JP6908007B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6908007B2
JP6908007B2 JP2018136896A JP2018136896A JP6908007B2 JP 6908007 B2 JP6908007 B2 JP 6908007B2 JP 2018136896 A JP2018136896 A JP 2018136896A JP 2018136896 A JP2018136896 A JP 2018136896A JP 6908007 B2 JP6908007 B2 JP 6908007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
actuator
lens frame
support member
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018136896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020013062A (ja
Inventor
祐宏 細川
祐宏 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2018136896A priority Critical patent/JP6908007B2/ja
Publication of JP2020013062A publication Critical patent/JP2020013062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6908007B2 publication Critical patent/JP6908007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、レンズ駆動装置に関する。
携帯電話等に搭載される撮像装置に用いられるレンズ駆動装置として、下記特許文献1には、レンズが嵌め込まれるレンズ枠体を光軸方向に圧電アクチュエータで移動させるレンズ駆動装置が開示されている。特許文献1のレンズ駆動装置においては、レンズ枠体の外周に沿うように配置された板バネ部材が、レンズ枠体の外周に配置された圧電アクチュエータをレンズ枠体側に付勢することで、レンズ枠体が圧電アクチュエータに摩擦係合されている。
特許第6024798号公報
上述したレンズ駆動装置では、レンズを安定して駆動するためには、レンズ枠体の姿勢を安定させる必要がある。特に、レンズ枠体が最下位置付近や最上位置付近にあるときには、レンズ枠体の姿勢が安定しづらい。
発明者らは、鋭意研究の末、最下位置付近や最上位置付近でのレンズ枠体の姿勢を安定させることができる技術を新たに見出した。
本発明は、駆動の安定化が図られたレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るレンズ駆動装置は、下側支持部材と、下側支持部材の上側に位置し、レンズが取り付けられるレンズ枠体と、下側支持部材の上側に重ねられて接着され、下側支持部材との間にレンズ枠体を収容する上側支持部材と、レンズ枠体の外周においてレンズの光軸方向に沿って延在し、レンズの光軸方向に伸縮可能であり、下端部が下側支持部に固定されたアクチュエータと、レンズ枠体の外周に沿って延在し、アクチュエータの上端部をレンズ枠体側に付勢するように該上端部の外周に摩擦係合される第1の端部と、レンズ枠体に取り付けられる第2の端部とを有する板バネ部材とを備え、下側支持部材が、レンズ枠体が最下位置にあるときに当接する下側ストッパを有するとともに、上側支持部材が、レンズ枠体が最上位置にあるときに当接する上側ストッパを有し、下側ストッパおよび上側ストッパが、レンズの光軸方向から見て、アクチュエータの外周領域に設けられている。
上記レンズ駆動装置においては、レンズ枠体は、最下位置では下側支持部材の下側ストッパに当接し、最上位置では上側支持部材の上側ストッパに当接する。下側ストッパおよび上側ストッパは、レンズの光軸方向から見て、アクチュエータの外周領域に設けられているため、下側ストッパおよび上側ストッパに当接した際にレンズ枠体に捻れが生じにくい。しがって、上記レンズ駆動装置によれば、最下位置付近や最上位置付近でのレンズ枠体の姿勢が安定し、駆動の安定化を実現することができる。
本発明の他の側面に係るレンズ駆動装置では、下側ストッパおよび上側ストッパの少なくともいずれか一方が、レンズ枠体に向かって突出している。
本発明の他の側面に係るレンズ駆動装置では、下側ストッパおよび上側ストッパの少なくともいずれか一方が、レンズの光軸方向から見て、レンズの光軸とアクチュエータとの間に位置している。
本発明の他の側面に係るレンズ駆動装置では、アクチュエータが、伸縮方向に沿って延在するとともに上端と下端とを有する圧電素子と、圧電素子の上端に接合され、板バネ部材が外周に摩擦係合される駆動シャフトとを有し、圧電素子の下端が下側支持部材に固定されている。
本発明の様々な態様によれば、駆動の安定化が図られたレンズ駆動装置が提供される。
一実施形態に係るレンズ駆動装置を示した分解斜視図である。 図1のレンズ駆動部を示した斜視図である。 キャップを除いた状態のレンズ駆動部を示した斜視図である。 図3に示したレンズ駆動部の平面図である。 アクチュエータおよび摩擦係合部材を示した側面図である。 アクチュエータ周辺の断面図である。 図1の駆動本体部の上面図である。 圧電アクチュエータの錘部とベース部材との接着箇所における断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
レンズ駆動装置1は、図1に示すように、レンズ駆動部2と、レンズ駆動部2を覆うカバー3とを備えており、取り付けられるべきレンズ4の光軸であるレンズ光軸Lを有する。レンズ4は、レンズ単体であってもよく、複数のレンズを含むレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ駆動部2は、図2に示すように、略四角柱状の外形を有し、キャップ(上側支持部材)10と、駆動本体部20とを備えている。キャップ10と駆動本体部20とは、レンズ光軸Lの方向に沿って重ね合わされている。また、キャップ10および駆動本体部20はいずれも、レンズ光軸Lの方向に沿って延びる貫通孔10a、20bをそれぞれ有している。本実施形態では、レンズ4は、駆動本体部20の貫通孔20aに収容されるようにして駆動本体部20に螺合される。たとえば、レンズ4の外周面に雄ネジ部が形成され、駆動本体部20の貫通孔20aの内周面に雌ねじが形成され得る。駆動本体部20の貫通孔20aの直径はレンズ4の直径と同じになるように設計されており、キャップ10の貫通孔10aについてもレンズ4の直径と同程度に設計されている。
以下では、駆動本体部20の構成について、図3〜5を参照しつつより詳しく説明する。
駆動本体部20は、図3に示すように、ベース部材(下側支持部材)30とレンズ枠体40とを備えて構成されている。
ベース部材30は、レンズ光軸Lに対して直交する方向に延在している。ベース部材30は、図4に示すように、平面視において(すなわち、レンズ光軸Lの方向から見て)、略正方形を呈する。そして、ベース部材30の一つの隅部には、後述するアクチュエータ54が取り付けられる開口部31が設けられている。本実施形態では、開口部31は、アクチュエータ54の錘部57を収容して固定する開口部である。また、ベース部材30には、開口部31が設けられた隅部と対角の関係にある隅部に側壁部32が設けられている。側壁部32には、レンズ枠体40の突出部42を収容する切り欠き部33が設けられている。ベース部材30は、たとえば、ガラスや無機材料等で構成されたフィラーを含む樹脂材料(液晶ポリマー等)で構成される。ベース部材30は、たとえば射出成形によって形成することができる。
ベース部材30には、レンズ枠体40の周囲に外周壁部34が設けられている。外周壁部34の高さは、たとえばレンズ枠体40の高さの半分程度となるように設計されている。外周壁部34は、少なくとも、開口部31が設けられた隅部に設けられている。本実施形態では、ベース部材30の上側に重ねられるキャップ10に、ベース部材30の外周壁部34に対応する外周壁部12が設けられている。外周壁部12の高さは、たとえばレンズ枠体40の高さの半分程度となるように設計されている。外周壁部12は、少なくとも、開口部31が設けられた隅部に設けられた外周壁部34に対応する領域に設けられている。本実施形態では、ベース部材30の高さとキャップ10の高さとはほぼ同一になるように設計されており、それぞれの外周壁部12a、34aについてもほぼ同一になるように設計されている。キャップ10の外周壁部12とベース部材30の外周壁部34とは互いに接しており、接着材により結合されている。
レンズ枠体40は、ベース部材30同様、レンズ光軸Lに対して直交する方向に延在している。レンズ枠体40は、レンズ光軸Lに関する上側において、ベース部材30に対して平行になるように配置されている。レンズ枠体40は、上述した貫通孔20aに相当する貫通孔40aを有する。レンズ枠体40は、図4に示すように、ベース部材30同様、平面視において略正方形を呈する。レンズ枠体40の外周には、ベース部材30の開口部31が設けられた隅部に対応する部分に、摩擦係合部材50を用いて、アクチュエータ54が取り付けられている。レンズ枠体40は、後述する板バネ部材51の固定端部51bを収容する収容部43を有する。板バネ部材51の固定端部51bは、収容部43において保持および固定されて、板バネ部材51の支点P2を形成する。
レンズ枠体40は、キャップ10とベース部材30との間に収容されている。図1に示したカバー3は、キャップ10とベース部材30との間にレンズ枠体40を収容するように構成されたレンズ駆動部2の全体を、上側から覆っている。カバー3の内側面と、キャップ10およびベース部材30の外周面との間にはわずかな隙間が設けられており、その隙間に供給された接着材により、カバー3とベース部材30とが接着されている。
アクチュエータ54は、スムーズインパクト駆動機構(Smooth Impact Drive Mechanism)を備えた圧電アクチュエータである。アクチュエータ54は、図5に示すように、角柱状の圧電素子55と、圧電素子55の頂面55aに接合された駆動シャフト56と、圧電素子55の底面55bに接合された錘部57とを含む。圧電素子55と、駆動シャフト56および錘部57との接合には、エポキシ接着剤等の接着剤を用いることができる。
圧電素子55は、圧電材料で構成されており、圧電材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(いわゆる、PZT)、水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸タンタル酸カリウム(K(Ta,Nb)O)、チタン酸バリウム(BaTiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)およびチタン酸ストロンチウム(SrTiO)等の無機圧電材料を用いることができる。圧電素子55は、上記圧電材料からなる複数の圧電層と複数の電極層とが交互に積層された積層構造にすることができる。圧電素子55の側面には、電極層に接続された一対の電極(図示せず)が設けられており、一対の電極により圧電素子55に電圧を印加することで、その軸線(図5のZ軸線)の向きに伸長または収縮するように調整(圧電セラミックスの分極等)されている。そのため、一対の電極間に印加する電圧を制御することで、圧電素子55の伸縮を制御することができる。圧電素子55は、一方向に伸縮可能な形状であれば、角柱状に限らず、円柱状等であってもよい。
駆動シャフト56は、カーボンファイバ等の繊維を含む複合樹脂材料で構成されている。駆動シャフト56は、圧電素子55よりも幅広の円柱状であり、圧電素子55のZ軸線に軸合わせされている。
錘部57は、タングステンやタングステン合金など比重の高い材料から形成されており、駆動シャフト56よりも重くなるように設計されている。駆動シャフト56よりも錘部57を重くすることで、圧電素子55が伸縮したときに、錘部57は変位しにくく、駆動シャフト56のほうを効率よく変位させることができる。錘部57は、矩形平板状であり、圧電素子55のZ軸線に軸合わせされている。アクチュエータ54は、錘部57がベース部材30の開口部31に収容され、固定される。このとき、アクチュエータ54の圧電素子55の軸線Zがレンズ光軸Lと平行になるように設計されている。アクチュエータ54の錘部57とベース部材30の開口部31とは接着により固定することができる。
アクチュエータ54に摩擦係合される摩擦係合部材50は、板バネ部材51およびスライダー52を含んでいる。
板バネ部材51は、弾性を有する帯状部材(たとえばステンレス鋼製の帯状部材)であり、レンズ枠体40の外周に配置されている。板バネ部材51は、合金板材や金属板材で構成されており、一枚の板材を打ち抜き加工および曲げ加工等することで得られる。板バネ部材51は、一部材で構成されており、複数部材がたとえば溶接等で接合されていない構成となっている。また、板バネ部材51は、レンズ光軸Lの方向や、レンズ光軸Lに対して直交する方向(すなわち、側面方向)から見て、分岐していない構成となっている。
図5に示すように、側面方向から見て、板バネ部材51は、レンズ枠体40の外周に沿って延在しており、レンズ光軸Lに対して略直交している。板バネ部材51は、先端部51a(第1の端部)と固定端部51b(第2の端部)とを有している。
先端部51aは、板バネ部材51の自由端であり、アクチュエータ54の駆動シャフト56に接している。板バネ部材51は、先端部51aにおいて駆動シャフト56をレンズ枠体40側に付勢して、アクチュエータ54と摩擦係合している。先端部51aにおいて、板バネ部材51と駆動シャフト56とが接した箇所が、板バネ部材51の作用点P1となっている。先端部51aは、レンズ光軸Lおよびアクチュエータ54の圧電素子55の軸線Zと直交するように延在しており、先端部51aは均一な幅(すなわち、レンズ光軸L方向の長さ)を有する。
固定端部51bは、レンズ枠体40に固定されている。固定端部51bは、レンズ光軸Lおよびアクチュエータ54の圧電素子55の軸線Zと直交するように延在しており、固定端部51bは均一な幅を有する。先端部51aの幅は、固定端部51bの幅より狭くなっている。このように先端部51aを狭くすることで、駆動シャフト56をZ軸線方向に移動する先端部51aの可動範囲が広くなる。その結果、板バネ部材51およびレンズ枠体40の駆動可能距離(ストローク)の延長が図られる。
先端部51aと固定端部51bとの間には接続部51cが介在しており、接続部51cにより先端部51aと固定端部51bとが接続されている。接続部51cの幅は均一ではなく、固定端部51bから先端部51aに向かって幅が漸次狭くなっている。板バネ部材51は、接続部51cにおいて高さ位置(レンズ光軸Lに関する位置)がシフトしており、先端部51aの中心線の高さ位置は固定端部51bの中心線の高さ位置より高くなっている。
スライダー52は、レンズ枠体40の外周面に設けられたスライダー固定部41に固定されている。スライダー固定部41には外周面で直角の角部が画成されており、スライダー52は、その角部に沿うように直角に屈曲された板状部材(たとえばステンレス鋼製の板状部材)である。
そして、板バネ部材51の先端部51aとスライダー52とで、アクチュエータ54の駆動シャフト56の部分が挟持されている。このとき、板バネ部材51は、アクチュエータ54をスライダー52に向けて付勢しているため、摩擦係合部材50とアクチュエータ54との間に所定の摩擦力が生じており、摩擦係合部材50がアクチュエータ54の駆動シャフト56に摩擦係合する。また、摩擦係合部材50が取り付けられたレンズ枠体40についても、摩擦係合部材50を介して、アクチュエータ54の駆動シャフト56に摩擦係合する。
レンズ駆動装置1においては、アクチュエータ54の伸縮時に伸張時と収縮時との速度差を生じさせることで、アクチュエータ54の駆動シャフト56の外周に摩擦係合された摩擦係合部材50がレンズ枠体40とともに、アクチュエータ54の伸縮方向(すなわち、Z軸線方向)に駆動される。
なお、図4に示すように、レンズ駆動部2には、ベース部材30の開口部31が設けられた隅部および側壁部32が設けられた隅部とは異なる隅部に対応する領域に、回路部60が設けられている。回路部60は、フレキシブル基板および位置センサユニットを含んでいる。フレキシブル基板は、回路部60が設けられた隅部を挟む2辺に沿って、レンズ枠体40の外周面を覆うように設けられている。フレキシブル基板には、たとえば上述したアクチュエータ54への印加電圧を制御するための回路および配線が形成されている。磁気センサは、レンズ枠体40に設けられた磁石からの磁束の変化を検出することで、レンズ枠体40のレンズ光軸Lの方向に関する変位を検出する。
ここで、アクチュエータ54の保持状態について、図6〜8を参照しつつ説明する。
アクチュエータ54は、図6および図7に示すように、上端部においてキャップ10に接着されている。具体的には、アクチュエータ54に対応するキャップ10の領域には開口部13が設けられており、開口部13の内側面とアクチュエータ54の駆動シャフト56の上端部の外周面とが接着されている。開口部13は、平面視において(すなわち、レンズ光軸Lの方向から見て)レンズ光軸L側が切り欠かれたU字状を呈する。開口部13は、より詳しくは、平面視においてZ軸を中心とする円弧(中心角が180度より大きい優弧)状を呈する。開口部13をZ軸を中心とする真円状にした場合には、レンズ光軸L側に薄くて構造的に脆弱な部分ができてしまうため、開口部13は真円状よりもU字状が好ましい。本実施形態では、開口部13の円弧の半径は、駆動シャフト56の半径よりもわずかに大きく設計されている。駆動シャフト56の外周面と開口部13の内側面との間には接着材A1が供給されており、接着材A1によって駆動シャフト56とキャップ10とが接着されている。接着材A1は、開口部13同様、平面視においてU字状を呈する。
また、アクチュエータ54は、図6および図8に示すように、下端部においてベース部材30に接着されている。具体的には、ベース部材30のアクチュエータ54の位置には開口部31が設けられており、開口部31の内側面とアクチュエータ54の錘部57の外周面とが接着されている。開口部31は、平面視において(すなわち、レンズ光軸Lの方向から見て)ほぼ矩形状を呈する。本実施形態では、開口部31の寸法は錘部57の寸法よりもわずかに大きく設計されている。錘部57の外周面と開口部31の内側面との間には接着材A2が供給されており、接着材A2によって錘部57とベース部材30とが接着されている。接着材A2は、開口部31同様、平面視において矩形状を呈する。接着材A2を構成する材料の種類は、上述した接着材A2を構成する材料の種類と同じであってもよい。
キャップ10には、上側ストッパST1が設けられている。上側ストッパST1は、図6および図7に示すように、キャップ10から下側(すなわち、レンズ枠体40側)に向かって突出している。上側ストッパST1は、平面視において(すなわち、レンズ光軸Lの方向から見て)アクチュエータ54と同じ隅部に位置しており、アクチュエータ54の外周領域に位置している。つまり、上側ストッパST1は、平面視において、アクチュエータ54の近傍に位置している。
また、ベース部材30には、下側ストッパST2が設けられている。下側ストッパST2は、図6および図8に示すように、ベース部材30から上側(すなわち、レンズ枠体40側)に向かって突出している。下側ストッパST2は、平面視において、レンズ光軸Lとアクチュエータ54との間に位置している。下側ストッパST2は、平面視においてアクチュエータ54と同じ隅部に位置しており、アクチュエータ54の外周領域に位置している。つまり、下側ストッパST2も、上側ストッパST1同様、平面視において、アクチュエータ54の近傍に位置している。
上述したレンズ駆動装置1においては、レンズ枠体40は、最上位置ではキャップ10の上側ストッパST1に当接し、最下位置ではベース部材30の下側ストッパST2に当接する。上側ストッパST1および下側ストッパST2は、レンズ光軸Lの方向から見て、アクチュエータ54の外周領域に設けられているため、上側ストッパST1および下側ストッパST2に当接した際にレンズ枠体40に捻れが生じにくい。しがって、レンズ駆動装置1では、最上位置付近や最下位置付近でのレンズ枠体40の姿勢が安定し、駆動の安定化が実現されている。
なお、上側ストッパST1および下側ストッパST2の厚さは、レンズ枠体40のストローク等の設計事項に応じて、適宜調整することができる。たとえば、上側ストッパST1の厚さは、レンズ枠体40が上側ストッパST1に当接したときに、キャップ10に板バネ部材51の先端部51aが接しない厚さに設計することができる。
また、レンズ駆動装置1においては、キャップ10が、アクチュエータ54の上端部が入り込む開口部13を有し、アクチュエータ54は、キャップ10の開口部13に入り込んだ上端部の外周において、キャップ10と接着されている。キャップ10の開口部13にアクチュエータ54の上端部が入り込むことで、キャップ10がアクチュエータ54の上端部に当接することなく、キャップ10の下面の高さ位置を、アクチュエータ54の上端面の高さ位置より低くすることができる。すなわち、キャップ10の高さを下げることで、レンズ駆動装置1の低背化が実現されている。
さらに、レンズ駆動装置1においては、アクチュエータ54の上端部がキャップ10に接着されるとともに下端部がベース部材30に接着されている。そのため、アクチュエータ54の位置および姿勢が、キャップ10およびベース部材30により高い確度で保持されている。したがって、レンズ駆動装置1は、衝撃が加えられたときであってもアクチュエータ54が破損する事態が抑制され、高い耐衝撃性が実現されている。
また、レンズ駆動装置1においては、ベース部材30が、アクチュエータ54の下端部が入り込む開口部31を有し、アクチュエータ54は、ベース部材30の開口部31に入り込んだ下端部の外周において、ベース部材30と接着されている。ベース部材30の開口部31にアクチュエータ54の下端部が入り込むことで、アクチュエータ54が全体的に下側に移動するため、レンズ駆動装置1のさらなる低背化が実現されている。
さらに、レンズ駆動装置1においては、ベース部材30の外周壁部34の一部が、レンズ光軸Lの方向から見てアクチュエータ54と同じ隅部に位置している。すなわち、ベース部材30の外周壁部34とキャップ10の外周壁部12とが、アクチュエータ54の近傍において当接して接着されている。ベース部材30の外周壁部34とキャップ10の外周壁部12とが当接した部分は、アクチュエータ54を補強する支柱として機能し、アクチュエータ54がレンズ光軸Lから逸れるように傾く事態を抑制することができる。なお、ベース部材30の外周壁部34とキャップ10の外周壁部12とが当接する箇所は、レンズ枠体40の移動を阻害しない観点から、レンズ光軸Lの方向から見てレンズ光軸Lに関しアクチュエータ54より離れた箇所であることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。たとえば、圧電アクチュエータの駆動シャフトや錘部は適宜省略することができ、圧電アクチュエータを圧電素子のみで構成してもよい。また、アクチュエータは、上述した圧電アクチュエータに限定されず、形状記憶合金を用いた駆動方式のアクチュエータであってもよい。
1…レンズ駆動装置、10…キャップ、20…駆動本体部、30…ベース部材、40…レンズ枠体、50…摩擦係合部材、51…板バネ部材、51a…先端部、51b…固定端部、51c…接続部、54…アクチュエータ、55…圧電素子、56……駆動シャフト、57…錘部、L…レンズ光軸、ST1…上側ストッパ、ST2…下側ストッパ。

Claims (4)

  1. 下側支持部材と、
    前記下側支持部材の上側に位置するレンズ枠体と、
    前記レンズ枠体に取り付けられたレンズと、
    前記下側支持部材の上側に重ねられて接着され、前記下側支持部材との間に前記レンズ枠体を収容する上側支持部材と、
    前記レンズ枠体の外周において前記レンズの光軸方向に沿って延在し、前記レンズの光軸方向に伸縮可能であり、下端部が前記下側支持部に固定されたアクチュエータと、
    前記レンズ枠体の外周に沿って延在し、前記アクチュエータの上端部を前記レンズ枠体側に付勢するように該上端部の外周に摩擦係合される第1の端部と、前記レンズ枠体に取り付けられる第2の端部とを有する板バネ部材と
    を備え、
    前記下側支持部材が、前記レンズ枠体が最下位置にあるときに当接する下側ストッパを有するとともに、前記上側支持部材が、前記レンズ枠体が最上位置にあるときに当接する上側ストッパを有し、
    前記下側ストッパおよび前記上側ストッパが、前記レンズの光軸方向から見て、前記アクチュエータの外周領域に設けられており、
    前記上側支持部材と前記下側支持部材との間に、前記レンズ枠体に取り付けられた前記レンズ以外のレンズを有しない、レンズ駆動装置。
  2. 前記下側ストッパおよび前記上側ストッパの少なくともいずれか一方が、前記レンズ枠体に向かって突出している、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記下側ストッパおよび前記上側ストッパの少なくともいずれか一方が、前記レンズの光軸方向から見て、前記レンズの光軸と前記アクチュエータとの間に位置している、請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記アクチュエータが、伸縮方向に沿って延在するとともに上端と下端とを有する圧電素子と、前記圧電素子の前記上端に接合され、前記板バネ部材が外周に摩擦係合される駆動シャフトとを有し、
    前記圧電素子の下端が前記下側支持部材に固定されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
JP2018136896A 2018-07-20 2018-07-20 レンズ駆動装置 Active JP6908007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136896A JP6908007B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136896A JP6908007B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 レンズ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020013062A JP2020013062A (ja) 2020-01-23
JP6908007B2 true JP6908007B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=69169446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018136896A Active JP6908007B2 (ja) 2018-07-20 2018-07-20 レンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6908007B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4679349B2 (ja) * 2005-11-22 2011-04-27 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 撮像装置及びレンズの移動制御方法
JP2011209492A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Konica Minolta Opto Inc レンズユニット
JP2015105988A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 コニカミノルタ株式会社 駆動装置及びレンズユニット並びに撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020013062A (ja) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6981376B2 (ja) レンズ駆動装置
JP7073957B2 (ja) レンズ駆動装置
US11953754B2 (en) Lens drive device
JP6699408B2 (ja) レンズ駆動装置
CN107991827B (zh) 透镜驱动装置
JP6908007B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2020013064A (ja) レンズ駆動装置
JP6635002B2 (ja) レンズ駆動装置
US10514522B2 (en) Lens drive unit
JP6569643B2 (ja) レンズ駆動装置
JP6852715B2 (ja) レンズ駆動装置
WO2020017216A1 (ja) レンズ駆動装置
JP2015105988A (ja) 駆動装置及びレンズユニット並びに撮像装置
WO2014049962A1 (ja) アクチュエータユニットおよび撮像装置
JP6897460B2 (ja) レンズ駆動装置
JP6690447B2 (ja) レンズ駆動装置
JP6642532B2 (ja) レンズ駆動装置
JP5618028B2 (ja) 駆動装置および撮像装置
WO2014185297A1 (ja) 駆動装置および撮像装置
JP6863140B2 (ja) レンズ駆動装置
JP5569665B1 (ja) 駆動装置およびこれを用いた撮像装置
JP7007130B2 (ja) レンズ駆動装置
JP5556976B1 (ja) 撮像レンズ駆動用アクチュエータユニットおよび撮像装置
JP2019215476A (ja) レンズ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6908007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250