JP4673759B2 - テープ用リール及びその製造方法 - Google Patents

テープ用リール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4673759B2
JP4673759B2 JP2006015526A JP2006015526A JP4673759B2 JP 4673759 B2 JP4673759 B2 JP 4673759B2 JP 2006015526 A JP2006015526 A JP 2006015526A JP 2006015526 A JP2006015526 A JP 2006015526A JP 4673759 B2 JP4673759 B2 JP 4673759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
pedestal
joining
reel
hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006015526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007200410A (ja
Inventor
輝夫 曽我部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP2006015526A priority Critical patent/JP4673759B2/ja
Priority to US11/656,424 priority patent/US20070176044A1/en
Publication of JP2007200410A publication Critical patent/JP2007200410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4673759B2 publication Critical patent/JP4673759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/04Kinds or types
    • B65H75/08Kinds or types of circular or polygonal cross-section
    • B65H75/14Kinds or types of circular or polygonal cross-section with two end flanges
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/037Single reels or spools
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/041Details
    • G11B23/044Reels or cores; positioning of the reels in the cassette

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

本発明は、高精度のテープ用リール及びその製造方法に関する。
近年、光ファイバーのような情報を高速に伝達するための手段が著しく発達し、膨大な情報をもつ画像及びデータ転送が可能となる一方、それらを記録、再生及び保存するための高度な技術が要求されるようになってきた。記録、再生媒体には、フレキシブルディスク、磁気ドラム、ハードディスク及び磁気テープ等が挙げられるが、磁気テープ等のテープ状記録媒体は1巻あたりの記録容量が大きく、データバックアップ用をはじめとしてその役割を担うところが大きい。テープ状記録媒体としては、磁気テープ、光テープ等が挙げられる。
上記テープ状記録媒体は、通常、リールに巻回され、カートリッジに収納した状態で使用される。最近では、テープカートリッジの記録容量の増加にともない、そのリールにも形状精度及び回転精度のさらなる向上が要求されている。
リールには、ツーピースタイプとスリーピースタイプとがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。図9に示すように、ツーピースタイプのリール100は、例えば、磁気テープがその外周面101に巻かれ得るハブ102と、ハブ102に溶着固定され中央に開口を有する円盤状の第1フランジ103と、ハブ102に一体成形された円盤状の第2フランジ104とを備えている。ハブ102と第1フランジ103とは、超音波溶着、かしめ等により接合され得る。また、図10に示すように、リール100の使用時には、磁気テープ105がハブ102の外周面101に巻かれる。図11A、Bに示すように、ツーピースタイプのリールの構成部品としてのハブ102は第2フランジ104と一体成形され、第2フランジ104はハブ102の外周から径方向に張り出して形成されている。
一方、スリーピースタイプのリールは、例えば、上記ツーピースタイプのリールにおいて、リール100と第2フランジ104とが、さらに別部品として形成されているものである。スリーピースタイプのリールでは、第1フランジ、ハブ及び第2フランジは、超音波溶着、スナップフィット等で接合されている。
特開平10−320958号公報 特開2002−298542号公報
ツーピースタイプのリールもスリーピースタイプのリールも、その構成部品は樹脂の射出成形により製造されることが多い。ツーピースタイプのリールでは、第1フランジと、第2フランジを備えたハブとは、それぞれ別々に射出成形して製造される。その際、第1フランジは、フラットな円盤状であるため、射出成形時の樹脂流れがスムーズであり、形状精度よく製造可能である。しかし、第2フランジを備えたハブは、ハブの巻付け面に対してフランジが屈曲し、また、ハブの巻付け面とフランジでは肉厚が異なるため、射出成形時に樹脂が流動する際に成形型の内部圧力が不均一になりやすく、ハブと第2フランジとの形状を精度よく一体成形することは困難である。このため、これらの各部品を接合して用いるリールの形状精度も低下するという問題がある。
一方、スリーピースタイプのリールでは、第1フランジ、ハブ及び第2フランジがそれぞれ別々に射出成形して製造される。スリーピースタイプのリールの各部品には大きな屈曲部がなく、その肉厚もほぼ均一であるため、ツーピースタイプの部品よりも高い形状精度で製造可能である。しかし、スリーピースタイプのリールを製造するには、ハブの両側にそれぞれフランジを接合する必要があり、その際には通常、一方のフランジをハブに接合した後、もう一方のフランジを接合するためにハブを反転させる工程等が必要となり製造工程が煩雑となるという問題がある。また、ハブの両側にそれぞれのフランジをスナップフィットで接合する方法も提案されているが、スナップフィットによる接合では、その構造上嵌合部のクリアランスが必要となり、接合後の部品同士の固定が不十分となり、リール全体の形状精度が劣るという問題がある。
このように、リールの形状精度が十分でないと、リールの回転精度も低下し、テープの走行が不安定となり、ドライブヘッドによる記録信号の読み取り精度や記録精度も低下し、記録信号の読み取りエラーや記録エラーの原因となる。
本発明は上記問題を解決したもので、各部品の形状精度が高いスリーピースタイプのリールにおいて、リール全体の形状精度を向上させたテープ用リール及びそのテープ用リールを効率よく製造する方法を提供するものである。
本発明のテープ用リールは、中央部に開口を有する円盤状の第1のフランジと、円筒状のハブと、中央部に開口を有する円盤状の第2のフランジとを含み、前記第1のフランジ及び前記第2のフランジは、それぞれ前記ハブの両側に接合され、かつ前記ハブの外周から径方向に張り出しているスリーピースタイプのテープ用リールであって、前記ハブは、その外周に、前記第1のフランジを受ける第1の台座と、前記第2のフランジを受ける第2の台座とを備え、前記第2のフランジは、その下面に、凸部形状の接合リブを備え、前記第2の台座は、その上面に、前記第2のフランジの接合リブと嵌合可能な凹部形状の接合溝を備え、前記第1の台座の外周と前記第2の台座の外周とは、それぞれリールの回転軸方向から見て異なる同心円上に位置し、かつ前記第1の台座の上面と前記第2の台座の上面とは、それぞれ同一方向を向いて配置され、前記第1のフランジは、前記第1の台座に接合され、前記第2のフランジは、前記第2のフランジの接合リブを前記第2の台座の接合溝に嵌合させることにより、前記第2の台座に接合されていることを特徴とする。

また、本発明のテープ用リールの製造方法は、中央部に開口を有する円盤状の第1のフランジと、円筒状のハブと、中央部に開口を有する円盤状の第2のフランジとを含み、前記第1のフランジ及び前記第2のフランジは、それぞれ前記ハブの両側に接合され、かつ前記ハブの外周から径方向に張り出し、前記ハブは、その外周に、前記第1のフランジを受ける第1の台座と、前記第2のフランジを受ける第2の台座とを備え、前記第2のフランジは、その下面に、凸部形状の接合リブを備え、前記第2の台座は、その上面に、前記第2のフランジの接合リブと嵌合可能な凹部形状の接合溝を備え、前記第1の台座の外周と前記第2の台座の外周とは、それぞれリールの回転軸方向から見て異なる同心円上に位置し、かつ前記第1の台座の上面と前記第2の台座の上面とは、それぞれ同一方向を向いて配置されているスリーピースタイプのテープ用リールの製造方法であって、前記第1のフランジを前記第1の台座に接合する工程と、前記第2のフランジの接合リブを前記第2の台座の接合溝に嵌合させ、前記第2のフランジを前記第2の台座に接合する工程とを含むことを特徴とする。
本発明のテープ用リールによれば、リールの形状精度が高いため、リールの回転精度も向上し、テープの走行安定性を向上させることができる。
また、本発明のテープ用リールの製造方法によれば、簡便な設備で上記本発明のテープ用リールを効率的に製造できる。
本発明のテープ用リールはスリーピースタイプであり、中央部に開口を有する円盤状の第1のフランジと、円筒状のハブと、中央部に開口を有する円盤状の第2のフランジとを備え、第1のフランジ及び第2のフランジは、それぞれハブの両側に接合され、かつハブの外周から径方向に張り出している。スリーピースタイプのリールとすることにより、各部品の形状精度を向上できる。
また、ハブは、その外周に、第1のフランジを受ける第1の台座と、第2のフランジを受ける第2の台座とを備え、第1の台座の外周と第2の台座の外周とは、それぞれリールの回転軸方向から見て異なる同心円上に位置し、かつ第1の台座の上面と第2の台座の上面とは、それぞれ同一方向を向いて配置されている。これにより、第1のフランジと第2のフランジとを同方向(一軸方向)からハブに接合可能となり、ハブとリールの接合装置の簡素化を図ることができる。
さらに、第1のフランジは、第1の台座に接合し、第2のフランジは、第2の台座に接合している。これにより、ハブとフランジとを超音波溶着、かしめ、接着部材による接着等により接合でき、複数部品を精度よく固定接合することができ、各部品を接合した後のリール全体の形状精度も向上できる。但し、ハブとフランジとの接合手段はこれらに限定されず、複数部品を形状精度よく固定接合できれば他の接合手段であってもよい。
なお、本発明のテープ用リールは、シングルリール型のテープカートリッジだけでなく、ダブルリール型のテープカートリッジにおいても適用可能であり、さらに、テープカートリッジ用のリールだけでなく、ドライブ側のリールとしても適用可能である。
一方、本発明のテープ用リールの製造方法は、上記本発明のテープ用リールの製造方法であって、第1のフランジを第1の台座に接合する工程と、第2のフランジを第2の台座に接合する工程とを含んでいる。これにより、上記のとおり第1のフランジと第2のフランジとを同方向(一軸方向)からハブに接合可能となり、形状精度が高いリールを効率的に製造できる。ハブとフランジとの接合方法は特に限定されないが、超音波溶着、かしめ、接着部材による接着等の方法であれば、複数部品を精度よく固定接合することができ、各部品を接合した後のリール全体の形状精度も向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(実施形態1)
図1Aは、本発明のテープ用リールに用いる第1のフランジの一例を示す平面図であり、図1Bは、図1AのI−I線の断面図である。図1A、Bに示すように、第1のフランジ10は、その中央部に開口11を有する円盤状に形成されている。また、図1Cは、図1Bの部分拡大図である。図1Cに示すように、第1のフランジ10は、その内周に接合リブ12を備えている。また、接合リブ12の先端には、溶着突起13が設けられている。さらに、第1のフランジ10は、接合リブ12とは反対側の内周にリブ14を備えている。第1のフランジ10の材質としては、樹脂を用いることができる。この場合、第1のフランジ10は略フラットな円盤状であるため、射出成形時に樹脂を均一な内部圧力で流動させることができ、第1のフランジ10の形状を精度よく形成可能である。なお、他の部品との接合が可能であれば、第1のフランジ10の材質は樹脂に限定はされない。
図2Aは、本発明のテープ用リールに用いる第2のフランジの一例を示す平面図であり、図2Bは、図2AのII−II線の断面図である。図2A、Bに示すように、第2のフランジ20は、その中央部に開口21を有する円盤状に形成されている。また、図2Cは、図2Bの部分拡大図である。図2Cに示すように、第2のフランジ20は、その内周に接合リブ22を備えている。また、接合リブ22の先端には、溶着突起23が設けられている。第2のフランジ20の材質としては、樹脂を用いることができる。この場合、第2のフランジ20は略フラットな円盤状であるため、射出成形時に樹脂を均一な内部圧力で流動させることができ、第2のフランジ20の形状を精度よく形成可能である。なお、他の部品との接合が可能であれば、第2のフランジ20の材質は樹脂に限定はされない。
図3Aは、本発明のテープ用リールに用いるハブの一例を示す平面図であり、図3Bは、その側面図であり、図3Cは、図3AのIII−III線の断面図である。図3A〜Cに示すように、ハブ30は、有底円筒状に形成されている。また、ハブ30は、その外周に、前述の第1のフランジ10(図1)を受ける第1の台座31と、前述の第2のフランジ20(図2)を受ける第2の台座32とを備えている。また、第1の台座31の外周31aと第2の台座32の外周32aとは、それぞれリールの回転軸33の方向から見て異なる同心円上に位置し、第1の台座31の外径は、第2の台座32の外径より小さく設定されている。さらに、第1の台座31の上面31bと第2の台座32の上面32bとは、それぞれ同一方向(図3では上方向)を向いている。図3D及び図3Eは、それぞれ図3Cの部分拡大図である。図3Dに示すように、第1の台座31は、接合溝34を備え、図3Eに示すように、第2の台座32は、接合溝35を備えている。ハブ30の材質としては、樹脂を用いることができる。この場合、ハブ30は、フランジ部を有していないため、従来のフランジ付きハブに比べて、射出成形時に樹脂を均一な内部圧力で流動させることができ、ハブ30の形状を精度よく形成可能である。なお、他の部品との接合が可能であれば、ハブ30の材質は樹脂に限定はされない。
図4Aは、本発明のテープ用リールの一例を示す断面図である。図4Aに示すように、リール40は、図1〜図3で説明した第1のフランジ10と、第2のフランジ20と、ハブ30とが接合されて形成されている。図4B及び図4Cは、それぞれ図4Aの部分拡大図である。図4Bに示すように、第1のフランジ10の接合リブ12は、第1の台座31の接合溝34に後述する超音波溶着により接合され、図4Cに示すように、第2のフランジ20の接合リブ22は、第2の台座32の接合溝35に後述する超音波溶着により接合されている。
次に、本実施形態のテープ用リールの製造方法を説明する。図5Aは、ハブと第2のフランジとを接合する工程の一例を示す断面図であり、図5Bは、図5Aの部分拡大図である。図6Aは、ハブと第1のフランジとを接合する工程の一例を示す断面図であり、図6Bは、図6Aの部分拡大図である。なお、図5及び図6において、ハブとフランジ以外は断面にしていない。
先ず、図5A、Bに示すように、ハブ30を凸型の受け治具50に固定した後、上方から第2のフランジ20を第2の台座32の上に配置し、第2のフランジ20の接合リブ22を、第2の台座32の接合溝35に挿入する。次に、第1の溶着ホーン51を、第2のフランジ20の接合リブ22と反対側に配置し、第1の溶着ホーン51と受け治具50とで接合部を挟持する。最後に、第1の溶着ホーン51により接合部に超音波を印加して、接合リブ22の溶着突起23を溶融させ、接合リブ22と接合溝35とを溶着する。この第1の工程により、形状精度よくハブ30に第2のフランジ20を接合して固定できる。
次に、図6A、Bに示すように、上方から第1のフランジ10を第1の台座31の上に配置し、第1のフランジ10の接合リブ12を、第1の台座31の接合溝34に挿入する。次に、第2の溶着ホーン52を、第1のフランジ10のリブ14の上に配置し、第2の溶着ホーン52と受け治具50とで接合部を挟持する。最後に、第2の溶着ホーン52により接合部に超音波を印加して、接合リブ12の溶着突起13を溶融させ、接合リブ12と接合溝34とを溶着する。この第2の工程により、形状精度よくハブ30に第1のフランジ10を接合して固定できる。
本実施形態の製造方法では、第1のフランジ10と第2のフランジ20とを同一方向からハブ30に配置できるため、ハブ30を反転しなくても第1のフランジ10と第2のフランジ20を接合でき、接合装置を簡素化できるとともに、接合工程を効率化できる。
また、上記第1の工程と上記第2の工程とで、第1、第2の溶着ホーン51、52と受け治具50とで接合部を挟持することにより、溶着エネルギーの損失を抑制し、溶着精度を向上できる。なお、第1の溶着ホーン51と第2の溶着ホーン52として、第1の工程と第2の工程とで共通のホーンを使用してもよい。
(実施形態2)
図7Aは、本発明のテープ用リールの他の例を示す断面図である。図7Aに示すように、リール60は、第1のフランジ15と、第2のフランジ20と、ハブ36とが接合されて形成されている。第1のフランジ15は、その中央部に開口を有する円盤状に形成され、その内周にかしめ用の貫通口16を備えている。また、第2のフランジ20は、実施形態1で使用したものと同様の構成であるので、以下同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。さらに、ハブ36は、接合溝34(図3)に代えて、かしめボス37を設けた以外は、実施形態1のハブ30と同様の構成であるので、以下同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
図7B及び図7Cは、それぞれ図7Aの部分拡大図である。図7Bに示すように、第1のフランジ15は、ハブ36の第1の台座31に、かしめボス37を介してかしめにより接合され、図7Cに示すように、第2のフランジ20の接合リブ22は、第2の台座32の接合溝35に実施形態1と同様に超音波溶着により接合されている。本実施形態において、第1のフランジ15の接合のみをかしめにより実施したのは、第1のフランジ15をかしめにより接合しても、かしめボス37がテープの巻付け面に影響しないからである。逆に、第2のフランジ20の接合をかしめにより実施すると、かしめボスがテープの巻付き面に突出して、テープの巻付けを阻害することになる。
本実施形態のテープ用リール60は、第1のフランジ15とハブ36とをかしめにより接合した以外は、実施形態1のテープ用リール40と略同様の構成であり、同様の効果を奏する。また、本実施形態のテープ用リール60の製造方法は、第1のフランジ15と第2のフランジ20とを同一方向からハブ36に配置できるため、ハブ36を反転しなくても第1のフランジ15と第2のフランジ20とを接合でき、接合装置を簡素化できるとともに、接合工程を効率化できる。
(実施形態3)
図8Aは、本発明のテープ用リールのさらに他の例を示す断面図である。図8Aに示すように、リール70は、第1のフランジ80と、第2のフランジ25と、ハブ30とが接合されて形成されている。第1のフランジ80は、その中央部に開口を有する円盤状に形成され、その内周にリブ81を備えている。また、第2のフランジ25は、接合リブ22(図2)を設けなかった以外は、実施形態1の第2のフランジ20と同様の構成であるので、その説明は省略する。さらに、ハブ30は、実施形態1で使用したものと同様の構成であるので、以下同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
図8B及び図8Cは、それぞれ図8Aの部分拡大図である。図8B、Cに示すように、ハブ30の接合溝34及び接合溝35の中にはそれぞれ接着剤82が充填され、第1のフランジ80は、ハブ30の第1の台座31に、接着剤82により接合され、第2のフランジ25は、ハブ30の第2の台座32に、接着剤82により接合されている。接着剤82は特に限定されず、さらに紫外線硬化性樹脂等も使用できる。
本実施形態のテープ用リール70は、第1のフランジ80及び第2のフランジ25と、ハブ30とを接着剤82により接合した以外は、実施形態1のテープ用リール40と略同様の構成であり、同様の効果を奏する。また、本実施形態のテープ用リール70の製造方法は、第1のフランジ80と第2のフランジ25とを同一方向からハブ30に配置できるため、ハブ30を反転しなくても第1のフランジ80と第2のフランジ25とを接合でき、接合装置を簡素化できるとともに、接合工程を効率化できる。
以上説明したように、本発明のテープ用リールは、リールの形状精度が高いため、リールの回転精度も向上し、テープの走行安定性を向上でき、テープカートリッジの高性能化に寄与できる。
また、本発明のテープ用リールの製造方法は、簡便な設備で上記本発明のテープ用リールを効率的に製造でき、その工業的価値は大である。
図1Aは、本発明のテープ用リールに用いる第1のフランジの一例を示す平面図、図1Bは、図1AのI−I線の断面図、図1Cは、図1Bの部分拡大図である。 図2Aは、本発明のテープ用リールに用いる第2のフランジの一例を示す平面図、図2Bは、図2AのII−II線の断面図、図2Cは、図2Bの部分拡大図である。 図3Aは、本発明のテープ用リールに用いるハブの一例を示す平面図、図3Bは、その側面図、図3Cは、図3AのIII−III線の断面図、図3D及び図3Eは、それぞれ図3Cの部分拡大図である。 図4Aは、本発明のテープ用リールの一例を示す断面図、図4B及び図4Cは、それぞれ図4Aの部分拡大図である。 図5Aは、ハブと第2のフランジとを接合する工程の一例を示す断面図、図5Bは、図5Aの部分拡大図である。 図6Aは、ハブと第1のフランジとを接合する工程の一例を示す断面図、図6Bは、図6Aの部分拡大図である。 図7Aは、本発明のテープ用リールの他の例を示す断面図、図7B及び図7Cは、それぞれ図7Aの部分拡大図である。 図8Aは、本発明のテープ用リールのさらに他の例を示す断面図、図8B及び図8Cは、それぞれ図8Aの部分拡大図である。 従来の磁気テープ用リールの断面図である。 図9の磁気テープ用リールにテープを巻回した状態の断面図である。 図11Aは、従来の磁気テープ用リールに用いるハブの平面図、図11Bは、その側面図である。
符号の説明
10、15、80 第1のフランジ
11、21 開口
12、22 接合リブ
13、23 溶着突起
14、81 リブ
16 貫通口
20、25 第2のフランジ
30、36 ハブ
31 第1の台座
32 第2の台座
31a、32a 外周
31b、32b 上面
33 リールの回転軸
34、35 接合溝
40、60、70 リール
50 受け治具
51 第1の溶着ホーン
52 第2の溶着ホーン
37 かしめボス
82 接着剤

Claims (9)

  1. 中央部に開口を有する円盤状の第1のフランジと、円筒状のハブと、中央部に開口を有する円盤状の第2のフランジとを含み、
    前記第1のフランジ及び前記第2のフランジは、それぞれ前記ハブの両側に接合され、かつ前記ハブの外周から径方向に張り出しているスリーピースタイプのテープ用リールであって、
    前記ハブは、その外周に、前記第1のフランジを受ける第1の台座と、前記第2のフランジを受ける第2の台座とを備え、
    前記第2のフランジは、その下面に、凸部形状の接合リブを備え、
    前記第2の台座は、その上面に、前記第2のフランジの接合リブと嵌合可能な凹部形状の接合溝を備え、
    前記第1の台座の外周と前記第2の台座の外周とは、それぞれリールの回転軸方向から見て異なる同心円上に位置し、かつ前記第1の台座の上面と前記第2の台座の上面とは、それぞれ同一方向を向いて配置され、
    前記第1のフランジは、前記第1の台座に接合され、
    前記第2のフランジは、前記第2のフランジの接合リブを前記第2の台座の接合溝に嵌合させることにより、前記第2の台座に接合されていることを特徴とするテープ用リール。
  2. 前記第1の台座の外径は、前記第2の台座の外径より小さく、
    前記第1のフランジは、その下面に、凸部形状の接合リブを備え、
    前記第1の台座は、その上面に、前記第1のフランジの接合リブと嵌合可能な凹部形状の接合溝を備え、
    前記第1のフランジの接合リブは、前記第1の台座の接合溝に超音波溶着により接合され、
    前記第2のフランジの接合リブは、前記第2の台座の接合溝に超音波溶着により接合されている請求項1に記載のテープ用リール。
  3. 前記第1のフランジの接合リブ及び前記第2のフランジの接合リブは、それぞれその先端に溶着突起を備えていた請求項2に記載のテープ用リール。
  4. 前記第1の台座の外径は、前記第2の台座の外径より小さく、
    前記第1のフランジと前記第1の台座とは、かしめにより接合され、
    前記第2のフランジと前記第2の台座とは、超音波溶着により接合されている請求項1に記載のテープ用リール。
  5. 前記第1の台座の外径は、前記第2の台座の外径より小さく、
    前記第1のフランジは、前記第1の台座に接着部材により接合され、
    前記第2のフランジは、前記第2の台座に接着部材により接合されている請求項1に記載のテープ用リール。
  6. 中央部に開口を有する円盤状の第1のフランジと、円筒状のハブと、中央部に開口を有する円盤状の第2のフランジとを含み、
    前記第1のフランジ及び前記第2のフランジは、それぞれ前記ハブの両側に接合され、かつ前記ハブの外周から径方向に張り出し、
    前記ハブは、その外周に、前記第1のフランジを受ける第1の台座と、前記第2のフランジを受ける第2の台座とを備え、
    前記第2のフランジは、その下面に、凸部形状の接合リブを備え、
    前記第2の台座は、その上面に、前記第2のフランジの接合リブと嵌合可能な凹部形状の接合溝を備え、
    前記第1の台座の外周と前記第2の台座の外周とは、それぞれリールの回転軸方向から見て異なる同心円上に位置し、かつ前記第1の台座の上面と前記第2の台座の上面とは、それぞれ同一方向を向いて配置されているスリーピースタイプのテープ用リールの製造方法であって、
    前記第1のフランジを前記第1の台座に接合する工程と、
    前記第2のフランジの接合リブを前記第2の台座の接合溝に嵌合させ、前記第2のフランジを前記第2の台座に接合する工程とを含むことを特徴とするテープ用リールの製造方法。
  7. 前記第1の台座の外径は、前記第2の台座の外径より小さく、
    前記第1のフランジは、その下面に、凸部形状の接合リブを備え、
    前記第1の台座は、その上面に、前記第1のフランジの接合リブと嵌合可能な凹部形状の接合溝を備え、
    前記第1のフランジの接合リブを前記第1の台座の接合溝に超音波溶着により接合し、
    前記第2のフランジの接合リブを前記第2の台座の接合溝に超音波溶着により接合する請求項6に記載のテープ用リールの製造方法。
  8. 前記第1の台座の外径は、前記第2の台座の外径より小さく、
    前記第1のフランジと前記第1の台座とをかしめにより接合し、
    前記第2のフランジと前記第2の台座とを超音波接着により接合する請求項6に記載のテープ用リールの製造方法。
  9. 前記第1の台座の外径は、前記第2の台座の外径より小さく、
    前記第1のフランジと前記第1の台座とを接着部材により接合し、
    前記第2のフランジと前記第2の台座とを接着部材により接合する請求項6に記載のテープ用リールの製造方法。
JP2006015526A 2006-01-24 2006-01-24 テープ用リール及びその製造方法 Active JP4673759B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015526A JP4673759B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 テープ用リール及びその製造方法
US11/656,424 US20070176044A1 (en) 2006-01-24 2007-01-23 Tape reel and method for manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015526A JP4673759B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 テープ用リール及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007200410A JP2007200410A (ja) 2007-08-09
JP4673759B2 true JP4673759B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=38321102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015526A Active JP4673759B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 テープ用リール及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070176044A1 (ja)
JP (1) JP4673759B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5528837B2 (ja) * 2010-02-04 2014-06-25 富士フイルム株式会社 リールの製造方法及びリール並びに記録テープカートリッジ
CN102806552B (zh) * 2011-06-03 2015-03-04 力山工业股份有限公司 可方便释放电源线的工具机
JP7188352B2 (ja) * 2019-10-11 2022-12-13 株式会社村田製作所 テーピング電子部品連用リール

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000082272A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Fuji Photo Film Co Ltd テープリール
JP2002298542A (ja) * 2001-03-26 2002-10-11 Imation Corp 統合された駆動歯と金属フランジとを有するスリーピーステープリールアセンブリ
JP2003007029A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Tdk Corp テープカートリッジにおけるリールの製造方法
JP2003091963A (ja) * 2001-06-28 2003-03-28 Fuji Photo Film Co Ltd 記録テープカートリッジ
JP2005346862A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Sony Corp テープカートリッジ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056989U (ja) * 1983-08-22 1985-04-20 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ
JPH0624070Y2 (ja) * 1988-04-19 1994-06-22 ティーディーケイ株式会社 テープリール
JP2701401B2 (ja) * 1988-12-29 1998-01-21 ソニー株式会社 カセットリール
JP2000208988A (ja) * 1999-01-14 2000-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品供給装置
US6257519B1 (en) * 1999-09-30 2001-07-10 Imation Corp. Three-piece tape reel assembly for a data storage tape cartridge
US7354016B2 (en) * 2003-12-29 2008-04-08 Fujifilm Corporation Reel

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000082272A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Fuji Photo Film Co Ltd テープリール
JP2002298542A (ja) * 2001-03-26 2002-10-11 Imation Corp 統合された駆動歯と金属フランジとを有するスリーピーステープリールアセンブリ
JP2003007029A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Tdk Corp テープカートリッジにおけるリールの製造方法
JP2003091963A (ja) * 2001-06-28 2003-03-28 Fuji Photo Film Co Ltd 記録テープカートリッジ
JP2005346862A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Sony Corp テープカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007200410A (ja) 2007-08-09
US20070176044A1 (en) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090160277A1 (en) Fluid Dynamic Pressure Bearing
US4871404A (en) Method for producing an optical information recording disk
US8345379B2 (en) Disk drive device equipped with a bearing unit relatively rotatably supporting a hub against base member
JP4673759B2 (ja) テープ用リール及びその製造方法
JP2000173229A (ja) テープリール
US4836890A (en) Method for producing optical information recording disk
EP2263231B1 (en) Flexible recordable disk
US6783094B2 (en) Recording-media tape reel
JP4579099B2 (ja) 磁気テープ巻取り用リールおよびその製造方法、並びにテープカートリッジ
JP2007250139A (ja) テープ用リール及びその製造方法
JP2007200411A (ja) テープ用リール及びその製造方法
JP4651869B2 (ja) 記録メディアテープ用リール
US5051858A (en) Recording disk having improved centering hub and magnetic yoke arrangement
US7345847B2 (en) Tape cartridge
JP2006004610A (ja) ディスクドライブ及びその製造方法
JPH1166811A (ja) 磁気テープカートリッジ
JP4153179B2 (ja) テープリール
US20080197231A1 (en) Tape cartridge
JP2630144B2 (ja) 光ディスク
JP2000082272A (ja) テープリール
JPS60209985A (ja) フレキシブル磁気デイスク
JPH0244543A (ja) 光情報記録デイスク
JP2002083479A (ja) 記録メディアテープ用リール
WO2004013856A1 (ja) 光ディスク媒体及びハブ
JP2007234167A (ja) 光ディスク駆動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4673759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250