JP4673002B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、複合機能装置により行われる処理にて使用可能なデータを使用した処理を前記複合機能装置により実行可能にした複合機能システムおよびデータ処理方法およびプログラムに関するものである。
従来、スキャナから入力される画像データを印刷するプリンタを備え、更に、通信インタフェースを備えて、外部の機器、例えばホストコンピュータ等と通信して、プリントジョブを受信可能な画像形成装置、いわゆる複合機が実用化されている。
そして、上記画像形成装置内に外部記憶装置としてのハードディスク等のデータ蓄積手段を備えて、ホストコンピュータからのプリントジョブを蓄積して、予め設定されたID情報等の認証確認後、操作部からの印刷指示で蓄積されたプリントジョブの印刷処理を開始するセキュアプリント処理を実行可能なものも実用化されている。
また、各ユーザがユーザ毎に関連付けて蓄積したデータ(アドレス帳情報,ボックス情報,操作履歴情報,マクロ情報,・・・等のパーソナライズ情報)を用いて種々の画像処理(プリント処理、ファクシミリ通信処理、Eメール送信処理等を含む)に利用可能に構成されていた。
さらに、従来の画像形成装置は上記のように構成されていたので、例えばユーザの管轄部署等の移動に伴い、職場内あるいは他の事業所等への移動等が発生した場合には、ユーザ毎に関連付けされて画像形成装置内に蓄積されたデータを削除して移動する等の作業を行う事態が発生する。
この際、ユーザは、画像形成装置中の蓄積データを削除するために、ユーザは自分に関係するデータを操作部等より指示して探索し、発見したデータを1つ1つ削除することで、画像形成装置中に蓄積された当該ユーザに関連付けされたデータを全て削除していた。
また、特許文献1には、ユーザにユーザ識別情報を入力させ、該入力したユーザ識別情報が有効な場合に、該ユーザ識別情報に対応するデータを蓄積データの中から検索して表示し、削除可能にすることが記載されている。
特開2003−228262号公報
しかしながら、上述したユーザが自分に関係するデータを操作部等から探索して1つ1つ削除する従来の画像形成装置では、全てのデータの削除を手動で行う必要があるため、効率が非常に悪い。また、このように手動で検索する場合、全部のデータを発見することは困難であり、データの消し忘れが発生し、機密情報やユーザの個人情報を第三者が簡単に閲覧できてしまう等のセキュリティ上の問題点が指摘されていた。
さらに、上記ボックス領域内におけるデータ削除の際に、データ削除忘れ等が起きた場合には、本来空き領域となるはずの領域が解放されず、外部記憶装置内で記憶資源を無駄遣いしてしまう等の問題点も指摘されていた。
また、上記特許文献1では、ユーザに関連付けされたデータを全て表示させて削除することが可能となる。しかしながら、各ユーザに属したデータであっても、管理者にとって削除されては困るデータが存在する場合もあった。そのため、各ユーザに関連付けされたデータの削除権限を、各ユーザに与えてしまうと、上述したような削除されては困るデータがユーザによって削除されてしまう恐れがあるという画像形成装置の管理上の問題点があった。
一方、上記各ユーザに関連付けされたデータの削除権限を各ユーザに与えず、全て管理者が削除する構成では、管理者の管理負担が増大してしまうとともに、ユーザ側も逐次管理者に申請する必要がり煩雑であるという問題点もあった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、画像処理装置により行われる処理にて使用可能な記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示をユーザが行った合に、記憶手段に記憶されているデータのうち、当該指示を行ったユーザが当該指示を行ったユーザのデータを使用することを禁止するとともに当該使用を禁止されたデータを管理者が削除するために当該管理者に通知し、データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除するための指示を管理者が行った合に、記憶手段に記憶されているデータのうち、前記ユーザによって前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除する仕組を提供することである。
本発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置により行われる処理にて使用可能なデータを、ユーザ毎に区別して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているデータを使用した処理を実行する実行手段と、前記記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示をユーザが行った合に、前記記憶手段に記憶されているデータのうち、前記指示を行ったユーザのデータを削除せずに、前記指示を行ったユーザが当該指示を行ったユーザのデータを使用することを禁止するとともに当該使用を禁止されたデータを管理者が削除するために当該管理者に通知し、前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除するための指示を管理者が行った合に、前記記憶手段に記憶されているデータのうち、前記ユーザによって前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置により行われる処理にて使用可能な記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示をユーザが行った合に、記憶手段に記憶されているデータのうち、当該指示を行ったユーザが当該指示を行ったユーザのデータを使用することを禁止するとともに当該使用を禁止されたデータを管理者が削除するために当該管理者に通知することができ、データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除するための指示を管理者が行った合に、記憶手段に記憶されているデータのうち、前記ユーザによって前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除することができる。
また、特定のユーザ以外のユーザの特定のユーザへのデータ削除申請の手間の増大と、特定のユーザの管理負担の増大を共に防止することができ、データの消し忘れによる複合機能装置のメモリ資源の消費を防ぐことができる。さらに、特定のユーザ以外のユーザに全削除の権限を与えず、特定のユーザのユーザの削除操作後に、特定のユーザが削除可能、不可能を判断して削除することができるため、特定のユーザにとって削除されては困るデータの保護を確実に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置を適用可能なデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態のデジタル複写機は、デジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される。
デジタル複写機本体101は、操作部102、リーダ部103、プリンタ部104から構成される。操作部102は、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105を操作するために使用する。リーダ部103は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部104及び画像入出力制御部105へ出力する。プリンタ部104は、リーダ部103及び画像入出力制御部105からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
画像入出力制御部105は、リーダ部103に接続されており、コンピュータインタフェース部106、画像メモリ107、制御部108、ハードディスク(HD)110から構成される。
なお、ハードディスク(HD)110には、ユーザが利用するカテゴリ(例えばアドレス帳、操作履歴、マクロ、お好みキー、ジョブ等)毎のデータが所定数、ユーザ(認証されるユーザID)に関連付けられて記憶可能に構成されている。なお、パーソナル情報を特定の外部記憶装置に全て記憶して管理するシステムでも、本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、ユーザ毎のデータを総称してパーソナルデータ又は単にデータと呼び、このパーソナルデータに対して、制御部108が後述する各種の操作指示に基づいて異なるデータ削除処理(一括削除、カテゴリを選択して全削除、フローに従って全削除)を実行可能に構成されている。
コンピュータインタフェース部106は、パーソナルコンピュータ(PC)又はワークステーション(WS)等の情報処理装置(PC/WS)109と制御部108の間のインタフェースである。このコンピュータインタフェース部106は、PC/WS109から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部104で記録できる画像データに展開して制御部108に渡す。なお、コンピュータインタフェース部106は、イーサネット(登録商標)等のネットワークインタフェースであって、PC/WS109とネットワークを介して接続される構成であってもよいし、また、パラレルインタフェース,USBインタフェース等のインタフェースであって、PC/WS109とインタフェースケーブル等を介して直接接続される構成であってもよい。
制御部108は、CPU,ROM,RAM等により構成される。この制御部108のCPUがROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行し、リーダ部103,コンピュータインタフェース部106,画像メモリ107等のそれぞれの間のデータの流れを制御する。なお、この制御部108のCPUによる制御処理の詳細については後述する。
なお、HD110の代わりに、電源を落としてもデータが消去されないその他の不揮発性メモリを設けて、該不揮発性メモリにデータを保存しておく構成であってもよい。
また、PC/WS109は、図示しないCPU,ROM,RAM等を有し、CPUがROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行し、各種処理を行うことができる。
図2は、図1に示したリーダ部103及びプリンタ部104の構成を示す断面図であり、特にプリンタ部104にフィニッシャが装着された場合を示す。
図2において、201は原稿給送装置である。この原稿給送装置201は、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス202上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス202上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス202上に搬送されると、ランプ203を点灯し、そしてスキャナユニット204の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー205,206,207、及びレンズ208によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)209へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD209によって読み取られる。
221はレーザドライバで、レーザ発光部210を駆動するものであり、出力画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部210に発光させる。このレーザ光は感光ドラム211に照射され、感光ドラム211にはレーザ光に応じた潜像が形成される。
この感光ドラム211の潜像の部分には現像器212によって現像剤が付着される。カラー機の場合は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色分現像器が装着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット213及びカセット214、手差し給紙段227のいずれかから記録紙を給紙して転写部215へ搬送し、感光ドラム211に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部216に搬送され、定着部216の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。
定着部216を通過した記録紙は排出ローラ217によって排出され、また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ217のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ217の回転方向を逆転させ、フラッパ218によって再給紙搬送路219へ導く。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部215へ給紙される。
また、Z折りユニット226が本体に装備されている場合には、Z折りユニットへ記録紙が搬送され、操作部102からの操作に応じてZ折りが行われる。
さらに、フィニッシャ220が装備されている場合、排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、ユーザからの指定に応じてパンチャ223で記録紙のパンチが、ステイプラ224でステイプルがそれぞれ行われる。
また、サドルステッチャ225を使用すると、記録紙の中央部をステッチし、その中央部を折ることにより記録紙が製本される。インサータ222では、予め印刷された記録紙を、表紙や合紙として給紙することが可能となり、プリンタ部104の記録紙経路を通すことがないため用紙を傷めず搬送することができる。サドルステッチャ225を使用しないジョブは、排紙口231を通り、可動トレイ228、229のどちらかに排出される。可動トレイ228と229は両方共上下に動作することができ、可動トレイ228に出力する場合には可動トレイ228が排紙口231の位置まで降りる。サドルステッチャ225を使用するジョブは、排紙口232を通り、製本トレイ230に排出される。
図3は、図1に示した操作部102のキー配列を示す平面図である。
図3において、301は電源スイッチであり、デジタル複写機本体101および画像入出力制御部105への通電を制御する。302は予熱キーであり、予熱モードのON/OFFに使用する。
307はコピースタートキーであり、コピーの開始を指示するときに用いるキーである。308はストップキーであり、コピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーである。309はリセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。310はガイドキーであり、各機能を知りたいときに使用するキーである。
311はユーザモードキーであり、ユーザがシステムの基本設定を変更するときに使用する。312は割り込みキーであり、コピー中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。313はテンキーであり、数値の入力を行うときに使用する。 314はクリアキーであり、数値をクリアするときに用いる。315はIDキーであり、複写機を使用する場合にIDの入力モードに移行するときに使用する。
316は、液晶画面とタッチセンサの組合せからなるLCDタッチパネル(操作パネル)であり、モード毎に個別の設定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れることで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。また、各々のジョブの動作状況表示なども行う。317は、ネットワークの通信状態を示すタリーランプであり、通常は緑色で、通信しているときは緑色で点滅し、ネットワークエラーの場合には赤色になる。
図4は、図3に示した操作パネル316のコピー標準画面を示す模式図であり、例えばユーザAでログインした場合のコピー標準画面に対応する。
図4において、402はメッセージラインであり、コピージョブの状態をメッセージで表示する。403は倍率表示であり、設定された倍率やコピーモードによって自動的に決められる倍率をパーセントで表示する。404は用紙サイズ表示であり、選択された出力用紙を表示し、自動用紙選択が設定されている場合にはオート用紙というメッセージを表示する。405は置数表示であり、何枚コピーするかを示す。
406は等倍キーであり、縮小や拡大が設定されている場合に等倍に戻したいときに使用する。407は倍率キーであり、縮小コピー、拡大コピーを行いたい場合の倍率を設定するために使用する。
408は用紙選択キーであり、出力用紙を指定する場合に使用する。409はソータキーであり、ソートやステイプルのモードを設定する場合に使用する。410は両面キーであり、両面モードを設定する場合に使用する。
411は濃度表示で、現在の濃度が分かるようになっており、左側が濃度が低く(薄く)、右側が濃度が高い(濃い)ことを示す。また、濃度表示411は、薄くキー412、濃くキー414と連動して表示が変化するようになっている。薄くキー412は、濃度を薄くしたい場合に使用する。濃くキー414は、濃度を濃くしたい場合に使用する。413は自動キーであり、自動的に濃度を決定するモードを使用する場合に使用する。
415は応用モードキーであり、コピー標準画面で設定できない様々なコピーモードを設定する場合に使用する。416はシステム状況/中止キーであり、現在このデジタル複写機本体101の状況やジョブ履歴を見たい場合、現在実行されているジョブを中止したい場合等に使用する。このシステム状況/中止キー416は、コピー標準画面だけではなく、常にこの位置に現れており、いつでもこのキーを押すことによりシステム状況を見ることができるようになっている。
417はコピーモードキーであり、複数の機能の中からコピーモードを選択するときに使用する。418はFAXキーであり、複数の機能の中からファクシミリ(FAX)モードを選択するときに使用する。419はボックスキーであり、複数の機能の中からボックスモードを選択するときに使用する。ボックス機能とは、ユーザ個人や部署毎に複写機内のメモリに記憶領域を持ち、そこにPDLやスキャン画像を入れておき、好きなときに出力する機能である。420は拡張キーであり、複数の機能の中から拡張モードを選択するときに使用する。この拡張モードとは、各種拡張機能の設定を行うためのものである。
図5は、図1に示した画像メモリ107の論理的な使用方法を示した模式図である。
図5に示すように、本実施形態において、画像メモリ107は、使用用途に応じてハードディスク等の画像メモリの記憶領域をテンポラリ領域5001とデータ保存領域5002に論理的に分けられる。
テンポラリ領域5001は、画像データの出力順序を変えたり、複数部出力においても一回のスキャンで出力ができるようにするために、PDLの展開データやスキャナからの画像データを一時的に記憶する記憶領域である。データ保存領域5002は、5003〜5007のように、カテゴリ毎にデータを蓄積する領域、ユーザIDやパスワード等のユーザ情報を保存するユーザアカウント領域5008、カテゴリ毎に蓄積されたデータとユーザアカウントとを関連付けする関連付け情報を保存する関連付け領域5009、後述するユーザからの削除申請データを保存する削除申請領域5010等を有する。なお、ユーザアカウント領域5008には、装置管理者を含む複数のユーザのユーザアカウント(ユーザ情報)が登録可能である。
図6は、図5に示した領域5003〜5007に蓄積された各データとユーザアカウント領域5008に記憶された各ユーザアカウントとの関連付けを説明するための模式図である。
図6に示すように、関連付け領域5009に格納されている各関連付け情報は、ユーザ識別情報(ユーザID等)、及び、各データへの識別情報5009−1(各データへのポインタ等、例えば、アドレス情報1識別情報(アドレス情報1の格納アドレスを示すポインタ等))と該データの削除申請フラグ5009−2で構成されている。この関連付け情報により、アドレス情報、ボックス情報、操作履歴情報・・・等の各蓄積データと、ユーザ識別情報とを関連つけることができ、ユーザからの要求に応じて、該ユーザに関連付けされて蓄積されたデータを検索して呼び出し表示する(使用可能にする)ことが可能となる。
なお、削除申請フラグ5009−2は、デフォルトでOFFとなっており、ユーザからの削除申請(削除操作)があった場合にONにされる。制御部108のCPUは、削除申請フラグ5009−2がONとなっているデータに関しては、ユーザからの要求があっても、該ユーザとの関連付けがないものとして、データを呼び出さないように制御する(該ユーザの使用環境では使用できないように制御する)。これにより、ユーザからは、そのデータが削除されたかのように感じる。
また、ユーザアカウント領域に格納される各ユーザのユーザアカウントは、ユーザアカウント情報5008−1及び削除申請フラグ5008−2から構成される。なお、削除申請フラグ5008−2は、デフォルトでOFFとなっており、ユーザからの削除申請(削除操作)があった場合にONにされる。制御部108のCPUは、削除申請フラグ5009−2がONとなっているユーザに関しては、ユーザからのログイン要求があっても、該ユーザアカウントは存在しないものとして、ログイン要求を受け付けないように制御する。これにより、ユーザからは、そのユーザのユーザアカウントが削除されたかのように感じる。
図7は、図5に示した削除申請領域5010に蓄積された削除申請情報を示す模式図である。
図7に示すように、削除申請領域5010に蓄積される各削除申請情報は、ユーザにより削除指示された関連付け情報の削除申請情報、ユーザアカウントの削除申請情報、削除申請した日付(申請日情報),ユーザ情報等の情報から構成される。
以下、図8のフローチャートを参照して、本発明の画像形成装置におけるデータ削除処理について説明する。
図8は、本発明の画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、データ削除処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示した制御部108のCPUがROM又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。また、図8中のS101〜S110は各ステップを示し、特にS103〜S107は管理者以外のユーザが管理者に対して全削除要求を発行する処理の制御ステップに対応し、S108〜S110は管理者が管理者以外のユーザから発行された削除要求に応じて実行する削除処理の制御ステップに対応する。
まず、制御部108のCPUは、図3に示した操作パネル316に図9に示す個人認証画面10000を表示し、ユーザからユーザID、パスワードを入力可能な状態で待機する。
図9は、本発明の画像形成装置にログインするための個人認証画面の一例を示す模式図であり、図3に示した操作パネル316に表示される。
図9において、10000は個人認証画面で、個人ID入力エリア10001、パスワード入力エリア10002、ログインボタン10003を有する。この個人認証画面10000が画像形成装置の操作パネル316に表示されている状態で、個人ID入力エリア10001にユーザIDとパスワード入力エリア10002にパスワードを入力し、ログインボタン10003を押下することで、画像形成装置にログインすることができる。
そして、ユーザは画像形成装置を使用するため、図9に示す個人認証画面10000でユーザID、パスワードを入力し、画像形成装置にログインする。
制御部108のCPUは、このユーザからのユーザID、パスワードの入力を受けると(S101)、入力されたユーザID、パスワードとユーザアカウント領域5008に格納されるユーザアカウント情報とに基づいて画像形成装置の操作者の認証処理(ユーザ認証処理)を行い、ログインを許可するか否かを判定する。そして、制御部108のCPUは、ログインが許可すると判定した場合には、ステップS102に進む。
ステップS102において、制御部108のCPUは、ログインしたユーザが管理者か管理者以外のユーザ(認証されたユーザIDが管理者以外のユーザID)か否かを判定し、管理者以外のユーザであると判定した場合には、ステップS103に進み、一方、管理者であると判定した場合には、ステップS108に進む。
〔管理者以外のユーザでログインした場合の処理〕
まず、管理者以外のユーザでログインした場合の処理から説明する。
管理者以外のユーザでログインした場合、ステップS103において、制御部108のCPUは、ログインしたユーザ独自のメニュー画面(図10に示すようなログインユーザ画面)を操作パネル316に表示し、ログインしたユーザの使用環境に画像形成装置を遷移させる(認証されたユーザIDに関連付けされたHD110の領域5003〜5007内の複数のデータの使用を許可するように装置の使用環境を遷移させる)パーソナライズを行う。
図10は、図3に示した操作パネル316に表示されるログインユーザ画面の一例を示す模式図である。
図10に示すように、ログインユーザ画面では、管理者以外のユーザであると認証されたユーザ情報に対応する使用環境に対応する。このログインユーザ画面では、400に示すように、ログインしているユーザ名が表示されることが好ましい。
401は全削除ボタンで、この全削除ボタン401を押下することにより、管理者以外のユーザは、画像形成装置に蓄積された該ユーザのデータに対して削除操作を行うことができ、該ユーザのデータを見かけ上削除することができる。なお、管理者以外のユーザは、実際に画像形成装置上からデータを削除することはできない。その代わり、上記管理者以外のユーザの削除操作により、画像形成装置の管理者に全削除申請が通知される。その後、管理者が該削除申請に基づく全削除処理を実行することにより、画像形成装置からデータを削除することができる。なお、管理者以外のユーザも、管理者が削除を行うウィザード(フロー)とほぼ同様に、データの全削除(見かけ上の全削除)を行うことが可能であり、この見かけ上の削除処理後、制御部108のCPUは、見かけ上削除されたデータを管理者以外のユーザからは見えないように(削除されたかの如く使用不可能に)制御する。なお、図10に示した全削除ボタン401は、図10のメニュー画面の中に設けられても、その他の画面中に設けられても、又、操作部102上のハードキーとして設けられてもよい。
以下、図8のフローチャートの説明に戻る。
ユーザが図10に示した全削除ボタン401を押下すると、ステップS104において、制御部108のCPUは、この全削除ボタン401が押下されたと判断して、ステップS105に処理を進める。そして、ステップS105において、制御部108のCPUは、図11に示すような画像形成装置内に蓄積されたログインユーザに関係したデータを全て検索し、該検索されたデータを全削除するための、全削除メニュー画面に遷移する(操作パネル316に表示する)。
図11は、図3に示した操作パネル316に表示される全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。
なお、図11に示す全削除メニュー画面に遷移する前に、図12に示すような確認画面を表示し、本当に全削除するかどうかを再度確認するように構成してもよい。
図12は、図3に示した操作パネル316に表示される確認画面の一例を示す模式図である。
図12において、600は確認ボタンで、この確認ボタン600が押下されると、制御部108のCPUは、図11に示す全削除メニューに画面を遷移させるように制御する。601はキャンセルボタンで、このキャンセルボタン601が押下されると、制御部108のCPUは、図10に示したログインユーザ画面に戻すように制御する。
以下、図11の説明に戻る。
図11において、505は全データ表示エリアで、画像形成装置のHD110内の領域5003〜5007(図5,図6)に蓄積されたログインユーザに関係付けられた各カテゴリのデータを全件表示する。具体的にはアドレス帳情報、ボックス情報、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報、ジョブ情報のカテゴリごとにログインユーザが作成した、もしくは登録した属性を持ったデータ(図6に示した関連付け情報によりログインユーザと関連付けられたデータ)を検索し、全件数を表示する。
500は一括全削除ボタンで、全データ表示エリア505に表示される全データを一括全削除する場合に押下する。501はカテゴリを選択して全削除ボタンで、全データ表示エリア505に表示される全データをカテゴリ毎に全削除する場合に押下する。502はフローに従って全削除ボタンで、全データ表示エリア505に表示される全データをフロー(ウィザード)に従って全削除する場合に押下する。
一括全削除ボタン500、カテゴリを選択して全削除ボタン501、フローに従って全削除ボタン502のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図8のフローチャートのステップS106に処理を移行させる。
503は終了ボタン、504はキャンセルボタンである。なお、図8のフローチャートには示していないが、終了ボタン503が押下されると、制御部108のCPUは、ユーザが行った後述する移動設定、保存設定等を反映する処理(制御部108のRAM内に保存)を実行し、図10に示したログインユーザ画面に操作パネル316の表示を遷移させ、図8のステップS107に処理を移行させ処理を終了する。
また、キャンセルボタン504が押下されると、制御部108のCPUは、ユーザが行った後述する移動設定、保存設定等を反映することなく、図10に示したログインユーザ画面に操作パネル316の表示を遷移させ、図8のステップS107に処理を移行させ処理を終了する。
以下、図8のフローチャートの説明に戻る。
図11に示した全削除メニュー画面において、一括全削除ボタン500、カテゴリを選択して全削除ボタン501、フローに従って全削除ボタン502のいずれかをユーザが押下すると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、ステップS106に処理を移行させ、ユーザ全削除処理(後述する図13にて詳細に示す)を実行する。
そして、ステップS106のユーザ全削除処理が終了すると、ステップS107に進み、ユーザ全削除終了処理(後述する図25にて詳細に示す)を実行し、処理を終了する。
以下、図13のフローチャートを参照して、図8のステップS106のユーザ全削除処理について説明する。
図13は、本発明の画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図8のステップS106のユーザ全削除処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示した制御部108のCPUがROM又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。また、図13中のS201〜S223は各ステップを示す。
まず、制御部108のCPUは、図11に示した全削除メニュー画面において、一括全削除ボタン500、カテゴリを選択して全削除ボタン501、フローに従って全削除ボタン502のいずれのキーが押下されたかを判定(全削除操作判定)し(S201)、一括全削除ボタン500が押下されたと判定した場合には、ステップS202に処理を進め、操作パネル316に図14に示す一括全削除メニュー画面を表示させる。
図14は、図3に示した操作パネル316に表示される全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。
図14の一括全削除メニュー画面において、全削除ボタン1400が押下されると、制御部108のCPUは、図13のステップS203において、この全削除ボタン1400の押下操作を判断して、ステップS204に処理を移行させる。
ステップS204において、制御部108のCPUは、ログインユーザに関連するデータを見かけ上全削除(仮削除)する。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられた関連付け情報内の削除申請フラグ5009−2を全てONにする。これにより、制御部108のCPUは、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。
そして、制御部108のCPUは、ステップS219において、全削除処理を終了し、図15に示す全削除終了処理メニュー画面を表示させ、ユーザからの入力を待機する。
図15は、図3に示した操作パネル316に表示される全削除終了処理メニュー画面の一例を示す模式図である。
図15の全削除終了処理メニュー画面では、701に示すようにデータを削除したカテゴリ、件数を表示させる。なお、1回の操作で全部のデータを削除できるため、部署移動等により画像形成装置を使用しなくなった場合などに有効な方法である。
そして、図15の全削除終了処理メニュー画面で、終了ボタン700が押下されると、制御部108のCPUは、ステップS220に処理を移行させ、ユーザ情報を残すと判断し、ステップS223に処理を進める。ステップS223では、制御部108のCPUは、図10に示したユーザログインメニュー画面に遷移させ、図13のフローチャートの処理を終了し、図8のステップS107に処理を移行させる。
また、図15の全削除終了処理メニュー画面で、ユーザ削除ボタン703が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、ステップS220に処理を移行させ、ユーザ情報を残さないと判断し、ステップS221に処理を進める。
そして、ステップS221において、制御部108のCPUは、画像形成装置中のユーザアカウント情報を見かけ上削除(仮削除)する。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に対応するユーザアカウント情報の削除申請フラグ5008−2をONにする。これにより、制御部108のCPUは、以後、ログイン不可能となるように制御する。そして、ステップS222に処理を移行させる。
ステップS222では、制御部108のCPUは、ログインユーザを画像形成装置からログオフさせ、図9に示した個人認証画面10000を表示させ、図13のフローチャートを終了し、処理を図8のステップS107のユーザ全削除終了処理に移行させる。
なお、図13のフローチャートには示していないが、図14の一括全削除メニュー画面で、移動ボタン1401が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図16に示すデータ移動ユーザ設定画面に遷移させ、画像形成装置中の他のユーザに、ログインユーザに関連するデータを引き渡す(移動させる)処理を行うように制御する。
図16は、図3に示した操作パネル316に表示されるデータ移動ユーザ設定画面の一例を示す模式図である。
図16のデータ移動ユーザ設定画面では、1505に移動対象となるデータ領域が表示される。ここでは全データが対象となっている。1500に画像形成装置の全ユーザが表示され、チェックボックス1501にチェックを入れることで、チェックを入れたユーザにデータを一括移動が可能となる。この時選択できるユーザは複数でも良い。また、全てのユーザが表示されていない時には、スライダバー1502を使用することで、全てのユーザを表示することが可能となる。キャンセルボタン1504が押下されると、この操作を制御部108のCPUが判断して、移動処理は行わずに、図14の一括全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、終了ボタン1503が押下されると、制御部108のCPUが、この操作を判断して、移動設定処理を行い、移動処理が終了したことを示す画面を表示する。即ち、制御部108のCPUは、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報内のログインユーザ(ここでは、ユーザA)と関連付けられているデータとチェックボックス1501にチェックを入れられたユーザとを関連付けする関連付け情報を生成し、その後、ログインユーザの関連付け情報の削除申請フラグ5009−2を全てONにし、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。なお、この処理により、移動先のユーザからは呼び出し表示可能となる。
そして、制御部108のCPUは、処理を図13のステップS219に移行させ、全削除処理を終了し、図15に示した全削除終了処理メニュー画面を表示させる。なお、ここでは、図15の701には削除結果の代わりに移動結果が表示される。
さらに、図14の一括全削除メニュー画面で、保存ボタン1402が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図17に示す保存場所設定画面に遷移させ、他の装置(図1に示したPC/WS109等)にデータの保存を行うことが出来る。なお、データの一括保存は、画像形成装置にメモリ、ハードディスク、磁気メディア、光メディア等の記憶媒体を上記他の装置として接続し、その記憶媒体にデータを一括保存する仕組みにしても良い。
以下、図17を参照して、ネットワークを使用してデータを一括保存する方法について説明する。
図17は、図3に示した操作パネル316に表示される保存場所設定画面の一例を示す模式図である。
図17の保存場所設定画面では、1608に保存対象となるデータ領域が表示される。ここでは全データが保存対象となっている。1600はプロトコル選択欄で、画像形成装置がサポートしているネットワークファイル転送プロトコルを、リスト表示している。ユーザはこのこのプロトコル選択欄1600から、ユーザの使用したいプロトコルを選択する必要がある。1601はホスト名入力欄で、このホスト名入力欄1601において、ユーザが保存したいパーソナルコンピュータ名もしくは、アドレスを入力する。
1602はフォルダへのパス入力欄で、このフォルダへのパス入力欄1602において、パーソナルコンピュータ中の保存先ディレクトリを指定する。1603はユーザ名入力欄で、このユーザ名入力欄1603において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのユーザIDを入力する。
1604はパスワード入力欄で、このパスワード入力欄1604において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのパスワードを入力する。なお、参照ボタン1605を使用することにより、自動的に1601〜1604までの値を入力することが可能となるように構成してもよい。
以上、1600〜1604を選択もしくは入力して保存ボタン1607を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、データの一括保存処理を行う。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報内で、ログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられたデータを、HD110の領域503〜507から読み出して、1601〜1604で設定された情報に基づいて保存処理する。そして、制御部108のCPUは、保存成功か失敗かを表示するメニュー画面(不図示)を表示し、その後、ログインユーザに関連するデータの見かけ上の全削除を行う。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報内で、ログインユーザ(ここでは、ユーザA)の関連付け情報内の削除申請フラグ5009−2を全てONにする。これにより、制御部108のCPUは、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。そして、処理を図13のステップS219に移行させ、図15に示した全削除終了処理メニューを表示する。なお、図15の701はデータを保存したことを示す画面に変更される。
また、図17の保存場所設定画面において、キャンセルボタン1606を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、データの一括保存は行わず、図14に示した一括全削除メニュー画面に遷移する。
また、図14の一括全削除メニュー画面で、終了ボタン1403が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、一括削除メニュー画面からの上述した移行設定、保存設定をそのまま有効とし(制御部108のRAM内に記憶し)、図11の全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、図14の一括全削除メニュー画面で、キャンセルボタン1404が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、上述した移行設定、保存設定を無効とし、図11の全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
以下、図13のフローチャートの説明に戻り、図11に示した全削除メニュー画面において、カテゴリを選択して全削除ボタン501が押下された場合の処理について説明する。
図13のステップS201で、制御部108のCPUが、図11に示した全削除メニュー画面において、カテゴリを選択して全削除ボタン501が押下されたと判定した場合には、ステップS205に処理を進め、操作パネル316に図18に示すカテゴリ選択メニュー画面を表示させる。
図18は、図3に示した操作パネル316に表示されるカテゴリ選択メニュー画面の一例を示す模式図である。
図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、800〜805はカテゴリごとに関連付けられている全削除ボタンである。このカテゴリごとに関連付けられている全削除ボタン800〜805のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、ステップS206で、終了ボタン812が押下されていないと判定し、ステップS207に進み、全削除ボタン800〜805のいずれかがの押下されたことを判断して、ステップS208に処理を移行させ、選択カテゴリの全削除処理(仮)を行う。
ステップS208において、制御部108のCPUは、ログインユーザに関連する選択されたカテゴリ(例えばステップS207で全削除ボタン800が押下された場合には、アドレス帳)のデータを見かけ上全削除(仮削除)する。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられた選択カテゴリ(例えばアドレス帳)の関連付け情報内の削除対象の削除申請フラグ5009−2を全てONにし、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。
そして、カテゴリ毎の全削除(仮)が終了すると、制御部108のCPUは、図19に示す確認画面をポップアップ表示させ、ユーザからの入力を待機する。
図19は、図3に示した操作パネル316にポップアップ表示される確認画面の一例を示す模式図である。
図19の確認画面には、900に示すように削除したカテゴリ、件数を表示する。確認ボタン901を押下することにより、制御部108のCPUは、選択カテゴリの全削除処理を終了させ、図19の確認画面を閉じて、図18のカテゴリ選択メニュー画面に遷移させ、ステップS206に処理を戻す。
また、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、終了ボタン812が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図13のステップS206において、この終了ボタン812が押下されたと判定し、ステップS219で全削除処理を終了させ、図15に示した全削除終了処理メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。ステップS219以降の処理は上述した一括全削除の場合と同様であるので説明は省略する。
なお、図13のフローチャートには示されていないが、カテゴリごとのデータ移動を行うときには、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、カテゴリごとに関連付けられている移動ボタン813〜818のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図20に示すカテゴリ毎(ここではアドレス帳)のデータ移動ユーザ設定画面に遷移させ、画像形成装置中の他のユーザに、ログインユーザに関連する選択されたカテゴリのデータを引き渡す(移動させる)ように制御する。
図20は、図3に示した操作パネル316に表示されるカテゴリ毎のデータ移動ユーザ設定画面の一例を示す模式図である。
図20のカテゴリ毎のデータ移動ユーザ設定画面では、1705に移動対象となるデータ領域が表示される。ここではアドレス帳内のデータが移動対象となっている。1700に画像形成装置の全ユーザが表示され、チェックボックス1701にチェックを入れることで、チェックを入れたユーザにデータを一括移動が可能となる。この時選択できるユーザは複数でも良い。また、全てのユーザが表示されていない時には、スライダバー1702を使用することで、全てのユーザを表示することが可能となる。キャンセルボタン1704が押下されると、この操作を制御部108のCPUが検知し、この画面での設定を反映せずに、図18のカテゴリ選択メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、終了ボタン1703が押下されると、制御部108のCPUが、この操作を判断して、移動設定処理を行い、移動処理が終了したことを示す画面を表示する。即ち、制御部108のCPUは、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられた関連付け情報内の選択されたカテゴリ(ここではアドレス帳)のデータとチェックボックス1701にチェックを入れられたユーザとを関連付けする関連付け情報を図5に示したHD110内の関連付け領域5009内に生成する。その後、HD110内の関連付け領域5009内に記憶されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられた関連付け情報内の選択されたカテゴリ(ここではアドレス帳)内の削除対象の削除申請フラグ5009−2を全てONにし、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。なお、この処理により移動先のユーザからは呼び出し表示可能となる。そして、制御部108のCPUは、処理を図13のステップS219に移行させ、図18に示したカテゴリ選択全削除終了処理メニュー画面を表示させる。なお、ここでは、図15の701には削除結果の代わりに移動結果が表示される。
さらに、図18のカテゴリ選択メニュー画面で、カテゴリごとに関連付けられている保存ボタン819〜824のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図21に示す保存場所設定画面に遷移させ、他の装置(図1に示したPC/WS109等)にデータの保存を行うことが出来る。なお、データの一括保存は、画像形成装置にメモリ、ハードディスク、磁気メディア、光メディア等の記憶媒体を上記他の装置として接続し、その記憶媒体にデータを一括保存する仕組みにしても良い。
以下、図21を参照して、ネットワークを使用してカテゴリ毎のデータを一括保存する方法について説明する。
図21は、図3に示した操作パネル316に表示されるカテゴリ毎の保存場所設定画面の一例を示す模式図である。
図21のカテゴリ毎の保存場所設定画面では、1808に保存対象となるデータ領域が表示される。ここではアドレス帳内のデータが保存対象となっている。1800はプロトコル選択欄で、画像形成装置がサポートしているネットワークファイル転送プロトコルを、リスト表示している。ユーザはこのプロトコル選択欄1800から、ユーザの使用したいプロトコルを選択する必要がある。1801はホスト名入力欄で、このホスト名入力欄1801において、ユーザが保存したいパーソナルコンピュータ名もしくは、アドレスを入力する。
1802はフォルダへのパス入力欄で、このフォルダへのパス入力欄1802において、パーソナルコンピュータ中の保存先ディレクトリを指定する。1803はユーザ名入力欄で、このユーザ名入力欄1803において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのユーザIDを入力する。
1804はパスワード入力欄で、このパスワード入力欄1804において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのパスワードを入力する。なお、参照ボタン1805を使用することにより、自動的に各入力欄1801〜1804までの値を入力することが可能となるように構成してもよい。
以上、各入力欄1800〜1804を選択もしくは入力して保存ボタン1807を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を判断して、選択されたカテゴリのデータの一括保存処理を行う。即ち、HD110の関連付け領域5009内に記憶された関連付け情報内で、ログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられた選択カテゴリ(保存ボタン819が押下された場合はアドレス帳)のデータを、HD110の領域503〜507から読み出して、各入力欄1801〜1804で設定された情報に基づいて保存処理する。そして、制御部108のCPUは、保存成功か失敗かを表示するメニュー画面(不図示)を表示し、その後、ログインユーザに関連するデータの見かけ上の全削除を行う。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられた選択カテゴリ(例えばアドレス帳)に対する関連付け情報内の削除対象内の削除申請フラグ5009−2を全てONにし、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。そして、図13のステップS206に処理を移行させ、図18に示したカテゴリ選択全削除終了処理メニューを表示する。なお、図15の701はデータを保存したことを示す画面に変更される。
また、図21のカテゴリ毎の保存場所設定画面において、キャンセルボタン1806を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知して、選択されたカテゴリ内のデータの一括保存は行わず、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面に遷移する。
また、それぞれのカテゴリごとのデータを確認する時には、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、カテゴリ毎に関連付けされた確認ボタン806〜811のいずれかを押下することで、それぞれのカテゴリごとのデータを確認することが出来る。この確認ボタン806〜811のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図22に示すような確認メニュー画面を表示させる。
図22は、図3に示した操作パネル316に表示されるカテゴリ毎の確認メニュー画面の一例を示す模式図である。
図22の確認メニュー画面では、アドレス帳の確認メニューが表示されているが、この確認メニューはそれぞれのカテゴリごとに用意されている。または、それぞれのメニューごとにカスタマイズされている。
1000〜1003は画像形成装置に設定されているアドレス帳の項目である。1004は削除項目であり、この削除項目1004では、1005〜1007までのチェックボックスにチェックを入れることで、全削除,移動,保存の対象となる。なお、この削除項目のチェックボックス1005〜1007は、デフォルトで全てチェックされた状態となっている。また、この削除項目のチェックボックス1005〜1007は、ボタン等を使用しても良い。
データが全て表示されない時には、スライダバー1008を上下することで、全てのデータを確認することが可能である。設定を反映して終了する際には、終了ボタン1009を押下する。この終了ボタン1009が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、制御部108のRAM内に削除項目の設定を保存し、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
また、削除項目の設定を反映せずに終了する際には、キャンセルボタン1010を押下する。このキャンセルボタン1010が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、削除項目の設定を保存することなく、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
以上示したカテゴリ毎の全削除は、ユーザの使用可能なボックス領域の限界に達した時などに、一括してボックスデータなどを削除するときなどに有効な方法である。
以下、図13のフローチャートの説明に戻り、最後に、図11に示した全削除メニュー画面において、フロー(ウィザード)に従って全削除ボタン502が押下された場合の処理(フローに従って全削除処理)について説明する。なお、このフローに従って全削除処理では、全てのカテゴリを順に確認しながら、全削除する方法である。カテゴリは、アドレス帳情報、ボックス情報、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報、ジョブ情報、その他のデータ等を示し、本実施形態では、この順序で確認し、削除していく。なお、このカテゴリの削除順序は変更可能である。
図13のステップS201で、制御部108のCPUが、図11に示した全削除メニュー画面において、フローに従って全削除ボタン502が押下されたと判定した場合には、ステップS209に処理を進め、操作パネル316に図23に示すアドレス帳に関する全削除メニュー画面を表示する。
図23は、図3に示した操作パネル316に表示されるアドレス帳に関する全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。
図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、1200に、ユーザAに関するアドレス帳の全データの件数を表示する。
また、図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、全削除ボタン1201が押下されると、制御部108のCPUは、図13のステップS210において、この全削除ボタン1201の押下操作を判断して、ステップS211に処理を移行させる。
ステップS211において、制御部108のCPUは、ログインユーザ(ここではユーザA)に関連するアドレス帳内のデータを見かけ上全削除(仮削除)する。即ち、図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納されたログインユーザ(ここでは、ユーザA)に関連付けられたアドレス帳に対する関連付け情報内の削除対象の削除申請フラグ5009−2を全てONにし、以後、ログインユーザからは呼び出し表示不可能(ログインユーザの使用環境において使用不可能)となるように制御する。そして、制御部108のCPUは、図24に示すユーザ確認画面をポップアップ表示させ、ユーザからの入力を待機する。
図24は、図3に示した操作パネル316に表示されるユーザ確認画面の一例を示す模式図である。
図24のユーザ確認画面では、データを削除したカテゴリ、件数を表示させる。なお、1回の操作でカテゴリ内の全部のデータを確認しながら削除できるため、ユーザがカテゴリデータの整理を行うときなどに有効な方法である。
そして、図24の確認画面で、確認ボタン1300が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図24の確認画面を閉じ、ステップS212に処理を移行させる。
なお、図13のフローチャートには示していないが、図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、移動ボタン1204を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図20のアドレス帳データ移動設定メニュー画面に遷移させ、画像形成装置中の他のユーザに、アドレス帳データを引き渡すことが可能である。
さらに、図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、保存ボタン1205を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図21のアドレス帳データ保存設定メニュー画面に遷移させ、他のパーソナルコンピュータにデータの保存を行うことが出来る。なお、これら移動及び保存の方法はカテゴリごとの全削除において述べた方法と同様なためその説明は省略する。
また、1203の確認ボタンを押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図22に示したアドレス帳データの確認画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、キャンセルボタン1202を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、アドレス帳の全削除をキャンセルし、処理を図13のステップS212に移行させる。なお、この時、フローに従って全削除処理の全てを終了させ、図11に示した全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させるように構成してもよいし、全削除処理の全てを終了させ、図10に示したログインユーザ画面に操作パネル316の表示を遷移させるように構成してもよい。
以下、図13のフローチャートの説明に戻る。
図13のステップS212において、制御部108のCPUは、操作パネル316に図23に示したアドレス帳に関する全削除メニュー画面と同様の図示しないボックスに関する全削除メニュー画面(不図示)を表示する。なお、ステップS212〜S214に示すボックスに関する全削除(仮削除)の一連のステップは、ステップS209〜S211に示したアドレス帳に関する全削除(仮削除)の一連のステップと同様であるので説明を省略する。
また、ステップS215においては、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報等のその他各カテゴリに関する全削除(仮削除)の一連のステップを制御部108のCPUがそれぞれ同様に実行するものとする。
そして、制御部108のCPUは、最後にステップS216〜S218において、ジョブに関する全削除(仮削除)の一連のステップを同様に行う。これら全削除(仮削除)の一連のステップは、ステップS209〜S211に示したアドレス帳に関する全削除(仮削除)の一連の処理と同様であるので説明は省略する。
そして、全カテゴリに関する全削除(仮削除)の処理を終了すると、制御部108のCPUは、ステップS219で全削除処理を終了させ、図15に示した全削除終了処理メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。ステップS219以降の処理は上述した一括全削除の場合と同様であるので説明は省略する。
そして、図13のフローチャートで示したユーザ全削除処理を終了すると、図8のステップS107に処理を移行させる。
最後に、図8のステップS107のユーザ削除終了処理(管理者以外のユーザが全削除を行ったときに、管理者に対して全削除申請を通知する手段としての処理)について図25を参照して説明する。
図25は、本発明の画像形成装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図8のステップS107の全削除終了処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示した制御部108のCPUがROM又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。また、図25中のS3401〜S3405は各ステップを示す。
まず、制御部108のCPUは、図8のステップS101でログインしたユーザ(例えばユーザA)のユーザ全削除処理(図8のステップS106)が正常終了すると、ステップS3401において、画像形成装置のユーザアカウント領域5008に保持されている管理者情報を検索し、画像形成装置の管理者情報の有無を判定することにより、管理者の有無を判定する。
そして、ステップS3401で、制御部108のCPUが、画像形成装置の管理者がある(画像形成装置の管理者情報が登録されている)と判定した場合には、ステップS3403に移行し、ユーザにより仮削除操作された削除データ(図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された削除申請フラグ5009−2がONの関連付け情報,削除申請フラグ5008−2がONのユーザアカウント等)と削除申請日時(ステップS3403を実行する日時でも全削除操作を行った日時でもよい)から削除申請情報(図7)を生成し、管理者により管理される削除申請領域5010(図5)に格納して、削除データの管理を管理者に移動する。
次に、ステップS3404において、制御部108のCPUは、画像形成装置のユーザアカウント領域5008に保持されている管理者情報内に管理者のアドレス(各種通知先情報、ここではEメールアドレス)が設定されているか否かを判定し、設定されていない(管理者のアドレス無し)と判定した場合には、処理を終了する。
一方、ステップS3404で、制御部108のCPUが、管理者のEメールアドレスが設定されている(管理者のアドレスあり)と判定した場合には、ステップS3405において、該管理者のEメールアドレスを取得し、該取得した管理者のEメールアドレスに対して、図8のステップS101でログインしたユーザ(例えばユーザA)が全削除申請を行った旨のEメールを送信し、処理を終了する。
これにより、管理者はユーザが全削除申請(仮削除)を行ったことを、E−mailを受信することで、即座に知ることが可能となる。
一方、ステップS3401で、制御部108のCPUが、画像形成装置の管理者がいない(画像形成装置の管理者情報が登録されていない)と判定した場合には、ステップS3402に移行し、ユーザにより仮削除された、関連付け領域5009内の削除申請フラグ5009−2がONの関連付け情報,ユーザアカウント領域5008内の削除申請フラグ5008−1がONのユーザアカウント情報を完全に削除し、処理を終了する。
〔管理者でログインした場合の処理〕
次に、管理者でログインした場合の処理について説明する。
図9に示した個人認証画面が画像形成装置に表示されている状態で、個人ID入力欄10001に管理者ID、パスワード入力欄10002にパスワードを入力し、ログインボタン10003を押下することで、画像形成装置に管理者としてログインすることができる。
管理者でログインした場合、図8のステップS108において、制御部108のCPUは、管理者のメニュー画面(図26に示すような管理者用画面)を操作パネル316に表示する。
図26は、図3に示した操作パネル316に表示される管理者用画面の一例を示す模式図である。
図26に示すように、管理者用画面では、装置管理者のユーザIDに対応する使用環境を示す。この管理者用画面では、2500に示すように、ログインしているユーザが管理者であることが表示される。
2501は全削除ボタンで、この全削除ボタンを押下することにより、図27に示す管理者用削除画面が表示される。管理者は、ユーザからの削除申請に基づく全削除処理(即ち、図8のステップS106でログインユーザの使用環境では使用不可とされたデータの削除処理)を実行することにより、画像形成装置からデータを完全に削除することができる。なお、管理者は、上述した管理者以外のユーザが仮削除を行うウィザード(フロー)とほぼ同様に、データの全削除(完全削除)を行うことが可能である。また、図26に示した全削除ボタン2501は、図26の管理者用メニュー画面の中に設けられても、その他の画面中に設けられても、又、操作部102上のハードキーとして設けられてもよい。
以下、図8のフローチャートの説明に戻る。
管理者が図26に示した全削除ボタン2501を押下すると、図8のステップS109において、制御部108のCPUは、この全削除ボタン2501の押下操作を判断して、図27に示すような管理者用削除画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
図27は、図3に示した操作パネル316に表示される管理者用削除画面の一例を示す模式図である。
なお、図26に示した全削除ボタン2501が押下され、画像形成装置に認証可能なユーザからのデータ全削除申請が存在した場合(図5に示した削除申請領域5010に削除申請情報(図6)が存在した場合)、図27に示す管理者用削除画面を表示させ、もしもユーザからの全削除申請が存在しない場合、図28に示すユーザからの削除申請がないことを示す確認画面を操作パネル316にポップアップ表示させるように構成してもよい。
図28は、図3に示した操作パネル316に表示されるユーザからの削除申請がないことを示す確認画面の一例を示す模式図である。
図28において、2700は確認ボタンで、この確認ボタン2700が押下されると、制御部108のCPUは、図28の確認画面を閉じ、図26に示した管理者全削除画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
また、図26に示した全削除ボタン2501が押下され、画像形成装置に認証可能なユーザからのデータ全削除申請が存在した場合であっても、図29に示すユーザからの削除申請があることを示す確認画面を操作パネル316にポップアップ表示させるように構成してもよい。
図29は、図3に示した操作パネル316に表示されるユーザからの削除申請があることを示す確認画面の一例を示す模式図である。
図29において、2800は確認ボタンで、この確認ボタン2800が押下されると、制御部108のCPUは、図29の確認画面を閉じ、図27に示した管理者全削除画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
以下、図27の管理者削除画面の説明に戻る。
図27の管理者削除画面において、2600は全削除ボタン、2601〜2604は確認ボタンで、全削除ボタン2600、確認ボタン2601〜2604のいずれかをユーザが押下すると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図8のステップS110に処理を移行させ、管理者全削除処理(後述する図30にて詳細に示す)を実行する。
2605はキャンセルボタンである。なお、図8のフローチャートには示していないが、キャンセルボタン2605が押下されると、制御部108のCPUは、図26に示した管理者用画面に操作パネル316の表示を遷移させ、処理を終了する。
以下、図30を参照して、図8のステップS110の管理者全削除処理について詳細に説明する。
図30は、本発明の画像形成装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図8のステップS110の管理者全削除処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示した制御部108のCPUがROM又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。また、図30中のS301〜S324は各ステップを示す。
なお、本実施形態で示す管理者全削除処理は、2通りの全削除の方法を示す。
まず、第1の方法は、削除申請を行った全ユーザの、全データとアカウントを一括全削除する方法である。この第1の方法は、各データの確認、保存を行わずに削除申請された全ユーザの全データを削除する方法であり、図27の全削除ボタン2600を押下することにより実行可能である。
また、第2の方法は、各ユーザの全データを逐次確認、保存を行いながら全削除する方法である。この第2の方法は、履歴やアドレス情報など管理者が画像形成装置を管理するために必要なデータを、管理者自身が選択し、管理に必要でないデータの全削除を行う方法であり、図27の確認ボタン2601〜2604を押下することによりユーザ毎に実行可能である。
図27の全削除ボタン2600、確認ボタン2601〜2604のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、全削除ボタン2600、確認ボタン2601〜2604のいずれのキーが押下されたかを判定(全削除方法判定)し(S301)、全削除ボタン2600が押下されたと判定した場合には、操作パネル316に図31に示す確認画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
図31は、図3に示した操作パネル316に表示される確認画面の一例を示す模式図である。
図31において、3200は確認ボタンで、この確認ボタン3200が押下されると、制御部108のCPUは、図31の確認画面を閉じ、ステップS302の処理に進み、データを全削除する。即ち、削除申請領域5010(図5)に格納される削除申請情報の全データ及び、該削除申請情報に対応するHD110の関連付け領域5009内の関連付け情報,ユーザアカウント領域5010内のユーザアカウント情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。全削除後、制御部108のCPUは、操作パネル316に図32に示す確認画面を表示させる。
図32は、図3に示した操作パネル316に表示される確認画面の一例を示す模式図である。
図32において、3300は確認ボタンで、この確認ボタン3300が押下されると、制御部108のCPUは、図32の確認画面を閉じ、本フローチャートの処理を終了させる。
なお、図30のフローチャートには示していないが、図31の確認画面において、キャンセルボタン3201が押下されると、制御部108のCPUは、削除処理を行うことなく、図31の確認画面を閉じ、図27に示した管理者削除画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
次に、第2の全削除方法について説明する。
図27に示した管理者削除画面において、確認ボタン2601〜2604のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図30のステップS301で、確認ボタン2601〜2604が押下されたと判定し、ステップS303に処理を移行させる。ステップS303において、制御部108のCPUは、操作パネル316に選択されたユーザ(例えば、確認ボタン2601が押下された場合は、ユーザA)の全削除メニュー画面(図33)を表示させるとともに、図5に示したHD110内の削除申請領域5010に格納された選択されたユーザの削除申請情報を、制御部108のRAM内にロードする。
図33は、図3に示した操作パネル316に表示される全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。
図33において、2905は選択されたユーザ(ここではユーザA)の全削除申請データ表示エリアで、制御部108のRAM内にロードされた削除申請情報内のデータを全件表示する。具体的にはアドレス帳情報、ボックス情報、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報、ジョブ情報のカテゴリごとに選択されたユーザの削除申請情報を検索し、全件数を表示する。
2900は一括全削除ボタンで、全削除申請データ表示エリア2905に表示される全データを一括全削除する場合に押下する。2901はカテゴリを選択して全削除ボタンで、全削除申請データ表示エリア2905に表示される全データをカテゴリ毎に全削除する場合に押下する。2902はフローに従って全削除ボタンで、全削除申請データ表示エリア2905に表示される全データをフロー(ウィザード)に従って全削除する場合に押下する。
一括全削除ボタン2900、カテゴリを選択して全削除ボタン2901、フローに従って全削除ボタン2902のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知して、図30のステップS304に処理を移行させる。
2903は終了ボタン、2904はキャンセルボタンである。なお、図30のフローチャートには示していないが、終了ボタン2903が押下されると、制御部108のCPUは、後述する移動設定、保存設定を反映する処理(制御部108のRAM内に保存)を実行し、図27に示した管理者用削除画面に操作パネル316の表示を遷移させ、処理を終了する。また、キャンセルボタン2904が押下されると、制御部108のCPUは、後述する移動設定、保存設定を反映することなく、図27に示した管理者用削除画面に操作パネル316の表示を遷移させ、処理を終了する。
次に、制御部108のCPUは、図30のステップS304において、図33に示した全削除メニュー画面において、一括全削除ボタン2900、カテゴリを選択して全削除ボタン2901、フローに従って全削除ボタン2902のいずれのキーが押下されたかを判定(全削除操作判定)し(S304)、一括全削除ボタン2900が押下されたと判定した場合には、ステップS305に処理を進め、操作パネル316に図14に示した一括全削除メニュー画面を表示させる。
図14の一括全削除メニュー画面において、全削除ボタン1400が押下されると、制御部108のCPUは、図30のステップS306において、この全削除ボタン1400の押下操作を判断して、ステップS307に処理を移行させる。
ステップS307において、制御部108のCPUは、選択されたユーザの削除申請情報(但し、ユーザアカウントの削除申請情報は除く)及び、該削除申請情報に対応するHD110の関連付け領域5009内の関連付け情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。
そして、制御部108のCPUは、ステップS322において、全削除処理を終了し、選択されたユーザに対応するユーザアカウント削除画面(図34)を表示させる。
図34は、図3に示した操作パネル316に表示されるユーザアカウント削除画面の一例を示す模式図である。
図34のユーザアカウント削除画面において、確認ボタン3100が押下されると、制御部108のCPUは、ステップS323において、この操作を判断して、ステップS324に処理を移行させ、ユーザ情報を残さないと判断し、ステップS324に処理を進める。
そして、ステップS324において、制御部108のCPUは、選択されたユーザのユーザアカウントの削除申請情報、及び該削除申請情報に対応するHD110のユーザアカウント領域5010内のユーザアカウント情報を完全に削除する。なお、このユーザアカウントの削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。
一方、図34のユーザアカウント削除画面において、キャンセルボタン3101が押下されると、制御部108のCPUは、ステップS323において、この操作を判断して、図26に示した管理者用画面に遷移させ、フローチャートの処理を終了させる。
なお、図34に示したユーザアカウント削除画面は、ユーザが自身のアカウントを削除する申請(ユーザアカウント削除申請)情報がないユーザに対する全削除処理時にも表示させるように構成してもよいし、上述したようにユーザアカウント削除申請情報があったときにのみ、表示するようにしてもよい。
なお、図30のフローチャートには示していないが、図14の一括全削除メニュー画面で、移動ボタン1401が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図16に示すデータ移動ユーザ設定画面に遷移させ、画像形成装置中の他のユーザに、ログインユーザに関連するデータを引き渡す(移動させる)処理を行うように制御する。
図16のデータ移動ユーザ設定画面では、1505に移動対象となるデータ領域が表示される。ここでは全データが対象となっている。1500に画像形成装置の全ユーザが表示され、チェックボックス1501にチェックを入れることで、チェックを入れたユーザにデータを一括移動が可能となる。この時選択できるユーザは複数でも良い。また、全てのユーザが表示されていない時には、スライダバー1502を使用することで、全てのユーザを表示することが可能となる。キャンセルボタン1504が押下されると、この操作を制御部108のCPUが判断して、移動処理は行わずに、図14の一括全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、終了ボタン1503が押下されると、制御部108のCPUが、この操作を判断して、移動設定処理を行い、移動処理が終了したことを示す画面を表示する。即ち、制御部108のCPUは、図5に示したHD110内の削除申請領域5010に格納された制御部108のRAM内で、選択ユーザ(ここでは、ユーザA)の削除申請情報に対応する関連付け情報で関連付けられているデータとチェックボックス1501にチェックを入れられたユーザとを関連付けする関連付け情報をHD110の関連付け領域5009内に生成し、その後、選択ユーザの削除申請情報(但し、ユーザアカウントの削除申請情報は除く)及び該削除申請情報に対応する関連付け領域5009内の関連付け情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。
そして、制御部108のCPUは、処理を図30のステップS322に移行させ、全削除処理を終了する。
さらに、図14の一括全削除メニュー画面で、保存ボタン1401が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図17に示した保存場所設定画面に遷移させ、他の装置(図1に示したPC/WS109等)にデータの保存を行うことが出来る。なお、データの一括保存は、画像形成装置にメモリ、ハードディスク、磁気メディア、光メディア等の記憶媒体を上記他の装置として接続し、その記憶媒体にデータを一括保存する仕組みにしても良い。
図17の保存場所設定画面では、1608に保存対象となるデータ領域が表示される。ここでは全データが保存対象となっている。1600はプロトコル選択欄で、画像形成装置がサポートしているネットワークファイル転送プロトコルを、リスト表示している。ユーザはこのこのプロトコル選択欄1600から、ユーザの使用したいプロトコルを選択する必要がある。1601はホスト名入力欄で、このホスト名入力欄1601において、ユーザが保存したいパーソナルコンピュータ名もしくは、アドレスを入力する。
1602はフォルダへのパス入力欄で、このフォルダへのパス入力欄1602において、パーソナルコンピュータ中の保存先ディレクトリを指定する。1603はユーザ名入力欄で、このユーザ名入力欄1603において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのユーザIDを入力する。
1604はパスワード入力欄で、このパスワード入力欄1604において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのパスワードを入力する。なお、参照ボタン1605を使用することにより、自動的に1601〜1604までの値を入力することが可能となるように構成してもよい。
以上、1600〜1604を選択もしくは入力して保存ボタン1607を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を判断して、データの一括保存処理を行う。即ち、制御部108のCPUは、図5に示したHD110内の削除申請領域5010に格納された選択ユーザ(例えば、ユーザA)の削除申請情報に対応する関連付け情報で関連付けられているデータを、HD110の領域503〜507から読み出して、1601〜1604で設定された情報に基づいて保存処理する。そして、制御部108のCPUは、保存成功か失敗かを表示するメニュー画面(不図示)を表示し、その後、選択されたユーザに関連する削除申請情報(但し、ユーザアカウントの削除申請情報は除く)及び該削除申請情報に関連する関連付け情報をHD110から完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。
また、図17の保存場所設定画面において、キャンセルボタン1606を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、データの一括保存は行わず、図14に示した一括全削除メニュー画面に遷移する。
また、図14の一括全削除メニュー画面で、終了ボタン1403が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、一括削除メニュー画面からの上述した移行設定、保存設定をそのまま有効とし(制御部108のRAM内に記憶し)、図33の全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、図14の一括全削除メニュー画面で、キャンセルボタン1404が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、上述した移行設定、保存設定を無効とし、図33の全削除メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
以下、図30のフローチャートの説明に戻り、図33に示した全削除メニュー画面において、カテゴリを選択して全削除ボタン2901が押下された場合の処理について説明する。
図30のステップS304で、制御部108のCPUが、図33に示した全削除メニュー画面において、カテゴリを選択して全削除ボタン2901が押下されたと判定した場合には、ステップS308に処理を進め、操作パネル316に図18に示すカテゴリ選択メニュー画面を表示させる。
図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、カテゴリごとに関連付けられている全削除ボタン800〜805のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、ステップS309で、終了ボタン812が押下されていないと判定し、ステップS310に進み、全削除ボタン800〜805のいずれかが押下されたことを判断して、ステップS311に処理を移行させ、選択カテゴリの全削除処理を行う。
ステップS311において、制御部108のCPUは、ログインユーザに関連する選択されたカテゴリ(例えば全削除ボタン800が押下された場合には、アドレス帳)のデータを削除する。即ち、選択されたユーザの選択されたカテゴリに対応する削除申請情報、及び該削除申請情報に対応する図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。
そして、カテゴリ毎の全削除が終了すると、制御部108のCPUは、図19に示す確認画面をポップアップ表示させ、ユーザからの入力を待機する。
図19の確認画面には、900に示すように削除したカテゴリ、件数を表示する。確認ボタン901を押下することにより、制御部108のCPUは、選択カテゴリの全削除処理を終了させ、図19の確認画面を閉じて、図18のカテゴリ選択メニュー画面に遷移させ、ステップS309に処理を戻す。
また、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、終了ボタン812が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図30のステップS309において、この終了ボタン812が押下されたと判定し、ステップS322で全削除処理を終了させ、図34に示したユーザアカウント削除画面に操作パネル316の表示を遷移させる。ステップS322以降の処理は一括全削除の場合と同様であるので説明は省略する。
なお、図30のフローチャートには示されていないが、カテゴリごとのデータ移動を行うときには、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、カテゴリごとに関連付けられている移動ボタン813〜818のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図20に示すカテゴリ毎(ここではアドレス帳)のデータ移動ユーザ設定画面に遷移させ、画像形成装置中の他のユーザに、ログインユーザに関連する選択されたカテゴリのデータを引き渡す(移動させる)ように制御する。
図20のカテゴリ毎のデータ移動ユーザ設定画面では、1705に移動対象となるデータ領域が表示される。ここではアドレス帳内のデータが移動対象となっている。1700に画像形成装置の全ユーザが表示され、チェックボックス1701にチェックを入れることで、チェックを入れたユーザにデータを一括移動が可能となる。この時選択できるユーザは複数でも良い。また、全てのユーザが表示されていない時には、スライダバー1702を使用することで、全てのユーザを表示することが可能となる。キャンセルボタン1704が押下されると、この操作を制御部108のCPUが検知し、この画面での設定を反映せずに、図19のカテゴリ選択メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、終了ボタン1703が押下されると、制御部108のCPUが、この操作を判断して、移動設定処理を行い、移動処理が終了したことを示す画面を表示する。即ち、制御部108のCPUは、選択されたユーザの選択されたカテゴリに対応する削除申請情報に対応する図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報で関連付けされたデータとチェックボックス1701にチェックを入れられたユーザとを関連付けする関連付け情報を図5に示したHD110内の関連付け領域5009内に生成し、その後、選択されたユーザの選択されたカテゴリに対応する削除申請情報、及び該削除申請情報に対応する図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。そして、制御部108のCPUは、処理を図30のステップS322に移行させ、図18に示したカテゴリ選択全削除終了処理メニュー画面を表示させる。なお、ここでは、図15の701には削除結果の代わりに移動結果が表示される。
さらに、図18のカテゴリ選択メニュー画面で、カテゴリごとに関連付けられている保存ボタン819〜824のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図21に示す保存場所設定画面に遷移させ、他の装置(図1に示したPC/WS109等)にデータの保存を行うことが出来る。なお、データの一括保存は、画像形成装置にメモリ、ハードディスク、磁気メディア、光メディア等の記憶媒体を上記他の装置として接続し、その記憶媒体にデータを一括保存する仕組みにしても良い。
図21のカテゴリ毎の保存場所設定画面では、1808に保存対象となるデータ領域が表示される。ここではアドレス帳内のデータが保存対象となっている。プロトコル選択欄1800は、画像形成装置がサポートしているネットワークファイル転送プロトコルを、リスト表示している。ユーザはこのプロトコル選択欄1800から、ユーザの使用したいプロトコルを選択する必要がある。1801はホスト名入力欄で、このホスト名入力欄1801において、ユーザが保存したいパーソナルコンピュータ名もしくは、アドレスを入力する。
1802はフォルダへのパス入力欄で、このフォルダへのパス入力欄1802において、パーソナルコンピュータ中の保存先ディレクトリを指定する。1803はユーザ名入力欄で、このユーザ名入力欄1803において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのユーザIDを入力する。
1804はパスワード入力欄で、このパスワード入力欄1804において、保存先パーソナルコンピュータにログオンするためのパスワードを入力する。なお、参照ボタン1605を使用することにより、自動的に1801〜1804までの値を入力することが可能となるように構成してもよい。
以上、1800〜1804を選択もしくは入力して保存ボタン1807を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を判断して、選択されたカテゴリのデータの一括保存処理を行う。即ち、制御部108のCPUは、選択されたユーザの選択されたカテゴリに対応する削除申請情報に対応する図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報で関連付けされたデータを、HD110の領域503〜507から読み出して、1801〜1804で設定された情報に基づいて保存処理する。そして、制御部108のCPUは、保存成功か失敗かを表示するメニュー画面(不図示)を表示し、その後、ログインユーザに関連するデータの全削除を行う。即ち、制御部108のCPUは、選択されたユーザの選択されたカテゴリに対応する削除申請情報、及び該申請情報に対応する図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。そして、図30のステップS309に処理を移行させ、図18に示したカテゴリ選択全削除終了処理メニューを表示する。なお、図15の701はデータを保存したことを示す画面に変更される。
また、図21のカテゴリ毎の保存場所設定画面において、キャンセルボタン1806を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知して、選択されたカテゴリ内のデータの一括保存は行わず、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面に遷移する。
また、それぞれのカテゴリごとのデータを確認する時には、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面において、カテゴリ毎に関連付けされた確認ボタン806〜811のいずれかを押下することで、それぞれのカテゴリごとのデータを確認することが出来る。この確認ボタン806〜811のいずれかが押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図22に示したような確認メニュー画面を表示させる。
図22の確認メニュー画面では、アドレス帳の確認メニューが表示されているが、この確認メニューはそれぞれのカテゴリごとに用意されている。または、それぞれのメニューごとにカスタマイズされている。
1000〜1003は画像形成装置に設定されているアドレス帳の項目である。1004は削除項目であり、この削除項目1004では、1005〜1007までのチェックボックスにチェックを入れることで、全削除,移動,保存の対象となる。なお、この削除項目のチェックボックス1005〜1007は、デフォルトで全てチェックされた状態となっている。また、この削除項目のチェックボックス1005〜1007は、ボタン等を使用しても良い。
データが全て表示されない時には、スライダバー1008を上下することで、全てのデータを確認することが可能である。設定を反映して終了する際には、終了ボタン1009を押下する。この終了ボタン1009が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、制御部108のRAM内に削除項目の設定を保存し、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
また、削除項目の設定を反映せずに終了する際には、キャンセルボタン1010を押下する。このキャンセルボタン1010が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を検知し、削除項目の設定を保存することなく、図18に示したカテゴリ選択メニュー画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
以上示したカテゴリ毎の全削除は、ユーザの使用可能なボックス領域の限界に達した時などに、一括してボックスデータなどを削除するときなどに有効な方法である。
以下、図30のフローチャートの説明に戻り、最後に、図33に示した全削除メニュー画面において、フローに従って全削除ボタン2902が押下された場合の処理(フローに従って全削除処理)について説明する。なお、このフローに従って全削除処理では、全てのカテゴリを順に確認しながら、全削除する方法である。カテゴリは、アドレス帳情報、ボックス情報、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報、ジョブ情報、その他のデータ等を示し、本実施形態では、この順序で確認し、削除していく。なお、このカテゴリの削除順序は変更可能である。
図30のステップS304で、制御部108のCPUが、図33に示した全削除メニュー画面において、フローに従って全削除ボタン2902が押下されたと判定した場合には、ステップS312に処理を進め、操作パネル316に図23に示したアドレス帳に関する全削除メニュー画面を表示する。
図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、1200に、ユーザAに関するアドレス帳の全データの件数を表示する。
また、図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、全削除ボタン1201が押下されると、制御部108のCPUは、図30のステップS313において、この全削除ボタン1201の押下操作を判断して、ステップS314に処理を移行させる。
ステップS314において、制御部108のCPUは、選択されたユーザ(ここではユーザA)に関連するアドレス帳内のデータを全削除する。即ち、選択されたユーザのアドレス帳に対応する削除申請情報、及び該削除申請情報に対応する図5に示したHD110内の関連付け領域5009に格納された関連付け情報を完全に削除する。なお、この関連付け情報の削除により、HD110の領域5003〜5007内に蓄積されたデータのうち、どのユーザとも関連付けがなくなったデータがあれば、そのデータも削除するものとする。そして、制御部108のCPUは、図24に示すユーザ確認画面をポップアップ表示させ、ユーザからの入力を待機する。
図24のユーザ確認画面では、データを削除したカテゴリ、件数を表示させる。なお、1回の操作でカテゴリ内の全部のデータを削除できるため、部署移動等により画像形成装置を使用しなくなった場合などに有効な方法である。
そして、図24の確認画面で、確認ボタン1300が押下されると、制御部108のCPUは、この操作を判断して、図24の確認画面を閉じ、ステップS315に処理を移行させる。
なお、図30のフローチャートには示していないが、図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、移動ボタン1204を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図20のアドレス帳データ移動設定メニュー画面に遷移させ、画像形成装置中の他のユーザに、アドレス帳データを引き渡すことが可能である。
さらに、図23のアドレス帳に関する全削除メニュー画面において、保存ボタン1205を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図21のアドレス帳データ保存設定メニュー画面に遷移させ、他のパーソナルコンピュータにデータの保存を行うことが出来る。なお、これら移動及び保存の方法はカテゴリごとの全削除において述べた方法と同様なため省略する。
また、確認ボタン1203を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、図22に示したアドレス帳データの確認画面に操作パネル316の表示を遷移させる。
さらに、キャンセルボタン1202を押下することにより、制御部108のCPUは、この操作を検知し、アドレス帳の全削除をキャンセルし、処理を図30のステップS315に移行させる。なお、この時、フローに従って全削除処理の全てを終了させ、図27に示した管理者用削除画面に操作パネル316の表示を遷移させるように構成してもよいし、全削除処理の全てを終了させ、図26に示した管理者用画面に操作パネル316の表示を遷移させるように構成してもよい。
以下、図30のフローチャートの説明に戻る。
図30のステップS315において、制御部108のCPUは、操作パネル316に図23に示したアドレス帳に関する全削除メニュー画面と同様の図示しないボックスに関する全削除メニュー画面(不図示)を表示する。なお、ステップS315〜S317に示すボックスに関する全削除の一連のステップは、ステップS312〜S314に示したアドレス帳に関する全削除の一連のステップと同様であるので説明を省略する。
また、ステップS318においては、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報等のその他各カテゴリに関する全削除の一連のステップを制御部108のCPUがそれぞれ同様に実行するものとする。
そして、制御部108のCPUは、最後にステップS319〜S321において、ジョブに関する全削除の一連のステップを同様に行う。これら全削除の一連のステップは、ステップS312〜S314に示したアドレス帳に関する全削除の一連の処理と同様であるので説明は省略する。
そして、全カテゴリに関する全削除の処理を終了すると、制御部108のCPUは、ステップS322で全削除処理を終了させ、図34に示したユーザアカウント削除画面に操作パネル316の表示を遷移させる。ステップS322以降の処理は一括全削除の場合と同様であるので説明は省略する。そして、図30のフローチャートで示した全削除処理を終了する。
以上説明したように、上述した2つの削除方法により、管理者はユーザからのデータ全削除申請に対して、適切な操作を行うことが可能となる。また、ユーザアカウントの削除も同時に行うことが可能なため、削除するユーザアカウントに関するデータを残したまま、ユーザを削除することによるメモリ資源の無駄な使用も防止することができる。
また、図8のフローチャートには示していないが、図26の管理者用画面において、申請以外の全削除ボタン2502を押下することにより、図35に示す第2の管理者用削除画面が表示される。管理者は、ユーザからの削除申請に関係なく、管理者権限により、ユーザ情報の全削除処理を実行して、画像形成装置からデータを完全に削除することができる。また、図26に示した申請以外の全削除ボタン2502は、図26の管理者用メニュー画面の中に設けられても、その他の画面中に設けられても、又、操作部102上のハードキーとして設けられてもよい。
図35は、図3に示した操作パネル316に表示される第2の管理者用削除画面の一例を示す模式図である。
なお、この図35に示す第2の管理者用削除画面による全削除処理は、ユーザからの削除申請の有無に関係なく削除できる点を除いて、上述した管理者による全削除処理と同様であるので説明は省略する。
以上説明したように、管理者とユーザは画面遷移(ウィザード)に従うことで、簡単な操作で自分のデータを残さず全削除することができるという効果がある。これにより、ユーザが部署移動等で画像形成装置のデータを削除する際、消し忘れによる画像形成装置のメモリ資源の消費を防ぐことが出来る。
さらに、ユーザに全削除の権限を与えず、管理者に申請し、その後、管理者が全削除可能、不可能を判断して削除することができるため、管理者の管理負担を増大させることなく、管理者にとって削除されては困るデータを確実に保護することが可能となる。
また、ユーザは、全削除の権限が与えられていなくても、ユーザの削除操作により、該ユーザに属するデータを見かけ削除して該ユーザからは削除されたかの如く使用不能(利用不能)な状態にできるため、ユーザが削除権限のないことに起因して操作上の不自由さを感じることを防止することができる。
これらの図5〜図7の各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図36に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図36は、本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体(記録媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図8,図13,図25,図30に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
ユーザ毎に該ユーザに属する(関係付けられた)データを蓄積しているサーバ装置において、該ユーザに属するデータの全削除を行うような用途にも適用できる。
本発明の一実施形態を示す画像処理装置を適用可能なデジタル複写機の構成を示すブロック図である。 図1に示したリーダ部及びプリンタ部の構成を示す断面図である。 図1に示した操作部のキー配列を示す平面図である。 図3に示した操作パネルのコピー標準画面を示す模式図である。 図1に示した画像メモリの論理的な使用方法を示す模式図である。 図5に示した領域に蓄積された各データとユーザアカウント領域に記憶された各ユーザアカウントとの関連付けを説明するための模式図である。 図5に示した削除申請領域に蓄積された削除申請情報を示す模式図である。 本発明の画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の画像形成装置にログインするための個人認証画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるログインユーザ画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される確認画面の一例を示す模式図である。 本発明の画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図3に示した操作パネルに表示される全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される全削除終了処理メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるデータ移動ユーザ設定画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される保存場所設定画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるカテゴリ選択メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルにポップアップ表示される確認画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるカテゴリ毎のデータ移動ユーザ設定画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるカテゴリ毎の保存場所設定画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるカテゴリ毎の確認メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるアドレス帳に関する全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるユーザ確認画面の一例を示す模式図である。 本発明の画像形成装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図3に示した操作パネルに表示される管理者用画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される管理者用削除画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるユーザからの削除申請がないことを示す確認画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるユーザからの削除申請があることを示す確認画面の一例を示す模式図である。 本発明の画像形成装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図3に示した操作パネルに表示される確認画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される確認画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される全削除メニュー画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示されるユーザアカウント削除画面の一例を示す模式図である。 図3に示した操作パネルに表示される第2の管理者用削除画面の一例を示す模式図である。 本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体(記録媒体)のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
101 デジタル複写機本体
102 操作部
103 リーダ部
104 プリンタ部
105 画像入出力制御部
106 コンピュータインタフェース部
107 画像メモリ
108 制御部
110 HD

Claims (14)

  1. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置により行われる処理にて使用可能なデータを、ユーザ毎に区別して記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているデータを使用した処理を実行する実行手段と、
    前記記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示をユーザが行った合に、前記記憶手段に記憶されているデータのうち、前記指示を行ったユーザのデータを削除せずに、前記指示を行ったユーザが当該指示を行ったユーザのデータを使用することを禁止するとともに当該使用を禁止されたデータを管理者が削除するために当該管理者に通知し、前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除するための指示を管理者が行った合に、前記記憶手段に記憶されているデータのうち、前記ユーザによって前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は、複数の機能を有し、
    前記記憶手段に記憶されているデータは、前記複数の機能のそれぞれの機能のために使用可能であり、
    前記実行手段は、前記記憶手段に記憶されている前記複数の機能のそれぞれの機能のために使用可能な複数種類のデータのうち、操作手段におけるユーザの操作によって選択される機能にて使用可能なデータを使用した処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記記憶手段に記憶されているータを使用できないようにするための指示として、前記複数種類のデータのうちの前記操作手段におけるユーザの操作によって選択される機能にて使用可能なデータを選択的に使用できないようにするための指示をユーザが行った場合に、前記記憶手段に記憶されたデータのうち、前記操作手段におけるユーザの操作によって選択されたデータ以外の他のータを前記指示を行ったユーザが使用することは禁止せずに、前記指示を行ったユーザが前記選択されたータを使用することを禁止する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記記憶手段に記憶されているユーザのデータを使用できないようにするための指示として、当該ユーザに関連付けられた前記複数種類のデータの全てを使用できないようにするための一括指示を、ーザが行った場合に、前記記憶手段に記憶されたデータのうち、前記一括指示を行ったユーザが、前記画像処理装置による前記複数種類のデータの全て使用することを禁止することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示をユーザが行った合に、前記記憶手段に記憶されているデータのうち、当該指示を行ったユーザが、当該指示を行ったユーザ以外のユーザのデータを使用することは禁止せずに、当該指示を行ったユーザのデータを使用することを禁止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示の受付に先立ってユーザ認証手段によってユーザ認証が行われたユーザに対応するデータが前記記憶手段に記憶されている場合に、前記指示の受付を許可することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、
    記管理者からの指示を受け付けるのに先立って、前記記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示を前記ユーザが行ったことを条件に、前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除するための指示を前記管理者が行った場合に、前記記憶手段に記憶されているデータのうち、前記ユーザによって前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除することを許可することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記データを使用することを禁止することに先立って、使用を禁止されるデータの候補を、前記記憶手段に記憶されているデータを使用できないようにするための指示を行ったユーザに対して提示手段を介して提示させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記複数種類のデータは、複数のカテゴリの何れかのカテゴリに属するデータとして、それぞれ互いに区別されて、前記画像処理装置による処理にて使用されることを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記複数のカテゴリの少なくとも1つに属するデータは、前記画像処理装置が有するデータ送信機能にて使用されるデータであることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記複数のカテゴリの少なくとも1つに属するデータは、前記画像処理装置が有するボックス機能にて利用されるデータであることを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置。
  12. 前記複数のカテゴリの何れかに属するデータは、ユーザの操作履歴情報、マクロ情報、お好みキー情報、ジョブ情報、のうちの少なくとも何れかであることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 複数の機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置により行われる処理にて使用可能なデータを、ユーザ毎に区別して記憶部に記憶させる記憶工程と、
    前記記憶部に記憶されているデータを使用した処理を実行する実行工程と、
    前記記憶部に記憶されているデータを使用できないようにするための指示をユーザが行った合に、前記記憶部に記憶されている前記指示を行ったユーザのデータを削除せずに、前記指示を行ったユーザが当該指示を行ったユーザのデータを使用することを禁止するとともに、当該使用を禁止されたデータを管理者が削除するために当該管理者に通知し、前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除するための指示を管理者が行った合に、前記記憶部に記憶されているデータのうち、前記ユーザによって前記データを使用できないようにするための指示を受けたデータを削除することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  14. 請求項13記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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