第2の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第2の初期のレンズ位置に移動させる第3処理工程と、
前記第2の撮影モードにおいて前記第3処理工程により前記レンズを前記第2の初期のレンズ位置に移動させた状態で前記オートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを該第2の初期のレンズ位置から移動を開始させて前記第2のストッパにより該レンズの移動を止め、該移動を止めた位置を基準位置として該基準位置から該レンズを前記ベストピント距離が長くなる方向に所望の分量移動させる第4処理工程と、
を含むことを特徴とする。
よって、上記に記載の発明によれば、第1の撮影モードで撮像をする場合には、レンズの位置を該第1の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第1の初期のレンズ位置から移動を開始し第1のストッパによりレンズの移動を止め、移動を止めた位置を基準位置として基準位置からレンズをベストピント距離が短くなる方向に所望の分量移動させる第1処理工程と、第1の撮影モードよりも接写が可能な第2の撮影モードで撮像をする場合には、レンズの位置を該第2の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第2の初期のレンズ位置から移動を開始し第2のストッパによりレンズの移動を止め、移動を止めた位置を基準位置として基準位置からレンズをベストピント距離が長くなる方向に所望分量移動させる第2処理工程とを、含むようにしたので、撮影モードに応じて、レンズ移動前の撮影可能状態において最適な初期位置にレンズを位置させることができ、レンズの移動後の位置ばらつきを抑えることができるとともに、ピーク位置の検出範囲を設定することができるという利点が得られる。さらに、撮影時のレンズの移動距離が短くなり、撮影時間を短くすることができるという利点が得られる。
なお、前記第処理工程により、前記レンズを前記ベストピント距離が短くなる方向に所望の分量移動させつつ、該レンズから複数の画像を取得し、該画像から被写体の撮像に適したレンズ位置を推定してもよい。
よって、上記に記載の発明によれば、第1処理工程により、レンズをベストピント距離が短くなる方向に所望の分量移動させつつ、レンズから複数の画像を取得し、この画像から被写体の撮像に適したレンズ位置を推定してもよいので、第1の撮影モードで撮影をする場合に、短いレンズの移動距離で最適なレンズ位置を得ることができるとともに、撮影時間を短くすることができるという利点が得られる。
また、前記第処理工程により、前記レンズを前記ベストピント距離が長くなる方向に所望の分量移動させつつ、該レンズから複数の画像を取得し、該画像から被写体の撮像に適したレンズ位置を推定してもよい。
よって、上記に記載の発明によれば、第2処理工程により、レンズをベストピント距離が長くなる方向に所望の分量移動させつつ、レンズから複数の画像を取得し、この画像から被写体の撮像に適したレンズ位置を推定してもよいので、第2の撮影モードで撮影をする場合に、短いレンズの移動距離で最適なレンズ位置を得ることができるとともに、撮影時間を短くすることができるという利点が得られる。
また、前記推定されたレンズの位置に前記レンズを移動させてもよい。
よって、上記に記載の発明によれば、推定されたレンズの位置に前記レンズを移動させてもよいので、最適な位置にレンズを移動することができるという利点が得られる
本発明によれば、撮影時のレンズの移動距離を短くして撮影時間を短縮するとともに、レンズの移動後の位置ばらつきを抑えることが可能になる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラ10の要部を示す図である。
図2は、図1のカメラ10を搭載した携帯電話機の構成図である。
図3は、図1のレンズホルダ18を移動させるレンズ駆動回路を示す回路図である。
本実施形態のカメラ10は、図2に示す携帯電話機に撮像装置として搭載されたものであり、CMOSセンサー或いはCCDセンサーで構成された撮像素子11を備えている。撮像素子11は、セラミック基板12の一面に実装され、撮像素子11を囲むように、セラミック基板12が筐体13に接着剤14で接着されている。筐体13のセラミック基板12側は、撮像素子11の部分が開口されてセラミック基板12に対向する板13aとなっている。板13aのセラミック基板12とは反対の面に、圧電素子15の一端が取付けられ、圧電素子15の他端に、駆動軸16が取付けられている。
圧電素子15の両側面には、フレキシブルプリントサーキット(以下、FPCという)17がそれぞれ取り付けられ、圧電素子15はFPC17を介して電圧が印加される。さらに、駆動軸16が貫通する形で、レンズを固定するレンズホルダ18が移動可能に取り付けられている。駆動軸16に沿ってレンズホルダ18が移動し、レンズホルダ18が駆動軸16のどの位置にあるかで、レンズの位置が決まる。そして、ベストピント距離(ベストピントとなるカメラからの距離)が、そのレンズの位置に対応して変化する。
筐体13には、移動するレンズホルダ18に当接して、その移動を止める無限遠端ストッパ19及びマクロ側ストッパ20が取り付けてある。
無限遠端ストッパ19は、レンズのベストピント距離が無限遠となる位置にレンズホルダ18を停止させるものであり、セラミック基板12に近い位置に配置されている。無限遠端ストッパ19の配置位置の設定は、無限遠端ストッパ19を筐体13に取り付ける前に、オートフォーカスを動作させてレンズホルダ18を移動させ、ベストピント距離が無限遠となるレンズホルダ18の位置を見つけ、それ以上レンズホルダ18が移動しないように無限遠端ストッパ19を筐体13に接着する。この無限遠端ストッパ19の位置が、後述するように、通常モードでの無限遠側基準位置となる。
無限遠端ストッパ19が筐体13に固定されると、レンズの光学特性から、マクロモードでのレンズ位置が特定される。そこで、レンズのベストピント距離が、所定の例えば8cmとなる位置をレンズの光学特性から計算等で求め、レンズホルダ18に搭載されたレンズがその位置で止まるように、筐体13にマクロ側ストッパ20を接着する。マクロ側ストッパ20は、無限遠端ストッパ19よりもセラミック基板12から離れた位置となる。このマクロ側ストッパ20の位置が近接撮影用のマクロモードでのマクロ側基準位置となる。
なお、筺体13に無限遠端ストッパ19、マクロ側ストッパ20を配置し、筐体13を金型等で形成する際に同時に無限遠端ストッパ19、マクロ側ストッパ20を形成するとともに、無限遠端ストッパ19にレンズホルダ18が当接した状態で、ベストピント距離が無限遠となるようにセラミック基板12を筐体13に接着してもよい。
図1のカメラ10を搭載する携帯電話機は、図2に示すように、アンテナ31と、アンテナ31に接続された無線通信回路部32と、表示を行うための表示部33と、メモリ34と、各種キーからなるキー入力部35と、これらを制御すると共にカメラ10を制御するCPU36と、基準クロック発生回路37とを備えている。
基準クロック発生回路37は、クロック信号を発生する回路であり、このクロック信号が、カメラ10,無線通信回路部32,CPU36に与えられる。
カメラ10の撮像素子11は、CPU36から与えられた制御信号に応答して撮像された画像に対応する信号をCPU36に出力する。メモリ34は、CPU36で用いるプログラムやカメラ10で撮影した画像を保存する。
カメラ10のレンズホルダ18を移動させるレンズ駆動回路は、図3に示すようになっている。
レンズ駆動回路は、電源部40と駆動波形発生部41と、2つのPチャネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)42,43と、2つのNチャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSという)44,45と、抵抗46と、キャパシタ48とを備えている。
電源部40は、携帯電話機の各回路とカメラ10とで共用され、負極がグランドに接続され、正極から電源電圧Vccを発生する。駆動波形発生部41は、電源部40の正極と負極との間に接続され、電源部40から電源供給を受ける。また、駆動波形発生部41には、CPU36から制御信号が入力されると共に基準クロック発生回路37からクロック信号が入力される。駆動波形発生部41は、CPU36から与えられた制御信号及び基準クロック発生回路37から与えられたクロック信号に基づいて、PMOS42及びNMOS44のゲートを駆動する駆動信号SAと,PMOS43及びNMOS45のゲートを駆動する駆動信号SBとを発生する。
PMOS42のソースは、電源部40の正極に接続され、PMOS42のドレインにNMOS44のドレインが接続されている。PMOS43のソースは、電源部40の正極に接続され、PMOS43のドレインにNMOS45のドレインが接続されている。NMOS44のソース及びNMOS45のソースが、抵抗46を介して電源部40の負極に接続されている。PMOS42及びNMOS44のゲートに駆動信号SAが与えられ、PMOS43及びNMOS45のゲートに駆動信号SBが与えられる。
PMOS42のドレイン及びNMOS44のドレインの接続点に、FPC17が接続され、このFPC17が圧電素子15の一方の側面に接続されている。PMOS43のドレイン及びNMOS45のドレインの接続点に、FPC17が接続され、このFPC17が圧電素子15の他方の側面に接続されている。キャパシタ48は、電源部40の正極と負極の間に接続され、電源電圧Vccの変動を抑制している。
駆動波形発生部41の発生する駆動信号SAにより、PMOS42とNMOS44とが相補的にオン、オフする。PMOS42がオンの時、電源電圧Vccが圧電素子15の一方の側面に与えられ、PMOS42がオフの時、圧電素子15の一方の側面は、グランドの電位に設定される。
駆動波形発生部41の発生する駆動信号SBにより、PMOS43とNMOS45とが相補的にオン、オフする。PMOS43がオンの時、電源電圧Vccが圧電素子15の他方の側面に与えられ、PMOS43がオフの時、圧電素子15の他方の側面は、グランドの電位に設定される。
圧電素子15には、PMOS42及びNMOS44側で設定された電圧VAと、PMOS43及びNMOS45側で設定された電圧VBとの差分が印加される。駆動波形発生部41の発生する駆動信号SA,SBによって、図4のように電圧VA及び電圧VBを周期的に変化させると、圧電素子15には、周期的なパルス電圧VCが印加されることになる。パルス電圧VCの立ち上がり時間とパルス電圧VCの立ち下がり時間は、駆動信号SA,SBの与え方により可変である。
圧電素子15にFPC17を介してパルス電圧VCを繰り返して印加すると、パルス電圧VCに基づき圧電素子15が伸縮運動する。
圧電素子15をゆっくり伸ばすと、レンズホルダ18は、駆動軸16との間の摩擦のために、圧電素子15の変位と共に変位する。圧電素子15を急速に縮めると、レンズホルダ18は慣性のため、摩擦部がすべり、ほぼその位置にとどまる。これらを繰り返すことで、レンズは長ストローク変位する。
上記の動作を逆に行うことで、逆方向にレンズを動かすことも可能である。
次に、オートフォーカスの制御の過程を示す。
本実施形態のカメラ10のオートフォーカスは、カメラ10からの距離が無限遠〜30cm程度の被写体を撮影する「通常モード」と、カメラ10からの距離が10cm〜20cm程度の被写体を撮影する「マクロモード」との2つの撮影モードが設定できるようになっている。これは、オートフォーカスでレンズを移動して走査する範囲を2つに分けることで、オートフォーカスが合焦するまでの時間を短くするためである。
カメラ10の基本的処理を、図5に示す。携帯電話機にカメラモードが設定されるとカメラ10が起動し(ステップS1)、ユーザに撮影モードを設定させる。撮影モードのデフォルト値は、通常モードである。ユーザがキー入力部35を用いて撮影モードを設定すると(ステップS2)、CPU36がその撮影モードを判別する(ステップS3)。
撮影モードがマクロモードでない場合(ステップS3:NO)、通常初期位置移動処理(ステップS4)と通常オートフォーカス制御(ステップS5)とを行う。
撮影モードがマクロモードの場合(ステップS3:YES)、マクロ初期位置移動処理(ステップS6)とマクロオートフォーカス制御(ステップS7)とを行う。マクロ初期位置移動処理とマクロオートフォーカス制御処理の詳細は後述する。
ステップS5の通常オートフォーカス制御或いはステップS7のマクロオートフォーカス制御の処理が終わると撮像(ステップS8)が行われる。撮像の後に、カメラ機能の終了が指示されない場合(ステップS9:NO)には、処理がステップS2に戻る。カメラ機能の終了が指示される場合(ステップS9:YES)、カメラモードでの処理を終了する。
以上までの処理がカメラの基本的処理である。
次に、上述した図5のカメラの基本的処理におけるステップS4の処理である通常初期位置移動処理の詳細について説明する。図6は通常初期位置移動処理の処理内容を示すフローチャートである。
まずステップS11では、レンズがどの位置にあるか分からないため、圧電素子15にパルス電圧VCを連続して印加し、レンズが組込まれたレンズホルダ18を無限遠方向(セラミック基板12に近づく方向)に移動させる。無限遠方向には無限遠端ストッパ19があるため、レンズホルダ18が無限遠端ストッパ19に接触した後はそれ以上進まず、初期のレンズ位置がどこにあっても、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠側基準位置まで移動し、レンズ位置が特定される。
レンズホルダ18を無限遠側基準位置に移動した後、圧電素子15に対するパルス電圧VCの印加を一時的に停止する(wait)(ステップS12)。
その後、レンズを初期位置に移動する。これはマクロ方向(セラミック基板12から離れる方向)へ、レンズホルダ18を指定パルス分移動させ、被写界深度の深さを利用しファインダーとして使用しやすい位置(例えばベストピント距離が1.4mの位置程度)へ移動さる(ステップS13)。初期位置へ移動後、カメラ10より入力された画像を表示部33に出力するカメラスルーを開始する(ステップS14)。
以上までの処理が通常初期位置移動処理である。
次に、上述した図5のカメラの基本的処理におけるステップS5の処理である通常オートフォーカス制御の詳細について説明する。図7は通常オートフォーカス制御の処理内容を示すフローチャートである。
まずユーザがキャプチャ、もしくは、オートフォーカス開始を指示する操作を行うと、それを検出する(ステップS21:YES)。オートフォーカス開始時は、上述した通常初期位置移動処理と同様に、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠側基準位置まで移動させ、レンズ位置を特定させ(ステップS22)、所定の時間の経過を待つ(wait)(ステップS23)。
その後、オートフォーカスのための走査範囲の端部まで、レンズ及びレンズホルダ18をマクロ側に移動させる(ステップS24)。そして、所定距離ずつ、レンズ及びレンズホルダ18をセラミック基板12から離れる方向に順次移動させ、移動した各ポイントごとにレンズ及び撮像素子11を介して画像の取り込みを行い、レンズホルダ18が通常のオートフォーカス終了位置(ベストピント距離が30cmとなる位置)まで移動した後、例えば、前述の特許文献4に示された方法を用いて、各ポイントで得られた画像情報からピントが最もあったピーク位置を検出する(ステップS25)。
ここでステップS25のピーク位置検出処理の詳細について説明する。図8はピーク位置検出処理の処理内容を示すフローチャートである。
レンズホルダ18が移動するごとに、得られる画像からコントラスト情報を取得して記憶する(ステップS41,S42,S43)。レンズホルダ18が走査範囲の端部に到達したと判断した場合(ステップS43:YES)、取得した複数のコントラスト情報の中で最大値を特定するとともに、その最大値のコントラスト情報が得られたレンズ位置を特定する(ステップS44)。最大値のコントラスト情報と、その最大値が得られたレンズ位置の前後のレンズ位置の画像のコントラスト情報とを用いて、二次曲線近似を行い、コントラストがピークとなるレンズ位置を求める(ステップS45)。この処理は、ピントが最もよくあったレンズ位置からは最も高いコントラスト情報が得られることを利用して、ピントが最もあったピーク位置を検出する処理である。
ここで、説明を図7に戻す。
ピーク位置の検出に成功した場合(ステップS26:YES)、ピーク位置にレンズ及びレンズホルダ18を移動し(ステップS27)、オートフォーカス(AF)に成功したことを表示部33に表示する(ステップS28)。
ピーク位置の検出に成功しなかった場合(ステップS26:NO)、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠側基準位置に移動し(ステップS29)、オートフォーカス(AF)に失敗したことを表示部33に表示する。
一方、図5に示したカメラの基本的処理におけるステップS6の処理において行われるマクロ初期位置移動処理について説明する。図9はマクロ初期位置移動処理内容を示すフローチャートである。
まず、ステップS51では、レンズがどの位置にあるか分からないため、圧電素子15にパルス電圧VCを連続して印加し、レンズが組込まれたレンズホルダ18をマクロ方向(セラミック基板12から離れる方向)に移動させる。マクロ方向には基準位置にマクロ側ストッパ20があるため、レンズホルダ18がマクロ側ストッパ20に接触した後はそれ以上進まず、初期のレンズ位置がどこにあっても、レンズ及びレンズホルダ18をマクロ側基準位置まで移動し、レンズ位置が特定される。
レンズホルダ18をマクロ側基準位置に移動した後、圧電素子15に対するパルス電圧VCの印加を一旦停止する(wait)(ステップS52)。
その後、レンズを初期位置に移動する(ステップS53)。これは無限遠方向へ、レンズホルダ18を指定パルス分移動させる。即ち、被写界深度の深さを利用しファインダーとして使用しやすい位置(例えばベストピント距離が10cmの位置程度)へ移動さる。初期位置へ移動後、カメラ10より入力された画像を表示部33に出力するカメラスルーを開始する(ステップS54)。
以上までの処理がマクロ初期位置移動処理である。
次に、図5に示したカメラの基本的処理のステップS7において行われるマクロオートフォーカス制御について説明する。図10はマクロオートフォーカス制御の処理内容を示すフローチャートである。
まず、ユーザがキャプチャ、もしくは、オートフォーカス開始を指示する操作を行うと、オートフォーカスを開始する(ステップS61:YES)。オートフォーカス開始時は、マクロ初期位置移動処理と同様に、レンズ及びレンズホルダ18をマクロ側基準位置まで移動させ、レンズ位置を特定させ(ステップS62)、所定の時間の経過を待つ(wait)(ステップS63)。
その後、オートフォーカスのための走査範囲の端部まで、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠方向に移動させる(ステップS64)。そして、所定距離ずつ、レンズ及びレンズホルダ18をセラミック基板12に近づく方向に順次移動させ、移動した各ポイントごとにレンズ及び撮像素子11を介して画像の取り込みを行い、レンズホルダ18がマクロ側のオートフォーカス終了位置(ベストピント距離が例えば20cmとなる位置)まで移動した後、例えば、図8と同様にして、各ポイントで得られた画像情報からピントが最もあったピーク位置を検出する(ステップS65)。
ピーク位置の検出に成功した場合(ステップS66:YES)、ピーク位置にレンズ及びレンズホルダ18を移動し(ステップS67)、オートフォーカス(AF)に成功したことを表示部33に表示する(ステップS68)。
ピーク位置の検出に成功しなかった場合(ステップS66:NO)、レンズ及びレンズホルダ18をマクロ側基準位置に移動し(ステップS69)、オートフォーカス(AF)に失敗したことを表示部33に表示する(ステップS70)。
以上までの処理がマクロオートフォーカス制御処理である。
以上までに説明した図5から図10にかけての処理がカメラ10において行われることによって、圧電素子を用いたAF動作が実現できる。
ここで圧電素子を用いてAF動作を行う通常のカメラにおいて行われるマクロ初期位置移動処理とマクロオートフォーカス制御を説明する。
図11は従来のカメラにおけるマクロ初期位置移動処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS81では、レンズがどの位置にあるか分からないため、圧電素子15にパルス電圧VCを連続して印加し、レンズが組込まれたレンズホルダ18を無限遠方向に移動させる。無限遠側には基準位置に無限遠端ストッパ19があるため、レンズホルダ18が無限遠端ストッパ19に接触した後はそれ以上進まず、初期のレンズ位置がどこにあっても、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠側基準位置まで移動し、レンズ位置が特定される。
レンズホルダ18を無限遠側基準位置に移動した後、圧電素子15に対するパルス電圧の印加を一時的に停止する(wait)(ステップS82)。
その後、レンズを初期位置に移動する。これはマクロ方向へ、レンズホルダ18を指定パルス分移動させ、被写界深度の深さを利用しファインダーとして使用しやすい位置(例えばベストピント距離が10cmの位置程度)へ移動さる(ステップS83)。初期位置へ移動後、カメラ10より入力された画像を表示部33に出力するカメラスルーを開始する(ステップS84)。
以上までの処理が従来のカメラにおいて行われるマクロ初期位置移動処理である。
ここで、図13に示されるレンズ移動変遷の例に基づいて従来のマクロ初期位置移動を説明する。図13にあっては無限遠端ストッパ19からマクロ側ストッパ20(ベストピント距離が8cmの位置)までの距離を350μm、無限遠端ストッパ19からベストピント距離が10cmとなる位置までの距離を280μm、無限遠端ストッパ19からベストピント距離が20cmとなる位置までの距離を130μmとする。また、レンズの移動速度の平均が3.75mm/secであっても、レンズの移動速度がMin(2.2mm/sec)からMax(5.3mm/sec)までばらつくとすると、無限遠端ストッパ19からベストピント距離が10cmの位置へは、平均速度の場合は例えば約8300パルスのパルス電圧VCを圧電素子15に与えると、レンズが到達する。
移動速度がMin(2.2mm/sec)の場合には、8300パルスのパルス電圧VCを圧電素子15に印加しても、ベストピント距離が17cmの位置にまでしかレンズは移動しない。また、移動速度がMax(5.3mm/sec)の場合に、8300パルスのパルス電圧VCを圧電素子15に印加すると、ベストピント距離が8cmの位置を超えた位置にレンズが移動することになる。よって、レンズ位置が大きくばらつくことになる。このようなレンズ位置のばらつきは、初期位置への移動の起点が、無限遠端ストッパ19の位置であり、マクロモードにおける初期位置まで距離が長いことに起因している。
これに対し、本実施形態のカメラ10におけるマクロ初期位置移動は、初期位置への移動の起点が、マクロ側ストッパ20の位置であり、マクロモードにおける初期位置までの距離が短い。そのため、レンズの移動速度がMin(2.2mm/sec)からMax(5.3mm/sec)にばらついても、初期位置となる位置が、ベストピント距離が9cmの位置からベストピント距離が11cmの位置の範囲に収まり、ばらつきが少ない。
また、従来のカメラにおいて行われるマクロオートフォーカス制御の処理を説明する。図12は従来のマクロオートフォーカス制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、ユーザがキャプチャ、もしくは、オートフォーカス開始を指示する操作を行うと、オートフォーカスを開始する(ステップS91:YES)。オートフォーカス開始時は、通常初期位置移動処理と同様に、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠側基準位置まで移動させ、レンズ位置を特定させ(ステップS92)、所定の時間の経過を待つ(wait)(ステップS93)。
その後、オートフォーカスを開始する位置(ベストピント距離が20cmとなる位置)まで、レンズ及びレンズホルダ18をマクロ側に移動させる(ステップS94)。そして、所定距離ずつ、レンズ及びレンズホルダ18をセラミック基板12から離れる方向に順次移動させ、移動した各ポイントごとにレンズ及び撮像素子11を介して画像の取り込みを行い、レンズホルダ18がオートフォーカス終了位置(ベストピント距離が10cmとなる位置)まで移動した後、例えば、各ポイントで得られた画像情報からピントが最もあったピーク位置を検出する(ステップS95)。
ピーク位置の検出に成功した場合(ステップS96:YES)、ピーク位置にレンズ及びレンズホルダ18を移動し(ステップS97)、オートフォーカス(AF)に成功したことを表示部33に表示する(ステップS98)。
ピーク位置の検出に成功しなかった場合(ステップS96:NO)、レンズ及びレンズホルダ18を無限遠側基準位置に移動し(ステップS99)、オートフォーカス(AF)に失敗したことを表示部33に表示する(ステップS100)。
以上の処理が従来のカメラにおいて行われるマクロオートフォーカス制御処理である。
ここで図13に示されるレンズ移動変移の例に基づいて従来のマクロオートフォーカス制御を説明する。
ベストピント距離が20cmの位置から10cmの位置までをオートフォーカスさせる場合、レンズの移動速度が平均の3.75mm/secで、無限遠端ストッパ19の位置からベストピント距離が20cmの位置にレンズを移動するためには、3900パルスのパルス電圧VCを圧電素子15に印加する。また、無限遠端ストッパ19の位置からベストピント距離が10cmの位置にレンズを移動するためには、8300パルスのパルス電圧VCを圧電素子15に印加する。
しかし、レンズの移動速度がMin(2.2mm/sec)の場合、上記のパルス数で制御すると、ベストピント距離が約33cmから17cmまでしか移動せず、レンズの移動速度がMax(5.3mm/sec)の場合は、15cmから8cm以下まで移動してしまい、端末(携帯電話機)によってマクロモードでピントが合う距離が異なってしまう。
以上が従来のカメラにおけるレンズ移動動作である。これに対し、本実施形態のカメラにおけるレンズ移動動作では、ベストピント距離が20cmから10cmをオートフォーカスさせる場合、レンズ移動速度が平均3.75mm/secの場合、ベストピント距離が10cmの位置は、マクロストッパ20の基準位置から例えば2000パルスのパルス電圧VCで移動させた位置で、ベストピント距離が20cmの位置は、マクロストッパ20の基準位置から6500パルスのパルス電圧で移動させた位置となる。レンズの移動速度がMin(2.2mm/sec)の場合、上記のパルス数で制御すると、ベストピント距離が約9cmの位置からベストピント距離が12cmの位置までレンズが移動することになり、レンズ移動速度がMax(5.3mm/sec)の場合は、ベストピント距離が11cmから65cmの位置まで移動することになる。
そこで、移動させるパルス数をベストピント距離が10cmの位置は、レンズの移動速度がMaxの場合のパルス数(1400パルス)のパルス電圧VCでレンズを移動させ、ベストピント距離が20cmの位置は、速度がMinの場合のパルス数(11000パルス)のパルス電圧VCでレンズを移動させる。これにより、速度Min品の場合9cmから20cmまで、速度Max品の場合は10cmから無限遠までオートフォーカス可能となり、所望の10cmから20cmをすべての端末(携帯電話機)でカバーすることができる。
さらに、本実施形態のカメラ10は、オートフォーカス開始までの時間が短くなるという利点を持つ。
従来のマクロオートフォーカス制御では、図13の例において、ユーザのキャプチャやオートフォーカス開始の指示があれば、マクロ初期位置のレンズを、無限遠端ストッパ19の位置に280μm移動し、その無限遠端ストッパ19の位置からベストピント距離が20cmの位置へ130μm移動し、そこからオートフォーカスを開始する。即ちオートフォーカス開始までにレンズ410μm移動させる。
これに対し、本実施形態のカメラ10では、マクロ初期位置のレンズを、マクロストッパ20の位置へ70μm移動し、マクロストッパ20の位置からベストピント距離が10cmの位置へ70μm移動し、そこからオートフォーカスを開始する。即ち、レンズの移動距離が140μmと短くなるため、オートフォーカスを開始するまでの時間が短くなる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、無限遠側基準位置、通常モードでの初期位置、マクロモードでの初期位置、マクロ側基準位置等は、それぞれベストピント距離が無限遠の位置、1.4mの位置、10cmの位置、8cmの位置に限定されず、他の位置でもよい。
本発明の実施形態に係るカメラの要部を示す図である。 図1のカメラを搭載した携帯電話機の構成図である。 図1のレンズホルダを移動させるレンズ駆動回路を示す回路図である。 圧電素子に印加されるパルス電圧の説明図である。 カメラの基本的処理を示すフローチャートである。 通常初期位置移動処理を示すフローチャートである。 通常オートフォーカス制御を示すフローチャートである。 ピーク位置検出の詳細を示すフローチャートである。 マクロ初期位置移動処理を示すフローチャートである。 マクロオートフォーカス制御を示すフローチャートである。 従来のマクロ初期位置移動処理を示すフローチャートである。 従来のマクロオートフォーカス制御を示すフローチャートである。 レンズの移動の説明図である。 従来のカメラの要部を示す図である。
符号の説明
10・・・カメラ、11・・・撮像素子、12・・・セラミック基板、15・・・圧電素子、16・・・駆動軸、17・・・FPC、18・・・レンズホルダ、19・・・無限遠端ストッパ、20・・・マクロ側ストッパ

Claims (7)

  1. 複数の撮影モードを有し、レンズを介して入力された画像を撮像手段に結像して撮像する撮像装置であって、
    前記レンズを移動する際の軸となる駆動軸の端部に取り付けられ、パルスの印加で伸縮して該駆動軸を振動させる圧電素子を有し、該振動により、前記レンズを該駆動軸に沿ってベストピント距離が短くなる方向或いはベストピント距離が長くなる方向に移動させる移動手段と、
    前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が長くなる方向に動くのを止める第1のストッパと、
    前記第1のストッパから離れた位置に配置され、該第1のストッパとの間に存在する前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が短くなる方向に動くのを止める第2のストッパと、
    を備え、
    前記移動手段は、
    前記撮影モードのうち第1の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパの間の任意の位置にある前記レンズを該第1のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第1のストッパの位置から該第1の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第1の初期のレンズ位置に移動させる第1手段と、
    前記第1の撮影モードにおいて前記第1手段が前記レンズを前記第1の初期のレンズ位置に移動させた状態でオートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを前記第1のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第1のストッパの位置から離して該第1のストッパと前記第2のストッパとの間に設定された所定の第1の範囲を移動させる第2手段と、
    前記撮影モードのうち第2の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパの間の任意の位置にある前記レンズを該第2のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第2のストッパの位置から該第2の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第2の初期のレンズ位置に移動させる第3手段と、
    前記第2の撮影モードにおいて前記第3手段が前記レンズを前記第2の初期のレンズ位置に移動させた状態で前記オートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを前記第2のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第2のストッパの位置から離して該第2のストッパと前記第1のストッパとの間に設定された所定の第2の範囲を移動させる第4手段と、
    を備え、
    前記撮影モードに応じて前記第1手段及び第2手段と前記第3手段及び前記第4手段とを切り替えて使用することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のストッパは、前記ベストピント距離が無限遠となる位置に前記レンズを止めるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第の初期のレンズ位置及び第2の初期のレンズ位置は、レンズを介して入力された画像を表示部に出力するカメラスルーを行うレンズ位置である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. レンズを移動する際の軸となる駆動軸の端部に取り付けられ、パルスの印加で伸縮して該駆動軸を振動させる圧電素子を有し、該振動により、前記レンズを該駆動軸に沿ってベストピント距離が短くなる方向とベストピント距離が長くなる方向とに移動させる移動手段と、前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が長くなる方向に動くのを止める第1のストッパと、前記第1のストッパから離れた位置に配置され、該第1のストッパとの間に存在する前記レンズが前記駆動軸に沿って前記ベストピント距離が短くなる方向に動くのを止める第2のストッパとを備え、前記レンズを介して入力された画像を撮像する撮像装置に対するレンズの移動制御方法であって、
    第1の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパとの間の任意の位置にある前記レンズを該第1のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第1のストッパの位置から該第1の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第1の初期のレンズ位置に移動させる第1処理工程と、
    前記第1の撮影モードにおいて前記第1処理工程により前記レンズを前記第1の初期のレンズ位置に移動させた状態でオートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを該第1の初期のレンズ位置から移動を開始させて前記第1のストッパにより該レンズの移動を止め、該移動を止めた位置を基準位置として該基準位置から該レンズを前記ベストピント距離が短くなる方向に所望の分量移動させる第2処理工程と、
    前記第1の撮影モードよりも接写が可能な第2の撮影モードが設定されたときに、前記第1のストッパと前記第2のストッパとの間の任意の位置にある前記レンズを該第2のストッパの位置に移動させ、その後、該レンズを該第2のストッパの位置から該第2の撮影モードにおいて最適な初期のレンズ位置となる第2の初期のレンズ位置に移動させる第3処理工程と、
    前記第2の撮影モードにおいて前記第3処理工程により前記レンズを前記第2の初期のレンズ位置に移動させた状態で前記オートフォーカス開始の指示が与えられた場合には、該レンズを該第2の初期のレンズ位置から移動を開始させて前記第2のストッパにより該レンズの移動を止め、該移動を止めた位置を基準位置として該基準位置から該レンズを前記ベストピント距離が長くなる方向に所望の分量移動させる第4処理工程と、
    を含むことを特徴とするレンズの移動制御方法。
  5. 前記第2処理工程により、前記レンズを前記ベストピント距離が短くなる方向に所望の分量移動させつつ、該レンズから複数の画像を取得し、該画像から被写体の撮像に適したレンズ位置を推定することを特徴とする請求項4に記載のレンズの移動制御方法。
  6. 前記第4処理工程により、前記レンズを前記ベストピント距離が長くなる方向に所望の分量移動させつつ、該レンズから複数の画像を取得し、該画像から被写体の撮像に適したレンズ位置を推定することを特徴とする請求項4又は5に記載のレンズの移動制御方法。
  7. 前記推定されたレンズの位置に前記レンズを移動させる処理を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載のレンズの移動制御方法。
JP2005337885A 2005-11-22 2005-11-22 撮像装置及びレンズの移動制御方法 Expired - Fee Related JP4679349B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337885A JP4679349B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 撮像装置及びレンズの移動制御方法
DE602006001504T DE602006001504D1 (de) 2005-11-22 2006-11-15 Abbildungsvorrichtung und Verfahren zur Steuerung der Linsenbewegung
EP06023743A EP1788417B1 (en) 2005-11-22 2006-11-15 Imaging apparatus and lens movement control method
KR1020060115046A KR100801834B1 (ko) 2005-11-22 2006-11-21 촬상장치 및 렌즈이동 제어방법
CNB2006101603092A CN100462766C (zh) 2005-11-22 2006-11-21 成像装置以及镜头移动控制方法
US11/603,397 US7697832B2 (en) 2005-11-22 2006-11-21 Imaging apparatus and lens movement control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337885A JP4679349B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 撮像装置及びレンズの移動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007140416A JP2007140416A (ja) 2007-06-07
JP4679349B2 true JP4679349B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=37762534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005337885A Expired - Fee Related JP4679349B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 撮像装置及びレンズの移動制御方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7697832B2 (ja)
EP (1) EP1788417B1 (ja)
JP (1) JP4679349B2 (ja)
KR (1) KR100801834B1 (ja)
CN (1) CN100462766C (ja)
DE (1) DE602006001504D1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480004B2 (en) * 2004-09-29 2009-01-20 Lite-On Technology Corporation Two-step auto focus lens system
JP2009151124A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Sharp Corp センサモジュール、電子情報機器、オートフォーカス制御方法、制御プログラムおよび可読記憶媒体
JP4529094B2 (ja) * 2007-12-28 2010-08-25 ソニー株式会社 撮像装置、機能制御方法および機能制御プログラム
JP4548504B2 (ja) * 2008-04-08 2010-09-22 日本電気株式会社 認証用撮像装置、認証用撮像方法、および認証用撮像プログラム
US9083870B2 (en) * 2008-07-25 2015-07-14 Hitachi Maxell, Ltd. Drive device, image acquisition device, and electronic apparatus
JP2010057308A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Panasonic Corp 駆動装置及びそれを備えた撮像装置
JP2010191261A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Konica Minolta Opto Inc ズームレンズ装置
JP2011017946A (ja) 2009-07-10 2011-01-27 Sony Corp 撮像装置
JP6158043B2 (ja) * 2013-10-31 2017-07-05 シャープ株式会社 カメラモジュールおよび電子機器並びに撮像レンズの位置決め方法
US9918004B2 (en) * 2015-02-06 2018-03-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Camera body capable of driving an image sensor along an optical axis in response to a change in an optical state of an object image
US9961246B2 (en) * 2015-06-18 2018-05-01 Google Llc Non-canting VCM-actuated autofocus
JP6525792B2 (ja) 2015-07-29 2019-06-05 キヤノン株式会社 レンズ制御装置およびレンズ制御装置の制御方法
KR20180060786A (ko) * 2016-11-29 2018-06-07 삼성전자주식회사 전자 장치 및 전자 장치의 자동 초점 방법
JP6908007B2 (ja) * 2018-07-20 2021-07-21 Tdk株式会社 レンズ駆動装置
JP7326769B2 (ja) * 2019-02-27 2023-08-16 株式会社リコー 鏡胴及び撮影装置
KR20200130965A (ko) 2019-05-13 2020-11-23 엘지이노텍 주식회사 카메라 모듈 및 이를 포함하는 카메라 장치
CN111474671A (zh) * 2020-04-12 2020-07-31 睿恩光电有限责任公司 防抖及对焦用透镜驱动装置、相机装置及电子设备
US20230400664A1 (en) * 2022-06-08 2023-12-14 Tdk Taiwan Corp. Driving method

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000028895A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Minolta Co Ltd 駆動装置
JP2000147368A (ja) * 1998-11-13 2000-05-26 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP2002095272A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Minolta Co Ltd 駆動装置
JP2003322788A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Konica Minolta Holdings Inc カメラ
JP2004205742A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Fuji Photo Film Co Ltd 光学系駆動方法
JP2005057839A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Olympus Corp 振動波リニアモータ及びそれを用いたレンズ装置
JP2005086887A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Minolta Co Ltd 駆動装置
WO2005059615A1 (ja) * 2003-12-17 2005-06-30 Nokia Corporation 自動焦点調節装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2728943B2 (ja) * 1989-07-08 1998-03-18 キヤノン株式会社 レンズ制御装置
US5146071A (en) * 1990-04-24 1992-09-08 Olympus Optical Co., Ltd. Optical lens system-driving control apparatus for microscopically driving a plurality of lens groups
US5225941A (en) * 1990-07-03 1993-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Driving device
JP3116370B2 (ja) * 1990-11-06 2000-12-11 ソニー株式会社 撮像装置
JPH05122579A (ja) 1991-10-30 1993-05-18 Casio Comput Co Ltd オートフオーカス装置
JPH05216093A (ja) 1992-01-31 1993-08-27 Canon Inc 動作モ−ド初期設定機能付カメラ
CN1080407A (zh) * 1992-06-19 1994-01-05 竹松良行 相机的自动对焦机构
US5587846A (en) * 1994-07-15 1996-12-24 Minolta Co., Ltd. Lens moving apparatus
JP3604750B2 (ja) 1994-12-09 2004-12-22 キヤノン株式会社 自動合焦装置
JPH1198865A (ja) * 1997-07-24 1999-04-09 Minolta Co Ltd 電気機械変換素子を利用した駆動装置
JP2004004326A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Fuji Photo Film Co Ltd レンズ駆動装置
JP2004297751A (ja) * 2003-02-07 2004-10-21 Sharp Corp 合焦状態表示装置及び合焦状態表示方法
JP3806709B2 (ja) 2003-08-29 2006-08-09 京セラ株式会社 電子装置
JP2005173269A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Canon Inc 光学機器
JP2006121886A (ja) * 2004-09-22 2006-05-11 Fuji Photo Film Co Ltd 駆動装置、レンズユニット、光量制御装置、及び撮像装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000028895A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Minolta Co Ltd 駆動装置
JP2000147368A (ja) * 1998-11-13 2000-05-26 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP2002095272A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Minolta Co Ltd 駆動装置
JP2003322788A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Konica Minolta Holdings Inc カメラ
JP2004205742A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Fuji Photo Film Co Ltd 光学系駆動方法
JP2005057839A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Olympus Corp 振動波リニアモータ及びそれを用いたレンズ装置
JP2005086887A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Minolta Co Ltd 駆動装置
WO2005059615A1 (ja) * 2003-12-17 2005-06-30 Nokia Corporation 自動焦点調節装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN100462766C (zh) 2009-02-18
EP1788417A1 (en) 2007-05-23
KR20070054111A (ko) 2007-05-28
DE602006001504D1 (de) 2008-07-31
US20070116451A1 (en) 2007-05-24
EP1788417B1 (en) 2008-06-18
CN1975492A (zh) 2007-06-06
JP2007140416A (ja) 2007-06-07
KR100801834B1 (ko) 2008-02-11
US7697832B2 (en) 2010-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4679349B2 (ja) 撮像装置及びレンズの移動制御方法
US7432636B2 (en) Driving device and optical instrument
US7236696B2 (en) Auto focus camera, lens apparatus and camera system with a vibration motor drive
KR20060102497A (ko) 렌즈 구동 기구, 렌즈 유닛 및 촬상 장치
JP2005275270A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP4880309B2 (ja) 撮像装置
KR20150071408A (ko) 자동초점 장치와 손떨림 보정장치가 분리된 카메라 모듈
KR100819330B1 (ko) 촬상 장치, 렌즈 구동 제어 방법 및 기록 매체
JP5196720B2 (ja) 撮像装置及びレンズ移動制御方法
JP2007033570A (ja) 撮像装置、及び、レンズ駆動制御方法
JP2007181261A (ja) 駆動ユニット及びカメラモジュール
JP2007033574A (ja) 撮像装置、および、レンズ駆動制御方法
JP2004007914A (ja) 光学機器
JP2007271990A (ja) レンズ駆動装置
JP2013174635A (ja) 焦点調節装置及び光学機器
JP4955356B2 (ja) レンズ移動装置
JP2006276741A (ja) 光学モジュールおよびこれを備えた撮影装置
JP4689094B2 (ja) カメラ、レンズ装置およびカメラシステム
JP2006184565A (ja) 光学モジュールおよびこれを備えた撮影装置
JP2004004326A (ja) レンズ駆動装置
KR101067220B1 (ko) 자동초점장치를 갖는 카메라모듈
JP2008256800A (ja) カメラモジュール
JP2006113131A (ja) 光学モジュールおよびこれを備えた撮像装置
JP2007127864A (ja) 撮像装置、レンズの駆動方法、及び、レンズの駆動プログラム
WO2013125635A1 (ja) アクチュエータ装置、レンズ鏡筒およびカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4679349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees